バキ・グラップラー刃牙シリーズの名言ランキング!範馬勇次郎など名セリフまとめ

「グラップラー刃牙(バキ)」とは板垣恵介さんが描く、週刊少年チャンピオンで連載されているバトル異種格闘漫画です。青年漫画チックなストイックな描画が有名な、チャンピオンの看板漫画です。この記事ではそんな刃牙(バキ)本編で登場した名言・名セリフまとめてランキング形式で紹介していきます。勇次郎やオリバなどの登場人物の紹介もまとめてしますので、刃牙(バキ)が好きな人も、知らない人も是非ご覧になってください。

バキ・グラップラー刃牙シリーズの名言ランキング!範馬勇次郎など名セリフまとめのイメージ

目次

  1. バキ・グラップラー刃牙シリーズとは?
  2. バキ・グラップラー刃牙シリーズの名言・名セリフランキングTOP30~21
  3. バキ・グラップラー刃牙シリーズの名言・名セリフランキングTOP20~11
  4. バキ・グラップラー刃牙シリーズの名言・名セリフランキングTOP10~4
  5. バキ・グラップラー刃牙シリーズの名言・名セリフランキングTOP3
  6. バキ・グラップラー刃牙シリーズの勇次郎やオリバなど登場キャラを紹介
  7. バキ・グラップラー刃牙シリーズを読んだ感想や評価は?
  8. バキ・グラップラー刃牙シリーズの名言まとめ

バキ・グラップラー刃牙シリーズとは?

バキ・グラップラー刃牙シリーズの作品情報

「グラップラー刃牙(バキ)」とは板垣恵介さんが描く、週刊少年チャンピオンで連載されているバトル異種格闘漫画です。「グラップラー刃牙」の他に「バキ」「範馬刃牙」「刃牙道」の続編が存在します。青年漫画チックなストイックな描画が有名な、チャンピオンの看板漫画です。

バキ・グラップラー刃牙シリーズのあらすじ

徳川光圀の子孫、徳川光成が東京ドームの地下に作った場所で行われる、秘密裏の格闘イベント「地下闘技場」を中心に物語が進展していきます。「地下格闘技場」で開催される試合は、ルールなしの危険なもの。主人公の範馬刃牙(バキ)は、そのチャンピオンに君臨しています。

刃牙(バキ)が地下闘技場で戦い続けるのには理由があります。それは、父である範馬勇次郎と戦うため。父の勇次郎は地上最強の生物を謳われるほどの力の持ち主です。父と一線を交えるためだけに、空手家・ボクサー・用心棒・ヤクザ・暴走族など、世界中から集められた強敵たちと奮闘します。 

この記事では、そんな刃牙(バキ)本編で登場した名言・名セリフをまとめてランキング形式で紹介していきます。勇次郎やオリバなどの登場人物の紹介もまとめてしますので、刃牙(バキ)が好きな人も、知らない人も是非ご覧になってください。

Thumbグラップラー刃牙シリーズの名言・名セリフ集!かっこいい名シーンも紹介 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

バキ・グラップラー刃牙シリーズの名言・名セリフランキングTOP30~21

刃牙(バキ)・グラップラー刃牙シリーズの名言・名セリフをまとめてランキングで紹介していきます。どのセリフも胸の熱くなる至高のセリフなのでぜひチェックしてください。まずは、バキ・グラップラー刃牙シリーズの名言・名セリフランキングTOP30~21を紹介します。

30位:気の毒だがボウヤ、こいつは使わねェ。分かるかい?俺の拳は凶器より危険という言う事だ

「気の毒だがボウヤ、こいつは使わねェ。分かるかい?俺の拳は凶器より危険という言う事だ」とはスペックの言葉です。「ボウヤ」という言葉はバキ本編でも数多く登場する言葉ですが、この言い回しには痺れるものがあると、人気のセリフです。

29位:オレがやった喧嘩だ、後悔はしちゃいねぇ

「オレがやった喧嘩だ、後悔はしちゃいねぇ」とは、花山薫のセリフです。闘争ひとつにも責任を持って、後悔の無いように前に進む、というのが大事なことだと伝えてくれます。

