ドラマスミカスミレのネタバレあらすじとキャスト！最終回の結末・感想は？

スミカスミレ45歳若返った女は2016年に深夜ドラマとして放送されたドラマです。深夜帯の放送で放送当時の視聴率は特筆して高い物ではないものの、動画配信サイトなどでも配信され高い評価を集めているドラマです。今回はドラマスミカスミレのあらすじをネタバレありで最終回まで紹介しつつ、出演したキャストや既に最終回まで視聴した人の感想などを紹介していきます。

ドラマスミカスミレの内容に関して触れる前に、スミカスミレの作品としての概要部分なども紹介しておきます。

スミカスミレは「スミカスミレ45歳若返った女」というタイトルで2016年2月～3月にかけて、テレビ朝日系の深夜ドラマ枠「金曜ナイトドラマ」枠で放送されたドラマです。あらすじは全8話構成と短めではあるものの、設定の改変を多少行いつつもおおよそ原作のあらすじに沿った形でドラマが展開されました。

スミカスミレは元々は高梨みつばさんによって、集英社の発行する女性向け漫画雑誌「Cocohana」で連載された漫画を原作としています。原作漫画は2013年から連載を開始し、2018年3月号まで連載されました。ドラマの放送時点では、最終局面となる展開までしか描かれていなかった為、最終回のみ、ドラマオリジナルの展開を迎えています。

結果としてドラマを追い掛ける形で完結した漫画となりましたが、もちろんドラマとは異なった形で最終回を迎えています。

ここからはドラマスミカスミレに出演したキャストを演じた登場人物と合わせてネタバレありで紹介していきます。始めに漫画と異なる設定としてネタバレしておきますが、漫画では澄はすみれとなった後、澄の姿に戻る事はありませんが、ドラマでは「子の刻（午後11時～午前1時）には元の姿に戻る」という設定が加えられており、2人で1人の役を演じる形となっています。

ヒロイン本来の姿である老いた姿が如月澄です。ドラマ版では厳格な父の元で農家として育てられ、高校卒業後、大学入学を決めながらも家庭の事情により通えず、青春の全てを家族の為に捧げてきたという流れになっています。母の葬儀の後、偶然にも黎の封印を解く事になってしまい、「青春をやり直したい」という願いの元、45歳若返ってすみれとなります。

そんな澄役を演じたキャストが松坂慶子さんです。1967年に俳優としてデビューすると、数々の作品に出演、特に大河ドラマには9度も出演し、最多出演女優記録を持っています。それ以外にも映画「男はつらいよ」シリーズ、2008年の実写映画「ホタルの墓」、近年では2014年に特撮ドラマ「牙狼ｰGAROｰ魔戒の花」などへの出演も知られ、2009年には紫綬褒章も受章している女優さんです。

黎の力によって若返った姿である如月澄はすみれを名乗って実際には通えなかった大学に通う事になります。当初こそ黎の力で若返った事に驚きますが、大学生活の中で真白と出会い黎に支えられながら憧れだった青春を謳歌する事になります。

そんな若かりし如月すみれを演じるキャストが桐谷美鈴さんです。2006年に映画「春の居場所」でデビューを果たすと、ドラマ「吉祥天女」「東京少女」「階段新耳袋」などに立て続けに出演を果たし、その知名度を高める事になりました。以降、モデル、女優、キャスターなどマルチに活躍を続けている女優さんです。アメリカの映画サイトが発表する「世界で最も美しい顔100人」で8位に選ばれた実績なども持っています。

澄が若返りすみれとなるきっかけを作るのが黎です。カキツバタの屏風に封印された化け猫ですが、澄があまりにもびっくりする為に、人間の姿を取ってすみれをサポートする事になります。すみれの願いが叶うと自身の封印も解ける為に、積極的にすみれに幸せになってもらおうと協力します。

そんな黎役を演じたキャストが俳優の及川光博さんです。1996年からミュージシャンとして活動する傍ら、俳優としても有名作品に多数出演を続けて人気を博しています。俳優としては「相棒」シリーズにて水谷豊さん演じる杉下右京の2代目相棒、神戸尊役が有名で、その他にも「半沢直樹」や「信長のシェフ」、「八重の桜」など現代劇、時代劇問わず活躍しています。

若返ったすみれと大学で出会い、すみれの青春に大きく影響するのが真白勇征です。黎がすみれに説明したプロフィールでは、血液型は0型で両親と3人家族、父親は会社経営者であると同時に市議会議員も務めているとの事です。澄とすみれの秘密を知らないまますみれに心惹かれていく事になります。

