2020年03月11日公開
2020年03月11日更新
千と千尋の神隠しのあらすじをわかりやすく解説!ラストの結末・感想をネタバレ
「千と千尋の神隠し」はジブリ作品の一つとして知られている作品でした。今回は「千と千尋の神隠し」あらすじなどを中心に解説をしていきます。「千と千尋の神隠し」は最後のシーンが特に話題となっていたようです。一体どのようなストーリーだったのでしょうか?そんな「千と千尋の神隠し」のあらすじだけではなくラストの結末、さらに映画を見たファンの感想もネタバレ紹介していきます。
目次
千と千尋の神隠しとは?
「千と千尋の神隠し」は、ラストシーンが話題になった作品でもありました。今回はそんな「千と千尋の神隠し」のあらすじから最後の結末までストーリーの内容をネタバレ解説していきます。さらにそんなストーリーを盛り上げたキャラクターやキャラクターを演じた声優、作品の見所なども解説していき「千と千尋の神隠し」の魅力に迫っていきます。
千と千尋の神隠しの概要
「千と千尋の神隠し」の作品概要を解説していきます。「千と千尋の神隠し」は、スタジオジブリが製作した長編アニメーション映画でした。映画の監督を勤めたのは宮崎駿です。映画の制作されたきっかけは宮崎駿の知り合いであった少女だったということが明かされています。宮崎駿はその少女を喜ばせたいと思い、少女をモデルとした作品を作り始めたようでした。作品に出演した豪華声優陣も話題になっています。
千と千尋の神隠しの興行収入
「千と千尋の神隠し」は2001年7月20日に公開されています。興行収入は308億円でした。これにより、「千と千尋の神隠し」は日本歴代興行収入で1位となっていました。2001年に公開された作品ですが、2019年現在も「千と千尋の神隠し」の興行収入を超えた作品は現れていないようです。そんな「千と千尋の神隠し」は第52回ベルリン国際映画祭金熊賞、第75回アカデミー賞アカデミー長編アニメ映画賞も受賞していました。
千と千尋の神隠しのあらすじネタバレ
あらすじネタバレ①トンネルの先へ
「千と千尋の神隠し」のあらすじをネタバレ解説していきます。主人公である千尋は、引っ越すことになり両親とともに車で新居へと向かっていました。環境が変わることに千尋は不安を抱いていたようです。そんな中、千尋達親子は道に迷ってしまいました。迷いながらも進んでいくと、千尋達の前に小さなトンネルが現れます。千尋はそのトンネルを一瞬警戒しましたが、両親は楽しそうにトンネルへと入っていってしまいます。
千尋も両親の後に続きトンネルの中に入りました。トンネルの向こう側には、不思議な景色が広がっていました。現実離れした景色に千尋達は興奮します。繁華街のような街並みの中には、美味しそうな食べ物が並ぶ屋台もありました。しかしそこには客も店主の姿もありません。両親は夢中になって屋台の食べ物を勝手に食べ始めてしまいました。千尋は両親と一緒に食べることはせず、不思議な街の中を一人で歩いていきます。
あらすじネタバレ②ハクとの出会い
千尋が大きな看板の前に辿り着くと、少年が現れました。ハクと名乗ったその少年から千尋は「夜になる前に逃げろ」という警告をされます。ハクが現れた直後から街の雰囲気は一気に変わっていきました。突然時間が進み始めたことに違和感を覚えた千尋はハクの警告通り両親と共にこの街から出て行こうと両親のいた場所へ急いで戻ります。しかし、千尋が両親のいた屋台に辿り着いた時両親は既に豚の姿に変えられてしまっていました。
豚に変わってしまった両親に動揺した千尋は慌てて通ってきた道を戻ります。トンネルのあった場所まで戻りましたが、そこにはもうトンネルはなく代わりに海が広がっていました。不思議な繁華街には、不気味なお化け達がたくさん現れ始めます。千尋はそんなお化け達に囲まれる中、恐怖で震えていました。そこへハクが千尋を助けにやってきます。千尋を助けたハクは、ここで働くしかないと千尋に告げました。
あらすじネタバレ③働く毎日
千尋はハクの指示通り湯屋にあるボイラー室へと向かいます。しかし釜爺からは断られてしまいました。釜爺はリンという女性を呼びつけ、リンに千尋を湯婆婆の元へ案内するよう頼みます。千尋はリンの案内で湯屋を仕切る湯婆婆に会うことができました。湯婆婆に頼み込み千尋は湯屋で働くことになりますが、名前を千に変えられてしまいました。千尋はそんな湯屋で雑用をこなし懸命に働いていきます。仕事にも徐々に慣れていきました。
