2021年02月06日公開
2021年02月06日更新
【ジョジョ】ディアボロの最後がかわいそう?悲惨な無限地獄の結末とその後は?
ディアボロはジョジョ5部に登場するラスボスです。冷酷非道な「帝王」としてギャング組織「パッショーネ」を率いてきた人物ですが、そんな彼に対してネット上で「かわいそう」という声があがっていました。かわいそうといった声があがるようになった理由は、彼の最後が悲惨だからです。当記事では、ディアボロがかわいそうと言われている悲惨な結末を紹介していきます。また、ディアボロがその後どうなったのかまでを紹介していますので、合わせてご覧ください。
目次
ディアボロとは?
ここからは、ギャング組織「パッショーネ」のボスであるディアボロの正体を明らかにしていきます。そして、激しいバトルを繰り広げながらも悲惨な結末を迎えたシーンや、かっこいい魅力、名言などをまとめて紹介していきますのでぜひ最後までご覧ください。それではまず、事前知識としてジョジョ5部の作品情報とディアボロのプロフィールを見ていきましょう。
ジョジョ5部の作品情報
ジョジョ5部の概要
『ジョジョの奇妙な冒険 Parte5 黄金の風』はDIOの息子であるジョルノ・ジョバァーナが、憧れのギャングスターへと登りつめていく姿を描いたバトル・アドベンチャー漫画です。今作はジョジョ4部の2年後が描かれており、空条承太郎が仕事を任されてイタリアを訪れるという形でシリーズが繋がっています。作者は1980年から漫画家として活動している荒木飛呂彦が手掛けていました。
ジョジョ5部のあらすじ
ジョジョ5部の主人公はイタリアのネアポリスに住む少年ジョルノ・ジョバァーナです。彼は迫害を受けるという悲惨な少年時代を送っていたのですが、ある日ギャングの男と出会ったことでその生活に終止符を打つことになります。そして15歳に成長したジョルノは、憧れのギャングスターになるという夢を叶えるために、ギャング組織「パッショーネ」を乗っ取る野望を抱くのでした。
ディアボロのプロフィール
ジョジョ5部に登場するディアボロは、イタリアの裏社会を牛耳るギャング組織「パッショーネ」のボスです。登場時点での年齢は33歳。アニメ版では35歳で、生年月日は1965年生まれでした。彼は悲惨な環境で生きてきたため、その過去が地位や名誉を揺るがす原因と捉えています。そして自ら「帝王」と名乗るのですが、自身の地位と名誉を脅かす存在を絶対に許さず、これまでの痕跡や調査手段をことごとく隠蔽・抹消してきました。
ディアボロの最後がかわいそう?無限地獄の結末とその後は?
ディアボロの最後や死亡シーン
ジョジョ5部の物語終盤では、スタンド能力の力を引き出す「矢」の争奪戦に勝負の行方が委ねられました。物語のラスボスとして登場したディアボロは、自らを「帝王」と称すなど運命は自分に味方していると考えていたのですが、重要場面である争奪戦ではジョルノの方に運命が味方することになります。
矢がジョルノの下へ向かったのです。そしてジョルノのスタンド能力が新たな力に目覚め、「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム」へと至ります。これは相手の動作や意志をゼロにするというものでした。その後、ディアボロはゴールド・エクスペリエンス・レクイエムの「真実に到達しない」という攻撃を受け、脱出不可能な状況に追い込まれてしまいます…
ディアボロのその後はどうなった?
