【ワンピース】パンクハザード編のあらすじまとめ!ストーリーをネタバレ解説

大人気漫画「ワンピース」のパンクハザード編のストーリーを、あらすじや伏線の考察を含めて紹介します。また、シーザー・クラウンなどのパンクハザード編を語る上で重要な登場人物に関しても、合わせて紹介します。また、ワンピースと言えば欠かせない、登場人物の名言もパンクハザードの名言集としてまとめています。ワンピースの今後の展開を見ていく上では絶対に欠かせないパンクハザード編、ここで復習してみてはいかがでしょうか?

【ワンピース】パンクハザード編のあらすじまとめ!ストーリーをネタバレ解説のイメージ

目次

  1. パンクハザード編とは?
  2. パンクハザード編のあらすじネタバレ
  3. パンクハザード編の主要な登場人物
  4. パンクハザード編のパンクハザードという島の秘密
  5. パンクハザード編の伏線考察
  6. パンクハザード編の名言集
  7. パンクハザード編に関する感想や評価は?
  8. パンクハザード編のあらすじ・ストーリーまとめ

パンクハザード編とは?

この記事では、ワンピースのパンクハザード編のストーリーを、あらすじや伏線の考察を含めて紹介します。また、シーザーなどの重要な登場人物も紹介します。さらに、ワンピースのこれまでの簡単なあらすじも紹介しますので、過去のストーリーを確認したいという方は、あらすじからご覧ください。

ワンピースの作品情報

まずは、ワンピース自体の情報について紹介していきます。また、パンクハザードにたどり着くまでのあらすじも紹介します。ワンピースは、主人公ルフィが海賊王になる夢を持ち、仲間と共に冒険を続けていく物語です。個性豊かな登場人物と、笑いや感動を呼ぶストーリー性が多くの人を引き付けており、ファンも多く、テレビ番組でワンピース関連の特集が組まれることもあります。

ワンピースの原作情報

ワンピースは尾田栄一郎(おだ・えいいちろう)さん作、週刊少年ジャンプに連載されている少年漫画です。1997年34号から連載を開始し、2017年に20周年を迎えました。そして、2018年には900話を超えました。2019年4月現在で、単行本は92巻まで発売され、全世界累計発行部数は4億5000万部を突破しました。そのストーリー性と共感できる登場人物から、常に高い人気を誇る、日本を代表する人気漫画の一つです。

尾田栄一郎さんは1975年1月1日生まれ、熊本県熊本市出身です。高校在学中の1992年に制作した『WANTED!』で、週刊少年ジャンプの手塚賞準入選を受賞、1993年には『一鬼夜行』で第104回ホップ☆ステップ賞に入選します。その後も読み切り漫画をジャンプで発表し、1997年『ワンピース』の連載を開始しました。2015年には「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネス世界記録に認定されました。

ワンピースのアニメ情報

ワンピースのアニメは、1999年10月からフジテレビ系列で放送されています。2019年で20周年を迎え、4月までで880話放送されている、長寿アニメ番組の一つです。かつては水曜日の19:00から放送されていましたが、番組改編が数回行われ、2019年4月現在は日曜日の9:30から30分間で放送されています。漫画とほぼ同じペースで放映するため、時には原作のストーリーに付け加えられることもあります。

ワンピースのアニメは映画化もされており、完全オリジナルストーリーの物から、原作と密接にかかわっているストーリーのものまであります。原作者の尾田先生自身がストーリーやオリジナルの登場人物制作に関わっている物もあり、その完成度からかなりの人気を誇っています。

ワンピースのあらすじ

世は大海賊時代。歴史上で唯一、偉大なる航路(グランドライン)を制覇した海賊王「ゴール・D・ロジャー」が残したという『ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)』をめぐり、多くの海賊が世界へと繰り出していました。

東の海(イーストブルー)のフーシャ村に住んでいる少年、モンキー・D・ルフィも、海賊のシャンクスとの出会いもあり、自身も海賊になる事を夢見ます。シャンクスはルフィとの別れ際に、再開する約束をし、被っていた麦わら帽子をルフィに渡しました。それから10年後、ルフィは「海賊王になる!」という夢と麦わら帽子と共に、一人大海原に漕ぎ出します。ルフィは旅の途中で様々な出会いをし、『麦わらの一味』を結成します。

