オーバーロードで最強キャラはだれ？強さランキング・戦闘能力を考察

圧倒的な文章力と、随所まで伏線を散りばめられたオーバーロードですが、最大の魅力は何と言っても登場人物たちの容赦ない強さにあります。小説から漫画、そしてアニメとコンテンツが変わっていくごとに、より詳細になっていく彼らの中で、誰が強いのか疑問に持つこともあるかと思われます。今回はそんな疑問にお答えすべく、オーバーロードの最強キャラをランキング形式で発表いたします。

オーバーロードのあのキャラはランキング入りしているのか、あのキャラは何位なのか想像しながら読んで頂ければ、ますます楽しめるはずです。なお、今回のランキングは原作小説のみならず、作者のツイッターや感想欄のコメントも参考にしています。オーバーロードのアニメや漫画に未登場のキャラクターも含まれますので、原作小説を読んでいない方はネタバレにご注意ください。

オーバーロードとは丸山くろがねによるアンチヒーロー・ダークファンタジー的なライトノベルです。オーバーロードはネット小説から始まりましたが、人気を獲得しKADOKAWAから出版され、現在では漫画にアニメに劇場版と多岐に渡って広まっています。オーバーロードのネット版と書籍版では基本設定は同じですが、ストーリーが別々なのも特徴です。

オーバーロードの書籍版では死んだキャラクターが、ネット版では生きていて意外な行動に出ていたり、敵だったはずのキャラクターが味方になったりして違いがあるため、オーバーロードのファンなら両方読んでみるのがオススメです。今回のオーバーロードの最強キャラランキングは書籍版を元に作成しています。

オーバーロードの主人公であるモモンガは、元々はユグドラシルというVRMMORPGのヘビーユーザーでしたが、ゲームのサービス終了に立ち合おうとログインした時におかしな現象に巻き込まれてしまいます。気が付くと自分がゲームのキャラクターとなり、自分の意思を持たないNPCがひとりでに喋り出し行動するようになったのです。更に、ユグドラシルと似通った法則を持ちながら、ユグドラシルとは別の世界に転移したのです。

状況に混乱するモモンガでしたが、同じように謎の世界に転移している昔の仲間が居るかもしれないという希望と、一緒に転移した仲間の残してくれた宝物を守る為に行動を開始します。アインズ・ウール・ゴウンと名前を変えたモモンガは、敵対するものから魔王や死を超越した者としてオーバーロードと呼ばれ恐れられていきます。

デミウルゴスは、ナザリック地下大墳墓の第七階層守護者であり、ナザリック最高の智者とアインズに絶賛されています。戦闘時には巨大な悪魔に変身し、敵のステータスを下げる攻撃を加えていますが、階層守護者の強さランキングでは最下位です。しかし、オーバーロードの中で最も優れた頭脳こそが彼の持ち味であり、ナザリックで最も戦果を挙げていると言われています。

アウラ・ベラ・フィオーラとは、ナザリック地下大墳墓の第六階層を守護する階層守護者です。男の子のような恰好をしていますが、これは彼女を作ったプレイヤーの趣味で女の子です。本人の戦闘力はさほど高くはありませんが、100頭近い魔獣を一時的にレベル90まで引き上げる事で他の階層守護者を圧倒する戦力に仕立て上げます。

番外席次とは、スレイン法国に所属する人間とエルフのハーフです。本名は不明のため、ファンからは番外ちゃんと呼ばれています。オーバーロードに登場する現地民の人間としては間違いなく強く、後述するシャルティアが「武装していない」状態なら勝てるだろうと言われています。

まだ、物語中に深く登場していないキャラクターのため、謎が多いキャラクターです。しかし、登場した時に自分を倒せる男が居るならその男の子供を生みたいという発言したことから、もしかするとオーバーロードのヒロインの一人になるのではとファンの間では噂されています。

セバス・チャンとは、ナザリック地下大墳墓の執事であり、階層守護者と同格の扱いをされています。老人のような見た目をしていますが、これは人間形態であって他にも別の形態がありますがオーバーロードの本編ではまだ登場していません。

