信長協奏曲の原作漫画とドラマの結末は違う?ラストをネタバレ比較

『信長協奏曲』(のぶながコンツェルト)とは石井あゆみ先生原作の漫画です。2009年より月刊少年漫画誌ゲッサン(月刊少年サンデー)にて連載開始、現在も連載の続く人気漫画です。2014年からは実写テレビドラマ化・テレビアニメ化が行われました。結末が違うと噂の『信長協奏曲』の原作漫画とドラマですがこの記事ではそのラストをネタバレ比較をしていきます!ネタバレ注意の信長協奏曲ファン必見の記事です。

信長協奏曲の原作漫画とドラマの結末は違う?ラストをネタバレ比較のイメージ

目次

  1. 信長協奏曲とは?
  2. 信長協奏曲あらすじ
  3. 信長協奏曲の原作漫画・実写ドラマ版登場人物比較
  4. 信長協奏曲の原作漫画は連載中の作品
  5. 原作漫画版信長協奏曲16巻
  6. 明智光秀の改変が信長協奏曲ストーリーの大きな岐路に?徹底比較!
  7. 信長協奏曲(原作漫画版)における明智光秀の動向
  8. 信長協奏曲(実写版)における明智光秀の動向
  9. 信長協奏曲(実写版)のラストは?
  10. 信長協奏曲のラスト・ネタバレだけではわからない魅力をチェック!

信長協奏曲とは?

『信長協奏曲』とは石井あゆみ先生原作の漫画です。2009年より月刊少年漫画誌ゲッサン(月刊少年サンデー)にて連載開始、現在も連載の続く人気漫画です。2014年からは実写テレビドラマ化・テレビアニメ化が行われました。そして2016年には実写ドラマ版の完結編となる劇場版『信長協奏曲』が公開されました。

信長協奏曲あらすじ

物語は主人公のサブローが、戦国時代にタイムスリップすることから始まります。ごく普通な今どきの高校生だったサブローはあまり歴史は得意ではありませんでしたが、戦国の混乱を自然体で飄々と生き抜いていきます。そして出会った織田信長は、サブローに瓜二つの姿をしていました。しかし、史実と異なり非常に病弱だった信長はサブローにある頼みをします。それはサブローが自分になり替わってくれというものでした。

信長協奏曲の原作漫画・実写ドラマ版登場人物比較

実写ドラマ版『信長協奏曲』では登場人物の設定に多くの変更が加えられています。これは、脚本を担当した西田征史さんが俳優の個性を生かしたいという意向に基づいたものだったようです。ここでは作品の主要キャラクターと原作漫画・実写ドラマの変更点を比較します。

サブロー(原作漫画版)比較

『信長協奏曲』の主人公です。マイペースな性格であり、勉強はさっぱりで日本史に関しては明智光秀を「あいださん」と呼ぶなど得意ではありません。足を滑らせ川に落ちたことがきっかけとなり、天文18年の戦国時代にタイムスリップしました。自分と瓜二つの容姿を持つ織田信長から「病弱な自分の代わりに信長として生きてくれ」と頼まれ、織田信長として生きていくことを決意します。

サブロー(実写ドラマ版)比較

実写ドラマ版『信長協奏曲』においてサブローを演じているのは俳優の小栗旬さんです。基本的には原作漫画版の設定に準拠していますが、ファンの間では原作漫画版のサブローはややドライ、実写ドラマ版のサブローは人間臭く描かれていると比較されています。実際に比叡山延暦寺攻めの際にはこの違いが物語結末の分岐点となりました。

明智光秀(原作漫画版)比較

本作に登場する明智光秀は本物の織田信長という設定です。織田信長としての身分をサブローに譲った後に、自身は明智光秀を名乗ることになりました。史実の信長に劣らない聡明さを持ちますが、非常に病弱です。サブローに織田信長としての人生を託した後、しばらく放浪しますが信長の噂を聞いてサブローの元へ駆けつけます。サブローとは強い絆で結ばれ、彼のためだけに生きると決意しています。

