【刃牙】マホメド・アライJr.は噛ませで弱い?戦績や刃牙に敗けたその後は?

以下では、マホメド・アライJr.について紹介します。第2作「バキ」に登場し、刃牙との激戦が期待されたアライJr.。圧倒的な強さを見せながら、後半では噛ませ犬のような扱いとなり、弱いとも評されています。本文では、「刃牙(バキ)」のマホメド・アライJr.が弱いと言われる理由や戦績についてネタバレ考察しました。その他、勇次郎や梢江との関係、刃牙に敗れたその後もまとめました。

【刃牙】マホメド・アライJr.は噛ませで弱い?戦績や刃牙に敗けたその後は?のイメージ

目次

  1. マホメド・アライJr.とは?
  2. マホメド・アライJr.は噛ませで弱い?強さを考察
  3. マホメド・アライJr.の戦績
  4. マホメド・アライJr.と刃牙との戦いやその後
  5. マホメド・アライJr.の性格やモデル
  6. マホメド・アライJr.の声優
  7. マホメド・アライJr.に関する感想や評価
  8. マホメド・アライJr.まとめ

マホメド・アライJr.とは?

「キバ」のマホメド・アライJr.の紹介・イメージ画像

ボクシングをベースとする拳法と、スピード感あふれるパンチで強さを見せつけたマホメド・アライJr.。過去には「バキ」のラスボス候補として注目されました。しかし、ある試合を皮切りに連敗を重ね、噛ませ犬とも言われています。果たして、アライJr.は本当に弱いのでしょうか。以下では、「バキ」のマホメド・アライJr.が弱いと言われる理由や戦績、刃牙との対戦結果、範馬勇次郎や梢江との関係などをネタバレ考察しました。

刃牙(バキ)の作品情報

2023年9月現在も連載が継続されている「刃牙(バキ)」は、板垣恵介先生による格闘漫画シリーズです。第1作「グラップラー刃牙」から始まり、2023年8月からは第6作「バキらへん」が開始されました。単行本は、第1作は全43巻、第2作は全31巻、第3作は全38巻、第4作は全22巻、第5作は全17巻で構成されています。

刃牙(バキ)の概要

本編の他、外伝シリーズも発表され、個性豊かな格闘家の登場や白熱した試合がファンに支持される「刃牙(バキ)」。原作漫画はもちろん、アニメシリーズも高い人気を誇っており、2023年9月時点で第3作「範馬刃牙」までのエピソードがアニメ化されました。

刃牙(バキ)のあらすじ

平凡な高校生ながら、卓越した格闘技術と圧倒的な強さで地下闘技場をにぎわせていた範馬刃牙。武術家である父親から格闘技の英才教育を受け、闘技場では負け知らずで知られていました。そんなある日、地下闘技場にて最大トーナメントが開催されることが決まります。地上最強を決める一大イベントを聞きつけ、国内外から多くの格闘自慢がエントリーします。そして、刃牙も父親を倒す目標に近づくべく、大会出場を決意しました。

マホメド・アライJr.のプロフィール

第2作「バキ」の登場人物であり、中国大擂台賽にて特別枠で出場した選手です。ボクシングの元世界王者のマホメド・アライを父親に持ち、マホメド・アライ流拳法を使用します。中国の大会では、海王2人を相手に善勝を見せるなど、実力の高さを発揮したアライJr.。しかし、神の子激突編では地下闘技場選手を相手に連敗し、刃牙からも力の差を見せつけられました。

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マホメド・アライJr.は噛ませで弱い?強さを考察

マホメド・アライJr.が弱いと言われる理由を考察・イメージ画像

「バキ」では弱いイメージが定着してしまい、親の七光りとも言われるマホメド・アライJr.。しかし、登場初期の活躍を見る限り、その実力は地下闘技場の戦士並みとも言えます。一方で、ある時期を境にアライJr.の実力が著しく弱まっています。以下では、「バキ」のアライJr.が噛ませで弱いと言われる理由について考察しました。その他、マホメド・アライJr.の強さについてもまとめました。

