【ワンピース】スモーカー大佐の強さや技を紹介！過去の戦いと今後の活躍も考察

ワンピースは尾田栄一郎が描く冒険ファンタジー漫画です。ワンピースに登場する海軍のスモーカー大佐は、主人公であるモンキー・D・ルフィの敵役として登場します。スモーカー大佐の強さや人物像をまとめる前に、ここではまずワンピースがどんな漫画なのかを紹介します。

ワンピースは1997年から連載が始まり、現在では海外でも人気で2015年には「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネス世界記録に認定されました。

ワンピースの単行本では「SBS(質問を募集するのだ)コーナー」や扉絵連載なども人気です。SBSでは、読者からの質問によって本編では語られなかった謎や伏線が語られることもあります。扉絵連載では、過去にワンピースに登場したキャラクターのその後が描かれることなどがあります。

ワンピースは1999年からアニメが放送されています。アニメ放送は2019年に20周年を迎えました。アニメの制作を行っているのは東映アニメーションで、フジテレビを中心として放送されています。番外編スペシャルも多く放送されており、土曜プレミアムの「ONEPIECE エピソードオブ〜」と題されるオリジナルストーリーも放送されています。

ワンピースは2000年に初めて映画が公開されました。ほとんどがオリジナルストーリーですが、8作目はアラバスタ編、9作目はドラム編をリメイクした作品となっています。11作目の「ONE PIECE 3D 麦わらチェイス」はフルCG・3Dアニメとして注目を集めました。

スモーカー大佐はモクモクの実といわれる悪魔の実の能力者です。そのため、敵からは「白猟のスモーカー」といわれています。見た目は強面で、2年後には額から右目にかけて大きな傷跡があり、髪色は灰色で髪型は刈り上げてオールバックにしています。さらに2年後には海軍大佐から中将にまで昇進しています。

誕生日は3月14日、身長は209cmと大柄で血液型はXF型、年齢は34歳(2年後は36歳)です。重度のヘビースモーカーで、常に2本は葉巻をくわえています。アニメでは79話までは松尾銀三が声優を担当していましたが、94話からは大場真人がスモーカー大佐の声優をしています。

海軍のスモーカー大佐は怖い顔をしていますが、子供や一般市民には優しく部下からは慕われる性格をしており、かっこいいとファンの間でも評判です。スモーカー大佐を慕う部下の一人に、たしぎという女性の海兵がいます。たしぎはローグタウンからスモーカー大佐の下で働いており、問題児の多い海軍のG-5支部に移動する時もスモーカー大佐についていきました。

海軍G-5支部の部下の海兵からは「スモやん」「スモさん」、ルフィからは「ケムリン」という愛称で呼ばれています。一方で海軍内でのスモーカー大佐の素行はかなり悪く、何度かクビになりかけたこともあります。それもあって海軍上層部に目をつけられており、実力はありながらも大佐という低い地位にいました。

また本人は昇進にさほど興味はないのですが、アラバスタでの功績を讃えられて准将に昇格しました。ただし、アラバスタでの功績はルフィのものだったため本人はこの昇格に不満を持っていました。

スモーカー大佐はモクモクの実という悪魔の実の持ち主ですが、実際にどのくらいの強さを持つ能力なのかをここでは紹介します。また、モクモクの実の技や弱点などもあわせてまとめています。

スモーカー大佐の能力であるモクモクの実は、身体を煙に変化させることができる能力です。自然系(ロギア)の能力で、煙を使って相手を拘束することも出来る強さを持っています。さらに宙に浮くこともできるため、煙を応用した技がたくさんあります。

また、煙を動力としてバイクを動かすことができ、水陸両用大型三輪バイクの「ビローアバイク」という愛車を持っています。ちなみに、エースやサボが持っているメラメラの実の能力とは同じくらいの強さなので、もし戦っても能力だけでは決着がつきません。

スモーカー大佐は2年前、覇気を使う事ができなかったので、能力者に対しては海楼石を仕込んだ「七尺十手」を使っていました。また、身体を煙に変えて範囲を広げてしまうと覇気の使い手にとっては大きな的になってしまいます。覇気の存在が明らかになってからは、他の悪魔の実の能力に比べて弱点が致命的すぎるともいわれています。

スモーカー大佐の能力のホワイト・アウトは、煙に変化させた腕を広範囲に展開する事ができます。複数の敵を一度に拘束することができ、覇気を使わなければ脱出することはできません。ローグタウンではこの能力を使い、ドラゴンの手助けで逃げ出したルフィ達以外は100%の確率で捕まえるほどの強さでした。

