【刃牙】加納秀明は徳川光成のボディガード！強さ・能力や登場シーンは？

地下闘技場の正ファイターであり、場主・徳川光成のボディガードを務める加納秀明。防御法を重視した戦闘スタイルを得意とし、高い予知能力で相手を追い詰めていきます。しかし、防御面を重視するあまり、攻撃能力が低いことが欠点でしょう。以下では、「刃牙（バキ）」の加納秀明のプロフィールや強さ、能力を紹介します。その他、刃牙（バキ）の加納秀明の登場シーンや戦績、アントニオ猪狩との対決などもまとめました。

地下闘技場での戦いから始まった「グラップラー刃牙（バキ）」は、板垣恵介先生による異種格闘技漫画です。1991年から「週刊少年チャンピオン」で発表され、2023年9月現在は第6作「バキらへん」が連載されています。

父親を超える格闘家を目指す主人公・範馬刃牙の成長や、あらゆる格闘自慢との熾烈な戦いが人気に火をつけた「刃牙（バキ）」の漫画。「バキ外伝 疵面-スカーフェイス-」をはじめとするスピンオフ作品も多く発表されています。

幼少期から格闘技の手ほどきを受け、若年でありながら地下闘技場で無敗を誇る範馬刃牙。平凡な高校生でありながら、格闘技の実力は非常に高く、彼の右に出る者はほとんどいません。そして、熾烈な戦いが繰り広げられた最大トーナメントを制した刃牙は、戦いの場を闘技場の外へ向けます。国外での格闘大会に出場したり、強敵との戦いにて鍛錬を積んだ刃牙は、目標であった父・勇次郎との戦いに挑みます。

第1作「グラップラー刃牙」からの登場人物で、徳川光成のボディガード、地下闘技場の元正ファイターです。加納曰く、世界で上位50位に入る実力者で、自身も格闘家としての強さや腕前に自信を持っています。使用武術は護身術で、相手の攻撃を予測したり、回避して初弾を食らわせる戦闘スタイルを披露しています。一方、格闘については、完璧な防御さえあれば攻撃は単純な一撃で事足りるとの考えの持ち主です。

地下闘技場のファイターとしては最下位の加納秀明。一方、ボディガードとして勤務する徳川邸では警備隊長として重用されています。作中では、ドリアンによる徳川家襲撃で倒されるなど、情けない姿が目立ちます。しかし、刃牙少年との一戦では防御力の高さを見せつけており、決して弱くはないでしょう。以下では、「刃牙」の加納秀明がボディガードを務める徳川光成のプロフィールや光成との関係についてネタバレ考察しました。

加納秀明がボディガードにつく主人であり、第1作の舞台となった地下闘技場の支配人です。その血筋は、水戸黄門で知られる徳川光圀を祖先に持ち、光成は11代目の当主にあたります。徳川家が所有する地下闘技場は江戸時代にさかのぼり、武芸者の自己表現の場として後楽園に造られました。光圀によって全国から武芸者たちが集められ、様々な試合が催されました。

そして、光成の代になると、東京ドームの建設に伴い地下闘技場が増設され、あらゆる格闘自慢が己の実力を試すために訪れるようになります。また、支配人である光成自身も大の格闘好きで知られ、彼らの試合を見ることを生き甲斐としています。一方で強者同士を引き合わせることにも長け、後に地上最強を決める最大トーナメントを開催しました。

加納秀明と徳川光成の関係は、護衛係と雇い主という主従関係にあります。徳川邸では護衛係を複数雇っており、加納は護衛隊長に任命されています。一方、加納と光成の出会いや、ボディガードとして雇われたいきさつは作中で語られておらず、詳細は不明です。しかし、刃牙の技を全て捌いた技量や鉄壁の防御力を見込まれ、徳川邸の護衛係にスカウトされた可能性も高いでしょう。

地下闘技場ではドンケツ扱いであり、ファイターとしての実力はあまり強くないと推測される加納秀明。一方、要人の護衛という面では、加納の護身術は非常に優れており、弱いとも言い切れないでしょう。作中では徳川邸の侵入者に倒されるなど、護衛隊長らしからぬ弱さを露見した加納。本来ならば、その時点で解雇されてもおかしくないでしょう。