ネット上でディアボロの最後がかわいそうだと言われる理由には、ジョルノのスタンド「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム」が関係しています。ディアボロのスタンド「キング・クリムゾン」には時を飛ばす能力が備わっているのですが、動作や意志をゼロにするジョルノのスタンドには通用しません。そしてディアボロはエピタフで未来を予知した結果、ジョルノから逃げることを選択します。その時にジョルノが下記のセリフを残しました。
「終わりのないのが『終わり』
それが『ゴールド・E・レクイエム』」
つまり、ディアボロはあらゆるシミュレーション世界で「死」の運命が延々と繰り返されるというわけです。ディアボロはその能力を受けて、最後に「オ、オレは何回死ぬんだ!?」と残します。
最後に断末魔を残して結末を迎えたため、その後どうなったのかまでは分からなかったのですが、後にディアボロがミスタというキャラの魂と入れ替わっていることが明かされました。さすがに延々と繰り返される死は想像を絶する恐怖を与えるため、なんとしてもそれから逃れようと足掻いているディアボロの姿が容易に想像できます。
ディアボロのかっこいい名言や名セリフ集
ディアボロの名言①「これは『試練』だ …」
「これは『試練』だ。過去に打ち勝てという『試練』と俺は受け取った人の成長は…未熟な過去に打ち勝つことだとな…」
上記の名言は、スタンドの秘密を知るポルナレフを威圧するように放ったディアボロのセリフです。ディアボロは遂に正体を明かし、帝王としてポルナレフへ威圧的に迫りました。ポルナレフの衝撃の再登場によって緊迫したシーンとなり、試練を乗り越えようとするディアボロの力強さは凄まじいです。
ディアボロの名言②「オレのそばに近寄るな…」
「オ、オレは何回死ぬんだ!? 次はど……どこから…い……いつ『襲って』くるんだ!? オレはッ! オレのそばに近寄るなああ――――――ッ」
上記の名言は最後・結末でディアボロが放ったセリフです。最終決戦でジョルノに倒されたディアボロは延々と死を繰り返すというかわいそうな結末を迎えてしまいました。名言から読み取れるディアボロの精神の消耗ぶりからも、かわいそうな結末を迎えているのが分かります。
ディアボロの名言③「『帝王』はこのディアボロだ…」
「『帝王』はこのディアボロだッ!!依然変わりなくッ!」
上記の名言はジョルノとの「矢」争奪戦で放ったディアボロのセリフです。自分が頂点に君臨する者だと信じて疑わないディアボロと、彼が使うスタンド「キング・クリムゾン」の能力はジョルノたちを大いに苦戦させました。
ディアボロの名言④「この世の運命は我が『キング・クリムゾン』…」
「この世の運命は我が『キング・クリムゾン』を無敵の頂点に選んだはずなのだ…オレは『兵士』ではない」
上記の名言はもう少しのところで「矢」を手に入れ損ねたディアボロが激昂して放ったセリフです。ディアボロは「矢」を手に入れて世界を支配することこそが、「運命に選ばれた兵士」から逃れられる唯一の方法だと信じて疑いませんでした。
ディアボロの名言⑤「誰だろうとわたしの永遠の絶頂を…」
「誰だろうとわたしの永遠の絶頂をおびやかす者は許さない」
上記の名言は自分の地位と名誉のため、娘・トリッシュを始末する時にディアボロが放ったセリフです。ディアボロは娘・トリッシュを始末するために、トリッシュの護衛をブチャラティに命じています。ディアボロの本心を知ったことで翻意を見せるブチャラティでしたが、そんな彼に対してこの名言を吐きました。
ディアボロのスタンド「キング・クリムゾン」の能力や強さ
能力や強さ①時を飛ばす能力
ディアボロのスタンド「キング・クリムゾン」には時を飛ばす能力があります。時を飛ばすといってもそこまで長いわけではなく数秒が限界でした。そしてディアボロに時を飛ばされた者は、その間の出来事を認識することができないため、時を飛ばした結果だけが残る形となります。
能力や強さ②時を飛ばすメリット
時を飛ばすことの最大のメリットといえるのが事実上の未来予測です。時間を飛ばした後に相手がどのような行動に出るのか?自分の身にどのようなことが起きるのか?などを知ることができるため、戦闘中では回避や攻撃予測にも活用可能です。
能力や強さ③時を飛ばす際の制限
未来予測というチート級の能力を持つ「キング・クリムゾン」ですが、これには時を飛ばす際の制限があります。能力を発動するためには、自分を中心とした数メートル圏内に時間を飛ばす対象が入っていなければなりません。また、時間を飛ばしている間は、相手に触れることができないという制限もあります。
能力や強さ④エピタフとはなに?
ディアボロのもう1つの人格「ドッピオ」はディアボロに「エピタフ」を託されていました。エピタフの能力は、これから起こる数秒先の出来事を視認することができます。ただ、視認した出来事は変えることができないため、見たままの結末となります。
能力や強さ⑤エピタフとの連動が強い?
