【ジョジョ】ディアボロのアニメ版声優は？名セリフや別人格のドッピオのキャストは？

ジョジョ5部に登場するディアボロは、ブチャラティに「吐き気を催す邪悪」とまで言わせた極悪非道の男でした。ギャング組織を束ねるボスとして君臨し、自らを「帝王」と呼ぶなど自尊心が高いキャラです。ここからは、そんなディアボロを演じたアニメ声優・小西克幸に焦点を当てて紹介していきます。それではまずジョジョ5部の作品情報からご覧ください。

『ジョジョの奇妙な冒険 Parte5 黄金の風』は荒木飛呂彦によるバトル・アドベンチャー漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の第5部のサブタイトルです。2001年のイタリアを舞台に、DIOの息子であるジョルノ・ジョバーナがギャングスターに上り詰めていく様子が『ジョジョの奇妙な冒険』の単行本47巻から63巻の間で描かれています。

ここからはジョジョ5部のあらすじを簡単に紹介していきます。舞台はイタリアのネアポリス。そこに住む少年ジョルノ・ジョバーナは周囲から迫害を受け、悲惨な少年時代を送っていました。しかしある日、名前も知らないギャングの男と出会ったことで、ギャングスターへの憧れを抱くようになります。

そして15歳に成長したジョルノは、イタリアの裏社会を牛耳る組織とトラブルになったことを機に、パッショーネのボスを倒して組織を乗っ取ることを決意しました…

ジョジョ5部に登場するディアボロは、イタリアの裏社会を牛耳るギャング組織「パッショーネ」のボスです。物語終盤まではいくつもの偽名が使われ、その人物像すら徹底的に秘匿された謎の人物として描かれていました。後に本名が「ディアボロ」と判明しています。

2001年時点で33歳、アニメでは1965年生まれの35歳と設定されていました。自ら「帝王」と名乗り、自分の地位や栄光を揺るがす存在はことごとく抹消・隠蔽するなど、恐ろしく冷酷で残酷な性格をしています。

ジョジョ5部のゲーム『黄金の旋風』に登場するディアボロの声優は、劇団事務所「劇団昴」で俳優、声優として活動する宮本充です。声優としては、主に吹き替えやアニメ、ゲームを中心に活動しています。

1985年に公開されたアメリカ映画『マイ・サイエンス・プロジェクト』の日本語吹き替えで声優デビューを果たした声優で、1994年にはディズニー映画『ライオン・キング』のシンバ役で主演を演じました。宮本充の主な出演作には『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の中川圭一役、『僕だけがいない街』の八代学役、『文豪ストレイドッグス』の森鴎外役などがあります。

ジョジョ5部のゲーム『オールスターバトル』と『アイズオブヘブン』に登場するディアボロの声優は、声優事務所「アクセルワン」で声優、歌手、タレントとして活動する森川智之です。声優としては、主にアニメやゲーム、ナレーション、吹き替え、ラジオを中心に活動しています。

声優として初めて出演したアニメ作品は『ダッシュ!四駆郎』。正統派の二枚目役から三枚目役などを多く演じており、声質は「低く響く硬質な声」が特徴的です。森川智之の主な出演作には『宇宙の騎士テッカマンブレード』のDボゥイ / テッカマンブレード〈相羽タカヤ〉役、『金田一少年の事件簿』の明智健悟役、『遊☆戯☆王』の城之内克也役などがあります。

アニメ版『ジョジョ5部』に登場するディアボロを演じた声優は、声優事務所「賢プロダクション」で声優、舞台俳優として活動する小西克幸です。小西が声優として初めて演じたのはゲームのキャラクターでした。アニメにおいては多少の経験をしただけで、1997年に放送されたテレビアニメ『勇者王ガオガイガー』のレギュラー出演を獲得しています。

そして、2001年にはアニメ『魔法戦士リウイ』で主役デビューを果たしていました。ちなみに小西が演じたアニメ版のディアボロと、ドッピオの声優は担当が違うため、それぞれの個性がより引き立てられています。

