2019年01月04日公開
2019年01月04日更新
君の名は。の続き・その後のストーリーが小説で読める?瀧と三葉は結婚した?
2016年に公開されるやアニメ映画史上に残る大ヒットを記録し、新海誠監督の名を世界に知らしめた『君の名は。』。この『君の名は。』の続きやその後のストーリーが小説で読めるというのは本当なのでしょうか?また、瀧と三葉は再会し結婚までするのでしょうか?こうした疑問にお答えするため、『君の名は。』の続きや瀧と三葉のその後など、あなたの知りたい情報を徹底調査しお届けします!
目次
君の名は。の映画のラストをおさらい
アニメ映画史上に燦然と輝く大ヒットを記録し、世界中で高く評価された『君の名は。』映画の続きやその後のストーリーは?という本題に入る前に映画『君の名は。』のラストのあらすじをおさらいしておきます。
糸守町の真相
三葉との入れ替わりが起こらなくなり、記憶も消えようとしている瀧。三葉への思いは、いっそう募っていきます。瀧はわずかに残っていた記憶を頼りに描いた風景画をカバンに入れると、三葉のいる岐阜に向かいます。心配した奥本先輩と友人の藤井も瀧に同行しました。列車が飛騨駅に到着すると、3人は地元の観光地巡りを始めます。訪れた土地で風景画に描かれた景色を探しますが、場所を特定することはできませんでした。
帰りの電車の出発時刻がせまる中、立ち寄ったラーメン屋の店主から、風景画に描かれた場所が「糸守町」であることを教わりました。その店主がたまたまで糸守町出身だったのです。しかし、糸守町は3年前の2013年にティアマト彗星が割れて発生した隕石が衝突し消滅してしまった町でした。
瀧たちは店主に糸守町まで車で連れていってもらうことになります。ついた場所は、たしかに瀧の記憶にわずかに残っている風景でした。帰るのをやめ、ここに留まることにした瀧ら3人。近くの図書館で隕石衝突当時の資料を調査します。すると、犠牲者名簿の中には何と三葉の名前がありました。さらに妹と祖母、テッシーとサヤチンの名前までも。
資料によると隕石衝突による犠牲者は500人を超えていました。瀧は、自分と三葉は瞬時に入れ替わっていたのではなく、3年の時空を超えて入れ替わっていたことを理解しました。3年前の隕石の衝突により三葉は死亡したため、その後入れ替わることはなくなったのです。その日、瀧たちは近くの旅館に泊まります。
翌日早朝、瀧は寝ている奥寺と藤井の枕もとに「先に東京に戻ってください」という旨のメモを残すと、昨日のラーメン屋へ出かけます。そして昨日に続きラーメン屋店主に車で送ってもらいます。着いたところは、宮水神社のご神体がある隕石衝突跡の巨大クレーターの近くでした。口噛み酒を奉納し三葉と入れ替わった時の記憶が甦ります。瀧は、口噛み酒を飲めば再び三葉と入れ替わることができるのでは、と考えました。
瀧は現世と浄土との境界である小川を越え祠(ほこら)の中に入ると、あの事故が起きた3年前に奉納された口噛み酒をひと思いに呑みました。すると今まで脳内に潜んでいた三葉の記憶が一気に浮かび上がってきました。それは、生まれた時の記憶から妹の産声を上げた時のこと、母が亡くなった日のこと、それから父が家を出ていった日のことまで続き時系列でつながっています。
しばらくして瀧は立ち上がろうとますが、足を滑らせ転んでしまいます。意識が戻ったとき目にしたのは、三葉の部屋にいる自分と彼女の妹・四葉の姿でした。喜びに我を忘れ思わず妹を抱きしめてしまう瀧(姿は三葉)に、怪訝そうな顔をする四葉でした。
