2018年05月08日公開
2018年05月08日更新
ナルトの中忍試験編が面白い!予選第1・第2の試験内容と結果を紹介
『NARUTO-ナルト-』の「中忍試験編」は、数ある『NARUTO-ナルト-』のエピソードの中でも高い人気を誇ります。曲者ぞろいなライバルたちや、「リーダーの資質」を試す一筋縄ではいかない試験、その中で成長していくナルトたち第7班、そして後々の展開に繋がる強敵の登場。これらがバランス良く組み込まれたエピソードが「中忍試験編」です。今回は『NARUTO-ナルト-』の人気エピソード「中忍試験編」から予選第1・第2試験に大注目!その内容や結果を紹介します。
目次
- NARUTO-ナルト-とは?
- NARUTO-ナルト-中忍試験に挑む第7班の仲間を紹介!
- NARUTO-ナルト-物語は中忍試験編へ
- NARUTO-ナルト-中忍試験のライバルたち①危険度未知数!砂隠れの三人衆
- NARUTO-ナルト-中忍試験のライバルたち②ナルトたちの同期や先輩も参戦!木ノ葉の若き忍たち
- NARUTO-ナルト-中忍試験のライバルたち③その他の忍者も曲者揃い
- NARUTO-ナルト-中忍試験予選第1試験は筆記試験!その内容は?
- NARUTO-ナルト-中忍試験予選第1試験攻略のカギはカンニングと勇気あり?
- NARUTO-ナルト-中忍試験予選第1試験の結果は?
- NARUTO-ナルト-中忍試験予選第2試験は巻物争奪サバイバル!その内容は?
- NARUTO-ナルト-中忍試験予選第2試験でナルトとサスケがピンチ!大蛇丸登場
- NARUTO-ナルト-中忍試験予選第2試験木ノ葉隠れvs音隠れ!サクラの決意は?
- NARUTO-ナルト-中忍試験予選第2試験でサスケに異変が
- NARUTO-ナルト-中忍試験予選第2試験の結果は?
- NARUTO-ナルト-アニメオリジナルの2回目の中忍試験編!
- NARUTO-ナルト-の中忍試験編は魅力的なライバルや今後に繋がる展開が面白い!
NARUTO-ナルト-とは?
『NARUTO-ナルト-』は1999年から2014年にかけて週刊少年ジャンプで連載されました。木ノ葉隠れの里に暮らす少年・うずまきナルトが、仲間や強敵との出会いと別れの中で成長し、ひとりぼっちの落ちこぼれ忍者から、里を背負って立つ一番の忍者・火影(ほかげ)を目指す物語です。
『NARUTO-ナルト-』は、多彩な忍術バトルや、さまざまに描かれる人の絆、真っ直ぐ自分を貫くナルトが周りを巻き込み変えていく姿が人気となり、週刊少年ジャンプを代表する作品の1つになりました。アニメ化も物語の完結まで行われ、その人気は現在も衰えを知りません。
『NARUTO-ナルト-』には「波の国編」や「サスケ奪還編」など、さまざまなエピソードがあります。その中でも、ナルトたちが中忍を目指し試験に挑む「中忍試験編」は、高い人気があります。ナルトたちが挑む中忍試験は、いくつかの予選試験を経て本戦に出場する忍を決定するというシステム。今回は、その予選試験から第1試験と第2試験に注目し、その内容や結果を紹介します。
NARUTO-ナルト-中忍試験に挑む第7班の仲間を紹介!
