2018年10月26日公開
2018年10月26日更新
銀河鉄道999のあらすじを紹介!最終回の結末までネタバレまとめ
今年、TV版放映40周年を迎える、銀河鉄道999は巨匠・松本零士の代表作品です。1977年から1981年まで少年キングにて連載され、爆発的ヒットとなります。連載中にアニメ化、映画化されアニメブームの原点を確実なものとなります。「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」と共に松本零士ブームも巻き起こります。銀河鉄道999はアニメ、映画とあらすじが異なります。映画に関しては3作あり、それぞれのあらすじも変わっていきます。もちろん、アニメのラストシーンも映画とは異なります。少年の日を思い出しては如何でしょうか。
目次
銀河鉄道999のあらすじや結末に迫る!
銀河鉄道999といえばこのオープニング(OP)を思い出す人が多いです。TVの前でこのOPを観て心をときめかせ、瞳をきらきらさせていた人が沢山います。きっと自分が大人になった時、このような宇宙旅行が出来るのではないかと思っていた人も多いです。最終回までこのOPでした。一体どんな結末が来るのだろうと胸をわくわくさせていた人が多かったです。
「銀河鉄道999にに乗ると、2度と地球に帰って来れない。」とメーテルは鉄郎に言います。この意味は深いものがあります。それは、「銀河鉄道999の旅が過酷なものでる。」ということなのか、「終点に辿りつけた少年たちは機械人間になっているので、地球に帰っても同じ目では見ることができないから。」そして鉄郎とメーテルの長い旅が始まっていきます。
銀河鉄道999とは?
銀河鉄道株式会社が管理する列車
舞台は銀河系の星々が、銀河鉄道という宇宙空間を走る列車で移動が出来る未来の世界のお話です。銀河鉄道が走行する空間はシールドチューブの中です。これは空間に強力なシールドバリアにより守られています。999のような旧式な姿でも内部ば機械化されています。これを管理するのが銀河鉄道株式会社です。
銀河鉄道999のキャラクターを紹介!
銀河鉄道999主人公星野鉄郎
TV版の鉄郎です。映画版とはまるで違う顔立ちです。この時父親は、999のパスを買うため働き過ぎて死んでしまってます。母親と地球メガロポリス中央ステーションへ向かう途中に機械伯爵の人間狩りに遭遇してしまい、母親は殺されてしまいます。当時鉄郎は10歳の設定です。凍えて死にそうになったところをメーテルに助けだされます。
鉄郎は死ぬ間際の母親に言われます。「お前には父さんや母さんの分まで長生きしてほしいのよ。父さんや母さんの分まで。鉄郎、もうお別れよ。鉄郎。」そしてあのネックレスを手渡せられます。母親は鉄郎を逃がします。機械伯爵達は、美しい鉄郎の母親を狩ることに満足します。そして剥製にするのです。
映画版の鉄郎です。年齢は15歳と5歳引き上げられてます。文化庁推薦のアニメでありながら、10歳の鉄郎が強引にお酒を飲まされてるシーンなどもあります。また、映画版の時にはすでに視聴者の年齢層も広くなっていた為、キャラクターデザインが変更されました。また監督の変更によるためとも言われています。
映画版でも鉄郎は機械伯爵に母親を殺されてしまいます。その時母親からもらったネックレスの形が違います。TV版でもらったネックレスはTV版エンディングでくるくるまわる、あのネックレスです。しかし映画版でもらったネックレスは違います。この中には映画版の結末の大事なネタバレが入っています。
銀河鉄道999メーテル
銀河鉄道999の主人公、星野鉄郎前に現れた謎多き美女です。母親を機械伯爵の人間狩りで殺された後、地球メガロポリス中央ステーションに向かって歩き疲れて凍死しそうなところをメーテルが救います。ネタバレですが、機械帝国の女王プロメシュームとドクター・バンの娘です。
999号を列車ジャックした大盗賊アンタレスは、メーテルが機械人間であると疑います。そしてレントゲンで検査をします。しかしメーテルは人間と同じ身体でした。しかしその姿はドクター・バンによる特殊能力により、写しだされたとも言われています。「迷いの星のシャドウ」では冥王星で自分の身体と思われるものを見て涙するシーンもあります。
銀河鉄道999車掌
銀河鉄道株式会社職員です。同社が運航する999の車掌を務めています。鉄郎やメーテルと共にレギュラー出演しており、テレビ版のすべての予告を担当していました。車掌さんは実は透明人間で、ガス体です。なので実態がありません。始めの頃は、鉄郎やメーテルを「お客さん」と呼んでいたが親交を深めていくうちに「鉄郎さん」「メーテルさん」と呼び方に変化が出ます。
車掌さんと999は喧嘩するこが多かったです。ほとんどの理由は発車時間に関してです。999は定刻通りに出発するのがルールですから、その時間に出発します。が、鉄郎やメーテルが999に戻って来るまで待って欲しいと喧嘩になるのです。2016年に中の人であった肝付兼太さんがお亡くなりになりました。999以外でも活躍されて声優さんでしたので、多くのファンが悲しみました。
銀河鉄道999星野加奈江
銀河鉄道999の主人公・星野鉄郎の母親です。地球メガロポリス中央ステーションに向かう途中に、機械伯爵の人間狩りに遭い、殺されてしまします。そして鉄郎にペンダントを渡します。機械伯爵は人間をただ狩るだけでなく、美しい獲物は剥製にしていました。
剥製にされた鉄郎の母です。ネタバレになりますが、メーテルの姿は、鉄郎の母の若い時の身体だといわれています。ラーメタル人であるメーテルは数万年に近い寿命をもっています。その身体は冥王星の氷の下に封印されています。
銀河鉄道999号
