2018年06月23日公開
2018年06月23日更新
オーバーロードのあらすじをネタバレ!アニメ2期までのストーリーを紹介
『オーバーロード』のあらすじをネタバレ紹介しています。『オーバーロード』は、1000万pvを誇る丸山くがね原作のWEB小説、およびそのアニメ化作品です。TVアニメ『オーバーロード』は現在2期までが放映されており、さらに2018年7月からは第3期の放映が発表されています。この記事では、TVアニメ『オーバーロード』第2期までのあらすじを完全ネタバレでお届けするともに、主要なキャラクターを紹介していきます。
目次
オーバーロードのあらすじをネタバレ紹介
2015年7月から1期が、2018年1月から2期が放送されたTVアニメ『オーバーロード』は、2018年7月から3期が放映されることが発表されています。この記事では、アニメ『オーバーロード』のファンにはおさらいのため、まだアニメの1期や2期は見たことがないけど気になるという方には3期の放映開始までに追いつけるように、アニメ『オーバーロード』2期までのあらすじと、主要な登場キャラクターを紹介します。
オーバーロードとは?
TVアニメ『オーバーロード』は、丸山くがね原作のWEB小説『オーバーロード』のアニメ化作品です。原作は、WEB小説1000万pv&書籍累計500万部を誇る大人気シリーズとなっています。
オーバーロードの物語は、DMMOゲーム「ユグドラシル」がサービス終了を迎える日から始まります。死の支配者・オーバーロードという種族の骸骨の見た目をした主人公・モモンガ(本名:鈴木悟)が、サービス終了による強制ログアウトの時を一人寂しく待っていたところ、突如としてNPCたちが意思を持って動き出します。サービス終了の瞬間、彼はログアウトされず、自作のNPCたちと共に異世界に転移してしまうのです。
状況に困惑しつつも、主人公モモンガが時には侵略行為を行なったり、時には人々を助けたりしながら奮闘する、異世界ダークファンタジー作品となっています。次項から、TVアニメ『オーバーロード』第1期と第2期のあらすじをネタバレで紹介していきます。
オーバーロード第1期のあらすじをネタバレ!
第1話「終わりと始まり」のあらすじネタバレ
『オーバーロード』の物語は、かつて日本最大のオンラインゲームだった『ユグドラシル』が人気の低迷からサービス終了を迎える日から始まります。最強クラスのギルドの一角に数えられた『アインズ・ウール・ゴウン』のギルドマスター・モモンガ(本名:鈴木悟)は、本拠地「ナザリック地下大墳墓」で名残を惜しみながら強制ログアウトの時を待っていました。
しかし、サービス終了の時間を迎えても強制ログアウトが実行されません。その上、話すことができないはずのNPCたちがまるで命を持ったかのように行動しはじめたのです。鈴木悟は、死の支配者・オーバーロードという種族のモモンガとして、本拠地「ナザリック地下大墳墓」ごと異世界に転移してしまっていました。
第2話「階層守護者」のあらすじネタバレ
モモンガは「ナザリック地下大墳墓」で階層守護者の任を与えていたNPCたちを召集します。第1〜第3階層守護者のシャルティア、第5階層守護者のコキュートス、第6階層守護者のアウラとマーレ、第7階層守護者のデミウルゴス、そして守護者統括のアルベドです。アルベドを筆頭に、異世界へ転移したことで意思を持つようになった各階層守護者たちは、モモンガに対して絶対的な忠誠を示してきます。
しばらく状況の把握に務めていたモモンガでしたが、息抜きにナザリックの外に出てみると、そこには美しい星空が広がっていました。モモンガはフライの魔法を使用し雲の上まで飛び、その美しさに「キラキラと輝いて宝石箱のようだ」と呟きます。モモンガの望みとあればナザリック全軍を持ってこの世界を手中に入れると提言するデミウルゴスに対し、モモンガもつい「世界征服なんて面白いかもしれないな」と返すのでした。
第3話「カルネ村の戦い」のあらすじネタバレ
