2019年04月17日公開
2019年04月17日更新
【刃牙道】本部以蔵が宮本武蔵にまさかの勝利?過去の名勝負と強さを考察
漫画刃牙道に登場する本部以蔵は本部流柔術の使い手の武闘家です。本部以蔵はバキシリーズ当初から登場しており、その強さは決して優れているとはいえないものでした。しかし刃牙シリーズ最新作の刃牙道において本部以蔵は非常に強い武闘家に成長しており、宮本武蔵を討ち破りました。本記事ではそんな刃牙道に登場する柔術の使い手本部以蔵について作中での活躍や強さを考察していきます。また記事の後半では本部以蔵に関する感想もご紹介しますので、是非最後までご覧ください。
本部以蔵が登場する刃牙道
刃牙道の作品情報
刃牙道は大人気漫画作品であるバキシリーズの一つであり、2014年から2018年にかけて「週刊少年チャンピオン」で連載されていた漫画です。漫画刃牙道はこれまでのストーリーとは異なっており、現世に蘇った宮本武蔵と範馬刃牙や本部以蔵の戦いを描いた物語となっています。また刃牙道はバキシリーズの集大成ともいえる作品となっており、手に汗握る緊張感溢れるアクションを楽しむことができる作品となっています。
そんな刃牙道は連載前からファンの芸能人と対談を行うなど注目を集めていました。そして連載が開始された後、インターネットを中心に話題となり、バキシリーズの中でも上位に入るほど人気を博すことになりました。本記事ではそんな刃牙道に登場する本部以蔵について刃牙道で明らかになった強さや名場面などの考察を交えてご紹介しますので、是非本部以蔵ファンの方は最後まで本記事をご覧ください。
本部以蔵のプロフィール
本部以蔵は漫画バキシリーズの最初から登場している主要キャラクターであり、柔術を使用した戦闘スタイルが特徴の人物です。本部以蔵は50歳という老齢ながら最大トーナメントに出場し、当初周囲からその強さに注目されていました。しかし本部以蔵は力士の金竜山の前に敗北することになり、あまり強い印象を与えず退場することになりました。するとこれ以降本部以蔵は各段に強さを増していきます。
本部以蔵は範馬勇次郎に勝つために本部流実践柔術と呼ばれるオリジナル柔術を開発し、各段に強くなります。そしてオリジナル柔術を開発した本部以蔵は範馬勇次郎の攻撃を見切ったり、毒手など使用する強敵柳龍光を圧倒するなどこれまでとは考えられない強さを発揮します。その後刃牙道では範馬刃牙を驚愕するほどの強さを見せつけることになり、当初の雑魚キャラ的印象を覆すことになりました。
本部以蔵のモデル
漫画バキシリーズに登場する本部以蔵のモデルとなったのは奈良時代より日本に伝わる骨法武術という拳法の継承者堀辺正史です。堀辺正史は東條英機のボディーガードを務めていた父親から拳法を学び、第52代骨法司家源一夢から骨法創始師範の名を襲名しました。そして堀辺正史は骨法を修行する中で、喧嘩や他流試合に明け暮れ、新たなる骨法を開発することになります。
堀辺正史は喧嘩や他流試合の経験を元に全く新しい格闘武術を生み出し、日本古来から伝わる骨法に取り入れました。そして骨法を改革した堀辺正史は喧嘩芸骨法という新たな武術を創始しました。これまでの武術に喧嘩や他流拳法を取り入れて勝利にこだわる姿は本部以蔵にそっくりとなっています。しかし堀辺正史は2015年に74歳で死亡しており、骨法は堀辺正史が遺した本でしか見ることが出来なくなりました。
本部以蔵が宮本武蔵にまさかの勝利?
