【呪術廻戦】両面宿儺（すくな）の強さと正体を考察！虎杖悠仁との契約とは？

呪術廻戦では、素直でノリがいい虎杖悠仁の肉体に受肉することで現世に顕現することができた両面宿儺は、己の快や不快のみを生きる基準として自由奔放に生きていました。かつて1000年以上前に実際に生きていた人間といわれている両面宿儺は、当時強大な術式を扱うことができる人物だったのです。弱い人間を皆殺しにすることに喜びを感じていた彼は呪いの王と呼ばれ恐れられていました。

呪術廻戦で当時の呪術師が束になってかかっても倒すことができなかった両面宿儺の身体は1000年以上経った現世でも消えることなく死蝋となった20本の指が残っています。強力な呪力が入っている両面宿儺の指は魔除けとして扱われていました。そこで、封印が緩んで復活してしまった両面宿儺の強さや彼の正体を考察しながら顕現する際の器となった虎杖悠仁との契約、唯一の好奇として気に入っている伏黒恵との関係もご紹介します。

岩手県出身の芥見下々（あくたみげげ）さんによって描かれた「呪術廻戦（じゅじゅつかいせん）」は、週刊少年ジャンプによって2018年14号（3月）から連載がスタートした漫画となっています。第10巻（2020年4月の時点）まで単行本で刊行されており現在も連載中です。テレビアニメとしては2020年10月からTBS系列や毎日放送によって放送されることが決定しています。

多くの人から高い評価を得るようになった呪術廻戦は、450万部（2020年5月時点）のJC累計発行部数も突破しました。また、全国書店員が選んだおすすめコミック2019では第1位になったり、みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞2019で大賞を受賞したりしています。呪術廻戦では呪術師が呪術によって人間の負の感情によって誕生した呪霊や化け物を次々に祓っていくバトル・ダークファンタジーが描かれていきました。

人懐っこく素直な性格の虎杖悠仁は高校生でありながら常人離れした優れた身体能力を持っていました。祖父に育てられた彼は両親の顔を知りません。育ての親だった祖父が亡くなり正しい死について考えるようになります。特級呪物である両面宿儺の指を食べて無事だった虎杖悠仁には1000年も誕生しなかった宿儺の器となることができる素質が十分あり、両面宿儺を受肉することで人の役に立つために呪いを祓う決意をしました。

呪術廻戦では、誰に対してもフレンドリーな性格の虎杖悠仁の身体に受肉して現世に再び顕現した両面宿儺の姿を確認することができます。彼は普段はテレビっ子である虎杖悠仁によって内面に抑え込まれているため表に出てくることはありません。しかし、彼と意識を交代した両面宿儺は紋様が全身に浮かび上がり、尖がった黒い爪となりました。さらに、もう1対の目が両目の下に開眼しています。

• 名前：両面宿儺（りょうめんすくな）
• 異名：呪いの王
• 階級：特級呪霊
• CV（声優）：諏訪部順一
• 容姿：2対の目と4本の腕を持つ（本来の容姿）
• 正体：1000年以上前に実在した人間
• 現世：虎杖悠仁の肉体を器としている

呪術廻戦で再び現世に顕現することができた両面宿儺は、釈迦が話したという「天上天下唯我独尊」をそのまま体現しているような、自分自身の快・不快のみを基準にして奔放で伸び伸びとした性格を持っていました。快楽殺人鬼と思われるような、か弱い子供や女を皆殺しにすることにこの上ない喜びを感じる両面宿儺でしたが、時に好敵手と思える相手との戦いでは狡猾で計算高いところも見せています。

呪術廻戦でやっと復活することができた両面宿儺は、子供や女などの特に弱い人間をいたぶって殺すのが大好きな鬼畜でした。弱い人間が怖がっているところを面白がって弄ぶことにこの上ない喜びを感じる変態でもあったのです。呪術廻戦でパチンコ慣れしている虎杖悠仁の肉体によって蘇ることができた両面宿儺でしたが、自分を縛り付ける彼の存在を嫌っており、いつか乗っ取ることを計画していました。

