【呪術廻戦】庵歌姫の術式を考察！能力・強さや顔に傷がついた経緯は？

庵歌姫は『呪術廻戦』に登場するキャラクターの1人。京都府立呪術高等専門学校に所属する準1級呪術師で、呪術高専東京校と京都校による姉妹校交流会時、京都校の引率として登場しました。準1級呪術師ということでかなりの強さ・戦闘能力を持つと考えられていますが、使用する術式や能力については未だ詳細不明。

そのため、彼女の術式や強さ・能力については、様々な考察がなされています。ここでは、庵歌姫の術式や強さ・能力についての考察、さらに彼女の顔についた大きな傷についての考察などを見ていきます。庵歌姫について詳しく見ていく前に、まずは『呪術廻戦』の基本情報を押さえておきましょう。

『呪術廻戦』は、2018年から『週刊少年ジャンプ』で連載されている少年漫画です。作者は芥見下々。人間の負の感情から生まれる怪物「呪霊」を、呪術という力を駆使して祓う呪術師の戦いを描いた、ダークファンタジー漫画です。

シリアスなストーリーとダークな世界観、魅力的なキャラクターが人気を博し、2020年10月にテレビアニメ化されました。2021年には『呪術廻戦』の前日譚である『東京都立呪術高等専門学校（0巻）』を原作とする劇場映画『劇場版 呪術廻戦 0』が公開予定となっています。

両親を知らず、祖父に育てられた高校生・虎杖悠仁は、通っている学校に眠っていた「呪物」の封印が解かれたことによって現れた化け物「呪霊」に遭遇。呪物回収のために現れた呪術師・伏黒恵と共に呪霊に立ち向かいます。しかし、呪霊を倒せるのは呪力を持つ呪術師のみ。ピンチに陥った虎杖は、咄嗟に特級呪物「宿儺の指」を飲み込み、呪霊と戦う力を得ました。

ところが、それによって呪いの王・両面宿儺が復活。「宿儺の器」となった虎杖は捕らえられ、死刑を宣告されました。今すぐ処刑されるか、散らばった宿儺の指を全て取り込んでから死ぬか。2択を迫られた虎杖は、宿儺の指を取り込んで死ぬことを決意。呪霊と戦うべく、都立呪術高専に入学して呪術師としての戦い方を学びます。

『呪術廻戦』に登場するキャラクターの1人・庵歌姫。彼女は京都府立呪術高等専門学校に所属する準1級呪術師で、京都校の2年生のクラス担任を務めています。2月18日生まれで、年齢は31歳。身長は約170センチです。

趣味はカラオケとスポーツ観戦で、サンフレッチェ広島と埼玉西武ライオンズのファン。好きなものは酒、特にビール。嫌いな食べ物は甘いものです。仕事着として巫女服を着用していること、また顔についた大きな傷が特徴的です。

『呪術廻戦』作中の2018年10月31日に発生した呪術テロ「渋谷事変」。ハロウィンで賑わう渋谷に巨大な帳が下ろされ、閉じ込められた一般人たちを救うため、呪術師たちが総動員で事態の対処にあたりました。

この一件で、民間人はもちろん、呪術師も甚大な人的被害を受けており、『呪術廻戦』読者は自分の好きなキャラの安否を毎週気にすることになりました。そこで気になるのが庵歌姫の安否ですが、彼女は渋谷事変終了後も生存していることが確認されています。戦闘には参加していましたが、無事だったようです。

『呪術廻戦』の人気エピソード「京都姉妹校交流会編」。交流会とは、呪術高専の東京校と京都校の間で毎年行われるイベントで、各校の生徒が熾烈な呪術戦を繰り広げます。話題となったのは、交流会開始直前のアナウンス。試合開始1分前、東京校の教師である五条悟が突然、歌姫に校内アナウンスで生徒たちに激励の言葉を送るよう水を向けました。

何の打ち合わせもなく唐突に振られた歌姫は困惑しながら「ある程度の怪我は仕方ないですがー、えー……」としどろもどろに話し始めます。しかしそんな歌姫の言葉を、五条は自分が促したにも関わらず「時間でーす」と切ってしまいました。それに憤慨する歌姫が可愛らしい、とファンからは好評だったアナウンスです。

『呪術廻戦』の庵歌姫は、基本的には落ち着いているものの、性格はやや勝気で短気。特にスポーツと五条悟に対しては熱くなりがちで、よく五条に煽られて怒りをあらわにしています。すぐに熱くなってしまうのは、元の気性が荒いからでしょう。しかし先述の通り、スポーツと五条が絡まなければ落ち着いており、個性豊かな1匹狼タイプが多い呪術師の中では珍しい、協調性を重視するしっかり者でもあります。

