【るろうに剣心】魚沼宇水の強さと十本刀入りの理由は?斎藤一戦の結末と最後は?

『るろうに剣心』には、十本刀の1人である魚沼宇水というキャラが登場します。魚沼宇水は志々雄真実に恨みを抱いているにも関わらず、その配下に加わりました。魚沼宇水はなぜ十本刀に入ったのか、その理由について解説します。また、魚沼宇水と斎藤一の戦いの詳細や、戦闘の結末と最後についてもまとめています。るろうに剣心の実写版で魚沼宇水役を担当した、村田充さんについても紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

【るろうに剣心】魚沼宇水の強さと十本刀入りの理由は?斎藤一戦の結末と最後は?のイメージ

目次

  1. 魚沼宇水とは?
  2. 魚沼宇水の強さや武器
  3. 魚沼宇水の十本刀入りの理由や活躍
  4. 魚沼宇水の斎藤一戦の結末と最後
  5. 魚沼宇水の名言
  6. 魚沼宇水と関係するキャラ
  7. 魚沼宇水の実写映画での扱いはひどい?キャストを紹介
  8. 魚沼宇水に関する感想や評価
  9. 魚沼宇水まとめ

魚沼宇水とは?

魚沼宇水とは、『るろうに剣心』の京都編で登場するキャラです。魚沼宇水は十本刀の1人ですが、瀬田宗次郎や沢下条張などの十本刀に比べるとあまり目立ちません。では、魚沼宇水とはどういったキャラで、原作ではどのような働きをしたのでしょうか?本記事では、魚沼宇水の活躍や最後などを詳しく解説します。まずは、るろうに剣心の作品情報とともに、魚沼宇水のプロフィールについてチェックしておきましょう。

るろうに剣心の作品情報

るろうに剣心の概要

るろうに剣心の正式名称は、『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』です。作者は和月伸宏さんで、原作は週刊少年ジャンプで1994年から1999年まで連載されていました。単行本は新書版の他に、完全版と文庫版が発売されています。それぞれ巻数が違いますが、収録されている話数はすべて全255話です。るろうに剣心は1994年にオーディオブック化され、続けてテレビアニメや劇場版アニメ、OVAも制作されました。

2012年には、実写版映画が全国で公開されました。実写版映画の評判は高く、全部で5作品が上映されています。2017年からはるろうに剣心の続編である、『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-』の連載がジャンプスクエアで始まりました。また、2023年からはテレビアニメのリメイク版の放送が始まり、大きな話題となりました。このリメイク版では、作者の和月伸宏さんが監修を担当しています。

るろうに剣心のあらすじ

幕末に「人斬り抜刀斎」として暗躍していた緋村剣心は、明治になってからは人を斬ることなく流浪人になっていました。逆刃刀を手に弱き人たちを助けながら旅をしていた緋村剣心は、東京で神谷薫と出会います。そこから多くの仲間たちと知り合った緋村剣心は、大事な仲間たちを守るため、逆刃刀でさまざまな敵と戦っていくのでした。

魚沼宇水のプロフィール

るろうに剣心の魚沼宇水は、志々雄真実の配下である十本刀の1人です。1842年9月生まれで、出身地は琉球です。身長176cm、体重77kgで、血液型はA型です。幕末では、幕府側の人斬りとして暗躍していました。しかし、志々雄真実との対決で両目を斬られ、視力を失います。

そのせいで幕府から解雇されますが、心眼を会得したことで志々雄にも認められるほどの力を身に着けます。魚沼宇水は普段は布で目隠しをしており、その布には「心眼」の文字が入っています。また、衣装のいたるところに、心眼を象徴したような目玉の絵が描かれています。非常に残忍な性格で、味方であっても人を殺すことにためらいはありません。

プライドが高く、自分の弱さを隠そうとするところがあります。原作では志々雄真実を殺すことを諦め、虚栄を張り続けていました。しかし、OVAの「新京都編」では性格が改変され、自分の負けを認めつつも逃げずに志々雄真実に勝負を挑んでいました。

