釣りバカ日誌のキャストを初代と比較!ドラマあらすじや登場人物の相関図は?

釣りバカ日誌は、1979年にマンガが出版されてから映画化、さらにドラマ化された大人気シリーズである。釣りバカ日誌が初めて映像化されたのが映画化された1988年のことで、その約30年後の2015年には釣りバカ日誌はドラマ化させた。その二つにおいてはキャストが大きく異なっている。そこで今回は初代(映画)のキャストとドラマでのキャストの比較を相関図付きで行っていく。

釣りバカ日誌のキャストを初代と比較!ドラマあらすじや登場人物の相関図は?のイメージ

目次

  1. 釣りバカ日誌のキャストが気になる!
  2. 釣りバカ日誌の基本情報
  3. 釣りバカ日誌の歴代シリーズを紹介!
  4. 釣りバカ日誌のキャストを初代と比較〜相関図付き〜
  5. 釣りバカ日誌のドラマ版あらすじをネタバレ解説!
  6. 釣りバカ日誌のドラマ版を見た人の感想を紹介!
  7. 釣りバカ日誌のキャストまとめ!

釣りバカ日誌のキャストが気になる!

釣りバカ日誌は、マンガを原作として映画化、ドラマ化された大人気シリーズである。原作の釣りバカ日誌が出版されたのは、1979年のことである。それから9年後の1988年に釣りバカ日誌は映画化された。当初釣りバカ日誌を制作した松竹はあまり力を入れていなかったが、予想外の人気によってシリーズ化が決定し、それ以来2009年までほぼ毎年映画が公開された。

映画シリーズの終了によって釣りバカ日誌シリーズは終了したかに思われたが、その6年後にキャストや時代背景が一新されて釣りバカ日誌は復活した。2015年、釣りバカ日誌は新たにテレビドラマとして放送され、その後シリーズ化された。

映画『釣りバカ日誌』が初めて公開されたときとドラマ『釣りバカ日誌』が初めて放送された間には四半世紀以上の隔たりがある。このためキャストが違うということで、その違いを比較してみたい方は多いはずである。

そこで今回は、映画におけるキャストを初代として、初代の釣りバカ日誌のキャストとドラマでの釣りバカ日誌のキャストの比較を相関図付きで行っていく。『釣りバカ日誌』をよく知らない方は、相関図を使ってイメージをつかんでほしい。

松竹映画『釣りバカ日誌』公式サイト | 松竹株式会社

釣りバカ日誌の基本情報

釣りバカ日誌は、鈴木建設のサラリーマン浜崎伝助(以下ハマちゃん)と、その社長鈴木一之助(以下スーさん)が繰り広げる珍騒動を描く物語である。ハマちゃんは当初釣りに興味がなかったが、上司の佐々木課長に釣りを教わって以来ハマちゃんは釣りにのめりこんだ。

ある日ハマちゃんは初老の男性スーさんを釣りに誘ったが、その男性こそが鈴木一之助である。それ以来、ハマちゃんとスーさんは釣りを通して友情を深めていった。釣りバカ日誌は、そんな二人のコミカルな物語である。

釣りバカ日誌の歴代シリーズを紹介!

釣りバカ日誌のシリーズは全部でいくつ?

釣りバカ日誌のシリーズは長期に及んで展開された。映画シリーズは1988年から2009年にわたって20作品以上が公開された。テレビドラマは2015年から2017年まで2シーズン放送された。この章では初代キャストが演じてきた映画シリーズを紹介していく。

釣りバカ日誌映画その1

釣りバカ日誌の初代の映画は、『釣りバカ日誌』とシンプルなタイトルとなっている。ハマちゃんは鈴木建設の高松支社に勤めていたが、東京本社へ異動することになった。ハマちゃんは釣りができないと言って異動を渋っていたが、妻みち子の説得で共に東京に引っ越した。

