神様からひと言～なにわお客様相談室物語～のあらすじや感想・キャストネタバレ

「神様からひと言～なにわお客様相談室物語～」はNHK制作のテレビドラマで2017年6月に放映予定でした。しかし、主演である小出恵介が不祥事を起こしたことを受けてNHKは放映を中止しました。よって幻のドラマと言われており、2019年8月現在に至るまでソフト化も行われていません。

ここでは「神様からひと言～なにわお客様相談室物語～」のあらすじを結末までネタバレ紹介していきます。さらに小出恵介をはじめとするキャスト紹介やNHKが放映中止に踏み切るに至った原因と言われている小出恵介の不祥事に至るまで取り上げていきます。それではご覧ください。

NHKドラマ「神様からひと言～なにわお客様相談室物語～」は荻原浩のサラリーマン小説「神様からひと言」を原作にした作品です。会社でトラブルを起こしてリストラ要員収容所と呼ばれる苦情処理部署「お客様相談室」に左遷されたサラリーマンが風変わりな同僚たちに囲まれながらも人間的に成長していくというストーリーです。原作小説は2002年発表ですが2013年にリバイバルヒットしました。

「神様からひと言～なにわお客様相談室物語～」は原作小説「神様のひと言」のリバイバルヒットを受けて2017年にNHKで制作されNHKで放送予定でした。それ以前にも「神様のひと言」は2006年にWOWOWで2時間ドラマが制作・放映されています。NHK版「神様からひと言～なにわお客様相談室物語～」は30分全6回放送予定でより原作を掘り下げる内容だったと言われています。

NHKドラマ「神様からひと言～なにわお客様相談室物語～」の制作陣を紹介します。脚本を担当したのは羽原大介です。映画「パッチギ!」「フラガール」やNHK朝ドラ「マッサン」などの脚本で知られています。音楽担当は中川幸太郎です。アニメ・特撮の劇半音楽を担当することが多いことで知られ「仮面ライダーW」「仮面ライダーオーズ」や「クロスゲーム」などの音楽担当として知られています。

「神様からひと言～お客様相談室物語～」の「神様からひと言」の意味を紹介します。お客様相談室のお話なので、お客様からのクレーム対応・クレーム処理が物語の核になっています。クレームについては真摯に受け止め粛々とした対応をしなければならないことから「神様からのひと言」は神様=お客様で、ひと言=クレームのことであると言われています。お客様=神様は極めて日本人的考えであるとも評されています。

ここでは小出恵介主演のNHKドラマ「神様からひと言～なにわお客様相談室物語～」のあらすじを紹介していきます。結末まで含めてネタバレで取り上げていきます。「神様からのひと言～なにわお客様相談室物語～」はどのようなあらすじで、どのような結末を迎えるのでしょうか?それではあらすじを結末までネタバレ紹介していきます。

「神様からひと言～なにわお客様相談室物語～」のあらすじから結末までネタバレ紹介していきます。主人公、佐倉涼平は「珠山食品」に転職したばかりの熱血サラリーマンです。しかし、着任早々の会議の場で上司とケンカしてしまい左遷されられてしまいました。彼が左遷させられた場所はリストラ対象者が回される「お客様相談室」でした。クレーマーと対峙する仕事に涼平はふてくされてしまいます。

「神様からひと言～なにわお客様相談室物語～」のあらすじを結末までネタバレ紹介します。お客様相談室に左遷された主人公涼平ははじめはクレーマー対応に不服でしたが、それでもクレームに真摯に対応していました。彼の周りには個性の強い同僚が多いです。当初は訝しがっていた涼平です。しかし、彼らの影響を受けながら人間的にも大きく成長していくのです。

「神様からひと言～なにわお客様相談室物語～」のあらすじを結末までネタバレ紹介していきます。主人公佐倉涼平はお客様相談室の中で個性豊かな同僚たちに囲まれながらも次第に成長していきますが、一向に減らないクレームに対して原因は社長にあると結論付けて、意見を取り合ってくれない会社に対して上司の篠崎とともに戦う決心をし、戦っていくのでした。彼らは勝利を収めて改めてお客様相談室に戻ってきました。

