2019年07月25日公開
2019年07月25日更新
NHKドラマ荒神の感想は不満?ネタバレあらすじ・結末とキャスト【宮部みゆき】
宮部みゆきの長編小説が原作の、NHKドラマ「荒神」のネタバレあらすじを結末まで紹介し、主要キャストについても見ていきます。内田有紀主演のNHKドラマ「荒神」は、怪物と人間の戦いを描いた時代物で、内田有紀演じる主人公が怪物に果敢に挑む姿、その裏にある切ない過去など、見応えある物語だと言われています。しかし、長編小説の単発ドラマ化ということで不満な感想を持つ視聴者もいました。ここではその理由についてもみていきます。
NHKドラマ荒神とは?
原作は宮部みゆきの小説
「荒神」(こうじん)は、2018年の2月にNHKのBSプレミアムで放送されたスペシャルドラマです。原作は宮部みゆきの小説「荒神」で、この小説は2013年の3月から翌年の4月まで約1年間、朝日新聞に連載された時代物の長編小説です。
宮部みゆきの長編小説が原作のNHKのスペシャルドラマドラマ「荒神」は、主演の内田有紀が、人々を苦しめる怪物に立ち向かう女性を演じました。ここでは、NHKドラマ「荒神」のネタバレあらすじを、結末まで紹介していきます。また、ドラマ「荒神」の主要キャストも見ていきます。
斬新なドラマ
宮部みゆきの小説をドラマ化した「荒神」は、襲いかかる怪物と人間との戦いが描かれていますが、映像化するにあたって、最新のVFX(視覚効果)が使われています。VFXによって怪物のリアルで迫力ある動きを観ることができます。
ただの時代物ではない
ドラマ「荒神」は、怪物と人間の戦いが描かれています。物語の舞台は、関ヶ原の合戦の後、100年が経った江戸時代です。「荒神」はただの時代物ではなく「怪物」と人間との壮絶な戦いが描かれています。主演は内田有紀で、村人たちを次々と襲う怪物に果敢に挑む主人公の女性・朱音を演じました。
話が壮大すぎて物足りないドラマ?
江戸時代の東北を舞台に、怪物と人間の戦いを描いたドラマ「荒神」は、原作小説が文庫本で600ページもある長編です。VFXを使用した怪物、色彩を抑えた映像など楽しめる内容になっているそうです。しかし、登場人物たちの細やかな心情、怪物が現れる理由など原作で描かれている事柄が、110分という単発ドラマで描ききるのは難しかったのでは?と言われています。
NHKドラマ荒神のあらすじと結末をネタバレ
あらすじ①逃げてきた少年
ここからは、宮部みゆきの長編小説が原作のNHKドラマ「荒神」のあらすじを、ネタバレで結末まで紹介していきます。
ネタバレあらすじ①浪人・榊田宗栄という旅人が、傷ついた少年を連れて名賀村に現れました。その少年は、名賀村がある永津野藩とは敵対する香山藩の仁谷村の者だということでした。それを知った名賀村の村人たちは遠巻きに眺めているだけですが、朱音は少年を助けるため家に連れて帰りました。朱音の兄は、永津野藩の筆頭家老である曽谷弾正です。しかし、朱音は国境の名賀村の寺で暮らしています。
曽谷弾正が行う執政は領民を苦しめるもので、朱音はそんな兄を止められないことを辛く思っています。少年の意識が戻りました。蓑吉という名のその少年は、山の様に大きな怪物が村を襲ったと言いました。朱音は榊田と一緒に砦に行き、怪物が現れたことを伝えました。二人が帰った直後、砦が怪物に襲われ、破壊されました。
あらすじ②怪物との戦い
ネタバレあらすじ②朱音は、蓑吉の祖父・源一から、怪物が封印を解かれたために動き出したのだと聞きました。源一によると、昔香山藩は宿敵・永津野藩との戦いに勝つため、瓜生一族の呪術で怪物を生み出しました。戦いの後、絵馬によって怪物を封印しました。ところが、その絵馬が何者かに盗まれ、封印が解かれてしまったのでした。絵馬を盗んだのは、絵師・圓秀でした。
自分のせいで怪物を蘇らせてしまったと知った圓秀は、絵馬を返しに行きますが、すでに遅く、怪物はもう目の前にやってきていました。曽谷弾正の妻・音羽と朱音が怪物に襲われますが、じいが怪物を追い返しました。朱音とその兄の弾正は呪術を扱う瓜生一族の子孫で、幼かった頃、敵対する香山藩の刺客に狙われた過去があります。そのため弾正は香山藩に復讐を考えています。
弾正は、怪物を支配するため音羽を怪物に食べさせようと、妙高寺に閉じ込めました。朱音は榊田宗栄、絵師の圓秀、蓑吉の祖父・源一と共に妙高寺に行きました。朱音は、怪物を生み出したのは自分で、怪物の生贄になるため自分の背中に呪文を書いて欲しいと圓秀に頼みました。弾正は朱音を助けようとして怪物に食べられてしまいました。朱音もまた怪物にその身を捧げたのでした。榊田宗栄と源一が怪物を倒しました。
あらすじ③怪物誕生の真相
ネタバレあらすじ③朱音と弾正は20年前、実の兄妹でありながら愛し合ったという過去があります。その過ちによって、瓜生一族が呪術で作り上げた怪物に命が吹き込まれてしまったのでした。朱音は「怪物は私の子ども」だと言いました。
ネタバレの結末とは?