ハマちゃんは社員食堂で、ある初老の男性と出会った。その男性は暗い顔をしていたので、ハマちゃんは気晴らしにとその男性を釣りに誘った。釣りの最中、ハマちゃんはその男性をスーさんと呼んだ。そしてスーさんはみち子の歓迎を受け、疲れてハマちゃんの家で眠り、そのまま泊まった。この男性こそが、鈴木建設社長・鈴木一之助である。

しかし、スーさんの正体がハマちゃんたちに露見すると3人の関係は急激に悪化した。ハマちゃんは高松に帰ることになったが、みち子がスーさんに電話したことで3人は和解し、元のさやに収まった。

釣りバカ日誌映画その2

釣りバカ日誌の2番目の映画は、『釣りバカ日誌2』である。1989年12月27日に公開された。予定外にシリーズ化されたことで前作での高松への転勤はなかったことにされている。スーさんは重役の無能さ嫌気がさし、行方をくらました。

スーさんの妻は心配になって、ハマちゃんにスーさんを探すように依頼した。ハマちゃんは兄の葬儀とウソをついてスーさんを探しに渥美半島へ出向いた。そこでスーさんがある美しい女性といっしょに過ごしていることがハマちゃんにばれてしまった。

釣りバカ日誌映画その3

釣りバカ日誌の3番目の映画は、『釣りバカ日誌3』である。1990年12月22日に公開された。ハマちゃんとみち子はなかなか子宝に恵まれず、その様子をスーさんは心配していた。ハマちゃんを励ますべくスーさんは思い出の地星ヶ浦(伊豆の架空の地名)で釣りをするよう誘った。そこで2人は雪子という女性と出会った。

雪子は星ヶ浦でのリゾート開発に反対し、2人も雪子を応援していたが、のちにスーさんはその開発を「鈴木建設」が行っていることを知り戸惑った。さらにハマちゃんは雪子の反対運動に参加したことが露見し懲戒委員会にかけられた。結局スーさんの力で星ヶ浦でのリゾート開発は中止となり、ハマちゃんは2週間出社停止を命じられた。

釣りバカ日誌映画その4

釣りバカ日誌の4番目の映画は、『釣りバカ日誌4』である。1991年12月23日に公開された。ハマちゃんとみち子の間に、ついに子どもができた。定期検診に通うハマちゃんはすっかり浮ついてしまっていた。一方、スーさんは甥の和彦の無気力さに頭を痛めていた。そんな和彦はハマちゃんの家を訪ねた際、町子に惚れた。

町子と和彦は交際し始めたが、これを不愉快に思う町子の兄八郎は和彦とけんかになった。和彦は退職届を提出し、町子と和歌山の由良に駆け落ちし、ハマちゃんとスーさんはその二人を迎えに行った。そこで和彦は正式に鈴木建設を退職し、町子と婚約を交わした。ハマちゃんとみち子の子どもには「鯉太郎」という名前がつけられた。

釣りバカ日誌映画その5

釣りバカ日誌の5番目の映画は、『釣りバカ日誌5』である。1992年12月26日に公開された。ハマちゃんとみち子の間に「鯉太郎」という男の子が生まれた。その顔を見るべくハマちゃんの母たきが九州からやってきた。しかしたきは鯉太郎の面倒を見ているときにギックリ腰となり、みち子も同窓会で不在のためやむなくハマちゃんは鯉太郎を会社に連れていくことにした。

好奇心旺盛な鯉太郎は社内を徘徊してしまい、行方不明となってしまった。さらにハマちゃんは騒動を起こした責任を負わされ丹後半島に転勤させられることになり、みち子、鯉太郎と離ればなれになってしまうことになってしまった。

釣りバカ日誌映画その6

釣りバカ日誌の6番目の映画は、『釣りバカ日誌6』である。1993年12月25日に公開された。スーさんは不況にあえいでいたうえに妻が海外旅行に行っていたので苦しい生活を送っていた。そこでハマちゃんは釣りでスーさんを釜石に誘った。スーさんは講演会があるため一度は断ったが、それが釜石であると分かるやいなや大喜びでハマちゃんと同行した。

