ハンターハンターのビルの正体はパリストンからの刺客？能力や表紙の伏線も考察

ハンターハンターの今後の展開のカギを握るビルとは一体どのような人物なのか気になります。ビルは仲間を裏切り敵に売る可能性のある誰かからの刺客の可能性もあり、正体も謎に包まれています。ハルジオンと呼ばれる能力の詳細も気になることでしょう。そんなビルが登場するハンターハンターは一体どのような作品なのでしょうか？まず最初にハンターハンターの作品情報を紹介していきます。

大人気漫画ハンターハンターは冨樫義博が原作者として描く少年漫画であり、週刊少年ジャンプにて1998年から現在までやく20年間以上にわたって連載されている長寿漫画です。現在のジャンプでは2番目に長く連載されており、ハンターハンターより長く連載されているのは世界的少年漫画として大ヒット中のワンピースだけであり、ハンターハンターの人気の高さがうかがえます。

ハンターハンターの単行本は2019年6月現在で36巻まで発売されており、累計発行部数は7000万部を突破するなど長い連載にわたっても人気を落とすことなく続いています。これだけの長期連載ですが36巻までの発売でとどまっている理由は作者の冨樫が度々休載を発表するためです。そのためファンは休載の旅に落胆し、連載再会の度に喜ぶなど、一喜一憂し、ある種冨樫に振り回されていますが、それでも高い人気を誇っています。

ハンターハンターのあらすじを紹介します。ハンターハンターの主人公はくじら島に住む少年ゴン・フリークスです。昔々のある日ゴンはくじら島の森でキツグマに襲われますが、間一髪のところをハンターのカイトという青年に救われます。この時にカイトからゴンは死んだと教えられていた父親ジンが生きていることを伝えられ、凄腕の能力を持つハンターとして活動していることを初めて知ります。

この時から父親のジンと同じハンターに強いあこがれを持ったゴンはハンターになるための行動を開始します。しかし今まで育ててもらった里親のミトが猛反対をしますが、なんとか条件を突破し、ハンターになるためにくじら島を離れます。ハンターになるためにはハンター試験を受験し合格する必要があり、多くの困難を乗り越えゴンはハンターになります。ハンターになったゴンは父親のジンと会うことはできるのでしょうか？

ビルはプロハンターとしてハンターハンターに登場します。プロハンターとはハンター試験に合格しており、合わせて裏ハンター試験にも合格し、念能力を使用できるハンターのことを指しています。ビルはハンター協会からカキン帝国の王位継承戦が行わるブラックホエール号に王や王妃の護衛として派遣されたプロハンターです。念能力もそれなりに使用でき、ハンター協会から派遣されたためある程度の強さがあることがうかがえます。

パリストンとはハンターハンター開始時にハンター協会の副会長の職に就いていました。ハンター協会会長ネテロの右腕としてハンター協会を引っ張っており、端正なルックスとカリスマ性で魅力にあふれています。そんなパリストンは一体どのような人物なのでしょうか？また王位継承戦へ刺客を送る理由や狙いはあるのでしょうか？パリストンという人物について解説、紹介します。

パリストンは端正な顔立ちと爽やかなルックスでカリスマ性のあふれ、またハンター協会の副会長を行うなど人脈も広くコミュニケーション能力も高いです。ハンター協会の会長であるネテロが死んだ後にハンター協会会長の座をつかみますが、自ら会長職を辞し、現在は暗黒大陸を目指して活動しています。

パリストンは十二支んというグループに所属していましたが、会長職を辞した後は十二支んも脱退しています。その後はネテロ会長の息子を自称するビヨンド・ネテロが暗黒大陸を冒険するために集めたチームに入り、実質ナンバー2まで上り詰めています。また主人公ゴンの父親であるジンもパリストンを警戒しており、パリストンもまたジンの強さに興味を持ち、いつか戦うのではという雰囲気を出しています。

パリストンの性格はその端正なルックスとは相反している可能性が高くなっており、サイコパス的な思考をもっているような描写がされています。作中でパリストンは「僕は人に憎まれると幸せを感じ、愛しいものは無性に傷つけたくなる」と話しており、この言葉の中に普通の人間が考える思考とは異なる異常性と残虐性がにじみ出ています。