瀧がテレビをつけると、2013年の彗星衝突前日のニュースが流れていました。瀧(三葉)は、祖母の一葉にこの町に彗星が落下することを伝え、避難するよう促します。可愛い孫の忠告とはいえ、あまりに唐突な話に祖母は初め耳を傾けようとはしませんでした。ところが暫くして三葉が誰かと入れ替わっているのでは?と感じた一葉は思いがけないことを口走ります。「宮水家の人間はみな夢の中で他の誰かと入れ替わるんじゃ」。
壮大な避難計画
瀧はハッとします。「そうだったんだ。三葉との自分が入れ替わていたのは、この日のためだったんだ」と。事の意味に気づいた瀧(三葉)は、壮大な避難計画を立てます。といっても自分だけでは手に負えなかったためテッシーとサヤチンにも引き続き協力を求めます。
テッシーが言うには、「この町は落下した隕石のクレーターの中にできた町」ということでした。そして瀧(三葉)の依頼に即座にOKと返事をします。サヤチンもテッシーに続き承諾します。瀧(三葉)は難なく2人の協力を得ることができました。
避難計画の具体的な手順ですが、まず、テッシーの父親が経営する会社からダイナマイトを持ち出して町の送電所を爆破します。引き続きサヤチンが学校の放送設備を利用し町内に避難を呼びかける放送を流し、町民を安全な場所へ避難させる、というものでした。
いよいよ彗星落下の日を迎えました。この避難計画を成功させるためには、町長である三葉の父の協力が必要でした。瀧(三葉)は三葉の父に避難計画を説明するため町役場へ出かけます。瀧(三葉)は引き続き三葉の父親を説得しますが、承諾してくれるどころか「頭がおかしいから病院で診てもらったほうがいい」と言われてしまいます。その言葉にカッとした瀧(三葉)は、思わず父親の胸ぐらをつかんでしまいます。
あのあと瀧と三葉がどうなったかについてはED「なんでもないや」の歌詞にちょっとしたヒントが。
— 芝@JARA (@ShivaJara) January 3, 2018
【いつもは尖ってた父の言葉が 今日は暖かく感じました】
これ、結婚の挨拶に行ったときか挙式での三葉の父ではないかと推測 #君の名は #君のその後は pic.twitter.com/0PdFTgkEb6
直観的にこいつは三葉ではない!と感じた父の「誰だ、お前は!」という声を聞いて我に返る瀧(三葉)。三葉の父親に失望しながらも、大惨事までに残された時間はあとわずかしかありません。じっとしていられない瀧(三葉)は、テッシーから自転車を借りるとご神体のある神社へと向かいました。
ちょうど同じころ、祠(ほこら)の中では瀧の体に入れ替わった三葉が夢から覚めて起きていました。三葉にも瀧の記憶が残っています。そして、三葉は自分の中にある瀧の記憶から糸守町に彗星が追突することを知りました。引き続き三葉はお祭り前日のことを思い出します。瀧と奥寺先輩のデートをセットしてから、三葉は学校を休み東京へ向かっていたのです。ところが、東京駅についてから瀧に電話をしますがつながりません。
その後、偶然に飛び乗った電車の中で三葉は瀧と出会います。ところが瀧は三葉の姿を見ても素知らぬ顔をしています。三葉はそんな瀧に声をかけることができず、髪を結んでいた組紐をはずし瀧に手渡すと、電車を降りてしまいます。それから、三葉は糸守町に戻ると腰まで伸びた髪をバッサリと切ってしまいました。
見知らぬ顔をしていた瀧を思い出し、この時三葉は2人の間には3年という時間のズレがあったことを初めて知りました。一方、祠から出た瀧は山の頂き目指して歩き出します。山頂にたどり着くと、何と三葉も山頂に来ていました。引き続き3年という時空を超え、同じ場所にいる瀧と三葉。2人にはお互いの姿は見えませんが、相手の存在は感じています。
