【るろうに剣心】尖角は新月村を支配する志々雄の部下！強さ・武器や最後は？

るろうに剣心に登場する尖角（せんかく）とは、新月村を支配していた志々雄真実一派の手下です。新月村を残虐な方法で支配していた尖角は、のちに緋村剣心と戦うことになりました。この記事では、尖角の強さや能力、武器などを紹介します。また、新月村や剣心との戦いでの尖角の活躍を紹介します。他にも、尖角と志々雄真実、瀬田宗次郎、三島栄次との関係なども紹介するので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

尖角（せんかく）の強さや新月村での活躍などを紹介する前に、まずはるろうに剣心の作品について紹介します。るろうに剣心は、明治時代を舞台に「不殺（殺さず）」を誓った最強の剣士が、人斬りの罪を償うため人々を守る姿を描いた作品です。尖角の他にも個性的で魅力的な敵役キャラクターが数多く登場し、高い人気を誇っています。そのようなるろうに剣心の作品が気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」は、日本の漫画家である和月伸宏先生が描く、時代劇バトル漫画です。1994年に週刊少年ジャンプで連載が開始され、1999年に完結を迎えました。人斬りの罪を背負った主人公が償いの道を探すという重いテーマを扱いながら、少年漫画としての王道な面白さや、魅力的なキャラクター描写などが高く評価されている人気作品です。単行本全28巻が集英社から発売されています。

るろうに剣心の本編は1999年に完結していますが、2013年には作者の和月伸宏先生が東京編を自らセルフリメイクした「キネマ版」が連載されました。上下巻の全2巻が発売されています。2017年からは人誅編のその後を描いた「北海道編」が連載されています。また、2023年7月からは和月伸宏先生が完全監修した、るろうに剣心の新作テレビアニメが放送されています。

幕末、最強の剣客である緋村剣心は、人々が幸せに暮らせる未来を作るために「人斬り抜刀斎」として暗躍しました。血で血を洗う争いの果てに明治維新を迎え、刀で人を殺す時代が終わりを迎えます。剣心はもう2度と人を殺さないことを誓い、流浪の旅に出ます。しかし、明治の新時代になっても幕末の動乱は影を残していました。剣心は苦しむ人たちのために逆刃刀を取り、今度は守るための戦いに身を投じます。

尖角（せんかく）とは、志々雄真実一派の手下の1人です。外見は三角形の頭と、身長220cm・体重100kgもの巨躯が特徴的です。年齢は27歳で、これは主人公である緋村剣心の1歳年下です。腹筋が浮き上がるほど、全身にピッタリ張り付く服を着用しています。性格は粗暴で横暴、統治を任されていた新月村にて見せしめの処刑を行うような残虐さの持ち主です。さらに、劣勢に傾くと自己弁護に走る小物なところもあります。

尖角（せんかく）は、志々雄真実（ししおまこと）の部下の1人です。志々雄真実とは、幕末に剣心の後釜として人斬りをしていた剣客です。明治政府の裏を知りすぎたことで暗殺されかけ、火をつけられて全身大火傷を負いながらも生き延びます。時が経ち、るろうに剣心の物語開始後の明治11年、明治政府転覆を図る黒幕として登場します。「弱肉強食」をポリシーに生きており、火傷の後遺症で全身に包帯を巻いているのが特徴です。

敵だけでなく味方に対しても残酷で厳しい志々雄真実のことを、尖角はひどく恐れています。剣心に全く手も足も出ずに負けそうになった時、剣心に技一つも出させずに負けたら殺すと志々雄真実から宣言されました。すると、尖角は青ざめ、全く敵いそうもない剣心にがむしゃらに突っ込んでいきます。尖角が、志々雄真実に絶対的恐怖を感じていることが示された場面となりました。それでは、次に尖角の強さや能力を紹介します。

るろうに剣心に登場する、尖角（せんかく）の強さや武器などを紹介します。志々雄真実の手下として登場した尖角は、その人並外れた強さで新月村の住民を恐怖に陥れていました。また、最強剣士である剣心との戦いでは、ポテンシャルの高さを披露します。ここでは、そのような尖角の強さや能力、使用する武器などについて紹介しますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

尖角（せんかく）の強さの1つ目は、最強と言われる剣心に匹敵するほどの速さで動けることです。剣心の強さの一つに、神速の域に達したスピードで動き回れることがあります。尖角は剣心の神速についていくどころか、背後を取ってみせました。尖角の強さの2つ目は、剣心を上回る剛力があることです。尖角は身長220m、体重110kgの筋肉質な大男です。この巨躯から繰り出される攻撃には、床を軽々と粉砕する破壊力があります。