しかし、刃牙シリーズでは徳川光成と共に登場するシーンが確認できます。その後も護衛を続けていることから、徳川光成からの信頼が厚いとも推測できるでしょう。

加納秀明が使用する武術は護身術であり、地下闘技場のファイターの中では珍しい存在でしょう。相手の攻撃を予測し、ダメージを最小限に抑えることを重視する加納秀明。防御力を高めた戦闘スタイルが、加納の強さとなっています。同時に、防御に特化した能力は攻撃力が疎かになり、弱点にもなり得るでしょう。以下では、「刃牙（バキ）」から、加納秀明の強さや、相手の攻撃の回避に優れた能力についてネタバレ紹介します。

加納秀明の最大の強みである予知能力は、相手と同じ構えをして次に繰り出される攻撃を予想するものです。また、加納の予知能力は的中率が非常に高く、相手の攻撃を回避して初弾を繰り出す戦闘スタイルを得意としています。

地下闘技場の正ファイターといえば、圧倒的な攻撃力を強みとする一方、加納の場合は防御力の方が優れています。戦闘では攻撃力が高い方が有利であるものの、防御力が高いことは無駄な動きやダメージを避けることに繋がるでしょう。また、護身術を極める加納にとって、防御力は最も重視すべき要素として描かれています。

防御を重視するあまり、攻撃力が低いことが弱点である加納秀明。なんでもありの地下闘技場では、加納の戦闘スタイルは通用せず、正ファイターではドンケツです。また、作中での戦闘シーンから攻撃力が著しく低いとも感じるでしょう。しかし、加納の攻撃の威力は決して低くありません。徳川邸に侵入した刃牙を初弾で膝をつかせるなど、強烈な一撃を隠し持っています。

大抵の相手はこの技1つで倒すことができる、加納秀明の必殺技です。しかし、攻撃力を軽視する加納の実力では、突きの威力は限界があります。そのため、格上の相手には効果が発揮されません。

「刃牙（バキ）」では、実在の格闘家をモデルしたキャラも多数登場しています。加納と対峙したアントニオ猪狩もその1人であり、2人のやり取りはただならぬ雰囲気を醸しました。作中では負けるシーンが多かった加納でしたが、格闘家としての素質は本物だと言われています。以下では、「刃牙（バキ）」から、加納秀明の登場シーンや、猪狩・刃牙との対戦など加納の戦績をネタバレ紹介します。

徳川邸を訪れたプロレスラーのアントニオ猪狩。最近はおもしろいファイターがいなくなったとぼやく光成に対し、猪狩は範馬刃牙を教えます。範馬勇次郎の息子であり、中学生でありながら圧倒的な強さを誇っていた刃牙。過去には、プロボクサーや裏社会の喧嘩師を相手に勝利した戦績もありました。猪狩の話は格闘好きの光成の興味をかきたて、2人は範馬刃牙を話題に盛り上がります。

その時、猪狩の背後から不意打ちを仕掛ける者の気配が漂います。その人物こそ加納秀明であり、徳川邸の護衛隊長として、光成の周辺を警戒していました。また、猪狩に対しても警戒心を持って不意打ちに出たものの、彼が安全だと知ると思いとどまります。光成を介して猪狩と対面を果たした加納。しかし、不意打ちが失敗に終わったことを指摘され、加納は怒りを覚えます。

そして、猪狩の挑発に乗るように、徳川光成の前で戦闘モードに入ります。決闘寸前を予感させるも、冷静になった猪狩が大人な対応に出て、和解を持ち出します。しかし、加納の警戒は続いており、猪狩の手が肩に置かれる前に身を引き、猪狩の背後を取ります。加納の俊敏な動きを目の当たりにした猪狩は、年を重ねた自分では敵わないと負けを認めました。

一方、徳川邸を後にする際、加納に対して意味深な言葉を発しました。徳川邸に来た時から、不穏な空気を察していた猪狩。今夜、徳川邸で何かが起きると予感していました。それは加納と同じであり、はやり猪狩は一流の格闘家だったと認めます。一時は決闘寸前までいった加納秀明とアントニオ猪狩でしたが、その後、2人が戦うことはありませんでした。

アントニオ猪狩から忠告を受け、厳重警戒を張っていた加納秀明。一方、徳川邸を後にした猪狩は、上半身裸の少年を見かけます。少年のただならぬ雰囲気に圧倒された猪狩は、何事もなかったようにその場を後にします。実は、この少年こそ猪狩が光成に教えた少年・範馬刃牙でした。ある人物から東京ドームの地下闘技場の存在を知り、さらに実力を上げるべく、闘技場への参加を目論む刃牙。

