オーバーロードのワーカー編とは?ヘッケラン率いるフォーサイトのメンバーは?

オーバーロードの7巻である通称ワーカー編について、どのような展開かあらすじをネタバレでご紹介します!また、ワーカーとはどんな職業なのか、フォーサイトと呼ばれるワーカーチームのリーダーであるヘッケランや、アルシェといった他メンバーについても触れてまいります。オーバーロードの中でも、特にバッドエンド感が満載となる展開のため、ワーカーそれぞれが迎える結末も事細かに記事内で記載いたします。

オーバーロードのワーカー編とは?ヘッケラン率いるフォーサイトのメンバーは?のイメージ

目次

  1. オーバーロードとは?
  2. オーバーロードのワーカー編7巻のあらすじネタバレ
  3. オーバーロードのフォーサイトの紹介
  4. オーバーロードのヘビーマッシャーの紹介
  5. オーバーロードの天賦の紹介
  6. オーバーロードのパルパトラ紹介
  7. オーバーロードのワーカー編に関する感想や評価は?
  8. オーバーロードのワーカー編まとめ

オーバーロードとは?

ダークファンタジーのライトノベル作品「オーバーロード」。そのオーバーロードのワーカー編について、本記事ではその詳細をご紹介してまいります。また、ワーカー編の中心メンバーとなる、ヘッケラン率いるフォーサイトのメンバーがどのような結末を迎えるかもネタバレいたします!

オーバーロードとは

オーバーロードの概要

オーバーロードは丸山くがねによるライトノベルで、エンターブレインから小説が刊行されています。小説が発売される前から、ウェブ版が小説投稿サイト「Arcadia」で連載されておりました(後に「小説家になろう」が中心)。小説とウェブ版で基本的な設定は共有していますが、ストーリーの展開や、登場人物(及び迎えるキャラが迎える結末)に違いが生じているため、それぞれ別作品として楽しめます。

また、小説の他に2015年にはアニメ化され、その後は劇場版の総集編も公開されました。2019年5月時点では「オーバーロードⅡ」「オーバーロードⅢ」と3期までアニメが放映されるほどの人気となっております。スマホ専用のアプリゲームとなる「MASS FOR THE DEAD」も配信されており、いまや様々なメディアで展開を広げています。

オーバーロードのあらすじ

環境破壊が進み、貧困層にとっては過酷な環境下で生きるしかない現実世界。そんな世界で長いこと人気を博していたDMMO-RPGの「ユグドラシル」が、遂にサービス終了の時を迎えようとしていました。ギルド「アインズ・ウール・ゴウン」のギルド長であった鈴木悟(すずき さとる)ことハンドルネーム「モモンガ」は、サービス終了の瞬間をゲーム内で過ごそうと、ユグドラシルにログインしていました。

目を瞑り、これまでのことに想いを馳せるモモンガ。ログアウトの時間を過ぎて目を開けますが、そこは現実世界ではなく、ユグドラシルのようで何かが違う世界。NPCだったはずのキャラクターたちが自我を持って行動し、モモンガがアバターとして設定していただけの、異業種であるアンデットがモモンガ自身の体そのものとなってしまっていたのです。

ゲームの設定そのままに異世界へと転移してしまったモモンガは、かつての仲間たちも転移しているかもしれないと考え、拠点であるナザリック地下大墳墓の勢力をもって新たな世界で行動を起こし始めます。ギルド名であったアインズ・ウール・ゴウンを名乗ることになったモモンガ、この世界において強大すぎるモモンガたちの力は、やがて世界に大きな混乱をもたらすとも知らずに…。

試し読みできるサイト

オーバーロードがどんな物語か、とりあえず試し読みしてみたい!という方向けに、試し読みが可能なサイトをご紹介いたします。下記にリンクを貼った電子書籍ストアの「BookLive!」から、オーバーロード第1巻がチェックできます。気になる方は是非してみてください!

