【刃牙】ガイアの強さと環境利用闘法を考察！戦績や本部以蔵との関係は？

「刃牙（バキ）」シリーズでは珍しい二重人格キャラであり、ノムラというもう1つの人格を持つガイア。作中では、範馬勇次郎のオーガに匹敵する強さと言われ、刃牙の最強キャラにあげられています。以下では、「刃牙（バキ）」のガイアの強さや環境利用闘法、戦績などを紹介します。その他、本部以蔵との関係やシコルスキーとの戦い、第4作「刃牙道」でかませ扱いになった理由などもまとめました。

2018年にテレビアニメシリーズが開始された「刃牙（バキ）」。板垣恵介先生の人気漫画作品であり、2023年9月現在まで「週刊少年チャンピオン」にて連載されています。シリーズは、第1作「グラップラー刃牙」から「バキ」「範馬刃牙」「刃牙道」「バキ道」「バキらへん」が展開されています。

テレビアニメ化により、原作漫画への人気が高まりつつある「刃牙（バキ）」シリーズ。2005年からは人気キャラを主人公にした外伝・スピンオフ作品も発表されています。

父親であり、地上最強の男である範馬勇次郎を倒すことを目標に、鍛錬の日々を送る範馬刃牙。高校生ながら地下闘技場のファイターとなり、無敗の強さを誇っていました。そんな中、最強の格闘家を決める最大トーナメントが開催が決定します。世界各国からあらゆるジャンルの格闘技のプロをはじめ、刃牙も出場者に名を連ねます。そして、最強の格闘技を決めるべく、ファイターによる熾烈が戦いが始まりました。

「グラップラー刃牙」の幼年編の登場人物で、範馬勇次郎に匹敵する戦力を誇る超軍人です。その正体は、陸上自衛隊第1空挺団精鋭部隊所属の衛生兵・ノムラであり、二重人格者と判明しています。傭兵時代、ウガンダの内戦にて捕虜となり、処刑されかけたノムラ。銃口を一斉に向けられ、髪の毛が抜け落ちるほどの極限状態を経験しました。同時に、計り知れない恐怖から「ガイア」という別人格に目覚め、ノムラの人生は一変します。

元の姿であるノムラとは対照的に、残忍なサディストであるガイア。気弱で戦闘力にも乏しいノムラとは比べ物にならないくらい、圧倒的な強さを見せつけました。また、自然と共に生きてくなかで鍛えていくことを信条とし、意識して鍛えることを良しとしません。そのような考えはガイアの戦闘スタイルにも反映され、木や水、砂など自然のものを活用した戦い方を得意としています。

九死に一生を得た経験から最強の人格を手に入れたガイア。ノムラとしての人格は弱いものの、ガイアに変貌することで圧倒的な強さと残忍さを発揮できます。また、ガイアの戦闘スタイルも独特であり、実戦向きな戦い方と言えるでしょう。以下では、「刃牙（バキ）」のガイアの強さや能力についてネタバレ紹介します。その他、「刃牙」のガイアの強みである環境利用闘法について考察しました。

ウガンダ内戦での極限状態を生き抜いたガイア（ノムラ）の能力といえば、九死に一生を得た体験から覚醒した予知能力があげられるでしょう。文字通り、相手の攻撃を予測する能力であり、ダメージを最小限に抑えることができます。また、自らの意思で脳内麻薬を発生させるエンドルフィンも、ガイア独自の能力です。これは痛みや疲労をごまかすだけでなく、潜在能力も引き出して攻撃力を上げるものです。

ルール無用の「刃牙」の戦いにおいて、エンドルフィンはダメージを一時的に緩和できる優れた技でしょう。また、この能力は訓練によって習得することができ、刃牙もエンドルフィンが使えるようになりました。一方、ガイアの強さはメンタルだけでなく、肉体的な面にも表れており、化け物級の肺活量も武器になります。相手の鼓膜を破り、三半規管を狂わせるほどの大絶叫を繰り出すガイア。

凄まじい肺活量を受けた者は聴力を奪われ、時には相手を気絶させるほどの威力を発揮しました。このように、人間離れした強さと能力を持つガイアですが、戦場以外の場所でも活躍しています。隠密行動を得意とし、作中では徳川邸の屋根裏で諜報を行っていたガイア。しかし、師匠である本部以蔵に気づかれてしまい、そのことを指摘されています。