しかしハマちゃんは自動車免許を持っていなかったため、スーさんが釜石まで車を走らせる羽目になってしまった。この様子を見た講演会の幹部たちはハマちゃんを鈴木建設社長と勘違いし、そこからストーリーが展開されていった。

釣りバカ日誌映画その7

釣りバカ日誌の7番目の映画は、『釣りバカ日誌 スペシャル』である。1994年7月16日に公開された。これまでの映画は『男はつらいよ』シリーズと同時上映だったのに対し、この映画は単独で公開された。舞台は島根県出雲市である。

スーさんは親友の山内から、山内の息子健吾が佐々木課長の娘・志野に惚れていることを相談された。しかし志野と幼いころからから付き合いのある武も彼女に好意を抱いていた。そんな中、ハマちゃんが出張に行っている間にスーさんがみち子の元に寄ったが、酔い潰れて朝まで滞在してしまったところを近所の男に見られてしまった。さらにその様子がハマちゃんに伝わってしまい、ハマちゃんは激怒した。

釣りバカ日誌映画その8

釣りバカ日誌の8番目の映画は、『釣りバカ日誌7』である。1994年12月23日に公開された。この映画からみち子役が変わっている。「男はつらいよ」シリーズとの同時上映もこれが最後である。

ハマちゃんとスーさんは福井県の東尋坊で釣りを楽しんでいたところ、彩子と出会った。スーさんは彩子と密会し、ハマちゃんにウソをついてデートに出かけた。しかしこれがハマちゃんに見つかりハマちゃんとスーさんの中に亀裂が生じた。

釣りバカ日誌映画その9

釣りバカ日誌の9番目の映画は、『釣りバカ日誌8』である。1995年には公開されず、1996年8月10日に公開された。舞台は福島県いわき市である。スーさんは多忙のあまり友人・榊の3回忌に出席できず後日訪れた。するとその娘和美と再会し、大腸検査を勧められた。大腸の治療のお礼にスーさんは和美を釣りに誘った。

その釣りにはハマちゃんと省平も参加していたが、この出会いをきっかけに和美と省平は心を通わせるようになり、ついに婚約を交わした。その様子を見届けたハマちゃんとスーさんは渓流釣りに出かけたが、遭難してしまった。

釣りバカ日誌映画その10

釣りバカ日誌の10番目の映画は、『釣りバカ日誌9』である。1997年9月9日に公開された。ハマちゃんに新しい上司が就いた。その上司馬場はハマちゃんとどうきであり、仕事一筋でスーさんからも一目置かれていた。しかし私生活は充実しておらず、離婚しいっしょに暮らす息子とは関係がうまくいっていなかった。

そんな馬場は、釣りを使って広めた顔を生かしたハマちゃんの商売方法に感心した。馬場はスナックのママ・茜が故郷に帰ることを知って衝撃を受け、ハマちゃん、スーさんとともに鹿児島に出張に向かった。

釣りバカ日誌映画その11

釣りバカ日誌の11番目の映画は、『釣りバカ日誌10』である。1998年8月8日に公開された。舞台は福岡県北九州市である。スーさんは鈴木建設の重役たちに嫌気が差し、鈴木建設を辞めてしまった。

しかしそれをハマちゃんにたしなめられ、スーさんは新たにビルのメンテナンス会社に再就職した。しかし、その勤務先がスーさんが去ってきたはずの「鈴木建設」だった。スーさんはマスクとサングラスで変装し、松五郎青年と鈴木建設内を廻った。

釣りバカ日誌映画その12

釣りバカ日誌の12番目の映画は、『花のお江戸の釣りバカ日誌』である。1998年12月23日に公開された。この映画は江戸時代が舞台となっており、釣りバカ日誌シリーズでは珍しく時代劇となっている。

江戸では浪人・浜崎伝助(ここでは例外的に伝助とする)が釣りを楽しんでいたが、偶然庄内藩江戸屋敷家老・鈴木一之助(例外的に一之助とする)と意気投合した。その後伝助は庄内藩に勤めるようになり、伝助は一之助と共に庄内藩のお家騒動に巻き込まれていった。なおこの伝助と一之助は、ハマちゃんとスーさんの先祖という設定となっている。

