王女の男のキャスト・登場人物一覧!ドラマ全話のあらすじや相関図をネタバレ

親同士の権力闘争により引き裂かれた男女の恋の行方と結末までを描いた韓国時代劇「王女の男」は、朝鮮王朝第5代・文宗から7代世祖の時代を舞台に、豪華キャスト陣による史実を織り交ぜて制作された架空時代劇です。予測のつかないストーリー展開に日本でも人気の高い韓国時代劇に選ばれる「王女の男」の出演キャスト・登場人物、ドラマ全24話のあらすじ、相関図をネタバレを含めて紹介します。

王女の男のキャスト・登場人物一覧!ドラマ全話のあらすじや相関図をネタバレのイメージ

目次

  1. 王女の男のキャストと登場人物一覧が気になる!
  2. 王女の男のキャスト登場人物・相関図一覧を紹介!
  3. 王女の男のあらすじを紹介!
  4. 王女の男を観た人の感想や評価は?
  5. 王女の男のキャストと相関図をネタバレまとめ

王女の男のキャストと登場人物一覧が気になる!

男女2人の波乱の運命を壮大なスケールで描いた韓国時代劇「王女の男」は、短い放送期間でありながら、現代のロミオとジュリエットを思わせる怒涛の展開に、高視聴率を記録した人気作品の一つです。そこで、運命に身をゆだねる男女人の物語「王女の男」の気になるあらすじや登場人物を、相関図を参照しながら知ってみませんか。

王女の男とは?

政敵同士となった男女の許されざる恋と波乱の運命を描いた「王女の男」は、朝鮮王朝第5代文宗から第7代世祖の時代までを舞台に、ドラマオリジナルの登場人物に加えた架空時代劇です。「王女の男」は、史実を基に物語が展開されているため、実在した登場人物の活躍や、朝鮮王朝史に記録されている事件も作中に描かれています。

「王女の男」の主人公イ・セリョンは架空の登場人物ですが、彼女の父親で朝鮮王朝第7代・世祖(首陽大君)は、多くの韓国時代劇の題材とされる実在の登場人物であり、世祖の時代を描いた作品には、「王と妃」などがあります。

王女の男の作品情報

韓国の説話集「錦鶏筆談」に記載された世祖の長女の恋物語をベースに脚本が書かれた韓国時代劇・王女の男は、イ・セリョンとキム・スンユの架空人物を主人公に添え、敬恵公主を始めとする実在の人物や事件を織り交ぜて制作されました。最終話で最高視聴率24%を記録する人気作品へと成長を見せるも、「王女の男」は放送期間の延長が行われず、当初の放送予定である全24話で終了しました。

ドラマ 王女の男 | BS11

王女の男のキャスト登場人物・相関図一覧を紹介!

韓国時代劇「王女の男」は、主人公イ・セリョンとキム・スンユを始めとするドラマオリジナルの登場人物に加え、セリョンの父・首陽大君やキョンへ王女のモデルとなった敬恵公主など史実を元に制作されました。王女の男の時代は、朝鮮王朝第5代文宗から第7代世祖に渡って描かれています。

王女の男キャスト・相関図

王女の男・相関図一覧で紹介されているキャストの配役について、セリョン役については、監督の1人が企画の段階からオファーを考えていたムン・チェウォンに決まりました。反対に、セリョンの相手キム・スンユ役は、放送開始予定の2ヶ月前まで決まらず、パク・しフの承諾を得てようやく配役が決まったエピソードがあります。

キム・スンユ役/パク・シフ

「王女の男」主人公の1人で、セリョンとの爽やかな恋や、彼女の父・首陽大君によって父・兄を殺され復讐の鬼と化したキム・スンユの姿に目が離せません。「王女の男」初登場時は、キョンへ王女の講義を務める官僚であり、王様の姪にあたるセリョンの縁談の相手らしからぬコミカルな言動が目立ちます。世祖の命を狙う復讐鬼と化するも、後の王女となったセリョンと運命を共にする「王女の男」です。

キャスト選びに難航したエピソードを持つ「王女の男」キム・スンユ役を演じたパク・シフは、「一枝梅(イルジメ)」「逆転の女王」などに出演する実力派俳優です。また、「王女の男」のオファーを受ける際、出演キャストにイ・スンジェ、キム・ヨンチョルのベテラン俳優が選ばれていたことが、スンユ役を演じるきっかけとなりました。