遠くの様子を見ることができるアイテム「遠隔視の鏡」を使用していたモモンガは、ある時ナザリック近郊の村を兵士の格好をした一団が襲っているのを発見します。モモンガは自身の戦闘力がこの世界でどれくらいなのかを確かめるべく、村を助けに向かいます。オーバーロード種族のモモンガの外見に、村人も最初は恐れおののきますが、モモンガが村人を助け安心させます。
モモンガは村を襲う兵士の大部分を虐殺、一部の生き残りには「帰って仲間にこの村に手を出さないように伝えろ」と言い、追い返しました。村人に名を尋ねられたモモンガは、自らを「アインズ・ウール・ゴウン」と名乗ります。そこに王国戦士長のガゼフが現れ、村を救ってくれたアインズに感謝を述べました。そんな中、ガゼフの部下から、何者かが村を取り囲むように接近しているという急報が入ります。
第4話「死の支配者」のあらすじネタバレ
ガゼフは、接近しているのはスレイン法国の特殊部隊「陽光聖典」であると推測、部下を引き連れて敵部隊に特攻を仕掛けますが、陽光聖典が召喚した天使の大軍に窮地に陥ります。あわやガゼフが命を落とすかと思われた瞬間、ガゼフは部下とともに村の倉庫に転移していました。アインズがガゼフ達と入れ替わったのです。
状況を飲み込めない陽光聖典は天使達にアインズを襲わせますが、アインズの上位物理無効化のスキルにより全くダメージを与えられません。スレイン法国から預けられた秘蔵のアイテムで召喚した最高位天使ですら、アインズにとっては小虫同然でした。アインズは陽光聖典の隊員に死を告げるのでした。
ナザリックに戻ったアインズは、部下のNPCたちに、これからはモモンガではなくアインズ・ウール・ゴウンと名乗ることにしたと宣言します。もし自分と同様、異世界に転移させられたユグドラシルプレイヤー、特にかつてのギルドメンバー達がいれば、ギルド名である「アインズ・ウール・ゴウン」を名乗ることで自分がいることを知らせられると思ったからでした。
アインズが去ったあとの玉座の間で、数日前にアインズが「世界征服なんておもしろいかもしれないな」とつぶやいたことをデミウルゴスが他の階層守護者に語ります。こうして彼らはナザリックの最終目標を「アインズにこの世界を捧げること」と定めるのでした。
第5話「二人の冒険者」のあらすじネタバレ
ある日、城塞都市エ・ランテルの宿屋に、漆黒の鎧を着た大男と黒髪の美女が現れます。部屋に入った漆黒の大男が兜をとると、現れたのは骸骨顔のアインズでした。アインズは「冒険者モモン」として、戦闘メイドのナーベラルとともに人間社会に潜入することにしたのです。モモンは、シルバープレート冒険者チームの『漆黒の剣』と共に、モンスター討伐、および薬草採取に行くンフィーレア・バレアレの護衛任務に就くことになります。
同じ頃、エ・ランテルの共同墓地で、スレイン法国の特殊部隊の元メンバーであるクレマンティーヌと、秘密結社ズーラーノーンの幹部カジットが密会していました。クレマンティーヌは、100万人に一人しか適合者がいない秘宝『叡者の額冠』をスレイン法国から盗み出していました。2人はこのアイテムを使うため、どんなアイテムでも使用できるという能力を持つンフィーレアを攫う計画を立てるのでした。
第6話「旅路」のあらすじネタバレ
『漆黒の剣』とンフィーレアと共にカルネ村に向かう道中、一行はモンスターに襲われますが、モモンが一蹴、その強さに漆黒の剣のリーダー・ペテルは「モモンはアダマンタイト級の強さがあるのでは」と驚愕します。
その頃エ・ランテルでは、クレマンティーヌが殺しを楽しみつつンフィーレアの情報を集めていました。しかしカジットは、彼女があまりに人を殺すことで騒ぎになることを良く思っていません。クレマンティーヌは自分を諌めるような発言をするカジットに対し襲い掛かりますが、魔法で反撃にあい、もう人は攫わないと言って仕事に集中するようになります。
第7話「森の賢王」のあらすじネタバレ