ネタバレ結末を紹介します。呪術によって誕生した怪物を倒すためには、呪文を書いた体を食べさせることだと知った朱音は、背中に呪文を書き、怪物に食べさせました。そして怪物が弱ったところで、榊田宗栄と源一が怪物を倒したのでした。1年が経ち、村はすっかり平和になりました。弾正と音羽の娘・小夜の首に瓜生の印が浮かぶようになりました。
主人公・朱音は、自らの体で怪物との戦いを終わらせました。自身の過ちによって誕生させてしまった怪物を、自身の体で終わらせた主人公・朱音。その壮絶な結末によって村に平和が訪れたのでした。ここまで、NHKドラマ「荒神」のネタバレあらすじを、結末まで紹介してきました。
NHKドラマ荒神のキャスト
ここまで、NHKドラマ「荒神」のネタバレあらすじを、結末まで見てきました。ここからは、ドラマ「荒神」の主なキャストについて紹介していきます。
キャスト①内田有紀(朱音)
出典: https://jisin.jp
NHKドラマ「荒神」の主人公・朱音を演じたのは、内田有紀です。内田有紀は1975年生まれ、東京都出身です。主な出演作は、1994年のドラマ「時をかける少女」で主演、1995年の映画「花より男子」で主演、2010年の映画「踊る大捜査線 」シリーズ、2012年のドラマ「Doctor-X 外科医・大門未知子」、2014年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」、2016年のドラマ「ナオミとカナコ」などです。
キャスト②平岳大(曽谷弾正)
NHKドラマ「荒神」で朱音の兄で、冷酷な家老・弾正を演じたのは、平岳大(ひらたけひろ)です。平岳大は1974年生まれ、東京都出身です。主な出演作は、2011年の映画「一命」、2012年の映画「逆転裁判」、「のぼうの城」、2013年の映画「蠢動 -しゅんどう-」で主演、2017年の映画「関ケ原」、2018年の映画「検察側の罪人」などです。
キャスト③前田亜季(音羽)
NHKドラマ「荒神」で弾正の妻・音羽を演じたのは、前田亜季です。前田亜季は1985年生まれ、東京都出身です。主な出演作は、1996年の映画「学校の階段2」、「学校の階段3」、2000年の映画「バトル・ロワイアル」シリーズ、2005年の映画「リンダ リンダ リンダ」、2005年~2015年のドラマ「狩矢警部」シリーズ、2009年の映画「銀色の雨」、2014年のNHK朝ドラ「ごちそうさん」などです。
キャスト④平岡祐太(榊田宗栄)
NHKドラマ「荒神」で浪人榊田宗栄(そうえい)を演じたのは、平岡祐太です。平岡祐太は1984年生まれ、広島県出身です。主な出演作は、2005年の映画「スウィングガールズ」、2009年のドラマ「ゴッドハンド輝」で主演、2010年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」、2017年~2019年のドラマ「浅見光彦」シリーズ、2018年のドラマ「警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~」などです。
キャスト⑤柳沢慎吾(菊地圓秀)
NHKドラマ「荒神」で絵師・圓秀を演じたのは、柳沢慎吾です。柳沢慎吾は1962年生まれ。神奈川県出身です。主な出演作は、1983年~1997年のドラマ「ふぞろいの林檎たち」シリーズ、1995年~2013年のドラマ「味いちもんめ」シリーズ、2014年のドラマ「天誅~闇の仕置人~」、2016年のドラマ「キャリア~掟破りの警察署長~」、2017年の「劇場版 ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!」などです。
キャスト⑥前川泰之(畑中佐平次)