マホメド・アライJr.が噛ませで弱くなった理由

父親の目標であったマホメド・アライ流拳法を完成させ、中国大擂台賽では主役級の活躍を見せたマホメド・アライJr.。キレのある強烈なパンチで相手選手を追い込み、「バキ」のラブボスとも予想されました。しかし、中国大擂台賽以降は連敗続きであり、噛ませ犬のような扱いを受けています。

また、どの戦いも救いのない内容ばかりであり、登場初期の活躍が嘘のように思えるでしょう。一方、「刃牙」では、ある時点を境に急に力が弱くなるキャラは少なくありません。当初は、刃牙との対戦を構想して、最強のボクシングキャラとして登場させたアライJr.。一方、ルール無用の格闘試合において、足技の使えないボクシングは扱いにくい題材だったでしょう。

また、範馬刃牙との戦いを想定した場合、攻撃のバリエーションが少ないことは、盛り上がりに欠けます。そのような判断から、マホメド・アライJr.の実力が弱くなり、かませ犬のように描かれたでしょう。

マホメド・アライJr.の強さや能力

中国大擂台賽を終えてからは一変して弱小キャラになってしまったマホメド・アライJr.。その後の戦績から弱いイメージが定着してしまうも、初期の活躍を見る限り、決して弱くはないでしょう。中国大擂台賽では、強烈なパンチで相手を圧倒するなど、ラスボス級の強さを見せつけています。また、最後まで闘争心を失わない、強靭なメンタルも彼の強さにあげられます。

刃牙との戦いに敗れ、戦闘不能に陥ったアライJr.。逆転できる可能性は低いと分かっていながら、刃牙を挑発し、最後まで戦おうとしました。

強さや能力①マホメド・アライ流拳法

アライJr.の父親が考案したマホメド・アライ流拳法は、あらゆる格闘技勝負を想定して生まれた全局面的格闘技術です。見た目はボクシングに似ているものの、格闘技の様々な局面に対応した、万能な拳法といえます。ボクシングのプロ選手であり、自身が編み出した拳法の完成を目指していたマホメド・アライ。しかし、戦争のブランクにより、息子のアライJr.の手で完成させることを望みました。

後にアライの願いは、アライJr.によって完成されています。アライJr.もこの拳法を自身の強みとし、戦闘でも圧倒的な強さを見せつけました。

強さや能力②スピード

反応が追いつかないスピードで攻める・イメージ画像

スピードはアライJr.の強さの源でもあり、目にも止まらぬ早さを発揮しています。また、スピードをつけることでパンチの威力も増し、相手に強烈なダメージを与えます。

強さやスピード③パンチ

強烈かつ正確なパンチを繰り出す・イメージ画像

圧倒的なスピードで繰り出されるパンチは、相手に大ダメージを与えるだけでなく、脳を揺らして失神させる威力も発揮しています。同時に、パンチの命中率も非常に高く、正確かつスピードのあるパンチを繰り出されたら、それらを避けることは至難の技でしょう。

強さや能力④地面への蹴り

地面への蹴りのイメージ画像

ボクシングをベースとし、パンチに特化した戦闘スタイルにも見えるマホメド・アライ戦法。しかし、足元をよく見ると地面を蹴っています。この動作は、パンチの威力とスピードを上げることに役立っており、アライJr.の強さにもなっています。

強さや能力⑤ステップ

華麗なステップを見せる・イメージ画像

ステップで相手の攻撃を回避し、そこから強烈なカウンター技を仕掛けるアライJr.。彼の必勝パターンであり、敵の攻撃スピードに比例してカウンターも強くなります。作中では、あえて相手の回復を待ち、カウンターの威力が上がる瞬間を見定めていました。

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マホメド・アライJr.の戦績

マホメド・アライJr.の戦績のイメージ画像

幼少期に出会った範馬勇次郎との対戦を機に、数多くの試合を経験してきたマホメド・アライJr.。作中では弱いイメージの強い彼ですが、幼いながら格闘家としての素質を勇次郎に認められていました。勇次郎とは本格的な戦いこそなかったものの、彼に認められることも、アライJr.の目標だったかもしれません。以下では、「バキ」のマホメド・アライJr.の戦績についてネタバレ紹介します。