モモン一行がカルネ村に到着します。仲のいい村人のエンリから「アインズ・ウール・ゴウンというマジックキャスターが村を救ってくれた」という話を聞いたンフィーレアは、それまでに得た情報から、アインズ・ウール・ゴウンと冒険者モモンが同一人物であることに気付いてしまいます。カルネ村とエンリを救ってくれたことに心からの感謝を伝えるンフィーレアに対し、モモンは自分の正体は秘密にしてほしいと頼むのでした。
つづいてモモンたちはトブの大森林に薬草採取に向かいます。モモンとナーベは先行して二人だけで森に入り、現れた階層守護者の一人アウラに、森の賢王と呼ばれるモンスターをおびき出させます。姿を現した森の賢王は、巨大なジャンガリアンハムスターの姿をしていました。モモンはその姿にやる気を無くしつつも、スキル「絶望のオーラⅠ」を発動、森の賢王を降伏させます。
薬草採取を終えてエ・ランテルに戻った一行でしたが、モモンは従えた森の賢王を冒険者組合で魔獣登録するため、一度ンフィーレアたちと別行動をとることにします。ンフィーレアと『漆黒の剣』メンバーは一足先にバレアレ工房に戻りますが、そこにクレマンティーヌがンフィーレアを狙って現れます。
第8話「死を切り裂く双剣」のあらすじネタバレ
モモンは森の賢王を「ハムスケ」と名付け冒険者組合で登録し、バレアレ工房に向かいました。途中で出会ったンフィーレアの祖母のリイジーと共に工房に到着しますが、工房にいたのはゾンビとなった『漆黒の剣』メンバーでした。モモンは仕方なく元漆黒の件メンバーたちを倒し、行方が知れないンフィーレアを探しに行きます。
ロケートオブジェクトを使用しンフィーレアが墓地にいることを知ったモモンは、その周囲に大量のアンデットが発生していることに気づきます。モモンはンフィーレア救出のついでに、アンデット発生事件も解決することで冒険者モモンの名を広めることを画策します。
墓地では、アンデットのあまりの数の多さに衛兵が退却を余儀なくされていましたが、そこにハムスケに乗ったモモンとナーベが現れ、一瞬で門の周囲のアンデットを殲滅します。墓地の奥で、モモンは怪しげな儀式を行うカジットとその部下、そしてクレマンティーヌに出会います。モモンはカジットたちをナーベに任せ、自身はクレマンティーヌと相対します。
第9話「漆黒の戦士」のあらすじネタバレ
カジットは、魔法に絶対の耐性を持つスケリトルドラゴンを呼び出しナーベを襲わせますが、ナーベは肉体能力だけでスケリトルドラゴンを押し返し、カジットを驚愕させます。さらにモモンから「ナザリックが威を示せ」と命じられたことで、制限していた魔法を解放、スケリトルドラゴンごとカジットを葬り去ります。
一方、動こうとしないモモンに対し、クレマンティーヌはモモンの兜の隙間を狙って攻撃、スティレットをモモンの眼孔部分に突き刺したことで勝利を確信しますが、モモンにより腰を抱きしめられ拘束されてしまいます。モモンが死なないことに驚愕するクレマンティーヌに対して、モモンは鎧の魔法を解いて真の姿であるオーバーロード族特有の骸骨の顔をさらし、そのままゆっくりとクレマンティーヌを絞め殺すのでした。
戦闘が終わり、モモンは「叡者の額冠」を装着され正気を失った状態のンフィーレアを発見、叡者の額冠を破壊して救出します。この事件を解決したことで、モモンはミスリル冒険者に昇格しました。しかしそんな中、アルベドから連絡が入ります。その内容は、階層守護者の一人シャルティアが反旗を翻したというものでした。
第10話「真祖」のあらすじネタバレ
シャルティア、執事セバス、戦闘メイド・ソリュシャンらは、冒険者を演じるモモンたちとは別働隊で人間社会に潜入していました。3人は馬車で移動中、現地で雇ったザックという男の計画で武装した集団に襲撃されますが、これを一蹴、男の一人から寝ぐらを聞き出します。セバスとソリュシャンは王都での情報を継続することとし、シャルティアが単独でその寝ぐらに向かうことにしました。
寝ぐらに到着したシャルティアの前に、かつて王国戦士長と互角に戦ったブレインという男が現れます。シャルティアがヴァンパイアであることに即座に気づいたブレインは、自身が持つ最速の武技でシャルティアを迎撃しようとしますが、シャルティアはこの剣を指で挟むだけで止めてしまいます。続く攻撃も全て小指1本で防がれたブレインは、自らの弱さに絶望し、シャルティアのもとから逃げ出しました。