偉大なる航路の航海は前途多難で、時には七武海の一人を倒し、時には悪事で苦しむ人々の力になり、ついには世界政府に勝負を挑んだりとあらゆる困難が待ち受けていました。しかし、仲間同士の絆と信念で次々に乗り越えていきました。

ところが、やっと航路を半周した所で、一味は一度散り散りになってしまいます。その直後、ルフィは兄エースが海軍につかまったことを知ります。一味が不在の中、他の多くの人々を味方につけて、海軍本部マリンフォードに乗り込みました。しかし善戦むなしく、ルフィはエースを目の前で失いました。

この件で、一度は自分を見失ったルフィですが、残された仲間たちと再び冒険をするために、さらなる強さを求めて、2年間修業をする事にしました。一方、それぞれの地でルフィの戦いの事を知った他の仲間たちもまた、2年後の再会を信じて、それぞれが修行をする事にしました。

2年後、再集結した麦わらの一味は、グランドライン後半の海『新世界』へ踏み出します。そこは『四皇』と呼ばれる、4人の海賊が統べる海です。彼らは自分たちの夢に向かい、その海へ進みだしました。

パンクハザード編について

パンクハザード編のアニメは何話から?

ワンピースのアニメでは、パンクハザード編が始まったのは第579話「上陸!燃える島パンクハザード」です。そして、第628話「大逆転!炸裂ルフィ怒りの鉄拳」まで49話、約1年にわたって放送されていました。

パンクハザード編の原作は何話から?

ワンピースの原作では、パンクハザード編は66巻第655話「パンクハザード」から始まっています。70巻第700話「奴のペース」の最後で、麦わらの一味達は次の国『ドレスローザ』に到着するので、ここまでがパンクハザード編のストーリーの終焉となります。

ONE PIECE.com(ワンピース ドットコム)

パンクハザード編のあらすじネタバレ

ここからは、パンクハザード編のネタバレを含むあらすじを紹介していきます。パンクハザード編では、登場人物がいくつかのグループに分かれて行動していくことで、ストーリーが展開していきます。出来る限り、登場人物のグループごとの動きが時系列で分かるように、あらすじを紹介していきます。

あらすじネタバレ①パンクハザード上陸

海底の人魚島を出発した麦わらの一味は、海上への浮上中に運悪く「白い竜(ホワイト・ストローム)」に遭遇します。これは、海底に突如現れる巨大な白い渦で、飲み込まれると遠い海まで飛ばされてしまいます。ルフィ達も飲み込まれてますが、途中でアイランド・クジラの群れにぶつかって止まります。アイランド・クジラのおかげで海上に出ることが出来ましたが、そこは火の海とログポースの指針を示さない島がありました。

島へ上陸をしたいルフィとそれを止めるナミ、そんな時に突然電伝虫が「緊急信号」を受信しました。ロビンが海軍の罠の可能性を伝えるも、気にせずにとったルフィに聞こえてきたのは、「サムライに殺される…ここはパンクハザード」という男の助けを求める声でした。目の前の島からのSOSと考えたルフィは、島に行く事にします。一方、海軍G-5支部中将スモーカーは一連の通話を盗聴し、彼らもパンクハザードへ向かう事にしました。

ルフィ、ゾロ、ロビン、ウソップが島に上陸すると、そこには「パンクハザード」と「立入禁止」の看板がありました。中に入ると、そこはあらゆる物が燃えていました。さらに進むと、空想上の生物であるはずの竜がおり、しかも人の言葉を話しました。よく見ると竜の後頭部には人間の下半身が突き刺さっていたため、ゾロが竜を退治した後、下半身を竜から引きはがしました。すると、なぜか下半身しかない状態で話し、動き出しました。

あらすじネタバレ②囚われの身に

船に残ったナミ、チョッパー、サンジ、フランキーは突然眠ってしまい、その間に何者かによってどこかに閉じ込められてしまいました。同じ部屋にはバラバラになった顔らしきものがあり、組み立てるとワノ国の侍の生首になり、しかも首だけで生きていました。4人は部屋からの脱出を計る事にしますが、サンジは生首の侍と話をし、「息子を助けに来た」という侍の覚悟を読み取り、一緒に連れ出す事にしました。