28位:男の子ってのはね…誰だって一回は「地上最強」てのを目指すのさ

「男の子ってのはね…誰だって一回は地上最強てのを目指すのさ」とは、バキのセリフです。格闘士ならだれでも憧れるという「地上最強の男」。それを父親に持つからこそ、バキは誰よりもその背中に憧れ、目指してきたのでしょう。

27位:まるでボジョレ・ヌーボのキャッチフレーズだぜ

「まるでボジョレ・ヌーボのキャッチフレーズだぜ」とは勇次郎の言葉です。何度も同じような意味のことを繰り返し使う相手に対してはなった言葉で、現実でも汎用性が高いと言われています。ボジョレ・ヌーボといえば、毎年出荷時に「最高の出来栄え」「過去で一番」など、同じような謳い文句が出ることで有名です。

26位:オドろいたねえボウヤ、奇しくも同じ構えだ

「オドろいたねえボウヤ、奇しくも同じ構えだ」とは、花山薫とスペックが対峙した時に出た名セリフです。攻撃に的を絞った独特の構えが、二人とも同じであったという場面です。花山薫もスペックも、お互い勝利を譲らないという強い意志が感じられます。

25位:負け犬どもが ハネッ返りおって

「負け犬どもが ハネッ返りおって」とは勇次郎の名セリフです。地上最強と謳われるほどの強さを誇る勇次郎だからこそ、この発言が光ります。

24位:上等な料理にハチミツをブチまけるがごとき思想!!!

「上等な料理にハチミツをブチまけるがごとき思想!!!」とは、勇次郎のセリフです。これは、戦いの中に、愛や友情といったものを持ち込む矛盾を指摘したものです。勇次郎にとって闘争とは上等な料理を食すこと。そこに、愛や友情などの不純物はいらないのです。

23位:毒も喰らう。栄養も喰らう

「防腐剤…着色料…保存料… 様々な化学物質 身体によかろうハズもない。しかし、だからとて健康にいいものだけを採る。これも健全とは言い難い。毒も喰らう 栄養も喰らう。両方を共に美味いと感じ血肉に変える度量こそが食には肝要だ」とは、勇次郎がバキと食事をしている時に発した名セリフです。バキがメカブをよく食べると告げると、このような言葉を返されます。食に対する、勇次郎の真摯な考え方が受けとれます。

22位:うまい料理を喰らうが如く…………だ

勇次郎が闘争に何を求めるか、と聞かれたときに答えた名言です。勇次郎は常に弱いものは喰われるという「弱肉強食」の理念を持っていますので、この答えには納得できるものがある、と言われています。ただ勝利するだけでなく、より良い闘争を求める。勇次郎らしいセリフとなっています。

21位:負けない。10年以上も思い続けてきた

「負けない。10年以上も思い続けてきた。より明日強くなるために…今日をもっと…そして辿りついた今日だ」とは、バキが父親である勇次郎に放った言葉です。バキはずっと、地上最強の生物である父親を超えるために努力してきました。ついに父親を前にして、今までの事を回顧し、覚悟を決めた瞬間なのです。

TVアニメ「バキ」公式サイト

バキ・グラップラー刃牙シリーズの名言・名セリフランキングTOP20~11

刃牙(バキ)・グラップラー刃牙シリーズの名言・名セリフをまとめてランキングで紹介していきます。どのセリフも胸の熱くなる至高のセリフなのでぜひチェックしてください。次に、バキ・グラップラー刃牙シリーズの名言・名セリフランキングTOP20〜11を紹介します。

20位:長生きした分、コンマ1ミリだけ ワシが上かな

渋川剛気と愚地独歩が試合をした際、高度な技が飛び交った結果、僅差で渋川が勝利しました。その際に渋川が言った名言がこのセリフです。僅差での勝利のため、渋川剛気は年配の格闘技者です。そのため、渋川から見れば、独歩も若者の扱いを受けているのです。

19位:よーいドンでしか走れぬものは格闘技者とは呼ばぬ

この名言は、シコルスキーが柔道のチャンピオンをあっさりと倒した後に発したものです。実践はスポーツではありません。合図があって初めて始まるものがスポーツですが、実戦は合図などありません。そのため、格闘技者は常日頃から気を引き締めながら生活をしていかなければならないのです。