釣りバカ日誌映画その13

釣りバカ日誌の13番目の映画は、『釣りバカ日誌イレブン』である。2000年2月5日に公開された。営業3課の一人が夜店で買ってきたウサギの扱いに困ってハマちゃんに相談したところ、ハマちゃんの釣り弟子・宇佐美がそのウサギを引き取ることになった。

しかし、その宇佐美はそのウサギを食べてしまい、責任を感じ沖縄に転勤した。その後ハマちゃんは宇佐美から釣り三昧の知らせを受け、スーさんの沖縄出張に乗じて釣りを楽しみに行った。ところが悪天候により遭難し、ハマちゃんと宇佐美は無人島に漂着してしまった。

釣りバカ日誌映画その14

釣りバカ日誌の14番目の映画は、『釣りバカ日誌12 史上最大の有給休暇』である。2001年8月18日に公開された。高野常務は鈴木建設を退職することになったが、彼は退職後、山口の萩で釣り三昧の生活を送ることに決めていた。

これを聞いたハマちゃんはショックのあまり仕事が手につかなかった。そこでスーさんの山口出張に便乗してハマちゃんは高野に会いに行ったが、そこで高野が重病であると言うことを聞かされた。

釣りバカ日誌映画その15

釣りバカ日誌の15番目の映画は、『釣りバカ日誌13 ハマちゃん危機一髪!』である。2002年8月10日に公開された。この映画の舞台は、監督・本木克英の故郷でもある富山県である。ハマちゃんは、富山の製薬会社の会長・黒部から美術館建設の仕事を獲得したが、鈴木建設設計部の桐山は、美術館のデザインに不服があった。

そこでハマちゃんと桐山は富山に出張し、黒部の機嫌を損ねずにデザイン変更の了承を得た。しかし黒部は桐山を見初め、今度は桐山を黒部の息子の妻にしようと考え出した。桐山にはすでに恋人がいる様子だったので、ハマちゃんとスーさんは再び黒部の元を訪ねた。

釣りバカ日誌映画その16

釣りバカ日誌の16番目の映画は、『釣りバカ日誌14 お遍路大パニック!』である。2003年9月20日に公開された。佐々木課長がついに営業本部次長に昇格することになった。そして後釜として上海支社に勤めていた岩田が新たに課長に就くことになった。

多忙なスーさんは、気分を変えるため四国88カ所を巡る旅に出た。ハマちゃんと岩田はスーさんと同行していたが、その途中、トラック運転手・みさきと出会った。岩田はやがてみさきに心惹かれるようになり、ついに仕事を捨ててみさきのいる高知へ出向くことになった。

釣りバカ日誌 映画その17

釣りバカ日誌の17番目の映画は、『釣りバカ日誌15 ハマちゃんに明日はない!?』である。2004年8月21日に公開された。鈴木建設もまた時代の流れには逆らえず、ついに人事制度改革を施すことになった。その様子をよそにハマちゃんは新任課長・舟木と共に釣りをしに秋田県に向かった。

そこである女性と出会ったが、その女性こそが人事制度改革のために鈴木建設に派遣された薫である。薫はリストラする職業に嫌気が差し、職を辞して実家の秋田に帰った。薫の同級生で男鹿半島の水産試験場で働いていた哲夫は薫のことを諦めきれず、薫に結婚を申し込んだ。

釣りバカ日誌映画その18

釣りバカ日誌の18番目の映画は、『釣りバカ日誌16 浜崎は今日もダメだった♪♪』である。2005年8月27日に公開された。鈴木建設が手がけた佐世保の第二西海橋が完成間近ということで、スーさんがその連結式に出席することになった。

ハマちゃんもその式に出席することになったが、佐世保でハマちゃんは米軍の釣りバカ・ボブと共に九十九島でイカ釣りを楽しんだ。しかし、ハマちゃんはボブと飲んで酔い潰れて眠ってしまい、次に気がついたときハマちゃんはイージス艦の中にいた。

