【銀魂】夜兎族は最強の戦闘種族！神楽・神威・星海坊主など主要キャラ一覧

『銀魂』で銀時が営業する万時屋で働く本作のヒロイン・神楽が「夜兎族」です。宇宙最強として名高い戦闘種族ですが、「吉原炎上編」にてさまざまなメンバーが登場しており、圧倒的な強さを見せつけていました。ここでは、『銀魂』の簡単な作品情報をはじめ、「夜兎族」のメンバーを一覧形式で紹介していきます。

『銀魂』は空知英秋の初連載作品であり、SF人情なんちゃって時代劇コメディー漫画です。『週刊少年ジャンプ』にて2004年2号から2018年42号までが連載されており、その後『ジャンプGIGA』及び「銀魂公式アプリ」にて連載されました。

連載当初は誌上アンケート結果が振るいませんでしたが、少しずつ人気を博し、ついに15年半にも及ぶ長期連載を果たしました。話数カウントには「第〇訓」となっており、各話のサブタイトルにはことわざ・疑問・ツッコミなどを意識した内容が付けられています。

ここでは『銀魂』のあらすじを簡単に紹介します。時は江戸時代末期。宇宙人の「天人(あまんと)」に襲われた地球が舞台です。それから間もなく天人と地球人との間に「攘夷戦争」が勃発し、数々の侍が攘夷志士として戦争に参加していました。しかし、江戸幕府は天人の兄弟な力に圧倒され、結局天人の侵略をあっさりと認め開国してしまいます。

それから20年後、志村新八は剣術道場の跡取りとして剣術を活かそうとしますが、活かす場所もなくアルバイトをして生計を立てていました。そんな新八の前に風変わりの侍・坂田銀時が現れます。彼の侍魂を見た新八はその侍魂を銀時から学ぶため、銀時が営業する万時屋で働くことにしました。

そこに宇宙最強の種族「夜兎族」の少女・神楽が転がりこんできます。それからは万時屋メンバーでさまざまな事件に首を突っ込み、かつてない強者たちと戦うことになりました。

夜兎族の主なメンバーである神楽、神威、星海坊主の詳細を紹介するまでに、夜兎族の概要や特徴、モデルを解説します。特に夜兎族のモデルに注目。夜兎族の特徴を明確にしていきモデルと比較していきましょう。

夜兎族とは、宇宙三大傭兵部隊の1つとして荼吉尼・辰羅と並ぶほどの強さを誇る最強の戦闘民族です。一般的には「夜兎」と言われることが多く、やはり戦闘民族と言われるだけあって戦闘を好み、数々の星々を潰してきたことから「宇宙最強最悪の部族」と言われるようになったようです。

さらに、夜兎同士の戦闘もあり、「親殺し」という独特の風習も存在しています。ただ、今では絶滅寸前の状態であり、夜兎族の力を恐れたそのほかの種族から夜兎族の故郷を襲われたのです。

夜兎族の見た目は地球人とはほとんど変わりません。見た目は白く透き通るような肌質ですが、日光が弱点で、日光を避けるために銃を仕込んだ番傘を常に持っているのが特徴です。しかし、地球人を遥かに凌ぐ身体能力を持っており、さらに傷がすぐに治る体質があります。ただ、身体能力が高い故にエネルギーの消費が激しく、エネルギーを補うために夜兎族メンバー全員が大食いです。

また、日光が当たるだけで皮膚がはがれ、出血するなどの致命傷を負ってしまうということもあります。戦闘スタイルは、超人的な身体能力と弾丸をもはじくほど頑丈な日傘を活かした戦い方をしますが、神楽のように夜兎族が元々持っている能力を備えており、それが覚醒すると理性と知性を失い戦闘マシーンとなって戦うケースもあります。

夜兎族が宇宙最強の戦闘部族であり、戦闘を好んで数々の星を潰した、そしてその力を恐れたほかの種族が襲ってきた、という要素でピンときた人もいるかもしれません。夜兎族のモデルが『ドラゴンボール』のサイヤ人だと言われているのです。吉原編で登場した夜兎族の神威、云業、阿伏兎はサイヤ人をモデルとしているようで、神威がベジータ、云業がナッパ、阿伏兎がナッパ＆ラディックといった設定になっています。

