ハイジのおじいさんの過去が衝撃的!アルムの山小屋で暮らすようになった理由とは?

アルプスの大自然を舞台にしたヨハンナ・シュピリの小説「アルプスの少女ハイジ」。主人公ハイジと足の悪い少女クララ、そして彼女たちを陰で支えるアルムおじいさんの織りなす感動の物語です。日本では1974年放送のアニメをはじめ劇場版映画も制作され、少年少女から大人まで観る者を虜にしてきました。そんな「アルプスの少女ハイジ」のおじいさんに衝撃の過去があったのをご存知でしょうか?これから、アルムおじいさんの名前から傭兵となった若かりし日々の事、さらには殺人を犯したという噂の真相にまで迫っていきます。

ハイジのおじいさんの過去が衝撃的!アルムの山小屋で暮らすようになった理由とは?のイメージ

目次

  1. ハイジのおじいさんとは
  2. ハイジのおじいさんの過去は衝撃的
  3. ハイジのおじいさんがアルムの山小屋で暮らす理由
  4. ハイジのおじいさんの名前とは
  5. ハイジのおじいさんは傭兵時代殺人を犯した?
  6. ハイジのおじいさんの声優
  7. ハイジのおじいさんに関する感想や評価は?
  8. ハイジのおじいさんの過去まとめ

ハイジのおじいさんとは

アルプスの少女ハイジの作品情報

本記事のテーマ「ハイジのおじいさん」の話題に入る前に、「アルプスの少女ハイジ」の作品情報を紹介します。まずは作品の概要と大まかなあらすじからです。

アルプスの少女ハイジの概要

小説「アルプスの少女ハイジ」は、1880年に執筆されたスイス・ドイツ語圏の作家ヨハンナ・シュピリの児童文学作品です。

ゲーテの「ヴィルヘルム・マイスターの修業時代」や「ヴィルヘルム・マイスターの遍歴時代」にインスパイアされて書き上げられたとされ、主人公の成長をたどる教養小説となっています。作品の主な舞台はスイスの架空の村・デルフリ村ですが、中盤の一時期ゲーテの生地であるフランクフルトに移ります。

この小説を原作として日本で制作されたのが、アニメ「アルプスの少女ハイジ」です。52話からなる作品で1974年に放送されました。また、1979年には劇場版映画が制作・公開されています。

アルプスの少女ハイジのあらすじ

主人公の少女ハイジは、1歳で両親が亡くなり孤児(みなしご)となります。そのため叔母さんのデーテに引き取られますが、5歳になった時デーテの事情でアルムの山小屋に住む祖父・アルムおんじに預けられることになります。

そこには、時に厳しさを見せることもありますが基本的には優しく包容力のあるアルプスの大自然がありました。犬のヨーゼフやヤギのシロにクマ、子ヤギのユキちゃん、そして樅の木に代表される動植物に囲まれてハイジの新たな生活はスタートを切ります。

共に生活することになったおんじ(おじいさん)をはじめ、ヤギを飼う少年ペーターやペーターのおばあさんなどを通じて、ハイジは様々なことを学び、すくすくと成長していきます。

ところが、ハイジが8歳になったある日のことでした。叔母のデーテが山を訪ねてきて、ハイジをドイツ・フランクフルトの貿易商・ゼーゼマン家に連れていくと言い出します。デーテの言うがままにフランクフルトへ向かうハイジに対し、おじいさんには成す術がありませんでした。

フランクフルトに着いたハイジはゼーゼマン家に向かいます。ゼーゼマン家に着いたハイジを待っていたのは、足が不自由で病弱な少女・クララでした。執事のロッテンマイヤーはハイジに厳格に接し、礼儀作法や勉強を強要します。さらに、今までいたアルムについては話すことさえ禁止してしまいます。

クララや彼女の父・ゼーゼマン、おばあさま、主治医、使用人のセバスチャンなどハイジの心の支えとなる人々はいましたが、ハイジは今までとは違い過ぎる生活に馴染むことができません。ハイジは、アルムへの思いを無理に胸の内に封じ込めるようになります。