イ・セリョン役/ムン・チェウォン

高貴な家柄の令嬢でありながら、脚にあざを作りながら乗馬をたしなむ活発な性格のイ・セリョンは、癸酉靖難を起こし、後に王位の座に就いた世祖こと首陽大君の長女として登場しました。当初は、王族筋のお嬢様らしからぬ行動が目立つも、父の陰謀を知った後は、キム・スンユや窮地に陥ったキョンへ王女のために尽力するたくましい姿を見せます。

「王女の男」主人公・セリョンは、スンユの元縁談相手で、シン・ミョンの婚約者、キョンへ王女の従姉妹、首陽大君の長女と、相関図に紹介されている多くのキャストと関わりを持つ重要な人物でもあります。「王女の男」ヒロインに抜擢されたムン・チェウォンは、「風の絵師」「華麗なる遺産」「グッド・ドクター」など、時代劇・現代劇問わず幅広いジャンルの作品にて活躍する女優です。

シン・ミョン/ソン・ジョンホ

「王女の男」シン・ミョンは、キム・スンユの友人の1人でありながら、父親が首陽大君側に着いたためにスンユと対立、最終回にて運命の一戦を交えます。また、スンユとの縁談が破談となったセリョンに思いを寄せており、彼女を手に入れようと策を練る場面も見られます。

キョンへ王女の婚礼の後、王位に就いた世祖の娘・セリョンの婚約者に選ばれたことから、ミョンも王女の男の1人に該当するでしょう。「王女の男」にて、キム・スンユと対峙する登場人物シン・ミョンを演じたソン・ジョンホは、「テバク」「凍える華」「怪しい家政婦」などに出演する俳優です。

キョンへ王女/ホン・スヒョン

「王女の男」初頭に登場した文宗の娘・キョンへ王女は、端宗の姉、セリョンの従姉妹にあたります。当初は、セリョンを身代わりに仕立て講義をサボるなど、わがままな一面を見せつつも、弟・端宗の譲位やチョン・ジョンとの婚礼を経て、大人の振舞いを見せるようになります。キム・スンユは王女の縁談候補者の1人に選ばれており、「王女の男」主人公2人に大きな影響を与える女性です。

実在の王女・敬恵公主をモデルに描かれた「王女の男」キョンへ王女を演じたホン・スヒョンは、「天使の誘惑」「チャン・オクチョン」などのドラマ作品に出演する女優です。また、「我が家のロマンス」では「王女の男」主人公と同名の登場人物イ・セリョンの役名で出演しています。

チョン・ジョン/イ・ミヌ

キム・スンユとシン・ミョンの友人で、キョンへ王女の婿に選ばれたチョン・ジョンは、苦難にさいなまれる王女・端宗の良き支えでした。「王女の男」最終回目前にて、世祖暗殺計画の主謀者として処刑を下されるも、最後まで王女と産まれて来る子供の身を案じる心優しい王女の男(婿)でした。

「王女の男」では、スンユの友人であり、キョンへ王女の降嫁先であることから、首陽大君側に着いたミョンと対立し、陰ながら端宗の復位に尽力しました。相関図に紹介されているキョンへ王女の男(婿)として、端宗を支え続けたチョン・ジョンを演じたイ・ミヌは、「龍の涙」「美しき人生」「あの空に太陽が」などに出演する俳優です。

キム・ジョンソ/イ・スンジェ

「王女の男」初頭にて、文宗に仕える官僚として登場、王様の死後、首陽大君による端宗の廃位、政治の掌握を危険視していたキム・ジョンソは、「王女の男」主人公キム・スンユの父で、癸酉靖難にて首陽大君側の襲撃に遭い、長男と共に暗殺されます。「王女の男」のメインストーリーであるスンユの復讐の裏には、父・ジョンソの死が大きく影響しています。

「王女の男」の登場人物キム・ジョンソを演じたイ・スンジエは、日本で人気となった韓国時代劇「イ・サン」の登場人物・英祖を演じた俳優として知られています。また、キム・ジョンソが「王女の男」のキャストに選ばれたことで、パク・シフが「王女の男」キム・スンユ役のオファーを受けるきっかけを作りました。

