【監禁嬢】最終回のラスト・結末をネタバレ!カコの正体と衝撃の過去とは?

漫画「監禁嬢」は、謎の女に監禁されたことがきっかけで人生の歯車が狂い出した主人公の悲劇や、彼らの知られざる過去に迫ったサイコサスペンス作品です。本文では、最終回結末ラストまで怒涛の展開が繰り広げられた、漫画「監禁嬢」のあらすじネタバレや、「監禁嬢」の最終回結末ラストのネタバレ、謎の女・カコの正体ネタバレや衝撃の過去のネタバレ、「監禁嬢」に関する感想や評価などをあらすじネタバレ紹介します。

【監禁嬢】最終回のラスト・結末をネタバレ!カコの正体と衝撃の過去とは?のイメージ

目次

  1. 監禁嬢とは?
  2. 監禁嬢の漫画最終回結末・ラストネタバレ
  3. 監禁嬢の漫画あらすじネタバレ
  4. 監禁嬢の主な登場人物・キャラ一覧
  5. 監禁嬢のその他の登場人物・キャラ一覧
  6. 監禁嬢のカコの目的や謎を考察
  7. 監禁嬢に関する感想や評価
  8. 監禁嬢の最終回結末・ラストネタバレまとめ

監禁嬢とは?

漫画「監禁嬢」のイメージ画像

漫画「監禁嬢」は、平凡な高校教師の男性を襲う悲劇と、彼に執着する女の狂気を描いた、サイコサスペンス作品です。以下では、主人公を襲う恐怖の数々や、彼を執拗に追い求める女の正体に迫った、漫画「監禁嬢」のあらすじネタバレ、最終回結末ラストのあらすじネタバレ、監禁嬢の登場人物一覧や考察、監禁嬢に関する感想や評価を、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

監禁嬢の概要

漫画「監禁嬢」は、2016年~2020年にかけて「漫画アクション」にて連載されていたサイコサスペンス作品で、単行本は全9巻で構成されています。物語は、平凡な高校教師・岩野秀行が、買い物の帰りに謎の女・カコに拉致・監禁させられたことからはじまる主人公の悲劇や、面識がないと思われていたカコとの知られざる関係に迫っています。

監禁嬢の作者

漫画「監禁嬢」の作者・イメージ画像

漫画「監禁嬢」の作者・河野那歩也先生は、東京都在住の漫画家です。河野先生の作品は、今回紹介する「監禁嬢」の他、2018年に「別冊少年チャンピオン」に読み切り掲載した「春はばけものやうやう淡くなりゆく夢際」があります。

監禁嬢の漫画最終回結末・ラストネタバレ

漫画「監禁嬢」の最終回結末のネタバレ・イメージ画像

秀行の過去をさかのぼるように展開された漫画「監禁嬢」の結末は、秀行の生まれ故郷・島根県を舞台に、中学時代のある出来事を思い出した秀行の知られざる本性や、謎の女・カコの正体や因縁が明かされました。以下では、秀行とカコにまつわる衝撃の事実や、カコの壮絶な最後を描いた、「監禁嬢」の漫画最終回結末・ラストを、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

最終回結末・ラストネタバレ①カコの脳裏に浮かぶ走馬灯

踏切の警告音からフラッシュバック起きた裕行は、中学校にいた女性的な容姿を持つ美少年・合原陽太と思い出します。思春期真っ只中の裕行たちは、性への関心やそれら欲求を抑えることができず、そこで、自分たちの行為を他言できないような、中性的な男の子を探し、陽太に目を付けます。

老朽化した電車に陽太を連れ込む裕行グループ・イメージ画像

そして、使われなくなった電車に陽太を連れ込んだ裕行たちは、逃げ惑う陽太を押さえつけ、暴行を働きました。しかし、大人になって裕行の前に現れたのは合原陽太ではなく、彼の実姉であり、彼女こそカコの正体でした。裕行を監禁し、彼の人生を狂わせたカコの目的は、かつて裕行の父・岩野英世から監禁・暴行されたことへの復讐であり、その証拠に洋服の肩口からその時の傷跡を見せます。

カコの話が理解できない裕行をよそに、カコはスマホ画面を裕行に見せつけ、麻希が無惨に殺害されていく映像を目の当たりにします。我を失った裕行は、カコの首に手をかけ始め、カコの脳裏には、自分が生まれてから今までの出来事が、走馬灯として映し出されていました。