4人が追手から逃げていると、子供だらけの部屋にたどり着きます。訳もわからず部屋を通り抜けようとすると、子供たちは泣きながら「助けて」とせがみます。その姿に助ける覚悟を決めたナミと、そのナミの覚悟に動かされた3人は、子供達と共に逃げる事にしました。

一方、島を進むルフィ達は湖にたどり着き、対岸が氷で覆われた大地である事を知ります。そんな時、唯一船に残されたブルックが、他の4人が行方不明である事と船ごと氷の地に連れてこられた事をルフィ達に知らせます。4人を助けるべく、ルフィ達は湖の対岸、氷の地へ渡る事にしました。

スモーカーと彼の右腕であるたしぎ大佐が率いる海軍G-5支部もパンクハザードに到着し、「研究所」と呼ばれる建物まで来ると、出迎えたのは王下七武海の海賊トラファルガー・ローでした。玄関先でにらみ合っていると、建物の中からナミ達&子供達が現れました。実は、4人が捕らえられていたのは研究所だったのです。4人は海軍の姿を見ると、別の出口から脱出するべく再び建物の中を逃げ、海軍は一味を捕まえようとします。

ロー自身も4人がいることは知らないため、突然の事に驚きますが、全員島から出さないために『オペオペの実』の能力を使い、スモーカーの心臓を奪い、たしぎとスモーカーの心を入れ替えてしまいました。そして、一味の4人の心も入れ替えてしまいました。

ルフィ達は対岸に渡る最中に、茶ひげ率いるケンタウロス巡回部隊の猛攻を受けますが、助けに入ったブルックのおかげもあり反撃をし、茶ひげにナミ達が捕まっている研究所まで連れて行かせていました。ルフィ達も戦いの最中のローと海軍に遭遇しましたが、その時は見逃してもらい、無事にナミ達と合流しました。

あらすじネタバレ③海賊同盟

事態を把握した麦わらの一味は、さらに茶ひげから、パンクハザードにはかつて研究所があったが、4年前の事故で多くを失った事、さらに『M』と呼ばれる者が島を牛耳っていることを知ります。そんな中、子供達の病気を調べていたチョッパーは、子供達が覚醒剤の慢性中毒に置かされていることを突き止めます。子供を助けたいチョッパーとナミの心意気を知り、ルフィ・ロビン・ウソップ・フランキーはMに会いに研究所へ向かいます。

一方、生首の侍はルフィが連れてきた下半身と再会しましたが、ブルックが上半身と遭遇したことを知り、目撃場所へ一人向かいます。それを知ったサンジは、生首を研究所から連れ出した責任から、ゾロとブルックと共に後を追います。ナミとチョッパーは子供達と共にその場に残りますが、そこにMが放った刺客イエティCOOL BROTHERSが現れ、ナミ(心が入れ替わっていたため、体はフランキーだった)が連れ去られます。

連れ去られかけたナミ入りフランキーを助けたのは、ローでした。そこで突然、ローから同盟を組むように提案されます。目的は「四皇を引きずり降ろすため」、ルフィはあっさりその提案を受け入れます。その代わり、半ば強制的にローはルフィ達に協力させられる事になります。一方、G-5は子供達の事やパンクハザードの過去から、シーザー・クラウンの関与を疑い、調査を始めます。

あらすじネタバレ④シーザー・クラウンの攻撃

ローの今回の目的は「M=シーザーの誘拐」でした。子供達の所に残ったナミとウソップ以外は、研究所へと向かいます。研究所前でG-5と鉢合わせたルフィ・ロビン・フランキーは、G-5に襲われながらも、そこに現れたシーザーを一度は捕まえます。しかし、彼の空気中の酸素濃度を変化させる力により、ルフィ達とスモーカー、たしぎは気絶させられ、捕まえられてしまいます。

一方、サンジ、ゾロ、ブルックは侍の上半身も発見し、侍を完全に元に戻します。錦えもんと名乗った侍は息子を探すため研究所へ戻ろうとし、3人も共に行く事にします。そんな3人の目の前に毒ガスを持つ巨大なスライムが現れ、追いかけてきました。途中、巨大なキャンディを与えられたスライムは、突然紫色のガス「シノクニ」に変化し、逃げ遅れた者たちを毒ガスで飲みこみながら、サンジ達に襲い掛かってきました。