ハクは、湯屋で働き始めた千尋を養豚場へ連れていきます。そこには呪いによって豚の姿となってしまった千尋の両親もいました。千尋は豚になった両親を見て涙を流します。この時元々着ていた服も返された千尋は服のポケットに入っていた名前入りのカードを見て、自分の本当の名前を思い出します。名前を忘れていたのはハクも同じで、ハクは千尋のように思い出すことができずに湯婆婆の手下になってしまっていました。
あらすじネタバレ④愛の力
湯屋では様々な問題が起こりますが、千尋は湯屋の従業員として成長していきます。しかしそんな中湯婆婆の姉である銭婆が大事にしてきた印鑑をハクが盗むという事件が起こってしまいます。印鑑には銭婆による強い魔力がかけられていました。印鑑を盗んだハクは強力な力のせいで苦しんでしまいます。千尋はなんとかしてハクから印鑑を吐き出させました。そしてハクを守るために自ら銭婆に印鑑を返しにいくことを決意します。
千尋は釜爺から銭婆に会いに行く方法を教えてもらいました。銭婆に会うためには、電車に乗り6番目の駅で降りなくてはなりません。しかしその電車は片道しかありませんでした。千尋は言われた通り6番目の駅で降りて銭婆の家を目指します。予想とは異なり銭婆は暖かく千尋を迎え入れました。その後銭婆と打ち解けた千尋を呪いの解けたハクが迎えにきます。千尋は元気になったハクと共に釜爺達の待っている湯屋へ戻ることにします。
あらすじネタバレ⑤ハクの本当の名と過去
千尋は龍となったハクの背中に乗って湯屋を目指します。この時名前を忘れてしまったハクに本当の名前は「コハク川」だと教えてあげました。ハクは名前を思い出したようで「饒速水小白主」だと自分の名前を千尋に名乗ります。名前を思い出したハクの身体からは鱗が剥がれていきました。そしてハクは千尋との出会いを語ります。幼い頃千尋は川に落ちたことがあったそうです。その川こそがハクだったのでした。
前に一度出会っていたことを思い出した2人は手をつなぎながら空を飛んでいきます。そんな2人を出迎えるために湯屋の前には街の住人達が集まっていました。中には湯婆婆の姿もいます。湯婆婆はそこで千尋のお供だったネズミが坊であったことを知ります。坊が帰ってきたことで、湯婆婆は安心したようでした。そして、ハクとの約束を守るために千尋の前に何匹もの豚を並べます。湯婆婆は千尋に最後の試練を与えました。
千と千尋の神隠しのラスト結末・最後ネタバレ
ラスト結末・最後ネタバレ①大当たり
「千と千尋の神隠し」のラスト結末・最後のシーンをネタバレ解説していきます。湯婆婆は「この中からお前のお父さんとお母さんを見つけな。チャンスは一回だ」と言います。千尋は並べられた豚をじっと見つめました。この中から両親を見つけることが出来れば、千尋は元の世界に戻れるのです。この約束はハクが湯婆婆に取り付けてくれたものでした。しかし豚を見つめていた千尋は不思議な顔をします。そして答えを導き出しました。
千尋は「ここにはお父さんもお母さんもいない」と断言しました。その瞬間、「大当たり」と湯屋の従業員が千尋を祝福しました。さらに湯屋で働くときに書かされた契約書も破れます。千尋は見事湯婆婆の試練をクリアすることができました。千尋はハクと手を繋ぎ、湯屋を去ります。ハクは、千尋を元の世界に戻すために道案内をしましたが途中で立ち止まり「私はこの先にはいけない」と千尋に告げました。
ラスト結末・最後ネタバレ②トンネルを抜けて
「千と千尋の神隠し」のラストの結末をネタバレ解説していきます。ハクは千尋に向かって「決して振り向いちゃいけないよ」と言います。千尋はハクがこの後どうするのか気になっていたようですが、本当の名前を思い出したハクは湯婆婆の弟子をやめると千尋に言いました。2人はまたどこかで必ず会おうと約束をします。千尋はハクに言われた通り、振り返らずトンネルまで行きます。トンネルの前には人間の姿に戻った両親がいました。