またハンター協会会長だったネテロの死後、その意思を継ぎ会長職に立候補して当選しますが、周囲の人間が元会長であるネテロの遺志をくみ取れないことから苛立ちを感じており、自分の思い通りにいかないと怒りをあらわにする場面も見られます。また主人公ゴンの父であるジンと交流もありますが、ジンと対面した時にクズ野郎と罵られており、性格がゆがんでいることがうかがえます。これからその残虐性が明るみに出ることでしょう。

ビルはハンター協会から派遣されたハンターですが、ハンター協会にはネテロがまだ会長を務めていたころ、全700名程度の会員の約3割から4割が副会長派と呼ばれる一派でありました。3人に1人が副会長派という状況が長く続いていました。この時の副会長こそパリストンであり、そのことから協会から派遣されたハンターはパリストンの息がかかっている可能性が非常に高く、刺客の可能性が高い状況です。

また協会から派遣されるハンターを協専ハンターと呼びますが、協専ハンターもまたパリストンの思惑によって結成された可能性が高いこともビルの正体が刺客である可能性を高めています。ジンは協専ハンターはなんらかのスペシャリストが集められていると語っており、その強さは圧倒的ではないにしろなにか目的に合った場面で能力を発揮する可能性があります。

協専ハンターの正体はパリストンがハンター協会副会長としてメンバーを選抜した可能性もあり、パリストンが暗黒大陸を冒険するための目的でなんらかのスペシャリストを集めていた可能性が非常に高いです。ビルの正体も協専ハンターの一員であり、何かのスペシャリストでありパリストンが一目置いた念能力者のため、刺客として送り込んできたのではないかと予想されています。刺客で裏切りをされるとショックとの声が多いです。

ビルの正体がパリストンからの刺客である可能性を考察しました。しかし現段階で確実と言える証拠はなく、またパリストンもビヨンド・ネテロの暗黒大陸探検隊に所属していること以外、ハンター協会と実質的なつながりがあるのかも不明瞭であり、協専ハンターがパリストンの息がかかっているのかもあいまいなままで、この噂の根拠は薄いものとなっています。

ビルとクラピカはやっとお互いに心を開きつつ、協力関係が生まれてきたばかりです。またクラピカの能力とビルのハルジオンの能力は現在の目的の中では相性が良く、このまま協力関係を続けてほしいとのファンの声も多いです。ビルが裏切りをしない方向で物語が進んで、クラピカとの友情も深まるとファンも喜ぶ方が多いです。

ハンターハンターに登場するビルの能力はハルジオンと判明しました。ハルジオンとは一体どのような能力なのでしょうか。またビルの念能力の系統は判明しているのでしょうか。裏切りの可能性もある謎の多いビルはその能力を一体どのように使いこなしていくのでしょうか。ここからはビルの能力ハルジオンを掘り下げて解説します。

ハンターハンターの念能力にはそれぞれ系統が存在することが分かっています。この系統の特性は生まれつきに決まっていて、それぞれに相関関係もあり、相性の良い、悪いというものが存在します。それぞれの系統を簡単に解説すると強化系は物の持つ働きや力を向上する念能力です。主に自分の身体や武器に念を纏い強化して戦うことが多く、攻撃、防御、体の回復力などが高まり、戦闘では安定して強さを発揮する系統です。

放出系は念を自分の体から放ち、念弾と呼ばれ相手を攻撃することができます。その他にも相手に念をかけたりなど遠隔攻撃が特異なタイプです。念を放つとその分自身の念が減りますが、念を回収できる能力者も存在します。変化形はオーラの性質や形状を雷や水などに変化させ、オーラ特有の流動性を活かす攻撃が多いです。オーラを変化させる際にはそれを強くイメージする力が必要となります。

操作系は道具や生物にオーラを送り、操る能力です。オーラを送る道具に愛着があるほど能力の発揮が強くなる傾向があり、愛着のある道具を無くしてしまうとその能力が発揮できなくなる可能性もあります。他系統では放出系と相性がいいため、こちらも遠隔攻撃が得意です。