ナミとウソップは子供達と一緒に待っていましたが、子供たちが薬の禁断症状で暴れだし、さらにルフィ達を捕まえたシーザーが現れて、2人を攻撃し、子供達を連れ帰ってしまいます。何とか助かった2人もまた、研究所へ向かいます。そして、シノクニから研究所へ向かって必死に逃げるサンジ達と遭遇し、一緒に逃げます。間一髪、全員研究所へたどり着き、九死に一生を得ます。

ローとチョッパーは子供達に投与された薬を調べるために、ルフィ達とは別行動で研究所へ行きますが、ローはG-5支部長であるヴェルゴ中将によって捕らえられていまします。実はヴェルゴはシーザー側の人間で、海軍に潜入して中将まで上り詰め、不都合な事実があればもみ消していたのです。捕らえられたルフィ達とローはシノクニの餌食になるところでしたが、うまく逃げだし、研究所内へ侵入します。

海軍とは一時的に協力関係となり、ルフィはシーザー捕獲、スモーカーはヴェルゴに落とし前をつけに、ローはシーザーが製造している「SAD」という薬品の製造室を壊すために、残りのメンバーは島から脱出するために、それぞれが研究所内を走り回ります。そんな中、ヴェルゴは自らの部下であるG-5支部部隊を消すために現れますが、ローの行動を知り、ある人物に連絡を取りました。

あらすじネタバレ⑤ドフラミンゴ登場

ヴェルゴが連絡を取った人物とは、ドンキホーテ・ドフラミンゴでした。実は、SADと言う薬品は「動物系・人造悪魔の実」を作るための物で、シーザーが製造し、それを使用して作った悪魔の実で、ドフラミンゴは四皇・カイドウと取引をしていたのです。ローの裏切りを知ったドフラミンゴは、ヴェルゴにローの抹殺を命じ、ヴェルゴはSAD製造室でローに襲い掛かりました。ピンチに陥るローの元に、スモーカーが現れます。

ヴェルゴの圧倒的な強さの前に苦戦する二人でしたが、最後はローがオペオペの実の能力で切って動けなくし、SAD製造室は破壊されます。その頃、ルフィはシーザーを見つけて攻撃を仕掛けますが、モネの邪魔が入り、逃げだそうとして自ら建物の最下層のゴミ捨て場へ落ちてしまいました。そこにはモモの助と名乗る、一匹の話せる小さな竜がいました。彼は人造悪魔の実を食べてしまい、その様な姿になったのでした。

モモの助からシーザーの非道を聞いたルフィは、竜の持つ飛行能力で地上に戻ることが出来ました。そして、再びシーザーの前に現れたルフィは、シーザーの「大物たちにケンカを売ることになる」と言う脅しにも屈せず、シーザーを殴り飛ばします。シーザーは建物の外へと飛ばされてしまいました。

脱出組の前には、シーザーの手下やユキユキの実の能力者であるモネが襲い掛かります。それぞれの力で退けつつ進んでいくと、禁断症状で薬を欲しがり暴走する子供達とそれを抑えるチョッパーに遭遇します。唯一、正気のモチャは薬を子供たちに与えさせまいとし、全て自分で摂取し急性中毒に陥ってしまいました。その間に、海軍の協力で子供達に鎮静剤を打ち、チョッパーはモチャを治療し、なんとか救うことが出来ました。

あらすじネタバレ⑥盛大な宴

全員が揃い、研究所からの脱出を始めます。一方その頃、研究所の外にはドフラミンゴが派遣した部下・ベビー5&バッファローが、シーザーを発見します。命令により連れて帰ろうとした所に、唯一研究所の外にいたフランキーが攻撃をします。一方、モネはドフラミンゴから研究所を爆破するように命じられましたが、爆破する直前で命尽き果ててしまいます。異常事態に気づいたドフラミンゴは、パンクハザードへ一人向かいます。

全員研究所から無事脱出し、ベビー5達を倒します。そして、シーザーも捕まえる事が出来ました。G-5は船が破壊されているため、迎えを待っている間、モモの助が錦えもんの子供である事が判明し、再会します。また、子供たちはローの能力で体内の薬を出来るだけ取り除かれ、海軍が連れて帰ることになりました。ひと段落したところに、サンジのおいしい料理の香りが立ち込め、敵味方関係なく盛大な宴が開かれました。