釣りバカ日誌映画その19

釣りバカ日誌の19番目の映画は、『釣りバカ日誌17 あとは能登なれハマとなれ』である。2006年8月5日に公開された。かつてスーさんの秘書で、結婚を機に会社を辞めた弓子が営業三課に復帰した。

ハマちゃんは弓子を釣りに誘ったが、そのとき八郎は弓子に一目惚れした。しかし弓子はすでに向かいのアパートの村井と交際を始めていた。この映画には比較的シリアスな話題が盛り込まれている。

釣りバカ日誌映画その20

釣りバカ日誌の20番目の映画は、『釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束』である。2007年9月8日に公開された。スーさんは鈴木建設の社長を退き、新たに会長に就任した。しかしその直後スーさんは失踪し、その行方を探るべくハマちゃんが岡山に向かった。

ハマちゃんが釣りのために瀬戸内海に出向くと、スーさんがある美しい女性・珠恵といるところを発見した。珠恵はリゾート開発に反対するため運動をしていたが、その請負先が「鈴木建設」だとわかり、ハマちゃんとスーさんは困惑した。

釣りバカ日誌映画その21

釣りバカ日誌の21番目の映画は、『釣りバカ日誌19 ようこそ!鈴木建設ご一行様』である。2008年10月25日に公開された。なお、ロケ地の大分県では1週間早く10月18日に公開された。ハマちゃんは健康診断で胃の異常が見つかった。

再検査で胃カメラを飲むことを頑なに拒んだが、みち子の連れ添いで渋々胃カメラを飲んだ。その結果胃の異常は見つからなかった。ハマちゃんは社員旅行で大分県に行くことになり、その旅行内で釣りを楽しむことになった。

釣りバカ日誌映画その22

釣りバカ日誌の22番目の映画は、『釣りバカ日誌20 ファイナル』である。2009年12月26日に公開された。不況の波が鈴木建設を襲い業績が悪化したので、スーさんは無期限で自らの給料を全額返還すると宣言した。それを聞いたハマちゃんは奮い立ち、培ってきた釣り人脈を使って大量受注を獲得した。

その功績によって「会長賞」として釣り休暇を獲得したハマちゃんは、スーさんとともに北海道へ釣りをしにいった。そこでスーさんは、釣り以外のもう一つの目的を果たそうとしていた。この映画をもって、釣りバカ日誌の映画シリーズは完結となる。

作品一覧 | 松竹映画『釣りバカ日誌』公式サイト | 松竹株式会社

釣りバカ日誌のキャストを初代と比較〜相関図付き〜

初代ハマちゃんキャスト西田敏行

ハマちゃんこと浜崎伝助の初代キャストは、西田敏行である。映画第一作から最終作まで登場しており、さらに同時上映の『男はつらいよ 寅次郎の縁談』(1993年)にも釣り人浜ちゃんとして友情出演した。数知れずのテレビドラマや映画に出演しているほか、『探偵ナイトスクープ』などのバラエティー番組にも出演している。

初代スーさんキャスト三國連太郎

スーさんこと鈴木一之助の初代キャストは、三國連太郎である。こちらも映画第一作から最終作まで登場している。釣りバカ日誌シリーズ以外にも数知れずのテレビドラマや映画に出演し、映画出演回数は180本あまりに及ぶ。2013年に亡くなった。

初代みち子キャスト石田えり

ハマちゃんの妻・みち子の初代キャストは石田えりである。第一作から第七作まで登場した。釣りバカ日誌シリーズ以外では、『ウルトラマン80』などのテレビドラマや映画に出演した。

2代目みち子キャスト浅田美代子

初代キャストの石田えりの後任は、浅田美代子である。第八作から最終作まで登場した。釣りバカ日誌シリーズ以外では、『時間ですよ』などのテレビドラマや映画に出演し、『メレンゲの気持ち』などのバラエティー番組にも出演している。

釣りバカ日誌映画キャストの相関図

この相関図は2008年公開『釣りバカ日誌19 ようこそ!鈴木建設ご一行様』での相関図である。相関図内ではハマちゃんとスーさんは「釣友」として描かれ、この二人の友情の深さを読み取ることができる。さらに映画ということで、相関図内には多数のゲストキャラが描かれている。