『呪術廻戦』作中で、庵歌姫の貴重なオフの姿が登場しました。仕事時は巫女服姿の歌姫ですが、休みの日はオフショルダーのシャツにオーバーオール、頭にはキャップという姿を披露。スポーツ好きで活動的な歌姫らしい服装です。お洒落な服装で可愛らしいという声もある一方、一部のファンの間では「歌姫の私服姿がダサい」と話題になってしまいました。

『呪術廻戦』の庵歌姫の術式・能力考察その1、術式発動の準備をしている？歌姫の術式・能力については、未だ詳細が明らかになっていません。唯一わかっているのは、歌に関係する術式であるらしい、ということ。

渋谷事変の中で京都校の生徒である西宮桃が言った「歌姫先生の準備ができるまで時間を稼ぐ」というセリフから、歌姫の術式は発動に時間がかかるものであると考えられており、渋谷事変の際は劣勢を覆すために術式の準備をしていたようです。以上、庵歌姫の術式・能力考察その1、術式発動の準備をしている？についての紹介でした。

『呪術廻戦』の庵歌姫の術式・能力考察その2、移動系の術式？歌姫の術式については様々な考察がなされていますが、その内の1つが「移動系の術式ではないか」というものです。歌姫は準1級呪術師。呪術師の中でも位は高いほうです。にも関わらず、五条は歌姫をある程度評価していますが、戦闘能力に関してはあまり高く見ていない様子。

五条は最強の呪術師なので、彼から見れば大抵の呪術師は弱いということになるでしょうが、一部のファンの間では、歌姫の能力が攻撃型ではなく、移動系などの補助タイプの術式であるため「弱い」と言っているのではないか、と考察されています。移動系の場合、瞬間移動で自分と味方を移動させる術式、という可能性が高いです。以上、庵歌姫の術式・能力考察その2、移動系の術式？についての紹介でした。

『呪術廻戦』の庵歌姫の術式・能力考察その3、対象の術式を無効にする術式。敵の術式を無効化したり、術式の効果を弱めたりする防御タイプの術式も、歌姫の術式の考察に挙がっています。

渋谷事変では、歌姫の術式発動が形勢逆転の鍵のように描かれていました。敵の術式を無効化させるような術式であれば、確かに大きな武器になったでしょう。以上、庵歌姫の術式・能力考察その3、対象の術式を無効にする術式についての紹介でした。

『呪術廻戦』の庵歌姫の術式・能力考察その3、召喚系の術式？誰かや何かをその場に喚び出す召喚系の術式も、歌姫の術式の考察に挙がっています。この考察が生まれた理由は、普段は日本にいないはずのキャラクターがタイミングよく渋谷に現れたため。準備を終えた歌姫が術式で喚び出したのではないか、と考えるファンも少なからず存在しました。以上、庵歌姫の術式・能力考察その4、召喚系の術式？についての紹介でした。

『呪術廻戦』の庵歌姫の強さ考察その1、準1級呪術師？呪術師はその実力によって階級分けされています。1番上が特級、次が1級、その次が準1級です。準1級は、1級相当の能力が判断された者に与えられる階級。つまり歌姫は、実力はほぼほぼ1級であると考えられます。

呪術師としてそれなりの強さがなければ、今の階級にはなれていないはず。ましてや、次世代の呪術師を育てる高専教師になどなれないでしょう。以上、歌姫の強さ考察その1、準1級呪術師？についての紹介でした。

『呪術廻戦』の庵歌姫の強さ考察その2、領域展開はできる？術式の最終段階であり、呪術戦の極致とも言われる戦闘技術「領域展開」。最強の呪術師・五条悟の「無量空処」などが有名ですが、歌姫は領域展開ができるのでしょうか？

現状、歌姫が領域展開をするシーンはありません。歌姫より階級が上である1級呪術師の七海健人ですら領域展開はできませんので、歌姫もできない可能性はあります。以上、歌姫の強さ考察その2、領域展開はできる？についての紹介でした。

『呪術廻戦』の庵歌姫の強さ考察その3、身体能力や戦闘能力。準1級呪術師である歌姫の身体能力は、決して低くありません。かつて、敵に背後から襲われた際は、即座に反応して攻撃を躱してみせました。走るスピード、塀を乗り越える際の機敏さなどを見ても、身体能力・反射神経はかなり良いはずです。