意外性No.1の主人公!うずまきナルト
『NARUTO-ナルト-』の主人公うずまきナルトは、忍者学校の成績は最下位、「下忍」になるための卒業試験に3回連続で落第する落ちこぼれ。しかし、3回目の卒業試験の後、ナルトの代表忍術でもある「影分身の術」を習得し、晴れて下忍になりました。忍者としてのレベルはまだまだですが、あきらめない心と柔軟な発想で実力差を埋め道を拓く、木ノ葉隠れの里の意外性No.1忍者です。
ナルトには、ある秘密があります。それは、12年前木ノ葉の里を襲い多くの犠牲を出した化け狐「九尾」をその身に封印されているということです。事情を知る大人からは化物として扱われ、子どもからも爪弾きにされていました。しかし、ナルトは「火影になって皆に自分のことを認めさせる」という強い意志でどんな困難にも立ち向かい、ナルトへの評価だけでなく、周囲の人々の心も変えて、大きなうずを作っていきます。
ナルトのライバルにして天才復讐者!うちはサスケ
うちはサスケは、ナルトと同じ第7班に所属する下忍です。忍者学校の成績は卒業生中トップで、忍術・体術全てにおいて同年代の忍より優秀。加えてクールな性格と整った容姿から、サクラなど多くの女の子にモテています。ナルトからは「スカした態度」とサクラのことを理由に勝手にライバル視されており、当初はナルトを見下し相手にしなかったサスケですが、任務を共にしナルトを知る中で、彼をライバルと認めていきます。
サスケが忍者になったのは、かつて自分を残して皆殺しにされた「うちは一族」の復興と、一族皆殺しの主犯である兄・うちはイタチを殺すためです。サスケは復讐のためだけに生き、自らの技を研ぎ澄まし、木ノ葉の下忍でもトップクラスの力を手に入れました。ナルトたち第7班との関わりのなかで、サスケの心の闇にも光が差しつつありましたが、それが後に、復讐者として力を求めるきっかけにもなってしまいます。
恋する乙女にはウラがある?春野サクラ
春野サクラは、第7班班に所属するくノ一の女の子です。サスケに恋心を抱いており、サスケに因縁をつけたり、自分に絡んでくるナルトを邪魔者に思っていましたが、自分を貫き周囲を変えていくナルトの姿を見て、ナルトを認めるようになりました。少し精神的に脆い一面もありますが、中忍試験をきっかけに、サクラもたくましく成長していきます。
普段は頭脳明晰な優等生、とくにサスケの前では恋する少女の面が前に出ています。しかし、その内心には強気で計算高い「内なるサクラ」を持つ、弱さと強さの同居した「ウラ」と「オモテ」のある女の子です。
意外と頼れる先生?はたけカカシ
はたけカカシは、ナルトたち第7班をまとめる「上忍」です。普段はぼんやりとした、頼りがいを感じないダメ先生ですが、忍としての実力は凄腕で、ナルトたち3人が束になっても全く相手にならないほど。額当てに隠された左目には、相手の技を見極めコピーしてしまう特殊な眼「写輪眼」が隠されており、千以上の術をコピーした「写輪眼のカカシ」の異名で、多くの忍に恐れられています。
NARUTO-ナルト-物語は中忍試験編へ
波の国における、霧隠れの鬼人・桃地再不斬(ももちざぶざ)との戦いから生還し、木ノ葉隠れの里に戻ったナルトたちは、下忍が中忍になるための「中忍試験」が行われることが決まり、里に各国の隠れの里の忍が集まっていることを知ります。これまでの経験から実力十分と判断したカカシの推薦を受け、ナルトたち第7班は、中忍試験に挑むことになりました。
NARUTO-ナルト-中忍試験のライバルたち①危険度未知数!砂隠れの三人衆
我愛羅(があら)、カンクロウ、テマリは、ナルトたちが木ノ葉の里に帰って最初に接触した、砂隠れの里の下忍です。予選第1・第2試験まででは我愛羅が瓢箪の中の砂を、カンクロウが傀儡人形を操ること以外の一切が明かされず、未知の目的と危険性を持った3人として描かれます。
