【呪術廻戦】特級呪霊・花御の強さと術式は?正体や弱点について考察

『呪術廻戦』に登場する花御(はなみ)とは、あの五条悟から2度も逃げおおせた実績を持つ特級呪霊です。『呪術廻戦』第45話の「賢者」で伏黒と加茂、狗巻の3人を相手にしてもダメージを受けず、さらに第46話では真希も参戦し花御に対して特級呪具を使用してもなおダメージを与えることができませんでした。なぜ花御はこれほどまでに強いのでしょうか?それには花御の正体が関係しているようです。当記事では花御の強さや術式を紹介しつつ、正体と弱点について考察しています。

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目次

  1. 呪術廻戦の花御とは?
  2. 呪術廻戦の花御の強さや弱点
  3. 呪術廻戦の花御の術式
  4. 呪術廻戦の花御の正体を考察
  5. 呪術廻戦の花御に関する感想や評価
  6. 呪術廻戦の花御の強さと術式まとめ

呪術廻戦の花御とは?

『呪術廻戦』第45話の「賢者」では特級呪霊の花御の活躍を見ることができます。規格外の五条悟の戦いを除き、花御が登場する前の特級呪霊は圧倒的な強さを見せていましたが、おそらく花御はその特級呪霊よりもさらに強い呪霊であると考えられます。ここでは、そんな花御のプロフィールを『呪術廻戦』の作品情報を交えつつ紹介していきます。

呪術廻戦の作品情報

呪術廻戦の概要

『呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)』は芥見下々によるダークファンタジー作品です。人間が抱く負の感情から生まれる呪い(呪霊)を、呪術師が術式や呪術を使って祓う物語が展開され、2020年5月時点でJC累計発行部数が450万部を突破する人気作品となっています。

また2018年から「週刊少年ジャンプ」にて連載がスタートした後、2019年には「全国書店員が選んだおすすめコミック2019」で1位を獲得し、さらに「みんなが選ぶTSUTAYA コミック大賞2019」で大賞を受賞しています。

呪術廻戦のあらすじ

ここでは『呪術廻戦』の簡単なあらすじを紹介します。主人公は常人離れした身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁です。彼はたった一人の家族・祖父に育てられてきましたが、そんな祖父が2018年6月に入院していた病院で息を引き取ってしまいます。しかし、祖父は最後に虎常に対して「オマエは強いから人を助けろ」と言い残していました。

それから時を経ることなく、虎杖が通う学校の百葉箱に保管されていた特級呪物「両面宿儺」の封印を、心霊現象研究会(オカ研)の2年生が解いてしまいます。こうして学校中に呪い(呪霊)が突如現れ、虎杖は2年生の生徒を助けるため呪霊に立ち向かうのでした…。

花御(はなみ)のプロフィール

『呪術廻戦』に登場する花御(はなみ)とは、人間が森に対する恐れから生まれた特級呪霊です。上半身裸で額から2本の樹が生えているのが特徴的で、目は小さい樹になっています。また白い肌と全身に黒い模様があり、本気で戦う場合を除き左腕は布で覆っています。一人称は「私」で、誰に対しても丁寧な口調、また冷静かつ紳士的な性格で漏瑚や真人とは違って理性的な存在でした。

戦闘においては植物を使った戦い方をしており、植物を生み出す術式を使いこなしています。生み出せる植物は多種多様で、遠距離攻撃だけでなく近距離攻撃にも特化しており、さらに心理戦と併用することによって相手の不意を突くなど頭脳戦も得意としていました。

TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト

呪術廻戦の花御の強さや弱点

それでは早速『呪術廻戦』の花御(はなみ)の強さと弱点を紹介していきます。花御は特級呪霊ということですが、その強さの尺度はどの程度のものなのでしょうか?その階級と実際に花御が披露した強さとを紹介していきますのでぜひご覧ください。

花御の強さ

花御(はなみ)は『呪術廻戦』の第45話で登場し、伏黒と加茂、狗巻の3人を相手に戦っていました。しかしその後、異変に気付いた真希も現場に駆け付けたことによって花御VS伏黒・加茂・狗巻・真希となっています。人数的には呪術師の方が有利ですが、伏黒たちは花御に対してまともな攻撃を与えることもできませんでした。

その時の花御の強さときたら、圧倒的なスピードの早さや、加茂の百歛「穿血」ですらも顔面に傷がつく程度という具合で、さらに狗巻が強い言霊を使っていないにも関わらず喉を潰しかけるほどの強さがありました。

そんな強さを見せつけられた伏黒は花御のことを「格上」と判断していたため、そうとうな強さを誇るキャラクターであることが分かります。そして花御の特級呪霊という階級も強さの指針となります。特級呪霊とは、呪霊の最上位に位置する階級で、通常兵器が特級呪霊に対抗する場合は「クラスター弾での絨毯爆撃でトントン」と言われています。

花御に弱点はある?