銀河鉄道株式会社の電車のなかで最速の特急列車です。モデルはC62形で日本国有鉄道最大の機関車です。作者が晩年の山陽本線や常磐線でのシーンが情緒的という思考からこのようになりました。特等車や展望車(1等車)、1等車(2等車、グリーン車)、2等車(3等車、普通車)、寝台車、食堂車、救護室、装甲車があります。松本作品においては発表時期により解釈・設定の変更が多いです。
銀河鉄道999謎の声
メーテルがシャワーを浴びている時に鉄郎が聞いた声です。鉄郎はなにかあったかと思いシャワールームへ向かいます。鉄郎の「誰かとしゃべっている感じだった」という問いかけに「誰ともしゃべってないわ。空耳じゃないの?」と返すメーテルです。本当は謎の声の主と会話をしています。鉄郎に影のように寄り添うことを命じられます。
最終回または映画の結末に向い、その謎の声の主が解ってきます。この謎の声はメーテルの父親であり、元プロメシュームの夫でした。ここでどうしてメーテルが長い旅を何度も繰り返してきたかが判明します。
銀河鉄道999プロメシューム
メーテルの母親で、ドクター・バンの元妻です。機械帝国の最高権力者です。「機械の身体」になることで永遠の命を宇宙全体に広めようとした人物です。かつての夫ドクター・バンには「哀れな機械の女」といわれています。またプロメシュームもTV版のプロメシュームはまた違った感じとなります。
映画版より人間に近い出で立ちです。しかし性格は変わらず、自分の野望を阻む者に対しては、徹底的に非情であり、それが夫でも娘でも容赦しません。メーテルは「昔は鉄郎のお母さんに負けないくらい優しい母」と語ります。若い頃は苦難な日々を過ごしていました。
銀河鉄道999ガラスのクレア
銀河鉄道株式会社の999の食堂車でウェイトレスをしている、クリスタルガラスの機械化人です。その輝く美しさは鉄郎も言葉が出ない程です。クレアの母が見栄っ張りだったため、このような身体になってしまいました。血の通った生身の身体に戻るために999で働いていました。
ネタバレですが、ガラスのクレアはTV版では母に化けた悪魔に襲われてしまった時に、自分の命を投げ出して助けて砕け散ってしまいます。劇場版では惑星メーテルが破壊された後、鉄郎がプロメシュームに首を絞められた時に身を呈して鉄郎を助け出し、自分は砕け散ってしまいます。砕けたガラスは涙の形をしていました。
銀河鉄道999キャプテンハーロック
銀河鉄道999でも追われています。だれもが憧れるキャプテンハーロックです。ハーロックは劇場版さよなら銀河鉄道999では名言を沢山残しています。そしてこの劇場版銀河鉄道999で、999にハーロック、エメラルダス、トチローが関係していくのがよく解ります。
銀河鉄道999トチロー
正式な名前は「大山敏郎」でしたが、ハーロックが発音できず「トチロー」と呼ばれています。「松本SF」と呼ばれる一連のスペースオペラ、つまり銀河鉄道999ではハーロックの親友であり同士でした。アルカディア号を作ったのもトチローです。宇宙病を患っており、本人自身も余命は短いと解っていました。
そして、戦士の銃を作ったのもトチローでした。4又は5丁のみ作られた銃で、シリアルナンバーが入っています。持っているのはトチロー本人、ハーロック、エメラルダス、鉄郎です。またもう1丁はメーテルが所持しているとも言われています。
銀河鉄道999エメラルダス
銀河鉄道999ではメーテルとは姉妹関係がありません。あくまでもメーテルとはライバルという設定となっています。プロメシュームと母娘関係がなかったの言えるのは、劇場版でプロメシュームがメーテルに対して「1人娘」と言っている点です。ハーロック同様に宇宙海賊であり、クイーン・エメラルダス号で旅を続けています。トチローの恋人でもあります。
銀河鉄道999機械伯爵
地球メガロポリス中央ステーションに向かう、鉄郎とその母を、人間狩りと称して、母を殺した機械化人です。鉄郎の母があまりにも美しかった為、剥製にして自宅の応接間に飾るという鬼畜っぷりです。ネタバレですがTV版では、鉄郎が999で旅立つ前に復讐にきて、仲間もろとも皆殺しされます。
銀河鉄道999リューズ
機械伯爵の愛人です。機械伯爵の言うがままに、自分自身も機械化していきます。愛していた機械伯爵は鉄郎の復讐から逃げるのに精一杯になり、ただの卑怯者になってしまいます。そんな機械伯爵を見て哀しい気持ちになり、時間を進めて時間城と共に錆びついて崩れ落ちてゆきます。
銀河鉄道999シャドウ
冥王星にある氷の墓地の管理人です。生身の身体はとても美しく、綺麗であったが、その美しさを永遠失わないよう機械化しました。しかし、どうしても顔だけは納得できず、いまでものっぺらぼうのままです。シャドウは生身の身体に未練があり、鉄郎の命を狙いますが、メーテルにより助けられます。
銀河鉄道999ドクターバン
メーテルの父親、プロメシュームの元夫です。1990年行こうの作品では、メーテルとエメラルダスが姉妹という設定に変更され、2人の父親となっています。プロメシュームに「反機械化世界を目指した裏切り者」といわれています。しかし、このカプセルは機械か母性を破壊する力を持っています。結末に向けて重要な存在です。
銀河鉄道999トチローの母
宇宙戦士だった息子・トチローの母です。鉄郎に帽子とマントと戦士の銃をくれました。「私にはわかっているんだよ。あの子は二度と生きているうちに帰ってくることはないってね。男の子を産んだんだから仕方がないよね。」とかたります。今日も息子であるトチローを待ち続けています。
銀河鉄道999アンタレス
盗賊を生業をしています。体内には不発弾がいくつの残っており、それらが爆発する時に自分の最期だと思っています。最初はメーテルを人質にとったが、ふたりとも生身の人間と解ると、鉄郎が貰った戦士の銃を整備し、宇宙で生きていく術をおしえました。「メーテルだけは気をつけろ」と鉄郎にこっそりと伝えます。
銀河鉄道999のアニメあらすじを最終回までネタバレ紹介!
