2021年03月30日公開
2021年03月30日更新
ダイの大冒険のあらすじネタバレ!ストーリー・結末や登場キャラクターも一挙紹介
人気RPGシリーズの漫画版「ダイの大冒険」は、ドラゴンクエストシリーズの世界観を元に、主人公・ダイ一行の旅や魔王軍との戦いを描いたメディアミックス作品で、2020年10月から新作アニメの放送が開始されました。本文では、「ダイの大冒険」のあらすじネタバレをはじめ、ストーリーのラストと最後、登場人物一覧まとめ、作品の見どころまとめ等を、あらすじネタバレを交えながらまとめて紹介します。
目次
ダイの大冒険とは?
人気RPGのメディアミックス漫画「ダイの大冒険」は、ドラゴンクエストシリーズの世界観や設定を元に描かれたオリジナルストーリーと、個性豊かな仲間たちの冒険やバトルが人気を博しました。以下では、幅広い世代に支持される「ダイの大冒険」のストーリーやラストのネタバレや、登場キャラ一覧のまとめ、作品の見どころまとめ等を、あらすじネタバレを交えながらまとめて紹介します。
ダイの大冒険の原作漫画の概要
漫画「ダイの大冒険」は、堀井雄二監修・三条陸原作・稲葉浩司作画によるファンタジーバトル作品で、1989年~1996年にかけて週刊少年ジャンプにて掲載されました。漫画「ダイの大冒険」は、人気RPG「ドラゴンクエストシリーズ」の世界観・設定をベースに、少年漫画の王道を行く作品として、国内外で高い人気を誇っています。
漫画「ダイの大冒険」のストーリーは、魔王ハドラーが勇者に倒されてから十数年後の世界を舞台とし、デルムリン島に暮らす少年・ダイとかつての勇者・アバンとの出会いから物語が始まります。そして、アバンの遺志を継いだダイは、仲間共に旅に出て、新たな魔王軍との戦いと、人類の滅亡を目論む大魔王バーンとの決戦を繰り広げます。
ダイの大冒険のアニメ情報
「ダイの大冒険」のアニメ版は、1991年10月~1992年9月にかけてTV放送が実施され、原作漫画のバラン編は、ダイが記憶を奪われる部分を、クロコダインとの同時攻撃により竜騎将バランを撃退し、ラストを迎える結末に変更されています。また、アニメ版では、劇場版も3本上映され、1本目はTVシリーズのパイロット版、2・3作目は、TVシリーズの番外編となっています。
そして、2020年10月には、2度目となるアニメ「ダイの大冒険」の放送がテレビ東京系列で開始され、豪華声優陣の出演が話題を呼びました。
ダイの大冒険のあらすじやストーリー・ラストネタバレ
勇者ダイの冒険を描いた「ダイの大冒険」は、迫力あるストーリーや、個性的な仲間・敵キャラの登場、感動のラストまで、ゲーム版とは異なる楽しみを味わえることが特徴です。以下では、「ダイの大冒険」のあらすじやストーリー・ラストを、ネタバレを交えながらまとめて紹介します。
あらすじネタバレ①ダイの旅立ち
勇者やその仲間たちの手で魔王ハドラーが倒されてから数十年後、かつて魔王の邪悪な意思により解放されたモンスターたちが暮らす怪物島・デルムリン島で平和な日々を送っていました。しかし、ある日を境にモンスターたちは突然凶暴化し、かつて魔王を倒した勇者アバンと弟子のポップが島を訪れ、島全体を結界で覆うことでモンスターたちを鎮めました。
アバンの目的は、きめんどうし・ブラスに拾われた、島に暮らす少年・ダイを真の勇者に育てることで、すぐさまダイの修行が始まります。その時、大魔王バーンの超魔力によって魔王ハドラーが復活を遂げ、アバンを襲撃します。アバンは弟子を守るべく、自己犠牲呪文・メガンテでハドラーの撃退を試みるも、アバンの努力もむなしく、ハドラーは一命を取り留めます。