2代目ハマちゃんキャスト濱田岳

2015年にテレビドラマが放送開始されるに当たって、2009年以前に公開されてきた映画からキャストが一新された。初代の西田敏行の後任となったのは、濱田岳である。子役時代から活躍しており、『視覚探偵 日暮旅人』などのテレビドラマや映画に出演している。新入社員という設定のため、1988年での西田敏行と比較して10歳以上若返っている。

2代目スーさんキャスト西田敏行

初代ハマちゃんキャストであった西田敏行が、三國連太郎の後任となって2代目スーさんとなった。西田はオファーを受けた当初は否定的であったが、時がたつにつれて考えが変わり、徐々に肯定的な気持ちを持つようになった。1988年時点での三國連太郎と比較するとほぼ同じ年齢のため、ほかのキャラクターと比較すると若返りは行われていない。

3代目みち子キャスト広瀬アリス

テレビドラマでのみち子のキャストは、広瀬アリスである。『明日の光をつかめ』などのテレビドラマや映画に出演している。妹は広瀬すずで、しばしば姉妹でテレビやイベントなどで共演することがある。ハマちゃんと同じく1988年時点での初代と比較して若返っている。

釣りバカ日誌テレビドラマでの相関図

テレビドラマでの相関図は上の画像である。映画版の相関図と比較してみると、初代と比較してキャストが一新されていることが分かる。キャストの年齢を比較すると、釣りバカ日誌の初代の映画が公開されたとき西田敏行が40代だったのに対し、テレビドラマが最初に放送されたとき濱田岳が20代だったなど、全体的に比較的若返っている。

さらに映画での相関図とドラマでの相関図を比較してみる。映画版の相関図ではゲストキャラが数多く登場するに対し、ドラマではゲストキャラがあまり登場しない分主要キャラクターの周辺の人物(例えばハマちゃんの母、みち子の親戚、鈴木建設の役員たち)などが多数登場している。

一方、映画の相関図内ではハマちゃんとみち子の息子・鯉太郎が登場しているが、ドラマではこの二人はまだ結婚していないので、ドラマの相関図内では鯉太郎は登場していない。

釣りバカ日誌のドラマ版あらすじをネタバレ解説!

テレビドラマの釣りバカ日誌のあらすじを紹介していく。ネタバレとなっているので、まだ見たことがない方は注意してほしい。舞台は、東京オリンピックを5年後に控えた2015年の東京である。建設業界が建築ラッシュに沸く中、浜崎伝助(ハマちゃん)は鈴木建設に入社することができた。

しかし、ハマちゃんは釣りのことしか頭になく、いつも上司から煙たがられていた。そんなハマちゃんはある日河川敷である老人と出会った。その老人こそが、ハマちゃんの勤務先の社長・鈴木一之助(スーさん)である。ハマちゃんとスーさんは釣りを通して次第に距離を縮めていったのであった。

スーさんが鈴木建設の社長であることがハマちゃんに露見すると、一度はスーさんはハマちゃんと決別するため釣りを辞めるといってしまい対立することになったが、その後和解し、二人は釣友として距離を縮めていくことになったのだった。

さらに、のちにハマちゃんの妻となるみち子も登場。みち子はハマちゃんの行きつけの居酒屋で働いていたが、みち子の料理があまりに上手だったのでハマちゃんは絶賛した。それからハマちゃんとみち子は少しずつ心を通わせていくのであった。この二人の行動もまた見物である。

映画とドラマを比較するとキャスト以外にも若干の違いがある。映画でのハマちゃんはもともとは趣味がなく、上司佐々木に勧められたことで釣りにはまった。これに対してドラマでは、就職する前からすでに釣りバカとなっており、面接では釣りの話をしていた。

第1話ではハマちゃんが鈴木建設に入社し、河川敷でスーさんと出会うことになった。しかしこのとき二人ともお互いが誰か分かっていなかった。さらにハマちゃんとみち子との出会いも第1話で描かれている。