「神様からひと言～なにわお客様相談室～」のあらすじを結末までネタバレ紹介してきました。ここでは見所について紹介していきます。見所の一つはなんといっても「お客様相談室」とクレーマーとのやり取りになると言われています。クレーマーが高じてモンスタークレーマーと呼ばれる人も少なくない昨今の世相を反映させたリアルなやり取りが見所であると評している人が多いと言われています。

「神様からひと言～なにわお客様相談室物語～」のあらすじを結末までネタバレ紹介、見所紹介を行っています。もう一つの大きな見所だと言われているのが佐倉涼平と上司の篠崎が会社の諸悪の根源と位置付けた社長と徹底的に戦うところです。社長は会社を愛人に手放すためにわざと陥れていました。それを許さない涼平たちの決意と奮闘振りに感動したという意見が多いと言われています。

ここでは「神様からひと言～なにわお客様相談室物語～」の登場人物とキャストをネタバレも交えながら紹介していきます。「神様からひと言～なにわお客様物語～」にはどのような登場人物をどんなキャストが演じていたのでしょうか?それではご覧ください。

「神様からひと言～なにわお客様相談室物語～」で主人公佐倉涼平を演じたのは小出恵介です。広告会社から物語の舞台である「珠山食品」に転職するも早々に上司と衝突してしまい、リストラ対象者の巣窟とも言われている「お客様相談室」に左遷させられます。最初は不満を持ちながらも人間的に成長していき、やがて会社を乗っ取ろうとしている社長に対して戦いを挑んでいきます。

小出恵介は1984年2月20生まれの35歳です。慶應義塾大学在学中の2004年にテレビドラマ「めだか」で俳優デビューしました。その後順調にキャリアを重ねて人気俳優となりました。主演作も多くテレビドラマ「それでも僕は君が好き」の芹澤祐輔役、「天使のナイフ」の桧山貴志役、映画「十字架」の真田祐役など多くのテレビドラマ・映画・舞台に出演していました。

「神様からひと言～なにわお客様相談室物語～」のキャスト紹介です。宍戸由里を演じたのは岸井ゆきのです。社長秘書だった宍戸由里はある出来事のために「お客様相談室」へ異動となりました。彼女は社長の秘密を握っており、涼平に協力することになります。

岸井ゆきのは1992年2月11日生まれの27歳です。2009年にテレビドラマ「小公女セーラ」で女優デビューしました。「グーグーだって猫である」の三宅役、NHK大河ドラマ「真田丸」のたか役、NHK朝ドラ「まんぷく」の神部タカ役など多くの作品に出演しています。2017年には映画「おじいちゃん、死んじゃったって。」の春野吉子役で映画初主演を務めました。

「神様からひと言～なにわお客様相談室物語～」のキャスト紹介です。本間吾郎を演じたのは三宅弘城です。「お客様相談室」の室長ですが、とにかく会社に従順な人間で軋轢を好みません。室長の職責にありながら責任を取りたがらないのも大きな特徴です。

三宅弘城は1968年1月14日生まれの51歳です。劇団ナイロン100％に所属しており、旗揚げメンバーでもあります。クセの強い演技を得意にしていると言われています。テレビドラマでは大河ドラマ「篤姫」や「いだてん～東京オリムピック噺～」朝ドラ「あさが来た」などに出演しています。また、ドラマーでもあり、グループ魂に石鹸名義で参加しています。

「神様からひと言～なにわお客様相談室物語～」のキャスト紹介です。山内豊を演じたのは吉沢悠です。真面目ですが不器用な性格である山内は「お客様相談室」ではお荷物的な存在です。しかし、彼には隠された本性があったのです。

吉沢悠は1978年8月30日生まれの40歳です。1998年にテレビドラマ「青の時代」で俳優デビューしました。「アルジャーノン花束を」の高岡晴彦役、「動物のお医者さん」の主役西根公輝役、「恋愛内科25時」の主役榊青太郎役や映画「星に願いを。」の主役天見笙吾役など多くのテレビドラマや映画などで活躍しています。