自然の中でおのずと鍛えることを信条とするガイア。彼の戦闘スタイルも、周囲の自然を武器として取り込むものです。「環境利用闘法」と呼ばれ、木や砂はもちろん、戦闘では扱いにくい水や葉っぱすらも武器に変えてしまう恐ろしい技です。作中では、葉っぱで相手を切りつけたり、水を圧縮して弾丸状にするなど、ありえない状態を生み出しています。

また、ガイアの環境利用闘法では大気など目に見えない物質も用いて、強靭な技として繰り出しています。鼓膜を破る絶叫もその1つであり、一日分の肺活量を一気に吸い込み、爆発音を生み出しました。砂を使って周囲と同化したように見せたり、使えるものは何でも武器に変えてしまうガイア。自然を舞台にした戦いではガイアの方が圧倒的に有利であり、環境利用闘法に打ち勝つことは至難の技でしょう。

自然を武器に用いる独特の戦闘スタイルを持つガイア。作中では、刃牙や最凶死刑囚シコルスキーと激戦を繰り広げるなど、範馬勇次郎のオーガと並ぶ強さを見せつけました。しかし、宮本武蔵戦ではこれまでと一変して弱いキャラとなり、あっけなく敗北しています。以下では、「刃牙（バキ）」からガイアの戦績についてネタバレ紹介します。

「刃牙」の幼年編にて、幼い刃牙と出会ったガイア。当時、ガイアはノムラとして北海道大雪山系で最終訓練に参加していました。その頃、刃牙は父の勇次郎に挑むべく、より強い相手との対戦を望んでいました。後に、ストランダム大佐からガイアのことを教えられた刃牙。部隊に戻る途中のノムラを発見し、戦闘に発展します。刃牙の突然の襲撃に応戦した部隊でしたが、ノムラを除く4名はあっけなく倒れました。

ノムラもナイフを持ち出し、本部以蔵直伝の硫酸カプセルを投げつけるも、そのような子供だましは刃牙には通用しません。最後は上段蹴りを入れられ、土の中に埋められてしまいます。悔しさのあまり、土の中で涙を流すノムラ。その瞬間、ガイアとしての人格が覚醒しました。実は、ガイアの出現には条件があり、ノムラとしての人格が命を危機を感じた際に覚醒が促されたでしょう。

土の中で身体を動かしながら、地上に這い上がってきたガイア。気弱なノムラとは一変して、厳しい態度を取り始めます。部隊の空気が一気に引き締まる中、刃牙との再戦が始まりました。ノムラとガイアが同一人物だと気が付き、彼を侮っていた刃牙。しかし、ノムラからガイアへの変貌は、人格だけでなく強さや戦闘スタイルまで大きく変えていきます。

前回のノムラとは異なり、まったく攻撃が当たらないことに苦戦する刃牙。一方のガイアは、脳内麻薬で潜在能力を引き出し、刃牙を追い込みます。やっとの思いで腕を掴んできた刃牙を、10mを超える沼の先まで投げ飛ばしました。さらに助走をつけて沼を飛び越えるなど、人間離れした身体能力を見せつけます。攻撃をしかける刃牙を地面に叩きつけ、さらに水面へと追い込むなど残忍な手段も見せつけました。

ノムラとしてはひ弱であるものの、別人格を覚醒させることで驚異的な強さを発揮できるガイア。勇次郎の息子である刃牙を倒すことは、ガイアにとって容易だったでしょう。しかし、ガイアが油断している隙に刃牙に異変が現れます。水面に叩きつけられ、危機的状況に陥った刃牙。その時、刃牙の脳内麻薬が発生し、潜在能力を開花させることに成功しました。

激しい攻防戦が繰り広げられる中、ガイアが足を滑らせたことで刃牙が優勢となります。そこで、下段蹴りを繰り出すも、ガイアに躱されてしまいます。確実に当たるはずだったのに、なぜ当てることができなかったのかと疑問に思う刃牙。その答えをガイアが明かします。あらゆる自然を武器に戦うガイアにとって、自然は自身の味方できる存在です。それは、刃牙の身体も例外ではなく、そのために攻撃が当たらなかったと話します。