そんな真白役を演じたキャストが劇団EXILEのメンバーとして俳優をしている町田啓太さんです。2011年にドラマ「ろくでなしBLUES」でデビューすると、舞台、ドラマ、映画と活躍する事になります。元々はダンサー志望で一時期はGENERATIONSの候補メンバーに選ばれていた事もありましたが現在は俳優業に専念、大河ドラマ「西郷どん」などにも出演を果たすなどこれからの活躍が期待される俳優さんです。

ドラマ、スミカスミレは年齢設定等、ドラマと原作漫画では大きく異なる点もありますが、それらの中で当然ドラマオリジナルの登場人物も登場する事になります。そんなドラマオリジナルの登場人物の一人が天野早雲です。お寺で住職をしていますが、昔から黎のような異質な存在に敏感であり、黎の事を疑ってかかる様子が描かれるなどしています。ある意味で黎の天敵と言える存在です。

そんな天野早雲のキャストを務めたのが俳優の小日向文世さんです。1977年に俳優としてデビューすると、劇団を中心に活動、劇団の解散で苦境に立たされますが、2001年のドラマ「HERO」でメインキャストの1人を務めて以降多くの作品に出演するようになりました。その他の出演作では、2010年に公開された映画「アウトレイジ」や2016年放送の大河ドラマ「真田丸」への出演で知られています。

主要なキャストの紹介をした所で、ここからはスミカスミレのあらすじをネタバレありで紹介していきます。ちなみに各話の視聴率は、1話7.8％、2話4.6%、3話6.9％、4話5.8％、5話6.0％、6話5.9％、7話8.0％となっています。

ヒロインである如月澄は、家業の手伝い、祖父母や両親の介護に追われる生活を送り、青春とは無縁のまま年を重ね、独身のまま65歳を迎えてしまいました。そんな中、母が亡くなって澄は天涯孤独となってしまいます。葬儀を取り起こった早雲は「これからは自分の人生を楽しみなさい」とアドバイスします。葬儀の帰り、澄はバスで青年に親切にされます。ネタバレするとこの青年が後に大学で一緒になる真白です。

澄は母の遺影の写真を探す為に納戸にやってきます。探している最中、澄は黒猫とカキツバタの絵が描かれている古い屏風に指をひっかけて出血、血が屏風についてしまいました。しかし不思議な事にその血痕は屏風に吸い込まれるように消えてしまいます。澄は不思議な事もあるもんだと思いますが、そのまま写真探しを継続。無事に写真を見つける事に成功しますが、青春を謳歌できなかった事を後悔し始めます。

するといきなり謎の男が現れます。黎と名乗った男は屏風に描かれていた黒猫でした。その昔屏風に封印された化け猫で澄が誤って血を浴びせてしまった事でその封印が解けて飛び出してきたと説明します。訳も分からずに戸惑う澄に、黎は「お前の望みは何だ？」と尋ねます。澄はとっさに「人生をやり直したい」と答えます。そして人間の姿に化けた黎にさらに驚き、澄は気を失ってしまいます。

澄が目を覚ますと、なんと20歳になっていました。黎が本当に願いを叶えてくれたのです。そして澄はすみれを名乗り、入学が決まったものの通う事の出来なかった、椿丘大学に通う事になります。しかし当然若返ったのはすみれだけなのでその姿に隣人らからは驚かれます。すみれは澄の遠い親戚だと名乗り、さらに黎の魔法によってそれを自然と受け入れてくれます。

すみれは黎が与えてくれた新しい人生を使い、青春を謳歌しようと頑張りますが、身体は20歳でも心は65歳。感性などは当然65歳なので、服装や歌の趣味などが現在の若者とすぐに合う事はありません。しかしそこで出会ったのが真白でした。真白の案内で真白の所属する黒崎ゼミにも参加、ゼミの1人で真白が好きな亜梨沙から軽い嫌がらせを受けるものの、黎のアドバイスも受けて乗り切るのでした。

しかしすみれが満足気な表情で家に帰ると、65歳の澄の姿に戻ってしまっていました。1話はすみれが澄に戻ってしまった所で終わっています。

2話の冒頭ではすみれが澄に戻ってしまった原因が黎によってネタバレされます。黎は澄にねこ玉という生命エネルギーを与える事ですみれに若返らせていますが、黎の封印はまだ完璧には解けておらず、午後11時から午前1時の間はねこ玉がすみれの身体から抜けて澄の姿に戻ってしまうというのです。そして黎の封印を完全に説くには澄の願いが成就される必要があり、その時黎の封印は完全に解けるのだと説明します。