アニメーション「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」公式サイト

魚沼宇水の強さや武器

るろうに剣心には、常人では太刀打ちできないような強いキャラが大勢登場します。魚沼宇水もそのうちの1人で、十本刀の沢下条張もその強さを認めていたほどです。ここでは、るろうに剣心の魚沼宇水の実際の強さや、作中で使用していた武器、技などを紹介します。

魚沼宇水の強さや能力

るろうに剣心の十本刀は、志々雄真実が自らの手で集めた精鋭部隊です。志々雄真実には他にも大勢の配下がいますが、十本刀の強さは一般兵とは桁違いです。十本刀の中でも最も強いといわれているのが、「天剣」と呼ばれている瀬田宗次郎です。では、瀬田宗次郎と同じ十本刀である魚沼宇水は、どの程度の強さを持っているのでしょうか?

魚沼宇水は両目が潰れているため、目で敵を見ることができません。その代わり、異常的な聴覚で相手の体の動きを把握し、相手の感情や攻撃を読むことができます。この能力により、魚沼宇水の強さは十本刀の中でも上位に入ります。志々雄真実は緋村剣心に対抗するため、アジトに瀬田宗次郎と悠久山安慈、魚沼宇水の3人を連れて行っています。

このことから、魚沼宇水は、十本刀でも3本の指に入る強さであることがわかります。また、魚沼宇水は斎藤一に敗れたとはいえ、「零式」という必殺技を出させています。緋村剣心のライバルともいえる斎藤一を苦しめた魚沼宇水は、作中でもかなりの強さを持ったキャラだといえるでしょう。

魚沼宇水の武器

るろうに剣心の魚沼宇水は琉球出身という設定で、作中での武器も琉球の武器を使っていました。魚沼宇水が使っていた琉球の武器は、ティンベーとローチンというものです。本州ではあまり見慣れない武器であるため、るろうに剣心で初めてこの武器を見たという人もいるでしょう。ティンベーとローチンは、両方とも琉球古武道で使われている武器の一種です。ティンベーは楯のことで、攻撃用の武器であるティンベーと一緒に使うのが一般的です。

魚沼宇水が使っていたティンベーは、亀の甲から作られた楯でした。この楯は相手の武器を滑らせるようにしてかわすだけでなく、そのまま相手の視界をふさぐ役割も担っています。そして、相手の視界が遮られているうちに、手槍のローチンで攻撃を加えます。魚沼宇水はティンベーとローチンによる基本戦法だけで、斎藤一に手傷を負わせました。

魚沼宇水の技

魚沼宇水のローチンは、石突に小型の鉄球がついている特殊なものでした。魚沼宇水はこの鉄球がついたローチンを使って、「宝剣宝玉百花繚乱」という技を繰り出していました。この技は、ローチンの槍と鉄球を、高速で乱れ打ちする技です。斎藤一もこの技はすべて避けきれず、いくつか傷を負いました。ただ、牙突によってローチンの鉄球が壊されてしまったため、魚沼宇水がこの技を使ったのは一度きりでした。

Thumb【るろうに剣心】雪代縁の最後をネタバレ!剣心への復讐の結末と再登場の可能性は? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

魚沼宇水の十本刀入りの理由や活躍

るろうに剣心の魚沼宇水は、どのような経緯で十本刀に入ったのでしょうか?ここでは、魚沼宇水の来歴や活躍とともに、魚沼宇水が十本刀に入った理由を解説します。また、斎藤一との戦いや、どういった最後を迎えたかもまとめていきます。

活躍①志々雄との出会い

るろうに剣心の魚沼宇水が志々雄真実と出会ったのは、幕末の動乱の最中でした。維新側の人斬りとして活動していた志々雄真実に対し、魚沼宇水は幕府側に雇われた暗殺者でした。2人は敵同士として遭遇し、魚沼宇水は志々雄真実に両目を斬られてしまいます。失明した魚沼宇水は幕府からあっさりと捨てられ、生死の境をさまよっていました。飢えと喉の乾きで極限状態となっていたとき、魚沼宇水はかすかに水が流れる音を聞きます。