さらに、ウガンダの内戦での壮絶な経験から予知能力に目覚めたことも明かし、このような要因から刃牙の攻撃が当たらないと言いました。自然を味方にするだけでなく、相手の動きを予測する能力にも長けたガイア。これ以上戦っても勝ち目はなく、刃牙の敗北が濃厚となります。そして、ガイアの手でトドメが刺されそうになった瞬間、刃牙の身体に思わぬ事態が起きました。

今まで当てることのできなかったガイアにアッパーカットを食らわせた刃牙。しかし、これは刃牙の意思ではなく、身体が勝手に動いた結果でした。刃牙の予測不能な困惑するガイアでしたが、引き続き攻撃を繰り出します。今度は顔面にハイキックが飛び、その後の攻撃も次々と当てられてしまいます。身体は刃牙を裏切っておらず、ガイアの味方でないことに気づいた刃牙は自信を取り戻しました。

そして、ガイアとの互角の戦いを繰り広げ、刃牙が優勢となります。ガイアに頭突きをし、ガイアに大ダメージを負わせた矢先、ここで思わぬ事態に見舞われます。頭突きを受けて奇声をあげたガイア。そのまま大気をめい一杯吸い込むと絶叫しました。強靭な破壊力を持つガイアの絶叫は、周囲の人々の鼓膜を破り、三半規管にもダメージを与えました。

ガイアの異変を察して後ずさりした刃牙も、ガイアの絶叫にやられてしまいます。三半規管をやられたことで平衡感覚が狂い、視界も悪くなってしまった刃牙。気を失わないように自らの顔面を殴る中、背後からガイアが襲い掛かります。拘束されながらもなんとか頭を突き出し、頭突きでガイアの鼻を攻撃して背負い投げを決めました。

トドメにガイアの後頭部へ蹴りを入れたものの、ガイアはまだ気を失っていませんでした。水銃弾で刃牙の視界を奪い、その隙に蔓で首を締め上げます。さらに自らが重みとなって、刃牙に対する締め付けを強化しました。一度は意識を失った刃牙でしたが、何とか気力を取り戻します。そして、木を蹴り折ることで仮死状態から脱却し、ガイアに挑む姿勢を取りました。

首をつるし上げられてガイアの重みを加われば、通常ならば命を落としてもおかしくない状況でした。なぜ、刃牙は死ななかったのか、彼の強靭な生命力に驚きを隠せないガイア。一方の刃牙は、先ほどの危機的状況をものとせず、平然を保っていました。そして、ガイアの頸動脈を両手の人差し指で抑え込み、ガイアを失神させました。

「グラップラー刃牙」にて、刃牙少年を窮地に追い込んだものの、最後には逆転されて敗北したガイア。第2作「バキ」最凶死刑囚編にて再登場を果たしました。世界各地に点在していた最凶死刑囚が日本に集結し、地価闘技場のファイターたちとの壮絶な戦いが始まります。各地で激戦が繰り広げられる中、地下闘技場では、ロシアから来た最凶死刑囚・シコルスキーとの戦いが行われていました。

当初、シコルスキー戦はジャック・ハンターの出場が予定されていたものの、急遽ガイアへ変更されました。選手交代を受けてリングに上がったガイア。ここでも己の信条である環境利用闘法を貫き、一度は取り出した銃やナイフを放棄しました。試合開始後、リングの砂をかけることでシコルスキーの視界を奪い、戦いを有利に進めます。

そして、砂を巻き上げることで周囲と同化し、姿をくらませながらシコルスキーに攻撃を仕掛けます。しかし、鼻をつまんだり、寸止めをするなど、まるでシコルスキーで遊んでいるように見えました。ガイアのふざけた真似に怒り、男らしく戦うように言い放つシコルスキー。一方、ガイアは聞く耳を持たず、姿を見せようとしません。傭兵経験のあるガイアにとって、いかなる戦いも己の生き残りがかかっていると考えていました。

それは、格闘技についても同様であり、地下闘技場での戦いも、ガイアにとって生きるか死ぬかの極限の戦いだったでしょう。しかし、何を思ったのか、ガイアは寸止めを繰り返し、シコルスキーにダメージを与えようとしません。そして、10秒に1度のペースで本当の攻撃を繰り出すと相手を脅します。これまでは寸止めだっため、ダメージを負う恐怖が軽減されていたシコルスキー。