最終回結末・ラストネタバレ②カコの正体と衝撃の過去

両親と弟の4人家族で暮らしていたカコの幸せな日々は、漁師であった父親の海難事故をきっかけに一変します。一家の大黒柱を失ったカコの家に救いの手を差し伸べてくれたのが、裕行の父・岩野英世でしたが、それはカコにとって壮絶な人生の幕開けでした。悪質な性犯罪者にも似た素質を秘めていた英世は、カコ姉弟を監禁・暴行を繰り返し、弟の陽太に至っては、命の危機にも晒されていました。

地獄のような生活は、カコが中学生の時から3年にわたって繰り広げられ、陽太も激しい暴行のあまり心肺停止に陥り、母親が心臓マッサージを施して蘇生することもありました。そして、我慢が限界に達したカコは、英世と母親・弟の陽太を殺害し、地獄の日々から解放されたものの、身体には無数の傷跡が残りました。

最終回結末・ラストネタバレ③カコの壮絶な最後

裕行と彼の父親が犯した罪・イメージ画像

物語は本編に戻り、父親の知られざる正体・カコの壮絶な過去を知った裕行は、我を取り戻すとカコの首から手を離します。裕行とカコは直接的な関係こそなかったものの、父・英世の行為や、裕行自身の陽太への暴行からは、カコに対しても無関係とは言い切れず、裕行は自身と父親が犯した罪を認識し、自分が背負うべき責任を明確に示します。

自ら命を絶ったカコ・イメージ画像

最後の計画として裕行に殺されることを願っていたカコは、裕行の決意を受け、自ら警察に自首する道を選び、警察署に向かう前にある場所へ連れていきます。そこには、死んだと思われていた麻希がおり、再会を喜ぶ2人をよそに、カコは自ら命を絶ちました。カコの死後、あらゆる嫌疑が晴れた裕行は、無罪放免となり、平穏な日常が戻りました。

美沙子と離婚した裕行は、大阪への逃避行でただならぬ関係となった麻希と一緒になることを決めていましたが、彼の脳裏には、カコから聞かされた衝撃の事実や最後の言葉がいつまでも残ってました。そして、駆け寄ってきた幼い娘の手を引く裕行の手は、血に染まっていました。

監禁嬢の漫画あらすじネタバレ

「監禁嬢」の漫画あらすじネタバレ・イメージ画像

謎の女に監禁されたことを皮切りに、平凡な高校教師の生活が崩壊していく様を描いた漫画「監禁嬢」は、主人公を襲う事件はもちろん、彼を執拗に追い求める謎の女の狂気が恐怖をそそります。以下では、謎の女・カコの出現により、人生の歯車が狂った岩野秀行の悲劇を描いた、漫画「監禁嬢」のあらすじネタバレを紹介します。

1巻あらすじネタバレ

幸せを絵に描いたような生活を送る高校教師・岩野裕行の人生は、ある女との出会いをきっかけに一変します。ある日、目が覚めた裕行は、屈辱的な状態で身体を拘束され、若い女性・カコから声をかけられます。カコとは面識のない裕行は、最初こそ自分の状況が理解できなかったものの、カコから妻・子供の写真を見せられたことで、ここに連れて来られるまでの経緯を思い出します。

仕事を終えて帰宅した裕行は、妻・美沙子に頼まれ、娘・日輪子(通称:ヒワ)のおむつを買いに出かけ、その帰りに道端で倒れ込む女性を発見します。裕行は救急車を呼ぶべく、スマホを取り出した瞬間、目が異常に大きい女にスタンガンで打たれ、気を失った間にどこかへ連れられたと察します。しかし、カコの正体が全く分からない裕行は、彼女のされるがままでした。

2巻あらすじネタバレ

カコの裕行に対する執着はエスカレートしていき、彼女の魔の手は、赤ん坊の娘にまで及びました。裕行は、妻と娘を守るために美沙子を説得して実家に避難させ、カコの要求を聞き入れようとします。しかし、カコは鬼ごっこで自分を捕まえることができたらヒントをあげるといい、裕行をホテル前に誘導しキスをします。その光景は、偶然にも妻・美沙子に目撃され、裕行は追い込まれます。