小西が演じるディアボロとドッピオの声の違いに注目してみるのも良いかもしれません。なお、小西克幸の主な出演作には『妖しのセレス』の十夜役、『シャーマンキング』の阿弥陀丸役、『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』のタケシのグレッグル役などがあります。

ディアボロを演じた声優は、ゲーム版『黄金の旋風』のディアボロが宮本充、ゲーム『オールスターバトル』と『アイズオブヘブン』のディアボロが森川智之、アニメ版『黄金の風』が小西克幸とそれぞれが担当していました。では、ここからドッピオ役を演じた声優を紹介していきます。

ジョジョ5部のゲーム『オールスターバトル』と『アイズオブヘブン』に登場するドッピオの声優は、芸能事務所「ピアレスガーベラ」で声優、俳優として活動する石田彰です。

石田は「石田ボイス」と呼ばれる声質でキャラクター作りに定評があり、ミステリアスな役や癖が強いキャラなどを演じることが多い声優です。石田彰の主な出演作品には『新世紀エヴァンゲリオン』の渚カヲル役、『ポケットモンスター』のハヤト、バルキー役、『機動戦士ガンダムSEED』のアスラン・ザラ役などがあります。

アニメ版『ジョジョ5部』に登場するドッピオの声優は、声優事務所「81プロデュース」で声優、歌手として活動する斉藤壮馬です。声優としては、主にアニメやゲームを中心に活動しています。斉藤は2013年に現事務所に所属したことを機に声優としての仕事を本格的にスタートしました。

そして2014年に放送されたテレビアニメ『ハイキュー!!』で山口忠役を演じたことで注目されるようになったようです。斉藤壮馬の主な出演作品には『怪盗ジョーカー』のシャドウ・ジョーカー役、『残響のテロル』のツエルブ / 久見冬二役、『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』のグレン＝レーダス役などがあります。

上記の名言は、ヴェネツィアの教会内のエレベーターでディアブロが放ったセリフです。この名言からはディアボロがスタンド「キング・クリムゾン」の能力を大いに信頼しているのがうかがえます。

上記の名言はジョジョ5部の単行本63巻でディアブロが放ったセリフです。これまでにディアボロは多くの危機を乗り越えてきました。だからこそ自らを「帝王」と呼び、自身を選ばれた者として肯定してきたのでしょう。この名言からは、弱者であることを認めたくないというディアボロの思いが読み取れます。

上記の名言はジョジョ5部の単行本58巻でディアブロが放ったセリフです。ディアボロが「消したつもり」と言っていることから、過去を消したいと願い続けていたのが分かります。悲しい過去とそれによって生まれた自分の人格を否定したかったのでしょうか？

ディアボロが使うスタンド「キング・クリムゾン」は、時間を消し飛ばす能力です。さらに、十数秒先の未来も予知でき、スタンドを発動すると消し飛ばした時間の中で動くモノの軌跡を視認できるようになります。つまり、他人の意識がない状態で自分だけは自由に行動することができるというわけです。

そして、このスタンドを使って相手の攻撃を回避しながら、時間が動き出したと同時に攻撃を与えるというのが彼の戦闘スタイルとなっています。このスタンドそのものの攻撃力も高く、それに加えて不意打ちを食らわるようなディアボロの慎重さによってかなり厄介な能力となっていました。

ジョジョのキャラクターやスタンドには、名前の由来があることで有名です。そしてスタンドにおいては、洋楽の曲名やバンド名が由来となっていることで知られており、ディアボロも例外ではありません。ディアボロのスタンド名「キング・クリムゾン」は、イングランド出身のロックバンド「King Crimson」が名前の由来となっているようです。

またディアボロとドッピオの名前は、ディアボロがイタリア語で悪魔を意味する言葉「diavolo」、ドッピオがイタリア語で二重・二倍を意味する言葉「Doppio」と、英語で酢を意味する言葉「vinegar」が由来となっていました。

ディアボロのかっこいい魅力の1つ目は「極悪非道な性格」をしていることです。ディアボロはギャング組織「パッショーネ」のボスでしたが、彼の正体は組織内でも謎に包まれていました。自身の正体を徹底して秘匿してきたのです。ある日、暗殺チームのメンバーであるソルベとジェラートがボスの正体を掴もうと探りを入れたことがあります。