• 生年月日：11月3日
• 身長：155㎝
• 体重：40㎏
• 年齢：14歳→16歳→19歳
• 星座：さそり座

夜兎族の神楽は本作のヒロインであり、星海坊主と江華の娘、そして神威の妹でもあります。名前の由来は北海道の「神楽町」で、モデルが竹取物語のかぐや姫のようです。宇宙最強の戦闘部族というだけあって万時屋の中でずば抜けて戦闘能力が高く、作中で数々の敵と戦ってきました。特に吉原炎上編で夜兎族の1人である阿伏兎との戦闘では、夜兎族の力が覚醒しますが、その時に阿伏兎に「バケモノ」と言わせしめました。

万時屋で住み込むようになったのは、強盗に押しかけたことがきっかけです。地球に来た目的は出稼ぎですが、はじめは騙されてやくざの用心棒となり、結局それが嫌になって逃げだしています。そして、銀時とはその時にスクーターで轢かれるという形で出会ったのです。普段はさまざまな種類のチャイナ服を着ていることが多く、連載当初は背中の部分に餅つきをするウサギの満月が描かれていました。

神楽のアニメ声優は「釘宮理恵(くぎみやりえ)」です。日本の女性声優、歌手として活動しており、エイムエンタープライスに所属しています。大阪府出身で、1979年5月30日(40歳)に生まれました。血液型はB型、身長が159㎝です。くぎみー、釘様、釘ちゃん、理恵ちゃん、くぎゅなどさまざな愛称で親しまれている声優のようです。

アイムエンタープライズに所属する前は、1997年に開催された『日本ナレーション演技研究所』主催の第1回サマースクールにて「アイムエンタープライズ＆私たち翔びます賞」を受賞しており、それが声優の道を進むきっかけとなったようです。デビュー当初は幼年から10代の少女を演じ、それからは『鋼の錬金術師』シリーズのアルフォンス・エルリックなどの少年役の演技まで幅を広げて活動しています。

• 1999年～：キョロちゃん(メンタマ星人役)
• 2000年～：おじゃる丸(傘人形、女学生役)
• 2002年～：十二国記(泰麒役)
• 2003年～：犬夜叉(ごぼう、子供役)
• 2003年～：鋼の錬金術師(アルフォンス・エルリック役)
• 2006年～：銀魂(神楽役)
• 2012年～：キングダム(河了貂役)
• 2018年～：陰陽師・平安物語（神楽役）

夜兎族の神威は星海坊主と江華の息子であり、本作のヒロイン神楽の兄でもあります。宇宙海賊春雨の幹部で、春雨の中でも最強の戦闘能力を誇る「春雨の雷槍」の第7師団の団長を務めています。神威はこの第7師団の創設者でもあり、前に団長をしていた夜王鳳仙の弟子である人物です。幼少のころに宇宙最強と呼ばれる父・星海坊主を越えようとして「親殺し」の風習を実践していますが、その時に返り討ちにあっています。

父を殺せなかったことが原因で家を出ていき、その時に宇宙海賊春雨の一員となっています。常に笑顔を絶やさない飄々とした性格でありながら、本性は戦闘狂そのもの。敵を殺すことに躊躇せず狂暴で冷酷な人物です。神威力のモデルは神楽と同じく北海道の地名である「神威岳」となっています。初登場は吉原炎上編ですが、その時の口癖が「殺しちゃうぞ」と危なっかしいセリフを述べていたことから一時注目を浴びていました。

神威のアニメ声優は「日野聡(ひのさとし)」です。日本の男性声優として活動しており、アクセルワンに所属しています。1978年8月4日(41歳)にアメリカ合衆国・フランシスコに生まれますが、5歳までサンフランシスコで暮らしたのち東京へと移ったようです。血液型はAB型、身長が170㎝です。日野っち、日野ちゃまの愛称で親しまれている声優です。

10代の頃から児童劇団に所属し当初は舞台俳優を目指していたようなのですが、『ER緊急救命室』の吹き替え声優を担当したことがきっかけで声優として活動するようになりました。活動初期は主に吹き替えを中心に活躍しており、それから2001年に「NHK 教育」で放送された『ワンだー・エディ』のエディ役で初主演を果たしています。そして、『一騎当千』のオーディションでアニメ初レギュラーを獲得しています。