このように、尖角は剣心に匹敵する速さ、剣心を上回る剛力という2つの強さを兼ね備えています。しかし、そのような強さを持っていても、剣心との戦いでは敗北しています。尖角はポテンシャル的には剣心に匹敵する強さの持ち主ではありましたが、戦闘センスや実践経験などの差で敗北したと言えます。尖角と剣心の戦いについては、下の「尖角の活躍や最後」の項目で詳しく紹介します。

尖角（せんかく）の使用する武器は、握り懐剣です。通常の剣とは違い、刃に付いている取っ手を握り、拳のように振り下ろす形状となっています。握り懐剣と尖角の剛力が合わさると、床が木っ端微塵になるほどの破壊力を持ちます。

尖角は握り懐剣を両手に持ち、凄まじいスピードで振り下ろして敵を滅多打ちにするという戦闘スタイルをとっていました。それでは、尖角の強さや能力、使用する武器などを紹介したところで、次に尖角の活躍や最後を紹介します。

るろうに剣心に登場する、尖角（せんかく）の活躍や最後を紹介します。新月村を恐怖で支配する志々雄真実一派の手下として登場した尖角は、村を救おうとする剣心と戦うことになります。新月村の住民にとって恐怖の象徴であった尖角の最後は、あっけないものとなりました。ここでは、そのような尖角の活躍や最後を紹介しますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

志々雄真実は、新月村を足がかりにして東京に侵攻をかける計画を立てていました。そして、2年前、手下の尖角に力ずくで新月村を乗っ取らせました。当然警官が派遣されましたが、その度に尖角が警官を殺すことを繰り返し、最終的に新月村は明治政府から見捨てられました。尖角は、志々雄真実が占拠した新月村の統治を任されました。

志々雄真実一派の拠点と化した新月村で、尖角は住民たちを恐怖で支配していました。刃向かったものを全身なます斬りにして死体を吊し上げ、見せしめにするという残虐な方法を取ります。この効果は絶大で、死にたくない住民たちは保身のため、尖角に抵抗しようとする人を糾弾するようになりました。しかし、事態を知った剣心たちが新月村を訪れ、状況は一変します。

新月村の悲惨な状況を知った剣心とその仲間は、そのとき新月村に逗留しにきていた志々雄真実に会いにいきます。剣心と志々雄真実の対話は決裂し、志々雄真実は手下の尖角を戦わせます。尖角はこれまで99人を殺してきたと豪語し、剣心を100人目にすると宣言します。そして、剣心に匹敵するスピードと剣心以上の剛力で猛攻を畳み掛けます。しかし、剣心は避けるだけで攻撃を仕掛けようとはしませんでした。

その結果、体がより重く負担の大きい尖角の体が剣心よりも先に限界を迎え、足が折れます。剣心は尖角にバレないようにスピードを上げ続け、自滅するように誘導したのでした。敗北の色が濃くなった尖角でしたが、そばで見ていた志々雄真実に技一つも出させないまま負けたら殺すと脅されます。それを聞いた尖角は、恐怖のあまりがむしゃらに剣心に襲いかかりました。

剣心はこれまで、志々雄真実の目を警戒して手の内を晒さないため一度も攻撃していませんでした。しかし、このままでは尖角が志々雄真実に殺されることを察した剣心は、「龍翔閃（りゅうしょうせん）」を繰り出して尖角を倒します。こうして、剣心の情けで志々雄真実に殺されることを免れた尖角は、事態が収まると警察に連行されていきました。警官である斎藤一は、拷問による取り調べを受けたのちに死刑を受けると語っています。

るろうに剣心に登場する、尖角（せんかく）と他のキャラクターの関係を紹介します。ここでは、尖角と同じ志々雄真実一派である瀬田宗次郎との関係や、尖角を仇だと思っている三島栄次との関係を紹介します。興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。

瀬田宗次郎とは、志々雄真実直属の精鋭部隊である「十本刀」で1番の実力者です。年齢は16歳と志々雄真実一派の中でも最年少ですが、「天剣」「感情欠落」「縮地」の3つの才能を併せ持つ天才です。宗次郎は幼い頃に命を救われた経緯から、志々雄真実のことを盲信しています。また、弱いものは死に、強いものが生きるという志々雄真実の信念を受け売りしています。そのため、志々雄真実以上に部下の失敗に厳しく処罰します。