NHKドラマ「荒神」で弾正の部下・畑中佐平次を演じたのは、前川泰之です。前川泰之は1973年生まれ、東京都出身です。主な出演作は、2005年のドラマ「夢で逢いましょう」、2007年のNHK大河ドラマ「風林火山」、映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」、2013年のドラマ「半沢直樹」、2016年の映画「ボクの妻と結婚してください。」、2017年のドラマ「仮面ライダービルド」などです。
キャスト⑦加藤雅也(竜崎高持)
NHKドラマ「荒神」で音羽の父で永津野藩の藩主・竜崎高持を演じたのは、加藤雅也です。加藤雅也は1963年生まれ、奈良県出身です。主な出演作は、1988年の映画「マリリンに逢いたい」で主演、2002年のNHK大河ドラマ「利家とまつ〜加賀百万石物語〜」、2006年のドラマ「アンフェア」シリーズ、2010年のドラマ「坂の上の雲」、2016年の映画「真田十勇士」などです。
キャスト⑧中本賢(茂左衛門)
NHKドラマ「荒神」で村の庄屋・茂左衛門を演じたのは、中本賢です。中本賢は1956年生まれ、東京都出身です。主な出演作は、1988年〜2009年の映画「釣りバカ日誌」シリーズ、1993年のNHK大河ドラマ「炎立つ」、2009年のドラマ「松本清張ドラマスペシャル・顔」、2013年のドラマ「オリンピックの身代金」などです。
キャスト⑨角替和枝(多江)
NHKドラマ「荒神」で茂左衛門の妻・多江を演じたのは、角替和枝です。角替和枝は1954年生まれ、静岡県出身です。主な出演作は、1992年~1999年のドラマ「救急指定病院」シリーズ、1994年の映画「居酒屋ゆうれい」、2008年の映画「石内尋常高等小学校 花は散れども」、2011年のNHK朝ドラ「おひさま」、2015年のドラマ「南くんの恋人~my little lover」、2016年のドラマ「黒の斜面」などです。
キャスト⑩中原丈雄(じい)
NHKドラマ「荒神」で朱音に仕えている、じいを演じたのは、中原丈雄です。中原丈雄は1951年生まれ、熊本県出身です。主な出演作は、1993年のNHK大河ドラマ「炎立つ」、2003年の映画「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ」、2011年のドラマ「南極大陸」、2012年の映画「のぼうの城」、2018年のドラマ「遥かなる山の呼び声」、2019年のNHK朝ドラ「なつぞら」などです。
キャスト⑪大地康雄(源一)
NHKドラマ「荒神」で蓑吉の祖父・源一を演じたのは、大地康雄です。大地康雄は1951年生まれ、熊本県出身です。主な出演作は、1989年の映画「砂の上のロビンソン」で主演、1993年~2005年のドラマ「刑事・鬼貫八郎」シリーズで主演、2005年のドラマ「警視庁黒豆コンビ」、2011年のNHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」、2013年の映画「じんじん」で主演などです。
キャスト⑫田中要次(佐田義昌)
NHKドラマ「荒神」で香山藩の藩士・佐田義昌を演じたのは、田中要次です。田中要次は1963年生まれ、長野県出身です。主な出演作は、2001年のドラマ「HERO」、2004年のドラマ「逃亡者 RUNAWAY」、2007年の映画「HERO」、2010年の映画「桜田門外ノ変」、2012年のNHK朝ドラ「純と愛」、2016年のNHK朝ドラ「べっぴんさん」、2019年のドラマ「あなたの番です」などです。
キャスト⑬柴俊夫(柏原信新右衛門)
NHKドラマ「荒神」で香山藩の家老・柏原信新右衛門を演じたのは、柴俊夫です。柴俊夫は1947年生まれ、東京都出身です。主な出演作は、2000年~2002年の映画「釣りバカ日誌」シリーズ、2009年の映画「沈まぬ太陽」、2011年の映画「日輪の遺産」、2013年の映画「ストロベリーナイト」、2019年のドラマ「あなたには渡さない」などです。