しかし、次からは寸止めの中に本当の攻撃が混じっており、ガイアの動きを予測することが難しい状況にあります。いつ、どのような攻撃を受けるのか、はかり知れない恐怖に襲われるシコルスキー。ガイアに対する恐怖に耐え切れなくなり、自らの敗北を認めました。この勝負はガイアの勝利に終わり、環境利用戦法を用いて戦ったこともあり、無傷で済みました。

シコルスキー戦で環境利用闘法の強さをみせつけたガイア。次は、第4作「刃牙道」宮本武蔵編に登場しました。徳川光成によって現代に蘇った宮本武蔵でしたが、かつて剣豪と呼ばれた凄腕の剣士を相手に、闘技場のファイターは苦戦を強いられます。また、時代の変遷に気づかず、現代での立身出世を目指す武蔵。各地で物騒な事件を起こしては、警察の世話になることも少なくありません。

闘技場最強のファイター・刃牙を2度も倒すなど、計り知れない強さを持った宮本武蔵に対抗できる者はおらず、光成たちは頭を悩ませます。そんな中、夜道を歩く武蔵を発見したガイア。すぐさま尾行に入り、武蔵の背後に近づきます。しかし、ガイアから危険な気配を感じなかったことから、武蔵は警戒することはありませんでした。

一方のガイアはナイフを持ち出すも、ここでも本気で襲い掛かることはないと見抜かれ、武蔵に相手にされません。そこで、ガイアは発射式ナイフの本当の威力を見せつけるも、今度は腕を掴まれてしまいます。自分が生きていた時代にはなかったナイフに興味津々の武蔵。刀とは異なる武器を近くでみるべく、ナイフを奪うためにガイアに攻撃を仕掛けました。

武蔵から無刀の斬撃を受けたガイア。正中線に沿うように真っ二つに斬られ、垂直方向にも切られてしまいます。ノムラから肉体の主導権を奪うことで、勇次郎と同等の強さを発揮できたガイア。しかし、宮本武蔵は格が違いすぎる相手でした。圧倒的な強者を前に、ガイアは自らの敗北を認めました。

幼年編と最凶死刑囚編では、対戦相手を窮地に陥れるなど、計り知れない強さを見せつけたガイアでしたが、宮本武蔵編ではその強さは鳴りを潜めています。まるで、これまでの強さが嘘のように弱く描かれ、かませ扱いとも評されています。一体、ガイアに何があったのでしょうか。以下では、「刃牙（バキ）」のガイアがかませと言われる理由について考察しました。その他、本部以蔵との関係についてもまとめました。

「刃牙（バキ）」シリーズでは、範馬勇次郎と互角の強さとも評されたガイアは、決して弱くないキャラクターです。しかし、作中ではかませ犬のように描かれています。なぜ、ガイアはかませの扱いになってしまったのでしょうか。その理由は、彼の師匠である本部以蔵を持ち上げるためと考察されています。刃牙や烈海王を敗北に追い込み、ピクルに恐怖を植え付けるなど、圧倒的な強さを見せつけた宮本武蔵。

これまでにない強敵を倒したのが、本部以蔵でした。本部自身も武蔵戦で劣勢を強いられるも、首の皮一枚を残して勝利しました。しかし、「刃牙」では本部以外にも最強キャラはおり、武蔵を倒したのが本部以蔵という結末は納得がいかないでしょう。そこで、本部以蔵の実戦での強さをアピールするべく、ガイアとジャック・ハンターが登場しました。

刃牙少年を窮地に追い込み、最凶死刑囚シコルスキー戦に勝利した戦績を持つガイア。自然のあらゆるものを武器に使用し、かつ心理戦にも長けたガイアに勝てる者はいないでしょう。一方、ジャック・ハンマーは、最大トーナメント戦で刃牙と死闘を繰り広げた最強戦士です。惜しくも準優勝に終わったものの、刃牙が負けてもおかしくない状況まで追い込んだモンスター級のファイターです。

このように「刃牙（バキ）」では、華々しい戦績を誇った2人でしたが、宮本武蔵戦ではその強さが発揮されませんでした。これは、本部以蔵は実戦で強いということを強調するためであり、ガイアとジャックはそのために登場させたち推測されます。

ガイアが敗北した宮本武蔵を倒した本部以蔵。第1作「グラップラー刃牙」からの登場人物で、実践型柔術の本部流柔術の師範でもあります。作中では、最大トーナメントにも出場するも、初戦敗退という結果に終わりました。このように、登場初期は弱小のイメージが強調された本部以蔵。しかし、第2部以降は格闘から実戦へとシフトし、本部以蔵の真の強さが発揮され始めます。