戦績①デイブ戦

デイブ戦に挑むマホメド・アライJr.・イメージ画像

マホメド・アライJr.の最初の戦いは、格闘技チャンピオン・デイブとの戦いでした。ジム内では圧倒的な実力を誇り、アライJr.を崇拝するデイブ。一方、試合では、デイブのあらゆる攻撃をかわし、カウンターを決めて圧勝しました。

戦績②範馬勇次郎戦

範馬勇次郎とは幼少期に出会ったことがあり、マホメド・アライ流拳法の完成を伝えるべく勇次郎と再会しました。そこでアライ流拳法の実力を試すべく、勇次郎はかつて父・アライが苦戦したアライ・猪狩状態のポジションを取ります。不用意に近づけば相手の寝技にかかる難問を前に、アライJr.はどのような作戦を取ったのでしょうか。

しかし、アライJr.は、勇次郎の問いを放棄して部屋を出ていきました。その理由は、勇次郎の状態が戦いを放棄した態勢だと感じたからです。ボクシングしか極めなかったアライJr.にとって、勇次郎の寝そべった態勢は、不可解にも思えたでしょう。同時に、マホメド・アライ拳法には、寝技に対抗した技がなかったとも推測されます。

戦績③中国拳法家戦

中国拳法の頂点を決める「大擂台賽」は、海王の称号を持つ武術家同士で争われる、100年に1度の武術の祭典です。今大会では、特別枠として国外選手の参加も認められ、アライJr.も参戦を希望します。そこで、出場資格があるかを見定めるべく、劉海王の弟子との対戦が行われました。ボクサーが苦手とするアライ・猪狩状態を繰り出し、それらへの対処法を試す劉海王の弟子。

一方、アライJr.は、勇次郎との一戦からアライ・猪狩状態の攻略方法を完成させていました。相手に十分近づき、攻撃をかわして強烈なパンチを繰り出しました。その後も、相手に立ち上がる隙を与えず、パンチを連打して勝利を勝ち取ります。

戦績④除海王戦

劉海王の試練をクリアし、中国大擂台賽への出場が認められたマホメド・アライJr.。初戦は、相手を見下ろすほどの巨体を誇る龍王拳の使い手・除海王です。開始早々、目にも止まらぬスピードと正確なパンチで、除海王に大ダメージを与えます。そして、除海王が本来のスピードを取り戻したタイミングでカウンター技を繰り出し、2回戦進出を決めました。

戦績⑤範海王戦

中国大擂台賽の試合光景・イメージ画像

100年ぶりに開催された中国大擂台賽は、特別枠の国外選手の活躍や、現海王たちの不甲斐なさにより、中国人以外の選手の優勝が濃厚になりました。このままでは、中国最強の武人「海皇」の称号が国外に持ち出されてしまいます。そこで、前大会の覇者である郭海皇の提案で、残りの試合は中国と国外選手による団体戦に変更されました。

アライJr.は日米生き残り組に加わり、範海王との戦いが決まります。マホメド・アライ拳法には蹴り技がないという欠点から、この試合に勝機を見いだす範海王。しかし、試合が始まると、アライJr.は強烈なパンチを繰り出されました。さらに地面蹴りを行うことでパンチの威力を上げていきます。

マホメド・アライJr.のパンチは、相手の脳を揺さぶるほどの威力を発揮するダメージの大きい技す。しかし、範海王は気力で立ち上がることに成功します。その直後、平衡感覚を失って倒れてしまい、アライJr.の勝利が確定しました。

戦績⑥渋川剛気戦(1回目)

中国大擂台賽後、来日したマホメド・アライJr.は、刃牙の恋人である松本梢江に一目ぼれをします。そして、プロポーズまで行うも、梢江を困惑させてしまいます。そこで、梢江に振り向いてもらうべく、刃牙を倒すことで己の実力を見せつけようと考えます。まずは、腕試しとして渋川剛気との戦いに挑みました。初めは渋川に有利な試合となり、投げ飛ばされて驚きを隠せないアライJr.。