• 2003年～：一騎当千（周瑜公瑾 役）
• 2005年～：灼眼のシャナ（坂井悠二 役）
• 2008年～：黒執事（主人、アッシュ・ランダース 役）
• 2009年～：銀魂（神威 役）
• 2010年～：バクマン。（高木秋人 役）
• 2013年～：弱虫ペダル（新開隼人 役）
• 2014年～：ハイキュー!!（澤村大地 役)
• 2017年～：サザエさん（森本）
• 2019年～：鬼滅の刃(煉獄杏寿郎 役)

星海坊主は神威と神楽の父親で、星海坊主の名は二つ名で本名が神晃(かんこう)です。最強の戦士であり、掃除屋(エイリアンバスター)として第一級危険生物と言われる巨大宇宙怪獣を駆除して回る人物です。ただ、鳳仙と並び作中最強クラスのキャラではあるのですが、初登場の際にバーコードの禿げ頭であり一時期完全なスキンヘッドであったため、ハゲネタがいじられるなどギャグキャラ要員でもあります。

基本的に頭髪のことを指摘されるとキレるのですが、カツラがずれていても本人は気付いていません。また、頭や髪への気配りが濃いのか薄いのか、酢昆布をカツラの代用品にするなどよくわからないエピソードもあります。

左腕は義手なのですが、星海坊主の息子・神威が「親殺し」の風習で襲った過去があり、それによって左腕を失っているのです。しかし、作中では数隻の戦艦をたった一人で壊滅させるなど、夜兎族の伝説に適う最強っぷりを見せています。

星海坊主のアニメ声優は「速水奨(はやみしょう)」です。日本の男性声優、俳優、ナレーター、歌手として活動しており、Rush Styleの代表・所属しています。兵庫県高砂市出身で、1958年8月2日(61歳)に生まれました。血液型はA型、身長が174㎝です。本名が大濱靖(おおはまやすし)となっています。

速水は青年座の養成所で芝居を学び、それから日下武史に憧れて『劇団四季』に移りますが、劇団四季がミュージカル路線に切り替わりつつあるとみて演劇から気持ちが離れ、22歳でアルバイトに励んでいたようです。その時に日本放送が主催する「アマチュア声優・ドラマ・コンテスト80」を雑誌で知ったことで応募。そこでブランプリを受賞し、これをきっかけに声優デビューを果たしました。なお、デビュー時期は1980年10月10日でした。

• 1981年～：新竹取物語 1000年女王（千年盗賊 役）
• 1984年～：名探偵ホームズ（夏目金之助 役)
• 1991年～：ルパン三世 ナポレオンの辞書を奪え（エリック 役）
• 1996年～：クレヨンしんちゃん（三蔵法師、発足半蔵 役）
• 2004年～：鋼の錬金術師（フランク・アーチャー大佐 役）
• 2007年～：銀魂（星海坊主 役)
• 2009年～：戦国BASARA（明智光秀 役）
• 2011年～：Fate/Zero（遠坂時臣 役）
• 2014年～：東京喰種（法寺項介 役）
• 2018年～：狐狸之声（キム社長 役）

神楽や神威、星海坊主など主な夜兎族のメンバーを紹介していきましたが、誰もが夜兎族の特徴を持っていることから圧倒的な強さを誇ることが分かりました。そこで、ここでは3人を取り巻く夜兎族のメンバーを紹介していきますので、ぜひそれぞれの強さを比較してみてください。

阿伏兎(あぶと)は宇宙海賊春雨の第7師団の副団長で、「吉原炎上編」にて初登場しました。吉原返上編では神楽と新八と対峙していますが、その際は夜兎族としての高い実力を見せていました。副団長であるため団長である神威のサポート役を務めており、主に交渉で活躍しています。自身が夜兎族ということに誇りを持っているため、神威がやったような「親殺し」の風習を嫌っており、夜兎族の神威と鳳仙の戦いでは云業とともに止めに入っています。

鳳仙はトップクラスの実力を誇り吉原桃源郷を治め、「吉原炎上編」のボスでもあります。最強の戦闘種族と言われる夜兎族の頂点に立つほどの実力者なので、「夜兎族の王」であることから「夜王」と呼ばれるようになっています。元々は宇宙海賊春雨の幹部でした。神威の師匠でもある彼は、かつて星海坊主と互角の戦闘を繰り広げるほどなので、このエピソードから星海坊主と並ぶ強さを持つことがうかがえます。

