【るろうに剣心】駒形由美の過去と最後は？志々雄真実との出会い・関係は？

駒形由美とは、「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」の登場キャラクターです。彼女は、ストーリー内で最大の敵方の志々雄真実と深い関係にあり、彼に対してどこまでも一途な想いを寄せている点が、多くのファンの胸を打ちました。この記事では、駒形由美について特集します。駒形由美のプロフィールと過去や志々雄真実との出会い、最後のシーン、駒形由美役のアニメ声優などを紹介するため、同作品を見る際の参考にしてください。

るろうに剣心は、1990年代にブームとも呼べる大ヒットを記録した漫画です。明治初期を生きた浪人を主人公に展開される重厚なドラマと、美形キャラを中心にした流麗な絵柄は「今見ても古さを感じさせない」と評されており、2023年にはテレビアニメ版のリメイクが放映され、再ヒットの兆しを見せているのです。この章では、るろうに剣心のコミックスや作者に関する概要と、簡単なあらすじの作品情報を紹介していきます。

るろうに剣心は、テレビアニメ版が1996年から1998年まで放映されました。円盤化されている他に、動画配信サービスで観ることができます。2023年7月には、リメイク版が放映開始されて話題になりました。また、佐藤健主演の実写映画版、宝塚歌劇団雪組によるミュージカル版など、多種多様なメディアミックスが展開されていることで知られ、そのいずれもが大ヒットを記録していることで、るろうに剣心は名作と称されています。

剣劇バトル剣劇漫画るろうに剣心の原作者は、和月伸宏です。和月伸宏は2023年7月現在、ジャンプスクエアに同作品の続編「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-」を連載しています。るろうに剣心のコミックスは、ジャンプコミックス全28巻などが刊行されました。北海道編のコミックスは、既刊8巻です。るろうに剣心は、1990年代に絶頂期を迎えた週刊少年ジャンプに約5年間連載されており、同誌の隆盛期を支え続けました。

るろうに剣心の主人公である緋村剣心は、幕末時代に「人斬り抜刀斎」と恐れられた過去がありました。しかし、明治時代に入ると彼は、過去の行いに対して贖罪の気持ちを抱くようになり、「不殺」を心に誓いながら浪人として全国を旅しています。そのような緋村剣心には、神谷薫との出会い、そして相楽左之助や明神弥彦といった仲間たちとの出会いが訪れました。彼は、仲間たちとともに行動することで、生き方を考えていくのです。

• 名前：駒形由美（こまがたゆみ）
• 誕生月・星座：1850年1月・山羊座
• 身長・体重：163cm・49kg
• 出身地：東京府
• 血液型：B型
• 趣味：入浴

るろうに剣心に登場する駒形由美のパーソナルデータは、上記の通りです。彼女は花魁であり、肩を出した和服の着こなしや、口元のほくろが印象的な美人に描かれていました。彼女の二つ名は、「”夜伽”の由美」です。駒形由美の一人称は、「私」であることが判明しました。駒形由美は、志々雄真実の愛人であり世話係を務めています。志々雄真実とは相思相愛の仲であり、ストーリー内では最後の最後まで行動をともにしました。

志々雄真実は、志々雄一派を束ねており、その中には政府要人暗殺を目的とした「十本刀」と呼ばれる精鋭部隊がいました。駒形由美も十本刀のメンバーだと思われていますが、実際には違います。彼女が十本刀ではない理由とは、刀を持っていないことと、戦闘能力が皆無なことで証明されました。それにも拘らず、駒形由美が十本刀に間違われる理由には、彼女がいつも志々雄真実の側にいることかた生じた勘違い説が濃厚なのです。

和月伸宏原作のメガヒット剣劇バトル漫画のるろうに剣心は、登場キャラクターの過去や出会いなどが丹念に描かれており、そのことが作品の見どころにつながっているとのことです。駒形由美についても例外ではなく、彼女の過去や志々雄真実との出会いは、多くのファンの印象に残りました。駒形由美には、どのような過去があるのでしょうか？この章では、るろうに剣心の駒形由美の過去と、志々雄真実との出会いを紹介していきます。

駒形由美が、”夜伽”の由美と称された花魁であることは先述しました。彼女の遊女としてのステータスは非常に高く、「花焔」の源氏名で吉原一の花魁になったのです。駒形由美は元々商家の娘でしたが、実家が盗賊に押し入られた時に家族を惨殺された過去がありました。そのため、女衒を通じて吉原に身売りされています。彼女は本意ではなかったとはいえ、花魁であることにプライドを持っていました。ところが、彼女に事件が起きます。

彼女に関わる事件とは、史実にもある「マリア・ルーズ号事件」のことでした。駒形由美は、この事件の当事者ではありません。しかしながら、明治政府がこの事件を解決する過程において、遊女を家畜扱いするかのような発言があり、それが彼女の耳に入ったのです。プライドを持って生きていた彼女にとって、このことは屈辱以外の何物でもありませんでした。駒形由美は、明治政府を憎むようになり、後の人生にも影響を及ぼします。

駒形由美と志々雄真実の出会いは、本編開始1年前のことでした。外伝作品「炎を統べる‐るろうに剣心・裏幕-」にて、二人の出会いが詳細に描かれています。駒形由美が花焔として女郎屋の赤猫楼にいた時、志々雄真実とその一派が客としてやって来たのです。志々雄一派の目的は、遊郭で遊ぶことではなく、十本刀の集結でした。この時の彼女は、刀を預けようとしない異形の志々雄真実に悪感情を抱いていたことが窺えます。