すぐさま巻き返しを図り、渋川が反応できないスピードでパンチを繰り出します。一発KOも狙える中、アライJr.のパンチは顔面の前で寸止めされました。その理由は、渋川との戦いは腕試しであり、本気で倒すつもりはありませんでした。しかし、渋川にとっては情けをかけられたと感じ、怒りを露わにします。その直後、アライJr.は寸止めを解除し、そのまま渋川の顔面を殴りました。

戦績⑦愚地独歩戦(1回目)

刃牙との対戦に向けて、地下闘技場の戦士に戦いを挑むマホメド・アライJr.。2人目の対戦相手に選んだのは、空手を極める愚地独歩でした。同じくスピードを強みとする2人でしたが、アライJr.の方が勝っており、次々と攻撃を決めていきます。本気を出した愚地は殺気を纏った攻撃を繰り出します。しかし、アライJr.のスピードに追いつけず、バックステップからカウンターを決められ、愚地は完敗しました。

戦績⑧ジャック・ハンマー戦

渋川・愚地にも勝利し、ここまで負け知らずの戦績を残したマホメド・アライJr.。しかし、ここで思わぬ事態に見舞われます。次の対戦相手は、過酷なトレーニングとドーピング、改造手術によって獲得した強靭な肉体を持つジャック・ハンマーです。アライJr.にとっては未知なる戦いとなるも、ひとまず今まで通りの作戦で試合に挑みます。

スピードを生かしたパンチとカウンター技を次々と決めるも、ジャックはビクともしません。次第にジャックの耐久性の高さに苦戦し、追い詰められていきました。しかし、何度も窮地に陥っても戦うことを諦めようとしないアライJr.。明らかに戦闘不能に陥っても、負けを認めようとしません。その後、ジャックが去ったことで戦いは終わったものの、ここで初めてアライJr.の敗北が描かれました。

戦績⑨渋川剛気戦(2回目)

ジャック戦で思わぬ強敵と出くわし、大ダメージを負ったマホメド・アライJr.。怪我がまだ癒えない中、渋川剛気からリベンジを挑まれます。コンディションが悪いこともあり、渋川に先手を取られ、劣勢を強いられます。その後も思うようにプレーができず、周辺の木などに叩きつけられ、失神寸前まで追い込まれました。

前回試合では、渋川に反撃の隙も与えない強さを見せつけたアライJr.。しかし、2度目の戦いではこれまでの強さが嘘のように、弱々しくなっていました。最後は渋川の問いに答えることが出来ないほど弱まり、アライJr.の敗北が決定しました。

戦績⑩愚地独歩戦(2回目)

ジャック戦に続く渋川戦にて、さらなるダメージを負った中、今度は愚地独歩のリベンジ戦を挑まれました。立て続けに敗北し、傷もひどくなったことから、試合を断ろうとしたマホメド・アライJr.。しかし、愚地の挑発に乗ってしまい、成り行きで戦いに挑むこととなりました。コンディションが悪いこともあり、実力が発揮できなかったアライJr.は、手脚を負傷させられたことで戦闘不能に陥ります。

心ではまだ戦えると意気込んでも、体は思うように動けません。そんなアライJr.に対し、挑発をかけながら去っていく愚地。マホメド・アライJr.は、自身の無力さやこれまでにない困難に直面し、悔し涙を流しました。

戦績⑪マホメド・アライ戦

序盤こそ勢いに乗っていたアライJr.でしたが、ジャックハンマー戦を皮切りに敗北を重ねてしまいます。また、怪我だらけになっても決して敗北を認めようとしない頑固さが災いし、梢江からも見放されました。心身共にダメージを負っている中、父親であるマホメド・アライとの試合が持ち込まれます。戦闘できる状態ではないことを理由に、一旦は試合を断ったアライJr.。

しかし、父親から「チキン」と言われたことで、戦うことに決めました。勝敗は、父・アライの圧勝であり、アライJr.の弱さがここでも露見しました。一方、渋川戦以降は、アライJr.のコンディションは良いとは言えず、タイミングの悪さが連敗を作ってしまったでしょう。

