花のち晴れの愛莉（今田美桜）がかわいい！原作エピソードや黒い過去まとめ

2018年からTBSにて放送された連続ドラマ『花のち晴れ』は原作のファンだけでなく、テレビドラマからの新規の視聴者からも評価されたドラマです。本作『花のち晴れ』では主人公・江戸川 音と学園の人気集団であるコレクト5の神楽木 晴の突然の出会いから、二人だけでなくそれを取り巻く周りの成長までも描かれています。そんな『花のち晴れ』に登場する愛莉というキャラクターがかわいいと話題になっています。

この記事では『花のち晴れ』の愛莉のかわいいところや、服装などを紹介し、愛莉役の今田美桜さんのプロフィールなども紹介します。また小悪魔的な性格の愛莉の知られざる過去にもスポットを当ててまとめて紹介します。

『花のち晴れ』の愛莉のかわいいところを紹介する前に、愛莉の登場する『花のち晴れ』について詳しく紹介します。

『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』は漫画家の神尾葉子さんによる漫画作品です。2015年より少年ジャンプ+にて連載され、花男シリーズのネクストシーズンとして人気があります。2018年4月にTBSの火曜ドラマ枠にてテレビドラマ化され、高い視聴率と共に話題になりました。

神尾葉子さんといえば大人気漫画の『花より男子』の原作者として知られています。これを原作としたテレビドラマが2005年から放送されると、爆発的に人気に火が付き、社会現象まで引き起こすほどのヒットを生み出しました。そんな大人気作品の続編として新たに神尾さんが描いたのが『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』です。

『花より男子』から10年の月日が流れた英徳学園が舞台となる『花のち晴れ』。伝説の人気集団であるF4の自由で派手な行動のおかげで入学志願者は減り、学校の設備なども老朽化。あの煌びやかな英徳学園は廃れていっていました。そんな中で主人公の江戸川音の父が経営する大手化粧品メーカー「エド・クオリティ化粧品」が倒産してしまいます。社長令嬢から一般庶民へと転がり落ちた音は、隠れ庶民として学園に通っていました。

一方、その英徳学園でカリスマとして頂点に立つのが、神楽木ホールディングスの御曹司である神楽木晴でした。かつてF4の道明寺司に助けられた晴はそれ以来、道明寺に憧れを抱くようになり、廃れていく英徳学園を復興するため幼馴染の平海斗たちとC5(シーファイブ)を結成することにします。

C5のCはコレクト(活動)のCで、その活動内容は学園に寄付金を払えない庶民を「ふさわしくない」という理由で退学させていく、庶民狩りを行うというものでした。その行動はかつてのF4の行いに匹敵するような残酷さを持ったものでした。

隠れ庶民である音は婚約者の母親との約束を守るために英徳学園に通いつつ、生活費の為にコンビニでバイトをしていましたが、そんな時学園のカリスマ・晴と鉢合わせしてしまいます。お金持ちである晴は本当ならコンビニなどを利用する必要はないのですが、道明寺への憧れを募らせた結果、体格を大きくするために通販で様々な器具を買うことが生活の一環になっていたのです。

しかしそんな行動は英徳学園の恥につながるため、学園の関係者にはばれないようにコンビニで受け取っていたのでした。それが音のバイト先であるコンビニだったのです。隠れ庶民であることがC5の晴にばれてしまった音。しかし晴もまた通販を利用している事がばれてしまいました。こうして二人は、お互いにとって最悪な出会い方をし、交流が始まっていくのでした。

こうして始まった『花のち晴れ』は原作と違った演出も多くありながら、最後まで視聴者を楽しませたドラマになりました。ストーリー以外でも学園のカリスマである神楽 木晴を演じた平野紫耀や、音の婚約者である馳 天馬を演じた中川大志のかっこよさなど、キャスティングの良さなども高評価につながった要因だといわれています。

魅力的なキャラクターがたくさん出てくる『花のち晴れ』ですが、その中でも話題になったのがC5のメンバーで晴の幼馴染である真矢 愛莉です。C5の紅一点ながらも一番活動に力を入れている彼女は、小悪魔的なかわいさを持つとして原作・ドラマ共に人気の高いキャラクターになっています。そんな愛莉を見事に演じきったのは女優の今田美桜さんです。