カタワレドキ
引き続きあらすじをお届けします。あたりはすでにカタワレドキ(黄昏時)を迎えていました。クレーターの外側を歩く瀧と三葉。2人はようやく出会うことができました。意識が本来の自分の体に戻ると、2人はある約束をします。瀧は三葉からもらった組紐を返すと「お前がつけておけ。必ず会いに行くから」と言いました。そして、この幻が終わっても名前を忘れないように、手のひらにマジックインキで互いの名前を書きました。
カタワレドキが過ぎると、2人は自分のいた時代に戻ります。三葉は瀧になっていた時の記憶が急速に失われていくのを感じ、人々を彗星激突から救うため急いで糸守町へ向かいます。瀧の避難計画にしたがいテッシーはダイナマイトで送電所を爆破します。その瞬間、町の明かりが一斉に消えました。サヤチンは学校の放送室から町の住民に避難を呼びかけます。三葉とテッシーも祭りに来ている人たちに向けて避難を促しました。
ところが、住民たちは避難指示を聞いてくれません。その後避難放送の発信元が特定され、学校の放送室にいたサヤチンが捕まってしまいます。三葉は引き続き父親を説得するため役場へ急行しますが、途中で転倒。手のひらを見ると、マジックで書いたはずの瀧の名前が消えています。嫌な予感がした三葉は立ち上がると引き続き役場をめざしてけ走り出します。役場に着くなり町長室へ。何と町長室には祖母と妹が来ていました。
地上であたふたしている間に空ではティアマト彗星が真二つに割れ、星の欠片、隕石が地上へと落下、糸守町を直撃します。ちょうど同じ頃、東京では中学生の瀧が夜空を見上げ、彗星の美しさに見とれていました。
君の名は?
5年の歳月が過ぎ、中学生だった瀧も今では大学生です。その間、引き続き瀧は誰かを探しているような感覚にとらわれます。そんな誰とも知れない人を探すという強迫観念に襲われながらも、勉強に就職活動にと多忙な日々を送っていました。ある日、瀧は久しぶりに奥寺先輩と再会し、5年前のことを思い出しました。
瀧は飛騨まで遠路出かけた目的すら覚えていませんでしたが、糸守町の彗星衝突のことだけはずっと気になっていて、ひたすら新聞などで情報を収集していたのです。その情報によると、彗星が落下する寸前に町長の呼びかけで緊急の避難訓練が行われ、ほとんどの住民が奇跡的に助かったとのことでした。
瀧はたまたま立ち寄った喫茶店で、どこかで聞いたことのある話し声のカップルに出会います。そのカップルは、あの日から東京で避難生活を送っているテッシーとサヤチンでした。今では仲睦まじく結婚の打ち合わせをしていたのです。瀧はその声を聴いて懐かしさを感じましたが、2人が誰なのかは思い出せませんでした。
数日が経ち、電車で移動していた瀧は、隣を併走する電車の中にいる女性と目が合います。髪を組紐で結んだその女性も、瀧に気がついたようでした。その瞬間、瀧の身体は衝撃で震えました。「彼女」こそが今まで漠然と探していたその人なんだと気づいて…。女性の方も同様に何かを悟ったようでした。2人は次の駅で電車を降りると、懸命に走りながらお互いを探します。
夢中で探していた2人が出会ったのは、四谷にある須賀神社の石段のところでした。瀧は石段の下に、三葉は石段の上に立っています。名前すら思い出せない相手に何を話せばいいのかわからず、2人は押し黙ったまま石段をすれ違います。そのすれ違った瞬間に、2人は振り返りました。三葉の目には涙が溢れていました。そして、同時に2人の口からついて出たのは、同じ言葉でした。その言葉とは、「君の名は?」でした。
君の名は。の続きやその後が公式の小説・漫画で読める?