首陽大君/キム・ヨンチョル

野心のためなら、政敵の暗殺、王の廃位もいとわない残忍な一面を持つ首陽大君(世祖)は、「王女の男」で一番の悪男に数えられます。彼の野心は「王女の男」にて政敵関係だったキム・ジョンソや兄・文宗にも警戒される一方、娘・セリョンのことは誰よりも可愛がる一面を見せています。「王女の男」ではセリョンとも対立を深める首陽大君ですが、セリョンの行く末を誰よりも案じ、苦悩する場面も見られます。

「王女の男」にて主人公2人と対峙する登場人物・首陽大君(世祖)を演じたキム・ヨンチョルは、「美しき人生」「アイリス2」を始め、数多くのドラマ作品に出演するベテラン俳優です。また、キム・スンユ役のキャスト選びに難航する中、「王女の男」キャストに選ばれていたイ・スンジェと共に、パク・シフが王女の男・キム・スンユ役のオファーを受けるきっかけを作りました。

王女の男のあらすじを紹介!

政敵同士となった男女の恋の行く末を描いた「王女の男」は、全24話で構成されています。人気作品の中では短い放送期間でしたが、王女の男は1話ごとの内容が濃く、見応えのある時代劇作品です。それでは、相関図を参考にしながら、「王女の男」の気になるあらすじを辿ってみましょう。

王女の男の1-5話あらすじ

王族・首陽大君(スヤンテグン)の娘にあたるイ・セリョンの元に、キム・スンユとの縁談を求める書状が届きます。縁談相手・スンユは、セリョンの従姉妹にあたるキョンヘ王女の教育係でした。そこでセリョンは、王女に代わって講義を受けると同時に、縁談相手キム・スンユと出会います。その頃、キョンヘ王女の元にも縁談の話が持ち込まれ、あろうことかキム・スンユが王女の婿に選ばれてしまいます。

縁談の話はやがてキョンへ王女の耳にも入り、従姉妹・セリョンの縁談相手だったため、当初は嫌がる素振りを見せます。しかし、自身と入れ替わって講義を受けていたセリョンとスンユの親密さを見てしまった王女は、嫉妬と同時に、スンユのことを気に入ります。そして首陽大君は、娘・セリョンの縁談が破談になったことを受け、頭を悩ませます。

一方、キョンへ王女との婚姻を知らされたスンユは、結婚相手は自分が講義行っていた王女(セリョン)であると思い込んでいました。しかし、スンユは、いつの日か暴れ馬にまたがる高貴な家柄の令嬢を助けて以来、共に乗馬を楽しむなど、親密な関係を築き上げていました。その令嬢こそ、当初、縁談相手とされていたイ・セリョンであり、スンユが想像していた王女は、王女と入れ替わっていたセリョンの方でした。

その後、キョンへ王女は、セリョンにキム・スンユとの関係を問いただし、改めてセリョンの縁談相手がキョンヘ王女の婿に選ばれたことを知ります。その頃、何者かにスンユが襲われる事件が起こり、王様も病に倒れてしまいます。王女の身代わりの正体がセリョンであることを知らないスンユは、いつもの調子で王女の講義に出向き、縁談相手である本物の王女と対面し動揺するも、セリョンの正体について王女に問い詰めます。

王女の男6-10話あらすじ

主人公達の爽やかな恋愛模様の裏で、親同士の対立や思惑が渦巻く「王女の男第6話」では、王女の婿選びの最終選考が行われます。王女の婿選びの陰では、王位を狙う首陽大君と彼を疎ましく思う一派の間で、熾烈な覇権争いが繰り広げられており、しのぎを削っています。そして、首陽大君の後押しによってスンユの友人チョン・ジョンがキョンヘ王女の婿に選ばれ婚礼が行われます。

王女の婚礼を見届けた王様は間もなく崩御し、世子が王に即位すると同時に、後見役を務めるスンユの父キム・ジョンソ一派によって、首陽大君は政治に携わることができなくなります。しかし、首陽大君も秘密裏にジョンソ一派の一掃と政権掌握を達成させるべく、ある計画が練られていました。そして、その計画は、セリョンの耳にも入り、襲撃を中止すべく父親を説得・危険を知らせるべくスンユの元へ向かいます。

しかし、ジョンソの屋敷へ向かうもスンユに会えず、首陽大君によって納屋に閉じ込められてしまいます。セリョンの身の安全を確保した首陽大君は、予定通りキム・ジョンソ襲撃を開始し、ジョンソとスンユの兄が殺害され、異変に気付いて駆けつけたスンユも状況を察し、急いで王の元へ向かい始めます。同じ頃、キョンへ王女が降嫁したジョンの屋敷にも異変がおこり、友人のミョンが彼の前に立ちふさがります。