正式には守護者ではありませんが、守護者と同格のため守護者の強さランキングで同率三位となっており、肉弾戦ではオーバーロードのトップクラスに位置します。そのためか、特殊な装備は手袋だけで、それも酸や火に抵抗があるだけで、他は単なる衣服だけです。それでいて特殊な武器を持っている階層守護者たちと肩を並べるという事からもセバスの強さがうかがえます。

コキュートスは、ナザリック地下大墳墓の第五階層を守護する階層守護者です。カマキリとアリを融合させた巨大な蟲で、喋り方も独特です。ナザリックの中では珍しく、性格が善よりで武人気質なのも特徴です。オーバーロード本編ではその性格から、敵対するのもの助命をアインズに嘆願しています。

その強さは守護者の中では同率三位で、特に武器を扱わせたら右に出る者は居ないと言われています。四本の腕に違う武器を持つことが可能で、その腕前は他の追随を許しません。ただし、弱点として防具を装備できないため、同じレベルの敵と遭遇した場合守備力が低くなってしまいます。

アルべドとは、ナザリック地下大墳墓の守護者統括であり、オーバーロードの作者公認のヒドインです。実はネット版に彼女は存在せず、オーバーロードの書籍版で加えられたキャラクターでもあります。清楚な見た目とは裏腹に、アインズへの愛情は重く激しく、たびたび周りとファンを驚かせています。

その強さは守護者統括の名に相応しく、同率三位とされており、特に防御の面に秀でています。本気で戦う時は三重装甲になっている鎧を纏い、ダメージを受け流すスキルを発動します。また、オーバーロードの中でもトップクラスの武器であるワールドアイテムを保有しており、攻撃の面でも他の守護者に劣っていません。

パンドラズ･アクターとは、ナザリック地下大墳墓の宝物殿を守護する領域守護者です。ナザリックのNPCはプレイヤーが作成していますが、彼はアインズが生み出した存在なのですが、生みだした事を後悔するような「生きた黒歴史」扱いを受けています。

パンドラズ･アクターはドッペルゲンガーで、相手をコピーする事で能力の80％までを再現することができます。この力は複数の人物をストックする事ができ、ギルドを設立した41人のユグドラシルプレイヤーの姿に変身できます。この変身は外見では分かりづらく、自分を作成したプレイヤーでなければ見破れません。

外見や言動からオーバーロードのネタキャラのように扱われていますが、その頭脳はナザリックトップクラスであり、保有している能力の厄介さから階層守護者たちを抑えて、オーバーロードの強さランキングトップテンに入りこんでいます。

オーレオール･オメガとは、ナザリック地下大墳墓の第八階層にある桜花聖域を守る領域守護者です。普段は自分の領域を守護し、階層を繋ぐゲートの管理を行っています。また、破壊されるとギルドの崩壊を招くと言われるギルド武器を守護している重要な存在です。

彼女は他の階層守護者同様、レベル100のNPCですがナザリックでは唯一の人間です。そのためか直接的な戦闘スタイルでは無く、バフと呼ばれるステータスアップの力を使った指揮官として戦い方をします。ですが、ナザリックの面々は彼女の強さを認めており、アインズもギルド武器を敵から守る為に彼女に預けていることからそれ以外の力を持っている可能性が非常に高いです。

マーレ・ベロ・フィオーレは、ナザリック地下大墳墓の第六階層を守護するNPCです。これだけ可愛らしい見た目をしていると人気ではありますが男の子です。その上、ナザリック階層守護者の中では2番目に強いとされているキャラクターです。

双子の姉であるアウラが使役している魔獣を使って戦うのに対して、マーレは意外にも肉弾戦を得意とするキャラクターです。自分の背丈よりも大きな杖を振り回して相手を撲殺する事から、公式でも撲殺天使、撲殺する事が得意と言われています。本人は敵と思っていないが、敵対した冒険者の頭を一撃で勝ち割ったり、興奮状態のアルべドを引き剥がすほどのパワーも持っています。

上記のパワーに加えて、魔法を使い仲間の支援や、広範囲を殲滅するほどの実力者です。自分を作った存在から低確率の課金ガチャアイテムである、レベル90に近いドラゴンをペット感覚で使役しています。可愛らしい見た目とは裏腹なパワー系キャラという事もあり、オーバーロードのファンの心を掴んでいます。