G-5が子供達を船に乗せ、麦わらの一味は子供達と別れ、そして自分達もローと侍親子、シーザーを乗せ、次なる目的地『ドレスローザ』に向かって出発します。入れ違いにパンクハザードへ到着したドフラミンゴは、残っていたスモーカーに麦わらの一味の目的地を聞き出そうとし、スモーカーに襲い掛かります。殺されかけたその時、突如青雉が突如現れ、スモーカーを助けます。しかし、なぜここに現れたか、青雉は答えませんでした。

ローはドフラミンゴに、「シーザーと引き換えに、王下七武海をやめろ」と脅しをかけ、ドフラミンゴはそれに応じます。世界各地で混乱が起きるなか、一味の船はドレスローザに到着します。そして、ここから四皇を引きずり降ろすためのローの考えた作戦が本格始動するのです。

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パンクハザード編の主要な登場人物

ここからは、パンクハザード編の主要な登場人物を紹介します。ほとんどの登場人物がパンクハザード編のみとなりますが、シーザーや錦えもんといった、今後のストーリー展開に重要な役割を持つ人物も登場しています。

登場人物①シーザー・クラウン

シーザーは大量殺戮兵器の第一人者である科学者で、かつては海軍に所属しており、Drベガパンクの元同僚でした。現在は懸賞金3億ベリーの賞金首となっていますが、輸送船から脱獄して以来、行方不明となっていました。ガスガスの実の能力者でもあり、あらゆる気体を操ります。空気中の酸素濃度を操ることもできるので、一度はルフィ達をピンチに陥れました。

登場人物②モネ

シーザーの有望な秘書であり、ドンキホーテファミリーの幹部の一人です。その姿は人面鳥であり、ユキユキの実の能力者です。冷静かつ、頭がよく容量もいいため、その能力を攻撃面でも防御面でも最大限に発揮し、ルフィ達に襲い掛かりました。ドフラミンゴに対して強い忠誠心を持っており、最後はドフラミンゴのために、自爆してパンクハザードをすべて破壊しようともしました。

ちなみに、67巻666話の回想シーン、ローがパンクハザードに初上陸した際は、まだ人間でした。他にも、子供たちと接している回想シーンでは人間だったため、ローの能力によって人面鳥となったと推測されています。実際、ワンピース内では、ウソップがそのように推理をしている場面が描かれています。

登場人物③スマイリー

毒を持つ巨大スライムで、シーザー・クラウンのペットです。4年前のパンクハザードを襲った化学兵器の大爆発により、空気中に散乱していた毒ガスをシーザーが圧縮し、サラサラの実モデル『アホロートル』を食べて誕生した生き物です。水が苦手ですが、切れば毒ガスが噴出し、燃やせば大爆発を引き起こします。H2Sガスと言う毒ガス爆弾を体内に取り込み、殺戮ガス「シノクニ」として、あらゆるものに襲い掛かりました。

登場人物④茶ひげ

元海賊で懸賞金8006万ベリー、茶ひげ海賊団の船長でした。現在は、ケンタウロス巡回部隊のボスとして、シーザーの元にいます。新世界で弱り、パンクハザードにたどり着いたところをシーザーに助けられ、ローの能力で下半身がワニのケンタウロスとなりました。初めは敵としてルフィに立ち向かっていましたが、シーザーの裏切りに会い、一時的に協力関係となります。

登場人物⑤イエティCOOL BROTHERS

依頼には確実に応える二人組の殺し屋で、雪国出身の25歳、ロックとスコッチが彼らそれぞれの名前です。巨大な獣人で、全身を毛でおおわれていますが、常に寒さを感じて震えています。いろいろ分かっていることはあるのですが、実際にその姿を見たものはおらず、ワンピース内で描かれている姿でも、顔までは最後まで明かされていません。

登場人物⑥ルン

ワンピースの原作では、69巻第679話の1ページにだけ出てくる人物です。元海賊で、またの名を「マチェーテのルン」、現在はシーザーの部下として、パンクハザード研究所のB棟門番を務めています。クモの下半身を持ち、突き進むルフィの前に立ちはだかりますが、一撃であっさりやられてしまいました。

登場人物⑦シーザー・クラウンの部下たち

鉄筋のスムージ、瓢箪フェン・ボック、縄引きのチャッペなど、4年前のパンクハザードの事故で死んだはずの元囚人たちが、実は生きていることが判明します。そして、現在では動物の下半身を与えられて、シーザーの部下となっています。