そして黎は澄に「大いに学業に励んで殿方との出会いを求めて下さい」とアドバイスします。すみれに戻った澄は翌日には真白と連絡先を交換します。このような経験のないすみれは嬉しくて仕方ありません。季節はバレンタイン目前。友達となったゼミの女友達達もそわそわし始めます。しかしやはり経験のないすみれにはチョコを渡す相手もその勇気もないのでした。

そんな折、ゼミではずっと大学を休んでいる千明の話題となりすみれの耳にもその話が入ります。真白に詳しく聞くと、亜梨沙達と揉めた事が原因で、休みすぎてそろそろ退学になる可能性があるとわかります。すみれは会った事もない千明を説得しようと早速千明の家に。しかし千明はロクに話を聞いてくれず、クラブに夜遊びに出かけてしまいます。すみれは良く分からないまま千明の後を追って入店してしまうのでした。

すみれは千明共々男達に襲われる事になるのですがそこに黎がかけつけて助けてくれます。なんとかお店から逃げ出す事ができて帰宅すると真白から電話がかかってきました。真白は千明からメールを受けてクラブでの出来事などを知らされていたのです。それでも諦めないすみれはそのまま真白と電話で喋っていましたが黎がとんとんと肩を叩きます。残り数十秒ですみれから澄に戻る時間が迫っていたのです。

急に声が変わったすみれに驚く真白、すみれはなんとか誤魔化して電話を切りました。翌日も真白と共に千明の家を訪れるすみれ。しかし千明は頑なになっており「大学を辞める」と言い張ります。それでも諦められないすみれでしたが、真白が尊敬の念を込めてなだめました。一方その頃、住職の早雲が「獣の匂いがする」と怪しんでいました。黎が隣人にかけた魔法も解いてしまいます。

数日後、千明は大学に登校してきました。その事ですみれと亜梨沙は言い争いになりますが、結果としては千明と亜梨沙は仲直り、千明はすみれと友達になりたいと言い出します。バレンタイン前日、すみれは千明の家でチョコを作り準備を整えていましたが、当日、自分より先に亜梨沙が真白にチョコを渡す所を見てしまいます。ネタバレするとすみれはチョコを渡すのを諦めて帰路についてしまいます。

しかしそこは黎。抜かりがありません。すみれの財布を落としそれを真白が拾うように仕向けていました。夜、真白がすみれの財布を届けに大雨の中すみれの家を来訪します。しかし途中で傘が壊れてしまった真白はずぶ濡れになっていました。すみれは「休んで行って」と真白を引きとめます。黎の計らいもあってすみれは真白と食事をする事になり、黎がすみれが作ったチョコをデザートといって真白に出してしまうのでした。

すみれは真白に勉強を教えてもらうという口実で引き留め良い雰囲気になります。しかしここで1つ重大な事に黎が気が付きます。すみれの家の時計が止まっていたのです。真白が「俺、最初に出会った時から如月さんの事」と言いかけた時すみれの身体に異変が起こります。すみれは慌てて席を外そうとしますが、こたつのコードに足を引っ掛けてしまい転倒、そしてその瞬間にま澄に戻ってしまっていたのでした。

2話の最後に襲ったすみれ最大の危機を救ったのは黎です。ネタバレすると、停電が起こったと嘘をつき電気を消すと、理由をつけて真白を帰らせたのでした。翌日、すみれに戻った澄は真白に謝罪、真白からデートを申し込まれるのでした。初めての誘いに戸惑ったすみれはすぐに返事をする事が出来ませんでした。しかし黎からのアドバイスも受けて、今度はすみれから真白を遊園地デートに誘います。

一方、黎は隣人にかけた魔法が解かれている事に気付きます。再度かけ直して事無きを得ますが、その時の隣人との会話で住職が疑っている事を知るのでした。そうとは知らないすみれは千明ら友人らとデートに着ていく服を買いに行きます。一方真白が友人にデートの事を話した事で亜梨沙の耳にも2人がデートに行く事を知られてしまうのでした。