銀河鉄道999TV版のあらすじ
TV版の大まかなあらすじは、主人公星野鉄郎が謎の美女メーテルから999のパスをもらい、終着駅アンドロメダまでいくお話です。最終回にむけての長い旅の中で、鉄郎は様々な経験をして、強く、逞しくなっていきます。そしてとうとう、機械の身体をただでくれる惑星に到着します。しかし鉄郎は機械の身体になって永遠に生きるよりも、限りある命を精一杯生きる事を選択します。
銀河鉄道999のスタートはここから!
銀河鉄道999は1978年9月14日から1981年3月26日113話+TVスペシャル版3話まであります。あらすじは主人公星野鉄郎が999のパスを手に入れて、ただで機械の身体を貰える星に行くまでの旅です。しかし貧困層であった鉄郎の一家は、父親は働き過ぎて亡くなり、母親は機械伯爵の人間狩りに遭い殺されてしまいます。たった1人になった鉄郎は必死に地球メガロポリス中央ステーションへ目指します。
しかし、鉄郎は地球メガロポリス中央ステーションとは反対方向へ向かっていたのです。鉄郎はもう自分は凍え死ぬと思います。そして気を失います。目が覚めると知らない女性がいます。メーテルです。そして「私と999に乗ってくれるならパスをあげる」といわれます。女性の1人旅は危険だと鉄郎は思い一緒に旅をすることになりました。最終回までの長い旅です。
しかし、鉄郎にはやらなくてはいけないことがありました。母親を殺した機械伯爵への復讐です。母親の剥製をみながら宴会している機械伯爵達を銃で撃ち殺しました。機械と言ってっも、頭を破壊されてしまうと治すことは出来ません。鉄郎はその場にいた機械伯爵達を全て倒し、剥製になった母親に999のパスを見せます。「僕は機械の身体になる」といい、そして鉄郎はメーテルと旅立つのでした。
成長していく鉄郎
永い旅を続けてきた鉄郎は逞しく成長しました。そして宇宙で生きていくことを学びました。実はそれこそがネタバレなのです。どうしてメーテルは鉄郎と旅をしてきたのか?メーテルにとって鉄郎はどのような存在になっていたのでしょうか?その謎が結末に向けて解っていきます。最終回が気になるところです。
結末に向けて
銀河鉄道999は時間短縮の為にワープ走行に入りました。しかしもう1台の999と衝突してしまいます。そしてそこには鉄郎と同じく、機械の身体をもらいにいく為の旅をしてる少年レドロルと出合います。立ち往生していたふたつの999に惑星が接近してきます。ふたりの車掌さんの協力で何とか惑星を回避することが出来ましたが、メーテルが惑星に落ちてしまいます。
999は惑星ファントムに不時着します。そこには2人のメーテルが倒れていました。その時突如銃撃がはじまります。彼らは機械化人でした。この星では機械化人が生身の人間に迫害を受けていたのです。しかし、鉄郎とレドリルの優しさに触れ、引き上げていきます。そしてレドリルと鉄郎は、それぞれの旅に戻っていきます。そして銀河鉄道999も最終回に向けて話が進んでいきます。
ネタバレ!最終回で機械の身体にならない!
999の終点はアンドロメダではなく惑星プロメシュームでした。最終回間際で到着した場所が違うことに、視聴者も驚きました。そしてさらに、女王プロメシュームの1人娘がメーテルであったのです。惑星プロメシュームは女王プロメシュームも独裁国家で、メーテルにより多くの少年が連れてこられています。彼らは機械帝国を支える部品や機械化人の兵士にされます。拉致国家の顔もみえます。最終回は前編・後編になります。
鉄郎は機械人間のミライから機械化帝国を案内してもらいます。しかし、永遠の命をもったばかりに時間をもて余す機械人間が自殺を図ってしまうことを知ります。ミライの話を聞いていくにつれ、限りある命を精一杯生きていく方がいいのではいかと鉄郎は考え直します。最終回ではメーテルがどういう思いをして少年達を惑星プロメシュームに連れてきた理由も解ります。
プロメシュームは鉄郎を人間の部品にしようとしていました。重要な場所には鉄郎のような人間でなければならないからです。しかしそれを拒否されたことにより、プロメシュームは鉄郎を999ごとブラックホールで処刑しようとします。メーテルは鉄郎を助けようとしたので牢屋に閉じ込められますが、抜け出します。牢獄から抜け出したメーテルは誘導派をとめて、鉄郎の乗る999無事危機を乗り切ります。そして脱出をさせます。
しかし鉄郎はメーテルを助け出す為に再び惑星プロメシュールへと向かいます。鉄郎はメーテルを助けに行く途中で、鉄郎を機械人間化出来なかったことで、自殺しようとしているミライを見つけます。それを止めながら鉄郎はいいます。「誰にだって自分の為に生きる権利があるんだよ。ミライっていう君の名前はぼくの未来じゃない、君の未来の為にあるんだ」と話します。
メーテルと鉄郎は合流することができました。しかしメーテルは「やることがあるから」といいます。鉄郎は「やることって、メーテル、まさかプロメシュームを?プロメシュームはメーテルのお母さんじゃないか!」と驚きます。メーテルのかわりにミライがそっとプロメシュームに近づきペンダントを奪います。追手の銃撃に倒れるミライですが「自分の未来の為にやったの」と鉄郎に話し死んでいきます。
惑星の中心にペンダントを投げ込もうとするメーテルを母・プロメシュームが首を絞めて阻止します。しかし。苦しむメーテルの手からするりとカプセルが落ちてしまいます。そして柵に引っかかったところを鉄郎が銃で撃ちマグマの中にカプセルが落ちていきます。そして動力炉から火柱が上がり、プロメシュールは炎に包まれます。そして惑星プロメシュームもブラックホールへと吸い込まれていきます。
999で鉄郎とメーテルは惑星プロメシュールから脱出し、惑星コウモリへとうちゃくしました。999のホームの反対側には777が止まっています。車掌さんに鉄郎は今後の事を尋ねられます。鉄郎は「地球に戻って、元の平和な世界にするんだ!」といいます。それを聞いたメーテルは涙を拭きます。鉄郎に先に行くよう促し、そしてメーテルはしゃがんで鉄郎にキスをします。最初で最後のキスです。
結末はメーテルとの別れ
鉄郎が席に着くと、手紙が置いてあります。メーテルからのものです。そこには思いが綴られていました。強く逞しくなった鉄郎を、メーテルはどの様な思いでみていたのでしょう。そしてメーテルはまた別の少年と旅をすることになります。最終回ではありますが、ここからがまた、鉄郎とメーテルの新しい旅が始まります。
銀河鉄道999の漫画エターナル編の最後をネタバレ紹介!