そのため、彼の担任教師である五条悟に舐められた扱いをされた両面宿儺は怒り、自分が身体を乗っ取って自由になったら真っ先に殺す相手として名を上げていたのです。唯一の好奇の存在として気に入っている伏黒恵に対してもいつか殺すということをいい放っていました。

彼にとってはどんな人間も殺す対象となってしまうようです。また、やっと手に入れた器である虎杖悠仁がやられて負傷をしている際にも特に助けることなく、彼を蔑んでいました。そのため、自分の魂を縛る彼の存在は邪魔でしかなく、彼がいなくなれば自分も存在することができないとは思っていないようです。

呪術廻戦では1000年前に死亡したとされる両面宿儺との戦いが現世でも続いていました。呪術廻戦で呪いの王と呼ばれていた両面宿儺は、自分の肉体が滅んでもなお強力な呪力によって20本の指を遺しています。彼の指は1000年経った今でもミイラとは異なる永久死体である死蝋として生き続けていたのです。死蝋となった彼の20本の指にはそれぞれ両面宿儺の身体の一部が込められていました。

素晴らしい強さを秘めている両面宿儺の指を食べることで、呪霊はパワーアップすることができたのです。そのため、彼の身体の一部である遺された指は呪霊を引き寄せるものとなっていきます。呪霊を強化したり、引き寄せたりする彼の指は「特級呪物」とされ厳重に管理されることになりました。管理しながらも、かなりの強さを秘めている邪悪な指を消し去ろうと呪術師も奮闘しますが、あまりにも呪力が強烈なため封印されます。

彼の呪力が込められている指は封印されたことで、呪霊を引き寄せたり強化したりする強さはなくなりました。逆の強さが起こることになり、彼の指を置くことで呪霊が近づくことができない魔除けのアイテムとなっていきます。そのため、20本存在している宿儺の指は学校に置かれたり、少年院に置かれたりするようになったのです。現時点では10本の指が登場していおり4本の指は虎杖悠仁によって捕食されました。

呪術廻戦で素直でノリが良い虎杖悠仁の身体を借りて登場している両面宿儺とは、作中で実際に存在していた人間となっています。凶悪な両面宿儺の生命力は絶大で1000年以上経過している現在においても彼の全てを消し去ることはできなかったのです。呪術廻戦で呪いの王と呼ばれていた両面宿儺は、何人がかりでも決して倒すことができない人物でした。

 彼が姿を現していた時期は呪術に関しては全盛期となっており、全ての鬼神の中でトップに位置していたのです。極悪非道な性格のために呪術師たちが協力して何とか滅ぼそうとしました。しかし、強靭な肉体とパワーを持っていた両面宿儺はびくともせず、彼らが束になって挑んでも決して倒すことができなかったのです。退治しようとした呪術師たちの方が逆に凶暴な両面宿儺に全滅させられることになりました。

呪術廻戦では、封印されていた両面宿儺の指を回収することになりました。彼の指は魔除けとして厳重に祀られ学校をはじめあらゆる場所に保管されていたのです。しかし、1000年という時が経った現在はその封印の力も弱まっているため回収することになります。東京都立呪術高等専門学校の優秀な呪術師がその役を担うことになりました。生真面目な性格の伏黒恵は杉沢第三高校に祀られてた指を回収する任務を任されます。

杉沢第三高校に通っていた虎杖悠仁から凶悪な両面宿儺の気配を感じた彼は祀られている指を出すようにと話しますが、すでに彼は持っていませんでした。また、彼は偶然落ちていた指を拾っただけであり、その指は彼が所属していたオカルト研究会の先輩に渡した後だったのです。さらに彼らはその封印を解こうとしているということが判明し、急いで先輩たちがいるであろう高校へ向かうことになりました。

呪術廻戦でこの世から抹殺しようとしてもどうしても抹殺することができなかった両面宿儺の指の封印が解かれそうになっているということで、素直でノリが良い虎杖悠仁と素っ気ないクールな雰囲気のある伏黒恵は杉沢第三高校に急いで向かいました。しかし、1000年という年月が経過していたため封印の効き目がほとんどなく、誰にでも簡単に開けられる状態となっていたのです。