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マホメド・アライJr.と刃牙との戦いやその後

マホメド・アライJr.と刃牙との戦いやその後・イメージ画像

範馬刃牙戦でも実力を出し切れず、弱いキャラのイメージを定着させてしまったアライJr.でしたが、刃牙たちの評価は意外なものでした。これまでの戦績から、刃牙の勝利が濃厚と思われました。しかし、刃牙や渋川、愚地はアライJr.の勝利も予想しており、決して弱いキャラではないでしょう。以下では、「バキ」のマホメド・アライJr.と刃牙との戦いや、アライJr.のその後をネタバレ紹介します。

マホメド・アライJr.の範馬刃牙戦

徳川光成の提案により、範馬刃牙への挑戦を認められたマホメド・アライJr.。ベストコンディションでの挑戦を条件に掲げられ、鍛錬にも力が入ります。また、渋川たちとの戦いで受けた怪我もたちまち回復し、地下闘技場に入場しました。梢江をかけた運命の一戦は、刃牙の強烈なパンチから始まり、アライJr.はダウンします。その後もアライJr.は反撃することができず、刃牙の裸絞めを受けて敗北が決まりました。

マホメド・アライJr.が範馬刃牙に負けたその後

刃牙の裸絞めを受け、このままでは死亡となることが予想されたマホメド・アライJr.。しかし、父親であるアライの情けから、刃牙から解放されました。対刃牙戦では、すでに噛ませ犬のような扱いになってしまい、弱いイメージを定着させてしまったでしょう。同時に、刃牙戦後は登場せず、その後のシリーズでも未登場となっています。

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マホメド・アライJr.の性格やモデル

マホメド・アライJr.の性格やモデルを紹介・イメージ画像

幼少期の勇次郎とのエピソードから、メンタルの強さも示唆されたアライJr.でしたが、刃牙との試合にて精神的な弱さを指摘されています。同時に、その欠点が敗北の要因とも考えられ、格闘家としてはまだまだ未熟でしょう。以下では、「バキ」のマホメド・アライJr.の性格や、範馬勇次郎、梢江との関係を紹介します。その他、マホメド・アライJr.のモデルについてもまとめました。

マホメド・アライJr.の性格

敗北した相手に情けをかけたり、女性には優しさを見せるなど、強者としての余裕を見せていたマホメド・アライJr.。しかし、試合に立て続けに負けるようになってからは、格闘家としての弱さや精神的な甘さが浮き彫りになります。作中では、死を覚悟できないまま試合に挑んだことを範馬刃牙に指摘され、父親に命を救われる情けなさを見せました。このように、真剣勝負を甘く見ていたことが、連敗の原因なったとも言われます。

マホメド・アライJr.の幼少期

幼少期に来日した過去を持つマホメド・アライJr.。年代は1976年で父・アライと、プロレスラー・アントニオ猪狩との試合が予定されていました。また、範馬勇次郎ともこの頃に出会い、父親を通じて対面を果たしています。そして、マホメド・アライ流拳法を完成させることを勇次郎に約束しました。

マホメド・アライJr.と松本梢江の出会い

最凶死刑囚・柳龍光の毒手を受けた範馬刃牙。毒が全身に回ってしまい、入院を余儀なくされました。症状はかなり重く、命を落としかねない深刻な状況に梢江はショックを隠せません。病院の外で人知れず泣いていると、アライJr.が声をかけてきます。梢江に道を尋ねるはずでしたが、梢江を様子から何かを察し、お守りを託して去っていきました。

刃牙が危機的状況を乗り越えた頃、アライJr.は梢江に恋をしてしまいます。そして、中国大擂台賽を終えて来日した際、梢江にプロポーズをしました。しかし、すでに恋人のいる梢江は戸惑いを隠せません。その後、梢江を巡って刃牙への挑戦を目指したアライJr.。しかし、腕試しで挑んだ格闘家たちに次々と敗れ、範馬刃牙戦でも実力を出せないまま敗北しました。

刃牙への惨敗を受け、泣き崩れるアライJr.。そんな彼を温かく抱きしめたのが梢江でした。彼女の優しさに触れたアライJr.は、刃牙とは恋を巡る勝負はなく、自分は敗者でもないと悟ります。