ブレインに逃げられたシャルティアは『血の狂乱』を発動、真の姿を現します。逃げ惑う冒険者たちを追うシャルティアでしたが、ある集団の中にいた一人の老婆に怪しげな術をかけられ精神支配を受けてしまいます。薄れゆく意識の中、なんとか攻撃を繰り出し老婆とその盾役の男を倒しますが、精神支配からは解放されませんでした。
ナザリックに戻ったアインズは、しもべのリストでシャルティアのステータスを確認、何者かの精神支配により敵対行動を取っている状態であることがわかりました。アインズはなぜシャルティアが精神支配を受けたのかを確かめるべく、シャルティアの元へ向かいます。
第11話「混乱と把握」のあらすじネタバレ
アインズがシャルティアの元に到着すると、シャルティアは精神支配を受けそのまま放置された状態でした。物言わず無表情で立ちすくむシャルティアに対し、アインズは超レアアイテム『シューティングスター』を使用し超位魔法『星に願いを』を発動しますが、願いは聞き届けられませんでした。超位魔法がきかないことから、シャルティアに使用されたのはより上位の存在であるワールドアイテムであることがわかりました。
一度ナザリックに戻ったアインズは、シャルティアに対して単騎で挑むことをアルベドに告げます。シャルティアは能力構成的にアンデットの魔法詠唱者であるアインズにとって天敵のような存在でしたが、アインズは必ず勝ってナザリックに戻ることを宣言、戦いに向かいます。
第12話「鮮血の戦乙女」のあらすじネタバレ
再びシャルティアのいる森の近くに転移したアインズは、周囲を警戒しながら戦いの準備を進めます。ワールドアイテム保有者や、アインズ達に敵対する者が周囲にいないかを確かめたかったからですが、その存在を確認できないままにシャルティアとの戦いに突入していきます。
アインズとシャルティアは、激しいスキルと上位魔法のやりとりを繰りかえし、互いにHPとMPを削り取っていきます。そんな中、どちらも先にMPがほとんど底を尽き、あとは近接戦によるHPの削りあいのみが残るかに見えました。圧倒的な近接戦能力を持つシャルティアはこの時点で勝利を確信しますが、対してアインズはシャルティアが予想通りにMPを使い切ってくれたことに感謝の言葉を発します。
第13話「PVN」のあらすじネタバレ
アインズは、PVP(プレイヤー対プレイヤー)の戦いにおいては、相手に虚偽の情報を掴ませることが何より重要だと語ります。アインズは戦士化の魔法「パーフェクト・ウォーリアー」を詠唱、さらにアインズ・ウール・ゴウン内で最強戦士だった「たっち・みー」の鎧を着用します。最初から接近戦で決着をつけるつもりで、シャルティアの行動をうまく誘導していたのです。
さらにアインズは、シャルティアの創造主であるペロロンチーノの武器である弓「ゲイ・ボウ」や、巨大な斧「血を啜り肉を喰らう」など、かつてアインズ・ウール・ゴウンの仲間だった人物達の武器を次々と召喚、シャルティアのHPを削っていきます。シャルティアのHPが十分に少なくなった段階で、残りのMPで超位魔法「フォールンダウン」を発動、シャルティアを倒すことに成功します。
ナザリックに戻ったのち、アインズは5億枚の金貨を使い、シャルティア復活の儀を行います。ユグドラシルと同様の方法で無事にシャルティアを復活させることができ、かつ一度死んだ事でシャルティアにかけられていた精神支配も解除されました。アインズはシャルティアに精神支配をかけた相手に借りを返すべく、より積極的に異世界攻略に乗り出すことを決意するのでした。
以上が、2015年に放送されたTVアニメ『オーバーロード』第1期全13話のあらすじです。続いて次項から、TVアニメ『オーバーロード』第2期のあらすじを、引き続きネタバレで紹介していきます。『オーバーロード』第2期では登場キャラクターも一気に増え、物語はさらなる広がりを見せていきます。
オーバーロード第2期のあらすじをネタバレ!