18位:美意識だ。たとえ一握りの砂、一本の鉛筆であろうとも

「美意識だ。たとえ一握りの砂、一本の鉛筆であろうとも、闘う以前に手にしたなら、武道家の誇りは崩れ去る」とは、愚地独歩の言葉です。空手家である独歩は絶対に武器を手にしてはいけないという信念を持っています。その信念は、例え相手が武器を持って襲い掛かってきても曲げません。その強い信念が現れた名セリフになっています。

17位:わたしは一向にかまわんッッ

「わたしは一向にかまわんッッ」とは、列海王の名言です。シンプルに見える言葉ですが、実は非常に奥が深い言葉になっています。というのもこの言葉は、列海王にとっての戦いとはいつ何時、どのような状況で行われていも構わないということを意味しているのです。その戦いとは、実践的な、命のやりとりも構わないということです。それだけの覚悟があるからこそ、列海王は圧倒的な強さを誇るのです。

16位:武の神様はケチでしみったれなんだ

「武の神様はケチでしみったれなんだ。あれもこれも、どれも…全て捧げる奴にしかほんものはくれねぇよ」とは独歩の言葉です。これは、最強を目指し、武道家としての道を極めたいのならば、身も心も運命でさえも、全てを投げ出さなければならないという意味です。

15位:人間生きてりゃ飯も喰えば酒も飲むんだ

「人間生きてりゃ飯も喰えば酒も飲むんだ。ケガもするし病気もするだろうよ。ベストコンディションなんて望むべくもねぇ……それがこっちの世界だぜ」とは、愚地独歩がマハメド・アライ・ジュニアに言った言葉です。殺し合いを前提とした実戦では、確実に相手か自分が重傷か死亡してしまいます。自分が怪我をしているからといって、勝負から逃げることは許されません。独歩からするとそんな状況で戦うのも当たり前ということです。

14位:横になりたきゃ死んでから存分に楽しんだらいい

「戦士だからね。横になりたきゃ死んでから存分に楽しんだらいい」とは、刃牙(バキ)が収監された刑務所内にいた、ゲバルがの名セリフです。戦士ならではの言葉でもありますが、生きることを十分に楽しみ、精いっぱい生きることを促している世に取れます。

13位:競うな持ち味をイカせッッ

オリバが龍書文と対戦した時に、勇次郎が言った名セリフです。闘争の際にオリバは相手の土俵で戦おうとしました。しかし、自分にはなかった技で戦おうとしたため、全く触れさせてもらえません。その時に勇次郎はこの名セリフを放ち、オリバに伝えます。オリバの持ち味とは怪力のことです。誰にも真似できない個性でそのものが武器なのです。

12位:勝たなくていい、守れりゃいい

この言葉は刃牙(バキ)がシコルスキーと柳龍光を相手に闘争をしている時の名セリフです。しかし刃牙はその場に梢江の存在があったので、彼女を巻き込まないために戦闘を放棄してしまいます。バキにとって梢江は大事な異性であるうえ、バキは父親を超えるために戦っているので、勝ち負けには興味がないのです。

11位:てめぇは、踏み込んじゃならねぇ領域に踏み込んだ

シコルスキーが梢を誘拐しようと自宅に侵入したのを防ごうとした時、本気で怒った刃牙(バキ)が言い放った言葉です。刃牙(バキ)にとって梢江はなくてはならない存在です。

バキ・グラップラー刃牙シリーズの名言・名セリフランキングTOP10~4

刃牙(バキ)・グラップラー刃牙シリーズの名言・名セリフをまとめてランキングで紹介していきます。続いて、バキ・グラップラー刃牙シリーズの名言・名セリフランキングTOP10~4を紹介します。

10位:闘争を物質にたとえるなら不純物だ

「闘争とは何か」ということを常に考えている勇次郎の名言です。人は闘争の際に武器を使用したり、技を使用したりしてして、勝つためや殺すためによりよい方法を考えていくものです。しかし勇次郎にとって、そんなものはただの不純にすぎません。勇次郎は己の力のみで弱肉強食の世界を生きることこそが闘争であると考えるのです。