地下闘技場に出場するべく、支配人である徳川光成に許可をもらうために直談判にやってきました。しかし、光成との面会の約束を取っていなった刃牙は、徳川邸へ侵入する強硬手段に出ます。もちろん、敷地内では、不審者の侵入を受け、護衛隊が一斉に動き出します。刃牙は、己の実力を試すように護衛隊員を次々と倒していきました。

最後の1人を倒し、安心したのもつかの間、背後から並みならぬ殺気を感じ取ります。一旦、その場を離れながら振り向くと、親衛隊長の加納秀明が待ち構えていました。徳川光成に合わせてほしいと懇願する刃牙。加納を倒せば明日にでも地下闘技場への参加が認められると聞き、やる気を出します。闘技場の正ファイターである加納は、卓越した予知能力と防御力を武器に刃牙を追い詰め、戦を有利に進めます。

相手の攻撃を回避して繰り出した自慢の初弾で、刃牙に膝を付けさせることに成功します。しかし、攻撃力がいまいちだったことから、加納は正ファイターなのかと疑問を持ち始めた刃牙。そして、2度目の攻撃は上手く受け止め、関節技で加納を追い詰めました。地面に顔を叩きつけられ、失神する可能をよそに、刃牙は庭先で正座をして待つことにします。しばらくすると徳川光成が現れ、刃牙がいることに驚きます。

同時に、庭先に倒れる加納たちの姿をみて、範馬勇次郎の息子だと確信しました。そこで、闘技場ではドンケツの加納秀明と交代する形で正ファイターの登録を認められました。一方、刃牙の登場で正ファイターを外された加納は、その後も引き続き徳川光成のボディガードを務めています。第2部「バキ」の最凶死刑囚編では、徳川邸に侵入したドリアンと対峙し、血を流して倒れる重傷を負っています。

第4部「刃牙道」では、愚地独歩の演武シーンで登場しています。光成から指示され、愚地の試し割りの道具を用意する加納秀明。コンクリートブロックの他、ビール瓶や木材も用意され、愚地は華麗な空手技でそれらを割ります。一方、それらを見たクローンの宮本武蔵の反応は意外なものでした。愚地の空手は「武」ではなく、「舞踊」だと評する宮本武蔵。バカにされたと感じた愚地は、武蔵との戦いを勃発させます。

剣豪で知られた宮本武蔵ですが、クローンでもその強さは健在でした。無刀の斬撃を繰り出し、愚地の肩から腹にかけて斬りつけます。しかし、無刀の斬撃はあくまでイメージにすぎないと考える愚地。大怪我を負っても負けを認めようとしません。そこで、武蔵は本物の刀を引き抜き、勝負を再開させます。使用する刀は、徳川家が所有する名刀・國虎でした。

真剣を構えながら愚地の攻撃をかわす武蔵。刀を愚地の顔面に押し付けると、そのまま地面へ叩きつけます。しかし、刀を引いていないため、愚地は斬られることはありませんでした。これは、武蔵が愚地に手加減をしたことを意味し、愚地独歩の敗北を決定づける瞬間となりました。後に、クローンの存在を徳川光成から聞かされた愚地。屈辱的な敗北を受け、しばらく引きこもりたいと光成に申し出ます。

「グラップラー刃牙」の幼年編で初登場し、アニメでも第1作にて登場を果たした加納秀明。徳川邸の護衛係として、幼い刃牙を相手に己の護身術を披露した姿が印象的でしょう。初めこそ刃牙を上回る実力者を彷彿させるも、攻撃面が疎かになってしまう考えが敗因となりました。以下では、「刃牙（バキ）」から、加納秀明のアニメ声優・小野健一さんのプロフィールや主な出演作品を紹介します。

加納秀明のアニメ声優・小野健一さんは、1958年生まれ、東京都出身の声優・俳優・タレントです。大学中退後、舞台役者として活動を開始しました。1982年から「小野喜久男」の名義で声優業を開始し、後に現在の芸名へ改名しました。

声優・小野健一さんの主な出演作品は、アニメ「金田一少年の事件簿」高遠遙一役、「キン肉マンII世」ラーメンマン役、「怪盗ジョーカー」ダークアイ役、「半妖の夜叉姫」七星役、「BORUTO」ガンノ役です。また、海外作品では、「ダイハードシリーズ」等の吹き替えを担当した他、韓国人俳優のユ・ヘジンの担当声優を務めています。