明智光秀(実写ドラマ版)比較

実写ドラマ版『信長協奏曲』では、サブローと同じく小栗旬さんが明智光秀を演じていました。病弱だからというよりも、跡継ぎ争いから逃れるためにサブローと入れ替わった等大きな設定の変更が施されています。原作漫画版ではサブローを真摯に支えていますが、実写ドラマ版においては家臣や帰蝶に慕われるサブローに嫉妬し、陰謀に関わるなど、野望を隠し持っている様子が描かれています。

帰蝶(原作漫画版)比較

斉藤道三の娘であると同時に織田信長の正室でもあります。おっとりしたおしとやかな性格で、入れ替わる前の織田信長とはうまくいっていませんでしたが、サブローとは次第に惹かれ合っていきます。

帰蝶(実写ドラマ版)比較

実写ドラマ版『信長協奏曲』において最も設定が変わったと言われているキャラクターです。優しく、いじらしい女性として描かれていた原作漫画版とは打って変わって、実写ドラマ版の帰蝶は勝気で高飛車な性格になっています。帰蝶を演じたのは女優、歌手の柴咲コウさんです。柴咲コウさんの演じた、サブローと喧嘩ばかりの帰蝶は賛否両論を生みましたが、ツンデレなキャラに好感を持つファンも多くいました。

羽柴秀吉(原作漫画版)比較

原作漫画版『信長協奏曲』において、羽柴秀吉は今川義元のスパイとして登場します。信長側の情報を探るために伝次郎として潜入し、織田家を牛耳ろうと暗躍したり正体を見破った家臣を暗殺するなどしていました。しかし、自身がつかんだ情報が誤ったものであったために今川義元は討たれてしまいます。以降は信長への復讐を胸に、忠実な家臣を演じることになりました。

羽柴秀吉(実写ドラマ版)比較

実写ドラマ版『信長協奏曲』における羽柴秀吉は、その境遇や陰謀にやや変更が施されています。大きな改変は、秀吉が信長への憎しみを募らせることになった経緯です。入れ替わる前の信長初陣の際に、敵将を匿った彼の村が焼かれ、滅ぼされたことによって復習を誓うことになりました。羽柴秀吉を演じたのは、俳優の山田孝之さんです。忠実で調子の良い家臣、復讐を目論む黒幕という二面性を演じ分けるのが面白かったと語っています。

信長協奏曲の原作漫画は連載中の作品

原作漫画版『信長協奏曲』は冒頭で述べた通り、月刊少年サンデーで現在連載中の作品です。一方実写ドラマ版及びその完結編である劇場版の結末やラストの展開は完全オリジナルのものだと言われています。

原作漫画版信長協奏曲16巻

現在における信長協奏曲の最新刊は16巻となっています。描かれているのは1579年6月から1580年10月までなので、1982年の本能寺の変が迫っていることが分かります。安土城完成や本願寺派との戦など、実写劇場版で描かれたエピソードも登場します。秀吉が安国寺恵瓊と接触したことが露見し、それをけん制するサブロー。そして史実を受け入れようとするサブローと宿命に逆らいサブローを救おうとする光秀の姿が描かれます。

原作漫画版信長協奏曲では本能寺の変の推移はいまだ不明

原作漫画版『信長協奏曲』でも本能寺の変が目前に迫ってきています。しかし、そのラストや結末、そしていったい誰がサブローが攻めてくるか、そしてサブローは生き延びることが出来るかまだ明らかになっていません。実写劇場版のように本能寺の変がクライマックスとなるのか、あるいはサブローが本能寺を生き延び織田信長として「新たな史実」を紡ぎ出していくのか楽しみだというファンが絶えません。

明智光秀の改変が信長協奏曲ストーリーの大きな岐路に?徹底比較!