9位:鍛えることは女々しい

「鍛えることは女々しい」とは、花山薫の名セリフです。これは花山自身の名言ではなく、周囲の人間の言葉です。その言葉の通り、花山は一切鍛えることはしません。鍛えて強さを手に入れるのではなく、元来生まれ持ったもので勝負する、ということが花山のポリシーなのです。

8位:禁欲の果てにたどり着く境地など高が知れたものッッ

これは勇次郎の言葉です。本能のままに生きていたとしても強い者は強いのです。勇次郎は、さまざまなことを我慢して力を手に入れるのではなく、相手をいかに倒すかということだけを追求することが大切だと言っています。

7位:頭の位置をより高きに置くもの。それが勝者だ!

勇次郎とオリバが力比べをした際に、勇次郎が定義した勝利について話した名セリフです。手を組みあって、相手を自分より下に下げるというシンプルなものでしたが、怪力自慢のオリバも勇次郎に敵いませんでした。力でねじ伏せる勇次郎らしい言葉になっています。

6位:何を前にし何を食べているのか意識しろ。それが命喰う者に課せられた責任、義務と知れ

「何を前にし何を食べているのか意識しろ。それが命喰う者に課せられた責任、義務と知れ」という言葉は、勇次郎と刃牙が食事をしているシーンでの名セリフです。食べるとはその食材が犠牲になっているということです。弱者はいつも強者に食べられてしまいますが、それは弱いからこそ。だからといって弱者を下に見るのではなく、食材のおかげで生かされているのが自分であるという認識を持つよう、バキに促すのでした。

5位:闘争とは力の解放だ

「闘争とは力の解放だ。力みなくして解放のカタルシスはありえねェ・・・」、この言葉は、勇次郎が中国武術の最高峰の存在・郭海皇に言った名セリフです。かつての郭海皇は「力」は格闘技に絶対に必要なものだと思っていたのですが、「技」に敗北してから「技」を過信するようになりました。しかし勇次郎は、このセリフをもって、技など力には及ばないと断言したのです。

4位:たかだか小一時間で

バキの父・勇次郎が鎬紅葉におくった名セリフが4位です。「たかだか小一時間で蚊トンボを獅子に変える。それが勝利というものだ」という言葉は、鎬紅葉の弟の鎬昂昇が、試合に勝利したことで全くの別人に化けたのを見て言いました。人は勝利によって自信、覚悟がつき、人間的に大きくなるのです。

バキ・グラップラー刃牙シリーズの名言・名セリフランキングTOP3

刃牙(バキ)・グラップラー刃牙シリーズの名言・名セリフをまとめてランキングで紹介してきました。こんなセリフあったなあと、懐かしくなった方もいるのではないでしょうか。ランキングも大詰め、最後はバキ・グラップラー刃牙シリーズの名言・名セリフランキングTOP3を紹介します。

3位:仮に親父が世界一弱い生物なら

3位にはバキの「俺は地上最強を目指していない。親父より強くなりたいだけで、仮に親父が世界一弱い生物なら自分は世界で二番目に弱い生物でも構わない」という名言がランクインしました。主人公・バキは父である勇次郎を超えるためだけに闘技場でしのぎを削っていたのです。上から何番目であるとかはどうでもよく、バキはとにかく、父より勝っていればそれでいいのだという考えなのです。

2位:強くなりたくば喰らえ

バキの父・勇次郎の「強くなりたくば喰らえ!!朝も昼もなく喰らえッッッ 食前食後に喰らえッッ 飽くまで喰らえッッ あk波照間で喰らえッッ 喰って喰って喰らい尽くせッッ」という言葉が2位にランクインです。「喰らう」とは食・性・闘争のすべてをひっくるめて、そのすべてを「喰らえ」と言っているのです。すべてを自ら喰らっていくことで、闘争本能を高めるのです。勇次郎の強さはこの精神からきているのでしょう。