今田美桜さんは福岡県出身の21歳で、過去にはフジテレビの月9ドラマにも出演したことのある若手女優です。福岡県でスカウトされた今田美桜さんは、地元でアイドル活動をしていましたが、貼ってあったポスターが現在の事務所の社長の目に留まり引き抜かれて全国区にデビューしました。デビュー当時は『福岡で一番かわいい女の子』というキャッチコピーがつけられ全国区への進出に拍車をかける事になったのです。

身長157cmと小柄で華奢な体型の今田美桜さん。そのスタイルも評価され、モデルやグラビアなどの活動も精力的にしています。趣味は語学勉強、特技は博多弁の早口言葉や乗馬など意外なプロフィールが多くあります。博多弁の早口言葉は高いクオリティ共に、方言というギャップに撃ち抜かれた人も多く、ファンをつかむ魅力のひとつになっています。

マガジンの表紙やPV、CMなどのメディアにも多くキャスティングされ、最近ではバラエティ番組でも見かけることが多くなった今田美桜さん。キャッチコピーにも負けない可愛らしさと愛嬌で人気が高く、またその演技力も評価されています。

今田美桜さんのかわいい顔や抜群のスタイルへの人気はファースト写真集を出版するまでに至っています。最近ではアイドルやタレントの写真集が飛ぶように売れているので、今田美桜さんの写真集にもヒットの予想がされています。

そんな今田美桜さんが演じたのは『花のち晴れ』で何度も登場し主人公や周りを翻弄する重要なキャラクター、真矢 愛莉です。ここでは愛莉のキャラクターについて詳しく解説します。

真矢 愛莉は英徳学園の高等部に通う2年生です。音と同級生である彼女は不動産王の令嬢であり、学園を束ねるC5のメンバーです。かわいい顔とツインテールという女の子らしいかわいい容姿とは正反対の性格で、C5のメンバーの中で最も庶民狩りを楽しんでいる、という小悪魔的な側面を持っています。思い通りにいかないと癇癪を起すような女王様気質のため、周りも一歩引いているところがあります。

『花のち晴れ』本編では世話焼きな音と、庶民の生活をまったく知らない晴は二人が自覚する前から少しずつお互いの距離を縮めていきます。そんな喧嘩友達のように仲良くなっていく二人を静かに観察していたのが、晴の幼馴染である愛莉でした。

『花のち晴れ』の愛莉は両親が年をとってから誕生した子供だったため、非常に甘やかされて育ったという過去を持っています。そのためなのかお菓子の食べ過ぎで、今では考えられないほど太っていた小学生のころに、遠足の途中で歩けなくなった愛莉をおぶって助けてくれた晴に密かに好意を抱いていました。このことがきっかけで痩せる決意をし、その後は晴を追いかけ続けるようになります。

その大好きな晴がなぜか執着し追いかける音のことが気に入らない愛莉は、C5の名目と私利私欲が混在しながら音を退学するように追い詰めていきます。音にぶりっこをしながら擦り寄り、仲良くなったと思わせて一緒に食事していたレストランの冷蔵庫に閉じ込めてしまうなど、サディスティックな行動もさらりとしてしまいます。その豹変ぶりには視聴者も凍ってしまいそうなほどの衝撃を与えられます。

傍から見れば残酷でサディスティックな行動も、好きな人の為ならいとわずしてしまうという少し恐ろしい性格の愛莉ですが、晴にフラれた後は大人しくなり、音との仲も円満になっていきます。そうして音の恋路を手伝う優しさも見せ始めます。自分勝手で子供っぽい愛莉も物語が進むにつれ少しずつ成長するのです。

そんな意外な過去を持つ『花のち晴れ』の愛莉。そんな過去があったおかげで今の晴や周囲の人々との付き合いがあるのです。しかしその過去があるおかげで少し歪な行動にも出てしまうのですが、それも愛莉の個性と言えます。辛い過去があった愛莉ですが、音と出会って本当の友達になったおかげで過去を払拭し、新たな目標などを手に入れることができました。

『花のち晴れ』の愛莉は恐ろしい性格やサディスティックな行為だけで話題になったのではなく、『花のち晴れ』に登場するたび変化のある髪型や服装なども視聴者にかわいい！と評判になったのです。ここでは愛莉のかわいい髪型や服装などを紹介します。