「神様からひと言～なにわお客様相談室物語～」のキャスト紹介です。玉山政彰を演じたのは小泉孝太郎です。「珠山食品」の2代目社長である玉山は旧態依然とした会社を改革したいと思っていますがなかなか上手くいきません。それには理由がありました。

小泉孝太郎は1978年7月10日生まれの41歳です。小泉純一郎元首相の長男であることは有名ですが、親の七光と言われることがないのは主役だろうが悪役だろうがどんな役柄にも全力で臨んでいることが伝わってくるからだと評されています。今では映画・テレビドラマにおいて欠かせない存在となっているとも言われています。

「神様からひと言～なにわお客様相談室物語～」のキャスト紹介です。佐倉君代を演じたのは市毛良枝です。涼平の母親である君代は熱血漢で時には周囲と軋轢を起こす息子を優しく見守っています。

市毛良枝は1950年9月6日生まれの68歳です。高校卒業後文学座や俳優小劇場の養成所に入り女優への道を歩みます。1971年にデビューして以降女優として人気を高め、1970年代後半から1980年代前半には「お嫁さんにしたい女優ナンバー1」と言われていました。現在に至るまで多くの映画・テレビドラマ・舞台に出演しています。

キャスト紹介です。吉野美津を演じたのは草笛光子です。「珠山食品」の先代社長の妾でしたが、実は先代に知恵とお金を貸して会社を大きくした実践者でした。今も会社の株主で影響力を持っています。

草笛光子は1933年10月22日生まれの85歳です。1950年に松竹歌劇団に入団し、在籍中の1953年に女優デビューしました。実に60年以上に及ぶ女優としてのキャリアの中で数多の映画・ドラマ・舞台に出演し、現在も現役で活躍しています。また、バラエティ番組に多く出演していることでも知られています。

篠崎薫を演じたのは段田安則です。「お客様相談室」の中でも遅刻魔・ギャンブル好きと強過ぎる個性を持っていますが、そのコミュニケーション能力の高さでクレーム処理には天才的な面を見せます。

段田安則は1957年1月24日生まれの62歳です。1981年に野田秀樹の劇団「夢の遊眠社」に入り役者としてのキャリアをスタートしました。1992年の解散まで主力として活躍しました。硬軟自在の演技力で善人役も悪人役もバランス良くこなせるバイプレイヤーとして数多くの作品に出演しています。

「神様からひと言～なにわお客様相談室物語～」は放映直前に放送中止となってしまいました。2019年現在でも放送の目処は立っていません。同作品は何故放送中止となったのでしょうか?

放送中止になった理由は主演小出恵介が起こした不祥事にあります。小出恵介は2017年6月に未成年と飲酒並びに不適切な関係を持ったことで所属事務所から無期限活動休止となりました。この不祥事のあおりを受けて「神様からひと言…」は放送中止となりました。

「神様からひと言～なにわお客様相談室物語～」の放送中止を受けてNHKは「幕末グルメ ブシメシ！」に差し替えて放送を行いました。同作は2017年1月に放送されたドラマでこの時は再放送でした。

ここでは「神様からひと言～なにわお客様相談室物語～」の放送中止に関する感想や評価を紹介していきます。Twitter上でどのような感想を持たれているのでしょうか?

実際にコールセンターに勤務されている方のツイートです。当初から関心のあったドラマが放送中止になり、放送の目途が立っていないことを残念がっておられます。

三宅弘城のファンと思われる方のツイートです。小出恵介の無期限活動休止によって「神様からひと言･･･」がお蔵入りとなってしまったことに対して忸怩たる思いを抱いておられます。

2017年に羽原大介が脚本を手がけた2本のドラマが放送延期になったことをツイートされています。具全だろうけど羽村大介にとっては運の悪い出来事だったとの感想をお持ちです。

「神様からひと言～なにわお客様相談室物語～」のあらすじ・結末をネタバレ紹介、登場人物とキャスト紹介、放送中止になった理由を紹介してきました。このドラマの放送解禁を望んでいるファンは多いと言われています。是非とも放送していただきたいものです。