ハドラーの脅威が残された弟子たちに向けられたその時、ダイの額に竜の紋章が輝きはじめ、凄まじい力を放ちながら、ハドラーを撃退します。そして、アバンの意思を継いだダイとポップは、大魔王バーンを倒すべく、デルムリン島を旅立っていきます。
あらすじネタバレ②アバンの使徒激闘
ダイの脅威を警戒したハドラーは、魔王軍六大軍団にダイの討伐を命じ、その手始めに百獣魔団長・クロコダインをダイの元へ差し向けます。クロコダイン戦に苦戦を強いられるダイ達でしたが、彼らの姉弟子でアバンの使徒・マァムの参戦により、窮地を脱します。一方、クロコダインは、妖怪士団長・ザボエラにそそのかされるまま、彼の秘策を武器にダイとの再戦に挑み、魔王の邪気で正気を失ったブラスを繰り出します。
育ての親を盾にされたダイは攻撃をためらってしまい、クロコダインが勢力を強める中、ポップの奮闘によりブラスは正気を取り戻します。同時に、ダイも額の紋章の力を発動させ、クロコダインは卑劣な策を頼った自分の振舞いを悔いながら倒れていきました。ダイ一行は、王女レオナを窮地を救うべくパプ二カ王国に向かうも、王国はヒュンケルが団長を担う不死騎団の手で滅ぼされていました。
そして、ある出来事からアバンを憎む元弟子・ヒュンケルと、氷炎魔団長・フレイザードに苦戦を強いられるダイ一行でしたが、かつてのアバンの仲間、大魔導士・マトリフの援護により危機を脱します。ダイ一行がレオナの救出に奔走する中、一行を警戒するハドラーは、氷炎魔団とザボエラ率いる妖魔士団、ミストバーン率いる魔影軍団を戦線に繰り出し、自身もバルジ島に赴きます。
魔王軍の軍勢に圧倒されるダイ一行に再び窮地が訪れるも、回復を遂げたクロコダインとヒュンケルが助っ人に加わったことで、ダイ一行は難を逃れ、ヒュンケルも真の仇・ハドラーを討ち、レオナの救助に成功します。しかし、ハドラーは、魔王軍の拠点で復活を遂げ、目の前に現れたミストバーンから、大魔王バーンの秘密を聞かされます。
あらすじネタバレ③竜の騎士決闘
魔王軍との戦いを経て、紋章の力を使いこなせるようになってきたダイは、ベルガーナ王国に現れた巨大な竜をねじ伏せるまでに成長しました。同時に、圧倒的な力を前に人間たちはダイに恐怖を覚え始め、ダイ自身も自分の正体を模索するようになります。その時、魔王軍の軍団長・竜騎将バランが動きを見せ、ダイの正体は竜の騎士であること、そして、バランの息子であることを告げます。
しかし、ダイは、魔王軍の軍団長の息子である事実を受け入れることができず、バランとの戦いに挑みます。圧倒的な力になすすべのないダイを応援するべく、仲間たちもバランに挑みかかるも、メガンテに失敗したポップが命を落とします。その光景を目の当たりにしたダイは、竜の騎士として覚醒し、激しい戦いを繰り広げる中、ポップが繰り出した呪文をきっかけに、ダイは渾身の一撃を与えます。
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そして、両者共に力を使い果たしたことで、戦いは終わりを告げます。一方、バランは、死んだはずのポップの思わぬ活躍や奇跡を受け、ポップを生き返らせる効果のある竜の血をダイに与え去っていきます。
あらすじネタバレ④最強の剣誕生
ダイ一行に敗北続きのハドラーは、魔王軍での立場がいよいよ危うい状態を迎えており、何としてもダイに勝つべく、自らを超魔生物に改造する決断をします。一方、竜の紋章を最大限まで使いこなせるようになったダイでしたが、竜闘気に耐えられるオリハルコン製の武器が必要となりました。そこで、占い師・メルルの導きにより、ダイ一行はポップの生まれ故郷・ランカークスを目指します。