マホメド・アライJr.のモデル

マホメド・アライJr.のモデルは、実在のプロボクサー・モハメド・アリと言われています。若き日のアリを現代に登場させたらどのような活躍を見せるのか、板垣先生の考えが反映されたキャラクターでしょう。また、アライ・猪狩状態も、「猪木・アリ状態」がモデルとなっています。モハメド・アリとアントニオ猪木による試合で実際に起こった状態であり、試合は引き分けとなりました。

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マホメド・アライJr.の声優

マホメド・アライJr.の声優・イメージ画像

2018年に開始された「刃牙」のアニメシリーズでは、第2作「バキ」以降の作品もアニメ化され、大きな話題を呼んでいます。刃牙をはじめ、範馬勇次郎や恋人の梢江など主要キャラに注目が集まる一方、サブキャラの活躍も気になるでしょう。以下では、「バキ」のマホメド・アライJr.のアニメ声優・保志総一朗さんのプロフィールなどを紹介します。

保志総一朗のプロフィール

マホメド・アライJr.のアニメ声優・保志総一朗さんは、1972年生まれ、福島県出身の声優・歌手です。高校卒業後に声優養成所等に入り、1994年に声優デビューしました。2003年には、アニメージュ第25回アニメグランプリ声優部門のグランプリに選出され、第28回・第29回でも同賞の連続受賞を果たしました。

保志総一朗の主な出演作品や演じたキャラ

声優・保志総一朗さんの主な出演作品は、アニメ「機動戦士ガンダムSEED」キラ・ヤマト役、「ひぐらしのなく頃に」前原圭一役、「黒子のバスケ」笠松幸男役、「るろうに剣心(2023年版)」沖田総司役等です。ゲーム作品では、「戦国BASARA」真田幸村役、「刀剣乱舞」小烏丸役、「ディシディア ファイナルファンタジー」バッツ・クラウザー役等です。

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マホメド・アライJr.に関する感想や評価

マホメド・アライJr.に関する感想や評価・イメージ画像

範馬勇次郎から将来を期待されながら、弱いキャラのイメージを作り上げてしまったマホメド・アライJr.。数少ないボクシングスタイルの戦士であり、目にも止まらぬ高速パンチを武器に勝利を重ねてきました。しかし、ジャックへの敗北を機に調子が狂い、最後には残念な結果となりました。以下では、「バキ」のマホメド・アライJr.に関する感想や評価を紹介します。

感想1:かませ犬すぎるキャラクター

登場前半では見せ場のあったマホメド・アライJr.でしたが、後半では一変してかませ犬ように描かれました。SNSでは、ここまでかませ犬にされたキャラは他にいないとも言われ、「キバ」での扱いがひどすぎるとの意見も見られます。当初は刃牙との苛烈なバトルを想定して登場させたものの、刃牙の世界ではボクシングは扱いにくい題材だったため、急遽、かませ犬にしたとも考えられています。

感想2:存在意義を見いだせなかったことが悲劇

ジャックへの敗北をきっかけに弱いキャラへ転落し、梢江への恋も成就せず、悲劇のボクサーとも呼べるマホメド・アライJr.。作中での扱いがひどいとの声が多くみられるも、一部ではアライJr.とは何者だったのかと疑問の声も寄せられています。また、登場期間は長かったものの、キャラとしての存在意義を見いだせなかったことも、マホメド・アライJr.の悲劇とも評されています。

感想3:いきなり弱いとの意見も

中国の大会では圧倒的な強さを見せたマホメド・アライJr.でしたが、ジャック戦を境に弱いキャラに一変した印象があるでしょう。アライJr.が弱くなった原因は、コンディションが悪い中での戦闘など、タイミングの悪さも挙げられます。しかし、いきなり弱くなったことに違和感を覚えた読者も多く、いきなり弱くなった等の感想も多く見られます。

感想4:他が狂人だから弱く見えた

マホメド・アライJr.といえば弱いイメージが多いですが、突然、弱くなる展開はあまりにも不自然でしょう。一方で、アライJr.と戦った戦士たちが狂人だから弱く見えたとの意見も寄せられています。作中でも、戦う意思がないにも関わらず、相手の挑発に乗ってしまい連敗となったアライJr.。果たして、彼は本当に弱かったのでしょうか。それとも運が悪かっただけで実際は強かったとも言われています。

感想5:アライJr.は強いのか?

