【刃牙】徳川寒子は徳川光成の姉で霊媒師！宮本武蔵を最後キスで倒した？

「刃牙シリーズ」の第4部である「刃牙道」は、第3部まで展開された範馬刃牙と勇次郎の壮絶な親子喧嘩に終止符が打たれ、現代に復活した宮本武蔵を軸にストーリーが展開されました。そして、刃牙道のキーパーソンになった人物が、徳川光成の姉である徳川寒子です。この記事では、刃牙道の徳川寒子にスポットを当てます。徳川寒子のプロフィールと職業や能力、宮本武蔵へのキスシーンなどを紹介するため、参考にしてください。

• 掲載誌は週刊少年チャンピオン（バキ特別編SAGAのみヤングチャンピオン）
• 第1部：グラップラー刃牙（1991年～1999年）コミックス全42巻＋外伝全1巻
• 第2部：バキ（1999年～2005年）コミックス全31巻＋特別編SAGA全1巻
• 第3部：範馬刃牙（2005年～2012年）コミックス全37巻+外伝全1巻
• 第4部：刃牙道（2014年～2018年）コミックス全22巻
• 第5部：バキ道（2018年～2023年）コミックス既刊16巻（2023年8月現在）

刃牙シリーズの連載期間とコミックスの概要を、上記しました。原作者の板垣恵介にとって、30年以上続く刃牙シリーズは最大のヒット作で代表作となったのです。週刊少年チャンピオン2023年39号にて、第6部「刃牙らへん」の連載がスタートしました。また、刃牙シリーズはOVA化やテレビアニメ化、ネットアニメ化されており、現在第3部「範馬刃牙」がNetflixオリジナルアニメとして好評配信中です（地上波でも放映予定）。

刃牙道の舞台は、刃牙と勇次郎の親子喧嘩が終了後数ヶ月を経過した日本です。格闘家たちは、耐え難い退屈の中で日々を過ごしていて、それは地上最強の息子となった刃牙も例外ではありません。ところが、ある日の夜これまでどんなに過酷なトレーニングをしてきても止まらなかった刃牙の欠伸が、急に止まったのです。何かとてつもないことが起きると感じた刃牙の予想は正しく、同時刻のスカイツリーの地下で宮本武蔵が復活しました。

第1部「グラップラー刃牙」から連綿と続いている大長編格闘漫画の刃牙シリーズには、あまり女性キャラクターが登場しないことで有名です。数少ない女性キャラクターの一人が、徳川寒子でした。徳川寒子は、見た目や職業、そして能力で多くの読者に強烈なインパクトを与えたとのことです。彼女は一体、どのような人物なのでしょうか？この章では、刃牙道に登場する徳川寒子のプロフィールと職業について、ネタバレ紹介します。

刃牙道の徳川寒子は、「とくがわさぶこ」と読みます。彼女の正体は、徳川光成の姉だと明かされていました。徳川光成は、第1部グラップラー刃牙から登場しているメインキャラクターの一人で、徳川家11代目当主の小柄な老人です。刃牙たちが激闘を繰り広げた地下闘技場の支配人でもあり、政治の場でも内閣総理大臣が畏怖するほどの大物でした。強者を観るのが何よりも好きで、頭の中には世界中の格闘家の情報が入っています。

その徳川光成の姉である徳川寒子は、白髪ロングヘアが特徴の老婆です。普段はサングラスをかけており、ヒョウ柄のスパッツに奇抜な柄のコート、そして怪しげなネックレスを身に着けていました。徳川寒子の実年齢や生年月日、血液型、そして既婚者か否かなどのパーソナルデータは、明らかにされていません。刃牙道に登場した当初は、あまり重要視されていないようでしたが、次第に存在感を増していき、多くの読者を驚かせました。