とくに我愛羅は、他の受験者や仲間のカンクロウとテマリからも恐れられる危険な存在であり、予選第2試験では他の受験者を惨殺し、試験を無傷かつ異例の早さで突破する圧倒的な結果と異常性を見せました。実は、我愛羅たちは砂隠れの工作員で、木ノ葉と砂の戦争のため中忍試験を利用し木ノ葉の里に入り込んでいたのですが、木ノ葉隠れの抜け忍・大蛇丸の暗躍と我愛羅の暴走によって、事態は思わぬ方向へと展開していきます。
NARUTO-ナルト-中忍試験のライバルたち②ナルトたちの同期や先輩も参戦!木ノ葉の若き忍たち
第8班
第8班は、ナルトたちと忍者学校で同期だった下忍3人と上忍の夕日紅によるチームです。チャクラを見通す瞳術「白眼(びゃくがん)」を持ち、ナルトに密かに想いを寄せる日向ヒナタ、相棒の忍犬・赤丸とのコンビネーション忍術が得意な犬塚キバ、特殊な虫を身体に飼い使役する油女シノの3人で中忍試験に挑みます。全員が探知系の能力に優れており、それを活かして予選第2試験まで順調に突破しました。
第10班
第10班は、ナルトたちと忍者学校で同期だった下忍3人と上忍の猿飛アスマによるチームです。サクラの恋のライバルで相手の身体に乗り移る「心転身の術」を得意とする山中いの、身体を巨大化させる「倍化の術」による肉弾戦が得意な秋道チョウジ、さまざまな知略と影を操り相手を縛る「影真似の術」が得意な奈良シカマルの3人で中忍試験に挑み、抜群のチームプレイで予選第2試験までを突破しました。
ガイ班
中忍試験には、ナルトたちの先輩にあたる下忍も参加しています。その中でも目立つのが、カカシのライバルを自称する上忍マイト・ガイ率いるガイ班。忍術・幻術の才能は皆無ながら、血の滲む修行によって才能を超える体術を身に着けた努力の天才ロック・リー、ヒナタと同じ日向一族(ただし分家)で相手のチャクラを封じる特殊な柔術の使い手日向ネジ、多種多様な忍具の扱いに長けたテンテンと、実力者揃いです。
中忍試験での注目はロック・リーと日向ネジです。リーは、サクラに一目惚れするも気持ち悪がられるという不憫な役ながら、努力で才能を超えようとするリーの姿勢は、第7班に大きな影響を与えます。ネジは、日向一族の分家と宗家の確執が第3試験中に語られ、生まれで全てが決まるというネジの諦観を、ヒナタやナルトが崩していく物語に注目です。テンテンは、残念ながら活躍のないまま、第3試験予選でテマリに負けてします。
NARUTO-ナルト-中忍試験のライバルたち③その他の忍者も曲者揃い
他に中忍試験を受験する忍者たちも、大蛇丸の命を受け暗躍する音隠れの三人衆や、予選第2試験を前に異様な存在感を見せる草隠れの忍、今回7回目の受験で、さまざまな情報でナルトたちを助けてくれる先輩・薬師カブトなど、個性派の曲者揃いです。とくに、カブトはナルトたちを助けてくれる優しい先輩として振る舞う裏で、大蛇丸の部下としてサスケを監視する、今後の物語でもキーパーソンになる謎の多いキャラクターです。
NARUTO-ナルト-中忍試験予選第1試験は筆記試験!その内容は?
エントリーを終え、中忍試験を受験することになったナルトたち第7班。その中忍試験予選第1試験の内容は、忍としての知識を試す「筆記試験」でした。その試験内容は、全10問の問題を持ち点10点、不正解1問につき1点減点の減点方式で解き、チームメンバーの合計得点で合否の結果が決定されるというもの。つまり、チーム3人の持ち点合計30点をどれだけ守りきれるかという試験内容です。
さらに、試験中にカンニングやそれに準ずる行為をしたとみなされた場合、1回につき持ち点を2点減点され、持ち点が0になったメンバー(正解数0も含む)のいるチームは、強制的に全員が退場・不合格となります。この試験内容にナルトは大慌て。出題された問題は、下忍では答えられないようなものばかりであり、他9問が全くわからないナルトは、試験開始45分後に出題される、最後の10問目に試験結果の全てを賭けます。
NARUTO-ナルト-中忍試験予選第1試験攻略のカギはカンニングと勇気あり?