常闇の竜王とは、竜でありながら500年前に起きたユグドラシルプレイヤーと戦わなかった竜の事です。ディープダークネス・ドラゴンロードという呼び名をされていますが、本編中にはまだ姿を現していない謎の多いキャラクターです。

それなのに強さランキングで上位なのは、オーバーロードの作者のツイッターでナザリック地下大墳墓の階層守護者たちに優位に立ち勝つことができるキャラクターと明言されているからです。ただし、後述する階層守護者最強のシャルティアにだけは相性が最悪のため敗北する確率が高いそうです。

500年前のプレイヤーとの戦いには参戦しませんでしたが、300年前に訪れたプレイヤーに対して完殺した事が明言されているため、その実力はオーバーロードの現地民でありながらNPCを抑えて上位に食い込んでいます。オーバーロードのファンたちからは、早くアインズたちと遭遇し敵対することを期待されているキャラクターです。

シャルティア・ブラッドフォールンは、ナザリック地下大墳墓の第一から第三階層までを任された階層守護者です。複数の階層を任され、なおかつ敵が侵入してくる地上入り口から近い場所を任されているのは彼女の強さの証です。なぜなら、シャルティアは階層守護者最強と言われているNPCです。

ヴァンパイアですが、完全武装時にはワルキューレのような鎧姿に変身し、自分と同等の強さを持つ分身を召喚でき、さらにガチのクラス構成をしているため物理・魔法・補助・治癒・回避を一人でこなせます。アインズ曰く、「単体の実力なら上の下、全身を神器級の装備にしたら上の中、相手によって装備を変更できれば上の上」と評価されています。それこそユグドラシルのプレイヤーですら手を焼く相手なのです。

ただし、性格に難点があります。それは自分の方が有利と判断したら途端に手を抜いたり、相手の思考を読もうとしなくなる点です。アインズの命令で外に出ている時に、漆黒聖典と遭遇した際は幾つかの偶然があった物の慢心から精神支配を受けてしまい、アインズと敵対する事になります。そのアインズとの戦闘中も、自分の方が相性で有利だからと侮ってしまい、アインズの戦術によって乾杯してしまいます。

それでも階層守護者最強の名前は伊達では無く、オーバーロードの強さランキングではトップクラスに相応しい強さを持っています。

ツァインドルクス＝ヴァイシオンとは、アインズたちが転移した世界に存在する竜で、仲間からはツアーと呼ばれています。オーバーロードの現地民の中では最強といわれています。実はアインズが転移した世界は100年ごとにユグドラシルからプレイヤーが訪れており、現地に大きな混乱と変化をもたらしてきました。そのためツアーは力ある竜としてプレイヤーと交渉したり、あるいはプレイヤーと敵対して世界を守って来ました。

特に本編が始まる500年前に起きたプレイヤーと竜との戦いでは、ツアーも戦場に参加して、勝利に大きく貢献しています。その結果、レベルや規模は不明ですがユグドラシルから転移してきた8人のプレイヤーを倒したことから、その強さはかなり高いと予想されます。また、その際にギルド武器と呼ばれる強力なアイテムを保持しています。

この戦争でプレイヤーが持ち込んだ武器やアイテムが世界各地に飛び散ったため、ツアーは回収作業に乗り出します。自分が動くと目立つため、中身が空っぽの鎧を操作して探索していましたが、ある時正体不明の謎の吸血鬼と遭遇して大きな傷を負ってしまいます。その吸血鬼とはアインズの命令で動いていたシャルティアでした。

シャルティアの正体やアインズの事は知らなくても、新しいユグドラシルプレイヤーが動き出していることを感じ取り、その対処に動き出しています。物語に本格的に参戦しては居ませんが、ギルド単位で転移してきた複数のプレイヤーを倒した実力者だけにアインズとの戦いが期待されるキャラクターです。

アインズ・ウール・ゴウンとはオーバーロードの主人公であり、ナザリック地下大墳墓の主です。その外見は威圧的で、魔王と呼ばれるに相応しい風格がありますが、中身は単なる一般サラリーマンです。転移したことで自我を得たNPCたちの憧憬と信頼を裏切らないように偉大なる存在として振舞い、その裏では常に冷汗をかいています。