花御は2級術師レベルの攻撃では体に傷を付けることさえ難しく、圧倒的な防御力を持っているのが分かりました。しかしそんな花御にも弱点が存在しています。花御と交戦していた伏黒は、花御の額に剣撃を喰らわせた際に樹が剥がれたことによって「眼の樹は他の箇所と比べて脆い」と確信していました。

そこで黒は撤退する際、東堂に対して弱点の眼を狙えと言っており、その言葉を頼りに東堂が真希の特級呪物で花御の眼を攻撃したところ、かなりのダメージを与えることに成功していました。

花御の左腕

一級呪術師である東堂でさえも「とんでもない呪力出力だ」と言って恐れた花御の左腕。この正体については『呪術廻戦』第51話の「供花」で明らかになりました。東堂と虎杖に苦戦を強いられた花御は左腕を解放させた後に花を咲かせ、目が開いた花を作り出しています。この時に「私の左腕は植物の命を奪い呪力へと変換する」と言っているため、周囲に植物が多く存在していればいるほど呪力量も増加していくと考えられます。

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呪術廻戦の花御の術式

圧倒的な強さを誇る花御ですが、彼の強さの秘訣はあらゆる術式を使った特殊戦術と言えるでしょう。術式の数は全部で5つ。残念ながら領域展開と切り札の組合わせは見ることができませんでしたが、東堂は「とんでもない呪力出力だ」と言っていることから、その基準で威力を計れば一撃一撃がそうとうな威力を持っていると考えられます。

花御の術式①木の根

1つ目の花御(はなみ)の術式は、彼が多用する基本術式である「木の根」です。花御は呪力によって具現化することを可能にするため、地面から木の根を発生することができます。東堂曰く、この木の根は本数と射程を絞るほど速度と強度が上がるようです。

東堂を相手に、木の根の先を尖らせて串刺しにしようとしていましたが、東堂の術式「不義遊戯(ぶぎうぎ)」によって位置を変えられてしまい、自分でそれを喰らう羽目になっていました。その時に圧倒的な防御力を誇る花御の体を貫通していたため、かなりの攻撃力を有しているのが分かります。

花御の術式②木の鞠

2つ目の花御(はなみ)の術式は、伏黒と狗巻、加茂の3人を相手に多用していた「木の鞠」です。1つの鞠から1本、2本の攻撃を繰り出す術式で、また鞠自体は空間移動を可能にしているため空中における足場としても活用することができます。東堂と虎杖を相手にした際は、木の根の術式を解除した後に2人を落下させ、落下と同時に身動きが取れなくなった2人に対して木の鞠から攻撃を繰り出していました。

花御の術式③呪いの種子

3つ目の花御(はなみ)の術式は、対象者の呪力を吸うことによって成長する「呪いの種子」です。種子は呪力を使えば使うほど成長するため、呪力を使いすぎると体の内部に食い込んでいきます。これを受けた伏黒は心臓辺りに種子が付いていたため、呪力を使ってしまえば心臓を貫く状態になってしまいました。呪力を解除すれば大怪我を避けることができますが、その反面、呪力が使えなくなってしまいます。

花御の術式④お花畑

4つ目の花御(はなみ)の術式は、対象者の気を緩ませる「お花畑」です。ただ対象者の気を緩ませるだけなのでダメージ効果はありませんが、あの五条悟でさえも気を逸らしていたため使い方によっては戦闘でかなり有用な術式と言えるでしょう。またお花畑を具現化した範囲内であれば木の根を出現させることが可能です。実際にこの組合わせによって虎杖を拘束し、五条の気を逸らした後に漏瑚を救出していました。

花御の術式⑤供花(くげ)

5つ目の花御(はなみ)の術式は、切り札として使われていた「供花(くげ)」です。呪力を持たない植物の命を吸い取ることによって術式へと変換し、集めた呪力を結集させて攻撃するというもの。この術式を見た東堂は「とんでもない呪力出力だ」と言い、虎杖を決して近づけさせようとしませんでした。