ディアボロのスタンド「キング・クリムゾン」とドッピオの「エピタフ」の能力について紹介してきましたが、2つの能力を同時に持ち合わせることができれば最強の能力が完成します。なぜなら、スタンド使い同士の戦いでは、相手がどのような能力を持っているかが分かれば勝率を上げることができるからです。はじめに相手のスタンドをエピタフで視認し、その後キング・クリムゾンで時を飛ばして対応することで完璧な布陣が完成します。
能力や強さ⑥弱点の有無
ディアボロのスタンド「キング・クリムゾン」は最強クラスの能力を持っていると言えますが、果たして弱点はあるのでしょうか?結論から言うと、能力の弱点はあります。確かに時に関する能力は最強に等しいですが、同時攻撃に弱いです。そのため、数人を同時に相手取るとかなり不利な立場に立たされます。
能力や強さ⑦相性の悪いスタンド
ディアボロと相性の悪い相手については、遠距離で広範囲攻撃を繰り出す相手や、対抗策が見い出せない相手は厄介な存在と言えるでしょう。相性の悪いスタンドの例として、パープル・ヘイズやグリーン・デイが挙げられます。
パープル・ヘイズは広範囲にウイルスを巻き散らかして猛毒を与えるため、解毒方法が見いだせずに死亡してしまいます。そして次にグリーン・デイは広範囲をカビで侵食するため、本体に辿り着くまでに倒されてしまう可能性があります。
ディアボロのかっこいい魅力
かっこいい魅力①過去や生い立ち
ディアボロは元々、スタンド使いではありませんでした。彼はイタリアの刑務所に収監されていた女性の子としてうまれ、その後神父の家で育てられることになります。19歳になるまでは何事も無く育てられたようですが、ディアボロの母親が殺害されてからは物語が大きく動き出しました。
彼が住んでいたサルディニア島の村一帯が火事になってしまうのです。その辺りの生い立ちについては謎に包まれているのですが、村の災害から月日が経った頃、エジプトの発掘に携わっているディアボロの姿があります。彼はそこで「矢」を発見しました。それによってスタンドの能力を身に付けたのです。
かっこいい魅力②トリッシュとの関係
ディアボロは過去に繋がる痕跡や調査手段を、ことごとく隠蔽・抹消するほどの慎重な男です。組織内でも彼の正体を誰も知らないという事実からも、かなり徹底した手段を用いてきたのが分かります。しかし、そんな彼の前に突如現れたのが娘・トリッシュです。
普通は娘が現れれば喜ぶのが父親というものですが、彼の場合は違いました。娘と出会った喜びよりも、「自分の正体に迫られるかもしれない」という懸念が勝ったため、彼女を始末しようとします。
かっこいい魅力③輪切りのソルベ
ディアボロの残忍性を知る上で不可欠なエピソードが「輪切りのソルベ」です。ソルベという男は組織内で結成された暗殺チームの一員でした。しかし、彼は組織をボスから乗っ取るためにボスの正体を探ったため、ディアボロに殺害されてしまいます。その時の死に方があまりにも悲惨でした。丁寧に輪切りにされた体の断面がホルマリンに漬けられていたのです…
かっこいい魅力④ヘタレキャラ
これまでにディアボロの強さや能力について紹介してきましたが、そんな彼についてネット上では「ヘタレキャラ」で、シリーズのボスとしては弱いのではないかと言われています。
これはおそらく、ディアブロのスタンド「キング・クリムゾン」が、弱点から目を逸らすタイプの能力だからでしょう。その印象の悪さや苦戦する場面、そしてかわいそうな結末が残念なボスとして認知されるようになった理由だと考えられます。
かっこいい魅力⑤ドッピオとの関係
ギャング組織「パッショーネ」のボスとして、ディアボロが最も信頼する部下がヴィネガー・ドッピオです。部下と言っても、彼はディアボロの二重人格でした。ただ、ディアボロの人格から変わった時のドッピオは、自分がディアボロ自身であることに無自覚です。ドッピオが命令を受けている間は、ディアボロの人格が表に出てきており、顔つきが半分だけ別人になっていました。
かっこいい魅力⑥リゾットとの戦い
ジョジョ5部では主人公とは無関係に中ボス格であるリゾットと、実質ラスボスであるディアボロが戦いを繰り広げていました。ルール無用のデスマッチ方式で繰り広げられた特殊対戦となっているため、かなり熱い戦いとなっています。
ディアボロのアニメやゲームの声優
ディアボロの声優①宮本充
ジョジョ5部のゲーム『黄金の旋風』に登場するディアボロ役を演じた声優は、劇団「劇団昴」で活動中の宮本 充(みやもと みつる)です。宮本は1985年に公開されたアメリカ映画『マイ・サイエンス・プロジェクト』の吹き替えで声優デビューを果たしています。
