【ドクターストーン】Dr.ゼノは何者？正体はNASAの科学者？千空との関係を考察

『ドクターストーン(Dr.STONE)』のゼノとは、千空たち科学王国のメンバーと敵対関係にある人物です。ここからは『ドクターストーン(Dr.STONE)』の作品情報を交えつつ、ゼノのプロフィールを紹介していきます。

『ドクターストーン(Dr.STONE)』は週刊少年ジャンプで連載されている少年漫画です。原作は稲垣理一郎、作画はBoichiとそれぞれが担当しています。また2019年から2020年にかけて同誌からスピンオフ作品『Dr.STONE reboot:百夜』も同時連載されていました。累計発行部数は2020年12月時点で800万部を突破し、さらに次にくるマンガ大賞2018年でも2位に入賞するなど今話題の作品となっています。

ここからは『ドクターストーン(Dr.STONE)』のあらすじを簡単に紹介していきます。主人公は高校生の石神千空と大木大樹の2人です。ある日、大樹は自分が抱いている小川杠への想いをクスノキの木の下で告白しようとしていました。その宣言を聞いた千空は心の籠っていない激励を送りますが、大樹は気にも留めなかった様子。そして遂に告白の時がやってきます。

ところがその時、突如空が眩く発光し、大樹らを含め地上の人類は一斉に石化してしまいました。それから大樹と千空は石化が解けますが、その頃には既に3700年が経過していたのです。そこで再会を果たした大樹と千空は自分達の文明を再建する決意を固めました…

『ドクターストーン(Dr.STONE)』に登場するDr.ゼノは、顔に大きな×マークが付いた外見をしているのが特徴的な人物です。また全ての指には長い爪のような手袋を装着しています。口癖は「エレガント」。石化した頃の年齢は明らかになっていないのですが、『ドクターストーン(Dr.STONE)』の155話で千空が「ロケット作りの師匠にあたる男」と発言しているため、少なくとも千空よりも10歳以上年上であると予想できます。

『ドクターストーン(Dr.STONE)』のゼノの正体は『ドクターストーン 155話 SCIENCE IS ELEGANT』で判明しました。ゼノの正体が判明したのはルーナがアイスクリームを食べていた時です。その時に味の表現を「ゼノで言うならエレガントね」と、千空の前で発言した事がきっかけになり、ゼノの正体がNASAの科学者であった事が判明しています。

ゼノの正体がNASAの科学者だったという事から、彼が石化から復活した経緯を想像しやすくなったはずです。ゼノは石化からの復活条件を認識していました。その条件が「石化中に意識を保ち続けた者に硝酸をかける」というものです。

これは千空と大樹の2人が復活液を生成し石化を解こうとしている事と同じ方法でした。NASAの科学者としての豊富な知識はもちろん、彼は数千年間意識を保ち続けていた事になるため非常に強い意志を持っていることが分かります。

ゼノの性格については、スタンリーがゲンを連れ帰った時にはっきりと分かります。両手両足にウソ発見器を付けて尋問をおこなっていたのですが、ゲンは問いに対して淀みなく答えていました。

それを見ていたゼノは「とんでもない正直者か、もしくはとんでもない嘘つき」と評価していたのですが、その後「どちらも僕は大好きだ」と言っています。さらにゲンを拘束せずにいたり、科学者の暗殺をスタンリーが実行しようとするのに対して「エレガント」と称賛している事から、自信家で冷酷な性格をしていることが分かります。

現在、『ドクターストーン(Dr.STONE)』ではゼノと千空は敵対関係にあります。2人を対比するような描写が多く描かれていたため、科学者を代表する2人のさまざまな共通点と違いが見えてきました。まず、共通点としては、2人共情報を重視している点が挙げられます。

千空とDr.ゼノは相手がスパイかどうかを全く問題にせず、とにかく情報を手に入れようとしていました。また、お互いに戦略を練るのも得意であるため、敵リーダーに奇襲を仕掛けて敵陣営の総崩れを狙っています。

続いては『ドクターストーン(Dr.STONE)』のゼノと千空の違いを見ていきましょう。違う点として挙げられるのは「非情さ」です。千空は口の悪さが目立つものの、自分を犠牲にしてまでも仲間を守ろうとするところがあります。また、敵でさえも極力穏便に無力化させようとする傾向にあるため、平和的な解決方法を好む性格をしているのが分かります。