やがてハイジは、望郷の念が募りホームシックにかかってしまいます。そして終いには夢遊病に罹り徘徊するようになってしまいます。ハイジを診断した医師は、すぐにハイジをスイスのアルム村へ帰すべきだと助言します。こうしてハイジは、夢にまで見たアルムの山へ帰ることになりました。

アルムに戻りすっかり元気を取り戻したハイジのところへ、ある日一通の手紙が届きます。それは、フランクフルトにいるクララからの手紙でした。手紙の内容はクララがハイジのいるアルムへ養生に訪れるというものでした。その後アルムで生活することになったクララ。おじいさんやハイジに促され、歩く練習を始めるのですが…。

原作とアニメの違い

アニメ「アルプスの少女ハイジ」は、ヨハンナ・シュピリの原作小説をもとに1974年に日本で制作・放送されました。

原作とアニメの違いは、まず主人公ハイジの描き方です。原作の挿絵よりもアニメのハイジの方が可愛くなっていると言われています。制作スタッフはハイジのキャラクターを創るにあたり、可愛らしさを重視したそうです。

次に、ヤギ飼いの少年・ピーターの扱いも大きな違いの1つです。原作では意志の弱い少年で、クララが来てから自分が構ってもらえないことに嫉妬し、クララの車椅子を崖から落としてしまう場面がありました。それに対してアニメでは、クララの歩行訓練が進まないことに痺れを切らし、車椅子を壊してしまうという話に書き換えられています。

全体のストーリーの流れは原作に忠実に進められていきますが、原作では信仰の大切さがテーマとなっているのに対し、日本の子供向けのアニメでは宗教色は控えめになっています。

ハイジのおじいさんはアルムおんじ

ハイジのおじいさんは”アルムのおんじ”と呼ばれていました。”アルムのおんじ”の「アルム」には「放牧地」という意味があります。また、「おんじ」は「おじさん」とか「おじいさん」の意になります。つまりアルムのおんじとは「アルムに住むおじいさん」という呼び名になります。

アルムのおんじは、様々な土地をめぐり多くの人々に揉まれてきた過去があり、経験豊かで教養を身につけている人物です。また、遠いながらも縁戚関係にあるためデーテおばさんは「おじさん」と呼んでいました。

アルムのおんじは、齢70歳を迎えてハイジと暮らし始めるようになります。最初は不愛想で取っ付きにくい印象でしたが、ハイジと生活を共にするうちに漸次優しい性格を取り戻していくのでした。

=TOP=トップページ of アルプスの少女ハイジ公式ホームページ

ハイジのおじいさんの過去は衝撃的

若いころは気性が荒かった

次に、ハイジのおじいさんの衝撃的な過去について見ていきましょう。ハイジと暮らすようになり優しいおじいさんというイメージの強い「アルムおんじ」ですが、若い頃は気性が荒く周囲の人と争いが絶えなかったようです。

賭けで全財産を失う

ハイジのことを気にかけてくれる優しいアルムおんじ。ところが、このおじいさんに全財産を失った過去があったのです。

アルムおんじはドムレシュク村一の農園を持つ裕福な家に生まれ育ちました。ところが彼には、突然旅に出かけたり素性の知れない悪い仲間と付き合ったり、仕事もせずにブラブラしていた過去がありました。終いには全財産を博打と酒につぎ込み破産します。それを知った両親はショックのあまり病に倒れ相次いで亡くなっていまいました。

人を殺した?

さらに、アルムおんじの衝撃的な過去には続きの話がありました。アルムおんじはドムレシュクを出て放浪生活の後、ナポリで傭兵として雇われます。この時、私生活で殺人を犯してしまったという噂があるのです。

「アルプスの少女ハイジ」の冒頭で、叔母に連れられたハイジが初めてアルムおんじの牧場を訪れます。この時、村人たちが 「アルムおんじは変人で、過去に殺人を犯したこともあるそうだよ」 と話すシーンが噂の元ネタと考えられます。

家族を病気と事故で亡くす

アルムおんじには、家族を病気と事故で亡くしてしまうという過去もありました。前述のようにおんじのせいで家や財産の全てを失ってしまい、おんじの両親はショックのあまり相次いで亡くなってしまいました。