最凶死刑囚であり、毒手の使い手である柳龍光と対峙した本部以蔵。柳の毒手を超実戦術で切り落とし、一気に戦力を落とす離れ業を繰り出しました。一方、「刃牙道」宮本武蔵編では、ガイアと本部以蔵の師弟関係が明かされています。ガイアの環境利用闘法は、本部の超実践術を応用した技と考えられるでしょう。普段は凶暴なガイアですが、師匠の前では人が変わったように大人しくなります。

その日は、道場にある道具を使って手合わせをすることになったガイア。格闘では圧倒的な強さを誇ったガイアでも、まだまだ師匠の実力には及びません。予知能力もむなしく、本部の束縛術に倒されてしまいます。一方、ジャック・ハンマー戦でも、本部の実戦での強さがアピールされました。圧倒的なフィジカルを誇るジャックも、本部の超実践術には及ばず、束縛術にやられました。

「刃牙（バキ）」シリーズでの登場回数は少なかったものの、はかりしれない強さで注目を集めたガイア。彼の強さは国外でも噂され、勇次郎と共に最強生物の1つに数えられています。以下では、「刃牙（バキ）」のガイアと関係するキャラについて紹介します。

防衛庁が極秘裏に結成した陸上自衛隊最強の実戦部隊であり、5人1組で構成されています。訓練では、班長で衛生兵のノムラ（ガイア）他4名が参加していました。戦場格闘技の達人や凄腕のナイフの使い手、双子の精鋭兵という戦いのプロフェッショナルで構成されています。しかし、戦闘力はガイアよりかなり低く、襲撃した刃牙にかすり傷を負わせることしかできませんでした。

地上最強の生物と評される刃牙の父親であり、彼の目標でもあります。「オーガ」とも呼ばれ、圧倒的な強さで周囲から恐れられています。ガイアの強さは勇次郎のオーガに匹敵すると言われるも、勇次郎自身はガイアのことを同等とみなしていません。ガイアと下僕と評し、自分の方がはるかに強いことを強調しています。

アメリカ海軍大佐で、勇次郎の友人・監視役です。ガイアとは面識こそなかったものの、彼の計り知れない強さは噂として知っていました。作中では、勇次郎に挑もうとする刃牙にガイアの存在を教え、刃牙とガイアの対戦のきっかけとなっています。

キャプテン・ストライダムの知人であり、かつて「兵士の中の兵士」と呼ばれる活躍を見せた老将です。ガイアとがコンゴ内戦で対峙したことがあり、その時の経験をストライダムにも語っています。また、Sir.にとってガイアは、範馬勇次郎と共に絶対に勝てない相手と認識されています。

童顔からは想像がつかないほどの強さや残忍さを発揮したガイアといえば、インパクトあるセリフも見どころの1つです。また、ガイアは心理戦にも長けており、シコルスキー戦ではガイアの冷酷さが存分に発揮されました。以下では、例えようのない恐怖を感じさせる、「刃牙（バキ）」のガイアの名言を紹介します。

刃牙に襲撃された際には気弱なノムラの人格が表に出ていましたが、命の危機を感じたことでガイアの人格に入れ替わりました。ノムラとは対照的に圧倒的な強さで刃牙を追い詰めるガイア。さらに脳内麻痺を発生することで、潜在能力を覚醒させます。ノムラとも戦ったことのある刃牙にとって、ガイアの強さは未知数でした。

同時に、これまでに出会ったことのない強敵を前に、戸惑いを隠せなかったでしょう。片手で沼の先まで投げ飛ばされた刃牙。人間離れしたガイアの強さに苦戦を強いられました。

打撃攻撃だけでなく、心理戦にも長けたガイア。最凶死刑囚シコルスキー戦では、ガイアの真の恐ろしさが発揮されました。地下闘技場での戦いでも、環境利用闘法で挑むガイアは、砂を巻き上げることで有利に進めようとします。シコルスキーから見れば、ガイアの行為は女々しいものに思えるも、これもガイアの作戦の内でした。

そして、真の恐怖をシコルスキーに与えるべく、10秒に1回のペースで攻撃を繰り出します。しかし、どのタイミングでどこへ攻撃が当てられるのか、先の読めない恐怖におびえるシコルスキー。ついにメンタルが限界を迎え、自ら負けを認めました。