本格的な戦闘シーンがないため戦闘能力については不明ですが、身のこなしと階級から考えるに、それなりの実力はあるのでしょう。以上、歌姫の強さ考察その3、身体能力や戦闘能力についての紹介でした。

呪術廻戦』の庵歌姫の強さ考察その4、過去の歌姫は隙だらけだった？まだ歌姫が2級呪術師だった過去のことです。歌姫は五条に煽られて冷静さを失い、呪霊に背後を取られたことがあります。煽った五条が悪いのですが、それに乗って隙を作ってしまった歌姫にも多少の問題はあります。

時が経ち、教師となった今では隙を作ってしまう弱点は改善されているはずですが、五条に煽られて噛みついてしまうのは相変わらずです。以上、歌姫の強さ考察その4、過去の歌姫は隙だらけだった？についての紹介でした。

呪術廻戦』の庵歌姫の強さ考察その5、五条悟の評価は弱い？歌姫が五条から、呪霊側と繋がっている高専関係者の調査を依頼されたときのこと。自分を疑うことなく調査を依頼してくる五条に対し「私が内通者だったらどうする」と訊ねた歌姫。五条の返答は「ないない。歌姫弱いし」というものでした。

五条からは「弱い」と思われている歌姫。しかし、五条にかかれば大抵の人間は自分より弱くなってしまうので、本当に歌姫が弱いのかどうかはわかりません。それに少なくとも、五条が調査を任せてもいいと思うくらいには実力があると言えます。以上、歌姫の強さ考察その5、五条悟の評価は弱い？についての紹介でした。

『呪術廻戦』の庵歌姫の顔の傷についての考察その1、2006年には傷がなかった？2006年時点で、歌姫は2級呪術師でした。漫画を見ると、この時点ではまだ顔に傷などないことがわかります。つまり、彼女の顔に傷がついたのは2006年以降。本編が2018年の話なので、この間に何らかの理由で顔に傷を負ったことになります。

『呪術廻戦』の庵歌姫の顔の傷についての考察その2、任務中に傷がついた？呪術師の仕事は、常に命の危険と隣合わせ。呪霊との戦いで生き残っても、大怪我を負うことはいくらでもあります。歌姫は階級が上のほうなので、危険な任務を多くこなしてきたでしょう。任務中に顔に傷が残るほどの大怪我を負っていたとしても、不思議ではありません。

『呪術廻戦』の庵歌姫の顔の傷についての考察その3、乙骨・里香の暴走で傷がついた？歌姫の顔の傷は、乙骨憂太と彼に取り憑いていた里香の暴走によるものではないか、という考察がありました。かつての交流会で乙骨と里香の力により東京校が圧勝。後始末が大変だった、と作者が語ったため、歌姫の顔の傷は後始末によってついたのではないか、と考えられたのです。現状は、その可能性はかなり低いと見られています。

『呪術廻戦』の庵歌姫の顔の傷についての考察その4、傷ではない可能性もある？そもそも、歌姫の顔にあるものが傷であるとは明言されていません。もしかしたら、歌姫の呪力に関係する刻印のようなものである可能性もあります。

庵歌姫は『呪術廻戦』4巻の32話～34話に登場。京都校の引率として生徒たちと共に現れ、その後五条から、呪術高専側に呪霊と通じる裏切り者がいる可能性を聞かされ、京都校内部の調査を任されます。

『呪術廻戦』5巻では、交流会の真っ只中。歌姫は生徒たちの様子を、五条と共にモニタールームで見守っていました。その後、狗巻の呪言で意識を失った京都校の生徒・三輪を保護するため、モニタールームから出ていこうとします。

『呪術廻戦』6巻では、引き続き交流会が描かれています。その交流会で異常事態が発生したため、歌姫は五条と楽巌寺学長と共に生徒たちの保護に向かいます。敵が下ろした帳の中に侵入した歌姫は、呪詛師・重面春太と遭遇。しかし五条によって帳が消えたため、本格的な戦闘になることなく、重面春太は逃走しました。

『呪術廻戦』7巻では、歌姫は交流会で起こった呪霊襲撃事件の会議に参加しています。その後、事件のせいで中断された交流会は野球の団体戦に変更。スポーツが好きな歌姫は、生徒たちそっちのけのテンションで盛り上がります。

『呪術廻戦』8巻では、歌姫のオフの日の姿が描かれました。五条と電話し、依頼されていた内通者の件について話しています。オーバーオールとキャップという歌姫の私服姿が見れるのは、この巻に収録されている63話です。