そのため、凶悪な呪力の気配を感じた呪霊たちが両面宿儺の指が存在している高校に続々と集まってきました。興味本位で封印を解いてしまったオカルト研究部の先輩たちに襲い掛かってきた呪霊らを祓うために必死に戦っていた伏黒恵でしたが、その指によって力を増していた呪霊によってかなりの傷を負って動けなくなってしまいます。呪力はないものの優れた身体能力を持っている虎杖悠仁も一緒に戦いました。

1000年の時を経て封印が解かれたことで、強力な呪力を持っている両面宿儺の指は周囲で漂っていた呪霊たちを引き寄せてしまうことになりました。そこに駆け付けた在校生の虎杖悠仁と2級呪術師となっている伏黒恵は必死に戦いますが、呪力を持っている伏黒恵が負傷して戦えなくなったことで初対面ともすぐに打ち解けることができる虎杖悠仁が必死に頑張りますが全く倒すことができなかったのです。

彼の素晴らしい身体能力を持ってしても呪霊はびくともしません。不思議に思った彼はその理由を尋ねます。生真面目な伏黒恵から呪いを祓うには呪いの力が必要だと聞かされたため、彼はとてつもない呪力を秘めている宿儺の指を躊躇せずに食べてしまいました。特級呪物となっている宿儺の指は呪霊が取り込むと強化しますが、人間が食べると猛毒によって耐え切れず死ぬことになっています。

しかし、強靭な肉体を持っていた彼は誰も倒すことができなかった宿儺を受け入れる大きな器を持っていたようです。死亡することなく呪霊と同じようにパワーアップして、高校に集まってきた呪霊を全て倒してしまいます。彼の身体に凶悪な宿儺が復活した瞬間でもありました。

呪術廻戦で1000年の間ずっと封印してされてきた両面宿儺がついに復活してしまいました。呪術廻戦で史上最悪と呼ばれている両面宿儺が復活したことで、最悪の事態になってしまったと周囲は恐怖を抱きます。特に弱い子供や女を皆殺しにすることにこの上ない喜びを感じる彼は早速、人間を次々に皆殺しにしようとしました。しかし、彼を自分の身体に取り込むことができた虎杖悠仁はいとも簡単に主導権を奪い返します。

誰も抑え込むことができなかった宿儺の意志を簡単に抑え込んでしまったのです。史上最悪な特級呪霊である宿儺を抑え込むことができる強さを持った器であることが証明された瞬間でもありました。これには邪悪な心を持っている彼も驚きますが、どう頑張っても主導権を握れないことを理解するとおとなしくなります。その後は虎視眈々と自分が復活できる機会を狙うようになり、じっと我慢する日々となりました。

呪術廻戦で凶悪な両面宿儺と入れ替わる際に縛りを作らなかったために元に戻ることができなくなった虎杖悠仁は、永遠に戻れないように心臓を破壊されます。それによって物理的に復活できないようにしたのです。しかし、唯一の好奇と評価している伏黒恵との戦いの際に圧倒的な強さを見せつけた両面宿儺が勝利を目前としていた瞬間に、彼は命がけで主導権を奪い返しに来ました。

呪術廻戦で自らの死を恐れずに肉体を奪い返すことに成功した彼は無事に宿儺から主導権を奪い返し、彼の暴走を阻止しました。心臓をえぐり取られた彼は死亡したかに見えましたが宿儺の魂の中で生きていたのです。主導権を握られてしまった宿儺は彼に復活のための契約を交わすように持ち掛けます。自分が提示する条件を飲ませることで生き返らせると提案したのです。

契約の条件とは、契約したことを一切忘れることと、彼が「契闊（けいかつ）」と唱えた際には無条件に身体を1分間明け渡すということでした。その間には誰も傷つけず誰も殺さないという条件の契約でもあったのです。1分間しか自由に身体を使用することができない契約のため彼にとってはほとんどメリットがないようですが、その契約によって彼は何かを企んでいるようでした。そのため彼にとって都合がいい契約ということでしょう。