父の命に背くことができなかったミョンは、友人だったスンユ、ジョンと対立することとなり、3人の間には不穏な空気が流れ始めます。後に、スンユ・ジョンを含む反首陽派の人間たちは、王に背いた逆賊として処刑されることが決まります。スンユの処刑を聞いたセリョンは、スンユ達が無実の罪を着せられていると知っており、自分の命を差し出すことで処刑を中止にさせようとします。

一方、スンユも王女の講義を務めた時から惹かれていた女性の正体が、首陽大君の令嬢であったことを知るも、セリョンを諦めることができず処刑の日を待っていました。そして、婿・ジョンが捕らえられたキョンへ王女の元には、首陽大君の失脚を目論む重臣たちが集まり始めます。逆賊の汚名を着せられたスンユ達は、処刑を免れ、流刑に処せられることに決まりました。

王女の男11-15話あらすじ

癸酉靖難の後、流刑となったスンユ達のその後を描いた「王女の男」第11話からは、王位を狙う首陽大君の野心が暴走を見せます。流刑地へ向かうスンユ達の舟は、首陽大君の手下の襲撃に遭い沈没させられるも、島へ上陸したわずかな仲間たちと共に、復讐を誓います。その頃、王宮では幼い王に代わって首陽大君が政治の実権を握り、セリョンはスンユを裏切ったミョンとの婚礼が決定します。

セリョンとミョンの婚礼の準備が進められる中、セリョンの父・首陽大君とキョンへ王女ら端宗派は、それぞれ婚礼の日に実行されるクーデターの準備を進めていました。そして、婚礼当日、スンユとの恋を諦め、ミョンとの結婚に臨むセリョンの目の前に、死んだと思われていたキム・スンユが現れ、花嫁を連れ去ってしまいます。セリョンが行方不明となったことで婚礼は取りやめとなってしまいます。

一方、セリョンを拉致したスンユは、セリョンを人質に首陽大君を暗殺することを誓い、首陽大君の元へ矢文を送りつけます。事態を重く見た首陽大君は、矢文に書かれた約束の場所へ向かい、スンユと対峙します。そして、スンユに向かって矢が放たれる中、セリョンは彼をかばい矢を受けて倒れてしまいます。

また、首陽大君を一掃させようと裏で暗躍が立ち込める中、端宗は、叔父の首陽大君に譲位をする決意を固め、首陽大君の暴走を止めようとします。そして、譲位を決意した端宗の裏では、キョンへ王女と婿のジョンを始めとする反首陽大君派が、再び暗躍し始めます。

王女の男16-20話あらすじ

キョンへ王女の婿・ジョン達の説得も虚しく、若くして譲位を決意した端宗のその後が描かれた「王女の男」第16話では、首陽大君の即位に喜ぶ妻と妹をよそに、キョンへ王女やスンユの発言からセリョンや世子となった弟は、複雑な心境を抱いていました。そして、世祖となった首陽大君の家族は、王族として宮廷に移り住むこととなり、セリョンは王女となります。

また、自身が端宗によって即位したことを証明するため、世祖は明国の使節団をもてなす宴の準備を始めていました。一方、端宗の復位を目論むキョンへ王女や反世祖派の重臣、世祖に復讐を誓うキム・スンユらによるクーデターも密かに計画され、運命の日を迎えます。しかし、スンユの命を狙う父・世祖と運命でつながれたスンユのどちらも大切な存在に思うセリョンによって、2人の対立は苦悩の種でした。

そして、明国の使節団をもてなす宴が始まり、キョンへ王女の婿・ジョン達によるクーデターが決行されます。しかし、宴の前日に世祖は、キョンへ王女・ジョンに対して意味深な発言をしており、王女たちの謀に気付いていた素振りを見せていました。よって、端宗の復位を目的としたクーデターは未遂に終わり、首謀者の1人として、ジョンは捕まってしまいます。

命と引き換えにスンユの居場所を教えるように諭す世祖でしたが、尋問に苦しむジョン達は、世祖が王であることを認めず、頑なに世祖の要求を拒否し続けた結果、処刑を言い渡されます。そして、刑執行の時を待つジョン達は、人目を盗んで忍び込んできたスンユ達に後を託し、セリョンも父・世祖に彼らの処刑を取りやめるように要求します。