『呪術廻戦』9巻では、調査していた内通者が京都校のメカ丸ではないかという疑惑が浮上。歌姫は直接メカ丸を問い詰めるべく、虎杖たちを連れてメカ丸のいる場所に向かいます。そこでメカ丸が内通者だという確証を得ました。

『呪術廻戦』15巻では、渋谷事変が発生。歌姫は京都校の生徒たちを連れ、新幹線で事件の舞台となっている渋谷に急行します。車内で内通者であったメカ丸が三輪に語りかけた後に消滅。歌姫と他の生徒の耳に、三輪の泣き声が届きます。

『呪術廻戦』134話では、渋谷に到着した京都校の生徒たちが、虎杖と偽夏油の前に現れます。しかし偽夏油は強く、ピンチに陥る三輪。そこに、歌姫と1級呪術師の日下部篤也が現れ、間一髪のところで三輪を救います。このエピソードは、おそらく16巻に収録されると思われます。

庵歌姫と五条悟は、先輩後輩という関係。歌姫のほうが先輩なのですが、五条は彼女のことを下に見ており、敬語も使わず小馬鹿にしています。会う度に煽られるため、歌姫は五条のことを嫌っているとのこと。しかし五条は嫌われているとは思っていないようです。

庵歌姫と家入硝子は、先輩後輩という関係。五条のことは大嫌いな歌姫ですが、家入のことは可愛がっており、2人の仲は良好です。歌姫は学生時代から喫煙者であった家入の体を心配しており、家入に禁煙を勧めたのも彼女です。家入も歌姫に心配されたためか、長らく禁煙していました。

庵歌姫と冥冥の関係は、同業者。過去には共同任務に就いたこともあります。特別仲が良いというわけではなく、また悪いというわけでもなく、仕事で繋がっているだけの関係であるようです。

アニメ『呪術廻戦』で庵歌姫の声を担当したのは、声優・歌手の日笠陽子です。日笠陽子は1985年7月16日生まれ、血液型はO型で、神奈川県出身。所属事務所はアイムエンタープライズです。声優活動は2007年から、音楽活動は2013年から開始しています。庵歌姫は名前に相応しく歌が上手いという設定だそうなので、歌唱力に定評のある日笠陽子の起用はファンも納得のものでした。

日笠陽子は『呪術廻戦』以外に『けいおん！』（秋山澪）、『聖痕のクェイサー』（桂木華）、『IS〈インフィニット・ストラトス〉』（篠ノ之箒）、『妖狐×僕SS』（雪小路野ばら）、『キングダム』（羌瘣）、『はたらく魔王さま！』（遊佐恵美〈勇者エミリア〉）、『アイカツスターズ！』（エルザ フォルテ）、『SHAMAN KING』（麻倉葉）などに出演しています。

五条悟のことを割と本気で嫌っている庵歌姫が好きだというコメント。五条悟は強くてイケメンな人気キャラクター。顔だけ見れば、多くの女性が惹かれるでしょう。しかし歌姫は、彼のクズな部分を把握しており、本気で嫌って辛辣な態度を取れます。そのはっきりした部分が好きだという人は多いです。

酒癖が悪い庵歌姫が好きだというコメント。美人で仕事着が巫女服なのに、酒癖が悪くてどことなくおじさん臭さもある歌姫。そんな彼女に好感を抱いているファンは少なくありません。

『呪術廻戦』のキャラ投票で庵歌姫に投票したというファンのコメント。基本的に歌姫は常識人。ぶっ飛んだ言動のキャラクターに振り回されつつツッコミを入れる人物です。周囲に引きずられてカッとなりネジが外れてしまうところを魅力に感じている人は少なくないようです。

庵歌姫の名前が可愛いというコメント。歌姫の名前が可愛くて好きだという人は多いです。名前は可愛いですが、敵を前にしたときは凛々しくかっこいい歌姫。彼女のさらなる活躍を期待しているファンは少なくありません。

庵歌姫がどストライクだというファンのコメント。『呪術廻戦』のファンブックには登場キャラクターたちの様々な情報が載っており、もちろん庵歌姫についての情報も見ることができます。歌姫ファンに衝撃を与えたのは、京都校の生徒たちは皆歌姫先生のことが大好き、という情報だったようです。

『呪術廻戦』に登場するキャラクター・庵歌姫の術式や能力・強さについての考察、顔に傷がついた経緯についての考察などを見てきましたが、いかがでしたでしょうか？術式や強さなど、庵歌姫には明らかになっていない謎が多くあります。物語が進むにつれて、歌姫についての詳細も徐々に明らかになっていくでしょう。今後も『呪術廻戦』の庵歌姫の活躍から目が離せません。