また、大工をしていたハイジの父、つまりおんじの息子トビアスは、仕事中梁が落ちてくるという事故が原因で死亡してしまいます。しかし、不幸な過去はこれだけに止まりませんでした。母アーデルハイドもそのショックから夢遊病となり、夫の後を追うようにして亡くなってしまったのです。

ハイジのおじいさんがアルムの山小屋で暮らす理由

理由①家族を失い一人になった

ハイジのおじいさんに纏わる情報、続いてはハイジのおじいさんがアルムの山小屋で暮らす理由を探っていきます。ハイジのおじいさんは、グラウビュンデン州出身の女性と結婚し、息子トビアスが生まれます。

息子誕生後間もなく妻は病死、息子と共にデルフリ村で大工をしながら暮らすようになります。やがて息子トビアスが村娘アーデルハイドと結婚し孫ハイジが生まれます。ところが、前述のように仕事中の事故で息子を失い、そのショックから息子の嫁も亡くなってしまいます。ハイジのおじいさんは一人ぼっちになってしまいました。

理由②村人から非難された

ハイジの両親の死をめぐって、おじいさんは村人たちから非難されました。ハイジの両親が死亡したのは、おじいさんが神を信じておらず、危険な大工仕事をしていたからだと言うのです。教会の牧師がおじいさんに懺悔をするように促しますが、おじいさんはキッパリと断ります。

それを機に、おじいさんは村人たちとの交流を絶ち村から出ていきました。そうした経緯で村人たちもおじいさんを嫌うようになり、誰一人おじいさんの所に近づかなくなりました。おじいさんは完全に村の中で孤立してしまったのです。

村を出たおじいさんは、村から遠く離れた山に登り、自分で山小屋を建てると村人たちを避けるかのように1人ぼっちで暮らすようになりました。

ハイジのおじいさんの名前とは

名前は不明?

ハイジの父方の祖父でトビアスの実父、そして元傭兵のアルムおんじの名前は何と言うのでしょうか?「アルム」は放牧地、「おんじ」はおじさんやおじいさんを意味します。

名前のイメージ

つまり、「アルムおんじ」とは「放牧地のおじさん」と言う意味の仮の名前で、本当の名前ではありません。実は本当の名前は不明なのです。

原作中ではアルムおじいさん

ハイジのおじいさんの名前ですが、原作では住んでいるところの地名を取って「アルムおじいさん」と呼ばれています。ちなみに「アルムおんじ」はアニメでの呼び名です。

「それからのハイジ」に名前が出ている?

原作者ヨハンナ・シュピリ亡き後、別の作家が書いた「それからのハイジ」にアルムおんじの名前が出てくるようです。

ただしその名前は、映画制作などで必要に迫られ考えられてた名前であったことや、シュピリ自身がアルムおんじの名前を最後まで明かしていないことから正確には「おんじの名前は不明」となるのではないでしょうか。

ハイジのおじいさんは傭兵時代殺人を犯した?

ナポリで傭兵になったおんじ

「アルプスの少女ハイジ」に隠された衝撃の謎、ハイジのおんじは傭兵時代に殺人を犯したというのは本当なのでしょうか?

まずは前段の傭兵という件からです。賭博など放蕩の限りを尽くし全財産を失ったおんじは、ナポリに向かい傭兵となりました。そして、ヨーロッパ中の戦争に傭兵として派遣されたのです。

些細なケンカで殺人を犯した?