1位:百見は一触にしかず

栄えある一位は、バキの父親・勇次郎の言葉です。「百聞は一見にしかず」に掛けていて、意味は「百回見るよりも一回触れた方が速い」というものです。何回も頭の中で展開を練っても、試合を直に見ても、実際に戦ってみなければなにも分からないということです。臨んだものを手に入れるには、ただ遠くで見ているのではく、実際にやりあってこそ手に入るのです。地上最強と言われる勇次郎ならではの言葉となっています。

バキ・グラップラー刃牙シリーズの勇次郎やオリバなど登場キャラを紹介

刃牙(バキ)・グラップラー刃牙シリーズの名言・名セリフをまとめてランキングで紹介してきました。こんなセリフあったなあと懐かしくなった方もいるのではないでしょうか。ここからはランキングで登場した個性豊かなキャラクター達を紹介しまとめていきます。オリバや花山薫などもまとめていますので是非ご覧になってください。

登場キャラ:範馬勇次郎

  • 名前:範馬勇次郎(はんまゆうじろう)
  • 年齢:36歳~38歳
  • ファイトスタイル:戦場格闘技
  • 身長:推定190cm
  • 体重:推定120kg強

範馬勇次郎は、「地上最強の生物」「オーガ」「巨凶」など数々の称号を持つバキの父親です。父親でありながらも、本作のラスボス的立場に鎮座し、その絶対的な「力」で、バキと読者を圧してきました。悪魔的とも例えられる風貌が特徴的で、ライオンのたてがみのような怒髪を、オールバックにしています。基本的な服装はいずれも軽装で、黒のカンフー着とカンフーシューズが特に多く登場します。

彼の力は「地上最強」の名に負けない絶対的なものです。バキは、父について「癌細胞でも勇次郎には勝てない」と語るほどで、その背中がいかに巨大であるかが分かります。勇次郎には弱者を喰らう「強者」こそが自分である、という自負が念頭にあるため、常に闘争を好み、いかに良いものにするかを考えている「闘争狂」の面があります。そして「闘争」こそが至高であると、息子のバキに教育するシーンも本編では描かれています。

勇次郎は、その超人的な身体能力と、凄まじい闘争本能をもって闘う「戦場格闘技」がファイトスタイルです。繰り出される猛烈なラッシュや、鬼の風貌を開放して思い切りぶん殴るなど、彼が繰り出す攻撃は全て一撃必殺の破壊力を持つのです。その圧倒的な力は、ベトナムの自動小銃を持つ軍隊を相手にしても引けを取らないどころか、建物の壁を突き破りながら変則的に戦えてしまうほどです。

勇次郎の人知を逸した強さは、戦場を身一つで生き抜いてきた、グラップルの結晶です。そのため、「人間」を対象にした「格闘技」で勇次郎に勝つことは不可能だといわれています。勇次郎自身も、超自然的な力の身を大事にしているので、粗末な小細工や戦闘の工夫などを必要としません。そういったものは自分以外の全員で共有すればいい、とまで断言しています。

どんなに工夫を凝らしても、勇次郎の凶器ともいえる拳には敵いません。しかし、それは実戦での信念であり、バキに対しては「息子への躾には最適」という理屈から鞭打を使用するなど、自身のエゴによっても形を変えます。勇次郎には他者を圧倒する力がありますが、それだけではなく、柳の毒手に関する中国史を事細かに解説するなど、格闘技史についても豊富な知識を持っています。知と力の両方を兼ね備える、万能の戦士なのです。

登場キャラ:範馬刃牙

  • 名前:範馬刃牙(はんまばき)
  • 年齢:13歳~18歳
  • ファイトスタイル:トータル・ファイティング
  • 身長:155cm~168cm
  • 体重:65~76kg

まずは本編の主人公バキをまとめます。バキは、普段は何の変哲も無い、普通の17歳の高校生です。しかし地下の闘技場では、世界中の格闘家を抑えるチャンピオンとして存在しています。バキは「地上最強の生物」こと範馬勇次郎と朱沢コンツェルンの総師・朱沢江珠の間に生まれた一人息子です。しかし、父親が母親を殺害したことにより、その復讐心から戦いに身を置く事になります。

