暗殺教室のカップル一覧まとめ！公式に成立したペアとそれぞれの7年後も紹介

「暗殺教室」は集英社の漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」誌上で2012年～2016年まで連載された作品である。作者は1979年埼玉県生まれの松井優征さんである。暗殺教室というタイトルではあるが、絵柄の可愛さや面白さが話題になった。アニメ化も2015年から1部が始まり、2部も2016年から始まり完結している。漫画・アニメの他、ゲーム・実写映画化もされている人気作品である。

「暗殺教室」は漫画・アニメだけでなくゲームや実写映画化もされた作品のため、名前を聞いたことがある人も多い作品である。タイトルは暗殺教室と刺激的であるが、哀しい過去を持った一人の男が、教師になって教壇に立って生徒たちの前に立ち、生徒たちの進学・友達・恋・家庭環境の悩みに答えていく物語である。ただし、その男が訳の分からない凶悪生物だという事が、この物語の大きな特徴である。

「暗殺教室」の中でも目立つペア・カップルとしても気になるのが、主人公的な立ち位置の二人である。このまとめにあげた「暗殺教室」のカップル一覧の中でも、注目度の高いペアである。公式に発表された一覧から、ひと組ずつその成立を確認する。実写映画化された時は、潮田渚は、ジャニーズの山田涼介さんが演じた。漫画の連載当初かわいい見た目から、男子か女子か分からないという意見も多かったが…男子である。

「暗殺教室」のカップルとしてのペアとなるのが、茅野カエデである。茅野カエデは殺せんせーの過去を知るという特別な存在である。性格は温厚で明るくて、非の打ち所がない美少女である。もともと潮田渚とは友達同士のペアとしても成立していた。修学旅行や肝試しなどのイベントでも仲良く参加していた。公式に一緒に行動するカップルというより同志の様なペアだった。

渚とカエデの関係性がペアからカップルに変わって行くのは、カエデの正体が殺せんせーの恋した女性雪村あぐりの妹雪村あかりという事が、明かされてからである。詳しい話は「暗殺教室のカップル一覧【教師編】」の殺せんせーの所に記す。殺せんせーが姉を殺したというマイナスの感情をもって茅野カエデは殺せんせーに向き合っていた。

カエデの正体を知った渚とのいろいろな出来事から、カエデは潮への自分の想いを自覚する。しかし渚は育った家庭環境のせいもあるのか、恋愛に目を向ける心境にもなっていないようだった。バレンタインの時もカエデは、友達として「一年間ありがとう」と言って笑顔でチョコレートを渡した。今前を向いて歩いている渚の邪魔をしたくないと、カエデは友達としての演技をしたのだった。

「暗殺教室」のカップル一覧の中で、赤羽業（あかばねかるま）と奥田愛美（おくだまなみ）について説明する。初めは化学が得意で、特に薬物の調合にすごい才能をもつ愛美の作る薬で、カルマの悪戯の手伝いをしてもらっていた。バレンタインデーですら、愛美にカルマが悪戯チョコを作らせるような関係だった。カルマが愛美を利用しているようにみえて、カルマは愛美を、何でも話せる相手として、大切にしていた。

肝試し大会もペアを組み、カルマは自分の渚に対する友達としての想いを愛美に語っている。天才的な知識を持つカルマだけど問題児でもある。優秀だけど、人と話すことが苦手だった真面目な愛美は、一見遠い存在に見えてお互いを理解し合うカップルである。一覧の中では恋愛漫画の中にありがちな、公式カップルとも言われている。

「暗殺教室」のカップル一覧の中では、全く進展は見込めないだろうというペアは、エロい事ばかり考えている岡島と明るく元気で、機転の利く陽菜乃のペア。この二人は肝試しの時にペアを組んだだけで、カップルとして成立する事はないだろうと言われている。

「暗殺教室」のカップル一覧の中でも人気なペアである。夏祭りで購入した金魚を暗殺教室で鍛えた技で大量にすくい、夕飯のおかずにするという貧困家庭の磯貝と殺せんせーを怒鳴りつけることもできる3年E組の学級委員のメグ。公式の本などではすでに親も公認のカップルとなっている。貧乏で日々の生活に追われている磯貝は、メグから大量の激安バレンタインチョコを何よりも喜ぶ。