徳川寒子の職業は、霊媒師です。非常に怪しげな服装に身を包んでいることで、彼女の能力は眉唾物だと思われていましたが、後述するようにとんでもない人物であることが描かれました。ちなみに、霊媒師とは、あの世から霊を呼び寄せて自分を媒体にして霊の意志を伝えるという、いわゆる口寄せが主な仕事になります。霊媒師はイタコの別名も知られ、青森県の下北半島にある活火山の恐山の霊場には、イタコが実在しているのです。

刃牙シリーズの第4部刃牙道に登場する徳川寒子は、ストーリーが進行するに従い、キーパーソンのような存在へと上り詰めていきました。その理由には、彼女の能力に依るところが大きいといわれていて、特にキスが重要な武器にまで昇華したのです。徳川寒子は、どのような活躍をしたのでしょうか？この章では、徳川寒子の能力と強さ、そして宮本武蔵に行ったキスシーンとその理由について、ネタバレを含めて取り上げていきます。

刃牙道に登場する徳川寒子の能力と強さについてネタバレしますと、霊媒師としてもあり得ないの羽力を有していました。普通の霊媒師が、亡くなった者の魂を口寄せするのに対して、徳川寒子はなんと生きている人間の口寄せをすることもできるのです。その能力を駆使してアメリカ大統領を呼び寄せた時には、ストーリー内のキャラクターたちばかりではなく、多くのファンにも爆笑とともに大きなインパクトを与えていました。

また、徳川寒子は宮本武蔵を現代に蘇らせた人物だったことも、明らかにされています。宮本武蔵の霊魂を呼び寄せて、クローン体にキス（口移し）を行うことで、彼を復活させたのです。さらに、彼のクローン体を作り上げた科学者たちに向けて、組成のために必要な薬品を的確に割り出して、指示を出したなど、霊媒師の枠を越えた科学並びに薬学の知識にも秀でており、どこからそのような知識を得たのかが注目されました。

刃牙道における宮本武蔵の遺体は、熊本県竜田町に土葬されており、ミイラとして発見されました。徳川光成は、科学者たちを集結させて、彼のクローン体を作り、姉の徳川寒子の能力を受けて復活させることに成功したのです。徳川光成は、姉の能力のことを「普通の霊能者の100倍うさん臭い」と語っていましたが、彼女の能力が本物であることが実証されました。復活した宮本武蔵は、400年後の現代に違和感と戸惑いを見せます。

しかし、地下闘技場に自らの居場所を見出すと、刀無しで刃牙を2度倒すなど常人離れした強さを発揮しました。その後も、刃牙をはじめジャック・ハンマーや烈海王、果ては範馬勇次郎までが宮本武蔵と対戦せんと彼の元を訪れ、そして激闘を繰り広げるのです。宮本武蔵は、自我を肥大化させていき、現代日本での立身出世を企てますが、刃牙からは「現代の日本は斬り登れる国ではない。現代にいてはいけない」と言われました。

宮本武蔵の現代における行動を食い止めたのは、徳川寒子でした。彼女は、宮本武蔵の一瞬の隙を突いてキスをすると、霊魂を吸い取るという離れ業を見せます。かくして、宮本武蔵の霊魂はあの世へ戻り、残された肉体は徳川光成によって冷凍保存されたのです。

この章では、刃牙道に登場する徳川寒子に関するX（Twitter）でのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。徳川寒子は、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、刃牙シリーズの大ファンだと思われる方のツイートです。刃牙シリーズには、女性キャラクターがほとんど登場せず、数少ない登場人物として徳川寒子の名を挙げています。

こちらは、刃牙シリーズを熱心に読んでいると思われる方のツイートです。烈海王が死亡した時に、徳川寒子の能力を使えば復活も可能ではないかと考察していました。

こちらは、刃牙道の大ファンだと思われる方のツイートです。同作品に登場した徳川寒子について、キスで魂を吸うことのできる彼女こそ最強だと評していました。

この記事では、刃牙道に登場する徳川寒子について特集してきました。宮本武蔵をキスで実質倒してみせるなど、隠れた最強キャラクターの誉れ高い彼女に注目して、刃牙道を読んでください。