本部以蔵と宮本武蔵の戦い
漫画刃牙道では過去から蘇った武術家宮本武蔵が圧倒的強さで主要キャラクター達を倒していきます。その中で本部以蔵は仲間を護るために宮本武蔵に挑もうとします。これまで本部以蔵は強いイメージが無く、刃牙道の読者はこの本部以蔵の発言に驚愕しました。しかし本部以蔵は本部流実践柔術を使いこなす柔術家であり、古来の戦い方をする宮本武蔵に相性ピッタリでした。
逆に本来本部以蔵を圧倒するほど強い主要キャラクター達は人を殺さない現代格闘技の達人であり、人を殺す戦国時代に生きていた宮本武蔵には相性が悪すぎました。そのため本部以蔵は武器を使用する実践の戦い方で仲間を護ろうとします。しかし本部以蔵が実践で強いことを知らない格闘家は怒ります。そんな格闘家たちに本部以蔵は本部流実践柔術を披露し、範馬刃牙達を驚愕させました。
出典: https://festy.jp
さらに本部以蔵は世界最強の生物といわれるほど強い範馬勇次郎にも護ると告げます。もちろん世界で一番強いと自負している範馬勇次郎は本部以蔵に怒り狂います。本部以蔵は範馬勇次郎の気迫に負けてしまい、その場から逃げ出してしまいます。しかしこれでも本部以蔵は仲間を護ると頑なに決意し、宮本武蔵に戦いを挑むことになるのでした。
本部以蔵がまさかの勝利?
宮本武蔵がピクルに勝利した後、本部以蔵はすぐに宮本武蔵に勝負を挑みました。最初本部以蔵は目つぶしで先制攻撃を仕掛け、宮本武蔵に奇襲します。宮本武蔵は本部以蔵の実力を認め、正式に戦うことを決意します。すると本部以蔵はたばこを吸いながらお酒の瓶を持って宮本武蔵に接近します。そして本部以蔵は宮本武蔵にお酒と戦国時代に完成していなかった現代のたばこを渡そうとします。
しかし宮本武蔵はすぐに毒が塗られていることを見抜き、剣を抜こうとします。すると本部以蔵が宮本武蔵の頭を酒瓶で殴り、毒を塗ったたばこを顔に押し当てました。その勢いで本部以蔵は煙玉で攪乱し、宮本武蔵の刀を分銅で奪い取ります。さらに本部以蔵は宮本武蔵の鞘に爆薬を詰め込み、奪った刀を返した時の勢いで爆発させます。宮本武蔵が直撃を受けたことで本部以蔵は追撃し、顔に攻撃を加えます。
本部以蔵は宮本武蔵が攻めに転じるまでに倒そうと考えており、メリケンサックで宮本武蔵に攻撃を続けます。しかし最強の強さを持つ宮本武蔵には一切ダメージが通っていませんでした。宮本武蔵は一瞬の隙を突いて本部以蔵を刀で斬りつけます。本部以蔵は鎖帷子を着ていたものの、大きなダメージを負ってしまいます。攻めに転じた宮本武蔵は本部以蔵に非常に強力な攻撃を行い始めます。
しかし諦めることが出来ない本部以蔵は痛みに襲われる中で宮本武蔵を裸締めにします。そして本部以蔵は折れた右腕で宮本武蔵の首を絞めつけ、窒息させます。宮本武蔵は必死の抵抗を見せるものの、裸締めを解くことが出来ないまま失神します。こうして本部以蔵は宣言通り勝利を飾り、仲間を護ったのでした。
本部以蔵と宮本武蔵の戦いの後
本部以蔵は宮本武蔵に試合では勝ったものの、命の奪い合いでは負けていたと感じており、今回の戦いで宮本武蔵に勝つことが出来なかったと思っていました。また宮本武蔵は本当の実力を出しておらず、本部以蔵との戦いでは死ぬことが無いと自負していました。このことで本部以蔵は宮本武蔵を殺せない戦いに意味がないと語り、今回の戦いは宮本武蔵の恐ろしさをさらに周囲へ知らしめた試合となったのです。