「暗殺教室」のカップルには大変な家庭の生徒が多いが、磯貝はそれにも負けない強さと優しさを持っている。受験前のこの時期にと、メグの事を磯貝は心配する。するとメグは志望校を磯貝と同じ学校に決めたことを告げて何となく思いが伝わりカップル成立となった。「暗殺教室」のカップル一覧の中でも成立し長く続きそうなカップルと推測されている。

「暗殺教室」の中学の時点ではとても貧乏な磯貝であるが、成績優秀で非の打ち所がない、メグもまた将来有望な優秀な生徒であるため二人で貧乏も乗り越えるだろうという評価も高いカップルである。

「暗殺教室」のカップル一覧の中では、肝試しの時に殺せんせーから追いかけられて、必死で逃げていくシーンがあっただけで、公式に出版されている作品やアニメではそれまでである。ただファンの間では菅谷創介と中村莉桜の二次製作作品などがある。二人ともキャラが濃いため、2次制作するファンが多く、二人の画像を探すと、2次制作の小説やコミックなどが出てくる。

「暗殺教室」のカップル一覧の中ではわかりやすいカップルである。修学旅行や肝試しでもペアを組んでいることが多かった事から、公式にカップルとして存在していたと思う読者もいた。作中の途中で岡野の方が、前原に片想いしていた事がばれてしまい、バレンタインは妨害が入り上手くいかなかった。しかし前原も好かれて、うれしそうな様子も描かれている。

前原にとっては好きな子程いじめたくなるという典型にみえると評判である。岡野のあだなである「すごいサル」というのは、体操部で培った岡野の身体能力を前原なりに褒めた言葉であった。前原がきちんと自覚すればカップル成立となるだろうと言われている。

「暗殺教室」のカップル一覧の中では、野球少年がマドンナに恋をする古典的なカップルと言われていた。肝試しも一緒、演劇でも夫婦役を演じるなどペアになる事もあった。バレンタインにはとうとう杉野がマドンナである神崎からチョコレートをもらい大喜びするシーンがある。夢じゃないかと柱にガンガンと頭をぶつけるシーンもあった。でも大切にチョコは胸にしまっている。

カップルが成立したのかどうか、7年後にどうなったかについては、この二人については分からない。ただ7年後の杉野は大学野球のエースとして、多くのファンがいる存在になっていた。

このペアのバレンタインは殺せんせーのイラストを標的にして、千葉はピストルを構える。チョコを弾丸に見立てて千葉龍之介が銃を撃つ。見事に決めた千葉にベビーチョコを渡す早見が「尊敬している、これからもよろしくね」とあくまでも冷静なカップルである。この二人は夏祭りにもペアで歩いていて、夏祭りの射的も一緒にやっていた。その腕前ゆえにお店から出禁を喰らうくらい、稼いでしまうカップルだったのだ。

「暗殺教室」のカップル一覧の中では、幼なじみ同士で、親同士も仲がいいという関係である。吉田の家はバイクの販売店であり、吉田もバイクが大好きである。一方の寿美鈴（すみれ）はふくよかというよりは、がっしりとしたタイプの何でも受け止めるお母さんの様な人。家庭科も得意で、「椚ヶ丘の母」とよばれている。あだ名をつけたのは吉田である。

「暗殺教室」のカップル一覧の中には先生に思いを寄せる生徒もいる。倉橋陽菜乃が好きになったのは、烏間先生である。その為烏間先生の授業は頑張り成績も上げた。3年E組としては、烏間先生を好きなビッチ先生を応援する方向にあったので流れに任せていた。烏間先生とビッチ先生はカップルとして成立した。烏間先生はバレンタインにビッチ先生にプロポーズしたので、倉橋陽菜乃は失恋と言う形になる。

「暗殺教室」の中で多くの謎を秘めたキャラクターである殺せんせーと雪村あぐりのカップルについては大きな秘密がある。このカップルの話は殺せんせーの過去を振り返る必要がある。殺せんせーには哀しい過去があった。ここからはネタバレになるが、殺せんせーはかつては人間だったのだ。けれど殺せんせーが生まれたのは劣悪な環境のスラム街だった。

戸籍も作られず、けれど殺せんせーと後に呼ばれるその男は誰にも負けない知恵があった。その男は、知恵を使って多くの人間を殺しまくった。頭脳明晰で何でもできる手を持った、その男の殺した人間の数が1000人を超えた頃、その男は死神と呼ばれるようになった。しかし死神が出来る事を広げようと弟子を取ったのが間違いだった。弟子の裏切り行為によって、その男は捕まってしまったのだ。