水音だけを頼りに必死に走り続けた魚沼宇水は、日が暮れる頃になってようやく小川へとたどり着きました。はるか遠く離れた小川のせせらぎを聞き取った魚沼宇水は、自分の異常聴覚に気づきます。そして、この異常聴覚を利用した「心眼」により、新たな力を身に着けていったのでした。

活躍②十本刀入りの理由

心眼でさらに強くなった魚沼宇水は、志々雄真実への復讐に燃えていました。一方の志々雄真実は維新志士たちからの裏切りにあい、「弱肉強食」の理念のもと仲間を集めていました。そして、仲間集めの一環として行っていた「化け物狩り」で、特に強いと思われる異形の者たちをスカウトしていきます。

その化け物狩りの途中で、志々雄真実は魚沼宇水と再会することになります。志々雄真実にスカウトされた魚沼宇水は、いつでも志々雄真実を殺していいという条件つきで配下となることを決めました。しかし、これは志々雄真実の復讐を諦めていないと周囲にアピールするための嘘で、本心では自分の負けを認めていました。

志々雄真実は幕末からいくつもの死線をくぐりきたことで、魚沼宇水以上の強さを身に着けていました。魚沼宇水は再会した志々雄真実を見ただけで、自分ではかなわないとわかってしまったのです。しかし、自分の負けを周囲に悟られたくない魚沼宇水は、十本刀となって常に志々雄真実を狙っている振りを続けるのでした。

活躍③十本刀としての戦い

志々雄真実は、京都大火を実行するために十本刀を招集しました。しかし、この京都大火は、実は囮であったことが後に判明します。志々雄真実は人々が京都大火に目を奪われている隙に、船で東京へ向かおうとしていたのです。十本刀の中でこの計画を知っていたのは、瀬田宗次郎ただ1人です。瀬田宗次郎は秘密裏に船の準備を進め、何食わぬ顔でアジトへと戻ってきました。

「京都名物を買いに行っていた」と嘘をつく瀬田宗次郎を見て、魚沼宇水は瀬田宗次郎が何かを隠していることに気づきます。しかし、特に深追いはせず、あっさりと退きました。そして、魚沼宇水は他の十本刀とともに、京都大火の作戦実行に移りました。京都大火における十本刀の役目は、混乱に乗じて要人を暗殺することでした。

しかし、志々雄真実の計画が漏れたことで京都の警備が強化され、志々雄真実の配下たちはなかなか火をつけることができませんでした。火の手が上がらないことに業を煮やした魚沼宇水は、火付け役たちに発破をかけてやると言い出します。そして、その案に乗った本条鎌足や刈羽蝙也とともに、京都市内へ向かいました。市中では大勢の警官に加え、巻町操率いる御庭番衆が京都大火を防いでいました。

御庭番衆の活躍を知った魚沼宇水は、巻町操を殺そうとします。しかし、そこに同じ十本刀の悠久山安慈が現れ、巻町操への攻撃を止めました。無駄な殺生を好まない悠久山安慈は、計画にない巻町操の殺害を良しとしなかったのです。魚沼宇水は悠久山安慈とにらみ合いを続けるも、結局はそれ以上何もせずにアジトへと引き上げました。改めてアジトへ集められた魚沼宇水ら十本刀は、京都大火が囮だったことへの不満を口にします。

そこで志々雄真実は佐渡島方治の忠誠心を試すため、この作戦はすべて佐渡島方治の考えだったと嘘をつきました。佐渡島方治はその嘘を受け入れ、すべて自分の責任だと地面に手をついて謝ります。しかし、心眼が使える魚沼宇水は、その嘘にすぐ気づきました。魚沼宇水は佐渡島方治に近づいて本当のことを言うよう迫り、指の爪を剥ぎました。

佐渡島方治はその拷問にも口を割らず、逆に自ら6本の指の爪を剥がし、これで7人の十本刀への償いにすると言いました。佐渡島方治のその覚悟に魚沼宇水もそれ以上何も言わず、緋村剣心たちとの決闘という新たな任務へ向かったのでした。