徳川邸を訪れたアントニオ猪狩との一戦から、ただならぬ強さを予感させた加納秀明。幼い刃牙が徳川屋敷に侵入した際にも、高い防御力と技量で攻撃を捌きました。攻撃では初弾を得意とするも、その後の攻撃はいまいちでした。護衛としては優秀であるものの、闘技場のファイターとしてはまだまだ実力不足でしょう。以下では、「刃牙（バキ）」から、徳川光成のボディガード・加納秀明に関する感想や評価を紹介します。

加納秀明は登場回こそ少ないものの、「グラップラー刃牙」から登場している数少ないキャラクターです。刃牙（バキ）の幼年編で登場し、徳川家の護衛係としての強さを見せつけた加納秀明。しかし、以降は目立った活躍がなく、出るたびに格が下がっているとも言われています。一方で、卓越した防御力や現実は慣れした格闘技術から、最強トーナメント出場者よりも強いとの意見も見られます。

アントニオ猪狩戦では最強キャラを予感させる雰囲気を醸した加納秀明でしたが、刃牙に敗れたことを機に目立った活躍が描かれなくなりました。一部ではかませ犬とも呼ばれ、本当に闘技場の正ファイターだったのか疑問が残るでしょう。一方、加納秀明に対する好感は高く、何年経っても加納のかませキャラが笑えると、好意的な感想も多く寄せられています。

2001年に初アニメ化され、2018年には2度目のアニメシリーズが開始された「刃牙（バキ）」。新シリーズではアニメ初となるエピソードも発表され、新たなファンを獲得しています。第1作「グラップラー刃牙」から、数多くのキャラが登場するも、その中で加納秀明が好きとの声が寄せられています。作中では出番が少なく、かませ犬とも評される加納でしたが、他キャラにはない独特の雰囲気が人気を集めています。

2023年8月からは、新シリーズ「バキらへん」が開始され、さらなる盛り上がりを見せる刃牙シリーズ。読み返すたびに新たな発見や気づきを得ることができ、ファンからの根強い人気につながっています。今回紹介した加納秀明は第1作から全ての作品に登場する数少ないキャラクターでもあります。作中では目立った活躍こそないものの、キャラクターの良さがファンの好感を呼んでいるでしょう。

「刃牙（バキ）」では幼年編のエピソードが強いものの、その後の登場シーンの少なさからマイナーキャラとも呼ばれる加納秀明。徳川光成のボディーガードでありながら、刃牙に倒されるという護衛隊長らしからぬ姿を見せました。その後、徳川家の護衛係をクビにされてもおかしくない状況でしたが、加納は引き続き徳川邸に留まっています。一部ではクビも予想されたものの、再登場を機に加納の現状を知ることが出来たでしょう。

「刃牙（バキ）」の加納秀明といえば、徳川光成の護衛係で刃牙に倒されたかませキャラというイメージが強いでしょう。一方、刃牙の視点から考察すると、「虎王」を使用した数少ない人物であり、再注目を集めています。しかし、加納は刃牙シリーズ初期のキャラクターであり、その後も出番が少ないことから認知度が低く、ファンの中には加納秀明とは何者なのかと疑問の声も上がっています。

地下闘技場の正ファイターから外されても、引き続き徳川光成の護衛として活動を続けている加納秀明。幼年編以降はモブキャラ扱いであるものの、要所ごとにその姿を見せています。また、SNSでは加納秀明のスピンオフ作品を期待する声も寄せられています。どのような経緯で徳川光成の護衛となったのか、地下闘技場への参加を認められた経緯など、気になる要素が多いキャラクターでしょう。

ファンの間ではマイナーキャラとして認知されるも、実際は刃牙シリーズのほとんどに登場している加納秀明。戦闘シーンは徳川邸の庭を舞台にした刃牙との戦いのみであり、その後も目立った活躍がありません。一方、いかついキャラの多い刃牙の中では数少ない美形キャラであり、トップクラスのイケメンとも評されています。登場シーンが少ないために認知度は低いものの、コアなファンから根強い人気を誇っています。

「刃牙（バキ）」の加納秀明の強さや能力、登場シーンや戦績などをネタバレ紹介しました。支配人の徳川光成のボディガードであり、過去には地下闘技場の正ファイターとして活躍した加納秀明。しかし、ファイターとしての実力は低く、光成からはドンケツと評されています。攻撃力は弱いものの、卓越した防御力を秘めており、加納秀明の強みとなっています。その点は徳川光成に認められていた可能性が高いでしょう。