キャスト⑭高村佳偉人(蓑吉)
NHKドラマ「荒神」で蓑吉を演じたのは、高村佳偉人(たかむらかいと)です。高村佳偉人は2007年生まれです。主な出演作は、2016年のドラマ「デスノート Light up the NEW world」、映画「金メダル男」、2018年のドラマ「チア☆ダン」、映画「春待つ僕ら」、映画「空飛ぶタイヤ」、2019年のドラマ「白い巨塔」などです。
キャスト⑮品川徹(明念和尚)
出典: https://eiga.com
NHKドラマ「荒神」で朱音と弾正が身を寄せていた香山藩の寺、妙高寺の明念和尚を演じたのは、品川徹です。品川徹は1935年生まれ、北海道出身です。主な出演作は、1997年のドラマ「ラブジェネレーション」、2003年のドラマ「白い巨塔」、2006年のNHK大河ドラマ「功名が辻」、2008年のドラマ「Tomorrow〜陽はまたのぼる〜」、2015年の映画「龍三と七人の子分たち」、2018年のドラマ「下町ロケット」などです。
NHKドラマ荒神に関する感想や評価は?
NHKドラマ荒神を見た。こんな話を考えた宮部みゆきも凄いが、それを単発のテレビドラマでこのクオリティで作ったNHKも凄いです。CGもテレビドラマとは思えない出来だし、何より話が面白い。NHKは、たまにこういう佳作のドラマを送り出すから侮れないな。NHKの良心。精霊の守り人より良かった。
— POISON MARKET (@MiracleMerry) May 19, 2019
NHKドラマ「荒神」の感想です。宮部みゆきの長編小説を単発ドラマとして描いた「荒神」は、映像のクオリティはテレビドラマとは思えないという感想です。怪物と人間の戦いと、兄妹の関係、怪物が出現した理由など、見応えのあるドラマだったという感想です。
荒神ドラマ見ました!すごく面白かった!連ドラで一人一人の人間性を描いたらもっと面白いと思いました!2時間ドラマでは時間が足りないくらい深い内容ですね!
— krtek (@krtek20) February 18, 2018
NHKドラマ「荒神」の感想です。単発のスペシャルドラマとして描かれたドラマ「荒神」が面白かったという感想です。単発よりも連続ドラマとして放送すれば人間関係や心情などが十分描けるのにという感想です。
録画しておいたプレミアムドラマ「荒神」を鑑賞。
— skyblue (@skybluejazz) February 22, 2018
宮部みゆき原作をコンパクトにうまくまとめた。モノクロ映像風を狙ったのか、VFX映像を多用しながら色調を落としている。内田有紀の凜とした朱音は原作の雰囲気を充分に伝えていました。怪獣がシン・ゴジラの蒲田くん似というのはご愛嬌でしょうか😅 pic.twitter.com/AT3nUtGJi0
NHKドラマ「荒神」の感想です。宮部みゆきの長編小説を、約2時間のスペシャルドラマにうまくまとめているという感想です。最新のVFX(視覚効果)を使用しながらも抑えた色調が良かったということと、主演の内田有紀の凛とした佇まいが、原作の雰囲気とよく合っていたという感想です。また、怪物が登場するという点で、「シン・ゴジラ」を思い出すという声もありました。
NHKドラマ荒神の感想やネタバレあらすじまとめ
いかがでしたか?NHKドラマ「荒神」のネタバレあらすじを、結末まで紹介してきました。ドラマ「荒神」は、宮部みゆきの長編小説が原作で、江戸時代の東北地方の架空の村を舞台に、怪物と人間との壮絶な戦いを描いた物語でした。結末までのネタバレあらすじと共に、主演の内田有紀の他、主要キャストについても紹介してきました。最新VFXを使い、迫力ある映像が好評のドラマ「荒神」をどうぞお楽しみ下さい。