Thumb【るろうに剣心】尖角は新月村を支配する志々雄の部下!強さ・武器や最後は? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

魚沼宇水の斎藤一戦の結末と最後

るろうに剣心の作中で魚沼宇水が最も活躍したシーンは、斎藤一との戦いです。魚沼宇水はもともと緋村剣心を撃退するために控えていましたが、実際に戦ったのは斎藤一でした。魚沼宇水と斎藤一の戦いは、どういった結末を迎えたのでしょうか?ここでは、魚沼宇水と斎藤一の決闘の詳細や、戦いの最後について解説します。

魚沼宇水と斎藤一の戦い

るろうに剣心の魚沼宇水は、志々雄真実のアジトに乗り込んだ緋村剣心たちを待ち受けていました。魚沼宇水との対戦前、緋村剣心は他の十本刀が葵屋の襲撃に向かったことを聞きます。仲間のピンチに焦る緋村剣心を斎藤一が諌め、魚沼宇水は自分が引き受けると言いました。緋村剣心は魚沼宇水の相手を斎藤一に任せ、先を急ぐことにします。魚沼宇水と戦うことになった斎藤一は、牙突を繰り出しました。

魚沼宇水はローチンの鉄球で牙突を受け止め、得意技の宝剣宝玉百花繚乱で斎藤一に傷を負わせます。牙突を防いだ魚沼宇水は余裕の笑みを浮かべながら、得意げに自分の心眼の凄さについて語りました。しかし、斎藤一が指を鳴らしたとたん、魚沼宇水の鉄球は粉々に砕け散ります。さらに斎藤一は鋭い洞察力を発揮し、魚沼宇水が志々雄真実の仲間になった本当の理由を言い当てました。

図星をつかれた魚沼宇水は激高し、ティンベーとローチンによる攻撃を繰り返します。そして、ティンベーを斎藤一の至近距離でかまえ、視界を遮ると同時に牙突を防ごうとしました。魚沼宇水がティンベーの裏から斎藤一の顔面を突き刺そうとしたとき、斎藤一の牙突零式が発動しました。魚沼宇水は上半身を吹き飛ばされ、壁に串刺しにされたのでした。

魚沼宇水と斎藤一の戦いの最後

斎藤一の牙突によって体が半分にちぎれた魚沼宇水には、最早助かる見込みはありませんでした。それでも即死しなかった魚沼宇水に、斎藤一は「惨めだな」と最後まで容赦ない言葉をかけました。しかし、魚沼宇水は斎藤一の辛辣な言葉に怒るでもなく、逆に笑みを浮かべました。魚沼宇水は自分の信念を貫く斎藤一に、清々しい思いを抱いたようです。魚沼宇水は斎藤一がどこまで悪・即・斬を貫けるかと問いながら、遂に最後を迎えたのでした。

Thumb【るろうに剣心】般若は御庭番衆の一人!強さ・必殺技や最後の死亡シーンは? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

魚沼宇水の名言

るろうに剣心には、それぞれのキャラにかっこいい名言が存在します。魚沼宇水も例外ではなく、記憶に残る名言をいくつか残しています。ここでは、魚沼宇水の名言を3つピックアップして紹介します。また、その名言がどういったシーンで使われているかもまとめているため、ぜひ参考にしてください。

魚沼宇水の名言①「スキあらば...」

スキあらばいついかなる時でも斬りかかって構わない そういう条件で私は志々雄の仲間になってやったんだぞ

ある日、志々雄真実のアジトは、何者かの襲撃を受けます。配下たちが次々に殺されていく事態に、アジトの中は騒然としていました。しかし、志々雄真実だけは侵入者に心当たりがあるらしく、泰然としていました。「十本刀の同士討ちはマズイ」という志々雄真実のセリフに、佐渡島方治も侵入者に当たりをつけます。その侵入者とは、十本刀の1人である魚沼宇水でした。

魚沼宇水は志々雄真実のもとへたどり着くと、天井から奇襲をかけました。志々雄真実はこの攻撃を防ぎ、「また腕を上げたな」と魚沼宇水を誉めます。この行動に声を荒げる佐渡島方治に対し、魚沼宇水はこちらの名言を口にしました。このセリフにより、魚沼宇水の強さや志々雄真実の仲間になった理由が明確になりました。

魚沼宇水の名言②「これぞ我が無敵の...」

これぞ我が無敵の「心眼」!