花焔こと駒形由美は、最初の頃志々雄真実のことを軽くあしらっていました。ところが彼女は、弘原海鮫兵団という軍属に妹分を殺害されてしまいます。その復讐を志々雄真実に依頼するのですが、弱肉強食の考えを持つ彼に断られました。すると、駒形由美は自分の命を差し出すと申し出たのです。彼女の覚悟を気に入った志々雄真実は、提案を受け入れます。しかし、彼女は過去に家族を殺害した犯人が志々雄真実だと気づきました。

それでも駒形由美は、志々雄真実に復讐しようとは思いませんでした。家族が亡くなったのも弱肉強食だと思うようになったのです。こうして、駒形由美と志々雄真実は恩讐を超えた相思相愛の関係になりますが、単なる恋人ではなく、特殊な価値観で結ばれたある種の同志的な存在だとお互いを思っているのでした。

2023年7月よりリメイクテレビアニメ版が放映されている大ヒット剣劇バトル漫画のるろうに剣心では、敵方キャラクターの最後がファンに強い印象を残しているとのことです。特に、駒形由美と志々雄真実の最後は、「敵方でありながら感動した」という感想や評価を持たれていました。この章では、るろうに剣心の駒形由美と志々雄真実の最後について、4項目に分けてネタバレを交えながら取り上げていきます。

るろうに剣心に登場する敵方キャラクターの志々雄真実の最後をネタバレしますと、彼は、限界を超えて復活した緋村剣心と一騎打ちを行いました。有利に戦いを進めていたものの、天翔龍閃の二撃目を食らってしまいます。その時に、駒形由美が彼を庇おうとしましたが、彼女ごと緋村剣心の腹を刺しました。

そして、志々雄真実は緋村剣心に最後の一撃を入れようとした時に、異常な全身の高熱によって身体が自然に発火してしまい、たちまち業火に包まれました。しかし、彼は笑ったまま焼かれて最終的に死亡したのです。

駒形由美は、先述の通り、緋村剣心の攻撃から志々雄真実を庇いました。その時に、志々雄真実に刺されたことが致命傷になったといわれています。そして、志々雄真実の炎とともに焼かれて死亡したのです。駒形由美は、志々雄真実に刺された時に、「初めて志々雄様の戦いの場で役に立てた」と言いました。愛する志々雄真実に刺されたことは、彼女にとって喜びだったと思われます。志々雄真実は、そのような彼女の最後を看取りました。

志々雄真実が、なぜ愛する駒形由美のことを刺したのか、その理由は明らかにされていません。熱心なファンの考察の中では、「緋村剣心を仕留めるチャンスを逃したくなかった」や「緋村剣心の隙を突きたかった」という弱肉強食的な意見が多く見られるとのことです。その一方で、「愛する女性を他の人に奪われたり、殺されたくなかったから」という情緒的な理由を唱える人もいました。

志々雄真実は、死亡後に地獄へ落ちています。彼は悪の限りを尽くしてきた人間なので、地獄行きもやむなしでしたが、そこまで悪人ではない駒形由美も地獄にいました。二人が一緒に地獄にいる理由は、「お互い離れたくないか」という説が有力視されています。特に、駒形由美の方にその感情が強いといわれており、志々雄真実もそのような彼女を認め、改めて受け入れて、地獄にてともに生きていく決心をしたのでしょう。

るろうに剣心は、多くのメディアミックスが行われている人気漫画です。特に、原作連載と同時期に放映されたテレビアニメ版の人気と知名度が高いと評されました。テレビアニメ版については、声優陣の気迫の演技が高評価されたとのことです。この章では、るろうに剣心のアニメ版で駒形由美役を演じた声優の入絵加奈子について、プロフィールと主な出演作品を紹介していきます。

入絵加奈子は、1969年3月27日に、福岡県福岡市で生まれました。血液型はO型で、オスカープロモーションに所属しています。彼女は学生時代にバレエを学んでおり、玉川大学在学中の1992年にミュージカル「ミス・サイゴン」のオーディションに合格しました。本田美奈子とのダブルキャストでキム役を演じており、これが俳優デビュー作になります。その後はミュージカルや舞台、そしてアニメ作品の声優として現在も活動中です。

• 遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX：ヨハン・アンデルセン役
• ビックリマン2000：ダンディーラー役
• メダロット：藍香役
• 水色時代：ノエミ役
• こちら葛飾区亀有公園前派出所：ターミネーチャン役
• 獣旋バトル モンスーノ：ベッカ役

入絵加奈子のアニメ声優としての主な出演作品と演じたキャラクターを、上記しました。ヨハン・アンデルセン役が代表キャラクターと評されており、ミュージカルで培った演技力を高評価されています。また、吹き替え声優やナレーターなどで幅広く活動していました。俳優としては、舞台やミュージカルの他に、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」に出演したことがあります。

この章では、るろうに剣心に登場する駒形由美役に関するTwitterでのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。駒形由美は、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、漫画ファンだと思われる方のツイートです。るろうに剣心のコミックス17巻を読んだとのことで、駒形由美が志々雄真実に刺されて死亡したシーンは、見ていて切なくなるという感想をつぶやいていました。

こちらは、るろうに剣心の原作漫画を読んでいたと思われる方のツイートです。同作品に登場する駒形由美が、マリア・ルーズ号事件で職業差別を受けたというシーンについて言及していました。

こちらは、漫画とアニメの大ファンだと思われる方のツイートです。好きな死亡シーンというハッシュタグでツイートしており、その中の一つにるろうに剣心の駒形由美の死亡場面を挙げています。

この記事では、るろうに剣心に登場する駒形由美について特集してきました。彼女は敵方キャラクターですが、ファン人気の極めて高い人物とされています。駒形由美に注目しながら、るろうに剣心を見てください。