その町には、魔界一の名工・ロン・ベルクがおり、生き甲斐をなくしたことで酒浸りの日々を送っていましたが、ダイのある一言をきっかけに最強の剣の製作に取りかかります。その頃、魔王軍では、アバンの使徒抹殺の計画が進められ、世界会議(サミット)の開催国・ベンガーナ王国へ、ミストバーンが憑依した鬼岩城が進行し、ダイは最強の剣で鬼岩城のモンスターに挑みます。
あらすじネタバレ⑤双頭の竜共闘
ミストバーン・キルバーンと対峙するダイ一行の元へ、超魔生物化したハドラーが姿を見せ、死の大地を舞台に、ダイ・ハドラーの激戦が繰り広げられます。一方、ミストバーン達と対峙していたポップは、仲間と共にダイの救援に向かいます。ダイと相打ちとなったハドラーは、大魔王バーンに謁見、親衛隊指揮を任されると共に、チェスの駒を用いたオリハルコン製の兵士を生み出します。
その頃、ダイ一行は新たな戦いに向けた修行に励み、ポップはアバンの仲間だった大魔道師マトリフから、極大呪文メドローアを伝授され、魔王軍への最終決戦に向けた準備が進められていました。そして、魔王軍の激しい攻防戦の末、敵の本拠地・死の大地にたどり着いたダイは、大魔王バーンを倒すべく現れたバランと共闘することを決意し、海底の魔宮の門を突破します。
あらすじネタバレ⑥大魔王降臨
ダイ・バラン親子を待ち構えていたのは、超魔生物化したハドラーであり、最後の力を振り絞り、2人の竜の騎士を相手に戦います。ハドラーの体内には、大魔王バーンによって黒の核晶(コア)が埋め込まれ、一歩間違えれば超爆発を起こしかねない状態でした。そのため、ダイとバランは手加減をしながら攻撃しなければならず、ダイは重傷を負ってしまいます。
そこでバランは、傷の回復に集中させるべくダイを眠らせると、ハドラーに埋め込まれた黒のコアを竜闘気で包み込み、大魔王バーンの魔力を遮断します。しかし、ミストバーンが正体を現し、至近距離から黒のコアへ魔力を注ぎ込み、爆発させます。バランが身を挺して爆発の規模を抑えたことで、被害は最小限に収まったものの、死の大地は崩れ去り、大魔宮が姿を顕わにしました。
ポップ達は大魔宮の広間に駆けつけ、回復し目覚めたダイは、バランの最期を看取ります。父親の死に悲しみに暮れるダイの元へ、キルバーンとミストバーン、そして大魔王バーンが現れます。ダイ一行の活躍を讃える大魔王バーンは、彼らの望みを叶えるべく、最後の戦いに挑みます。
大魔王バーンの圧倒的な力にダイ一行は絶滅寸前まで追い込まれるも、大爆発から一命を取り留めたハドラーの救援を受け、窮地を脱した一行は退却を余儀なくされます。
あらすじネタバレ⑦最終決戦・バーンパレス
重傷を負ったダイは、生母竜マザードラゴンから力を分け与えられたことで一命を取りとめ、ダイは仲間や反攻作戦を計画する各国の戦士の共闘を受け、最終決戦・バーンパレスを目指します。ハドラーと共に大魔王バーンに挑むダイ一行でしたが、バーンの側近・死神キルバーンの罠にはまり、ダイ・ハドラー・ポップは、窮地に陥ります。
その時、破邪の光と共に勇者アバンが登場し、ダイ一行は危機を脱します。ハドラーの最期を看取った一行は、バーンパレス内部に侵入し、勇者ダイを大魔王バーンの元に向かわせるべく、ポップたちは、最後の大幹部・ミストバーンとの戦いに挑みます。しかし、ミストバーンから本来の体を取り戻した大魔王バーンは、事前に投下していた黒のコアによる世界滅亡が目前に迫っていることをダイに教え、彼の戦意を奪います。