幼い頃から常軌を逸したトレーニングを行い、闘技場での豊富な実戦経験を積んでいます。そのため全身に無数の傷跡が刻まれているのです。そうした日々のおかげで出来上がった、平凡な高校生とはかけ離れた「力」のせいで不良と喧嘩をすることも日常茶飯事です。しかし必ずバキが勝ってしまうので、1人暮らしをしているバキの自宅は、負けた不良達による恨みを込めた落書きによって酷く荒らされています。

「地上最強の生物」である、圧倒的な強さを持つ父・勇次郎を誇りに思い、その背中を超えることを目標にしのぎを削ります。一方で、その父に殺された母について、最後の最後で母親として命を懸けて自分を助けてくれたことから、「自分にとって母親の愛情は、あれだけで十分だった」と語っています。また、恋人である梢江にも、母親と比較して話をしていることから、母親の存在がいかに大きかったかが分かります。

刃牙シリーズは格闘漫画なので、いかに強い登場人物であろうとも死傷することが珍しくありません。しかしバキは今の所、誰一人も殺していません。誰も殺さない、という信念がある訳ではなく、相手の命を奪うことに対して否定していません。それは最凶死刑囚編での拉致された梢江を助けるシーンで読み取れます。更に、神の子激突編ではマホメド・アライJr.に対し、怒りや本気の覚悟から、殺害を念頭に置いて戦うことも。

そんなバキのキャラクターのモデルになっているのは、総合格闘家の平直行さんです。平さんをキャラに落し込む、といったような直接的なモデルではありません。作者の板垣さんが、平さんの試合の記事を読んで、主人公の骨格が出来上がり、バキというキャラクターの大きなヒントにしたのだそうです。板垣さんはこの事実を、「分かりやすく、モデルにした、という言い方をした」と語っています。

また、作者の板垣さんが平さんをモデルにしようとした当時は、年収200万円程度の日の目を見られない漫画家だったそうです。そのため、試合を観戦するような金銭的な余裕はなく、平さんの試合も観たことがなかったと語っています。平さんの試合に関する記事だけを読んで出来上がった中身に、イラストレーターのおおた慶文さんが描く少女を模写し、男性的な要素を加えた外見を結合させた結果、バキが出来上がったのだそうです。

登場キャラ:オリバ

  • 名前:ビスケット・オリバ
  • 年齢:35歳前後
  • ファイトスタイル:打撃
  • 身長:推定180cm
  • 体重:150kg

キューバ系アメリカ人で、「ミスター・アンチェイン」「アメリカで一番喧嘩が強い男」「全米最強」と呼ばれていたオリバをまとめます。アメリカアリゾナ州にあるアリゾナ州立刑務所に収監されている囚人でありながらオリバは刑務所を自由に出入りし、犯罪者を捕獲するという特殊な立場にあります。そのため、刑務所内でオリバは恋人マリアとの同棲、私服の着用や喫煙など、受刑者とは思えないほどの贅沢の限りを尽くしています。

また、オリバは図書館並みの蔵書を持つなど、知識は豊富で思慮深い一面を持っています。基本的には紳士であり、穏やかな態度を崩しませんが、喧嘩などの自分のアイデンティティーに関することを侵害されると、この態度が激変します。「喧嘩に負けたくない」という意思は、オリバ本人も自分の欠点として認めているほど、状況においてはこの意思が邪魔になってしまうこともあります。

そんなオリバは、範馬勇次郎とは旧知の仲であり、この二人の対照的な描写がされることもあります。例えば、範馬勇次郎の「地上最強」に対して、オリバは「地上最自由」と称されています。また、バキに強くなるための秘訣を問われると、「愛」であると回答するなど、二人の方向性は真逆にあるのです。愛に忠実なオリバは、恋人のマリアのために身体を鍛え、愛を捧げています。

また、マリアに貰ったわけではない、ただマリアがかつて住んでいた街で買ったハンカチを「リバプールを訪れる旅行客がビートルズを感じるのと同じ」という理屈で大事にしています。オリバにはアメリカを代表しているという気持ちが強くあるため、自分が負けることは、アメリカの敗北であると考えています。しかし、その反面で、FBI局長のバート・アレンからは「合衆国の恥部」と吐き捨てられています。