登場人物⑧ビスケットルームの子供たち

新世界の各地で暮らしていましたが、誘拐されてパンクハザードのビスケットルームに連れてこられました。病気の治療と子供たちは聞かされていますが、実はシーザーの目的は「人の巨大化の実験」でした。そのため、長くいる子ほど大きくなっています。毎日、覚醒剤入りのキャンディーを与えられて中毒になっていることが分かり、チョッパーが治療をするために奮闘します。

子供たちの一人、モチャはパンクハザードからみんなで逃げ出したいという思いが特に強く、特に一味へ助けを求め、自らも一緒に行動をとり、そのために一時命の危機にもさらされます。子供たちは最終的には助け出され、薬の治療を行うため、海軍の元に預けられました。

登場人物⑨錦えもん

ワノ国の武士である錦えもんは、狐火流の使い手で、炎を切り裂くことが出来ます。また、悪魔の実の能力者で、変装を操る能力を持っています。登場した際は、トラファルガー・ローの能力によって、頭と胴部と下半身の3つに分けられて、それぞれが別々の場所でルフィ達と遭遇します。ドレスローザでモモの助が誤って船に乗ってしまい、パンクハザードに連れてこられてしまったため、探すためにパンクハザードへ乗り込みました。

登場人物⑩モモの助

ワノ国の侍の子供で、錦えもんの息子です。パンクハザードの研究所内で偶然「人造悪魔の実」を見つけて食べてしまい、竜に変身できる能力を身に着けました。齢8歳ですが、すでに武士としての心構えを身に着けており、人に情けを受けず、施しもうけないという強い意志を持っています。そのため、初めは誰にも心を開きませんでした。しかし、錦えもんの姿により、ルフィ達にも心を開きます。

モモの助はパンクハザード編では、錦えもんの息子としてルフィ達に紹介されています。しかし、ドレスローザ編以降へストーリーが進むにつれて、彼の正体が明らかになっていきます。今後のストーリー展開に、重要な役割を果たす人物の一人と言えます。

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パンクハザード編のパンクハザードという島の秘密

パンクハザードの秘密①2つの顔

ルフィ達がパンクハザードに上陸した際、陸はことごとく燃えている灼熱の地でした。ところが、進んでいくと大きな湖があり、その対岸は氷で覆われ、氷山が連なる極寒の地と化していました。実は、パンクハザード自体は一つの島なのですが、湖から北半分が氷で覆われた「氷の島」、南半分が炎と火山活動が活発な「炎の島」と別れていたのです。

この理由は、2年前に遡ります。その当時元帥の座を巡って対立していた赤犬(マグマグの実の能力者)と青雉(ヒエヒエの実の能力者)が決闘の場としてパンクハザードを選んだのでした。その戦いは、10日間にも及ぶ死闘となり、その島の天候をも変えてしまいました。その結果、島の半分で全く違う天候が支配することになったのです。

パンクハザードの秘密②暗い過去

パンクハザードはその昔、緑が青々と茂る、生命の宝庫でした。ここに、政府の科学者であるDr.ベガパンクの実験施設がおかれ、パンクハザードは世界政府の管理下に置かれ、ログにも見つからないようにされました。ここの研究所で、兵器や薬物の開発と実験が繰り返され、島に一部の囚人たちが連れてこられては、人体実験を行っていました。

4年前のある日、ベガパンクが化学兵器の実験に失敗し、研究所が吹き飛ぶほどの爆発により、高熱と有毒物質をまき散らしました。その結果、ありとあらゆる生物の命が奪われ、危険地帯となったパンクハザードは世界政府によって封鎖されました。連れてこられた囚人たちは島にそのまま残されてしまい、毒ガスから何とか身を守っていたところを、シーザーがやってきて島の毒ガスを取り去り、囚人たちを助けました。

表向きはベガパンクの悪行となっているこの事件ですが、実は首謀者は当時、化学班のNo2だったシーザーでした。島一つを殺すという兵器を開発し、その力を世界政府に見せつけるために行った実験でした。ベガパンクはむしろシーザーと対立しており、止めようとしていたのです。しかし、この一件で、ベガパンクは責任者として名を挙げられてしまったのでした。それが、4年前の事故の真実だったのです。