ただ、夜兎族の中で特に日光に弱く、少しでも日に照らされてしまうと大幅に弱体化しさらに皮膚が焼け落ちます。これは長年日の光に当たらなかったために弱点が生じてしまったようです。

陸奥(むつ)は坂本辰馬の片腕で、快援隊の副官を務める人物です。作中終盤で夜兎族という正体が判明しました。14歳の頃に宇宙海賊千鳥の副団長を務めるほどの実力を誇り、「金剛石姫」の異名を持っています。宇宙海賊千鳥に所属していたころは第2師団団長が「それほどの腕と才覚があれば父親ですらも足元に及ばない大海賊になる」と語ることからも彼の強さがうかがえます。

云業(うんぎょう)は宇宙海賊春雨の第7師団に所属している団員で、「吉原炎上編」で初登場しています。その時に神威と阿伏兎とともに吉原に現れ、銀時を不意打ちで倒し晴太を奪い取りました。

しかし、阿伏兎とともに神威と鳳仙との戦いで止めに入ったとき、神威の攻撃を喰らってしまい死んでしまいました。その前に神威に対して忠言を言っていますが、頭をけられてしまい、聞き入られていません。夜兎族の中で一番のモブキャラと言えるでしょう。

孫老師は『銀魂』の最終章である「銀ノ魂編」で夜兎族を率いる頭首として登場しています。その時に神楽と神威と戦っていますが、2人を相手に余裕を見せて戦うなど最強と言えるほどの戦闘能力を誇ります。また、作中において最強クラスの鳳仙ですらも小僧と呼ぶほどなので、このことからも夜兎族の中でかなり強い部類に入ることがうかがえます。

戦闘スタイルは気功を駆使した戦い方をします。気功によって肉体を自在に活性化、仮死化されることが出来るので、寿命を操ることが出来ます。作中で体を縮小させたり、巨大化させたりなどしていました。しかし、最終的に神威と神楽とのケンカに巻き込まれ、あっけなくやられてしまいました。

江華は星海坊主の妻であり神楽と神威の母でもあります。ほかの種族から襲われた夜兎族の故郷・徨安に一人で残っており、過酷な環境で暮らすうちに特殊な環境でしか生きることが出来ない体質となってしまいました。江華と海星坊主との出会いは、惑星寄生種であるオロチと星海坊主が戦っている時でした。最初は海星坊主のことを相手にしていませんでしたが、徐々に心を開き星海坊主と結ばれています。

そして江華の最期は星海坊主と神威との対決でした。神威が星海坊主に襲い掛かろうとしているところで止めに入っていますが、攻撃を受けてしまい、最終的に神楽と星海坊主に看取られながら死んでしまいました。

夜兎族のモデルを考察しているようです。空知が夜兎族のモデルがサイヤ人と言っていたことから、作中で主に登場する神楽、星海坊主、神威、阿伏兎についてモデルを挙げています。ただ、実際は神楽だけが違い孫悟空となっていました。このほかに夜兎族のメンバーでモデルがありますので、感想のように考察してみると面白いかもしれません。

上記の感想では夜兎族と地球人との力量の差が分かるということで、好きなシーンが挙がっています。夜兎族に圧倒された銀時は地球人の中で強いはずですが…。このシーンを見ると今後の地球はどうなってしまうのか、物語の展開が気になる読者はきっと多いことでしょう。

神楽の兄・神威についての感想です。戦闘狂であり父親の星海坊主を越えるために「親殺し」をしたほどの彼が、実は誰よりも家族が大好きだというギャップに魅了されたようです。成長期ということもあり、家族に対して素直に甘えられないところや精神的な弱さが儚げに見えると言われています。

最強の戦闘種族と言われる夜兎族について、本作のヒロインである神楽をはじめ神楽の兄・神威や2人の父親である星海坊主、そのほか夜兎族のメンバーまで一覧で紹介してきました。作中最強クラスである星海坊主と鳳仙ですが、さらに鳳仙から戦闘を教わった神威など、一斉に「吉原炎上編」で登場しました。圧倒的な戦闘能力を見せた戦闘シーンは目を見張るほど。これを機にぜひ登場回を振り返ってみてはいかがでしょうか？