一方、ゼノは科学王国のリーダーである千空を奇襲して殺害し、科学王国のメンバーを従えさせようとしていました。また、これまでにゼノが発明したのはマシンガンや狙撃銃など戦闘に特化したものであることも非情な性格を表しているのではないでしょうか？

ここからは『ドクターストーン(Dr.STONE)』のゼノの謎を考察していきます。作中では千空がホワイマンから通信を受けている描写がありました。その事から、想像の話になってしまいますが、千空と同じようにゼノもホワイマンからの通信を受けたことを前提に考えると、ゼノであれば数十万キロ上空からの通信である事にも辿り着いていると考えられます。

もし辿り着いているとしたら、千空との通信時にゼノが「人手が不足している」と語っていた事と関係していると言えるでしょう。なぜなら、ホワイマンとの対決までに軍備を強化する必要があるからです。これは想像と可能性の話ではありますが、ゼノとホワイマンが接触している可能性はあります。

ゼノは千空達に気を許しつつあるようです。『ドクターストーン(Dr.STONE)』174話で描かれた千空のセリフと、それに対するゼノの態度からこのような印象を受けました。千空はゼノに対して、「科学に嘘をつかない」と言っていますが、それを聞いたゼノは少しだけ優しい顔をしています。

『ドクターストーン(Dr.STONE)』に登場するスタンリーは、元アメリカ軍の特殊部隊の隊長を務めていた人物です。現在はゼノの私兵として働いており、機関銃や狙撃銃などを常に携帯しています。幼少の頃から銃の達人であり、スタジアム内でおこなわれていたフットボールでパスされたボールを狙撃銃で狙い撃つことができるほどの腕前を持っています。

【ゼノのプロフィール】

• 名前：ゼノ　ヒューストン　ウイングフィールド
• 身長：180㎝
• 役職：科学王国の総統であり元NASAの科学者

【スタンリーのプロフィール】

• 名前：スタンリー　スナイダー
• 身長：180㎝
• 役職：科学王国の総司令官

『ドクターストーン(Dr.STONE)』の18巻ではゼノとスタンリーのプロフィールが掲載されていますので、2人の出会いを確認する前にご覧ください。スタンリーは幼い頃から銃の達人と解説しましたが、ゼノも科学の天才で10歳の頃に銃を作れるほどの実力がありました。

ゼノとスタンリーはそれぞれの特性を活かすことを望んでいたため、2人は出会った時から一緒に実験改良を重ねることになります。その後、スタンリーが銃でフットボールのパスを打ち落とす実験をおこない、それにゼノがお金を賭けることによって莫大な研究資金を入手していました。

ゼノはスタンリーに向けてモールス信号で暗号を残していました。その暗号が何かは分かっていませんが、おそらく今後の目的地やルートを端的に伝えたのではないかと考えられます。

こちらでは『ドクターストーン(Dr.STONE)』のゼノとスタンリーに好感を持っているようです。他の投稿でも2人が高く評価されていたので、これを機に注目してみると良いでしょう。

こちらでは『ドクターストーン(Dr.STONE)』のゼノに関して投稿されています。ゼノだけは得する位置と言われているのですが、これはゼノが非情で合理的な考え方をしているからなのでしょうか？

こちらでは『ドクターストーン(Dr.STONE)』のゼノとスタンリーに関して投稿されています。規模も技術も主人公の千空の上をいっている印象があるようです。ゼノの登場によって、千空はどのような立ち位置になっていくのかを考察するのも面白いかもしれません。

『ドクターストーン(Dr.STONE)』に登場したゼノが何者か、その正体と復活の経緯、千空との共通点などを交えつつ紹介してきましたがいかがでしたか？ゼノの正体はNASAの科学者だったことが明らかになったことで、千空との共通点が多く描かれることになりました。

ただ、ゼノはNASA時代に培った知識の多くを戦闘に活かしているという点で違いがあります。もしかすると、ホワイマンに関する情報も持っている可能性もあるため、今後ゼノがどのような行動を取っていくのか注目しておきましょう。