どんな状況でも、希望を捨てない人間の生き様を訴えるポップに勇気をもらったダイは立ち上がり、竜の騎士として竜魔力の力を解放させ、大魔王との最後の戦いを制します。しかし、勇者ダイの戦いは、まだ終わっておらず、最後の敵はキルバーンと判明します。キルバーンの本当の主は、魔界にいる冥竜王ヴェルザーであり、地上そのものを欲するヴェルザーは、勇者たちを危険視し、彼らの一掃をキルバーンに命じました。
そして、キルバーンの黒のコアが起動された直後、ダイとポップはキルバーンを抱えて上空へ飛び、地上での爆発を阻止します。爆発直前、ダイはポップを地上へ落とすと、自身はキルバーンと共に散っていきました。しかし、残されたダイの仲間たちは、ダイがどこかで生きていると信じ、いつかダイが帰ってくる日を最後まで待ち続けていました。
ダイの大冒険の登場人物・キャラ一覧
ストーリーの最後は、主人公の死を彷彿させるラストとなりました。しかし、ダイの生存を信じ、ダイの帰りを待ち続ける仲間たちのラストシーンは、少年漫画らしい最後だったでしょう。以下では、「ダイの大冒険」の登場人物・キャラ一覧まとめ、ダイ一行・魔王軍の戦士についてまとめて紹介します。
キャラ一覧①ダイ
漫画「ダイの大冒険」の主人公で、赤ん坊の時にデルムリン島に流れ着き、鬼面道士ブラスなどのモンスターに育てられた、勇者に憧れる少年です。その正体は、竜の騎士こと竜騎将バランと、アルキード王国王女ソアラを両親に持つ混血児で、生まれつき竜の紋章を持っています。性格は純粋で活発かつ正義感が強く、育った環境から魔王軍との対等に接しています。
キャラ一覧②ポップ
勇者アバンに弟子入りした少年で、ダイの兄弟子です。アバンと共にデルムリンを島を訪れ、ダイのパートナーとして旅に出ます。当初は、自己過信が強い一方、自分より強い相手の前では腰が引け、ピンチの時には真っ先に逃げるなど臆病かつ未熟な面が目立つものの、旅を通じて人間最強の魔法力と最高クラスの英知を身に着け、人間的にも大きな成長を見せました。
キャラ一覧③アバン
かつて魔王がハドラーを倒した勇者で、「ダイの大冒険」では勇者育成に尽力、中パプニカ王国の依頼を受けて、デルムリン島に向かい、ダイに修行を課します。復活したハドラーとの対戦時に、弟子を守るべく自己呪文を発動し、一度は死んだと思われましたが、大魔王バーンとの最終決戦にて、生きていたことが判明します。また、勇者アバンの弟子は、「アバンの使徒」と呼ばれています。
キャラ一覧④マァム
アバンのかつての仲間・戦士ロカと僧侶レイラの娘で、当初は回復呪文と魔弾銃を使用する僧侶戦士として戦っていたものの、魔弾銃の破壊やレオナの加入をきっかけに、武術の神・拳聖ブロキーナに弟子入りし、武闘家に転職します。性格は男勝りであるものの、母性的・献身的な一面も兼ね備えています。また、慈愛の使徒でもあり、アバンの印は赤く光ることが特徴です。
キャラ一覧⑤レオナ
パプ二カ王国の王女で、王国が魔王軍に襲撃され、行方不明となった父・国王に代わって国を支える賢者の卵です。一人前の賢者になる儀式を行うべく、デルムリン島を訪れた際に、窮地をダイに救われたことで、ダイに信頼と好意を寄せます。性格は、王女らしからぬ自由奔放さが目立つものの、王族として国を守るための正義感や、祖国を滅ぼしたヒュンケルを許すなど、度量の広さも兼ね備えています。
キャラ一覧⑥大魔王バーン
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「魔界の神」と呼ばれる魔界最強の実力者で、その強さは聖母竜マザードラゴンからも、神々を超えると言われています。魔界に太陽の光を取り入れるべく、魔界の上を覆う地上界を破壊しようと、魔王ハドラーを復活させ、魔王軍による世界征服を目論みます。