アジトで緋村剣心たちを待ち受けていた魚沼宇水は、斎藤一と1対1で戦うことになりました。魚沼宇水は斎藤一の牙突を防ぐと、宝剣宝玉百花繚乱を繰り出して斎藤一に傷を負わせました。調子に乗った魚沼宇水は、自分の心眼についての詳細を語りだします。そして、最後にこの名言とともに、心眼の説明を締めました。

この名言からは、魚沼宇水が心眼に大きな信頼を寄せていることがわかります。心眼の説明を聞いた斎藤一は特に顔色も変えず、呆れたようにため息をついて「めでたい奴だ」と言いました。そして、自分の心眼も見せてやると言い、魚沼宇水が志々雄真実の仲間になった本当の理由を言い当てたのでした。

魚沼宇水の名言③「何が...」

何が可笑しい!!

魚沼宇水は戦いの最中、過去に志々雄真実と戦って敗れたときの話をしました。両目を潰されたという苦い過去であるにも関わらず、魚沼宇水はその話をするときかすかに笑みを浮かべていました。その様子を見た斎藤一は、魚沼宇水が志々雄真実に勝つことをとっくに諦めていることに気づきます。

そして、魚沼宇水は志々雄真実を殺すために十本刀になったのではなく、志々雄真実を狙っている振りをするために十本刀になったのだと推論しました。この斎藤一の言葉に魚沼宇水は思わず笑い出し、斎藤一も一緒になって高笑いをしました。その斎藤一を一喝したセリフが、こちらの名言です。魚沼宇水はこの名言とともに余裕をかなぐり捨て、怒りのままに斎藤一に向かっていくのでした。

Thumb【るろうに剣心】雪代巴の最後の言葉の意味を考察!「あなた」は誰に向けたセリフ? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

魚沼宇水と関係するキャラ

るろうに剣心の魚沼宇水には、志々雄真実や斎藤一以外にも関係の深いキャラが存在します。新たに連載が始まった北海道編でも関係者が登場し、ファンの間で話題となりました。ここでは、どのキャラが魚沼宇水と関係しているのか、また魚沼宇水とはどういった関係性にあるのかをまとめていきます。

関係するキャラ①佐渡島方治

るろうに剣心の佐渡島方治は、志々雄真実に心酔している十本刀の1人です。十本刀になる前は、明治政府の官僚として働いていました。しかし、政府の内情に失望していたこともあり、自分の能力を買ってくれた志々雄真実に寝返りました。「百識」の二つ名を持つ有能な人物で、志々雄真実の下では参謀のような働きをしています。

佐渡島方治は志々雄真実を完全勝利に導くためであれば、当の志々雄真実に嫌われてもかまわないとまで思っています。後に自分の爪を犠牲にしてまでも尽くす姿を見て、志々雄真実も佐渡島方治を心から信頼するようになります。魚沼宇水とは十本刀になった理由が違いすぎるため、佐渡島方治は魚沼宇水のことをあまり良くは思っていません。

ただ、「好きなときに志々雄を狙っていい」という約束については、志々雄真実本人が了承していることであるため、黙認しているようです。それよりも、志々雄真実の指令以外に勝手な動きをすることが許せないらしく、それらの行動に関しては激しく叱責しています。

関係するキャラ②悠久山安慈

るろうに剣心の悠久山安慈も、魚沼宇水と同じく十本刀の1人です。現在では筋骨たくましい悠久山安慈ですが、もともとはほっそりとした体型の優しい僧侶でした。しかし、寺を焼き払われて自分が面倒を見ていた子供たちまで焼き殺されたことで、悠久山安慈の心に鬼が宿ります。悠久山安慈はそれから体を鍛え、諸悪の根源である明治政府の打倒を志すようになります。