銀河鉄道999エターナル編(漫画)のあらすじ
大まかなあらすじは、鉄郎とメーテルが別れてから1年経ったところから始まります。機械化人はカプセルが補給できなくなり全滅しました。今度は金属生命体のメタノイドが敵になります。メタノイドは地球人を恐れていて、その為地球を無くそうとします。鉄郎はメーテルと共にエターナルへ旅立ちます。
ネタバレ!結末がない
エターナル編は1996年9月号から1999年か月号までビッグゴールドで連載されていました。メーテルと鉄郎が別れて1年後の話です。鉄郎は機械化人に支配されていた地球にとって、危険因子の為牢屋へ監禁されていました。メーテルに助け出されますが、その姿は髪が伸びてものすごい有様でした。メーテルも少し銀河鉄道999とは変わった印象になったとファンから指摘されています。
ネタバレ!評価が低い
今度の敵は金属生命体メタノイドです。機械化人と違うのは、メタノイドは生まれてくるときからメタノイドである点です。機械化人は生身で生まれて、その身体をカスタマイズしていくかたちです。そのメタロイドを倒しに行くのが鉄郎の新しい旅でした。
ネタバレ!最終回がない
正直、この漫画は評価が低く、当時の情報もかなり少ないものです。色々なキャラクター、ハーロックやエメラルダス、ヤマトなど豪華なキャスティングであったのにも関わらず、「鉄郎の敵であるはずのダークィーン」の存在もイマイチつかめない内容となっており、今でもなお連載休止となっており最終回はありません。
銀河鉄道999の映画について紹介!
銀河鉄道999 (The Galaxy Express 999)のあらすじ
映画版の銀河鉄道999はTV版をコンパクトにまとめたものとなっています。TV版同様メーテルと出会い999のパスを貰って機械の身体を貰いに旅に出ます。TV版と違うのは機械伯爵を倒すタイミングです。TV版では旅に出る前に機械伯爵を倒しましたが、映画版ではそれまで様々な出来事が起ります。そして機械伯爵を倒したあと、機械の身体をくれる星を破壊すると言います。
銀河鉄道999 (The Galaxy Express 999)
映画版の銀河鉄道999は1979年8月公開です。TV版113話をコンパクトにまとめたものです。登場人物の描かれ方が違ったり、機械伯爵を倒す時期が違ったりとします。ネタバレですが結末はTV版の最終回とは異なります。映画版はどうような終わり方になるのでしょうか。
映画版の銀河鉄道999の星野鉄郎は15歳です。自分と同じ孤児達と生活しています。ある日鉄郎達は、999のパスを買う客をみつけ、それを孤児の仲間達と盗みとろうとします。警察に追われていた鉄郎を助けたのがメーテルです。そしてメーテルは鉄郎に999のパスをあげます。条件は「私をアンドロメダまでつれていって欲しい」でした。鉄郎はその条件をのみ一緒に旅に出ます。
惑星タイタンでメーテルは山賊のアンタレスにさらわれます。それを追う鉄郎はトチローの母と出会い、マントと帽子、戦士の銃をもらいます。メーテルを助けにアンタレスの元へ急ぐ鉄郎です。アンタレスは鉄郎がもつ銃をみて「その戦士の銃はどこに手に入れた?」聞きます。そして鉄郎がなぜ999に乗って機械の身体になりたい理由を知って、メーテルを返してくれます。そして機械伯爵のいる時間城を知る人を教えてもらいます。
その人はクイーン・エメラルダスです。そして999に乗っている時にクイーン・エメラルダス号と遭遇します。鉄郎は戦士の銃でエメラルダスの船を撃ちます。そしてエメラルダスは「私の船を撃ったのは誰?誰もいないとは言わせません。出てきなさい!」と999に乗り込んできます。そして鉄郎が戦士の銃を持っていることに驚きます。エメラルダスはその銃を作った人を探していました。
メーテルは鉄郎がエメラルダスに聞きたいことがあると言います。それは時間城の場所です。エメラルダスは「聞いてどうするの?鉄郎が殺そうというの?機械伯爵を!本気ね!」と聞き返します。メーテルも知っていたら教えてほしいといいます。エメラルダスは時間城はトレーダー分岐点にやってくると教えてくれました。そして鉄郎に「たった1つの限りある命を大切にしなさい」といって去っていきます。
トレーダー分岐点の惑星ヘビーメルダーの酒場で鉄郎はこの星の生き字引といわれるお爺さんに出合います。ここで機械伯爵の事を聞くと、店の裏に連れていかれます。そしてどうするつもりなのか、鉄郎に尋ねます。鉄郎は自分の母親を殺した復讐と、自分同様に機械伯爵に親を殺された子供達の為に殺すといいます。お爺さんはガンフロンティア山までいくとその麓に一風変わった男がいて、その男が詳しく知っていると教えてくれます。
そしてトチローと出合います。トチローも機械伯爵を倒そうとしていました。しかし長い宇宙の放浪生活で宇宙病になっていまいました。鉄郎はエメラルダスがトチローの事を探していることを伝えます。そしてトチローは真夜中にガンフロンティア山の峰の向こうにやってくると教えてくれます。そして鉄郎に自分が布団に横になったら、レバーを下ろして欲しいといいます。
これはトチローが親友ハーロックの乗るアルカディア号の心になるためでした。そして機械伯爵の頭を打ち抜くよういいます。トチローはもう限界ぎりぎりの状態でした。しかし、やりたいことはいっぱいありました。その為にも鉄郎にレバーを下して欲しいと頼みます。そして鉄郎はトチローの為にレバーを下げます。結末に向けて話はどんどん話は進んでいきます。