君の名は。公式の小説とは
『君の名は。』の公式の小説とは、映画公開の2か月前、2016年6月に発売された小説のことをいいます。著者は新海誠監督。本の作品紹介で原作小説とされていますが、時系列でみると映画の脚本が完成してから小説が執筆されており、作者の新海も本のあとがきで「小説と映画の脚本でどちらが原作なのかと問われると微妙なところ」と記しています。
君の名は。公式の小説で映画の続きは描かれる?
アニメ映画の原作と言われることもある、新海誠監督が自ら書き下ろした小説『君の名は。』。映画公開から8週連続で小説部門で売上げ1位となる、こちらも大ヒット作です。そんな小説に、映画の続き、瀧と三葉のその後やストーリーの続きが描かれるのでは?と期待した方も少なくないのではないでしょうか。ところが、そうした続きが知りたいという切なる願いに反して、小説のラストは次のように締めくくられます。
『いっせーのでとタイミングをとりあう子どもみたいに、私たちは声をそろえる。「君の、名前は」と』。小説でも瀧と三葉が再会するところでストーリーは完結します。小説でもストーリーの続きは描かれていません。ただ、続きはなくても映画では描かれていないことが小説には出てくるようですし、少しだけですが瀧と三葉のその後やストーリーの続きにもふれているようなので、続きも含めて気になる方は一読をおすすめします。
君の名は。公式の漫画もある
『君の名は。』の公式漫画は、2016年8月より雑誌『月刊コミックアライブ』で連載されたコミカライズ版のことを言います。作画は「時をかける少女」なども手掛けたことのある琴音らんまるです。漫画版『君の名は。』も小説同様、映画と大きな違いはなく続きも描かれていません。ただし登場人物の一部に変更があったり、エンディングには瀧だけではなく三葉の視点も加えられているなど、オリジナルな内容を持っています。
君の名は。の続編(公式)制作の可能性は?
続編(公式)制作の可能性を考察
SNSので得られる情報や新海誠監督のインタビューを見る限り、『君の名は。』の続きが制作される可能性は50%というところではないでしょうか。まず、新海誠監督は『君の名は。』を制作したときに続きを書くつもりはなかったと言われています。その理由として、『君の名は。』という作品が新海誠の創作の集大成になっていることをあげる人が多いです。
それまでの新海誠監督の作品にあったSF的要素と男女の切ない情感の表現が融合し、さらに親しみやすさ、わかりやすさが加わって1つの完璧な作品に仕上がっているというのです。完璧な作品に続きはいりません。過去の名だたる名作にも正編があまりにも完璧で偉大だったのに対し、続き(続編)は二番煎じの駄作に甘んじている例は枚挙にいとまがありません。
現に新海誠監督は、今までに続きを制作したことはありません。少なくとも『君の名は。』を公開したときは、続きのことは頭になかったと考えられます。ところが、『君の名は。』が空前の大ヒットを記録したことで、状況は変化したことも事実です。ここまでの名作であれば、映画を観た多くの人が続きを見たいと思うのは自然なことです。
監督としても、ストーリーの続きが観たいというファンの願いを無視することもできなくなり、むしろ続きを欲するファンの期待に応えたいというプロとしての使命も湧いてくるのではないでしょうか。観客のことを第一に考えるようになった新海誠監督なら、続きを作ってくれる可能性は十分にあります。そういう意味で続きが制作される可能性は50%と考えられるのです。
タイトルの句点の意味
出典: https://coco.to
引き続きこの映画の疑問を探っていきます。この映画にはもう1つの疑問点があります。それはタイトルにある句点(。)です。タイトルが素直に『君の名は』ではなく、『君の名は。』なのです。これにはいったいどのような意味があるのでしょうか?