最終的に2人は、ソルベが体をバラバラに切断された状態で、ジェラートがさるぐつわを口の奥に突っ込まれた状態で発見されていますが、これをおこなったのがディアボロでした。彼は2人を始末した後に調査手段や痕跡さえ跡形も無く消し去っていることから、非常に用心深い性格をしているのが分かります。また、自分の地位を揺るがす存在を容赦なく始末することから、冷徹な性格をしていると言えるでしょう。

ディアボロのかっこいい魅力の2つ目は、「二重人格者」であるということです。ディアボロは自らを「帝王」と呼ぶほど自尊心が強い性格をしているのですが、二重人格であるため優柔不断で小心な性格をしたヴィネガー・ドッピオになることがあります。ドッピオになった時は正反対の性格になり、それと同時に同じ体でありながら姿もかなり変わります。

ディアボロとドッピオは主従関係にあり、ドッピオの方が立場が弱いため自身をディアボロの忠実な部下として信じ切っていました。そして、2人が連絡を取る手段となるのが電話です。さらに、ドッピオが電話と思い込んでいるのがアイスクリームと人形であるため、傍から見ればアイスクリームを片手に独り言をつぶやいているように見えます。

ディアボロのかっこいい魅力の3つ目は、「刑務所生まれだった過去」です。ディアボロの母親は女子刑務所の囚人でした。そしてディアボロは刑務所で産まれたため、サルディニア島に住んでいる神父に預けられることになります。今でこそ「帝王」と名乗るほど自尊心が強い性格をしているのですが、その頃のディアボロはさっぱりとした性格で漁師を目指す平凡な青年でした。

ところが、ディアボロが19歳になった頃に起きた出来事が原因で、彼の性格に異変が見られ始めます。ディアボロの育ての親である神父がガレージを拡張するために家を掘っていたのですが、なんとそこには監禁されたディアボロの母親が埋まっていたのです。

さらに、その日の晩に村が炎に包まれ、彼は事故に巻き込まれた死亡者の1人とみなされました。なぜディアボロの母親が監禁されていたのか？神父とディアボロの間で何があったのか？などについては未だ謎に包まれています。

ディアボロのかっこいい魅力の4つ目は、「実子トリッシュの殺害計画」です。ディアボロはギャング組織「パッショーネ」を作る前に、偽名「ソリッド・ナーゾ」でドナテラ・ウナと交際していました。その交際を経て2人の間に子供ができます。その子供こそがトリッシュ・ウナです。

ただ、2人は妊娠の事実が発覚する前に別れてしまったため、当時の彼はトリッシュの存在を知りませんでした。2人の別れから月日が経ち、ドナテラは死期が近いと感じていたため、娘・トリッシュのためにソリッド・ナーゾことディアボロを捜索し始めます。しかし、皮肉にもこの時の捜索によってディアボロは娘の存在に気付き、実子であるトリッシュの殺害計画を企てるのです。

ディアボロのかっこいい魅力の5つ目は、「弓と矢の発掘」に関わる出来事です。ディアボロは村の放火事件の後、密かに生き延びていました。そして生活のためにエジプトを中心に活動する発掘のアルバイトに参加します。その時に遺跡で「弓と矢」を発掘したことによってスタンド能力を開花させました。そしてスタンド能力を活かすためにギャング組織「パッショーネ」を作っています。

ディアボロのかっこいい魅力の6つ目は、「ブチャラティの魂」という要素です。ジャン=ピエール・ポルナレフは「スタンドの矢」の新しい力を発見したため、ディアボロとローマのコロッセオで落ち合って彼を倒そうと考えました。しかし、その途中でディアボロに矢の存在に気付かれてしまいます。そこでディアボロは矢に攻撃を仕掛けるのですが、ポルナレフは肉体を犠牲にして矢を守り抜きました。