キャラ一覧⑦ハドラー
かつての魔王で、大魔王バーンの手で復活を遂げてからは、魔王軍の魔軍司令として6大軍団を統率し、ダイの使徒たちとの戦いに挑みます。当初は、己の野心や出世欲にかられていたものの、アバンの使徒への敗北や自らを超魔生物に改造することで、純粋な戦いを望む戦士へと生まれ変わります。
キャラ一覧⑧クロコダイン
魔王軍百獣魔団長で、ワニ頭の獣人で、鋼のごとく強靭な肉体と怪力、生命力を持つ忠誠心の厚い戦士です。ロモス王国周辺を縄張りとし、ハドラーの命令によりダイとの戦いに挑みます。ダイを子供だと油断したために苦戦を強いられ、一時は卑劣な手段に出たものの、ダイのドラゴンの騎士の力に倒れたことを機に改心し、ダイ達と協力関係を結びます。
キャラ一覧⑨ヒュンケル
アバンの一番弟子だったものの、養父がアバンに殺されたと信じ、後に魔影参謀ミストバーンに師事、不死騎士団長として暗躍します。ダイ達との戦いを経て養父の死の真相と知ると、アバンの使徒として仲間に加わり、天才的な剣の腕前で味方を勝利に導きます。性格は、クールかつ不器用で、自分の気持ちを上手く伝えられないために、周囲に誤解を与えることもしばしば見られます。
キャラ一覧⑩フレイザード
魔王軍の氷炎魔団長で、ハドラーが禁呪法で生み出した右半身・氷、左半身・炎の異形のモンスターです。魔王軍の切り込み隊長の異名のごとく、六大軍団長の中でもっとも決断力に優れ、勝利のためなら手段を選ばない残忍さや、自分が傷つくことも厭わない勇敢さを兼ね備えた戦士です。
キャラ一覧⑪ザボエラ
魔王軍の妖魔士団長で、齢890歳の老魔族です。外見は小柄な老人であるものの、魔王軍団長の中で最も狡猾であり残忍と評されています。また、魔王軍内での出世を目論んでおり、そのためなら実子や部下さえも、自身の欲望を満たすための道具とみなし、自分にとって都合が悪くなれば、すぐさま切り捨てたり、寝返る行為を平気で行っています。
キャラ一覧⑫ミストバーン
当初は、魔軍司令異はドラーの配下であり、魔影参謀としてアバンの使徒との戦いに挑む謎多き人物でしたが、後に大魔王バーンの側近と判明し、その正体は、暗黒闘気の集合体・魔界の魔物ミストでした。実体を持たず、生物に憑依する能力をバーンに見込まれ、バーンの若い頃の肉体に憑りつき、彼に絶大な忠誠心を誓いながら、敵の一掃に尽力します。
キャラ一覧⑬バラン
魔王軍の超竜軍団長で、竜騎将バランと呼ばれるダイの父親です。その正体は、最後の純血の竜の騎士であり、人間たちの迫害を受け、妻・ソアラを失い、息子・ダイとも生き別れた経緯から人間を恨むようになり、バーンの誘いを受け、魔王軍に加わります。不器用な性格からダイと相容れることができなかったものの、最終決戦では父親としての愛情をみせ、バーンの罠によって息絶えました。
キャラ一覧⑭ヒム
ハドラー親衛騎団の戦士で、オリハルコン製のポーン(兵士)の駒から生み出されました。チェスの駒であるポーンは、勝敗のカギを握る戦術面で重要な駒であり、劇中では、その勇猛さを発揮して、親衛騎団の切り込み隊長として活躍します。
キャラ一覧⑮アルビナス
ハドラー親衛騎団のリーダー的存在の戦士で、オリハルコン製のクイーン(女王)から生み出されました。チェスの最強の駒という立ち位置から、自ら戦うことはなく、仲間に指示を与える指揮官のような役目を担っています。
キャラ一覧⑯シグマ
オリハルコン製のナイト(騎士)の駒から生み出された、騎士を彷彿させる外見と、馬の顔が特徴のハドラー親衛騎団の戦士です。チェスのナイトは、将棋の桂馬の役目と同様に変則的な動きを見せ、かつ桂馬と異なり、上下左右に駒を進めることができる特徴があります。劇中では、身軽さを駆使した戦いで、マァムに苦戦を強いらせています。