天上天下唯我独尊のような性格を持っている宿儺は、どんな呪術師にも倒されることがない術式を備えていました。術式とは技のようなものを意味しており、敵と戦う際に使用するものとなっています。呪術師は呪力を込めた術式を扱うことで呪霊を倒すことができました。史上最悪の呪霊とされている宿儺もかなりの強さを持っている術式を扱うことができます。

しかし、狡猾で計算高い宿儺が受肉している虎杖悠仁は元は一般人であり、普通の人間であるため術域は使用できません。そのため、持ち前の身体能力によって繰り出す殴ったり蹴ったりの攻撃が主になっています。ただ、最高クラスの呪霊となっている彼の器となっていることでゆくゆくは彼の術式を扱えるようになるともいわれていました。そこで、凶悪な彼が扱うことができる術式をご紹介します。

1分間の契約を結んでいる宿儺は、長時間戦うことができないため彼の術式もあまりはっきりとは登場していません。しかし、無理やりに契約を結ばされた際には素早く斬撃によって死亡させているため彼の術式と関係していると考えることができます。日本書紀に描かれている4本の腕を持っている両面宿儺は、両手に2本の弓と2本の剣を持っていました。恐ろしい怪物の姿の彼は弓や剣を巧みに扱えることができたのでしょう。

日本書紀で描かれている両面宿儺の姿がそのまま取り入れられているのだとしたら、剣によっての斬撃が術式になっている可能性は十分あると考えることができます。また、4本の腕は剣以外に弓も持っていたため、遠距離でも戦うことができる弓を使用した術式もあるのかもしれません。剣と弓による術式を扱えるのであれば、器となっている虎杖悠仁もゆくゆくは彼が扱うことができるこの術式を扱えるようになるでしょう。

奔放な性格を持っている宿儺は術式を超えた奥義とされている領域展開を扱うことができました。呪いの王と呼ばれていた宿儺は、術者の心の中である生得領域を術式で構築することによって、そこに相手を閉じ込めることができます。その領域内では術者によって繰り出される術式による攻撃を無限に繰り出すことが可能だったため、ダメージを効果的に与えることができました。

「伏魔御廚子（ふくまみづし） 」という領域展開を扱うことができる宿儺は、この術式こそが本物の呪術であると語っています。この「伏魔御廚子（ふくまみづし） 」によって攻撃された特級呪霊は、彼の領域内に閉じ込められどうすることもできない状態でサクサクと切れ味よく切り刻まれてしまいました。

肉体をスライスしてしまう恐ろしい強さを持った技となっています。強引に契約を交わすことになった虎杖悠仁もゆくゆくはこの強さを自分のものにすることができるようになるでしょう。

1000年の時を経て現世に顕現することができた宿儺は、自分の器となってくれている虎杖悠仁に対してはほとんど興味を示していませんが、生真面目な性格の伏黒恵に関してはある時から興味津々となっていきます。出会った当初は他の人間同様に殺す対象でしかなかった彼でしたが、「布瑠部由良由良（ふるべゆらゆら）」という彼の術式を見た時から興味を示すようになりました。

人間に対しては殺すことでしか快楽を得ることができなかった宿儺が、2級呪術師となっている伏黒恵の戦いを見る際にはその成長を絶賛し、笑顔で喜んでいたのです。戦闘を通じて彼には見どころがあると感じたのかもしれません。命を代償にすることで放つことができる「布瑠部由良由良（ふるべゆらゆら）」は、凶悪な宿儺も扱うことができる領域展開をはるかに超えた究極の奥義だったのです。

誰も倒すことができなかった彼を喜ばすことができる伏黒恵の奥義とは10種類の凄まじい呪力が込められている神器である「十種神宝（とくさのかんだから）」の効果を最大限に引き出してくれる技でした。この技は死者を蘇らすことができる呪力の強さを持っていたのです。素直な性格の虎杖悠仁と契約を強引に結んだのは彼の成長を身近で見守り、ゆくゆくは自分が完全に復活するためかもしれません。