まず、「君の名は」というタイトルをみると、年齢が上の方ならピンとくると思いますが、昭和初期のラジオドラマに始まり、1950年代には岸恵子・佐田啓二(中井貴一の父)主演で大ヒットした映画があります。(ちなみにこの映画は第3部まで続きがあります)。こうした過去に有名な作品があることで、新海誠監督もこの君の名はというタイトルをつけるのに躊躇したと雑誌やラジオ番組のインタビューで明かしています。
出典: https://thetv.jp
「タイトルをどうしようか悩んだ」と新海監督は言います。最初は「夢と知りせば」というタイトルにしていたり、ほかにも「男女とりかえやば物語」とか「かたわれどきの恋人」といった候補もあったそうです。タイトル締め切りギリギリになってもう一度じっくり脚本を読み返してみると、登場人物たちが何度も「君の名前は?」と問い合っているのを目にしてこれ以外にはない!という気持ちになったそうです。
フレッシュな映画にしたいのだけど、1つ1つの要素は逆に聞いたことがないとハードルになってしまうこともあるので、どこかで聞いたことのある、これ知ってるかも?と思ってもらうことも大事だと気づいたようなのです。最後はプロデューサーの「1つ1つの要素が新鮮である必要はない」という言葉に背中を押されたそうです。
「君の名は」という言葉は、劇中で様々な意味で繰り返されます。「Who are you?(君は誰なの?)」の意味でも使われるし、「I know your name(君の名を知ってる)」の意味でも。あるいは、「君の名は」という言葉の続きが断絶してしまう瞬間もあるし、そのあとに続きが始まる瞬間もあります。
新海監督個人では『この作品で一旦自分のやってきたことの区切りをつけるんだ』という気持ちもあったようです。次は続きではなく、また違う方向で何か手繰り寄せたいという希望があったとも語っています。単なる句点ですが、「。」にはいろんな思いが込められていたようです。
君の名は。の続きを映画パンフレットから考察
三葉はその後デザイナーに
公式小説でも漫画でも映画以上の情報は提供されなかった、『君の名は。』の続き。しかし、映画パンフレットVol.2で、新海監督が瀧と三葉のその後、ストーリーの続きについてヒントとなる情報を語ってくれていたのです。
映画『君の名は。』続きのストーリー、まずは三葉についてです。三葉は在京の会社に就職します。そして、通勤のため東京で一人暮らしを始めます。大人になった三葉が選んだのはどんな職業だったのでしょうか?新海監督が明かしてくれています。「組紐や裁縫のスキルを活かして、服飾関係のお仕事かも。デザイナーとかパタンナーとか」
宮水神社は彗星衝突で消失してしまったので、家を継いで巫女さんにはなる道は閉ざされてしまったようです。ちなみに、祖母の一葉は四葉と一緒に東京で生活しているようです。監督曰く、「糸守町からそう遠くない場所に暮らしているのかもしれません。長生きして欲しいですよね」
二人が再会した時の三葉の年齢
『君の名は。』続きのストーリー、次は瀧と三葉の2人が再会した時の三葉の年齢です。2人には年の差が3歳あり、再会した時に瀧が大学生で就職活動中だったことを考慮すると、瀧は22歳、三葉は25歳となります。ちなみに新海監督の『君の名は。』以外の代表作『言の葉の庭』のユキノや『秒速5センチメートル』の貴樹は共に27歳で、三葉と同じくらいの年齢です。
引き続き新海監督にとって25歳あるいは27歳に何か意味があるのでは?という疑問が湧いてきます。実は、後に新海監督自身が明かしているのですが、彼が『彼女と彼女の猫』という最初の作品を制作したのが27歳の時だったのです。新海監督はこう振り返っています。「自分が何をやりたいのか、何が出来るのかを真剣に探していた、特別な時期でした」と。
奥寺先輩が結婚する相手
『君の名は。』続きのストーリー、3つ目は奥寺先輩が結婚する相手です。映画のラスト近くで奥寺先輩と瀧が再会するシーンがあります。奥寺先輩は「仕事でこっちまで来たから、瀧くんの顔を見ておこうと思って」と切り出します。彼女は大手アパレルチェーンに就職していました。「君もいつかしあわせになりなさい」と言う奥寺の左手薬指には指輪が!小説では続きがあり「私結婚するの…」と明確に結婚を瀧に告げています。
奥寺先輩は誰と結婚するのでしょうか?映画ではあるシーンに結婚相手のヒントがありました。喫茶店で瀧が高木や司と話をしているシーンです。高木の「面接何社目?」という問いに、司は「受かる気がしないな」と答えます。このとき司の左手薬指にも指輪が!奥寺先輩の結婚相手は司だったのです。新海監督は「司は奥寺先輩と婚約しました。内定8社も出ている司なので結婚も安泰でしょう」と奥寺の結婚について語っています。
君の名は。の瀧と三葉はその後結婚する?