両親の姿を見て安堵した千尋は、ハクがどうしているのか気になり始めます。思わず振り返りそうになりますがハクとの約束を思い出し我慢しました。そして千尋は両親と共にトンネルをくぐります。トンネルの外には元の世界が広がっていました。千尋はトンネルを振り返りますが、来た時とは異なり石造りのトンネルとなっていました。そんな千尋が再び車に乗り新居に向かい出したところで物語は幕を閉じます。
千と千尋の神隠しの主要キャラと声優
千尋/柊瑠美
「千と千尋の神隠し」で主人公として活躍をしていたのは千尋という少女でした。千尋は、ポニーテールが特徴的な女の子です。両親を豚に変えられてしまいましたが、最後のラストシーンでは豚の中に両親はいないと見破ることできました。感想の中には、この結末のラストシーンで千尋の成長を感じたという方もいらっしゃったようです。実は幼い頃ハクと出会っていて、物語の最後の方はハクのために頑張る姿が描かれています。
ラストシーンでも活躍をしていた千尋を演じた声優は、柊瑠美でした。柊瑠美は、ファザーズコーポレーションに所属しています。「野ブタ。をプロデュース」の演技が話題になっていたようでした。そんな柊瑠美の出演作品には「すずらん〜少女・萌の物語〜」「崖の上のポニョ」「コクリコ坂から」「デトロイト・メタル・シティ」「赤い糸」「酔いがさめたら、うちへ帰ろう。」「鍵泥棒のメソッド」などがありました。
ハク/入野自由
ハクは、繁華街に迷い込んだ千尋に対して警告をした少年でもありました。湯婆婆に名前を奪われ、手下となってしまいます。物語の最後の方では、銭婆から印鑑を盗む事件を起こしてしまいました。しかし、千尋に救われラストの結末シーンでは本当の名前を思い出し湯婆婆の弟子をやめる決意をしています。視聴者の感想の中には、序盤とは異なるラストシーンでの柔らかい笑顔が魅力的だったというものもあったようでした。
ハクを演じた声優は入野自由でした。入野自由は、ジャンクションに所属している声優です。「キングダムハーツ」での演技が話題になっていたようでした。そんな入野自由の出演作品の中には「アイシールド21」「Yes!プリキュア5」「機動戦士ガンダム00」「ワンピース」「おじゃる丸」「クロスゲーム」「メタルファイトベイブレード」「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」などがありました。
湯婆婆・銭婆/夏木マリ
湯婆婆は湯屋を仕切っている魔女で、千尋やハクの名前を奪い支配していたキャラクターでもありました。最後の結末シーンでは、負けを認め元の世界に戻るために駆け出した千尋のことを見送っている姿が描かれていました。また銭婆はそんな湯婆婆の姉として登場しています。物語の最後の方に登場し、カオナシのことも引き取るなど湯婆婆とは異なり面倒見の良い一面が描かれていたキャラクターでもありました。
湯婆婆・銭婆を演じたのは女優としても活躍をしている夏木マリでした。夏木マリは、1971年から芸能界での活動をスタートさせました。元々は中島淳子という名前で活動していたようですが、1973年に夏木マリという芸名に改名し再びデビューをしています。そんな夏木マリの出演作品の中には「中学聖日記」「不惑のスクラム」「家政夫のミタゾノ」「ファーストクラス」「名前をなくした女神」「働きマン」などがありました。
青蛙/我修院達也
「千と千尋の神隠し」に登場した青蛙は、湯屋で働いしている蛙でした。作中に登場したキャラクターの中でも一番初めに千尋を人間だと見抜いています。そんな青蛙の特徴として金に目がないという点が挙げられていました。そのため、カオナシには真っ先に取り込まれてしまっています。最後の方では千尋を庇うような姿勢も見せていています。千尋を庇った姿に対して、意外だったという感想も挙げられていました。
青蛙を演じた声優は、我修院達也でした。我修院達也は、声優だけではなく歌手や俳優など幅広く活動しているようです。かつては、若人あきらという名義でも活動を行なっていたようでした。そんな我修院達也の出演作品の中には「ハウルの動く城」「しまじろうとくじらのうた」「花より男子」「就活のムスメ」「インディゴの夜」「コンフィデンスマンJP」「エジソンの母」「仮面ライダーW」「ファースト・キス」などがあります。
坊/神木隆之介