しかし宮本武蔵の強さは元から分かっていたものの、ここまで本部以蔵が強いとは誰も考えていませんでした。今回の試合で本部以蔵が宮本武蔵を気絶させたことで、範馬刃牙は本部以蔵の実力を改めて認識することになりました。
本部以蔵の過去の名勝負
過去の名勝負①範馬勇次郎
本部以蔵はバキシリーズにおいて世界最強の強さを持つといわれる範馬勇次郎と2回戦ったことがあります。本部以蔵と範馬勇次郎が初めて戦った際、本部以蔵は世界で一番強い範馬勇次郎に指一本触れることが出来ないまま敗北を喫し、屈辱を味わいました。そして本部以蔵はこの悔しさをバネに修行を重ね、本部流実践柔術を開発します。そして勝てると考えた本部以蔵は再度範馬勇次郎に勝負を挑みます。
2回目の戦いでは本部流実践柔術を開発するほど修行を重ねたお陰で、範馬勇次郎の攻撃を全て見切ることに成功します。そして本部以蔵は範馬勇次郎の腕を取ることに成功し、柔術による技をかけようとします。しかし範馬勇次郎は全く本気を出しておらず、「背」の力により大敗を喫することになるのでした。
過去の名勝負②金竜山
バキシリーズの当初に行われた地下最大トーナメントにおいて本部以蔵は1回戦で力士の金竜山と対決します。本部以蔵は金竜山の小指を取るこで勝利を飾ろうとしました。しかし金竜山は力士のトップとして指を異常なまでに鍛え上げており、本部以蔵の作戦は失敗に終わります。さらに本部以蔵は金竜山から頭突きによる攻撃を受け、大ダメージを負ってしまうことになります。
大ダメージを負った本部以蔵は血を流しながら金竜山に無数の打撃を加えます。もはや立っているのもやっとな本部以蔵の攻撃が金竜山に通じる訳もなく、本部以蔵の攻撃は全て受け流されてしまいます。そして金竜山は本部以蔵をやぐらに投げ飛ばし、勝利を飾ります。今回の試合がきっかけとなり、本部以蔵は強いという印象が薄れていってしまうことになるのでした。
過去の名勝負③柳龍光
バキシリーズの一つである死刑囚編では柳龍光という武術の達人が登場します。この柳龍光は毒を含んだ右手と真空状態を利用する空道という武術を使用して戦います。さらに柳龍光は暗器という武器を使用するなどまさに実践に近い戦闘スタイルをしています。そんな柳龍光は因縁の敵である渋川剛気と戦う際、待ち合わせ場所に本部以蔵が来たことがきっかけとなって本部以蔵と対峙することになります。
本部以蔵が武器の使い手であることを知らない柳龍光は暗器を使用して攻撃を加えます。しかし本部以蔵にとって柳龍光が使う暗器は敵ではなく、全て無効化します。そして本部以蔵は刀や分銅で攻撃を加え、柳龍光に武器の使い方を体に叩き込みます。最後に本部以蔵は鎖鎌で柳龍光の右手を切り落として勝利します。その後負けを認めない柳龍光は範馬勇次郎の逆鱗に触れたことで退場します。
過去の名勝負④ガイア
ガイアはバキシリーズにおいて卓越した軍隊格闘術を駆使して戦う人物です。ガイアは刃牙道において本部以蔵のことを師匠と扱っており、非常に良好な関係を築き上げています。ある日ガイアは本部以蔵と手合わせをすることになり、本部以蔵は本番と見間違えるほどの攻撃を繰り出します。これに負けじとガイアも本部以蔵と同じような卑怯ともいえる攻撃を加えます。
しかしガイアは本部以蔵に投げ飛ばされてしまい、ベルトで体を縛られてしまいます。本部以蔵にとってガイアは相手にもならず、かつてバキを苦しめたガイアに完勝を飾るのでした。
過去の名勝負⑤ジャック・ハンマー