そんなアインズですが、オーバーロードの中ではトップに食い込む強さを持っています。その強さの源はユグドラシル時代の知識と、収入の大半をつぎ込んだ課金アイテムです。転移した世界はユグドラシルと同じ法則があるため、相性という物があります。シャルティアが敵によって精神支配を受けてしまい、アインズですら敵と見做してしまった時にアインズの全開が見られます。

階層守護者最強のシャルティアは、ステータス自体がオーバーロードでもトップクラスの上、戦闘スタイルからアインズの天敵です。アンデットであるアインズが、信仰系の魔法を使えるシャルティアに勝てるはずが無いと他の守護者達が思う中、アインズは卓越したプレイヤースキルと、異常な効果を発揮する課金アイテムを湯水のように使う事で勝利を手にします。

他にも万を越える軍勢を相手に魔法1つで蹂躙したり、戦士職の人間を相手に力比べをして圧勝するなど規格外の強さを発揮しています。素のパラメーターだけだと、ロールプレイ優先でスキルや職業を設定したこともあってさほど高くはありませんが、ユグドラシルで長年培ってきたプレイヤースキルを加味すれば、オーバーロードの世界でもトップクラスの強さを発揮します。

ルべドとは、ナザリック地下大墳墓の中で単体では最も強いNPCとされている人物です。名前から分かる通り、オーバーロードのヒドインことアルべドの妹で、彼女から可愛い子と呼ばれて可愛がられています。残念ながら、その戦闘描写はまだありませんが、肉弾戦ではアルべドやコキュートスを上回り、課金アイテムを盛大に使ったアインズでも勝てないと言われています。

オーバーロードの書籍版では本格的に登場する前に、アルべドが設立した至高の四十一人捜索部隊に加えられてしまい、現在の動向は不明です。ですが、プレイヤーであるアインズすら凌駕する実力は、オーバーロードの世界でも間違いなくトップクラスです。彼女が本格的に登場するのをオーバーロードのファンは心待ちにしています。

第八階層のあれらとは、ナザリック第八階層に存在するNPCたちの事です。アインズ曰く、最強の存在達であり、オーバーロードの最強キャラではないかとファンの間で噂されています。ですが、その存在は謎が多く、ナザリックの幹部である守護者達でも多くを知っている者は、守護者統括のアルべドぐらいしかいません。

第八階層の階層守護者であるヴィクティムは第八階層のあれらを監視する役目を担っていた事から、第八階層のあれらは味方にとっても危険な存在とオーバーロードのファンからは予想されています。また、第八階層はアインズの許可が無ければ立ち入り禁止で、ナザリック地下大墳墓の最終防衛ラインとまで呼ばれています。

今の所判明している情報から推測すると、ユグドラシル時代に1500人からなる討伐隊を全滅させ、その時の映像を公開したら、違法改造だと言われてしまう極悪な性能という事です。ユグドラシルのヘビーユーザーであるアインズが、課金の大半を此処に費やし、単体では最強といわれるルべドでもまともに戦えるかどうか怪しいと言われるだけの戦闘力があります。

第八階層のあれらが地上に出てくる事はまずありえないため、本格的に登場するには誰かがナザリック地下大墳墓の第八階層まで到達しなければなりません。しかし、現状で第八階層まで到達できる戦闘能力や戦力を持った組織は無いため、オーバーロードのファンからは幻の存在として扱われています。

以上の事を踏まえて、オーバーロードの最強キャラは「第八階層のあれら」となりますが、1位も2位もまだ戦闘シーンがありません。そういった意味で言えば、オーバーロードの現時点最強キャラはアインズ・ウール・ゴウンといっても過言ではありません。

今回は戦闘能力のみランキングでしたが、オーバーロードには頭脳ランキングや残虐ランキング、誰が最も不幸なのかランキングなど色々なランキングを作る事ができます。もし、今回のランキング記事を読んで、オーバーロードに興味を持たれたら原作小説やネット版、コミックスやアニメなどをご覧になって下さい。一緒に、アインズ・ウール・ゴウンの強さに盛り上がりましょう。