『花のち晴れ』の愛莉といえばくるくると巻かれた髪をツインテールにまとめたシルエットが特徴的です。それだけではなく、背面にはリボンを編み込んだような工夫がされています。このリボンがとってもかわいいと話題になり、動画サイトには愛莉風のヘアスタイルをする方法などがまとめられたものがアップされています。

『花のち晴れ』の愛莉が身につけている服装がかわいいと人気です。メインで登場するたびにころころと変わる服装のセンスが良いとSNSやネットで話題になりました。そんな愛莉の私服姿を紹介します。

晴と音と一緒に買い物に出かけた時のワンピースです。ブランドはMICHAEL KORSで、お値段は175ドル。日本円にして2万円ほどの高級なものです。胸元のギリギリまで開いたセクシーなワンピースも見事に着こなしています。

このワンピースに合わせて持っていたバックもMICHAEL KORSのものです。50万円ほどで販売されているこちらのバックにさらに付け替えできるストラップも付けているので総額はさらに高くなります。

もんじゃ焼きのお店に唐突に乱入してきた時の衣装はこちらです。黒のミニワンピースに胸元の白い切り替えとワンポイントがかわいいアイテムです。こちらのブランドはChristian Diorです。お値段は50万円弱ほどします。さすが財閥令嬢です。

このワンピースを着ている時に腕につけていたブレスレットがこちら。Christian Diorのものですが、一つで4万円を超えます。ワンピース1着買うより高いお値段です。服だけでなく小物にも気を抜かないところに愛莉のセンスとこだわりを感じさせられます。

音の家で女子会のように愛莉とメグリンの三人で集まるシーンがあります。その時着ているのはこちらのワンピース。ブランドはDOLCE ＆ GABBANAで、2018年AWの新作アイテムになっています。お値段は42万6600円です。大胆にあしらわれた花柄がとても可愛らしいですワンピースです。

愛莉が音の家に訪問してきた時のジャンパーはこちらです。ブランドはイブ・サンローランで、お値段は33万5356円です。

同じく音の家に訪れた時のTシャツです。ブランドも同じくイブ・サンローランで、価格は10万2800円。Tシャツ一枚でも10万もしてしまうとはさすがの経済力です。

さらに同じシーンでの靴もイブ・サンローランのものです。お値段は15万6600円。音の家に遊びに来ているだけでも、ジャケットから靴までサンローランで固めたブランドコーディネートになっています。小物やその他のアイテムもありますが、今回紹介しただけでも総額60万円ほどになります。着ているだけで緊張してしまいそうな額ですが、愛莉はとても可愛らしく着こなしています。

愛莉が晴の家を訪れた時の服装はこちらです。Christian Diorのレザージャンパースカートです。2018年の夏の最新作として公式インスタグラムでも紹介されていました。普段着には難しそうなデザインですが、とても自然に着こなしていました。愛莉の強気で小悪魔的な性格と雰囲気にぴったりのアイテムです。

かわいいのは私服だけではありません。学校生活は学園の制服を着用していますが、その学園で普段持ち歩いているバックもとても可愛いと評判です。ブランドはMCMのスタッズボックス型ハンドバックになっています。お値段は16万4000円ほどです。こちらの商品は非常に人気が高く、現在でもオンラインサイト上では在庫切れになっています。

非常に高価なアイテムを多く身につけている愛莉ですが、服やブランドに着られることもなくかわいらしく着こなしてます。愛莉の個性に合わせたアイテムが扱われているので、物語の進捗だけでなく、キャストの服装でもドラマを楽しむことができます。

『花のち晴れ』で愛莉や晴たち5人が結成した学園の集団、C5。彼らは皆他の生徒たちとは違う制服を着ていますが、それらは全てフランスの最高級ブランドであるDORMEUILのオーダーメイドアイテムなのです。超高級ブランドであるDORMEUILのスーツは上下で最高20万円ほどもする高級なものですが、彼らが着ているのはオーダーメイドのものなので価格はさらに上がると言われています。