一見単なる忍の知識を試すような予選第1試験の内容ですが、この試験で真に問われている内容は、知識ではなく情報収集能力です。カンニング行為への減点が明言されているのは、「忍らしくバレない立派なカンニングをせよ」という意味。この予選第1試験の本質は、知識外の問題に対して、試験官に悟られぬように正確な情報を「カンニング」という情報収集で得ることが評価される試験だったのです。
会場には正解を知る忍者が受験生として紛れ込んでいました。その事に気がついた受験者たちは、それぞれの方法でカンニングを行っていきます。サスケは写輪眼で受験生の動きを模倣し、ネジは白眼で解答用紙を透視、カンクロウはあらかじめ試験官の中に自分の傀儡を紛れ込ませ、トイレを利用して解答を聞き出します。その一方で、カンニングに失敗した受験生は容赦なく減点、退場させられていきました。
予選第1試験の攻略のカギは勇気?
試験開始から45分後、第10問目が出題される時間になると、試験官の森乃イビキはルールを追加し、ある選択を受験生に迫ります。それは、第10問目を「受ける」か「受けない」かを選ぶというもの。内容は、「受けない」を選べばその受験生とチームは今回の試験に即不合格・退場となり、「受ける」を選べば、10問目に不正解の場合に今後の中忍試験への受験資格を失うリスクを背負うという、非情な選択でした。
「受ける」を選び10問目に挑戦し、もし不正解なら2回目以降の受験チャンスが無くなり、一生下忍のままが決定されてしまいます。「受けない」を選び、仲間を道連れにしても今回の試験を諦めれば、2回目以降の受験で中忍になる道が残されます。この究極の選択に、多くの受験生が不安に駆られ、2回目以降のチャンスを守るべく「受けない」を選択し、会場を去っていきました。
緊張に満たされる会場の中、ナルトは「怖くなんかねーぞ!」と啖呵を切り、その気迫は他の受験生の不安まで蹴散らします。そのことを察したイビキは、残った受験生たちに「第1試験合格」の結果を申し渡しました。この「受ける」か「受けない」かの選択こそが第10問目であり、中忍に求められる「危険な任務にあっても仲間に勇気を示し突破する能力」を問う、予選第1試験で最も重要な問題だったのです。
NARUTO-ナルト-中忍試験予選第1試験の結果は?
中忍試験予選第1試験は、78名・26チームが合格という結果で終了しました。その中でも、ナルトは他9問を無回答、答案用紙が白紙の状態で第1試験を通過するという前例のない結果を残し、イビキはその意外な結果にナルトを「本当に面白いヤツ」と評価し、将来に期待するような笑みをこぼします。
NARUTO-ナルト-中忍試験予選第2試験は巻物争奪サバイバル!その内容は?
第1試験を通過した面々は、第2試験の試験官みたらしアンコに連れられて、第2試験の会場である演習場、通称「死の森」に向かい、第2試験の内容とルールが説明されました。第2試験は、「死の森」を舞台に、78人・26チームが「天の書」と「地の書」2つの巻物を奪い合う、巻物争奪サバイバルです。
その内容は、試験開始時に26チーム中13チームに「天の巻物」が、残り13チームに「地の巻物」が渡され、5日間「死の森」でサバイバルを行うというものです。合格条件は、期間内に他のチームから巻物を奪い、天地両方の巻物を揃えた状態で、森の中央にある塔までチーム3人揃ってたどり着くこと。期間内に天地の巻物を持って塔にたどり着けなかったり、負傷者などを出して試験続行が不可能となったチームは失格となります。
また、極秘文書を扱う際の信頼性を試すということで、試験の途中で巻物の内容を覗いてしまった場合も失格に。この場合、巻物に仕掛けられた催眠の術式が起動し、試験終了まで「死の森」で無防備に眠ることになります。過酷な環境でのサバイバル能力と、敵の忍との実戦を想定して行われるこの第2試験は、死者が出る可能性もある危険なもの。ナルトたち受験生は、命がけで試験に挑みます。
NARUTO-ナルト-中忍試験予選第2試験でナルトとサスケがピンチ!大蛇丸登場
第2試験開始早々、ナルトたち第7班は2回の襲撃を受けます。1回目は霧隠れの忍の奇襲で、これはサスケの活躍で切り抜けました。しかし、2回目の草隠れの忍の襲撃では、術によってサクラとサスケ、ナルトに分断されてしまいます。そして、サクラとサスケの前に現れた草隠れのくノ一は、殺気だけでサスケとサクラに死を感じさせるほど次元の違う強さを持った、最悪の敵でした。
謎に満ちた草隠れの忍、その正体は、受験生であった草隠れの忍を殺し顔を奪って中忍試験に潜り込んでいた、木ノ葉隠れの抜け忍・大蛇丸でした。伝説の三忍と讃えられる大蛇丸は、圧倒的な強さでサスケと、駆けつけたナルトを手玉に取ります。そして、サスケの強さを確かめるという目的を果たし満足した大蛇丸は、ナルトに封印を、サスケに呪印を施し、第7班の持っていた「天の巻物」を燃やして、去っていきました。
NARUTO-ナルト-中忍試験予選第2試験木ノ葉隠れvs音隠れ!サクラの決意は?