キャラ一覧⑰フェンブレン
オリハルコン製のビショップ(僧正)の駒から生み出され、全身が刃状で構成されたハドラー親衛騎団の戦士です。特徴的な外見から、うかつに攻撃すれば武器が疵付いたり、場合によっては血を流すことにある危険性もあり、かつフェンブレン自身が、バキ系の呪文の優れた遣い手であることから、攻防に隙のなく、厄介な敵キャラです。
キャラ一覧⑱ブロック
オリハルコン製のルック(城兵)の駒から生み出された、城壁と鎧を合わせたような外見が特徴の戦士です。クロコダイン以上の巨体と怪力を有し、ハドラーへの忠誠心や仲間意識の強さを糧に、味方の窮地を救います。
ダイの大冒険の用語をネタバレ解説
「ダイの大冒険」では、魔法力や闘気などRPG版を彷彿させる用語も登場し、ゲームを進めているような感覚で楽しめるストーリーとの評されています。以下では、ダイの大冒険の用語まとめを、ネタバレ解説しました。
用語ネタバレ①魔法力
呪文を使うための力の源とされ、武器の強化のようにあらゆるもののエネルギー源になります。呪文は、魔法力の絶対量によって威力が大きく異なり、魔法力の低さが原因で呪文が発動しないケースもあります。
用語ネタバレ②闘気
剣や呪文と共に使用される攻撃的生命エネルギーで、身体から直接パワーを放ったり、武器にエネルギーを集束させて攻撃します。闘気には、ダイのように正義の戦士が使用する「光の闘気」と、魔王軍など邪悪な存在が使用する「暗黒闘気」のように、様々な闘気が存在します。
用語ネタバレ③竜の騎士
争いの絶えなかった太古の昔に、人間の神・魔族の神・竜の神によって生み出された究極の戦士で、人間の心・魔族の魔力・竜の力で、争いの根源となった種族を滅ぼし、争いを鎮める使命を持っています。竜の騎士は、額に竜の顔の紋章が浮き上がることで、全身を竜闘気で覆い、あらゆる魔法を弾き飛ばす鋼のような強さを発揮します。
そして、成熟した竜の騎士は、最強戦闘形態・竜真人に変身し、超呪文・竜闘気砲呪文を発動することができます。しかし、一度、竜魔人化すると、敵を懺滅するまで元の姿に戻れない欠点があり、竜の騎士の切り札として発動されます。
用語ネタバレ④アバンのしるし
アバンの使徒が持つペンダントで、アバンが卒業証書と称して弟子たちに送っているアイテムです。ペンダントに使用されている石は、アバンの家系でしか精製できない輝聖石であり、戦闘時のダメージ軽減や、呪文の力を最大限に引き上げるなど、聖なる力を高める効果があります。
ダイの大冒険の見どころ
最後まで飽きることのないストーリー展開や感動のラスト、登場人物まとめのように、個性豊かなキャラクターの登場が人気に拍車をかけました。以下では、「ダイの大冒険」のみどころまとめを、あらすじネタバレを交えながらまとめて紹介します。
見どころ①ポップの成長ぶり
登場初期は、危険が迫ると真っ先に逃げ出すなど、戦士としては弱く情けない面が強調されていたポップでしたが、ポップのキャラ設定は、作者が意図的に作り上げたものと言われています。主人公・ダイは、勇者というキャラ設定ゆえに、弱々しく書くことも出来ないし、その正体も純粋な人間ではないため、一般人の代弁者を演じることはできません。
そこで、誕生したのが、純粋な人間・ポップであり、一般人の代表として、ダイとの旅を通じて、人間的にも戦士として成長していくポップの姿が描かれました。登場キャラでは、もっとも人間味あふれるポップのダイの良きパートナーへの成長ぶりは、多くの読者の共感を呼び、「真の主人公」とも評されています。