第2話では土地の買収で鈴木建設は地主・阿久津熊吉との交渉に苦戦していた。しかし、ハマちゃんが阿久津の元に行くやいなや阿久津が釣り好きと分かると意気投合し、渓流釣りに出かけることになった。

第3話ではスーさんが宮本彩という女性に出会った。その女性はスーさんが学生時代に憧れていた女性にそっくりで、スーさんはすっかり宮本に心を奪われてしまった。そしてハマちゃんとみち子に浮気を疑われた。

第4話ではハマちゃんが社長令嬢の倉田詩織を助けた。それを詩織の父・倉田慎太郎が目をつけ、ハマちゃんを慎太郎の会社・クラタ化学に入社させたいと願った。しかしスーさんは煮え切らない気持ちになった。

第5話ではハマちゃんが健康診断の際、診察室で上司の佐々木があと半年もたないと耳にした(正しくはパソコンが半年もたないということだった)。勘違いを起こしたハマちゃんは佐々木に残り短い生涯を悔いなく過ごせるように協力。そして佐々木は鈴木建設を覆しかねない重大な意見を言ってしまった。

第6話ではハマちゃんの母・とし子が上京。ハマちゃんの様子を見に来たといっていたが、ハマちゃんの兄・純友によるとそれは建前で、とし子に好きな男性ができ、離婚の恐れがあるということだった。ハマちゃんに頼まれみち子がとし子を監視していると、とし子がある男性と楽しそうにしているところを見てしまった。

第7話ではスーさんの息子・昌之が、スーさんが盛んに連絡を取っている人物をいぶかしく思っていた(その人物とはハマちゃんのことである)。そして昌之は釣り接待を試みるためハマちゃんを同行させた。

第8話(最終話)では、みち子の父・修三が登場。上京するやいなやみち子を故郷の秋田に連れて帰るつもりだった。しかしみち子は父に逆らうためハマちゃんに恋人のフリをしてもらうことにしようとしたが、うまく頼めずにいた。一方ハマちゃんは、修三がみち子を連れて帰ると聞いて修三に釣りの勝負を挑んだ。さらに鈴木建設に談合疑惑がささやかれ、鈴木建設を大ピンチが襲った。

2015年の釣りバカ日誌のドラマはここで終わりであるが、この後さらに話が続き、2017年の正月にはスペシャルドラマが放送された。さらに同じ年の4月から6月までは2015年版の続編(Season2)が制作された。

さらにドラマ釣りバカ日誌は続く予定で、2019年正月にはスペシャルドラマが放送される予定である。Season2のラストでハマちゃん夫妻が転勤したため、このドラマでの舞台は香川県となる。香川県は映画釣りバカ日誌の最初の舞台でもある。

【金曜8時のドラマ】釣りバカ日誌 ~新入社員 浜崎伝助~:テレビ東京

釣りバカ日誌のドラマ版を見た人の感想を紹介!

ドラマ釣りバカ日誌には高評価が多く、続編や映画化を望む声が多数寄せられていた。面白いという声も多く、普段比較的シリアスな演技をする俳優がコミカルな演技をするのが新鮮という声もあった。一方、西田ハマちゃん・三國スーさんの時代と比較する声もあった。

釣りバカ日誌のキャストまとめ!

今回は、映画釣りバカ日誌シリーズとドラマ釣りバカ日誌シリーズのキャストの違いを相関図付きで比較してきた。二つの相関図を比較してみると、映画における初代のキャストに比べてドラマでのキャストは大幅に変わっていた。しかし映画版に劣らずドラマ版の釣りバカ日誌もかなりの好評であった。

先述の通り、釣りバカ日誌のスペシャルドラマが、2017年に放送されたSeason2の続編として2019年正月にも放送される予定である。さらに続編を望む声が多いため、これからも釣りバカ日誌は映像化され続けると考えられる。30年の長きにわたって親しまれ続けた『釣りバカ日誌』がこれからの世代にも楽しんでもらえるよう、応援していきたいものである。

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