瀧と三葉はその後結婚する?
これまで再三紹介しているように、再会した2人のその後、結婚などストーリーの続きについては映画も小説、漫画でも触れていません。ただ新海監督は次のように説明しています。「『この人を昔から知っているかもしれない』と思えてしまう感覚は、僕たちの日常でも希にあります。瀧と三葉もあの段階で(中略)ごく普通の男女として初めて出会ったのです。そこから先の物語は、観客の皆さんに手渡したいと思っています」
それでは前後の関係性を維持し、最も自然な流れでストーリーの続きを考えてみることにしましょう。再会後2人の距離は近づいていきます。喫茶店で仲間と楽しく歓談し別れ際に、三葉の後ろに続き店の外に出た瀧が小声で彼女をデートに誘うのです。その後は瀧と三葉は気づいたらお付き合いを始めていて、互いを深く理解していく中で結婚へ…という結婚までの続きのストーリー展開が自然な流れだと考える人が多いようです。
宮水神社が消失してしまい三葉が跡を継ぐ必要もなくなったので、2人は結婚後東京で生活を共にするようになるでしょう。そして先述のとおり、結婚した2人に続き、おばあちゃんと四葉が上京し暮らすようになるのです。
瀧と三葉の子供の名前
彗星事件の後、町長をしていた三葉の父は家を出て行ってしまいます。また瀧の家でも両親が離婚し、母親が家を出て父親と2人暮らしです。そんな2人であればこそ結婚して暖かな家庭を作りたいという強い願望を持っていると容易に想像することができます。瀧と三葉ならきっと暖かくて素敵な家庭を築くことでしょう。
やがては、瀧と三葉の間にも子どもが生まれることになります。生まれてきた、かけがいのない子どもにどんな名前を付けるのでしょうか?三葉の家族をみると、おばあちゃんが一葉、おかあさんが二葉、妹が四葉ですから、女の子なら五葉でしょうか?
君の名は。のその後を描いた二次創作(pixivやSS)が話題に
君の名は。のその後はpixivで読める
pixivは、作品の投稿や閲覧が楽しめるイラストコミュニケーションサービスを提供する会員制のWEBサイトです。幅広いジャンルの作品が投稿され、ユーザー発の企画やメーカー公認のコンテストが開催されています。当然『君の名は。』ファンによるイラストや漫画などもたくさん投稿されています。
熱心なファンによって創作された『君の名は。』のその後のストーリーはpixivで読むことが可能です。公式ではないので制約もなく、自由な発想からさまざまなストーリー展開が生まれています。なかにはやりすぎなストーリーの投稿もありますが、興味のある方は閲覧してみることをおすすめします。
君の名は。のその後は小説投稿サイトで読める
アニメ映画としては、宮崎駿監督に次いで2人目となる興行収入100億円を達成した『君の名は。』。観客動員数でも1000万人を超える空前の大ヒット作品です。映画のラストシーンがあのようにその後の続きに含みを持たせた終わり方をしていることも多分に影響しているのでしょうが、物語の二次創作がひそかなブームになっているようです。
熱心なファンによる『君の名は。』のその後や続きが小説投稿サイトに多数寄せられています。初めて小説を書いてみたという方から普段からいろんなストーリーを書いている方までさまざまな書き手がいて続々と『君の名は。』の続きが生み出されているのです。プロのライターによる公式の『君の名は。 Another Side:Earthbound』という本もありますが、多くはアマチュアが自分の想いを込めて書き上げた続きのストーリーです。
続きのストーリー、2次創作作品にはその後の話がほとんどですが、中には続き以外の異色の話を目にすることもあります。例えば、三葉の妹・四葉がメインのストーリーだったり、お父さんの俊樹が主人公になっていたり、瀧とミキが付き合っていたりと皆さん自由な発想で楽しみながら書いているようです。「読んでいるほうも楽しくなってくる」という感想を抱く人も多いです。
カップリング「たきみつ」とは?