具現化系はオーラを物質化します。上級者は念で具現化したものか本物か念能力者でも区別できないほどであり、また具現化する道具も強いイメージ力があれば出したり消したりが可能であり、隠密行動などに役立ちます。具現化系は具現化と合わせて他の系統も使用しないと戦いに不利な事もあり、あまり戦闘には向いていないとされています。

特質系は他に分類できない特殊な能力で特質系能力者以外使用できません。後天的に取得することが困難な継投です。クラピカのエンペラータイムやツェリードニの未来予知などが代表例です。ビルの能力はハルジオンは強化系にあたり、物を成長させたり、自身の攻撃力や防御力を高めて戦闘することが可能となります。

ビルのハルジオンは強化系能力でありながら補助系の側面が強く、発によって対象の成長を促すというものです。その対象が人であればビルにて発をかけられたその人が何らかの成長をします。またビルのハルジオンは暗黒大陸でも活躍する可能性があります。謎の多い暗黒大陸ではそこにある物質や植物の成長を促すことによってその物質や植物の正体が判明するなど研究的な要因でも使用可能です。

また暗黒大陸は謎に包まれており、強力な敵が潜んでいる可能性もあります。その時にビルのハルジオンにより味方の成長を促すことで強大な敵に立ち向かうことができるようになる可能性もあります。こう考えるとビルの成長を促すハルジオンは非常に便利で使い勝手のいい能力です。

ビルのハルジオンはクラピカの能力と相性が良かったため、クラピカとのコンビネーションで念能力者を開花させることに成功します。クラピカのスチールチェーンによってビルのハルジオンの能力を一時的に他の講習生に与え、それによって念能力を開花させるという方法で多くの講習生たちが念能力を開花することに成功します。念能力も使い方次第でいろいろな幅を持つことを再認識させられます。

ビルは何らかの特別な任務のためのスペシャリストではないかとの予想がファンの間で噂されています。その根拠としてビルが協専ハンターであることが根拠となっています。協専ハンターとはハンター協会が雇っているハンターであり、ハンター協会に命を受けて任務を遂行するハンターのことを指します。ハンターは自ら謎に包まれた場所や財宝を目指して旅をするほと名声が高くなり、協専ハンターはハンターの中で見下されています。

しかしそんな見下されている協専ハンターの仕事はパリストンが仕切っており、協専ハンターにはパリストンの息がかかったハンターが多くいます。パリストンが仕切っていることから協専ハンターの本来の目的はビヨンド・ネテロとともに暗黒大陸を探検することであり、そのためにそれぞれ特別な何かに秀でた一芸を秘めており、何らかのスペシャリストであると噂され、ビルも協専ハンターであるためスペシャリストかと噂されています。

サイレントマジョリティーとは現在のハンターハンターでクラピカの周囲で暗躍している念能力者の念能力のことです。誰が子の念能力を使用しているのか、またどのような能力なのか詳細は分かっていません。そのためまだ謎の多いビルがサイレントマジョリティ－を使用できるのではないかと噂されています。これまででサイレントマジョリティーで判明していることを紹介します。

サイレントマジョリティーはツチボッコと呼ばれる吸血する蛇によって1匹の蛇に攻撃された場合44秒で全身の血を吸われてしまい、4匹なら11秒で全身の血を吸われ命を落としてしまいます。この念能力は呪いのような特徴があり、能力発動時に一人も仕留められないと発動者に呪いが返ってくることは判明しています。またサイレントマジョリティーの黒ぼっこは能力者と取り憑かれたひとのみ見ることができます。

370話では第10王子従事者ロペリーがサイレントマジョリティーに気付いたため、取り憑かれたことが確定していますが、殺されたのは第13王子警護のバリゲンであったことから、取り憑かれたら殺されるわけではないようです。以上サイレントマジョリティーについて判明していることでした。ビルがクラピカの予想を裏切り、いくつかの念能力が使用できる能力者ならばサイレントマジョリティーの正体である可能性もあります。

ハンターハンターの単行本36巻では作者の冨樫義博はネタバレと称して大きな唇の絵を載せていました。「ネタバレ。あえてね。」という冨樫義博のコメントも合わせて掲載されたことから、ファンの間で様々な憶測を呼び、ビル裏切り説の一つの根拠にもなっています。何故ビルの裏切りが予測されているのか予想を紹介します。