優秀な呪術師が束になってかかっても倒すことができなかった宿儺の元ネタは日本書紀で描かれている当時実在していたとされる人物がモデルとなっています。顔が2つあり、首はない、手足は8本あるという異型の身体を持った人物が宿儺のモデルとなっていました。圧倒的な能力と強さを持っていたために、才能あふれる呪術師が総出で戦ってもかなわなかったのかもしれません。

誰も止めることができなかった呪いの王と呼ばれ周囲を恐怖に陥れていた宿儺は、征服の象徴として日本書紀でも語り継がれていくことになります。1000年以上前に姿を現している史上最悪の生物とされていた宿儺も似たような姿をしていました。その強靭な異型の肉体や、全ての肉体を完全に滅ぼすことができなかった相当強い呪力を持っていることからも永遠に生き続けるかのような呪霊となります。

一風変わった個性的な相手ともすぐに仲良くなることができる虎杖悠仁は、強靭な肉体と人間とは思えない身体能力を持っていたために猛毒である宿儺の指を食べても死亡するどころか、他の呪霊と同様に自身の力をパワーアップさせることができました。善と悪が両方住んでいる彼の肉体では常にどっちが主導権を握るのかに注目が集まっています。しかし、契約を交わしたことで宿儺も身体を乗っ取ることはできなくなりました。

また、普通の人間である虎杖悠仁は呪力を使用することができないため、それによってピンチに陥った際には代わりに宿儺が姿を現し呪霊をあっという間に倒してしまうシーンも描かれています。器である彼にそれほど強い興味を示していませんが、自分の強力な毒や力を受け入れている彼の存在をそれなりに評価もしていました。凶悪な性格の宿儺は現時点では敵とも味方ともいえない存在となっています。

しかし、1000年以上も肉体が滅びずに存在し続けた彼の存在は非常に危険であるためすでに死罪はいい渡されており、20本の指を全て食べてしまった時には彼を宿している虎杖悠仁も一緒に殺される恐れはありました。人懐っこい性格の彼は今自分ができることを純粋に行う素直さがあり、現時点では危険とされている特級呪物となっている宿儺の指を食べることに集中しています。ラスボスになる可能性と紙一重になっている状態でした。

呪術高専東京校には、特級呪術師の存在がありました。特級呪術師は日本でたった4人しかいないという貴重な存在となっています。その1人であるのが東京の名所が好きな虎杖悠仁の担任教師を務めている五条悟でした。名門の出身である五条悟は呪術師の中でも圧倒的な強さを持っているため、ラスボスとなった宿儺とも対等に戦うことができる存在となっています。完全に宿儺が復活したとしても勝利する可能性は持っていました。

甘いものが大好きな五条悟は掴みどころがなく飄々とした性格を持っていましたが、呪霊との戦いにおいては決して負けないという強い信念と共に最高の腕前も持っていたのです。自分が担任を務めているクラスの生徒が宿儺を取り込んだ際にも死罪にする意見があった中、周囲の意見を沈め、20本の指を全て食べてから死罪の罪に問う提案をしていました。そのため、ラスボスとなった時には自ら倒す決意は持っているようです。

2020年10月からテレビアニメとして放送されることが決定している呪術廻戦では、極悪な性格を持っている両面宿儺の声を誰が担当するのかが話題となりました。2020年1月の時点では人間を殺すことに生き甲斐を持っている彼の声を担当する声優は決まっていなかったのです。

しかし、誰に対してもフレンドリーに接することができる虎杖悠仁の声を担当する声優は榎木淳弥さんだと決定していたために、人格は異なるものの同じ肉体を共有している者同士のため、同じ榎木淳弥さんが担当するのではとの噂が立つようになりました。

己の快や不快を生きる目安としている両面宿儺の声を担当したのは声優の諏訪部順一さんです。映画監督を志望していた諏訪部順一さんは、大学時代には映画製作のサークルに入っていました。大学を卒業後はさまざまな職業を体験しますが声優に興味を抱いた彼は俳協ボイスアクターズスタジオで声優としての勉強を積みます。その後東京俳優生活協同組合に所属することになった彼は当初はラジオDJやナレーターとして活躍しました。

