【刃牙】徳川光成はクズで諸悪の根源？クズエピソードや老害と言われる理由は？

徳川光成は刃牙シリーズでも重要な存在です。徳川光成を嫌いなファンも多く、老害と言われてしまうことも多い存在となっています。多くの老害エピソードを作り出していて、刃牙ファンにはかなり嫌いと主張するファンも少なくありません。ここでは、刃牙シリーズの基本的な情報を紹介していきましょう。

刃牙シリーズは、地下闘技場の最年少チャンピオンである範馬刃牙が地上最強の生物と謳われる範馬勇次郎を超えるために奮闘する物語です。長編格闘漫画として圧倒的な人気を獲得していて、1994年にOVA化もされています。2001年にはテレビアニメ化され、2020年代にはネットフリックスでアニメが制作されて、ファンからも注目度が高まりました。

『グラップラー刃牙(グラップラーバキ)』は板垣恵介によって描かれる漫画作品です。『週刊少年チャンピオン』で連載され、第1部がOVA化されて以降、幾度にもわたってメディアミックスがなされています。コミックスは、『グラップラー刃牙』から始まります。その後、『バキ』、『範馬刃牙』、『刃牙道』、『バキ道』、『刃牙らへん』という続編が制作されていて一連の刃牙シリーズは累計発行部数8500万部を突破しています。

刃牙は東京ドームの地下で『チャンピオン』と呼ばれるほどの強さを持つ少年でした。地下闘技場では数多くの格闘家が熾烈な戦いをしており、無敗の刃牙を目指して多くの戦士が地下での戦いに明け暮れていました。しかし、無敗を誇る刃牙にはある目的がありました。それこそが彼の父である『地上最強の生物』範馬勇次郎であり、彼を倒すために刃牙はその強さを磨いていくのでした。

徳川光成は、徳川家十一代目当主の小柄な老人です。彼は地下闘技場の支配人を務めていて、裏社会にも大きな影響力を持つ存在です。「地下闘技場場長」や「地下闘技連会長」の肩書を持ち、世界トップクラスの財力で様々な戦いのマッチメイクをしています。現役の総理大臣以上の権力を持ち、地下戦士たちにとってはパトロン的な存在として知られていました。

ここでは、徳川光成が老害で嫌いと言われる理由を見ていきましょう。数多くのクズエピソードを持っている徳川光成ですが、ファンにも嫌いと言われるほどのクズっぷりを見せています。徳川光成が老害とされ、嫌いと言われてしまうのは破天荒すぎるエピソードが多いことが原因です。ここからは徳川光成が老害で嫌いと言われる理由を4つのエピソードに絞って紹介していきます。

徳川光成が老害と言われる理由の1つ目は、猿を見世物にしたことです。徳川光成のクズエピソードとして知られているのが、夜叉猿を地下闘技場にて見世物扱いしたというエピソードです。実は彼は野生の猿や虎、アナコンダなどを地下の戦士たちと戦わせて喜んでいるシーンが数多く描かれています。夜叉猿は結局、愚地克己にボコボコにされて、噛ませ犬として扱われてしまいました。

徳川光成が老害と言われる理由の2つ目は、柳龍光に負けたバキを罵倒したことです。柳龍光に破れたバキを罵倒するシーンは、ファンからは批判されています。命の危険があったにもかかわらず、生存を喜ぶどころか罵倒して上から目線の説教をしました。不快に思った花山薫が殴りかかろうとしたほどの不愉快なシーンとして多くのファンに酷評されています。

徳川光成が老害と言われる理由の3つ目は、本部を小馬鹿にしていたことです。本部以蔵は宮本武蔵との戦いで勝利できるのは自分だけであると豪語します。その時も性格の悪さが顕著に出ており、明らかに小馬鹿にしていました。「あ、そ」と本部を嘗めた態度を連発して、ファンをイラつかせています。実際に戦う事すらしない徳川に、命を懸けて戦いに向き合っている本部への敬意は感じられませんでした。

徳川光成が老害と言われる理由の4つ目は、烈海王の腕を愚地克己にくっつけたことです。『バキ道』では、武蔵に殺された烈海王の腕を愚地克己にくっつけるという倫理にもとる行為をしています。倫理観が著しく欠けていたために、この話は美談としては受け取られていません。こうしたことを平然とする徳川光成はサイコパスであるとファンの間では考えられるようになりました。

徳川光成がクローン人間を作り出したことは、刃牙シリーズ史上最大の悲劇を生み出しています。これは、『刃牙道』で描かれたエピソードです。それまでの刃牙シリーズでは死刑囚やDNAのクローン技術で蘇った原始人など、幅広い敵が登場しています。このエピソードでは史上最強の侍である宮本武蔵が現代の最強の戦士たちと命を懸けた本当の戦いを繰り広げていくことになります。

『刃牙道』では、徳川はファイターたちの対戦相手としてある人物を蘇らせます。それは、戦国時代から江戸時代の初期に活躍した宮本武蔵です。クローン技術と降霊術で、宮本武蔵を現代に蘇らせました。徳川は伝説の剣豪の復活に喜びの声を上げていますが、この復活劇が刃牙シリーズの中でも最大の悲劇を生んだことで、徳川はファンから大バッシングを受けています。

徳川光成を嫌いだという読者が増えたのは、烈海王を武蔵が殺したからです。作中屈指の強さを誇った烈海王を惨殺し、花山薫を半殺しにするという圧倒的な強さを見せました。これまで無類の強さを誇ったキャラクターたちを次々と倒し、パワーバランスが崩壊してしまうという現象を引き起こします。宮本武蔵の強さはそれほどまでに圧倒的で、武蔵の復活は徳川の大失態と言われていました。

