未成年のドラマあらすじと感想をネタバレ！出演キャストの現在は？【いしだ壱成】

高校生である主人公を中心に5人の人物描かれるストーリー、青春を過ごす中で起こる様々な苦悩と色々な葛藤を生々しく描いた未成年。現在の人気芸能人の出世作としても知られている作品で、歌手として有名を博した浜崎あゆみの数少ない出演作品となっている未成年。平均視聴率は20.0%を記録するなど放送当時は爆発的な人気を誇っていました。今回は未成年のあらすじなどをまとめます。

未成年で一番注目されているのが出演するキャスト達です。出来のいい兄にコンプレックスを抱く高校3年生の主人公、戸川博人はいしだ壱成が演じており、知的障害をもつ室岡仁役は香取慎吾が、戸川博人の同級生で、暴力団員の坂詰五郎を演じる反町隆史、超優等生の神谷勉役を務める河合我聞、クラスメイトで野球部の田辺順平を演じる北原雅樹と言った現在でもかなりの有名俳優が登場している豪華作品なのです。

そんなたくさんの有名人たちがキャストとして登場しますが、内容はかなりハード且つヘビーなものになっています。性描写や暴力行為、拳銃密入手、銀行強盗に立てこもりと、今ではR指定必須と言われるほど重い内設定が盛り込まれています。さらには遠野なぎこや浜崎あゆみも登場し服を脱いだりする場面があるなど、現在の枠で未成年を放送するのは絶対無理と言われるほど。しかし、再放送を待っているファンもかなりいるのです。

そんなハードな物語の展開をしていく未成年。ここからは迫真の演技でストーリーを盛り上げていくキャスト達を簡単にまとめていきます。主人公の戸川博人を演じるいしだ壱成は父親が有名俳優、石田純一でありその父親の影響を受け、自身も俳優の道にいったと言われています。母親はは緑の党で「脱原発の日」サイト管理を担当する反原発活動家の星川まりであり、モデルとして活躍しているすみれなど一家揃って有名人です。

石田純一によって開かれたコンサートに偶然居合わせたTV番組プロデューサーの目に止まり、フジテレビ、ザ・テレビジョン10周年記念ドラマ「悲しいほどお天気」に出演し、中性的な演技で注目を集め、「フェミ男」と呼ばれるように。さらに「ボクたちのドラマシリーズ」「放課後」に出演。その後も数々のヒット作に出演します。そして「未成年」で主演男優賞を受賞したことで、俳優としての人気さや知名度を広めていきます。

その後も音楽活動や舞台での活動など、幅広く活動をしていましたが2001年8月20日に 大麻・LSD所持などの大麻取締法違反により逮捕され、執行猶予付きの有罪判決を受けたことにより芸能生活から退きます。人気舞台作品「大江戸ロケット」を途中で降板し、芸能活動停止という運びになりました。そして、2年間の謹慎期間を経て芸能活動を再開し以後音楽、映画、舞台など中心に活動します。波乱の芸能人生を歩んでいるいしだ壱成。

デクと呼ばれる室岡仁。小さい頃に頭に深い傷を負い知的障害者になります。動物好きで心優しい性格でありゲームやパチンコが好物。「オバケのQ太郎」のキャラクター・O次郎の絵が大きく描かれたTシャツがトレードマークでありドラマでも着ています。始めはには万引きをしていましたが、後述する萌香に注意されたことを受け止めるようになります。後の物語で銀行員無差別殺人未遂事件という大きな事件を起こします。

難しい役と言われているデクを演じたのが元SMAPのメンバー香取慎吾なのです。1977年に生まれ、1987年にジャニーズ事務所に所属します。その1年後にSMAPの前身のグループであるスケートボーイズの中から1年でSMAPのメンバーに選ばれるのです。入った当時は11歳でメンバーの中では最年少であった香取慎吾ですが、約7年後にドラマ「沙粧妙子-最後の事件-」や「未成年」に出演し存在感をアピールし注目を集めていきます。