実写ドラマ版『信長協奏曲』におけるキャラクターの改変において、帰蝶の変更点が大きな話題となりましたが、ストーリーに関しては明智光秀の改変が大きな岐路となっていると考えられます。原作漫画版と実写ドラマ版における明智光秀の描かれ方が全くと言ってよいほど異なるためです。作中の明智光秀と言えば、本物の織田信長であり、結末の鍵を握るキーマンです。

信長協奏曲(原作漫画版)における明智光秀の動向

明智光秀は、信長協奏曲の結末を左右させるキャラクターです。実写ドラマ版と原作漫画版のラストは、この明智光秀の描かれ方によって変化していくと考えられています。では、実写ドラマ版と原作漫画版の明智光秀はいかに異なるキャラクターとして描かれているのか、ここでは原作漫画版における明智光秀の動向を紹介していきます。

信長協奏曲(原作漫画版)でサブローに身代わりを頼んだ経緯

乱世の重圧や肺の病が元でサブローに身代わりを頼んだこともあり、自分には織田家の嫡男を務めるのは無理だと考えている節があります。そのため織田信長としての身分を取り返そうという野心は未だ見せていません。それどころか、織田家の勢力を大きくし、天下統一を成し遂げようとするサブローを全力で支える覚悟を決めている描写も見られます。

信長協奏曲(原作漫画版)の尾張出奔後

サブローに織田信長としての身分を半ば強引に押し付けた後、織田家を捨て尾張を出奔しました。その後彼は各地を放浪し、明智家に仕えることになりました。次第に当主の目に留まり、明智光秀の名を受けると織田家に仕える者としてサブローの元へ再び現れます。その真意は織田家の噂を聞きつけ、サブローを助けることにあったようです。改めてサブローと接触した明智光秀は「家臣として織田信長(サブロー)に仕えたい」と訴えます。

信長協奏曲(原作漫画版)織田家へ合流後

明智光秀としてサブローの元へ現れると、元々備えていた聡明さや実力を買われ織田家の重臣となりました。サブローや明智光秀の正体を知るものはごく限られています。瓜二つの容貌を利用し、時には影武者を務め、礼儀作法が必要となる上洛に際してもサブローを手助けしました。

信長協奏曲(実写版)における明智光秀の動向

実写ドラマ版『信長協奏曲』における明智光秀の思惑は、原作漫画版の明智光秀とは打って変わった不穏なものとして描かれていました。ここではそんな実写ドラマ・映画版のラストに向けての明智光秀の動向についてまとめていきます。

明智光秀としてサブローの元へ戻った織田信長

信長として生きる事をサブローに託した後、本物の織田信長は原作漫画版同様一時的に姿をくらまします。そしてサブローが今川義元を破り美濃を勝ち取った頃、明智光秀として再びサブローの元へ戻ることになりました。サブローと瓜二つの顔を隠すため頭巾を深くかぶっています。

織田家へ合流後

それからは原作漫画版同様、武士の作法を知らないサブローに代わり上洛を果たすなど一時的に織田信長になり替わりサブローに貢献する姿勢を見せていました。しかし一方で「泣かぬなら殺してしまえホトトギス」というあの有名な歌を詠んだり、妹であるお市の嫁入りを承諾するなどサブローの意に沿わない一面を覗かせています。

秀吉の策略と明智光秀

こちらも原作漫画版同様、木下藤吉郎(豊臣秀吉)は織田信長への復習を果たすために策略を張り巡らせる展開になっていきます。原作漫画版の明智光秀はそんな藤吉郎を咎め、牽制する役割を担っていきましたが実写ドラマ版では自分が持つはずだった権力や家臣の信頼、そして愛する帰蝶への思いの中で明智光秀が揺らいでいく様子が描かれます。藤吉郎に唆される明智光秀は劇場版で驚くべき行動を見せることになりました。

信長協奏曲(実写版)のラストは?

実写ドラマ版『信長協奏曲』では結末は持ち越し。物語のラストは劇場版に委ねられることになりました。ここでは『信長協奏曲』のラストを飾る実写映画版のネタバレ有り結末までのあらすじを紹介していきます。

自分の死期を悟るサブロー

実写映画『信長協奏曲』の冒頭でサブローは同じく戦国時代へタイムスリップしてきた松永久秀に死期が近いことを告げられます。勉強が不得手で歴史に疎かったサブローはここではじめて自分(織田信長)の死に直面することになりました。肝心の誰に殺されるかはヒントとなる「教科書」のページが破られていて判別が付きません。サブローは帰蝶に自分がじきに死ぬことを告げます。