ここでは、徳川光成の性格や癌などについて見ていきましょう。徳川光成の性格はファンにもサイコパスと言われるほどの危険な性格をしています。さらに、作中では癌であったことなども注目されていて、どうして完治したのかは多くのファンに気にされていました。徳川光成は刃牙シリーズの中でも、特別な存在なので、独特のキャラクター性を持っています。

徳川光成は格闘技好きということで様々なマッチメイクをしています。どんなマッチメイクも無理やり押し通すことでも知られていました。選手が死んでもいいという残酷な考えも持っています。好奇心を満たすためであれば、自分の権力を乱用する性格でもあります。殺し合いの発端になっている場合もあり、かなり危険な人物ですが誰も咎めることができないほどの強大な権力を持っていました。

徳川光成は、精密検査によって重度の癌があることが判明します。しかし、徳川にとっては刃牙と勇次郎の戦いの方が重要でした。長年待ちに待った親子喧嘩が始まると、徳川は病気のことなど忘れてしまいます。そして、二人の戦いが終わりをつげたあとに検査をしてみると、徳川光成の癌が消失していることが分かったのでした。この出来事は、格闘技好きの徳川が残した奇跡として知られています。

ここでは、徳川光成の名言や名シーンを見ていきましょう。徳川光成の名言や名シーンは数多く生み出されていて、戦士たちへの愛が分かる名言・名シーンが多くなっています。刃牙シリーズは名言・名シーンも多く生み出しており、ネット上でも話題になることが多いことでも知られています。ここでは、特に有名な名言を2つ紹介していきます。

徳川光成のこの名言は、刃牙シリーズのテーマに繋がっています。人として生まれ、男として生まれたからには、『地上最強』を目指すという刃牙シリーズの屈指の名言です。こう断言した徳川光成は、その志を達成させるために、多くのマッチメイクを実現しています。刃牙シリーズのテーマを表現した名シーンとなっています。

最凶死刑囚編にて、範馬刃牙や愚地独歩が敗北するという緊急事態で残した名言です。徳川光成は刃牙や独歩が不意打ちや特殊な戦闘法を使用されたとしても、決して負けないと確信していました。そんな自信を打ち砕かれ、悲しんでいる徳川の姿は刃牙シリーズの中でも名シーンとして語り継がれています。読者の想いを代弁したような名言には注目が集まっていました。

ここでは、徳川光成の声優を見ていきましょう。アニメ『グラップラー刃牙』で徳川光成の声を担当した声優は、これまで二人います。2001年に制作された『グラップラー刃牙』で声優を担当したのは楠見尚己です。そして、ネットフリックスが制作した『バキ』から始まるアニメシリーズでは麦人が担当していました。ここからは、徳川光成の声優である楠見尚己と麦人のプロフィールをまとめていきます。

楠見尚己は、1954年6月17日生まれの声優です。俳優としても活動しており、福岡県出身、マウスプロモーションに所属しています。劇団青年座実習科で演技の基礎を確立しました。洋画の吹き替えにも積極的に参加していて、ハリウッド俳優ジョン・グッドマンをほぼ専属で担当しています。2020年代の出演作に『BLEACH 千年血戦篇』の兵主部一兵衛や『SDガンダムワールド ヒーローズ』のV2ガンダムなどがあります。

麦人は1944年8月8日生まれの俳優であり、声優としても活動するマルチな活躍を見せています。東京都武蔵野市出身、個人事務所『じゃがいも村』で村長（代表）を務めています。『X-MEN』シリーズのチャールズ・エグゼビア役は、彼にとっての代表作の一つとなっています。麦人の2020年代の出演作品には『Dr.STONE』のカセキや『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』のケンゾーなどがあります。

ここでは、刃牙シリーズの徳川光成に関する感想や評価を見ていきましょう。徳川光成はそのキャラクター性がクズであるということが注目されています。特に『宮本武蔵編』での愚行は多くのファンに酷評されていて、刃牙シリーズ屈指のクズキャラクターとして知られています。そのため、徳川光成に関する感想や評価は、ネット上でも数多く見つけることができます。

徳川光成はクズという感想はネット上でも数多く集まっています。クズエピソードが多く、その行動が数多くの事件を起こしてしまっています。そのことに反省の色を見せることはなく、サイコパスとまで言われてしまうキャラクター性をしていました。刃牙シリーズの中でも、断トツで嫌われているキャラクターとなっています。

武蔵をクローン技術で復活させたことによって、多くの人間を死に至らしめました。そのことは刃牙シリーズの最大の愚行であり、サイコパスのような言動はファンにも嫌われています。そのため、武蔵を復活させたことに関する酷評の声は数多く集まっています。

烈海王が死んでしまったことは多くのファンに衝撃を与えました。徳川光成が宮本武蔵をクローン技術で復活させたせいで、烈海王が殺されてしまったと考えるファンも少なくありません。そのため、烈海王が死んだことについては、徳川に責任があるとファンは糾弾しています。そのため、ネット上でも、烈海王の死と徳川を結びつける声が数多く集まっています。

この記事では、刃牙シリーズの徳川光成がクズで嫌いと言われる理由や宮本武蔵の件、名言、アニメ声優、ネット上の感想などを見てきました。刃牙シリーズは人気が高い作品となっていて、各キャラクターにも多くのファンがいることが特徴です。徳川光成がクズで嫌いと言われる理由にも注目して、刃牙シリーズをお楽しみください。