山積みになっている本
TVアニメ「オーバーロードⅢ」オフィシャルサイト

オーバーロードのワーカー編7巻のあらすじネタバレ

それでは、オーバーロードのワーカー編と称される7巻について、あらすじをネタバレで解説してまいります。オーバーロードの世界では、冒険者と呼ばれる職業があり、冒険者組合からの依頼を達成することで報酬を得ています。冒険者に舞い込むのが正の依頼だとすると、ワーカーが請け負うのは冒険者には依頼できないような犯罪行為など。ワーカーは、そんなアンダーグラウンドな領域で仕事をしている集団となります。

7巻ネタバレ①プロローグ

リ・エスティーゼ王国でのヤルダバオト侵攻という、アインズたちが起こした究極のマッチポンプが一段落し、ナザリックでは次の行動をどうするかに話題が移ります。仲間がいるかどうか探したいだけのアインズに対し、かつてNPCだったシモベたちはナザリックをもっと世に知らしめたいと考えます。そのために、これまではひた隠していたナザリックの存在を、あえて明るみに出す…そのような奸計が動き出すのでした。

7巻ネタバレ②1章

所変わってバハルス帝国では、1つのワーカーチームが次なる依頼に動こうとしておりました。チームの名はフォーサイト、ヘッケラン・ターマイトをリーダーとするワーカーチームです。敵対している王国の国土で突如として発見された謎の地下墳墓、その調査を帝国の伯爵から依頼されていたのでした。未発見の墳墓ということでお宝にも期待ができますが、他のワーカーチームにも依頼がきており、引っかかる点もある依頼ではあります。

ヘッケランが依頼を受ける決め手となったのは、チームメンバーであるアルシェが、多額の借金をしていると告白したことでした。アルシェの家は没落した貴族ですが、両親は貴族としてあり続けるために、美術品などを買い集め、豪華な生活を維持しています。その元手はタチの悪い金貸しからの借金であり、ヘッケランたちの与り知らぬところで、アルシェがワーカーの仕事で必死にその借金を返していたのでした。

7巻ネタバレ③2章

同じく地下墳墓の調査を依頼されたワーカーチームの中には、「ヘビーマッシャー」や「天武」といったヘッケランも既知のチームや、齢80歳にもなるベテランのパルパトラも含まれていました。そして依頼人の執事からは、調査には冒険者も同行する旨をワーカーたちに伝えます。冒険者の腕は確かなのかと訝しむワーカーたち。そこに現れたのは、最高ランクであるアダマンタイト級冒険者であるモモンだったのでした。

パルパトラの要望で腕試しをして圧倒的な実力を見せつけたモモンに対し、ワーカーたちもその実力に納得せざるを得ません。その後、目的の地下墳墓に到着したワーカー一行は、夜になったら侵入を決行することにします。四方から各チームに別れて周囲の霊廟を探索し、その後中央にある霊廟で落ち合うという手筈です。

その様子を遠目から見守るモモン。モモンは元の姿であるアインズに戻り、転移によりナザリックに帰還します。ナザリックが発見されワーカーたちに調査させることは、アインズたちによって織り込み済みの事態だったのです。つまり、ワーカーたちを迎撃する準備は万全だということを、ワーカーたちは知る由もないのでした。

7巻ネタバレ④3章

地下墳墓に侵入し、そこに現れたスケルトンたちと戦闘を開始するワーカーチーム。そんな中、先に皆を先行させて様子見をしていたパルパトラたちの前に、ナザリックの誇る戦闘メイド「プレアデス」のメンバーが姿を現します。しかし彼女たちは戦闘をする意思を見せません。その様子から彼女たちを侮るパルパトラですが、その場に召喚されたスケルトンの集団によって、あっさりと全滅をしてしまいます。

一方、グリンガムたちヘビーマッシャーの面々は、エルダーリッチと交戦した後に散り散りとなってしまいます。グリンガムは30センチほどの直立するゴキブリである恐怖公の部屋に閉じ込められ、大量のゴキブリに体一面を覆われてそのまま餌となってしまいました。とあるヘビーマッシャーのメンバーは、ナザリックの特別情報収集官(拷問官)であるニューロストに捕らえられ、想像を絶する拷問を受けることになるのでした。

エルヤーたち天武は、魔獣ハムスケと対峙をしていました。自分の腕試しだとのたまうハムスケに激昂するエルヤーでしたが、仲間のエルフに補助魔法をかけてもらってもハムスケとの実力差を埋めることはできません。結局、ハムスケの技術が向上しているのかをテストする恰好の練習相手として、あっさり瞬殺されてしまうのでした。

7巻ネタバレ⑤4章

自分たち以外のワーカーチームが全滅していることなど全く知らないヘッケランたちは、突如として闘技場のような場所に転移されてしまいます。そこに対戦者として現れたのは、ナザリックの主であるアインズなのでした。何とかこの場を凌ぐため、勝手に侵入したことを詫びるヘッケランですが、アインズは聞く耳をもちません。そこでヘッケランは、ここに来ることの許可をもらっている…というブラフを告げます。