そして、利害の一致により、志々雄真実の配下に加わることになりました。しかし、十本刀となっても慈しみの心は残っており、関係のない人物を無闇に殺すようなことはしません。このあたりの価値観が魚沼宇水と違っており、考え方の違いからぶつかることもあります。ただ、悠久山安慈は魚沼宇水と同程度の強さを持っているため、魚沼宇水も悠久山安慈と正面からぶつかることは避けているようです。

関係するキャラ③伊差川糸魚

伊差川糸魚は、るろうに剣心の北海道編で新たに登場したキャラです。魚沼宇水の弟弟子であり、魚沼宇水と同じく琉球武術の使い手です。伊差川糸魚は魚沼宇水のことを尊敬しており、魚沼宇水を殺した斎藤一に恨みを抱いています。あらゆる画策をして斎藤一と戦う機会を得ますが、そのときの斎藤一は刀を失った状態でした。

万全の態勢でない斎藤一と戦っても意味はないと思った伊差川糸魚は、斎藤一に刀を用意しておくように言って立ち去ります。伊差川糸魚の武器は、黄金のティンベーとローチンです。これは、眼力琉球武術に代々受け継がれている宝具です。この武具さえあれば、魚沼宇水も斎藤一に勝ったはずだと考えています。

Thumb【るろうに剣心】飯塚は闇乃武に通じていた裏切り者!最後は志々雄に殺された? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

魚沼宇水の実写映画での扱いはひどい?キャストを紹介

魚沼宇水の実写映画での扱いはひどい?

原作の「京都編」では、魚沼宇水は十本刀の1人として、志々雄真実のもとで数々の活躍をして見せました。しかし、原作の京都編をもとにした実写映画では、「扱いがひどい」といわれています。では、実写映画での魚沼宇水の扱いとはどういったものだったか、詳しく見ていきましょう。

実写版るろうに剣心の「京都大火編/伝説の最期編」は、原作通り志々雄真実と緋村剣心の戦いが軸となっていました。しかし、細かい内容はかなり変更されており、十本刀の活躍もかなり削られていました。原作では斎藤一と激闘を繰り広げた魚沼宇水も、出番はほんの一瞬だけでした。

活躍らしい活躍といえば、ナイフで伊藤博文一派の1人を討伐したのみです。その後、斎藤に一奇襲をかけるも、通常版の牙突一発で退場となりました。実写映画の魚沼宇水は最後まで名前を呼ばれることもなく、セリフすらありませんでした。このひどい扱いには、るろうに剣心の原作ファンから嘆きの声が上がっていました。

魚沼宇水の実写映画キャストは村田充

実写版るろうに剣心で魚沼宇水を演じたキャストは、俳優の村田充さんです。少ない登場シーンに加え、目隠しをしていたため、村田充さんだと気づかなかった人も多いのではないでしょうか?ここでは、魚沼宇水役の村田充さんのプロフィールと、これまでの主な出演作品を紹介します。

村田充のプロフィール

魚沼宇水役の村田充さんは、1977年8月18日生まれのA型です。出身地は大阪府で、所属事務所はオリオンズベルトです。以前は、アミューズに所属していました。村田充さんは187cmの長身で、モデルとしても活躍しています。趣味はカメラとアコースティックギターで、特技はダンスや殺陣などのアクション、グラフィックデザインです。

村田充さんは2000年に『二千年の恋』でデビューし、2005年には『仮面ライダー響鬼』にレギュラー出演しました。2017年には神田沙也加さんと結婚し、しばらく芸能活動を休止します。2019年に役者活動を再開し、神田沙也加さんと離婚したことを発表しました。

村田充の主な出演作品

村田充さんは、テレビドラマでは『空から降る一億の星』の大熊敬吾や『最後の弁護人 The Last Lawyer』の中野俊人、『ティッシュ』の佐伯直樹などを演じています。映画では、『海猿 ウミザル』の川口淳や『カイジ 人生逆転ゲーム』の宇多浩二、『文豪ストレイドッグス BEAST』の澁澤龍彦などを担当しました。村田充さんはテレビドラマや映画だけでなく、舞台俳優としても活躍しています。