大蛇丸の襲撃の後、ナルトとサスケは目を覚まさず、巻物も失ってしまい途方にくれるサクラの前に、今度は音隠れの三人衆が現れます。サクラはナルトとサスケを守ろうとしますが、音忍との実力差は歴然。しかし、サクラが絶体絶命となったその時、ロック・リーがサクラを助けるため参上します。リーは捨て身の奥義・表蓮華によって音忍の1人を倒す寸前まで追い込みますが、他の音忍の介入でピンチに陥ってしまいます。
目を覚まさないナルトとサスケ、自分を守るため傷つくリーを見て、サクラは自分がいつも守られているだけだったと痛感します。そして、今度は3人を守るため自分が戦うと決意し、音忍たちに立ち向かっていきます。サクラの決死の攻撃は、音忍の意表を突き、一矢報いることに成功しますが、倒すには至りませんでした。
しかし、そんなサクラの姿に突き動かされ、近くで様子を見ていた山中いのたち第10班が助けに入ります。さらに、リーを探していた日向ネジとテンテンも現れ、戦いは木ノ葉の忍と音の忍のにらみ合いに発展しました。
NARUTO-ナルト-中忍試験予選第2試験でサスケに異変が
木ノ葉の忍と音の忍がにらみ合う中、サスケが目を覚まし起き上がります。しかし、その姿は体中に大蛇丸から与えられた呪印が取り巻く、異様なものでした。呪印によって力を得たサスケは、1人で音忍たちを圧倒し、重症を負わせます。その残虐な姿にショックを受けたサクラの静止で、サスケの呪印は鎮まりますが、戦闘続行が不可能と判断した音忍たちは、持っていた「地の巻物」を置いて、その場から逃げ去りました。
NARUTO-ナルト-中忍試験予選第2試験の結果は?
ナルト・サスケ・サクラ
— ☆NARUTO☆ (@naruto_kanketu) February 13, 2015
中忍選抜試験"第二の試験"
無事突破!!#NARUTO完結 pic.twitter.com/L0UnRdCshs
ライバルたちの助けで危機を脱したナルトたち第7班は、その後合流した薬師カブトの協力もあり、なんとか「天の巻物」を得て予選第2試験を突破します。そして、第2試験が終了し、7チーム21人名が第3試験にコマを進める結果となりました。
出典: https://honto.jp
第3試験に進出したのは、木ノ葉の第7班、第8班、第10班、ガイ班、カブト班、そして我愛羅たち砂の三人衆と音忍三人衆です。一番に突破したのは、我愛羅たち砂の忍で、その記録はなんと開始から97分後に突破という驚異的な結果でした。危険生物の跋扈する「死の森」を、巻物を確保した上にわずか1時間足らずで踏破するという信じがたい結果は、試験官のみたらしアンコや他の中忍たちに、驚愕を与えます。
NARUTO-ナルト-アニメオリジナルの2回目の中忍試験編!