• 名前：諏訪部順一（すわべじゅんいち）
• 血液型：A型
• 身長：173㎝
• 生年月日：1972年3月29日
• 出身地：東京都
• 所属事務所：東京俳優生活協同組合
• 職業：ナレーター、声優
• 声優デビュー：1995年

テニスの王子様というテレビアニメで跡部景吾役を担当した諏訪部順一さんは声優としてブレイクします。2012年には第6回声優アワードにおいてST☆RISHとして歌唱賞を受賞しました。2013年においては第7回声優アワード、2018年では第12回声優アワードにおいて助演男優賞を受賞しています。2017年には「Yahoo!検索大賞2017 パーソンカテゴリー 声優部門賞」を受賞しその活躍は大いに評価されていました。

声優の諏訪部順一さんの主な出演作品には、DTエイトロンのアイン役やX -エックス-の桃生封真役、GTOの藤吉コージ役、魔法遣いに大切なことの小山田雅美役、GAD GUARDのカタナ役、トリニティ・ブラッドのカイン・ナイトロード役、かりんの真紅煉役、BLEACHのグリムジョー・ジャガージャック役、ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-のギオ役、Fate/stay nightのアーチャー役などがありました。

その他のテレビアニメ作品としては、レンタルマギカの猫屋敷蓮役、黒執事の葬儀屋（アンダーテイカー）役、Little Village Peopleのサンダー紙袋役、鋼殻のレギオスのサヴァリス・クォルラフィン・ルッケンス役、うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEシリーズの神宮寺レン役、超訳百人一首 うた恋い。の在原業平役、甘城ブリリアントパークの栗栖隆也役、GREAT PRETENDERのローラン・ティエリー役があります。

狡猾で計算高い一面も持っている両面宿儺の声優が決定していなかった時点では、声優の関智一さんが良いという声がネット上では多く寄せられていました。Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア- においてギルガメッシュの声を担当していた関智一さんは、唯一無二の存在として傍若無人な振る舞いをしている役を見事に演じ切っています。

そのため、それらの影響もあって自分を最高の人物だと信じて疑わない奔放な性格の両面宿儺の声優にはぴったりだと感じた人が多かったようです。少年役から青年役、ギャグからシリアスまで幅広い演技をすることができる彼は、数々のヒーロー役も演じているため大きな支持が集まったのでしょう。

周囲を圧倒する雰囲気を持っている宿儺が大好きだと感想を寄せている人は多くいました。暴君のように自由気ままに振舞うことができる彼は、誰にも絶対に負けないという自負を持っていたのです。圧倒的な強さを誇っていた彼の姿に憧れるという人もいました。時に傲慢に振舞っている彼の姿は強さが伴っているため優雅に見えてしまう人は多かったようです。

上から目線でいつも自信満々な言動をしている宿儺を好きなキャラだと感想を寄せている人もいました。さらに、その好きなキャラクターの声を実力のある声優として高い評価を得ている諏訪部順一さんが担当すると聞いて最高だと大喜びしている人もいます。好きな作品でお気に入りのキャラクターに最高の声優が担当することでテンションがかなり上がっている人もいました。

強大な呪力を持っている極悪非道な性格の宿儺が登場している呪術廻戦がテレビアニメとして放送されることで期待している人は多くいました。さらに、誰に対しもフレンドリーな性格の虎杖悠仁と天上天下唯我独尊的で奔放な性格を持っている傲慢な両面宿儺の声が別々になったことを知って喜んでいる人もいました。

当初は1つの肉体に2つの人格が入っているキャラ上、同じ声優が担当するようになるのでは？との噂もありましたがやはりそれぞれ強烈なキャラのため声優も別々に設定されたことに良かったと感想を寄せている人もいます。

かつてどんな優秀な呪術師が束になってかかっても倒すことができなかった両面宿儺は、呪いの王と呼ばれ恐れられていました。呪いが強すぎた彼は1000年経っても肉体が滅びることがなかったのです。そのため、1000年という時を経て驚異的な身体能力を持っている人物に受肉して復活しています。しかし、完全に主導権を得ることができていない状態ですが、今後徐々に自分のペースに持っていきラスボスになるかもしれません。