ハンターハンター36巻の唇の暗号解説の予想を紹介します。唇は「口びる」とも表記することができます。口という感じは四角形です、そうしたことから「四角・ビル」、「刺客、ビル」ではないかとの予想が多くなされ、ビルが刺客としてクラピカのことを裏切るのではないかとの予想がされるようになりました。具体的に誰からの刺客なのか、何の目的なのかは全く分かっていませんが、ビルが刺客である可能性はとても高くなりました。

ビルはブラックホエール号に協専ハンターの一員として乗船し、王子たちの護衛に当たっています。ビルが所属している協専ハンターとは一体なんなのでしょうか。王子たちを護衛する目的の他に、ブラックホエール号に乗る真の目的があるのでしょうか？協専ハンターについて解説していきます。

協専ハンターとは協会斡旋ハンターの略称であり、ハンター協会に所属しており、ハンター協会が企業や政府からの依頼を受け、ハンター強化の命で任務を遂行するハンターのことを指します。任務を行ったハンターにはある程度の報酬が受け取れるため、報酬を目当てに活動するハンターを協専ハンターと呼びます。

協専ハンターは他のハンターたちからしばし見下される存在として描かれています。何故かというとハンターは本来それぞれの目的のためにあるものは財宝を、あるものは世界の謎を追い求めるなど自身の目的を達成するためにハンターになることがおおいです。しかし協専ハンターは報酬など目先の利益のために行動するためハンターの中では見下されています。

ハンターハンター36巻では唇が描かれ、ビルが刺客ではないかと予想されています。そんな36巻は実はサイレントマジョリティーの話から始まっており、あえてネタバレしているということからもサイレントマジョリティーにビルが関わっている可能性が高いです。また36巻の最後でベレレインテもビルを10分ほど借りるよと秘密裏に話をしている描写もあり、ビルの裏切りの伏線の可能性もあります。

ハンターハンターに登場するビルの感想や評価を紹介します。最初にビルのハルジオンの能力が明かされる前の感想です。まだ見ぬビルの能力が一体どんな能力なのか期待や想像を膨らませています。クラピカと行動を共にするビルの正体やハルジオンの能力が明かされる前は謎に包まれていることが多かったため、早く正体を知りたいファンの気持ちが伝わります。ハルジオンの能力が明かされ、ファンの気持ちもスッキリしたことでしょう。

続いての感想はビルのキャラクターとしての魅力やクラピカとのコンビ結成についての感想です。王位継承戦編では多くの新キャラが登場しますが、中でもビルとクラピカのコンビは相性ピッタリでいつの間にか魅力あふれるコンビへとなっていました。ビルのハルジオンの能力がクラピカの能力と相性が良かったのもいい演出です。ビルは刺客で裏切りを行う説もありますが、クラピカのことは裏切りをして欲しくないファンが多いです。

最後の感想はビルの能力が明かされたときの感想です。ビルのハルジオンが明かされ、またクラピカの能力との相性の良さも合わさりファンの間で話題となりました。強化系念能力なのに成長を促すという戦闘補助系の能力であるビルのハルジオンはあえて補助系の能力ということが今後の物語のカギになる可能性があります。刺客として裏切りの可能性もあるビルの正体が明かされる今後から目が離せません。

いかがでしたか？ハンターハンターのビルの正体についての紹介しました。ビルの念能力がハルジオンということは作中でも明かされ、今後物語にどのように絡んでいくのか見物です。またビルはパリストンからの視覚の可能性が高く、クラピカのことを裏切り利用するのではないかとの予想も多くなされています。現在までのハンターハンターではクラピカと相性が良く、裏切りをされるとショックとの感想もあります。

物語がクライマックスに向けて走っているハンターハンターで今後カギになる可能性があるビルとその能力のハルジオンがどのように物語に絡んでくるのか楽しみです。クラピカを裏切り、パリストンからの刺客として正体を表すのか、またはクラピカとの関係性が強くなり刺客としての使命を果たさず、クラピカも裏切りをせずに協力するのか、今後のハンターハンターのビルの動向に注目です。是非ハンターハンターを見てみましょう。