鉄郎は機械化人に戦士の銃を奪われてしまいます。鉄郎は必死に「俺の銃を返せ!」と挑むのですが、機械化人に逆にやられてしまいます。そこにある人物が現れます。そして機械化人を胸ぐらをつかみあげる男こそキャプテン・ハーロックでした。鉄郎はなぜ助けてくれたのか尋ねます。ハーロックは「俺の親友の墓を建ててくれたお返しさ」といいいます。鉄郎はトチローの親友がハーロックだと始めて知ります。
とうとう鉄郎は時間城に辿りつきます。そこへ謎の男が現れます。アンタレスです。「だからいったろ、撃たれる前に撃てって」と加勢にきてくれました。アンタレスは鉄郎にいいます。「離れてろ!俺の身体には不発弾がぎっしり詰まっているんだ!」機械伯爵は焦ります。リューズに時間を進めるよう言いますが、リューズは時間を進めません。アンタレスは最期「メーテルには、メーテルには気を許すな!」といって爆発します。
機械伯爵は、鉄郎に命乞いをする機械伯爵をみて失望します。鉄郎に殺された、機械伯爵のいうがままに機械化してきたリューズは時間を進めます。機械化人にとって時間を進めることは自殺行為です。リューズは機械伯爵と共に時間城で錆びて崩れていくのでした。
ハーロックに復讐が終わったと言われた鉄郎ですが、それ「違います」と鉄郎は返します。ハーロックは驚きます。機械伯爵や機械化人を見てきた鉄郎は、永遠のに生きることが決して幸せではないことに気が付いたのです。限りある命だから人は頑張って生きていけるのです。そして思いやりや優しさも生まれてくると考えたのです。そして鉄郎は決心します。機械の身体をただでくれる惑星アンドロメダを破壊したいと語ります。
機械伯爵と時間城を倒した鉄郎は、メーテルとお祝いをします。鉄郎はメーテルに、この旅が終わったらどうするのか訊ねます。メーテルは「解らない」とだけ答えます。鉄郎は、メーテルと一緒にいたいと言います。しかしメーテルは、鉄郎は自分自身でなくこの旅の儚い夢の中の自分を愛していると解っていました。
そしてとうとう999は終着駅に到着します。「終着駅メーテル、惑星メーテル、機械化母星メーテルでございます」と車掌がいいます。鉄郎は驚きます。「なぜ君と同じ名前なんだ!」そして失望します。そしてこの星は全てのものはあらゆるテストをクリアした人間のみで作られてると知ります。鉄郎は怒ります。「冗談だろう?メーテル!きたないぞうぉ!」とメーテルを殴ります。
鉄郎は女王プロメシュームの前に差し出されます。鉄郎は意志が強く相当のショックを受けても折れたり、抜けたりしないということで、中央ブロックのネジにされそうになります。鉄郎は激しく抵抗します。メーテルが走ってきます。鉄郎はメーテルに悪態をつきます。それをみたプロメシュームは「私の娘に無礼な口をきくと部品にせずに殺しますよ」といいます。鉄郎は驚きます。鉄郎は機械の化け物と旅を続けてきたのかと失望します。
「鉄郎、メーテルも君を愛してしまったんだよ。」とあの日シャワールームから聞こえてきた声がします。メーテルの父親です。プロメシュームは「反機械化世界を目指した裏切り者!」といいます。メーテルの父ドクター・バンはメーテルが歯を食いしばり部品となる同志を運んできた理由を話します。つまり重要な場所の部品になり、この星を破壊させる為だったのです。
プルメシュームは「宇宙で1番美しいからだと、永遠の命を与えた私を裏切るのか?」と裏切ったメーテルを責めます。「そして、永遠の苦しみもくださった」とメーテルは言います。プロメシュールは言います。「お前は平気か?ここでカプセルを解き放てばこの惑星が破壊される。お前も死ぬことになる。」しかし鉄郎は機械国家を滅ぼせるなら構わない!と言います。メーテルは母を裏切ります。
鉄郎を助ける為に、ハーロックとアルカディア号に心が移ったトチロー、エメラルダス達がやってきます。惑星メーテルから脱出しようとします。ふたりは999に向かって走ります。鉄郎はメーテルの手をとり走ります。そして無事に999に乗り込むことが出来ました。
鉄郎とメーテルは無事に地球に帰ってきました。鉄郎はメーテルの手を握り「あったかいな。メーテルが機械なんて信じられない」といいます。「私、冥王星に行って生身の身体を取り戻すわ」メーテルは鉄郎にいいます。
そしてメーテルとの別れの時がきます。鉄郎はメーテルの名前を呼びながら走っていきます。当時鉄郎とメーテル役の声優さんが、あまりにも感情が入り過ぎて収録にならなかったという、逸話もあります。そして、あの有名なナレーションと共に、映画版銀河鉄道999は結末を迎えます。
アニメは子供のためだけのものではありません。大人も楽しめる作品であることが、この1980年代くらいから増えてきました。1980年代の頃、子供だった世代の人が大人になり、同じ作品を観るとまた違った印象や感想を持つと言われています。銀河鉄道999はまだ映画版では「さよなら銀河鉄道999」「銀河鉄道999エターナル・ファンタジー」と続きます。
さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅のあらすじ
さよなら銀河鉄道999のあらすじは、メーテルと鉄郎が別れて2年後のお話です。地球は機械化人との戦いの日々でした。そこへ鉄郎にメッセージカードが届きます。「私はメーテル。鉄郎、999に乗りなさい」鉄郎を999に乗せる為、多くの仲間が命を差し出してくれました。鉄郎は機械化人が飲んでいるカプセルを作る星を破壊し、黒騎士ファウストと戦います。
さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅
さよなら銀河鉄道999は1981年8月に公開さています。メーテルと別れて2年経った鉄郎は地球でパルチザン達と日々戦っていました。ある日「星野鉄郎はいるか?」と若いパルチザンがやってきます。鉄郎にメッセージが吹き込まれたカードを渡す為です。「鉄郎、999に乗りなさい。」と繰り返すメーテルの声に鉄郎は驚きます。そして999に乗ることを決めます。
共に戦ってきたパルチザン達は「自分の倅が999で旅立つというのならば、行かせてあげよう。」と、命を賭けて、鉄郎をメガロポリスまで連れていくのでした。鉄郎が999に乗れるよう自分の命を投げ出し、機械化人に立ち向かうパルチザン達でした。無事、鉄郎は999に乗れますが、機械化人により999の線路の切り替えポイントを変えられてしまいます。
そこに老パルチザンが飛び込み機械化人を倒し、あと1歩のトことでポイントを元に戻すことが出来ました。「鉄郎。いつかお前が戻って来て、地球を取り戻した時、大地を掘り返したら、わしらの赤い血が流れ出すだろう。ここは我々の星だ。我々の大地だ。その赤い血を見るまでは、死ぬなよ。ここは我々の星だ。我々の大地だ。わしらのセ・ガ・レ・よ。」と言って息を引き取ります。
999のウェイトレスだったクレアの後任にメタルメナが乗車していました。メタルメナは生身の身体である鉄郎を見下していました。でも本当のメタルメナの野望はメーテルの身体を奪うことでした。
幽霊列車が999に線路を開けろと言ってきます。999は規則正しく運行するにはそれは出来ないと断りますが、幽霊列車に追い越されてしまいます。しかし幽霊列車にはなにが乗っているのか車掌さんでもしりません。しかし結末の方でまたこの幽霊列車を見ることになります。
惑星ラーメタルで鉄郎は機械化人に襲われます。撃たれた鉄郎を助けたのがミャウダーです。ミャウダーも両親を機械化人に殺されました。ラーメタルでも人と機械化人が戦っていたのです。そして、ミャウダーから信じられないことを聞きます。「メーテルが第2のプロメシューム」だといわれます。機械化母星メーテルを破壊したはずなのにと鉄郎はうなだれます。
ミャウダーは「星野鉄郎って聞いたことがあると思ったら、あぁ星野鉄郎か!」といいます。そして形見のオルゴールを見せてくれました。そして戦い方も教えてもらいました。機械化人は暗くても目が見えるから、自分から動かずじっとして耳を澄ますことでした。そして機械化人と戦っている人達が集まっているところに案内します。
999出発の時間に近づきました。ミャウダーが鉄郎を駅まで送ります。途中機械化人に襲われますが、キャプテン・ハーロックが助けてくれて無事駅に到着します。そして最後に言います。「俺より先に死ぬなよ。男の約束だぞ!」しかし結末でミャウダーとは悲しい再会となってしまいます。
そしてラーメタルを999が出発する前にメーテルに再会します。嬉しい再会でしたが、ミャウダーの言葉も気になってしまう鉄郎でした。生前メーテル達が住んでいた城でみた肖像画のことが忘れられません。
銀河鉄道を支配しているという黒騎士ファウストの指示により、コントロールセンターに999は停車します。そこで鉄郎を時間の果てに送り、母親が殺される前日から殺されるところまでの光景をみせます。「永遠の命」の理想郷を語る黒騎士ファウストに鉄郎は銃を向けます。それを見を持って助けたのがメーテルでした。
黒騎士ファウストが999の行先はメーテルと機関車のみが知ると話して姿を消します。崩壊していくコントロールセンタの中で宇宙の底に堕ちていくメーテルを助けたのはエメラルダスでした。「鉄郎。メーテルを守るのは貴方の義務ですよ。貴方が男ならね。」と言葉を残します。
惑星モザイクをの次の停車駅は終着駅大アンドロメダです。ここで999から降りなければ、ネタバレになりますが、母と娘、父と息子の戦いが待っていたからです。メーテルは「貴方さえよければどこかの惑星で死ぬまで一緒にくらしてもいい。」と言います。メーテルの心は揺れます。
そして終着駅の大アンドロメダ駅に近付きます。機関車は右側から重力を感じ、不安がります。ネタバレですが、その場所にはサイレンの魔女がいて、ブラックホールの様に機械のものを吸い込んでいくのです。そして999は無事に終着駅にたどり着きます。
機械人が飲んでいるカプセルの製造ラインをみた鉄郎はメタルメナに問い詰めます。「これを飲めよ!」と鉄郎に言われメタルメナは困惑します。そんな鉄郎を機械化人の警備兵が銃を撃ってきます。しかしその鉄郎を守ったのがメタルメナでした。
自分の為に泣いてくれる鉄郎に喜びを感じます。ここで死んだと思われたメタルメナですが動いている999の屋根に乗ることが出来ました。しかし自分の為にサイレンの魔女の影響を受けると考え自ら999から離れていきます。
結末に向けてストーリーは進んでいきます。メーテルは幽霊列車で生身の人間を運んできてその命をカプセルにして、機械化人が生きていくことに反対し母を裏切り、亡き者にしようとします。
惑星大アンドロメダを破壊すべくして、キャプテン・ハーロックも加勢します。しかしトチローが機械を動かすことにより、サイレンの魔女に引っ張られることにより、トチローはしばらくやすみます。手動で攻撃をしていきます。エメラルダスも加勢します。
黒騎士ファウストとハーロックは、もとは同士でした。しかし、黒騎士ファウストは機械化人になってしまいました。結末に向けてメタバレが多くなります。黒騎士ファウストは実は鉄郎の父でした。母からは死んだと聞いていましたが機械化人になっていました。