第1話「絶望の幕開け」のあらすじネタバレ
シャルティアの精神支配騒動も落ち着いた頃、本拠地ナザリックでは、アインズとアルベドがこれまでに収集した情報についての報告会を行なっていました。その後アインズは玉座の間にてコキュートスと謁見、コキュートスを異世界転移後のナザリックとしては初になる戦争の責任者に任命します。
ある日、リザードマンの部族の一つ『グリーンクロウ』の集落で、族長シャースーリューとその弟ザリュースが新たに作った生け簀の様子を見ていたところ、空に怪しげな黒雲が立ちこめます。族長たちが村に戻ると、黒雲からは強大なオーバーロード族のアンデットが現れ、リザードマンたちに死の宣告をしてきます。
第2話「旅立ち」のあらすじネタバレ
アンデットは、8日後にここ『グリーンクロウ』の集落を「2番目の供物」として攻め落とすことを告げ、去って行きました。グリーンクロウでは知識ある者たちを集めて今後の対策を練りますが、ザリュースは戦うべきだと主張、さらに他のリザードマンの4部族とも組むことを提案し、交流のない2部族への使者として自ら立候補します。
レッドアイ部族を訪れたザリュースは、珍しいアルビノの白い身体を持つ族長代理『クルシュ』と面会、出会いがしらに「結婚してくれ」と告げます。クルシュはレッドアイは逃げるつもりだと伝えますが、ザリュースからの提案・説得を受け、グリーンクロウに協力することに同意、共にドラゴンタスクの集落に向かいます。ドラゴンタスクでは族長『ゼンベル』が「信じるのは強者のみ」と告げ、ザリュースに決闘を要求します。
第3話「集う、蜥蜴人」のあらすじネタバレ
激突するゼンベルとザリュースでしたが、ゼンベルの爪による激しい攻撃をザリュースは氷の魔法剣『フロストペイン』で受け続けることで、ゼンベルの体を次第に冷気で冷やし、動けなくさせることで勝利します。ゼンベルがザリュースを認めたことで、ドラゴンタスクもグリーンクロウらとともに戦うことになりました。戦いに備え、アンデットが最初に襲うと予告したレーザーテイルの部族に5部族が集まります。
予告された日、再び暗雲が立ち込め、アンデットの軍勢が襲ってきます。激しい戦闘となりますが、意外にもアンデットは数に任せて攻めるだけであり、次第にリザードマンたちが優勢になって行きます。コキュートスは切り札であるエルダーリッチに出撃を命じます。強力な魔法を使うエルダーリッチにリザードマンは苦戦しますが、油断したエルダーリッチの頭部にザリュースがフロストペインを突き立て、辛くも勝利します。
第4話「死の軍勢」のあらすじネタバレ
ナザリック玉座の間では、コキュートスの処遇について会議が開かれていました。アインズはコキュートスの敗戦の責任はさほど責めず、その代わり引き続きリザードマンを一人で殲滅するように命じます。しかし、コキュートスからの「将来強いリザードマンが現れることを期待して、殲滅するのではなく忠誠心を植え付けて支配するほうがよい」との提案を受け、リザードマンに対して恐怖によらない支配をすることを決めます。
リザードマンたちは勝利に喜び、宴を開いていましたが、そこに再びアンデットの軍勢が現れます。天候をも操る第六位階魔法を使用するアインズの姿に青ざめつつ、シャースリューとザリュースがリザードマンの代表としてアインズの面前に立ちました。アインズはリザードマンを支配下に入れることが望みだと伝えつつも、「一度勝った相手に支配されたくはないだろう」と、4時間後の再戦を提案し去っていきます。
第5話「氷結の武神」のあらすじネタバレ
4時間後、アンデット軍勢の前方中心部にコキュートスが現れます。コキュートスは氷の柱を生み出し、柱より自分側は死地であるとリザードマンたちに告げます。クルシュを除く族長たちと年老いた戦士たちは、若い戦士や女子供を残し、死地に赴いていきました。最後まで工夫をして攻撃を繰り出していったリザードマン勢でしたが、一度もコキュートスにダメージを与えることなく、最後の一人であるザリュースまでやられてしまいます。
戦闘が終わったことで、今後リザードマンたちにはコキュートスによる「恐怖によらない統治」が行われることとなりました。震えるクルシュに、アインズはザリュースの復活と引き換えにリザードマンたちが裏切らないか内部から監視して欲しいと提案、クルシュは苦悩しつつもこれを了承し、ザリュースはアインズの手で生き返らせられます。復活したザリュースは、アインズの死すらも操る力を知り、絶対の忠誠を誓うのでした。
第6話「拾う者、拾われる者」のあらすじネタバレ