しかしポルナレフの肉体が死亡したことによってスタンドが暴走してしまいます。スタンドの新しい能力によってディアブロの魂を含めた周囲の人間の魂が入れ替わりました。そして味方ですらもチャリオッツから矢を奪うことができず、攻撃を跳ね返されてしまいます。

その時、ディアボロはチャリオッツ・レクイエムを、スタンドの光にダメージを与えることで倒せることに気付きました。しかしその時には既にブチャラティの魂がポルナレフのスタンドを倒していたのです。それによって魂が元の体に戻り、結果的にディアボロは矢を手放すことになります。同時に肉体が朽ち果てていたブチャラティの魂も消滅してしまいました。

ディアボロのかっこいい魅力の7つ目は、「ジョルノとの戦いと最期のシーン」です。ジョルノは遂にスタンドの矢を手に入れたことで、自身のスタンドに矢を突き刺そうとします。一方、ディアボロは未来を予測し、ジョルノが矢を上手く刺せず地面に落とすことを予知していました。そして予知通りに地面に落ちたスタンドの矢。そこでディアボロのスタンドがジョルノを襲います。

ところがその瞬間、ジョルノのスタンドが「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム」へと変化を遂げたのです。ディアボロもジョルノを倒す未来を予測したため攻撃を仕掛けます。しかし、時間が逆行し始めたことで攻撃を加えようとしても動作が元に戻ってしまい上手くいきませんでした。

ジョルノはその時にできた困惑の隙を見逃さず、「無駄無駄無駄…無駄！」ラッシュ攻撃をディアボロに浴びせます。ジョルノの新しいスタンド能力というのは"動作と意思の力を元に戻す"というものでした。それによって、ディアボロは死ぬという真実にも辿りつけなくなってしまったのです。その後、ディアボロは刺殺や事故などあらゆる理由で死に続けるという悲惨な結末を迎えてしまいます。

上記の画像はドッピオのコスプレ衣装一式です。ディアボロのコスプレ衣装一式も販売されていますが、肌の露出が多いため露出を抑えたいという方にはドッピオのコスプレグッズがおすすめ。また、ディアボロのコスプレ用ウィッグも販売されているため、合わせて用意してみるのも良いでしょう。

上記の画像はディアボロの可動式フィギュアです。ディアボロの名言「俺のそばに近寄るなああーッ」でポーズを飾ってみたいと思わせるフィギュアと言えるでしょう。この他にもディアボロのミニフィギュアやキング・クリムゾンの可動式フィギュア、キング・クリムゾンのミニフィギュアなどが販売されています。

こちらはジョジョ5部に登場するディアボロの声優に関する感想です。感想を見るとディアボロの声優が「小西克幸」ということで驚いている様子がうかがえます。やはり小西克幸の名前を多くの方に知られているようなので、中にはディアボロよりも声優に注目している感想が多くありました。

こちらはジョジョ5部に登場するディアボロと、『ドラゴンボール』に登場するギニューの声優・小西克幸に関する感想です。感想では「雰囲気が違うけど演じられるのが凄い」と言われています。興味を持たれた方は、ぜひギニューとディアボロの声に注目してみてください。

こちらはジョジョ5部に登場するディアボロの声優に関する感想です。感想では「ディアボロの声優さんも期待大」と言われています。2017年に投稿された感想なので、その頃はまだディアボロの声優が誰なのか決定していませんでした。その後、ディアボロの声優が小西克幸ということで喜びの感想が寄せられていたので、この方の期待に応えられた結果となったのではないでしょうか？

ジョジョ5部に登場するディアボロのアニメ声優・小西克幸やドッピオのキャスト、名言、かっこいい魅力などを紹介してきましたがいかがでしたか？声優については、ジョジョ5部に登場するディアボロのアニメ声優が小西克幸、ドッピオのアニメ声優が斉藤壮馬とそれぞれ担当が違っているため、小西と斉藤の声の違いが個性を引き立てていました。

今回は小西が演じたディアボロの名言・名セリフを紹介していますが、これを機にディアボロだけでなくドッピオが残した名言・名セリフをチェックして小西だけでなく斉藤の声の魅力にも迫ってみると良いかもしれません。