ワンピースの本編では、ローグタウンで実際にホワイト・アウトでバギーやアルビダを捕まえていました。新世界では大きな的となってしまう技ですが、覇気の使えない海賊が多い前半の海ではチート技とも言えるほどの強さでした。

スモーカー大佐のホワイト・ブローという技は、腕を煙に変化させて拳を放つロケットパンチに似た技です。距離にリーチがあっても遠くに飛ばすことができるので、逃げた相手にも攻撃をくらわせる事ができます。

さらに海楼石を仕込んだ十手を持ったままホワイト・ブローを放つことで、能力者にも臨機応変に対応することができます。2年後の新世界では武装色の覇気をまとわせることで技の強化をしています。

ホワイト・スネークは腕を煙に変化させ、煙を長く伸ばして相手を捕まえる技です。蛇の形をしており、蛇の口で相手をくらいつくように捕縛します。本体は動くことなく、煙で敵を追いかける事ができます。

白蔓(ホワイト・バイン)は、身体全体を煙に変化させて渦を巻きながら敵に巻き付くように捕縛する技です。煙を勢いよく跳ねさせることで空高くまで急上昇することができます。白蔓(ホワイト・バイン)はアラバスタ編の戦闘中に描かれていました。

ホワイト・ランチャーは、ルフィも簡単に取り押さえられたほどの強さを持つ技です。全身もしくは下半身を煙に変えて猛突進し、七尺十手で相手を突いて取り押さえます。能力者にとても有利な技で、高速移動と七尺十手、そして自分の体重や腕力をも利用したスモーカー大佐ならではのかっこいい技となっています。

スモーカー大佐の初登場時には、ルフィが全く太刀打ちできないほどの能力を持っていました。ドラゴンによる邪魔が入らなければ、ルフィはローグタウンで捕縛されていたともいわれています。しかし、新世界では弱点が露見してしまい、あまり戦歴はよくありません。

能力には弱点があるものの、能力なしの本人自身の戦闘能力もとても高いといわれています。周囲の状況や敵のタイプなどを把握し、的確に対策するなどの実力を発揮しています。ただ、あまり悪魔の実の能力と自身が持ち合わせる能力が噛み合っていないので、上手く応用できていないようです。

スモーカー大佐の強さは本人が元々持っている戦闘能力が高いため、技だけでは強さは計り知れません。そこで、ここではスモーカー大佐の強さを再認識できるこれまでの戦いをまとめました。

スモーカーが初めて登場したのはローグタウンで、この頃の階級は大佐でした。ローグタウンは海賊王と言われたゴール・D・ロジャーが処刑された場所があり、海兵はスモーカー大佐に海賊が死刑台の広場で暴れていると報告します。するとスモーカー大佐は、すぐにそれぞれの部隊へ的確な指示を出し、現場へ向かいます。

スモーカー大佐が現場に到着すると、ルフィ、アルビダ、バギーの3人の賞金首がいました。そこでルフィはバギーから死刑台で殺されそうになっていたのです。海兵がすぐにでも取り締まりに行こうとするのを、スモーカー大佐は止めます。スモーカー大佐は海賊が海賊を殺そうとしている状況を利用しようとしていました。

ルフィの首が飛んだ瞬間、アルビダとバギーを取り押さえる作戦でした。しかし、バギーが剣を振り下ろそうとした時、処刑台に雷が落ちました。ゴム人間のルフィは無事でしたが、バギーは黒焦げになってしまいます。スモーカー大佐は死を悟った瞬間に笑ったルフィと、かつての海賊王であるゴール・D・ロジャーを重ねていました。

スモーカー大佐はルフィに運が味方をしている状況に焦りを感じ、絶対に島から出さないように海兵達に指示します。スモーカー大佐達はローグタウンから脱出しようとしていたアルビダとバギーを、ホワイト・アウトで一気に捕縛します。そしていよいよ逃げるルフィの前に立ちはだかります。ルフィとサンジがスモーカー大佐を相手にしますが、全く手も足も出ません。

スモーカー大佐がルフィを取り押さえた瞬間、息子のピンチに駆けつけたドラゴンに邪魔されてしまいます。ドラゴンの能力で巻き起こされた突風によって、ルフィだけでなく捕縛していたバギー達も逃げてしまいます。スモーカー大佐はなぜ革命軍がルフィに手を貸すのか分かりませんでした。