しかし、世祖の暴走は衰えを見せず、セリョンを処刑が終わるまで監禁させてしまいます。また、夫の処刑を知ったキョンへ王女は世祖の元を訪れ、夫・ジョンの減刑と引き換えに世祖を王として認めること、前王と共に流刑地に向かうことを訴えます。世祖は、王女の要求を受け入れ、刑執行直前に条件付きでジョンの減刑を言い渡し、前王の端宗と共に都から遠く離れた地に向かいます。

キョンへ王女が、世祖を王として認める態度を示しても、前王・端宗の復位を望む一派も存在しており、世祖暗殺の可能性は十分に推測されました。刑執行が滞りなく済み、王女・前王の処遇を聞いたセリョンは、世祖の元を訪れ、親子の縁を切ると同時に髪を切り落とします。その後、宮廷を出たセリョンは、王女の元を訪れ、寺へ向かいます。寺でお祈りを済ませると、そこにはスンユの姿がありました。

セリョンは父を殺して王位に就いた憎き世祖の娘であるにも関わらず、始めて出会った頃のことを忘れられずにいたスンユは、セリョンに対する思いにようやく向き合い、彼女を連れて遠くに逃げ出す決意を固めます。そして、セリョンが向かったはずの寺にいないことを知った世祖は、キム・スンユと流刑に処したジョンの接触を恐れて、ジョンの見張りを命じます。

そして、セリョンの捜索が始まり、元婚約者のミョンに捕らえられたセリョンは、スンユの居場所を問いただされます。しかし、身を隠していた妓楼の者たちの命が危なくなっても頑なに口を割らず、業を煮やした世祖は、セリョンを王女から使用人の身分に落としてしまいます。

王女の男21-24話あらすじ

王女から使用人の身分に落とされたセリョンとスンユの動向が「王女の男」第21話からは、家族の説得も虚しくセリョンは王宮を出ていきます。同時に、大切に育ててきた娘に背かれるような大きな過ちを犯したことに、世祖は頭を抱え込んでしまいます。その頃、ジョン達による世祖暗殺計画が密かに準備され、加入したスンユは、セリョンのいるミョンの自宅を襲いにかかります。

機会をうかがって脱出に成功したスンユ・セリョンは、キョンへ王女とジョンの元に向かいます。一時の安らぎを得た2人は、世祖の襲撃に備えた打ち合わせを行うと同時に、キョンへ王女の妊娠が判明します。そんな中、スンユ達を追って来たミョンが現れ、セリョンを人質にスンユの居場所を聞き出します。しかし、間一髪のところでセリョンを救出させ2人は脱出に成功するも、世祖暗殺の書状がミョンの元に渡ってしまいます。

世祖との約束を裏切ったことで、ジョンは処刑を言い渡されます。自身の運命を悟ったジョンは、髪と産まれる子供の名前を書き遺し刑執行を受けます。そして、一連の騒動の発端となった上王・端宗も世祖の命によって自害を命じられ、キョンへ王女は使用人の身分に降格されます。ジョンの死を受け、憔悴するスンユと王女をよそに、セリョンは自分の父がしたことに罪悪感を覚えます。

その頃、世祖の長男でセリョンの弟・世子が病気であることを知ったセリョンは、寺へお参りに来ていた母親と接触します。王宮に戻るように説得されたセリョンは、弟を心配するも、端宗や王女のことを思い要求を拒みます。そして、スンユとの仲を知った世祖は、セリョンを利用してスンユを捕まえることを考えます。

同じ頃、スンユ達も世祖暗殺のために密かに準備を始める中、必ず迎えに来るという約束をしたスンユは、セリョンと指輪を交換し夫婦の契を結びます。セリョンは、私邸に戻ると弟の元に向かい、スンユについて語りかけ、看病を手伝います。そして、セリョンが私邸に戻ったことを聞きつけた世祖は、セリョンと対峙し、世子は危篤状態に陥って若い命を落とします。

母親である王妃の静止を振り切って、悲しみに我を忘れた世祖は、セリョンを王家の記録から抹殺することを命令します。息子を失い、娘までも失いかけていた王妃は、世祖の横暴に耐えかねて、使用人の身分に落とされたキョンへ王女の元を訪れます。王女は、世子の死から数ヶ月後に男の子を出産し、王妃はこれまでの事を詫びると同時に、生まれた子供のためにも寺に入ることを進めます。