特に、アニメを原作とする、2.5次元舞台に多く出演しています。村田充さんが出演した舞台と演じた役は、『弱虫ペダル』の御堂筋翔、『魚のいない水槽』の渡辺俊介、『大正浪漫探偵譚』の東堂解などです。他にも、『東京喰種 トーキョーグール』のウタ、『おそ松さん on STAGE 〜SIX MEN’S SHOW TIME〜』のイヤミ、『エロイカより愛をこめて』のクラウス・ハインツ・フォン・デム・エーベルバッハ少佐なども担当しています。

Thumb【るろうに剣心】駒形由美の過去と最後は?志々雄真実との出会い・関係は? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

魚沼宇水に関する感想や評価

るろうに剣心の魚沼宇水は、十本刀の中では瀬田宗次郎に次いで強いといわれています。しかし、作中での活躍が少なく、斎藤一にもわりとあっさりやられてしまいました。そのため、実力の割には、あまり強いという印象を受けなかった読者が多いようです。

実写版のるろうに剣心の魚沼宇水には、「出番が少なすぎて可哀想」という声が多く上がっていました。あまりにも活躍の場が少なかったため、魚沼宇水が映画に出ていなかったと勘違いした人もいたようです。魚沼宇水と斎藤一の対決が好きなファンは多く、「もっと活躍してほしかった」という感想を抱く人が大勢いました。

るろうに剣心には、数多くの決闘シーンが出てきます。ファンによっておすすめの決闘シーンは違いますが、「魚沼宇水と斎藤一の対戦が一番好き」という声もいくつか上がっていました。改めて漫画で2人の対戦を読み返して、魚沼宇水の良さに気づいたという人もいるようです。魚沼宇水は対戦中に斎藤一に辛辣な言葉を投げつけられるため、魚沼宇水が可哀想になったという感想を抱く人もいました。

るろうに剣心の魚沼宇水に関しては、「キャラデザインが好きだ」という感想が寄せられていました。特に、魚沼宇水が使っていたティンベーとローチンは人気で、作中で登場した武器を自作する人もいました。ティンベーとローチンは実在する武器ですが、中には漫画の世界のオリジナル武器だと思っていた人もいたようです。ティンベーとローチンが実在するという事実に、驚きの声が上がっていました。

奇抜な格好からネタにされやすい魚沼宇水ですが、「魚沼宇水が一番好き」という声も多く上がっていました。特に、弱さを隠して虚栄を張ってしまうような人間臭いところが人気を集めていました。また、実写版の魚沼宇水役が村田充さんだったため、村田充さんの影響で魚沼宇水が好きになった人もいるようです。

るろうに剣心は2023年からリメイク版のテレビアニメが始まり、登場人物の声優がすべて一新されました。そのため、ストーリーが進むごとに、新たなキャストが発表されます。現時点ではまだアニメのストーリーが京都編まで進んでいないため、十本刀たちを誰が担当するかはわかっていません。そのため、魚沼宇水の声優を気にする人も多く、早くキャストが知りたいという声が上がっていました。

Thumb【るろうに剣心】呉黒星(ウー・ヘイシン)は縁の片腕の上海マフィア!目的や最後は? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

魚沼宇水まとめ

るろうに剣心の魚沼宇水の強さや活躍、斎藤一との戦いについてまとめました。魚沼宇水は瀬田宗次郎に並ぶほどの強さを持ったキャラですが、瀬田宗次郎ほど目立った活躍がありません。実写版映画ではほとんど活躍することなく、その出番を終えました。

そのため、十本刀の中では印象が薄くなってしまうこともあります。しかし、斎藤一と一騎打ちをした魚沼宇水は、十本刀にふさわしい戦いを見せてくれました。るろうに剣心を読むときは、ぜひ魚沼宇水の活躍や壮絶な最後にも注目してみてください。

関連するまとめ

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