そしてハーロックに自分と息子である鉄郎の決闘の目付を頼みます。鉄郎の母がもっていたペンダントと同じものを、ハーロックに託します。
999の上で決闘が始まります。最初は黒騎士ファウストが優勢でしたが、暗闇に包まれたときに、鉄郎はミュウダーの「向こうから近づくのを待て!」の言葉を思い出してました。ネタバレですが鉄郎がミャウダーをカプセルの製造ラインから連れてきたときに、彼のオルゴールが落ちてしまいます。それを黒騎士ファウストは持っていました。
その音が突然なります。鉄郎は躊躇なく銃を撃ちます。それは黒騎士ファウストを撃ちぬきました。黒騎士は鉄郎が自分の息子であると知っていました。そしてハーロックもペンダントの写真をみて、親子であると知っていました。そしてサイレンの魔女に吸い込まれていきます。
惑星ラーメタルに到着した鉄郎はミャウダーの墓を建てました。そしてハーロックと今後の事を話します。惑星大アンドロメダで助けた人達と地球に帰って共に戦うことに決めます。そしてハーロックと別れます。ハーロックは昔のことを思い出していました。
エメラルダスはメーテルにいいます「私たちは永遠に時の中を旅する女。」メーテルは動揺します。鉄郎とに行動しようと思っていました。しかしエメラルダスに現実に戻されてしまったのです。哀しい結末がまっていました。
鉄郎は999が出発してもメーテルの姿がないのに気が付きます。まどの外を見るとメーテルがいます。鉄郎は1番最後の車両まで走ります。
メーテルは1人残り、鉄郎達を見送ります。結末はとても悲しい結果になりましたが、少年だった鉄郎が大人に成長知っていく姿がみてとらえられます。
銀河鉄道999 エターナル・ファンタジーあらすじ
銀河鉄道999エターナルファンタジーは漫画銀河鉄道999エターナル編の映画版です。あらすじは漫画同様で、種の起源が違う地球人が恐ろしことから、地球を抹殺しようとします。太陽を超新星にし、途中下車したライトリングファイアフライを「鉄郎とメーテルを通報しなかった」」ということで破壊します。鉄郎は地球とライトリングファイアフライを蘇らす為にエターナルへ向かいます。
銀河鉄道999 エターナル・ファンタジー
銀河鉄道999エターナル・ファンタジーは1998年3月に公開されました。「999の年」ということから、翌年1999年の完結編となる2時間越えの長編作が予定でいたため、導入部のみで映画のストリーとしては完結でれていません。ネタバレですが興行不良により完結編は中止となります。さらに、この作品はTV版の続編となり、鉄郎の顔も変わっていません。
ストーリーの始まりは幽閉されていた鉄郎が脱走をしたことにより、地球の新しい支配者ボルカザンダⅢ世に処刑されているところからです。そこへ銀河鉄道999が建物に突っ込んできてメーテルと車掌さんの手により助けられます。
ボルカザンダⅢ世は999を追うようにある人物に指示を出しますが、その表情を見て、上層部に言わないよう懇願します。しかし、ボルカザンダⅢ世が背後から銃を撃ちますが、鎧に跳ね除けられ、逆に自分が撃たれてしまいます。
1年ぶりの再会に喜ぶ鉄郎は泣きながら喜びあいました。車掌さんに「埃は機械の対敵だからと」と大きなはさみで、髪の毛を切られ、シャワーに入れて綺麗にしてくれました。そして鉄郎の愛用していた帽子とエメラルダスから預かった銃を渡されます。
鉄郎はメーテルから、エメラルダスが幽閉されていた鉄郎の為に生活していくものを渡してくれていた人物でした。その為に氷漬けにされて殺されてしまったことを知ります。鉄郎はエメラルダスを助けられなかったことを悔しく思いまた涙を流すのです。
鉄郎は地球であった出来事を話します。機械化人からの支配から解放は出来たものの、新しい支配者が現れ、人々をまるで餌付けするように飼いならし、抵抗する人間を幽閉し、自然までもなくしていこうとしていることをです。しかしネタバレですが地球で鉄郎を処刑しようとしたボルカザンダⅢ世は所詮下っ端で、闇の支配の手下にすぎないことを知ります。
「機関車のコンピューターの一部」のここで新しいメンバー電子妖精カノンがでてきます。999に突然警告音が鳴り響きます。地球との通信が取れないままでは999のコントロールがとれなくなってしまう恐れがあったのです。車掌さんは緊急停止することを決断します。停車した惑星はライトリングファイアフライと言い、輝く蛍の輪の駅という意味がありました。この惑星は鉄郎の子供のも頃の地球と非常に似ていました。
鉄郎とメーテルが温泉に入っていると宿屋の副支配人であるイーゼルに声をかけられます。メーテル達はイーゼルがなぜ自分達を知っているのか気になります。しかし束の間の休息を楽しむことにします。イーゼルが父の元に戻ると、犯罪者としてメーテルと鉄郎が、メタノイドから通報を求める通信の玉が送りつけられていました。しかしメタロイドに反感を抱いているイーゼルの父は通報しようとしませんでした。
鉄郎が蛍を見ながらイーゼルと話していると、不審な気配を感じました。鉄郎は1人森の中に入ります。すると女性が立っていました。ネタバレですがこの女性こそボルカザンダⅢ世を殺した人物ヘルマザリアでした。嗾けるヘルマザリアでしたが、鉄郎に背を向けていた為、鉄郎は引き金を引きません。その瞬間鉄郎は襲われますが、それをイーゼルがかばいます。