アニメ第1作と第2作に登場したガイア。アニメ版での活躍はもちろん、アニメ声優によるノムラ・ガイアの演じ分けにも注目が集まりました。以下では、「刃牙（バキ）」のガイアのアニメ声優について紹介します。

アニメ第1作のガイアのアニメ声優・遊佐浩二さんは、1968年生まれ、京都府出身の声優で、養成所を経て1993年から活動を行っています。声優・遊佐浩二さんの主な出演作品は、アニメ「BLEACH 千年血戦篇」市丸ギン役、「ダイの大冒険（2020年）」フェンブレン役、「ヴァニタスの手記」ヨハン役、「ラディアン」ドラグノフ役等です。

アニメ第2作のガイアの声優・村瀬歩さんは、1988年生まれ、アメリカ合衆国出身の声優で、2011年から声優活動を行っています。声優・村瀬歩さんの主な出演作品は、アニメ「ハイキュー!!」日向翔陽役、「あんさんぶるスターズ!」姫宮桃李役、「魔入りました!入間くん」鈴木入間役、「鬼滅の刃」小鉄役等です。

普段はひ弱な性格のノムラであるものの、あるきっかけで残忍な人格に変貌するガイア。性格だけでなく、戦闘能力すらも変わってしまう独特のキャラクター性がファンを魅了しています。作中では登場シーンが少なかったガイア。範馬勇次郎のオーガと並ぶ強さの持ち主だったでしょう。以下では、「刃牙（バキ）」のガイアに関する感想や評価を紹介します。

いかついキャラが多い中で、童顔がかわいいと注目を集めるガイア（ノムラ）。ファンからもかわいい、好きとの感想が多く寄せられています。一方、戦闘では、かわいらしい顔からは想像がつかない残忍な一面を見せています。その強さは、範馬勇次郎を彷彿させ、刃牙からも「人間じゃない」と言わしめたガイア。外見と内面の強さとのギャップも彼の魅力となっています。

ガイアといえば、最凶死刑囚編での活躍も見どころであり、シコルスキーとの戦いでは無傷で勝利する圧倒的な強さを見せつけました。死刑囚との戦いでは、最大トーナメントの出場戦士の多くが倒される中、ガイアは環境利用闘法と心理戦を駆使して戦いに勝ちました。SNSでは、再登場で死刑囚をカッコよく倒していった姿が好きとの感想もみられ、刃牙シリーズの人気エピソードにもなっています。

「刃牙（バキ）」シリーズでは、ガイアとしての登場が多いものの、彼の本来の姿はノムラです。しかし、幼年編でガイアに変貌して以降、ノムラとしての登場回がありません。また、「刃牙道」にて本部以蔵の弟子だったことが判明したガイア。本部はノムラのことも知っているのか、またノムラはどこに行ったのかと、ノムラに関する疑問も寄せられています。

登場初期は、勇勇次郎に並ぶ強さと評され、シコルスキーとの一戦でも凄まじい強さを見せつけたガイア。刃牙の最強キャラにも数えられたガイアでしたが、「刃牙道」では本部の弟子として弱々しい姿を晒しました。本部以蔵の弟子となったことに疑問を投げかける声はもちろん、突然、ガイアが弱くなったことに納得がいかないなど、厳しい意見が寄せられています。

「バキ」最凶死刑囚編にて激戦を繰り広げたガイアとシコルスキー。刃牙シリーズでは珍しく、お互いに少ない怪我で決着がついた異色の一戦を繰り広げました。また、ガイアとシコルスキーは外伝の主人公にも起用され、2022年11月から「月刊少年チャンピオン」にて連載されています。本編はもちろん、外伝も面白いと評され、ガイアとシコルスキーの今後の活躍にも注目が集まっています。

「刃牙（バキ）」のガイアの強さや能力、戦績、本部以蔵や範馬勇次郎との関係などをネタバレ考察しました。幼年期の刃牙と対峙し、彼を仮死状態にまで追い込んだガイア。シコルスキー戦でも圧倒的な強さを見せつけ、勇次郎のオーガと並ぶ最強キャラでしょう。しかし、宮本武蔵編では師匠・本部以蔵のためにかませ扱いとなり、残念な最後となっています。