1000人も殺していたら死刑であるが、その男の知識や技術を捨てがたい国家は、死神と呼ばれた男を非公式の研究施設に引き渡した。そして死神は研究施設でモルモットのように扱われた。そんな死神にあてがわれた監視員が、雪村あぐりだった。それまでは中学の教師だったのだが、今はこの研究所で研究の手伝いをしながら死神の監視をしていた。恐ろしいはずの死神に対しても普通に接していた。

劣悪なスラム街で育った死神は、雪村あぐりから人の心を学んだ。死神は受け持っていたE組の相談や、テストの相談までしてくる雪村あぐりにいつしか心を惹かれていた。問題のある生徒が集まるクラスとしてのE組の「生徒たちの力になりたいけれど、私にはその力がない」弱音を吐く雪村あぐりに、向き合う内に人としての大切なものを死神は学んでいた。

モルモットのように人体実験をされていた死神の体は徐々に手が触手のようになっていくという肉体の変化が起こっていた。それでも出会った時と、変わらずに死神に対応してくれる雪村あぐりである。二人が出会ってから1年目のその日、雪村あぐりは「二人が出会った日を誕生日に」と死神にプレゼントしてくれた。雪村あぐりも自分の相談に真剣に話を聞いてくれた死神に、心惹かれてカップルとして成立した。

雪村あぐりにふれたくなった死神はふたりを隔てるアクリル板の小さな穴から触手をのばし雪村あぐりに死神は触れて励ました。人の心を持てるようになった死神の初めての恋。このまま二人は静かに恋をはぐくむようにみえた。しかし人体実験の結果、死神は自分の命が長くないこと、自分が死ぬ日が分かってしまったのだ。それを知った死神は暴れ、研究員たちを、武器となってしまった触手を振り回し傷つけた。

哀しみと絶望の中にいた死神は、雪村あぐりが死神を止めようとしていたのに気が付かなかった。死神の触手は、雪村あぐりにも向かってしまった。死神が雪村あぐりに気が付いた時、雪村あぐりはもう虫の息だった。苦しい息の中、3年E組の事を死神に託して雪村あぐりは、息を引き取った。哀しい物語である。死神は雪村あぐりの意志を継ぎ、殺せんせーとなり「暗殺教室」の担任となった。

殺せんせーのトレードマークの変な形のネクタイは、雪村あぐりが誕生日プレゼントとして渡したものだった。殺せんせーとなった死神が3年E組の前に立つための衣装としてそれは使われた。烏間が連れてきたのは、雪村あぐりの願いを死神が、叶えるためだった。それをなし終え、死を迎えた殺せんせーは、雪村あぐりのいる死後の世界で、二人で並んで腕を組み、仲のいいカップルとして成立したような画像を作者は描いている。

アニメの最終回でも殺せんせーを暗殺した賞金でみんなは、同じ時を過ごした3年E組の校舎を山ごと買い取りった。そして7年後の姿が描かれている。雪村あぐりの妹であるカエデは本当の名前「雪村あかり」として、暗殺教室のあった校舎を見上げた。あかりの見上げた校舎の屋根から殺せんせーとあぐりが楽しそうにみんなを見守っている姿があかりには見えた。

暗殺教室のカップル一覧の中で公式に結婚まで至っているのは、官僚である烏間とビッチ先生である。その色気と美貌とナイスバディで、男を翻弄してきたビッチ先生だった。しかし烏間の堅物ぶりに逆にビッチ先生が、翻弄されてしまった。ビッチ先生の想いは生徒たちに見え見えで夏休みの旅行中に生徒たちの発案で二人を海の見えるディナーに追いやったのだ。

ロマンティックなディナーの最中も、殺せんせーを殺す話をする烏間にビッチ先生は「人を殺すってどういうことかわかっている？」そう言ってディナーを終え「好きよ、烏間」それだけ告げて部屋に戻った。東欧と推測されているビッチ先生は紛争地域で育って殺し屋になった。ビッチ先生の哀しい過去が垣間見える中での、告白に「笑って見ていたのに切なくなった」という感想も見られた。

暗殺教室のアニメの最終回では、7年後の生徒たちと教師の一部の事が描かれる。カエデがナレーションで説明するような形である。暗殺教室で培った身体能力を生かしカエデは女優になっていた。他の生徒たちとの会話から、朝ドラヒロインを演じるような女優になった事が分かる。そして潮田渚は、殺せんせーが残したものを受け継ぐように、7年後は教育実習の教壇に立っていた。