「千と千尋の神隠し」に登場した坊は、湯婆婆の息子でもありました。大きな体型で、赤い腹掛けを身につけています。銭婆の魔法によってネズミの姿に帰られてしまいます。本当は自分の力で元の姿に戻れましたが物語の最後の方までネズミとして千尋と行動を共にしています。結末では、湯婆婆の前でネズミから元の姿に戻る姿が描かれていました。ラストシーンでは湯婆婆のことを諫めていて、感想でも成長したと大好評だったようです。
ラストシーンでも活躍をしていた坊を演じたのは、神木隆之介でした。神木隆之介は、アミューズに所属している俳優です。1995年に放送されたCMをきっかけに芸能界デビューを果たしています。出演作品の中には「探偵学園Q」「風のガーデン」「家族ゲーム」「学校のカイダン」「集団左遷!!」「ハウルの動く城」「サマーウォーズ」「君の名は。」「借りぐらしのアリエッティ」「メアリと魔女の花」などがありました。
リン/玉井夕海
今回ネタバレをしてきた「千と千尋の神隠し」に登場したリンは、物語の序盤から千尋のことを助けてきたキャラクターでした。さっぱりとした性格をしていますが、面倒見が良い一面もあり千尋に仕事を教えています。物語の最後の方でも、駅へ向かう千尋のことを見送っていました。その時の「お前のこと鈍くさいって言ったけど、取り消すぞ」というセリフは視聴者の感想でも名言だと言われていたようです。
そんなリンを演じたのは、玉井夕海でした。玉井は、2006年に公開された「もんしぇん」という映画で主演女優としてデビューしました。「渋さ知らズ」というバンドではヴォーカルを務めています。出演作品の中には「もんしぇん」「伏 鉄砲娘の捕物帳」「空中キャバレー」「上海バンスキング」「トミカヒーローレスキューファイアー」などがありました。
番台蛙/大泉洋
「千と千尋の神隠し」には番台蛙というキャラクターも登場しています。番台蛙は、湯屋で働いている蛙でした。湯屋では中間管理職のような立場であり、薬湯の札を渡すというポジションを務めていました。父役・兄役と共に自分よりも下の者に威張るという特徴があり、千尋のことも雑に扱っていました。一度カオナシに取り込まれ千尋に救われてからは、これまでの態度を変え千尋のことを庇っている姿も描かれていました。
そんな番台蛙を演じたのは、俳優の大泉洋でした。「水曜どうでしょう」に出演したことをきっかけに活発に活動していくようになります。そんな大泉洋の出演作品の中には、「ノーサイド・ゲーム」「ラッキーセブン」「シェアハウスの恋人」「真田丸」「赤鼻のセンセイ」「龍馬伝」「アイアムアヒーロー」「恋は雨上がりのように」「探偵はBARにいる」「しあわせのパン」などがありました。
お父さん/内藤剛志
「千と千尋の神隠し」には、千尋のお父さんも登場していました。荻野明夫という名前で、物語の序盤に豚へと変えられてしまっています。最後のラストシーンでは、千尋のおかげで豚から人間に戻ることができました。しかし豚になっている間の記憶は全くないようで、結末ではトンネルの向こう側に放置されていた車を見つけて驚いている姿も描かれています。
そんな千尋のお父さんを演じたのは内藤剛志でした。内藤は、「ヒポクラテスたち」という作品でデビューを果たしています。出演作品の中には「風を見た少年」「アトランティス失われた帝国」「ゲド戦記」「コクリコ坂から」「ペット2」「海すずめ」「ポプラの秋」「ねこタクシー」「フレフレ少女」「ワンダフルライフ」「三月のライオン」「イノセント・イヴ」「ホームレス中学生」「金田一少年の事件簿」などがありました。
お母さん/沢口靖子
ネタバレ解説をしてきた「千と千尋の神隠し」では、千尋のお母さんも登場していました。お母さんの名前は荻野悠子であるということが明らかにされています。夫と共に豚にされてしまいますが、最後のラストシーンでは無事に人間に戻っている姿が描かれていました。ドライな性格をしていますが、面倒見が良いという一面もあるようでした。結末では、夫同様に豚になっている時の記憶がないことが明らかになっています。
千尋のお母さんを演じたのは、沢口靖子でした。「東宝シンデレラ」でグランプリになったことがきっかけとなり芸能界デビューを果たしています。出演作品の中には「クレヨンしんちゃん」「検事・霞夕子シリーズ」「警視庁機動捜査隊216シリーズ」「塗られた本」「ひとがた流し」などがありました。
千と千尋の神隠しのモデルといわれる場所
千と千尋の神隠しのモデル①江戸東京たてもの園