傭兵となり戦地に派遣されるようになってからも、アルムおんじの粗暴な性格は変わりませんでした。そして最悪なことに殺人を犯してしまったということでした。

暴力のイメージ

しかもその殺人は、傭兵としての活動中のことではありませんでした。些細なことが原因でケンカとなり人を殴り殺人を犯してしまったのです。この殺人事件は原作小説の中にも出てきます。

原作中のデーテのセリフとは

「アルムおじいさんは軍隊に入ってナポリに行っているということが伝わってきたの…それが突然ドムレシュク(村)に舞い戻ってきたの…あの人はナポリで人を殴り殺したらしいのよ。もちろん戦争でじゃなくてよ。」

上に紹介したように、原作小説にはアルムおじいさんについて語るデーテおばさんのセリフがあります。その中でデーテおばさんは、アルムおじいさんがナポリで人を殴り殺したらしいという噂に触れていました。

真相は不明

殺人のイメージ

しかし、アルムおんじが殺人を犯したということの真偽については、あくまで不明です。原作小説では、デーテおばさんが聞いた噂話として紹介されており、事実かどうかについては明らかにしていません。

ハイジのおじいさんの声優

アルムおんじの声優は宮内幸平

アニメ版「アルプスの少女ハイジ」でアルムおんじの声を担当したのは、声優の宮内幸平です。次に、宮内幸平のプロフィールや主な出演作を紹介します。

宮内幸平のプロフィール

プロフィールのイメージ

  • 氏名:宮内幸平(みやうちこうへい)
  • 出身地:鹿児島県
  • 生年月日:1929年8月4日
  • 没年月日:1995年6月2日(享年65歳)
  • 身長:168 cm
  • 職業:俳優、声優、ナレーター
  • 事務所:青二プロダクション(最終所属事務所)

宮内幸平の主な出演作

本作「アルプスの少女ハイジ」が代表作の1つと言われている宮内幸平ですが、その他の主な出演作をまとめてみました。

  • 一休さん(外観和尚)
  • 勇者ライディーン(ひびき久造)
  • 釣りキチ三平(三平一平)
  • 北斗の拳(長老)
  • 北斗の拳2(ジュウケイ)
  • ドラゴンボールシリーズ(亀仙人)
  • 銀河英雄伝説(クラウス・フォン・リヒテンラーデ)
  • きかんしゃトーマス(トップハム・ハット卿)

あだ名は「ノイズの宮」

主な出演作を見てもわかるように、宮内幸平は老人役を得意としていました。厳格な父親を演じる一方で温厚なおじいさん役にも定評がありました。

アフレコのイメージ

また、収録中ノイズを出してNGを連発してしまう癖があったため、現場スタッフの間では「ノイズの宮」というニックネームが付いていたそうです。 

ハイジのおじいさんに関する感想や評価は?

孫の面倒をしっかり見て偉い!

ハイジのおじいさんを特集したこの記事の最後に、アニメを観た方の感想や評価を紹介します。最初は、「孫の面倒をしっかり見て偉い」と感じた方です。こうした感想が一般的に多いようです。

おじんさんも成長していく!

次の感想・評価は、ハイジのおじいさんもまた成長していくストーリーに感動を覚えた方です。ハイジのために村人との関係改善に迫られ、おじいさん自身も自分を抑えることを学んでいきました。

また、子ども持ってから見ると、突然子どもを育てなければならなくなったおじいさんの立場に立って見てしまうそうです。

「なつぞら」に重なることろも!

最後は、「アルプスの少女ハイジ」とNHK朝の連続テレビ小説「なつぞら」が重なってしまうという方です。多くの方が同じような感想を抱いたようです。

草刈正雄さんが「アルムのおじいさん」で、最初は頑固一徹でしたが「なつちゃん」の健気さに優しさを取り戻したという流れも共通しているということでした。

ハイジのおじいさんの過去まとめ

ここまで人気アニメ「アルプスの少女ハイジ」のおじいさんにスポットを当てて知られざる過去などの情報をお届けしてきました。まとめてみますと、以下のようになります。

  • 「アルムおじいさん」とか「アルムおんじ」と呼ばれていますが、本名は不明
  • 若い頃は気性が荒く、ギャンブルで全財産を失った
  • 山小屋で1人暮らす理由は、家族を病気や事故で失い、それを村人に非難されたため
  • おじいさんは傭兵時代、殺人を犯した過去を持つと噂されていますが、真相は不明

最初の放送から半世紀近くが過ぎた「アルプスの少女ハイジ」ですが、おじいさんの隠された経歴を知ったうえで改めて見ると、また違った一面が見えてくるかも知れません。

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