王都に潜伏して情報収集を行っているセバスは、ある日、裏路地で体中傷だらけの少女を発見します。少女がセバスに助けを求めたことから、セバスは少女を潜伏先に少女を連れ帰ることにしました。セバスから少女の治療を命じられたソリュシャンは、セバスの人間に対するお節介とも思える行動に不信感を抱きます。
その頃、以前シャルティアに恐怖して逃げ出したブレインがガゼフの家で目覚めます。シャルティアに手も足も出なかったことで完全に心が折れ、死のうとするブレインを、ガゼフは引き止め食事を取らせます。同じ頃、冒険者チーム『蒼の薔薇』は、犯罪組織・八本指が管理する麻薬畑を焼き払っていました。任務中、蒼の薔薇のマジックキャスターであるイビルアイは、八本指のものと思われる暗号の書かれた文書を見つけます。
第7話「蒼の薔薇」のあらすじネタバレ
王都では、ラナー王女付きの兵士・クライムが鍛錬に精を出していました。そこに王国戦士長のガゼフが現れ、クライムに稽古をつけることになります。剣だけでなく手や足など全てを武器として戦うのが良いという有益なアドバイスを受けたクライムは、鍛錬を終えてラナーの元へと向かいます。ラナーの部屋を訪れると、そこにはラナーと、蒼の薔薇のラキュースおよびティナがいました。
ラキュースが先日の麻薬畑襲撃で手に入れた暗号文を渡すと、ラナーは瞬時に解読します。暗号文には八本指の他の部門の拠点が記されていました。ラキュースは、ラナーに自分たちで襲撃することを提案、蒼の薔薇の他のメンバーにもこの襲撃計画を伝えるようクライムに伝言を頼みます。
その頃、セバスたちの屋敷に、巡回士のスタッファンと娼館の人間であるサキュロントという男が現れ、先日セバスが助けた少女・ツアレの身を引き渡すように要求、2日後に返事をもらいに来ると告げて去っていきました。面倒ごとになってもツアレを放りだそうとしないセバスの様子を見て、ソリュシャンはアインズに対し「セバスに裏切りの可能性がある」と報告します。
第8話「少年の思い」のあらすじネタバレ
クライムが『蒼の薔薇』のガガーランとイビルアイへの伝言を終え、帰路に着くと、少年が悪漢たちに足蹴にされている場面に出くわしました。そこにセバスが現れ、悪漢たちを一瞬で倒してしまいます。クライムはセバスの強さに感銘を受け、教えを乞うのでした。セバスが放つ濃厚な殺気に耐え切ったクライムに対し、「生きることを諦めてしまうと死んでしまうことがある」とセバスは語り、生き残ったクライムを祝福します。
その様子を蔭で見ていたブレインが飛び出してきて、クライムに何故耐えられたのか問いただします。「ただ主人のことを思っていたら立っていられた」と返すクライムに対しブレインは納得が行きませんが、セバスにそれこそがクライムの強さだと諭されます。「誰かのために」などという想いを持たずひたすらに剣の技を磨いてきたブレインには、大きな衝撃となりました。
そこに路地の一方から3人、反対から2人の暗殺者が現れ、セバスたちは挟み撃ちにされます。セバスは2人組の方をクライムとブレインに任せることにします。セバスとブレインは相手を余裕で殲滅、クライムは苦戦するものの、鍛錬でガゼフに褒められた大上段からの一撃により暗殺者を倒すことに成功します。セバスは尋問を行い、セバスを脅迫してきたサキュロントの刺客であることを確認、サキュロントの娼館をつぶすことにします。
第9話「舞い上がる火の粉」のあらすじネタバレ
ツアレが働かされていた娼館に到着し、セバスは正面から、ブレインとクライムは裏口から突入していきます。セバスを脅迫しにきた一人である巡回使のスタッファンが、娼館の地下の一室で無抵抗な女性を殴りつけているのを見たセバスは、生きる価値なしと一撃でスタッファンを蹴り殺します。
一方、ブレインと二手に分かれたクライムのもとに、六腕のサキュロントと娼館部門長のコッコドールが現れます。襲いかかるサキュロントを迎え撃つクライムでしたが、サキュロントの幻術の魔法を駆使した剣術に苦戦します。そこにブレインが間に合い、武技『領域』を発動、サキュロントを倒します。戦闘後セバスも合流、コッコドールを含む娼館の関係者を王国兵士に引き渡した3人は、それぞれ帰路に着くのでした。
第10話「王都動乱序章」のあらすじネタバレ
屋敷に戻ると、アインズ、デミウルゴス、コキュートスがセバスを待ち構えていました。アインズは、セバスがツアレを拾ったことで不要な騒動に巻き込まれたことを責め、ツアレを殺すように命じます。命令には逆らえず、セバスはツアレに向けて本気の一撃放ちますが、直前でコキュートスにより防がれます。セバスの本気を見て裏切りの疑いは晴れたとし、アインズはツアレを生かすことを許可するのでした。