2回目の中忍試験編は最初の中忍試験編の2年半後の話
ナルトたちが初めて挑戦した中忍試験は、この後第3試験の本戦が行われる中で、砂隠れの里と大蛇丸による「木ノ葉崩し」が動き出し、中断されてしまいます。結果として、ナルトやサスケは中忍に上がることができず、唯一中忍になることができたのは、試験の中で部隊長としての資質を見せ、推薦を受けたシカマルだけでした。
2回目の中忍試験は、原作では省略されていますが中忍試験編の約2年半後に行われており、アニメではオリジナルエピソードとして、2回目の中忍試験編が描かれました。時期はサスケが木ノ葉を抜けた後、ナルトが自来也との修行で不在の中、サクラやリー、ネジたちが2回目の中忍試験に挑みます。
2回目の中忍試験第1試験も筆記試験なんと試験官はあの2人!
2回目の中忍試験編でも、第1試験の内容は筆記試験です。その試験官は、なんとシカマルとテマリ。ナルトとサスケがいない状態でサクラが2回目の中忍試験に挑めるの?と思われた方もいると思いますが、シカマルが一足先に中忍となり、いのとチョウジの2人になったアスマ班の3人目として、サクラは2回目の中忍試験に挑戦しています。
2回目の中忍試験第1試験では、チームが別々の部屋に入れられ、2つの問題が出題されました。1つ目は、30・40・50点の配点がされた3問のうちどれか1問を解き、3人の合計点を100点にする問題。2つ目は、チームの中から不合格にする1人を選び、3人が同じ答えであれば合格という問題です。
1つ目の問題は、壁を叩いた回数で自分の答える問題を別の部屋に伝え、2つ目の問題は「誰の名前も書かない」という解答で、サクラたちは2回目の第1試験を突破します。1回目の第1試験同様、2回目の第1試験でも、単に問題を解く力ではなく、仲間がどの問題を解くか考え伝達する力、そして仲間を見捨てず信じるチームワークが問われていました。
2回目の中忍試験第2試験は砂隠れの里での巻物争奪サバイバル!
2回目の中忍試験では、第2試験も1回目と同じ、「天」と「地」の巻物争奪サバイバルです。ただし、舞台は砂隠れの里にある「魔の砂漠」。「死の森」以上に過酷な環境の中で、サクラやリー、ヒナタたちは砂や草、滝隠れの忍と激しい戦いを繰り広げます。しかし、途中で風影となった我愛羅の体制に異を唱える砂の忍による、我愛羅暗殺未遂事件が起こり、中忍試験はまた中断されてしまいました。
2回目の中忍試験の結果は?
1回目の中忍試験と同じく最後まで行われなかった2回目の中忍試験ですが、試験中の受験者の行動を評価して、中忍試験の合否を決めることになりました。その結果、サクラやヒナタなどナルトの同期生や、ガイ班は、ネジを除いて中忍に昇進。ネジは我愛羅直々の指名によって、一気に上忍まで昇進します。
NARUTO-ナルト-の中忍試験編は魅力的なライバルや今後に繋がる展開が面白い!
以上、『NARUTO-ナルト-』の人気エピソード「中忍試験編」から第1試験と第2試験に注目し、その内容と結果について紹介しました。「中忍試験編」が『NARUTO-ナルト-』のエピソードでも高い人気を誇る理由は、その試験内容が『NARUTO-ナルト-』の忍をより知ることのできるものであったことに加え、魅力的で個性派なライバルたちが続々と登場し、それぞれの能力を活かして試験を攻略していくところにあります。
さらに、「中忍試験編」は『NARUTO-ナルト-』の物語全体の中で、「序盤の終盤」にあたり、試験を通じたナルトたちの成長や、大蛇丸の暗躍、第3試験以降明らかになる尾獣の力、三代目火影の死など、物語が大きく動き始める直前の、大きなエネルギーを感じることのできるエピソードです。この、今後の展開に繋がっていく物語の「アツさ」も、「中忍試験編」の人気の秘密なのでしょう。
「中忍試験編」は、『NARUTO-ナルト-』原作コミック4巻から13巻までの内容です。第3試験からはトーナメント形式で行われる1体1の戦いになり、我愛羅対リーやナルト対ネジなど名バトルが目白押し。さらに、砂隠れと大蛇丸による「木ノ葉崩し」が決行され、物語が激しく動いていきます。未読の方は、ぜひ「中忍試験編」に、そしてそこから大きく広がる『NARUTO-ナルト-』の物語に、触れてみてください!