スモーカー大佐は、グランドラインに入ってルフィを追いかけることを決意しました。ローグタウンでのスモーカー大佐はルフィ達に圧倒的な強さを見せつけていましたが、残念ながら革命軍のトップであるドラゴンのほうが強さは上でした。

海軍を引き連れてルフィを追いかけてきたスモーカー大佐は、アラバスタのレストランでルフィと再会します。スモーカー大佐はたまたま見かけたエースと対峙していました。一触即発の状況で後ろからルフィが突進してきます。スモーカー大佐はそのままエースと一緒に吹き飛んでしまいました。ルフィを見つけたスモーカー大佐はそのまま追いかけます。

ルフィはスモーカー大佐に力が及ばず、必死に海軍やスモーカー大佐から逃げていました。そこに同じくルフィを追いかけていたエースが邪魔してきたので、またルフィには逃げられてしまいました。その後エースにも炎上網を張られてしまい、まんまと逃げられてしまいます。

再びスモーカー大佐とルフィがアラバスタで再会したのはクロコダイルの経営するカジノでした。クロコダイルの悪行を目の辺りにし、麦わらの一味と一緒に海楼石が仕組まれた牢に捕まってしまいます。その後ルフィはゾロに船長命令でスモーカー大佐を助けます。

このルフィの行動に恩を感じたスモーカー大佐は、ルフィの邪魔をしないようにしました。ルフィがクロコダイルを倒して革命は食い止められましたが、政府はこの出来事をもみ消すためにすべてスモーカー大佐がしたことだと公表して昇進させました。スモーカー大佐はこの昇進に不満を持っており、部下であるたしぎも悔しがる結果となってしまいました。

マリンフォード頂上戦争でもスモーカーは登場しました。この時、スモーカーは准将まで昇進していました。エース奪還のために乗り込んできたルフィの隙きをついて十手で取り押さえます。しかし、そこに現れたハンコックによって邪魔されてしまいます。ハンコックの覇王色の覇気の前では、スモーカー准将は太刀打ちができませんでした。

この時のスモーカー准将はルフィに対して勝てる実力は持っていたものの、邪魔される事が多く一度も捕らえることができませんでした。スモーカー准将は力を増している麦わらの一味を今度こそ捕らえるために、新世界で叩き潰すことを決意します。

スモーカーは2年後、中将にまで昇進していました。新世界でスモーカー中将が配属されたのは、海軍の中でも柄の悪い海兵が多いG-5でした。スモーカー中将は麦わらの一味がパンクハザードにいるという情報を手に入れて、パンクハザードに上陸しました。パンクハザードは世界政府が上陸を禁止している島でした。

スモーカー中将はそこで潜伏していたローと鉢合わせて戦闘になります。しかし、ローの能力によって心臓を取られ、さらにはたしぎと性格を入れ替えられてしまいました。たしぎの格好のままパンクハザードで調査を続けていると、ここで実験をしていたシーザーと戦闘になります。

しかし、たしぎの身体のままだったスモーカー中将はシーザーに敗北してしまいます。シーザーに捕らえられたローとルフィと同じ牢に繋がれてしまったスモーカー中将は、一旦休戦して性格を戻してもらい、脱出に協力しました。

スモーカー中将は恩を返すために、上司であるヴェルゴを相手にしてローの心臓を奪い返しました。ローもまた、シーザーにスモーカー中将の心臓を渡すように見せかけてモネの心臓を渡し、モネの殺害に成功しました。

パンクハザードで麦わらの一味とロー達を見送ったあと、スモーカー中将はローを追ってパンクハザードにやってきたドフラミンゴと戦うことになります。スモーカーはロー達を庇いますが、それまでのローやヴェルゴとの戦闘で疲弊していたスモーカーは、ドフラミンゴに倒されてしまいます。間一髪のところで、元海軍大将で上司だったクザンが現れて助けられます。

覇気を使うのが当たり前である新世界を描いている2年後では、スモーカー大佐の能力はとても不利です。ヴェルゴに倒された時も、わざとではありましたが大きい攻撃を受けてしまいました。さらにパンクハザードではドフラミンゴにも倒されてしまいました。

しかしいずれもわざと攻撃を受けたり、疲弊している状態で襲われているため、本領発揮をしていないと思われます。スモーカー大佐の2年後の強さは単純に弱いとは言い切れず、今後のストーリーに注目です。

スモーカー大佐の強さは悪魔の実の能力だけではなく、元々持ち合わせている状況把握力や推理力はとても優秀です。他の海軍に比べても、敵を追い続ける執念などは刑事のようだといわれています。スモーカー大佐をルパン三世に登場する「銭形警部」に似ていると称している人もいました。