パンクハザードの秘密③世界政府が研究していたもの

世界政府が研究していたものは、『人の巨大化』です。何百年も前から推進されている研究ですが、未だに成功はしていません。目的は不明ですが、ローは「兵士の増産のため」と推測しています。シーザーはこの誰も成功していない研究をパンクハザードで行い、ベガパンクや世界政府に己の能力を見せつけようとしています。

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パンクハザード編の伏線考察

伏線①青雉が登場

パンクハザードをルフィ達が出港した後、残ったスモーカー達の前にドフラミンゴが現れます。ドフラミンゴの容赦ない攻撃に倒れたスモーカーは、あと一歩と言うとこで青雉に助けられます。しかし、青雉がなぜそこに現れたのか、それはその場にいた全員が疑問に思い、そして、ドフラミンゴもスモーカーも「闇とつながっているのではないか?」という疑問をぶつけます。また、その顔にドフラミンゴは青雉の「決意」を感じ取ります。

青雉がパンクハザードに来た理由に関しては、以下のような推測が上がっています。

  • 凍結された囚人がパンクハザードにはいる、それが青雉と関係しているのでは?
  • 青雉は赤犬の正義のためであれば、無慈悲な攻撃も辞さない。それが正義を考えるきっかけとなり、今の世界政府や海軍に対して何かしらの行動をとろうとしている。そのために必要な情報などがあるからでは?
  • パンクハザードは人の巨大化の実験をしていた。昔、海軍に背いて制圧された巨人族の兵隊サウロの氷漬けもあり、それを救出しようとしているのでは?

伏線②モモの助が食べた人造悪魔の実

人造悪魔の実は、シーザーが創った「SAD」と呼ばれるガスで製造されます。これを食べることで、動物系の能力を持つものが多数誕生し、四皇・カイドウの元には、その実で数百人の能力者が部下として存在していると言います。しかし、ローは「この実を食す事はリスク」があると語っています。

実際に食べたモモの助は時々竜になっていますが、自身の望みで竜に変身している訳ではないようです。必要のない所で変身していると思われるところから、「むしろ、元の人間に戻れる時間が限られていると言う事がリスクなのでは?」と推測されています。ちなみに、モモの助が食べたものはシーザー作ではなく、ベガパンクの作った失敗作です。これにも何か伏線がある可能性があります。

伏線③ドフラミンゴはDの一族である可能性

彼の本当の名前は「ドンキホーテ・ドフラミンゴ」です。この名前の本当の表記が「ドンキホーテ・D・フラミンゴ」なのではないか?とネット上では話題になっています。この根拠は、以下の通りとなっており、今後の展開に重要なカギを握っているのではないかと、憶測が飛び交っています。

ドフラミンゴがDの一族の可能性を示す根拠

  • 海賊王「ゴールド・ロジャー」も、本当は「ゴール・D・ロジャー」だが、世界政府によってもみ消されていたという伏線がある
  • ルフィがドフラミンゴを「鳥男」と呼んでおり、元七武海のクロコダイルは「フラミンゴ野郎」と呼んでいたため、フラミンゴ=鳥とあえて呼ばせている伏線があるため
  • ドレスローザ編に入ってから、「D」と言う名前との何かしらの関係性がありそうな場面が存在するため

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パンクハザード編の名言集

パンクハザード編の名言①「もう背中向けられない…」

67巻658話「ビスケットルーム」の一コマです。ナミ・サンジ・チョッパー・フランキーはビスケットルームにいた子供達に、「お家に帰りたい、お父さんもお母さんも誰も助けに来ないから助けて!」とせがまれますが、4人は敵に追われているため、一度はその場を離れようとします。しかし、子供の涙を流す姿にナミは決意を固め、3人に叫びました。これには、ナミの幼い頃が関係しているのかも?という声も上がっています。

パンクハザード編の名言②「弱ェ奴は…」

67巻第662話「七武海ローVS.スモーカー中将」の一コマです。オペオペの実の力で、たしぎは腰で真っ二つに切られてしまいます。「切るならば殺せ!」と叫ぶたしぎに、放った一言です。たしぎも覇気の使い手ですがローにはかなわず、力の差を見せつけられた瞬間でした。ちなみに、この場面ではローは誰も殺してはいません。彼曰く、「殺戮の趣味はない!」と話しています。医者だという事も関係しているのでしょう。