見どころ②バトルシーン
作品にとっては、あらゆる要素が入り組んで見ずらいとも評されることもあるバトルシーンですが、「ダイの大冒険」では、バトルそのものだけでなく、各キャラの装備にいたるまで丁寧に描かれており、一目見ただけで分かりやすい構図が特徴です。また、ストーリーが進むにつれて、バトルシーンの作画のクオリティも高くなり、迫力ある展開も見どころです。
見どころ③最後まで中だるみなく一気に読める
「ダイの大冒険」の見どころ3つ目は、長編ものでありながら、最後まで中だるみなく一気に読めるストーリーです。魔王軍との激しいバトルや仲間との友情はもちろん、ダイ達の成長や彼らの恋愛模様、アバンとアバンの使徒などの師弟関係のように、キャラが深堀りされている点も、ストーリーをさらに面白くしています。
ダイの大冒険の名言や名セリフ集
少年漫画の王道を行くストーリーが人気に火をつけた「ダイの大冒険」は、序盤から物語の最後のラストシーンまで、心に響く名言や名セリフも数多く散りばめられています。以下では、「ダイの大冒険」の名言や名セリフ集まとめを、あらすじネタバレを交えながらまとめて紹介します。
名言①「強すぎるっていうものさ…」
漫画「ダイの大冒険」1つ目の名言は、勇者を目指すダイの強さについて語った名セリフです。勇者であれば、誰よりも強い方が良いと考える一方、強すぎることは、それだけ多くの人を傷つけてしまう恐れもあります。そして、劇中では、竜の紋章の力を強めるごとに人々に恐れられる経験をしており、本当の強さとは何かを考えさせられる奥の深い名言でしょう。
強すぎるっていうのもさ、あんまりいい事じゃないよね!!
名言②「付き合ってやるよ…」
漫画「ダイの大冒険」2つ目の名言は、仲間を大切に想うポップのかっこいい名セリフです。序盤では、弱々しさや卑劣な一面が目立ったポップでしたが、ダイとの出会いがポップを精神的に大きく成長させました。「ダイの大冒険」は、ダイの物語であると同時に、勇者を支えるポップの成長も描いたストーリーとも言えるでしょう。
とりあえず ゆっくり泣いてもいいぜ・・・つき合ってやるよ。月夜の散歩もたまにゃいいもんだ
名言③「国とは土地や建物の…」
漫画「ダイの大冒険」3つ目の名言は、パプ二カ王国の王女レオナの名セリフです。父である国王が不在の中、王女としてパプ二カ王国を支えるレオナの姿は、14歳でありあながら一国の君主に相応しい度量を持っています。以下の名言からは、国の本質を見抜き、国民を大切に想う王女としての姿が垣間見えます。
国とは土地や建物のことではありません。人間が生きていればそこが国です!
名言④「敗北とは傷つき…」
漫画「ダイの大冒険」4つ目の名言は、かつての勇者で、本編では勇者育成の家庭教師として登場したアバンの名セリフです。自分を見失った時こそ、自分に与えられた使命や力量を考え直し、最善の力を尽くすことが、絶望的な状況を脱することができ、それは勝利に繋がっていくことを教えています。
敗北とは傷つき倒れることではありません そうした時に自分を見失った時のことを言うのです
名言⑤「オレは戦うのが好きなんじゃ…」
漫画「ダイの大冒険」5つ目の名言は、魔王軍の氷炎魔団長・フレイザードの名セリフです。炎のような凶暴さと氷のような冷徹さを兼ね備えるフレイザードの戦い方は、例え相手が女性であろうと容赦がなく、己の勝利の為なら手段を選びません。また、戦いではなく、勝つことが好きと豪語するフレイザードは、魔王軍一の好戦的な戦士とも呼べるでしょう。
オレは戦うのが好きなんじゃねぇんだ・・・ 勝つのが好きなんだよォォッ!!!