一方、王宮では、ラナーと蒼の薔薇が八本指の拠点襲撃の計画を練っていました。ラナーはレエブン公と第二王子に協力を依頼、本来知るはずもない事実を次々と指摘するラナーの知略に驚愕しつつ、レエブン公らは要請を了承します。ラナーは2人に自分の本性を見せ、本当は犬のようになついてくるクライムを鎖につなぎ、屋敷に閉じ込めたいのだと恍惚と語るのでした。
ある日、出かけていたセバスとソリュシャンが屋敷に戻ると、ツアレが何者かに連れ去られていました。セバスからのツアレ救出の支援依頼を受け、アインズはアルベドにセバスへの支援を命じます。取るに足らない人間に対し何故そのようなことをするのかと訝りつつ、アルベドはツアレ救出の支援を了承します。アルベドはアインズとの通話後、「アインズ・ウール・ゴウンか……くだらない」と一人吐き捨てるのでした。
第11話「ヤルダバオト」のあらすじネタバレ
屋敷では、デミウルゴスが指揮を取り、ツアレ救出と並行での八本指の拠点の襲撃計画が立てられていました。また王城でも蒼の薔薇の指揮のもと、八本指への襲撃準備が進められていました。クライムたちが担当する拠点に到着すると、セバスもツアレ救出のために同じ拠点に現れます。セバスとクライムたちはチームを組み、セバスが正面から六腕と対決、その隙にクライムたちがツアレを救出することにします。
麻薬部門長ヒルマの屋敷にはエントマとマーレが潜入しました。そこに青の薔薇のメンバー・ガガーランとティアが現れ戦闘になりますが、エントマに全く歯が立ちません。とどめを刺されそうになったその時、空からイビルアイが現れます。イビルアイの殺虫魔法はエントマには効果抜群で、怪我を回復させたガガーランらとともにエントマを倒すことに成功します。
しかしそこに突如として仮面をまとったデミウルゴスが現れます。イビルアイは仮面の男の化け物じみた強さに気づき、ティアとガガーランに逃がそうとしますが、仮面の男は炎の魔法による一撃で二人を絶命させてしまいます。激昂したイビルアイは仮面の男に攻撃しますが、全て無効化されてしまい、絶体絶命かと思われたその時、空から漆黒の鎧をまとった戦士モモンが降り立ちます。
第12話「動乱最終決戦」のあらすじネタバレ
クラウスとブレインらは、途中で六腕のリーダーであるゼロと出会ってしまいます。ブレインが実力が拮抗するゼロを倒せずにいたところ、現れたのがセバスです。セバスは建物の正面側にいた他の六腕を全て倒し、本物のツアレも救出していました。激昂したゼロが放った懇親の一撃をセバスは真正面から受けますが、少しもダメージを受けることはなく、かかと落としによる一撃でゼロを絶命させたのでした。
一方、モモンが仮面の男と向き合うと、男は自らを『ヤルダバオト』と名乗りました。モモンはイビルアイが巻き込まれないよう、抱きかかえて守りながら戦っていましたが、ヤルダバオト(デミウルゴス)はその場を引くことにします。余裕に見せていたモモンでしたが、実際のところは依頼されたままに騒ぎの場所に飛び降りただけで、デミウルゴスが何を考えているのか全く分からず、途方にくれるのでした。
モモンがイビルアイからこの世界の蘇生魔法について教えてもらっていると、突然王都の一部に炎の壁が吹き上がります。仮面の悪魔ヤルダバオドが、炎により王都の民を捉えたのでした。王女ラナーは冒険者に招集をかけ、民を救出するための作戦を立てます。ラナーの作戦は、冒険者たちで悪魔の軍勢を引き付け、その隙に高い戦闘力を持つモモン、ナーベ、イビルアイが中心部のヤルダバオトを急襲するというものでした。
第13話「最強最高の切り札」のあらすじネタバレ
炎の壁の内側に侵入した冒険者たちは、民間人を保護しながら、モンスターの群れと戦闘に入っていきます。苦戦する冒険者たちの前に、冒険者モモンがまたしても空から降り立ち、近辺のモンスターを一掃、中心部に向かっていきます。市民救出に向かっていたブレインらは、因縁のシャルティアを発見、対峙します。
シャルティアはブレインのことを覚えていませんでしたが、ブレインは自身の剣技でシャルティアの指の爪を僅かに切り落とすことに成功、果てのない遠さに感じていた場所に僅かでも届いたことに歓喜します。そのとき、アインズがヤルダバオトのもとに到着、大きな衝撃音が鳴り響き、シャルティアがそちらに気を取られた隙にブレインは逃げます。
ナーベとイビルアイにヤルダバオトの横に立つ5人のメイドを任せ、ヤルダバオトとの戦闘に突入したモモンは、イビルアイの目の届かない隙にある建物に侵入、ヤルダバオトもといデミウルゴスに計画の意図を話すように命じます。デミウルゴスは、悪評を魔王ヤルダバオドに受けさせつつ、冒険者モモンの引き立たせるためにこの事件を引き起こしていたことが判明します。