「千と千尋の神隠し」はラストシーンや結末だけではなく、作中に登場した建物なども話題になっていた作品です。そんな「千と千尋の神隠し」の建物のモデルになったと言われている場所の中には江戸東京たてもの園という場所もありました。こちらは、東京小金井市に存在している博物館です。映画とのコラボ企画なども実施され多くのファンが訪れているようでした。
千と千尋の神隠しのモデル②道後温泉本館
「千と千尋の神隠し」のモデルとなった場所として、道後温泉本館という場所も挙げられていました。こちらは、愛媛県松山市にある温泉です。古くから続いている共同浴場で、日本で最も古い温泉とも言われていたようでした。厳かな雰囲気が「千と千尋の神隠し」に登場する不思議な街と似ているという感想を抱いた視聴者の方もいらっしゃったようです。
千と千尋の神隠しのモデル③目黒 雅叙園
「千と千尋の神隠し」のモデルとなった場所として、目黒 雅叙園という場所も挙げられていました。こちらにある百段階段が「千と千尋の神隠し」に登場したのではないかと言われているようです。百段階段は、1935年に建てられた古い建物で99段にも及ぶ長い階段廊下が7津の部屋を繋げています。こちらの百段階段を楽しむためのツアーなどもあり、「千と千尋の神隠し」のファンの間でも話題となっていたようです。
千と千尋の神隠しのモデル④ホテル雅叙園東京
「千と千尋の神隠し」のモデルとなった場所としてホテル雅叙園東京という場所も挙げられていました。ミュージアムホテルとして大人気なスポットなようです。先ほど紹介した目黒雅叙園が2017年4月1日に改名をし、ホテル雅叙園東京という名称になっていました。
千と千尋の神隠しの見所や名シーン
見所①世界観エレベーター
「千と千尋の神隠し」は最後のラストリーンや結末以外にも多くの名シーンが登場していました。ここからはそんな名シーンや見所をネタバレ解説していきます。「千と千尋の神隠し」の名シーンの一つとして作中に登場するエレベーターが挙げられていました。千尋は湯屋で雇ってもらうためにリンに案内されながら湯屋にあるエレベーターで湯婆婆の元を目指します。感想では白い生物と乗っていたことが印象的だと言われていたようです。
この白い生物にはモデルとなった存在がいました。それは「おしら様」という東北地方に伝わる神様です。農業と関わりがある神様ということもあり大根に似た容姿で描かれていました。そんなキャラクターも登場するこちらのシーンで登場したエレベーターは「千と千尋の神隠し」の世界観を楽しめるエレベーターとなっていて視聴者の間でも評価が高かったようです。
見所②契約書にサインするシーン
「千と千尋の神隠し」の名シーンや見所として、千尋が契約書にサインするシーンも挙げられていました。湯婆婆の店で働くために千尋は契約書にサインをすることになります。この時千尋は、自分の苗字である荻という字を間違えて書いてしまっています。この後湯婆婆は千尋の契約書から千以外の文字を奪い、千として働くように命じました。千尋に湯婆婆のもとで働くよう命じたハクも、同じように湯婆婆に名前を奪われています。
湯婆婆は本当の名前を一部奪うことで、対象の人物を支配できるようになるという力を持つ魔女でした。作中でも名前を奪われたハクは湯婆婆の手下のような存在となってしまいます。しかし千尋は契約書に誤った漢字でサインします。そのため湯婆婆の手下にならなかったのではないかという考察もされています。契約書はラストシーンでも登場し、湯婆婆の試練をクリアした瞬間に契約書が破られ千尋は元の世界へ戻ります。
見所③千尋の思い切った行動
「千と千尋の神隠し」の名シーンや見所として、千尋の思い切った行動というものも挙げられていました。物語の最後の方では、ハクが大きな怪我を負い苦しむ姿が描かれています。そんなハクを見た千尋は助けたいという一心で道とは呼べないような場所を走りながら湯婆婆の元へ走り出します。千尋の大胆な行動はこれだけではありません。呪いで苦しむハクのために湯婆婆の姉であり釜爺も恐る銭婆の元へ一人で向かうと言い出します。