その後、映画『ライオン・キング』のシンバ役で初の主役を演じていました。宮本充の主な出演作には『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の中川圭一役、『血界戦線』のスティーブン・A・スターフェイズ役、『文豪ストレイドッグス』の森鴎外役などがあります。
ディアボロの声優②森川智之
ジョジョシリーズのゲーム『アイズオブヘブン』『オールスターバトル』に登場するディアボロ役を演じた声優は、声優事務所「アクセルワン」で活動中の森川 智之(もりかわ としゆき)です。森川は2011年4月に声優として活動をスタートさせてから所属していた声優事務所「アーツビジョン」を退所し、アクセルワンを設立していました。
森川智之の主な出演作には『宇宙の騎士テッカマンブレード』のDボゥイ / テッカマンブレード役、『勇者警察ジェイデッカー』のデューク / デュークファイヤー役、『怪盗セイント・テール』の佐渡真人役などがあります。
ディアボロの声優③小西克幸
アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 Parte5 黄金の風』に登場するディアボロ役を演じた声優は、声優事務所「賢プロダクション」で活動中の小西 克幸(こにし かつゆき)です。声優としての初めての仕事はゲームで、その後デビュしてから1年も経たずにアニメ『勇者王ガオガイガー』のレギュラー出演が決定したようです。
小西克幸の主な出演作には『勇者王ガオガイガー』のボルフォッグ / ビッグボルフォッグ役、『電脳冒険記ウェブダイバー』のガリューン、ワイバリオン役、『アクエリアンエイジ Sign for Evolution』の広田伸吾役などがあります。
ディアボロに関する感想や評価
ディアボロは人間としてはクソ野郎だけれどギャングのボスとしては別段やってることは普通なのに皆んなからフルボッコにされてる辺りが可哀想すぎて好きです。
— ZiNO (@ZiNOxxx) September 12, 2020
人望が無いwww pic.twitter.com/7WGIWC1FK2
こちらではジョジョ5部に登場するディアボロのキャラ設定に関する感想があがっています。どうやらディアボロが「かわいそう」なキャラだと感じているようです。確かに感想の通りかわいそうな結末を迎えた理由が人望の無さなのかもしれません。
僕にとって最強のアニメです!全てを超越しています。特にブチャラティの「覚悟はいいか?オレはできてる」は凄くしびれました。
— Nero (@LRotus1) July 10, 2019
最終回、ジョルノの雄姿、ディアボロの最期、その後が楽しみで仕方ないです。
最後までジョジョの『味』を楽しみたいと思います!!
こちらではジョジョ5部に登場するディアボロの最後・結末が楽しみだと言われています。その後も楽しみだという声もあり、その他にもディアボロのその後について想像を膨らませている方もいました。「その後どうなったのか?」について、感想を参考にしつつ想像してみるのも良いかもしれません。
ディアボロってすごく気になる存在なんだよねドナテラさんとの事とか二重人格になった経緯とか母親のこととかめっちゃ気になる。公開されてない設定にはあるんだろうけど敵のかわいそうな過去書かないらしいしな荒木先生……
— ゆるふわ (@everyday_yknk) April 12, 2019
しかしねらーの考察素晴らしいぬぁ…… pic.twitter.com/sNN4zHpzmt
こちらではジョジョ5部に登場するディアボロの過去が気になると言われています。ディアボロは複雑なキャラクターでした。感想にあがっている過去を見るとさまざまな経験をしてきたのが分かります。感想の通り、かわいそうな過去しかないと言えるでしょう。
ディアボロのかわいそうな最後まとめ
ジョジョ5部に登場したディアボロの最後がかわいそう?ということで、悲惨な無限地獄の結末とその後を紹介してきましたがいかがでしたか?ディアボロの最後・結末は、ジョルノのスタンド「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム」であらゆる死を経験するというかわいそうな末路を迎えることになったのは間違いありません。ディアボロは最後・結末だけでなく過去もかわいそうな境遇なので、魂を入れ替えた後は報われてもらいたいものです…