本部以蔵は刃牙道の作中において護りたいという意思の元、ジャック・ハンマーと対峙します。肉体改造を繰り返して圧倒的な強い力を手に入れたジャック・ハンマーは本部以蔵を苦しめる攻撃を何度も加えます。一方本部以蔵も刀や煙幕などの武器を使用してジャック・ハンマーと同等の戦いをします。すると戦いの中でジャック・ハンマーは必殺技である噛みつき攻撃を本部以蔵の肩に繰り出します。
しかし本部以蔵は特別な繊維で作られた服を着ており、ジャック・ハンマーの歯が全て折れてしまいます。そして本部以蔵はジャック・ハンマーを縛り上げ、目の前に刀を突き刺します。最後に本部以蔵はジャック・ハンマーに「生殺与奪の権利があるのは自分だ」と言い残し、勝利を飾るのでした。
本部以蔵は強い?強さを調査
本部以蔵の強さ①本部流柔術
本部以蔵は本部流実践柔術という武術を使用して戦います。この本部流実践柔術は柔道のような武術であり、相手の関節にダメージを与えて投げ飛ばすといった戦い方をします。しかし本部以蔵の柔術はこれしかなく、範馬刃牙や独歩などには全く通用することがありません。また合気道の達人である渋川剛気がいてますので、本部以蔵の本部流実践柔術は強い力があるとはいえないでしょう。
本部以蔵の強さ②武器術
通常の柔術は全く強くない本部以蔵ですが、彼には武器を使用するという隠し技があります。本部流実践柔術とは柔術に武器を取り入れて戦うことであり、試合ではなく殺し合いでその真価を発揮します。本部以蔵は刀や煙幕で相手を攪乱し、捕縛術で相手を動けなくします。このことから本部以蔵は命のやり取りである実践では右に出る者がいないと考えられます。
本部以蔵に関する感想や評価・評判は?
刃牙道の本部以蔵かっけぇ…
— マッシブーン (@massibu_) April 13, 2019
ジャックに勝つくだりアツすぎる…
本部以蔵は元々全く強くない人物であり、雑魚キャラでした。しかし本部以蔵は刃牙道になると範馬刃牙やジャック・ハンマーを圧倒する強さを会得して登場します。この姿には登場人物以外にもバキのファンを驚愕させることになり、インターネットなどで話題になりました。また強くなった本部以蔵を見た読者からはかっこいいという感想を非常に多く集めることになりました。
本部以蔵マジで嫌いだわ
— 岡部 浩樹 (@okabehiroki) June 8, 2015
本部以蔵に関する感想ではあまり好きではないという感想も寄せられていました。本部以蔵の戦い方はバキシリーズの中では卑怯ともいえるものであり、姑息な手段で勝利を収めます。このことから正々堂々の戦い方をするキャラクターが好きな方には苦手と感じる部分があるかもしれません。
その他にも公園特効みたいな特性も持ってるあたり、マジで強いんだか弱いんだかわからんのが本部以蔵という男
— 泡崎 (@awasaki_ryu) April 8, 2019
本部以蔵に関する感想の中には強いのか弱いのか分からないと感じる読者も見受けられました。本部以蔵は武道の試合では全く強さを発揮することが出来ません。逆に殺し合いの実践であれば誰にも負けない強さを発揮します。このことから本部以蔵はバキシリーズにおいて地下最大トーナメントなどルールのある試合では決して強いとはいえないでしょう。
本部以蔵まとめ
本記事では刃牙道に登場する本部以蔵についてその強さやこれまでの名試合などをまとめてご紹介しました。本部以蔵は刃牙道から頭角を現した人物であり、殺し合いにおいては宮本武蔵を倒すほどの強さを持っている人物です。また本部以蔵はこれからも活躍を続けるであろうと考えられており、本部以蔵の今後の活躍に注目が集まっています。