ダイの大冒険に関する感想や評価
主人公ダイや仲間の成長から、ダイの衝撃的な最後、彼の帰りを信じる仲間たちのラストまで、「ダイの大冒険」には、多くの魅力が詰まっています。以下では、「ダイの大冒険」に関する感想や評価をまとめて紹介します。
感想1:原作漫画通りのストーリーやラストを望む
ついにここまで来た…
— 閃光の狼牙 (@L_BeoWulf) March 27, 2021
旧アニメの1年分をちょうど半年でか…
残念ながら局の勝手な都合で打ち切られた旧アニメは、
記憶を失ったダイが自力復活してバランを追い返し、俺たちの戦いはこれからだ!的な終わり方でしたね。
あれからずっと待望されてたこの続きがようやく描かれる日が…
#ダイの大冒険 pic.twitter.com/Rlo7Bq4wNC
旧アニメ版では、原作漫画通りのストーリー展開とラストが予定されていましたが、急きょ、打ち切り終了を余儀なくされ、アニメは中途半端な最後で締めくくられました。しかし、2020年秋に開始された新作アニメでは、旧アニメ版で描き切れなったストーリーやラストの登場が予想され、ダイとポップの絆の深さが伝わる「ダイの大冒険」一番の名シーンの登場が待ち望まれています。
感想2:新作アニメ版のラストに期待
「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」第25話。〝竜闘気〝を全開にしたバラン様の圧倒的な強さ、それを仲間との絆で一時的に上回るダイの力…まさに死闘と呼ぶに相応しきバトル…。そして旧アニメでは回避された記憶喪失展開が遂にアニメで観られる時が来たんですね…ワクワク…。#ダイの大冒険 pic.twitter.com/XrPQtVx0h2
— 鳴神 (@seimei7777) March 27, 2021
1991年に放送された旧アニメ版では、一部のストーリーで原作と異なる展開に変更され、アニメオリジナルの結末最後にがっかりしたと評されています。「ダイの大冒険」にて、ダイの記憶喪失からの復活は原作漫画でも、最大の見どころであり、2020年の新作アニメ版では、どのようなラストで締めくくられるのか、多くの期待が寄せられています。
感想3:ポップ・クロコダインの勇気ある行動に感動
明日は #ダイの大冒険 & #ダイ好きTV です!(定期)さらに #ダイ大オンリー 開催👏ダイ好きTVと同じく10時スタートです😆
— スバコ@0327ダイ大オンリー!:あ7 (@SafariSNS) March 26, 2021
さてアニメ24話、バランの圧倒的な力を前に怯む事なくダイをかばうポップとクロコダインの言葉に胸打たれました😭感想絵は絶望を振り払う勇者の武器、勇気で立ち向かうダイ! pic.twitter.com/bkW4O3Uond
「ダイの大冒険」と言えば、ダイと仲間たちの友情は欠かせない要素であり、最後までダイを支え続けたポップのラストでの成長ぶりは、多くの共感を呼びました。また、当初は敵キャラだったクロコダインも、ダイの味方として数多くの窮地を救っています。大切な仲間を守るためなら、どんな強敵が相手でも最後まで立ち向かう姿勢は、見る者全てに感動を与えました。
ダイの大冒険のあらすじネタバレまとめ
漫画「ダイの大冒険」のストーリーやラスト最後のネタバレ、登場キャラ一覧のまとめ、作品の見どころまとめ等を、あらすじネタバレを交えながらまとめて紹介しました。「ダイの大冒険」の最終回は、予想を裏切る展開や衝撃的なラストで締めくくられましたが、ダイの生存を信じ、彼の帰りを待つ仲間たちのラストシーンは、多く感動を呼びました。