その頃、ミョン率いる反乱軍制圧部隊とスンユ率いる反世祖一派の争いが勃発し、お互いにしのぎを削り合っていました。また、スンユの帰りを待つセリョンも妊娠していることが判明します。同時に、スンユの身の危険を案じたセリョンは、スンユの元へ馬を走らせていき、彼の元へ向かいます。しかし、スンユの手下と出くわしたセリョンは、敵だと勘違いされ、命の危険に晒されます。

刀がセリョンに向けられると同時に、聞きつけたスンユが現れ、セリョンは身の危険を知らせます。そして、スンユは、ミョンと最期の戦いに挑み、ミョンは命を落とします。反乱軍の鎮圧に成功しても、中心人物・スンユの命を奪えなかったことに苛立ちを覚える世祖は、端宗の夢にうなされる日々を送ります。そして、自体を重く見た世祖は、寺へお参りに向かい始めます。

そして、寺にお参りに訪れた世祖と彼の命を狙うスンユは、セリョンの妊娠を知ります。セリョンの妊娠に動揺したスンユは、世祖の兵に捕らえられ処刑を言い渡されます。世祖の計らいや王妃・キョンへ王女の説得に応じれば処刑は免れたものの、スンユとセリョンは運命を受け入れる決意を高めます。

「王女の男」の舞台は2人の死から数年後に移ります。街に出た世祖は、盲目の男と幼い女の子を見かけます。男に見覚えのある世祖が後を付いていくと、その先には、セリョンとスンユ・その娘の姿がありました。2人は、王妃の計らいによって公には獄中で死んだと記録され、密かに逃がされていました。波乱の運命をたどったセリョンとスンユには、穏やかで幸せな時間が流れていました。

王女の男を観た人の感想や評価は?

王女の男を観た感想や評価のまとめ・イメージ画像

短い放送期間でありながら、主人公2人の恋の行く末を描いた「王女の男」は、日本でも好評を博した人気作品です。以下では、「王女の男」を観た人の気になる感想や評価を紹介します。

感想1:王女の男・スンユの活躍に目が離せない

キョンへ王女の教育係を務める身でありながら、素行の悪さが目立つことが多かったスンユでしたが、あらすじを追うごとに、政敵である首陽大君と対立しながらセリョンを守るべく奮闘する姿は、「王女の男」名シーンです。相関図に掲載されてる写真は、「王女の男」初頭の頃の姿ですが、復讐に燃えるスンユの黒装束姿もかっこいいと高い人気を誇るキャストの1人です。

感想2:王女の男のドラマ設定に釘づけ

許されざる恋を描いた作品は、ジャンル問わず多くの作品にて描かれましたが、華やかな衣装やアクションが見どころの韓国時代劇の中で、新しい試みとなった「王女の男」は、史実を織り交ぜたフィクションでありながら、と予測のつかない展開にたちまち人気作品の仲間入りを果たしました。「王女の男」人気の理由に、恋の結末までの壮大なあらすじも挙げられます。

感想3:王女の男・スンユの政敵・ミョンの苦悩に同感

「王女の男」にて、政敵となったスンユ、彼に思いを寄せるセリョンと対立するシン・ミョンの苦悩も、王女の男のみどころの一つです。相関図一覧やあらすじで紹介したように、親たちの政権争いがやがて子供達の運命を大きく狂わせ、各キャストが演じた人物の苦悩や、生きる希望を見出すまでの波乱の半生に着目しても楽しめる作品です。

感想4:王女の男たちのかっこいい姿に釘づけ

予測のつかないストーリー展開が人気に火を付けた韓国時代劇「王女の男」では、脚本だけでなく、出演したキャスト陣にも定評があります。主演パク・シフを始め、セリョンやキョンへ王女を守るべく、命を懸けて奮闘する王女の男たちの活躍にも着目して楽しみたい作品です。

王女の男のキャストと相関図をネタバレまとめ

実在の事件をベースに政敵同士となった男女の運命を描いた韓国時代劇「王女の男」は、現代のロミオとジュリエットに例えられる主人公2人の恋の行く末だけでなく、相関図に紹介されている登場人物たちの苦悩や動向も見どころです。豪華キャスト陣と壮大なスケールで描かれた韓国時代劇「王女の男」を一度観てみませんか。

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