パンクハザード編の名言③「女の…涙の落ちる…」

69巻第680話「海軍G-5基地長”鬼竹のヴェルゴ”」の一コマです。ヴェルゴがG-5に襲い掛かり、次々と兵士たちが倒れていき、たしぎも全くかないません。「助けて、スモーカーさん!!!」と願うと、突然ヴェルゴが吹き飛び、現れたのはサンジでした。そして一言、現れた理由を述べたのです。元々レディファースト精神が強いサンジの心意気が現れた場面です。

パンクハザード編の名言④「チョッパーでその表情…」

67巻第665話「CANDY」の一コマです。フランキーは「変態=誉め言葉」と常に思っています。今回もそれで喜んでいますが、この時はフランキーの心はチョッパーの体の中にいる状態です。どうやら、心が入れ替わると表情まで、その人の表情に似てしまうようです。その結果、かわいさが失われたチョッパーに対して、ロビンは許す事が出来なかったようです。可愛いもの好きなロビンの一面が見られる場面です。

パンクハザード編の名言⑤「おれの部下に…」

69巻第684巻「やめるんだベガパンク」の一コマです。G-5の兵士たちは、ヴェルゴを非常に慕っていました。しかし、正体をスモーカーが知った時、全力で襲ってきました。「部下の命を預かるのは隊長」と言い放ち、ヴェルゴへ怒りをぶつけた場面です。スモーカーの部下想いな一面が垣間見れる瞬間です。

パンクハザード編の名言⑥「必ず大人になるんだ…」

69巻第688話「モチャ」の一コマです。子供たちは「病気が治り、いつか家に帰っても、大人になったらまた会おう」と約束しています。しかし現実は、この実験を続けると大人になる前に死んでしまう可能性しかないのです。モチャの「みんなで家に帰りたい、大人になりたい」と言う強い願いを守るために、チョッパーの危険な状態のモチャを勇気づける優しさと、無茶をさせたことに対する後悔を強く感じる場面です。

パンクハザード編の名言⑦「歯車を壊したぞ…」

69巻第690話「SAD」の一コマです。ローはヴェルゴと共にSAD製造タンクを破壊しました。これで、ドフラミンゴのビジネスが成り立たなくなり、四皇が動き出す可能性も高くなります。あらゆる豪傑の海賊達が動き出し、新たなる戦いの始まりを読者に予感させる場面となっています。

パンクハザード編の名言⑧「好きになっちまうよ…」

70巻第697話「取り引き」の一コマです。子供達に対し、海賊は悪いものであるという悪口を言い続けます。それをたしぎにやめさせられますが、兵士たちの真意は麦わらの一味に好意を抱いてしまい、しかし本来は海賊とは敵同士であるため、それを抑えるためわざと悪口を言い続けたのでした。麦わらの一味は、いかに海軍をも引き付ける魅力あるかを示している場面とも言えます。

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パンクハザード編に関する感想や評価は?

ワンピースに対する感想は、Twitterでも多く上がっています。パンクハザード編に限ってでは、あらすじに関してはもちろん、トラファルガー・ローに関するつぶやきが多く見受けられます。非情な人物に見えますが、彼の持つ強さや優しさ、若干ルフィに振り回されてしまうところに好意を持つ人も多いようです。

ローだけではなく、モチャの姿に感動するつぶやきもありました。助ける子供たちの中で、一番ナミ達に訴えていたのはモチャでした。彼女もストーリー展開には重要な人物の一人だったので、印象に残った人も多いようです。

ワンピースでは、フィギュア収集やコスプレで楽しむ人も数多くいます。フィギュアを各ストーリーごとの設定に合わせて飾り、写真をアップしているつぶやきもあります。コスプレに関してはパンクハザード以降、ローのコスプレをしている人が増えています。

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パンクハザード編のあらすじ・ストーリーまとめ

今回は、ワンピースのパンクハザード編のストーリーについて、あらすじや登場人物、伏線の考察までまとめて紹介しました。ここから四皇との対決に向かってストーリーが加速していくため、パンクハザード編がいかに重要な鍵を握るかも、あらすじ等から納得できたのではないでしょうか。今回は原作中心でお伝えしましたが、アニメ版でもDVDや見放題配信で楽しめます。再度見直してみるのはいかがでしょうか?

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