その後も様々な作品に出演し1996年に放送されたドラマ「ドク」で第11回ザテレビジョン・ドラマアカデミー賞・主演男優賞を受賞し、2000年には香取慎吾ママ名義の「慎吾ママのおはロック」がミリオンヒットとなり、慎吾ママの「おっはー」が流行語大賞を受賞するなど多方面で活躍するなどSMAPのメンバーとしてではなく、香取慎吾自身としても芸能界で活躍し、2017年9月に稲垣吾郎らとともにジャニーズ事務所を退所します。

ゴロと呼ばれている坂詰五郎。ヒロの中学時代の同級生で暴力団の構成員をしているゴロ。すぐ手が出る性格ですが内面は義理を重んじ、嘘などを嫌っています。中学時代その性格から学校で濡れ衣を着せられた時にヒロが庇ってくれた事から、ヒロには強い信頼を寄せています。後述するアリサと同棲し、近いうちに堅気になることを考えているほど惚れこんでいます。学校にあまり行っていなく漢字が読めず後に苦労したと話しています。

ゴロを演じた反町隆史、本名野口隆史は有名女優、松嶋菜々子と結婚しそのことも話題になりました。中学3年生の頃から本名の方でデビューしており、デビューしてすぐにジャニーズ事務所に所属しており、平家派のメンバーとして人気アイドルユニットだった光GENJIのバックダンサーを務めていました。16歳になってアイドルの他にモデル事務所にも所属し、ファッションモデルとして活動もするなど幅広く活躍していきます。

1994年に所属事務所を研音に移籍してからは俳優を中心に活躍します。この時に現在の芸名「反町隆史」に改名します。由来は龍反町で、社長が「龍のような男になれ」という願いを込めて名付けてくれたのです。同年7月に放送されたテレビドラマ「毎度ゴメンなさぁい」で念願の俳優デビューを果たします。その後も、テレビドラマを中心に活躍すると同時に、歌手としても音源リリースやライブ活動などを進んで展開していきます。

このほかにも遠野なぎこや浜崎あゆみ、谷原章介と言った現在でも様々なジャンルで活躍している有名人たちが登場していたのです。意外と知られていない未成年の豪華キャスト達。特に、香取慎吾の演技には当時の視聴者にかなり評価が良く、歌手としても俳優としても才能を見せつける作品となりました。当時の香取慎吾はまだ若く、まだまだ伸びしろがあるとまで言われており、他のキャスト達も真に迫った演技を見せてくれます。

ここからは未成年のあらすじをネタバレを交えてまとめていきます。あらすじの始めは主人公の戸川博人の生い立ちについて放送されました。超エリートの兄を持った博人は常に比べられて生きてきました。そのため、兄の戸川辰巳に対してコンプレックスのようなものを抱いていました。そのため虚無的な処世術を身に着け普遍的な生活をしていました。ある日、幼馴染の田辺順平とゲームセンターで遊んでいると室岡仁と出会います。

仁と意気投合した二人は、その帰り道に不良グループに絡まれますがそこを暴力団の組員、坂詰五郎に助けられます。その後、博人は家に帰ると兄の辰巳から恋人、新村萌香を紹介されますがこの萌香とは博人のアルバイト先で一緒に働いており初恋の相手だったのです。そんな出会いを果たした博人は何とも言い表せない気持ちを心の中で燻ぶらせていました。その後も様々ないざこざに巻き込まれますが萌香との関係も進んでいきます。

痴漢騒ぎの件から神谷勤と出会い友達になった博人は勤の想い人である田畑瞳の恋を応援することに。その後も色々な登場人物の恋模様が生々しく表現されて物語は進んでいきます。博人のことを誰よりも強く想っている安西加代子と順平たちの三角関係や、五郎の人情を重んじている姿、そして萌香は結婚すらできない身体だと知った博人の衝撃とあらすじを書ききれないほど濃い内容となっており、博人たちの成長を描いています。

そんな博人達が抱える悩みや様々な事情が引き金となり、重大な事件を起こしてしまい社会の注目を集めるのです。そして警察に捕まってしまった博人、デク、勤の3人は護送車に揺れる中豪雨のため地滑りが起こり護送車が横転、博人だけが逃げ出すことができ東京の軟禁状態になっている萌香に会いに行きます。途中、食料を確保するために自宅に戻りましたが、その姿を父親に見つかってしまいます。もうだめかと思われた博人ですが…。