海軍には大きな派閥が生まれようとしています。2年後に大将として選ばれた藤虎は王下七武海の制度に疑問を抱いていました。そしてスモーカー大佐も、アラバスタでの一件で王下七武海が海賊の悪の温床になっていると感じていました。今後サカズキが王下七武海の廃止について反対する場合、藤虎と対立するかもしれません。

パンクハザードでは敗戦を重ねてしまったので、スモーカー大佐はさらに強くなってルフィ達の前に立ちはだかるのではないかといわれています。モクモクの実の弱点を克服した戦闘法や能力の覚醒が期待されています。

スモーカーは上官の命令を聞くことが億劫で、平気で言うことを聞かずに無視することもありました。海軍は政府の犬と言われていましたが、言うことを聞かない犬ということで上官からは「野犬」と言われることがありました。

ローグタウンで騒ぎが起きている処刑台に向かう途中、スモーカー大佐は3段アイスを持った少女とぶつかってしまいます。強面のスモーカー大佐を見た少女の父親は必死に謝ります。しかしスモーカー大佐は「次は5段を買うといい」と言って少女にアイス代を渡し、頭を撫でてあげました。

スモーカー大佐は一般人にはとても優しいのですが、悪人にはとても非道な振る舞いをすることもあります。捕まえた海賊に自白させる時は単純に暴力に訴えるのではなく、卑劣な罠に嵌めて自白を促すこともあります。武力だけでなく知恵を働かせるところもスモーカー大佐の特徴です。

スモーカー大佐は、2年後のパンクハザードではローの攻撃から部下を守りながら戦っている姿を見せました。さらにはシーザーの毒から逃げる時もいち早く部下を逃がそうと奮闘していました。スモーカー大佐は、部下を見捨てずに戦い抜くところもかっこいいと人気です。だからこそ問題児の多いG-5の海兵達にも慕われているのです。

2年後のパンクハザード編で、信頼していた上司に裏切られた部下やヴェルゴにやられてしまったたしぎのためにも、スモーカー大佐はヴェルゴに戦いを挑みました。さらに借りを返すために、ボロボロになりながらもローの心臓を奪取する姿が描かれています。

スモーカー大佐はオープニングのシーンがとてもかっこいいと評判です。これはまだ登場して間もないころの画像で、ルフィでさえ手も足もでない強さや迫力が伝わるかっこいいワンカットです。

この画像は、2年後に中将となったかっこいいスモーカーが描かれているオープニングのワンカットです。大佐時代よりも鍛え抜かれた身体や古傷が、厳しい修行を積んできたことを物語っています。

初登場時のスモーカー大佐はワイルドなかっこいい印象で描かれていました。まだルフィと出会う前で、ローグタウンの街に来る海賊を一網打尽にしていました。

このスモーカーは、トレクルというワンピースのスマホアプリで登場するスモーカーのカードイラストです。スモーカーが愛車を運転するとてもかっこいいシーンが描かれています。

この画像は2年後のパンクハザードでヴェルゴと戦闘をするスモーカー大佐です。強敵のヴェルゴに一発くらわせているかっこいいシーンが描かれています。スモーカー大佐は中将になってからは覇気を覚えているため、技の幅も増えているようです。

スモーカー大佐はワンピースを読み返してからかっこいいと気づく方も多いようです。アニメでは性格や戦闘シーンだけでなく声もかっこいいと評判です。

ワンピース158話のエースとスモーカー大佐は、なぜ覇気を使っていなかったルフィの攻撃を受けてしまったのかと話題になっていました。自然系は不意打ちでも物理攻撃を避けることができるので、攻撃が当たっているのは不自然です。それを考えると、スモーカー大佐にアイスを当てたあの少女は一体何者なのかという考察などもされていました。

スモーカー大佐がアイスを落とした少女にお金を渡すシーンは、いつ見てもかっこいいと人気です。小学生の頃に読んだという方でも、当時はスモーカー大佐がかっこいいと憧れた方もいるようです。

ワンピースに登場するスモーカー大佐をまとめると、とても強面ながらも一般人や部下たちには優しい心の持ち主だということが分かりました。このようなギャップがあることから、SNSでの評判を調べるとかっこいいという声がたくさんありました。スモーカー大佐は、ワンピースではドレスローザ以降登場していませんが、今後も活躍が期待できる目が離せないキャラクターです。