君の名は。の続き、二次創作で見かけるのある「たきみつ」という言葉。これはいわゆるカップリングと呼ばれる言葉です。瀧と三葉の名前のカップリング(結合)で「たきみつ」となるわけです。ほかにも藤井司と奥寺ミキのカップリングで「つかみき」、勅使河原克彦と名取早耶香の「テシサヤ」など原作でも結ばれた、あるいは結ばれることが容易に想像できるものもあれば、原作では考えられないカップリングもあります。
例えば瀧と四葉の「たきよつ」とか、高木真太と四葉の「たかよつ」など何の制約も受けない自由な発想の産物です。変わったところでは、三葉の両親、俊樹と二葉の「としふた」といったものまであります。こちらは俊樹と二葉のなれそめからその後の続き、すなわち三葉や四葉の誕生や2人の死別までが描かれていて読む者の興味を刺激するようです。
君の名は。のその後のストーリーに対する感想や評価は?
ここまで『君の名は。』のラストのあらすじからストーリーの続きや瀧と三葉のその後まで解説してきました。最後に『君の名は。』のその後のストーリーに対する感想や評価をご紹介します。
その後が気になる!
ツイッターを見ても圧倒的に多かったのが、『君の名は。』に感動して「その後が気になる」というもの。ラストはハッピーエンドを予感させる完結した映画『君の名は。』。
君の名は。終わったー、泣かんかったけど、めっちゃよかった、めっちゃその後が気になる!
— 廃人@安野家in西宮 (@nijigenhaijin) October 18, 2016
それでも瀧と三葉のその後がどうなるのか知りたいと思うのは人情です。制作者の新海誠監督も、ファンのこうした二次創作への欲求については暖かい目で見守ってくれているようです。
pixivのその後のストーリーがとてもいい!
要望から一歩進めてpixivでその後のストーリーを観た方の感想です。内容まではわかりませんが、同じ熱心なファンが作ったその後のストーリーですから、「くるす 蘭」さんの琴線にも触れたようです。
君の名は。のその後のストーリーっていうのが
— くるす 蘭 (@_ran_kurusu_) October 18, 2016
pixivにあがってるんだけど
めちゃめちゃいい~(^ー^)✨
その後のストーリー映画化して欲しい!
最後の感想は、さらに進んで、共感したその後のストーリーを映画化して欲しいというものです。大変よくできたアナザストーリーであっても、非公式であることは否定できません。やはり正式な作品として世に問うてもらいたいという気持ちが強いのでしょう。
【君の名は。】その後のストーリー your name
— たっちゃん (@Schall46) October 18, 2016
やばい笑笑最高でしょーこれ映画化して欲しい https://t.co/rXMvlcTbHf
君の名は。の続き・その後のストーリーまとめ
ここまで『君の名は。』の続きや瀧と三葉のその後など、『君の名は。』を観た方が知りたい情報を調査しお届けしてきました。いかがでしたでしょうか。映画のその後を示唆する資料から想像をたくましくするのも楽しいのですが、この過程で知ることのできたpixivや小説投稿サイトで実際に読んだり、創って投稿してみるのも一興です。この機会に皆さんもさまざまな楽しみ方を体験してみてはいかがっでしょうか。