織田家に立ち込める暗雲

その頃、石山本願寺が挙兵し上杉謙信や雑賀衆、そして毛利家もまた織田勢に向けて進軍を始めました。かねてより織田信長に対する復讐の機会を伺ってきた木下藤吉郎(豊臣秀吉)はこれをチャンスと捉えサブローに嫉妬や憎しみすら感じつつあった明智光秀を唆します。東西の勢力に対抗するため軍勢を派遣し手薄になった織田家の本拠地安土城を明智光秀の手によって攻め落とすという案でした。

思惑の行方

木下藤吉郎の狙いはサブローを死に追いやり、本物の織田信長である明智光秀を謀反人として討伐することにありました。織田信長の名を取り戻そうと考えた明智光秀は進軍前夜の月の晩にサブローと語り合います。サブローは自分の死期が迫っていることを理由に帰蝶との祝言(結婚)を取りやめようとします。

明智光秀が窮地に!駆けつけるサブロー

木下藤吉郎と明智光秀の思惑に反して、明智光秀の進軍した先には膨大な数の敵が待ち構えていました。これは歴史を知る松永久秀の策略でした。明智光秀は安土城へ引き返し攻め落とすことはおろか、生きて帰ることすら危うい危険な状況に。その知らせを聞いたサブローは城に残る僅かな軍勢を率いて明智光秀の救援へ赴きます。手傷を負いながらも明智光秀を救い出したサブローの姿を前に、明智光秀は考えを改めます。

そして本能寺へ

戦から帰ったサブローは運命と戦うことを帰蝶に告げ、結婚式を挙げる事を決めました。その式を執り行う場所として選んだのが本能寺だったのです。サブローは気付かぬうちに運命の向かう先へと足を進めてしまうことになります。先程の戦で考えを改めた明智光秀はそのことを木下藤吉郎に告げますが藤吉郎は一蹴。帰蝶を材料に脅しにかかりました。脅された明智光秀はサブローのいる本能寺を強襲せざるを得ない状況になりました。

帰蝶は辛うじて人質の身になることなく突如現れた現代の外国人と巡り合うことになります。そして織田信長が本能寺で死に至ること、そしてそれを企てたのが明智光秀だったということを知ることになりました。その頃、明智光秀は本来の姿を露わにし織田信長としてサブローのいる本能寺へ進軍します。

本能寺の変

突如として反旗を翻した明智勢を前に、サブローの護衛が次々と倒れていきます。火矢が放たれ火の海になる本能寺でサブローと明智光秀が対峙します。光秀はサブローに「逃げろ」と告げます。そこに光秀を謀反人として討ち取るために馳せ参じた藤吉郎も現れました。何とか戦火を逃れるサブローを尻目に光秀は藤吉郎にサブローは殺さないでくれと懇願します。しかし復讐に燃える藤吉郎は光秀を切り捨てました。

そして最後の決戦へ

本能寺を落ち延びたサブローを藤吉郎は謀反人「明智光秀」として追い立てることになりました。帰蝶は明智勢の家臣たちに匿われていましたがそこにも藤吉郎の魔の手が迫ります。帰蝶を一旦は救い出すことに成功したサブローでしたが、藤吉郎の軍勢は再びサブローに迫ると最後の決戦が始まります。帰蝶に別れを告げるとサブローは最後の抵抗に臨みます。しかし最後には捕らえられ藤吉郎の手によって斬首されます。

しかし次の瞬間サブローが目を覚ますと周りは見慣れた光景が広がっていました。いつの間にか現代に戻ってきていたのです。暫くして家から出ようとしたサブロー宛に手紙が届きました。それには帰蝶からのメッセージ動画が込められていました。帰蝶が出会った外国人によって送られたビデオレターで帰蝶のサブローへの思いが語られていました。

信長協奏曲のラスト・ネタバレだけではわからない魅力をチェック!

原作漫画版『信長協奏曲』は未完の作品です。しかし実写版で物語は結末を迎えました。この記事ではそのラストまでネタバレ込みで紹介しましたがいかがでしたか?原作漫画版でも同じようなラストを迎えるかいまだ不明ですが実写版の結末は原作の結末を予想するヒントになるかもしれません。

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