7年後のまだカップルとは言えないこのペアは、お互いに連絡は取り合っている。カエデは殺せんせーの様な教師を目指す渚を見守っているような描写で、アニメの最終回は描かれる。この二人のその後は「暗殺教室 殺たん センター試験から私大・国立まで! 問題集の時間 (JUMP j BOOKS)」にも書かれている。問題集であり、4コマ漫画あり、小説蟻の「暗殺教室のスピンオフとして公式の本である。

この公式ジャンプブックには、生徒たちのその後の想いや進路にも触れる小説がある。その中で渚とカエデのペアにも触れている。カエデの渚に対する思いはあちこちで読み取れるが、渚も同じようにカエデの事を大切に思っていることがわかる公式本である。受験生でなくても、問題の一覧を見ながら学生気分を思い出しながら、分岐点に立つ彼らの気持ちが分かると「変わっているけど面白い」と評判の本である。

7年後このペアは、それぞれの道にまい進している。奥田愛美は好きな研究を続け、新型のヌルヌル血液の研究をしている。偶然同じ研究所に竹林も同じ研究所で働いている。愛美とカルマとの関係は卒業後も不良に絡まれていた愛美をカルマが助けたこともある。カルマが愛美の事を「俺の好きなメガネ」と言ったこともあり、正式なカップルになりそうで、時間がかかりそうと言われているペアである。

カルマの方は経済産業省のキャリア官僚として採用されたようで、官僚としての一歩を踏み出したところである。どちらも目の前の目標に今は邁進しているようである。

「暗殺教室」のカップル一覧の中ではクールなカップルだった二人も、順調にスキルを伸ばし成長していた。射撃の腕を伸ばせるのは警察や自衛隊である。しかし烏丸に「空間認識能力」が認められていた千葉は速水の勧めで、建設事務所を作り、二人で力を合わせて前に進んでいる様子が描かれている。

7年後の吉田の方は実家のバイク屋を継ぐつもりで働いている。寿美鈴の方は一般企業の社長秘書として働いている。相変わらず幼なじみ同士としての付き合いはあるようだが、その後の進展があるのか、元々カップルだったのかもわからない。でも親しい間柄ではある。

7年後、烏間惟臣とイリーナ・イェラビッチは防衛庁の中で働いている。烏丸は、イリーナにいつも通りの厳しい顔をしてイリーナに危険な任務を言い渡している。7年後の烏丸は室長になっているが、イリーナは相変わらずお色気でいろいろ言ってくる。そんなイリーナに「お前の技量はその程度か」と言って叱る。実はこれでも夫婦の会話である。防衛庁の中では、イリーナのジョークは通用しない相変わらず堅物の烏丸なのであった。

「暗殺教室」のカップル一覧の中で、最も切ない殺せんせーとあぐりのペアである。殺せんせーは助かる道はあったはずなのに、殺される選択を選んだのは、先に逝ってしまったあぐりの存在もあったのかもしれないと考える人も多い。天国で公式のカップルとして成立して、幸せになってほしいという願いも多いふたりである。

「暗殺教室」の殺せんせーが仕掛ける夏休みの恋の罠が描かれる9巻である。生徒たちの恋愛模様を見たいというエロダコ扱いされているが、根本には、殺せんせーとあぐりの成立しなかった恋が生徒の恋の応援になっている。公式には認められなかった死神の恋の切なさが、明るく楽しい恋をしてもらいたいという殺せんせーの願いに感じるという感想もあった。

ツイッターの機能を使って、「暗殺教室」のカップル一覧から、好きなカップルを投票してもらっているツイートである。きちんと恋人として付き合っている描写がなくても、「この二人、付き合っちゃえばいいのに」という二人も選ばれている。

「暗殺教室」にはたくさんの同人誌や「暗殺教室」のキャラクターを使って、恋愛小説を書くなどの作品もある。このまとめでは公式にコミックスや公式アニメ、集英社が公式に出版した作品で描かれているものをまとめた。一覧にしてみると、それぞれの個性があふれた恋愛模様が見られる。この一覧の中の気になるキャラクターに注目してみるのも「暗殺教室」の楽しみ方の一つである。

カップルとして成立したペアも、成立しなかったペアも、それぞれの個性がある。生徒たちは15年しか生きていないけれど、その15年が将来を決めている人物もいる。暗殺教室の中学時代と、7年後の彼らを中心にまとめたが、「暗殺教室」の生徒たち、先生たちが気になった人は「暗殺教室」をチェックしてみてはいかがだろうか。