しかし、父親は何もしません。異変に気付いた周りの住民たちが集まってきたため博人は逃げ出しますが最後まで博人の父親は「何でもない」という姿勢を崩しませんでした。それが博人にできる精いっぱいの援護だったのです。博人の萌香に会いたいという一心で始まった逃走劇。一人で戦っていると思われがちですが、最後まで色々な人に支えられていた博人。そして、監視の目を潜り抜け萌香がいる病院にたどり着いたのです。

二人でどうやってデク達を助けようか考えているとカーコがまたしても二人の仲を邪魔するために博人が病室にいることを密告したのです。萌香は必死になって盾になり博人を逃がしました。そのこともあってか萌香の体調が急変、死んでしまうのです。デクが収監された施設に潜入した博人はデクを救出しますが、デクは裁かれることを望んでいました。そして、萌香のことをカーコから伝えられた博人はその怒りは怒り狂い咆哮します。

そして、未成年のドラマはラストシーンのあらすじとなります。夜が明け、朝に校舎の屋上に立った博人。命や生きる意味、未熟だったことへの懺悔と友情やつながりの大切さなど、自分に足りなかった想いを世間に問います。そして、とうとう博人は警察に捕まってしまいますが最後の要求「デクに裁判を！！」を力の限り叫びます。その訴えを聞いた群衆達は博人の言葉を聞き、大喝采。その声を聞きながら博人は連行されました。

裁判が始まる。神妙な面持ちの博人や勤、順平。そこにアリサのペンダントで命を取り留めた五郎と、皆の願いが通じてデクも裁判のために入廷します。久々の再会の喜びが抑えられず、そしていつものように乾杯をする博人たちそして、博人達の成長物語"である未成年は幕を閉じました。簡単にあらすじを紹介しましたが、省略した部分も未成年というドラマの過程はかなり重要と感想に多く記されています。

ここからは、ドラマ未成年を見た方々の感想をまとめていきます。野島伸司が監督を務めたこともあり、かなり注目が集まり未成年の放送を待っていた方々も多くいたと言われていました。今となってはかなり昔のドラマとなっていますが、現在でもキャストの豪華さから改めて見た人や勧められて見て、感想を残すなど有名作品として昇華していったのです。博人の間違いながらも成長していく姿に共感した人も多々いたと言われています。

男性キャスト達の迫真の演技も見どころですが、女性キャスト達のそれぞれを想って演技しているシーンなども感想に残されています。その中でも未成年を見た感想で一番多かったのが萌香（モカ）の博人と辰巳に対しての演技です。若いながらも真に迫った演技を見せてくれたとかなりの高評価として感想に述べられています。加代子（カーコ）の博人を盲目的に追っていく姿なども見物と未成年を見た方は感想に残していました。

そして、ドラマ未成年のラストシーンで博人が屋上で語った自身が秘めた想いを爆発させるシーン。この場面で考えさせられたや、感動したという感想がたくさん載っています。デクのことを最後まで想って要求を口にするシーンはかなり見ごたえがあると感想に残されました。ここで挙げた感想以外にも様々なシーンでそれぞれの人物たちが悩みながらも前に進んでいく未成年は視聴者たちを虜にしていきました。

圧倒的なストーリーと豪華なキャスト達で贈られたドラマ「未成年」生々しい表現がかなり使われており、ヘビー且つビターな内容と言われている未成年ですが、キャスト達によって熱い青春ドラマという見方もされています。今でも未成年を支持しているファンは多く、再度見直す人もいるほどの作品となりました。博人が兄を超えようと必死にもがく姿、順平の三角関係に対する葛藤といった内面の心情を感じ取れると評判の作品です。

現在では、この作品を通じて有名になった芸能人たちがたくさんいます。そのため、人気俳優たちの「処女作」と言われるほど重要なドラマになった未成年。あらすじを読んで懐かしく思い、見直そうという方、まだ見てない方は是非一度見てみてください。