当日のデートでは初めてのデートにおおはしゃぎするすみれ、その勢いで真白に色々と質問します。真白もまた返すように質問します。真白はすみれと黎の関係を疑っているのでした。真白は黎がカッコいいからというのも気になる要因のようです。そんな会話をしている最中、2人の様子が気になってついてきていた黎と、2人のデートを邪魔しようと偶然を装った亜梨沙が現れ4人で遊ぶ事になります。

お化け屋敷に入る際、亜梨沙にていよく、すみれ黎ペアと真白亜梨沙ペアにされてしまい落ち込むすみれ。その頃遊園地に息子を連れて現れたのが住職の早雲です。早雲は黎の事を調べ上げており、捕獲しようと行動を起こしていたのでした。早雲により結界が張られた事ですみれは澄の姿に戻ってしまいます。ネタバレすると歳が戻っても着ている服装は変わらないので澄は今どきの若者の服装をしたおばあちゃんという状態です。

当然従業員などからも怪しい目を向けられる澄は慌ててトイレに隠れます。黎はその間に結界をなんとかしようと行動します。亜梨沙に居場所がバレて絶体絶命の危機を迎える澄でしたが、強引にトイレのドアを開けられる時、間一髪で黎の結界破りが間に合いすみれの姿に戻ります。亜梨沙とすみれは一触触発の状態になりますが、そこに真白も現れます。真白は2人で回りたいからと亜梨沙にはっきり告げ、すみれを連れていくのでした。

すみれと真白は2人で観覧車に乗ります。すみれは自分が無神経だったと謝ります。そんなすみれに真白はついに「付き合って下さい」と告白、2人は恋人になるのでした。しかし3話のあらすじは残念ながらここでは終わりません。家に帰ったすみれ、魔法が解ける寸前に住職が家を訪ねてくるエピソードで幕を閉じています。

4話の冒頭はすみれと住職とのやりとりから始まります。ネタバレすると住職の早雲はすみれもまた化け猫に騙されていると思っており、救い出そうと考えているのでした。そんな早雲にすみれはすべてを話します。そして早雲もまた、屏風の言い伝えがあった事と、生まれつきこういう事に鼻が聞くと話します。

すみれは翌日友人達に真白と付き合う事になった事を報告します。亜梨沙は負のオーラ全開でしたが、すみれは気にしません。さらに「世界一の幸せ者です」などと気持ちをはっきりと口にするようになります。ネタバレするとそれはすみれが黎の封印を解く為のもう1つの要素である「幸せを感じた俊かに心の底から出るある言葉を口にする事」というものを達成する為です。

ちなみにネタバレしておくとこの言葉自体は黎は把握しているようです。しかし掟によって黎から直接教える事はできないとの事でした。そんな中ですみれはさらに青春を謳歌するべく、千明の付添のもとにスマホを購入して真白とメールをするようになったり、千明のバイトするファミレスでバイトをするようになります。すみれの積極的な行動に黎も「喜ばしい」と後押しします。

しかしあまりにも色々と急いで進めようとするすみれを黎は心配します。すみれは住職に秘密を知られた事もあって、夢で真白や大学の友人達に正体がバレる夢を見るなど、今の生活が壊れてしまう事を恐れていました。すみれとしても一刻も早く黎の封印を完全に解き、完全に20歳になる事を願っているのでした。

真白からのメールで真白の家で犬の赤ちゃんが生まれる事を知っていたすみれ、実際に生まれた事を知ると犬の赤ちゃんを見に真白の家を訪れます。犬の赤ちゃんを見ていると側にあった屏風が勝手にガタガタと動き始めます。その屏風にはカキツバタと白猫が描かれていました。そしてすみれが気がつくと白い着物をきた女が倒れていたのでした。

突然現れた白い着物を着た女は雪白という黎の婚約者で、雪白は自身の封印を解く為にこの状況を作りだしたというのでした。ネタバレすると4話にてすみれが犬の赤ちゃんを見て放った「生まれてきて良かった」という言葉が雪白の封印を解く言葉なのでした。黎と雪白はすみれの家で再会しますが、仲違いして雪白は家を飛び出してしまいます。そんな中すみれと真白が初のお泊りデートとしてスノボデートに行く事になります。

すみれは当然スノボは初めてで真白に手取り足とり教わる事になるのでした。余談ですが、実際に演じたキャストであるすみれ役桐谷美鈴さんはスノボ初挑戦で真白のキャストの町田啓太さんは経験者。指導シーンは実際に素の状態に近い状態で行われたとの事でした。そしてこの5話では真白の1つの不運が発覚します。なんと余命わずかな病気である事が判明するのです。