本当に自分の仲間なのかと確認するアインズですが、ヘッケランは「アインズによろしく」と言っていたと伝えます。自分(モモンガ)のことをアインズと呼ぶことはあり得ず、アインズの怒りの琴線に触れてしまいます。フォーサイト4人とアインズによる戦闘が始まりますが、魔法詠唱者であるアインズに対して、近接戦でも全く対抗できません。意を決したヘッケランたちは、仲間のアルシェだけでも逃すことにするのでした。

しかしそのアルシェもナザリックから脱出することは叶わず、愚かにもナザリックへの侵入を試みたワーカーの面々は、1人も生きて帝国へと戻る者はいないのでした。今回の迎撃テストの結果に満足したアインズは次なる一手として、ワーカーを仕向けてきた帝国に対して謝罪に出向いてこい、そうでなければ帝国を滅ぼすと脅しをかけるのでした。

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オーバーロードのフォーサイトの紹介

ここまで絶望感たっぷりのワーカー編あらすじをご紹介いたしました。続いて、ワーカー編の主要登場人物となるフォーサイトについてご紹介をいたします。

フォーサイトとは

フォーサイトの特徴

フォーサイトは男女各2人ずつで構成されるワーカーチームとなり、戦士、レンジャー、信仰系魔法詠唱者、魔力系魔法詠唱者というバランスの取れた構成となっております。事実、実力差は圧倒的で一切のダメージは与えられませんでしたが、アインズ戦では連携のとれた攻撃を披露していました。

フォーサイトの結末

そんなフォーサイトも、あらすじネタバレでご紹介した通り、不幸にもアインズの対戦相手に選ばれてしまいます。この時のアインズは様々な制限をかけたハンデ戦の状態でしたが、それでもフォーサイトが勝利することは叶いませんでした。

メンバー①ヘッケラン

フォーサイトのリーダーであるヘッケランは二刀流の戦士で、イミーナとは恋仲の関係にありました。アインズ戦では真っ先に麻痺で戦闘不能となり、生きたまま餓食狐蟲王(がしょくこちゅうおう)が管理する巣の材料とされてしまうのでした。

メンバー②イミーナ

イミーナはハーフエルフのレンジャーで、同じ女性メンバーであるアルシェをよく気にかけています。アインズとの闘いでアルシェを説得して逃した後は、抵抗虚しく戦闘不能となります。そして、ヘッケランと同じく餓食狐蟲王の巣の材料となる最期を迎えてしまいいます。

メンバー③アルシェ

魔力系魔法詠唱者であるアルシェは、タレントと呼ばれる固有能力をもっており、相手の魔力を感知することができます。しかし、その能力が災いして、アインズが魔力の制御を解放した際は、その絶大な魔力に耐え切れずにアルシェは嘔吐してしまいます。闘技場から逃亡を試みるもシャルティアに捕縛され、苦痛なき死を与えられます。そしてアルシェの死体は、一片の無駄なくナザリックのために有効活用されることとなります。

メンバー④ロバーデイク

信仰系魔法詠唱者であるロバーデイクは、フォーサイトでも一番年上ということもあり、常に落ち着いた態度でチームをサポートします。信仰系魔法詠唱者ということにアインズに目を付けられ、信仰する神を別の神だと記憶操作するとどうなるかといった人体実験の対象とされてしまいます。結果的に、その人体実験の影響で廃人同様の結末を迎えることになります。

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オーバーロードのヘビーマッシャーの紹介

フォーサイトと同じくナザリックへと侵入したワーカーチームのヘビーマッシャー。彼らがどんなチームなのか、リーダーのグリンガムがどのような性格かについてご紹介いたします。

ヘビーマッシャーとは

ヘビーマッシャーの特徴

フォーサイトは4人編成のチームでしたが、ヘビーマッシャーは14人というかなり大所帯なワーカーチームとなります。組み合わせにより様々な状況に対応できることが強みですが、1人あたりの報酬の分け前が減ってしまうという側面もあります。なお、ナザリックの調査には5人しか参加していないため、残りの9人は命拾いしたと言えます。