原作のるろうに剣心では、剣心に敗れ捕縛された尖角のその後は、死刑を受けるだろうという斎藤一の言葉以上には描かれていません。しかし、1996年に放送されたテレビアニメでは、尖角の最後がアニメオリジナルで補足されています。牢屋から脱走した尖角は、剣心に命を救われたことで改心していました。そこに、志々雄真実からの伝令を伝えにきた宗次郎が現れます。伝令の内容は、尖角を見逃すという内容でした。

ところが、宗次郎は尖角が改心しようとしていることを許せず、独断で尖角を殺します。こうして、1996年版のテレビアニメでは、尖角の死亡が明確に描写されることになりました。

三島栄次（みしまえいじ）とは、新月村に住む少年です。両親と兄がいましたが、警官として新月村の状況を探りにきた兄の正体が露見し、全員尖角に殺されました。両親はなます斬りにされたうえ、見せしめとして死体が吊し上げられました。復讐に燃えた三島栄次は、剣心との戦いで失神した尖角に、兄の遺品の刀でとどめを刺そうとします。

しかし、死んだ兄は復讐ではなく、生きている者の幸福を望むだろうと剣心に説得され、復讐を思いとどまります。それでは、尖角と瀬田宗次郎、三島栄次との関係を紹介したところで、次にテレビアニメで尖角を演じた声優を紹介します。

1996年から1998年にかけて放送された、テレビアニメるろうに剣心で尖角（せんかく）を演じたのは、声優の小村哲生さんです。ここでは、尖角を演じた声優の小村哲生さんのプロフィールや、主な出演作品を紹介します。テレビアニメるろうに剣心で尖角が気になった方は、ぜひチェックしてみてください。

• 名前：小村哲生（こむらてつお）
• 生年月日：1954年7月31日
• 出身地：鹿児島県
• 職業：俳優、声優、演出家
• 身長：175cm
• 趣味・特技：野球、スキー、乗馬など

• テレビアニメ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」爆竜大佐役他
• テレビアニメ「おじゃる丸」エンマ大王役他
• テレビアニメ「ビーストウォーズネオ 超生命体トランスフォーマー」ユニクロン役
• テレビアニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」海馬剛三郎役
• テレビアニメ「交響詩篇エウレカセブン」ユルゲンス艦長役
• テレビアニメ「エウレカセブンAO」ニイガキ・テルヒコ役
• テレビアニメ「テラフォーマーズ」リュウ・イーウ役
• テレビアニメ「リトルウィッチアカデミア」ルイス役、ブラックウェル役
• テレビアニメ「キラキラ☆プリキュアアラモード」立神雷桜役
• テレビアニメ「メジャーセカンド」国友監督役

これは、尖角の強さを改めて評価する感想のツイートです。尖角は剣心に技一つも出させることができないまま敗北しそうになり、その後登場した宗次郎の強さを引き立てる役割を果たしました。しかし、実際には神速のスピードを持つ剣心と同じ速さで動けるうえ、剣心以上の剛力を持っています。一部の読者の間では噛ませ犬のように思われることもある尖角ですが、このツイートのようにその強さを指摘する感想が見られました。

これは、三島栄次が尖角への復讐をあきらめたシーンを評価する感想のツイートです。新月村を志々雄真実に代わって支配していた尖角は、三島栄次の両親と兄を惨殺しました。死体をなます斬りにして晒しあげるという尖角の仕打ちは、このうえなく残虐なものでした。しかし、死んだ者が望むのは生きている者の幸福だという剣心の説得で、三島栄次は復讐をやめました。

これは、1996年版のテレビアニメで追加された、尖角の最後に言及する感想のツイートです。原作では捕縛されたその後の姿は直接描写されていない尖角ですが、1996年テレビアニメでは明確な死亡が描かれています。剣心に命を救われ改心した尖角が、弱肉強食を盲信する宗次郎に殺されるシーンがあります。このシーンは、宗次郎の不安定さと、改心した尖角が殺される不憫さで視聴者の印象に強く残り、名シーンだと言われています。

るろうに剣心に登場する尖角（せんかく）は、剣心に匹敵するスピードと剣心以上の剛力という2つの強さを兼ね備えています。尖角は志々雄真実一派の拠点となる新月村を恐怖で統治しており、剣心に倒されました。原作で捕縛されたその後は直接描かれていませんが、1996年版のテレビアニメでは宗次郎に殺されています。このまとめで尖角に興味を持った方は、るろうに剣心のコミックスやアニメを見てみてはいかがでしょうか？