スノボデートの後、「しばらく大学を休む」という真白からのメール以降音信不通になってしまった真白。すみれは真白の事を心配して真白の家を訪ねます。真白の家ではなんと雪白が家政婦として働いていました。そしてそんな雪白から真白が入院している事を知らされてしまいます。雪白と共に真白のお見舞いに向かうすみれ。再会した真白は「検査入院だから」と強がりますが雪白には真白の余命が僅かである事が分かるのでした。

そんなすみれを見かねた黎がある提案をします。澄に自らの生気を与えてすみれへと若返らせた黎が今度は真白に自身の生気を与えると言うのです。しかし澄に既に生気を与えている黎はそれをしてしまうと自分の命が危ないことも自覚していました。そんな黎に、すみれは1つの決断を下します。黎からもらった生気を真白に渡すにするのです。

ネタバレすると当然そうなればすみれは澄に戻り2度と20歳に戻ることは出来なくなります。黎にもその事を言及されますがすみれの決意は固いのでした。深夜、真白の病室を訪れた黎とすみれ。すみれは眠っている真白にキスをして生気を分け与えます。このキスが2人の初めてのキスなのでした。すみれは澄に戻り、真白は奇跡の復活を果たす事になります。

退院した真白は早速すみれに会いにきますが、澄に戻ってしまったすみれは会う事は叶いません。そしてすみれは真白へ別れを告げる事を決意します。しかしその時黎が澄の唇を奪い再び生気を与えるのでした。

7話の冒頭、すみれは真白に全てを告げます。自身の事も真白が復活できた理由も全部です。結果、真白とすみれは別々の人生を歩もうという事になり、真白はイギリスに留学してしまうのでした。またこの時黎もまたすみれの前から姿を消してしまうのでした。その真相がネタバレされるのは最終回での事になります。そして月日は流れて5年が経過します。25際になったすみれは希望していた映画の制作会社に就職していました。

会社の先輩に強引に連れていかれた合コン。そこにはなんと真白の姿がありました。2人は余所余所しく呼び合い、周囲にバレないようにしますが、すみれは日頃の鬱憤や真白の余所余所しさにどんどんお酒が進んで酔っ払ってしまいます。23時が近づいた事で、真白が気を使って周囲から引き離す事になるのでした。その晩、すみれは真白の部屋に止まる事になるのでした。

翌日、真白から連絡が入ります。すみれは真白の部屋に名刺入れを忘れてしまったのでした。再び再会した真白は黎に良く似た人に会った事をすみれに告げ2人で黎に会いにいく事になります。しかし黎はそっけない態度で2人を帰らせてしまうのでした。そして教師をしている真白の教え子、栗原への接し方で改めてすみれへの気持ちを確認した真白は全てを理解した上ですみれにプロポーズをするのでした。

7話にて真白からプロポーズを受ける形になって迎えるドラマスミカスミレの最終回、ここからはそんな最終回の結末をネタバレありで紹介していきます。ちなみに最終回の視聴率は6.6％となっています。

最終回のあらすじは7話で真白が行ったすみれに対してのプロポーズの結果から描かれます。ネタバレするとすみれは仮に真白が受け入れてくれたとしても、自身が耐えられないからとこのプロポーズを断ってしまうのです。その日、すみれが家に帰ると雪白が訪ねてきていました。ネタバレしておくと雪白は5年が経過した今も真白の家で家政婦として働いています。

すみれは雪白に真白からのプロポーズを断った事を伝えます。そこですみれは雪白に「結局、逃げたんだ」と言われてしまうのでした。

明くる日、すみれは仕事で大女優である宮城マリナのご機嫌伺いにいく事になります。カモミールティーがないとご機嫌ナナメな女優にすみれが買い出しにでますが、その買い出しの最中にすみれは夜でもないのに澄の姿に戻ってしまいます。スタジオに入る事も出来ずに困っていると黎が助けてくれたのでした。黎は事態を説明するからとすみれを黎の会社に招きます。

黎はそこで予期せぬ時刻に元に姿に戻ってしまう事、そして5年間音沙汰が無かった理由を告げます。両者の原因は共に、黎が2度目の若さをすみれに与えた事で黎自身の生気が弱くなってしまっている事が原因でした。生気の弱い状態ではすみれのサポートはできないとすみれが封印を解いてくれるのを待ちながらこの5年間を過ごしてきたというのでした。