登場キャラ:愚地独歩

  • 名前:禺地独歩(おろちどっぽ)
  • 年齢:55歳
  • ファイトスタイル:神心会空手(愚地流空手)
  • 身長:178cm
  • 体重:110kg

愚地独歩をまとめます。愚地独歩は、世界最大の勢力を誇る空手道(フルコンタクト空手)の総師です。独歩には「武神」「人食いオロチ」「虎殺し」など数々の恐ろしい異名があり、その実力は、かつて地下闘技場の闘士として、1対1で虎を倒すという荒業を成し遂げたほどです。その強さは生きながらの伝説的存在とも称され、空手家のみならず、多くの格闘家から尊敬を集めています。

スキンヘッドの髪形と、左目、右頬にある傷が特徴です。この傷は範馬勇次郎に付けられたもの。趣味は西部劇の鑑賞です。妻の夏恵には甘い台詞で愛を語る愛妻家です。その妻の夏恵からは「ドッポちゃん」と呼ばれているなど、夫婦仲は順調です。息子は同じく神心会の師範代である愚地克巳です。江戸っ子気質で、お茶目でひょうきんな独歩ですが、その飄々とした態度がきっかけで、時には相手の怒りを買うことも。

登場キャラ:花山薫

  • 名前:花山薫(はなやまかおる)
  • 年齢:15歳~19歳
  • ファイトスタイル:素手喧嘩(ステゴロ)
  • 身長:190.5cm~191㎝
  • 体重:166kg

花山薫をまとめます。花山薫は、五代目藤木組系暴力団花山組二代目組長です。若干15歳にして、初代組長・父親の花山景三が抗争で早世したために就任しました。ヤクザでありながらも、非武装・非鍛錬の美学を持つ素手喧嘩(ステゴロ)の天才です。その実力は「日本一の喧嘩師」として全国のヤクザ・不良から敬われているほど。

白のスーツに鰐皮靴、縁なしの眼鏡という出で立ちが特徴的です。薫自身は、寡黙で、あまり感情を出しません。その風貌と肩書きのために威圧的に捉えられることもありますが、実際の薫は優しく、面倒見の良い性格をしています。義侠心にも厚く、滅多なことがない限り、基本的に一般人には手を出しません。また、癌で寝たきりになっている母親を見舞いに行くなど、愛情深い面も描かれています。

刃牙シリーズの作者である、板垣さんは、「格闘技をテーマとするにあたり避けては通れない題材である、『ヤクザによる理不尽な暴力』を象徴するキャラクターとして登場させた」と語っています。刃牙シリーズにおいてかかせないキャラクターです。

バキ・グラップラー刃牙シリーズを読んだ感想や評価は?

ここまで刃牙(バキ)・グラップラー刃牙シリーズの名言・名セリフをまとめてランキングで紹介してきました。ランキングになかったセリフも特徴的で、有名なものが多いグラップラー刃牙シリーズ。ここからは、そんな刃牙シリーズを読んだ方の感想や評価をまとめていきます。

刃牙は面白い!

刃牙は年から連載を開始した長寿漫画ですが、現在でもたくさんの人に愛されている作品です。個性的な絵や、パンチの効いたストーリー展開などに根強いファンが多くいます。最初はとっつきにくさを感じる作品である、とも言われていますが、読み進めれば進めるほどはまってしまう、するめのような作品です。

他人にお勧めしたくなる!

刃牙の面白さは、漫画やアニメを通して刃牙に触れることでしかわかりません。しかし、格闘漫画というカテゴリーや、絵柄、単行本の集めにくさなどから敬遠しがちなのが現状です。しかし、刃牙の本編の中には、個性的なキャラクターが地上最強を目指して奮闘しているのです。絵が苦手だと感じる人も、見かけで判断せず、彼らの情熱に触れてみるのもいいかもしれません。

バキ・グラップラー刃牙シリーズの名言まとめ

刃牙(バキ)・グラップラー刃牙シリーズの名言・名セリフをまとめてランキングで紹介してきました。さらに個性豊かなキャラクターたちもまとめて紹介してきました。刃牙は現在でも愛されている個性の強い漫画作品です。刃牙を知らない方も、刃牙をすでに知っている方も、名言を機に読んでみてはいかがでしょうか。

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