グリンガムの性格

元々は農家の生まれで、大所帯のヘビーマッシャーをまとめ上げているという点で高いリーダーシップを持ち合わせています。「我」「汝」といった独特な喋り方をしますが、自らやチームが恥をかかないようにするため、威厳を保つことを目的にしております。ヘビーマッシャーのメンバーしかいない場では、もっとフランクに喋っている場面もあります。

その他のメンバー

ナザリックにはグリンガムの他に、戦士、盗賊、神官、魔術師が赴きました。劇中での描写はあまり多くありませんが、結果として生きて帰還できなかったのは全員共通となります。

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オーバーロードの天賦の紹介

続いてワーカーチーム天武の紹介となります。ワーカー編には様々な編成のワーカーチームが登場しますが、天武もまた独特のチームとなります。

天賦とは

天賦の特徴

リーダーのエルヤーに加えて、3人のエルフからなる計4人構成のワーカーチームとなります。しかしながら、3人のエルフは奴隷であり、実質はエルヤーによるワンマンチームです。

エルヤーの性格

劇中では自信家で、傲慢な発言が目立ちます。それ故に、周囲からもあまり良い印象を持たれていないことから、あまり相手の気持ちを考えることのない性格でもあります。

奴隷エルフの概要

チームメンバーとは名ばかりで、奴隷という隷属関係になっている3人のエルフ。森祭司、レンジャー、神官とそれぞれ別の職業ながら、いずれも近接戦闘ではないことから、エルヤーの支援のみが目的という構成となっております。

エルヤーの死

そんなエルヤーも、魔獣ハムスケの前に呆気なく命を落とすことになります。その際、奴隷エルフはエルヤーの死を嘆くことなく、むしろ奴隷から解放されたことから彼の死体を蹴り続けます。エルヤーにとっては因果応報な最期になります。

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オーバーロードのパルパトラ紹介

高齢であり、他ワーカーと比べると一風変わっているパルパトラ。なお、小説版ではワーカーチームの名称は不明でしたが、アニメ化にあたり「竜狩り」というワーカーチームのリーダーであることが判明しています。

パルパトラとは

パルパトラの性格

非常に慎重な性格で、ナザリック調査の際にも、敢えて他ワーカーチームを先行させて、どのような危険が潜んでいるかを確認しようとしていました。財宝をゲットし損ねるリスクもありますが、未知の危険を優先するからこそ、危険と隣り合わせなワーカーを高齢でも続けられているとも言えます。

パルパトラの死

慎重ではあったものの、ナザリックではプレアデスの面々と遭遇してしまったのが運の尽き。必死に抵抗を続けるものの、圧倒的な個々の戦力差を覆すには至らず、物語の展開では最初に全滅するワーカーチームとなってしまいました。

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オーバーロードのワーカー編に関する感想や評価は?

オーバーロードのワーカー編はどのような感想や評価となっているのか?Twitterにおける内容を元にご紹介いたします。

元々オーバーロードは残虐な描写が目立つ作品ではありますが、その中でもワーカー編は大人数かつ様々なパターンで悲惨な最期を迎えます。そのため、そういった描写が苦手な人にとっては観るのがキツいという感想もあります。

そして、冒頭からワーカー目線での展開が続くため、ワーカーたちに感情移入してしまうケースも少なくありません。アインズ陣営は元から悪の立場でありますが、ワーカー編では殊更その悪が際立ってしまう構成となっております。

ワーカーたちが可哀想という意見もあれば、アインズ側の立場にたった評価もあります。アインズたちがナザリックを発見されやすく罠を仕掛けたことは事実ですが、そこに不法侵入しようと最終的に決断したのはワーカー自身。侵入後に遭遇したものを考えると気の毒ではありますが、自業自得であるという側面も持ち合わせています。

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オーバーロードのワーカー編まとめ

オーバーロードのワーカー編について、あらすじやワーカーたちの迎える結末についてネタバレでご紹介いたしました。オーバーロードの物語でワーカーという存在が明らかになる展開でしたが、冒険者に比べてアンダーグラウンドな生業であることから、リスクと隣り合わせの立ち位置であることが明確になりました。

しかしながら、今回はそのリスクがこの世界における最大級リスクと言っても過言ではない、アインズ率いるナザリック陣営だったことは不運以外の何物でもありません。小説の文章内では、より具体的で残虐な描写でワーカーたちの最期を表現しております。気になった方は、オーバーロード7巻を是非ご覧になってみてください!

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