前半の登場シーンでは強い印象を与えたマホメド・アライJr.でしたが、後半からは一気に弱くなり、かませ犬となりました。後半の戦績を見れば、アライJr.は弱いと推測できるも、最後に戦った刃牙達のセリフからは、決して弱くはないとも解釈できます。しかし、突出して実力が高いわけでなく、強いとも言い難いでしょう。果たして、アライJr.は強いのか、それとも弱いのか、読者によって評価が分かれやすいキャラクターです。

感想6:ファイターとしての致命的な部分が弱さとなった

戦闘スキルだけを見ると、かなりの実力者とみることができるマホメド・アライJr.。しかし、ファイターとしてのメンタルはまだまだ未熟であり、真剣勝負を甘く見ていたことが、弱いイメージを与えたとも考えられるでしょう。また、SNSでは、ファイターとしての致命的な部分があっただけで弱く思えた、実際は弱くないとアライJr.を擁護する意見も見られます。

感想7:海王が弱すぎてアライJr.が強く見えた?

後半の戦績から弱いと言われるマホメド・アライJr.でしたが、中国の大会では海王2人を相手に勝利しています。海王は中国の武術家でもトップクラスの実力者であり、アライJr.は強いというイメージを作りました。しかし、今大会では、海王の実力が低いことが指摘されており、海王が弱すぎたからアライJr.が勝てたとも考えられています。つまり、元々弱かったアライJr.でも勝つことが出来たとも解釈できます。

感想8:突然のキャラ変に納得がいかない

登場時は計り知れない強さも感じさせたマホメド・アライJr.。「バキ」のラスボスになるのではと予想された最強キャラでしたが、舞台が日本に移ったことでアライJr.の戦闘力は一気に弱まりました。ファンの中には、最強キャラとして描かれながら、後に弱いキャラになったことが納得いかないなど厳しい意見も寄せています。一体、マホメド・アライJr.とは何者だったのか、彼の存在意義がますます分からなくなってしまったでしょう。

感想9:アライJr.がかっこいい

「バキ」での散々な扱いから、かわいそう・ひどい等、ファンの同情も誘ったマホメド・アライJr.。作中では、最強キャラからかませ犬となった突然の設定変更が印象的でしょう。一方、キャラクターとしては好意的に受け止められており、マホメド・アライJr.がかっこいいとの感想も寄せられています。「刃牙」シリーズでは数少ないボクシングキャラであり、新シリーズや外伝での再登場が期待されています。

感想10:梢江の包容力が垣間見えたエピソード

マホメド・アライJr.といえば、刃牙の恋人である梢江とのエピソードも欠かせないでしょう。相手女性に恋人がいるにもかかわらず、格闘技で振り向かせそうと行動に出たアライJr.。最後は刃牙との戦いに敗れ、恋の勝負すら成立してなかったことを知り、激しく絶望します。打ちひしがれるアライJr.を優しく抱き留めたのが梢江でした。アライJr.編は、梢江の包容力を見せるためのエピソードとも言われ、感動のラストが描かれました。

感想11:最強トーナメント戦に出てほしい

「刃牙」の第1作の舞台であり、地下闘技場での壮絶な戦いがファンを魅了した最大トーナメント。もう一度開催してほしいとの声が上がる一方で、マホメド・アライJrにも出場してほしいとの意見も見られます。刃牙との戦いを機に格闘家としての実力不足を痛感したアライJr.。最大トーナメントが開催される展開が描かれば、「バキ」からパワーアップしたアライJr.の姿が見られるでしょう。

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マホメド・アライJr.まとめ

マホメド・アライJr.まとめ・イメージ画像

「バキ」のマホメド・アライJr.が弱いと言われる理由や戦績、刃牙との勝負の結果、勇次郎、梢江との関係などをネタバレ考察しました。圧倒的な強さと刃牙への挑戦から、第2作のラスボス候補と予想されたアライJr.。後半からは連敗から脱却できず、弱い、噛ませキャラとも評されました。しかし、刃牙達からの評価は決して低くなく、実際はかなりの実力者だったといえるでしょう。

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