すみれと別れた黎は、真白に会いに行きます。真白にプロポーズをした事を確認した後、70歳に戻ってもう2度と若返る事がなくても同じことが言えるかと確認します。黎には時間が残されていないのでした。一方ですみれは大学時代の友人と久しぶりに再会し、そこで真白がお見合いをする事をしります。2人はその日お互いの事が気になって仕方ないのでした。

時間のない黎と雪白はある賭けに出ます。黎がすみれに接触してその本心を確かめるのです。そしてすみれは黎と雪白に後押しされて真白がお見合いをする会場に向かうのでした。しかし真白がお見合いをする会場、その部屋の前に辿り着いた時、すみれは澄へと戻ってしまいます。澄はその事に気付かないままお見合い部屋に突入すると真白を連れ出すのでした。

ちなみにネタバレすると真白もまたこのお見合いの話を断ろうとしていました。2人でタクシーに乗って初めてすみれは自身が澄に戻っている事に気が付きます。しかし真白はそれでもいいと優しく微笑むのでした。2人はそのままタクシーで真白が一緒にきたかったという海岸までやってきます。しかしそこに黎がやってきて無情の宣告をします。時間切れです。もう澄は二度とすみれになる事は出来なくなってしまうのでした。

澄は真白に別れを告げ黎と共に帰ろうとします。しかし真白の気持ちは例えすみれが澄になっても変わらないのでした。澄のままでいる事になったすみれに改めてプロポーズするのです。そして澄がついにあの言葉を言う事になります。「生まれてきて本当に良かった」と呟いた澄が再び白い光に包まれるとすみれになっていました。黎からもう二度と70歳に戻ることはないと告げられるのでした。

2人を見届けた黎は2人の前から姿を消すとすみれの家に戻っていました。すみれが願いを叶えたことで黎も晴れて自由の身になっていたのです。黎はすみれ宛てに手紙を書き置きすると雪白と2人、旅に出てしまうのでした。書き置きの内容をネタバレすると「すみれ様　次にあなたが70歳のお婆になる四十五年後の再会を楽しみにしております」という内容でした。

スミカスミレの最終回のエピローグはすみれと真白の結婚式で幕を閉じています。すみれは住職である早雲に手を引かれてバージンロードを歩きます。その様子をバックに澄としての語りが入った後、すみれと真白の誓いのキス。そして二人は「おじいちゃんとおばあちゃんになってもずっと一緒」と約束するのでした。そして最終回の最後のセリフは澄の語りで終わります。「いつかまた、70歳の私と出会うその日まで」

ドラマスミカスミレの最終回までのあらすじやキャストを紹介した所で既にドラマを最終回まで視聴した人の感想をネタバレありで紹介していきます。

少女漫画原作の作品はどうしてもドロドロな恋愛を描く事が多い中、スミカスミレのドラマ澄とすみれをいったりきたりしてしまう中での奮闘を描く形であらすじが展開された事で、リアルさにはどうしても欠けるものの、恋愛ものとして見ても充分に楽しめたという感想が多くなっています。ちょうどドララスミカスミレが放送された時期に放送されたドラマが比較的鬱展開な物が多かった事も後押しして好感を集めています。

またキャスト陣の評価も軒並み高く、ハマり役だったと評価されるキャストも多いです。若返りというファンタジー要素故に恋愛ものとして見ないというのはもったいないという感想が多くなっています。

上記の感想でも触れましたが、同時期のドラマの影響もあってスミカスミレのハッピーエンドでしっかり終わる形の最終回も好感を集めています。

しかもその終わり方もスミカスミレの軸である若返りを生かしながらもしっかりと恋愛ものとして成就して終わる形になっているので恋愛ものとして追いかけていた人も充分に満足出来る内容だったとする感想が多くなっています。

ドラマスミカスミレは原作の設定を上手くいかしながらも最終回にはドラマオリジナルでしっかりと物語を完結させハッピーエンドで終わったドラマとして高い評価を集めています。深夜帯という放送時間上、視聴率は大ヒットとは言えない数字ですが、視聴率のワリに感想も多く、動画配信サイトなどでも視聴している人が多いドラマだという事が出来ます。

キャスト陣の評価も高く設定などを見ても安心して見る事が出来るドラマです。原作忠実再現ではないですがそれを差し引いても原作ファンも楽しめる作品になっていると言えるドラマなので、まだ視聴していないという人はぜひ1度視聴してみてはいかがでしょうか？