千尋は最後までハクを助けるために行動していました。その行動の結果、結末では以前のようなハクが戻ってくることとなります。千尋のハクを思う行動がなければ結末のシーンはありえなかったという感想を抱いた視聴者の方もいたようです。このように、「千と千尋の神隠し」で度々描かれていた千尋の大胆な行動は作品の魅力となり多くの視聴者の心を惹きつけていたようでした。
見所④トンネルを見つめる千尋
「千と千尋の神隠し」の見所や名シーンの中には、結末描かれたトンネルを振り返る千尋というものも挙げられていました。千尋は湯婆婆の試練を乗りきり、人間に戻った両親と一緒に元の世界へと戻っていきます。ハクに言われた通りトンネルを抜けるまでは振り返らなかった千尋ですが、トンネルを抜けた後に振り返っています。感想の中にはこの時千尋は既にあの世界で起こっていた出来事を忘れてしまったというものもありました。
ラストの場面では千尋の髪を結んでいた髪飾りが光っている様子が描かれています。この髪飾りは銭婆からもらったものです。髪飾りが光るという場面には、これまで千尋が体験してきた想像を超える不思議な出来事を単なる夢だと片付けたくないという思いが込められていたようでした。湯婆婆やハクのいた不思議な湯屋は必ず存在し実際に千尋が働いていたことを教えるような名シーンは多くのファンが感動していたようでした。
千と千尋の神隠しに関する感想や評価
かつて『千と千尋の神隠し』を見た後に「どうして千尋は豚の中に両親がいないと気がついたのか」と子供と話した所、子供が「だって人間が豚になるわけないじゃん」と答えたという感想を読んだことがあるのですけどね。深いなあと思いました。確かにそれが結論なのですよねあの作品。
— ふぎさやか (@maomaoshitai) August 26, 2017
「千と千尋の神隠し」に関する感想や評価について紹介をしていきます。「千と千尋の神隠し」に関する感想や評価の中には、こちらのようなものもありました。こちらの方は、「人間が豚になるわけない」という子供の感想に対し深いなという感想を抱かれたようでした。このように最後の場面で千尋が何故豚の中に両親がいないと分かったのか考察をしている視聴者の方もいらっしゃったようです。
千と千尋の神隠し、小さい時みた湯婆婆はただの悪役だったけど、今見るとなかなかのやり手経営者だし、リンさん面倒見のいい超いい先輩だし、あんまん美味しそうだし、わたしも腕いっぱい欲しいし、宮崎駿監督すげーってなるけど、ハクがかっこいいのは変わんないね。 pic.twitter.com/HBmCDk37J7
— モリ (@yuranofune) August 16, 2019
「千と千尋の神隠し」の感想や評価の中には、こちらのようなものもありました。こちらの方は、湯婆婆はやり手の経営者でリンは面倒見の良い先輩だという感想を述べられていました。感想の中では、小さな時に見た湯婆婆と成長した後に見た湯婆婆の印象の違いについても触れられています。このように「千と千尋の神隠し」に登場した湯婆婆がただの悪役ではないという感想を抱かれた方は多くいらっしゃるようでした。
千と千尋の神隠し見てて
— ✩彩瀬✩ (@SK_lucky8294) August 16, 2019
毎回思うのが
リンさんとか釜爺とか
これ程いい職場の先輩居ないんじゃないかな笑
人間である千尋を優しく受け入れてるし、湯婆婆も何だかんだでいい人だし
いい職場だよね!#千と千尋の神隠し#千と千尋
「千と千尋の神隠し」に関する感想や評価の中には、こちらのようなものもありました。こちらの方は「千と千尋の神隠し」に登場したリンや釜爺ほどいい職場の先輩はいないという感想を述べられています。リンと釜爺は人間である千尋の面倒を見ていたキャラクター達です。「千と千尋の神隠し」の視聴者の中には、そんな2人がいい先輩だったと思われた方が多くいらっしゃったようでした。
千と千尋の神隠しのあらすじまとめ
今回は、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」をネタバレ解説してきました。あらすじから物語の結末までをネタバレしましたが「千と千尋の神隠し」ではストーリーだけではなくモデルとなった施設や、感動的な名シーンも注目されています。今回紹介をしてきたモデルや名シーンも「千と千尋の神隠し」の魅力の一つとなっていたようです。そんな「千と千尋の神隠し」一度ご覧になってはいかがでしょうか?