ヘルマザリアは背後から自分を撃たなかった鉄郎の戦士のプライドに免じて殺すことを止めます。「次は無い」といって2人の前から去っていきます。これがのちのち自分の命とりになるとはヘルマザリアは思っていませんでした。ネタバレですがヘルマザリアには鉄郎と同じくらい子供がいて撃つことが出来なかったのです。
メーテルはヘルマザリアが来ていることに気付きます。戻ってきた鉄郎に、イーゼル親子に迷惑をかけないよう、急いで999を出発させます。イーゼルは鉄郎にお弁当を持ってきます。そしてイーゼルは鉄郎に「未来をよろしく」と言います。鉄郎は不思議に思うがその言葉の意味が999が出発してから解ります。イーゼル親子が通報を怠ったとして惑星ブライトリングファイアフライを破壊したのです。
破片を避けるほどの力がなかった999はアルカディア号によって守られます。ヘルマザリアが乗った船からも攻撃されますが、アルカディア号は必死に戦い999を守るのです。
メタノイドが戦いに乗じて、999に侵入してきます。メタノイドは液体状に身体を変化させることが出来るのです。そして倒すには心臓を撃ちぬかなければいけませんが、そのかわり大爆発を起こしてしまいます。そしてメタノイドは自分の心臓を強く握ることでも大爆発を起こすことが出来るのです。後部車両は爆発しますが、シールドを張っていたので999は無事に逃げることが出来ました。
999にヘルマザリアが乗り込んできます。鉄郎との激しい戦いが始まります。ヘルマザリアは999の屋根の上から鉄郎を狙います。メーテルが立っていた後ろの扉の向こうにヘルマザリアが現れます。鉄郎は「メーテル避けて!」と扉を打ち抜きます。が鉄郎も怪我を追います。扉を開けるとヘルマザリアが倒れています。メーテルは惑星ブライトリングファイアフライで鉄郎を撃たなかったことが敗因だといいます。
そしてメーテルに、息子には「宇宙最強の戦士と戦って死んだ」と、鉄郎には「逃げた」と伝えて欲しいと頼み、瀕死の状態で宇宙に落ちていくのでした。
メーテルは鉄郎を手当すると、ヘルマザリアが逃げたと嘘をつきます。そこに車掌さんが、太陽が超新星になったという報告を受けたと告げにきます。メーテルは本当だと鉄郎に悟ります。メタノイドは種の起源が違う人間達が恐ろしくて、命の源の太陽を亡き者にしたのです。ハーロックは「お前がいる限り地球は滅びない」と声をかける。
そこへクレアがイーゼルの作ったお弁当を持ってきます。ゴマで「あなたの未来がすばらしいものでありますように」と書かれてました。
鉄郎は地球とイーゼルを蘇らすためにエターナルに向かうことを決めます。そんな鉄郎をアルカディア号、クイーンエメラルダス号、そして宇宙戦艦ヤマトまでが加勢して、鉄郎の新しい旅が始まるのです。未だ連載休止で最終回のない作品です。この続編を期待している人は沢山います。
銀河鉄道999の謎や疑問点をネタバレ考察!
メーテルの正体とは?
メーテルの生まれた星は惑星ラーメタルでした。ラーメタル人は寿命が長く、身体は冥王星に眠っています。TV版の最終回でもメーテルの身体が機械化人かは明かされていません。しかし、映画版だと「自分の身体を取り戻しに、冥王星に行く。」と言っています。さよなら銀河鉄道999でも明かされることはありませんでした。エターナルファンタジーにおいては連載休止中です。
惑星ラーメタルにあったプロメシュームとメーテルの生家にあった肖像画です。惑星ラーメタルは惑星ヘビーメルダーの衛星です。惑星ラーメタルは暗黒太陽ラーの影響により、惑星ヘビーメルダーから放れ、アンドロメダ銀河へ導かれていきます。プロメシュームは1人で機械化国家を作りあげたのです。次第に機械国家を永遠に続けていく為には、部品や、機械化人のエネルギー源が必要となりました。
部品は人間から作る必要性がありました。惑星を維持していく為にも、頑丈で、根性のある人間でなければいけなかったのです。メーテルは999を使って、部品に成れる少年を「旅」と称して「テスト」をしていたのです。メーテルが黒い服を着ているのは喪服の意味があるのです。生きた部品になっていった少年達への思いからです。しかしそれは機械国家への反逆の序章でもありました。
惑星メーテルも惑星大アンドロメダも鉄郎の強い意志とメーテルの哀しみで崩壊していきました。崩壊していったのは生きた部品だからです。部品となってこの日を待っていたのです。この部品になっていった少年達の「旅」の中で生きているのがメーテルなのです。鉄郎と同様の少年達の旅の中の思い出なのです。
銀河鉄道999のあらすじまとめ!
銀河鉄道999のあらすじ
銀河鉄道999はメーテルと鉄郎の長いようで短い旅でした。TV版にいたっては全113話で最終回は前編・後編、さらにスペシャル版が3本ありました。あまりにも長く放送していたので最終回などないと子供ながら思った人は少なくないです。
逞しく成長する鉄郎
最初は機械の身体を求めて999に乗る鉄郎でしたが、限りある命を精一杯生きることが大事な事と気が付きます。それは鉄郎の成長でもあるのです。最初は少年だった鉄郎もさよなら銀河鉄道999では青年へとさらに成長していきます。メーテルはどのような思いで鉄郎を見ていたのでしょう。
銀河鉄道999まとめ
999はメーテルであり、またメーテルが999なのです。メーテルは999で多くの少年と旅をしてきました。それはとても辛い旅として話題になりました。しかし鉄郎がその辛い旅に終止符を打ったのは間違いないと多くのファンが推測しています。そして999を観てきた人達も鉄郎とメーテルと一緒に旅をしてていたように感じたとおっしゃっています。昔を思い出して、また999に乗って旅に出てみませんか。