このブラックジャケットはC5のメンバーだけが袖を通すもので、豪華なメンバーにぴったりの高級感あふれるアイテムになっています。私服だけでなく制服も超高級ブランドのものとは、さすが学園のトップ集団です。

かわいい見た目とは反対に意外な過去を持つ愛莉ですが、そんな愛莉の行動はテレビドラマの中のものだけでなく、原作の漫画でも見ることができます。原作漫画とドラマでは演出に大きな差があると言われていますが、その中でもドラマ版を視聴した人々が意外と思うのが、愛莉と天馬の恋路です。

辛い過去の中、助けられた影響で晴に執着する愛莉ですが、音と出会うことでその過去を払拭しう二人の仲を取り持つキューピッドのような役割を担うことになります。しかしその後、原作漫画では愛莉が音の婚約者である天馬に恋をするというシナリオがあるのです。

原作漫画の9巻ではすでに音と天馬が別れてしまった後の話になっています。パートナー校となった英徳学園と、天馬の通う桃乃園学院は合同サマースクールを開きます。そのスクールの一環で行われたシュノーケリングツアーで行方不明になった音と晴を探すため、愛莉は天馬と協力して捜索に出ます。

その協力時、二人は会話をします。その昔、まだ音と愛莉が親友ではなかった頃に音と天馬をレストランの冷凍庫に閉じ込めたことがあり、天馬はその時の張本人が愛莉だと知っていました。愛莉は当時のことを反省し、しかし今は音が大好きであるということを伝えます。天馬もそれを理解し、「音のそばにいてくれてありがとう」と伝えるのでした。その真っ直ぐで真摯な態度に愛莉は見とれてしまうのです。

音と晴の二人が無事に見つかった時、愛莉は音に「うらやましい」と本音を吐露します。愛莉の本心に気づけない音と、本当のことを言えない愛莉。様々なことを乗り越えて親友となった音にはかつての婚約者を好きになってしまったなんて言えるわけもなく、愛莉は板挟みの状態になってしまいます。

愛莉は本当はピュアで真っ直ぐな性格なのですが、どうしても好きな人の前では本心を言うことができなくなり、わざと天馬に愛想のないことを言うなどしてしまいます。その度に一人で泣いたり、音にすがったりしますが、やはり本心を打ち明けることができません。

しかし、サマースクール終了日の日。愛莉はついに天馬に告白をします。「馳のことが好きだから」という、愛莉らしい真っ直ぐな告白でした。動揺する天馬は愛莉に「晴が好きだったよね？」と尋ねます。愛莉もずっとそう思っていたことを認めますが、それは恋愛の好きではなく家族愛のようなものだと伝えます。音と出会い、過去を払拭したおかげで気づけた事実でした。しかしその告白への天馬の返事は、きっぱりとしたNOでした。

愛莉に告白をされる今も、天馬の心の中にあるのは音を心配する気持ちだけ。婚約を解消している今でもまだ、音のことを無意識にでも気にかけてしまうのです。想い人の心はここにあらず、という事実を愛莉は突きつけられてしまうのでした。

二人のその後のお話はまだ描かれていません。しかし『花のち晴れ』の原作漫画の連載はまだ続いているので、今後二人が結ばれることもあるかもしれません。まだ先の見えない愛莉の恋路ですが、暖かく見守っていればいつか二人のその後を読むこともできるでしょう。

『花のち晴れ』に登場するキャラクター、愛莉のかわいい服装や意外な過去などを紹介してきました。またドラマで愛莉役をつとめた女優の今田美桜さんのプロフィールや原作漫画のその後のストーリーなどもまとめましたがいかがでしたか？愛莉の子悪魔的な性格の裏にあるピュアで真っ直ぐなかわいさが愛莉の魅力としてたくさんのファンの心を掴んでいることが分かったでしょう。それだけではなく、愛莉の私服や小物なども『花のち晴れ』を楽しむひとつの要因になっています。

『花のち晴れ』のドラマ版は放送を終了し、現在では続編の放送などの追加情報はありませんが、原作漫画の連載は続いているので愛莉や音たちのその後が知りたいというかたは連載を読んでみるのも良いでしょう。また愛莉役をつとめた今田美桜さんのテレビへの露出も増えているので、『花のち晴れ』で今田美桜さんのファンになった方は小まめにチェックするのも良いでしょう。