イビルアイたちが闘う場に、デミウルゴスが吹き飛ばされてきます。モモンとデミウルゴスはしばらく死闘を演じ、頃合いを見てデミウルゴスが休戦を提案、その場を退いていきます。イビルアイに促され、モモンは勝利の雄たけびを上げるのでした。
その頃、バハルス帝国では、若き皇帝がオーバーロード族のアインズ・ウール・ゴウンなる人物に関する調査報告を聞いていました。魔法使いのじいは「アインズ・ウール・ゴウンが実在するのであれば、自分と同等またはそれ以上の魔法を使えるだろう」と述べます。皇帝は、アダマンタイト級冒険者モモンについても情報が欲しいと告げるのでした。以上がTVアニメ『オーバーロード』2期のあらすじネタバレ紹介になります。
オーバーロードのキャラクターを紹介
それではここからTVアニメ『オーバーロード』に登場する主要なキャラクターを紹介します。『オーバーロード』には多くの魅力的なキャラクターが登場しますが、特にアニメ『オーバーロード』1期2期を通じて登場するナザリック地下大墳墓のメンバーは、2期では随所に裏切り説が出てくるなど、一筋縄ではいかないキャラクター性の移り変わりを見せています。
骸骨の見た目を持つ最強の魔法詠唱者「モモンガ」
『オーバーロード』の主人公です。現実世界では鈴木悟(すずきさとる)という平凡なサラリーマンでしたが、DMMO『ユグドラシル』のサービス最終日、オーバーロード族のモモンガというゲーム内の設定のまま異世界に転移してしまいます。転移後はギルド名である「アインズ・ウール・ゴウン」を名乗り、流れで異世界を制圧することになっていきます。転移後の世界の基準からすると常軌を逸するレベルの戦闘力を持ちます。
慈悲深き純白の悪魔「アルベド」
『オーバーロード』のヒロインです。ナザリック地下大墳墓で守護者統括の任を与えられていて、ナザリックの全NPCを統べる存在でもあります。ユグドラシルの最終日、モモンガがアルベドの設定文の「ちなみにビッチである。」を「モモンガを愛している。」に変更したことから、異世界への転移で意思を持つようになって以降アインズに一途な好意を向けるようになります。守護者トップレベルのHPと防御力を持ちます。
鮮血の戦乙女「シャルティア」
NPC階層守護者の一人で、ナザリック地下大墳墓の第1〜第3階層「墳墓」を守る任を与えられています。14歳程度の外見、貧乳を気にしている、ネクロフィリア(屍体愛好者)であるなど、製作者であるペロロンチーノから様々な設定を盛り込まれています。種族は吸血鬼で、攻撃特化の職業構成を持ち、直接的な戦闘力は『オーバーロード』内でも最強クラスであり、階層守護者の序列第1位を誇ります。
炎獄の造物主「デミウルゴス」
NPC階層守護者の一人で、ナザリック地下大墳墓の第7階層「溶岩」を守る任を与えられています。ナザリック内で最高の知略を誇り、あまりにアインズの先を行く思考から、『オーバーロード』2期のヤルダバオドの一件では裏切りなのかと思わせる一面もありました。基礎的な戦闘能力は守護者内でも最弱ですが、レベル40以下の者を絶対的に支配する『支配の呪言』という、転移後の世界では無敵に近いスキルを持ちます。
凍河の支配者「コキュートス」
NPC階層守護者の一人で、ナザリック地下大墳墓の第7階層「氷河」を守る任を与えられています。性格・コンセプトデザインともに武人の設定であることから、たとえ敵であっても戦士としての気概を見せた相手には一定の敬意を表すという特徴があります。戦闘力は、階層守護者内では同率序列3位です。武器に限った戦闘では『オーバーロード』内で最強クラスですが、MPや魔法攻撃力のみを見ると低い水準にあります。
ナザリック地下大墳墓執事「セバス」
ナザリック地下大墳墓の第9、10階層に配置されたNPCです。執事設定のため、厳密には守護者ではありませんが、他の階層守護者と同格に扱われています。制作者の『たっち・みー』が「弱きを助けずに強者を名乗れるはずがない」をモットーとしていたため、セバスも弱者救済を良しとする傾向が強く、『オーバーロード』2期ではその優しさ故、裏切りを疑われる場面もありました。種族は竜人で、肉弾戦では随一の強さを誇ります。
オーバーロードの第1期と第2期をおさらいして第3期に備えよう!
以上、TVアニメ『オーバーロード』第1期と第2期のあらすじネタバレと、主要キャラクターの紹介でした。アニメ『オーバーロード』第3期の放映も2018年7月からと目前に迫っています。ぜひ『オーバーロード』2期までの内容をしっかりとおさらいし、第3期の展開を楽しみに待ちましょう!