花御の領域展開

最後に花御の領域展開ですが、展開名は開示されていませんでした。上述した「供花(くげ)」の発動準備を完了させて領域展開を試みようとしていたため、領域内でしか使用できない術式ではないと考えられます。つまり、領域内に相手を閉じ込めて必中効果のある供花(くげ)を活用したかったのでしょう。

結果的には供花(くげ)の準備が整い、領域を展開しようとしたところで五条悟の虚式「茈(むらさき)」が放出されたため撤退を余儀なくされ、領域展開と供花(くげ)が披露されることはありませんでした。

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呪術廻戦の花御の正体を考察

正体①呪術廻戦最速キャラクターブック

花御(はなみ)の正体については「呪術廻戦最速キャラクターブック」をご覧ください。花見の総合パラメーターは53となっており、その中でも高いのはやはり防御力となっています。その次に高いのが呪力・攻撃・特殊戦術。

さらに攻撃術式と領域展開も習得済みという特徴を考慮すれば、かなりバランスが取れていると言えるでしょう。特級呪術師以外が花御と戦えば間違いなく苦戦すると言えますが、虎杖と東堂コンビが互角の勝負を繰り広げたのは、彼らの機動性の高さと相性が悪かったからなのかもしれません。

正体②第45話「賢者」

花御(はなみ)の正体が呪いであることは間違いないようですが、『呪術廻戦』第45話「賢者」で花御は下記のセリフを述べていることから、自然界(海・空・森)の呪いであるということが分かります。

私はただこの星を守りたいだけだ 森も海も空ももう我慢ならぬと泣いています これ以上人間との共存は不可能です 星に優しい人間がいることは彼らも知っています しかしその慈愛がどれだけの足しになろうか 彼らはただ”時間”を欲している ”時間”さえあれば星はまた青く輝く 人間のいない”時間”死して賢者となりなさい

またキャラクターブックには「森への恐れから生まれし呪い」と記載されていることから、人間が自然に対して恐れ続けてきたことが花御誕生の原因になっていると言えるでしょう。それゆえに人間よりも呪いを尊いものとするべく奔走している夏油らと手を組んだと考えられます。

また通常、呪霊・呪詛師が高専の結界を抜けることは不可能とされているのですが、今回花御ら呪詛師が結界を抜けられた理由として、五条は花御の存在が「精霊に近いもの」と考えているため、花御の正体は呪霊とは少し違っているのが分かります。

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呪術廻戦の花御に関する感想や評価

こちらの感想では『呪術廻戦』の花御について述べられています。なぜ漏瑚ではなく花御を送り込んだ?と言われているのですが、この疑問は花御が漏瑚よりも強いという印象を受けたからこそ生じたのでしょうか?

漏瑚の強さについては規格外の強さを持つ五条悟との戦闘によってどれくらい強いのかはっきりしませんでしたが、花御については成長過程にある真人の次に強いキャラクターとして登場しており、これから呪術師たちはどう対処していくのか?と不安になるシーンとなりました。

こちらの感想では『呪術廻戦』の特級呪霊の中で花御が一番好きと言われています。好きな理由としては紳士的で冷静な性格をしているからなのでしょうか?花御が登場するまでは、漏瑚や真人のような狡猾な性格をしている呪霊が多かったため、敵役としては少々勿体ないキャラクターだったのかもしれません。

こちらの感想では花御の強さを再認識させられる回だったと言われています。その理由として、虎杖の黒閃4発を受けても怯む程度だった、というものが挙げられています。この黒閃とは、通常の威力の2.5乗に相当する攻撃技で、この技を狙って出せる呪術師は存在しないと言われていました。そして連続発生記録保持者は一級呪術師の七海だけ。

そんな技を4回も出せる虎杖は一級呪術師にそうとうする実力を持ち、さらに素のパワーは東堂よりも強いとなれば黒閃の威力は凄まじいものと言えるでしょう。花御はそんな技を受けても怯む程度だったため、彼がいかに強いのかが分かるのではないでしょうか?

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呪術廻戦の花御の強さと術式まとめ

『呪術廻戦』に登場した花御(はなみ)の強さと術式、弱点、正体などを紹介してきましたがいかがでしたか?花御とは、呪力量も豊富で防御力にも特化した特級呪霊でした。彼の見た目は呪霊と呼ばれるように不気味ですが、「死して賢者になりなさい」と自然を想う様子から真人たちとは違って心優しく紳士的な呪いであることが分かります。

最終的には渋谷駅における五条戦で敗北していますが、人間にも優しい道を残してくれたキャラクターと言えるのではないでしょうか?これを機に『呪術廻戦』をご覧になった際はぜひ花御に注目してみてください。

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