また、カコの魔の手は、過去に裕行に告白し、断られた女子高生・藤森麻希にも及び、カコの駒として利用されている麻希は、放課後の美術室に裕行を呼び出します。2人が話し合う中、美術教師の柴田先生が見回りに訪れ、2人はロッカーへ隠れます。緊張する裕行をよそに、麻希はカコの指示である作戦を決行し、2人は柴田先生が近くにいることを忘れ、夢中になってしまいます。

裕行は、カコの持っていた写真から柴田先生を思い出し、先生からカコについて聞き出そうとするも、裕行と生徒の危険な関係を示唆するだけで、有力な情報を掴めませんでした。一方、柴田先生も、既婚者の同僚と不倫関係にあり、カコに目を付けられていました。その晩、自宅に戻るとカコが待ち構えており、柴田先生もスタンガンで気絶させられ、どこかへ連れ去られてしまいます。

3巻あらすじネタバレ

カコの洗脳を受け、すっかり別人になってしまった柴田先生の姿をみた裕行は、先生とカコの関係を疑うも、有力な手がかりが得られずにいました。そんな中、裕行の心を繋ぎ留めたい麻希は、裕行の監禁場所に貼ってあった写真に写る2人の女性・田原成美と富田葵への聞き込みを買ってでます。そんな中、カコの魔の手は学校に及び、てはじめに、裕行と田原成美の不倫デマが流され、証拠写真も流れ出ました。

証拠写真からは2人のただならぬ関係を断定するには程遠いものでしたが、噂はたちまち膨れ上がり、裕行は窮地に陥ります。一方、麻希は成美へ聞き込みを行うも有力な情報は得られず、富田葵への聞き込みは、裕行と一緒に行くことにしました。裕行の元カノの葵は、現在はバンドグループのボーカルとして活動しており、葵の楽屋を1人で訪れた裕行は、カコについて聞き出します。

ここでもカコに関する有力な情報は得らなかったものの、裕行と入れ替わりで葵の元を訪れた麻希は、裕行が過去に小説家を目指し、そんな彼を葵が支えていた事を知ります。そんな中、学校では、カコの計画が柴田先生を通じて進められるも、不倫関係にある同僚・皮谷に計画を知られてしまい、窮地に立たされます。しかし、皮谷先生は、カコの手で拘束され、人里離れた山林に連れられてしまいます。

4巻あらすじネタバレ

猟奇的な方法で皮谷先生の口封じに出たカコの姿から、父親とのトラウマを思い出した柴田先生は、隠し持っていたサバイバルナイフを取り出し、皮谷先生を助けるべく、カコに襲いかかります。しかし、形勢逆転の末、皮谷先生と柴田先生がカコの手で殺害されました。翌日、学園祭当日を迎えた高校では、2人の無断欠勤が問題視され、裕行はカコとの関係から嫌な予感を察します。

葵のオリジナル曲を流す・イメージ画像

学園祭には、葵も来ており、裕行と話し合っている中、校内放送を通じて、CD化されていない葵のオリジナル曲が流されます。場面は、裕行と葵の交際時代にさかのぼり、共に小説家・歌手を目指していたが、葵のデビューをきっかけに2人の関係は崩壊し、裕行の方から葵の元を離れたこと、その後、高校教師となり、葵の友人だった美沙子と結婚したことが明かされます。

葵が学園祭に来た理由は、裕行が自分ではなく、美沙子を選んだ理由について聞くことでした。裕行は、満たされないものを満たそうと必死にもがく自分がいい、と言ってくれた美沙子に惹かれたことを打ち明けます。そして、葵と裕行の話が終わると同時に、校内放送も終了したと思われた矢先、裕行と葵の過去の関係にまつわるいかがわしい音源が流れ始め、裕行はさらなる窮地に追い込まれます。

5巻あらすじネタバレ

学園祭で校内に響き渡ったあの音源も、カコによって仕組まれたもので、警察が出動する事態となりました。この出来事をきっかけにマスコミに追われる身となってしまった裕行は、仕事と家族の両方を失う結果となり、失意のどん底に落ちました。一方、学園祭で流された音源から、裕行とカコとの問題は、葵や妻・美沙子と会う前の出来事と推測し、ある計画を立てます。

2ヶ月後、大阪に着いた裕行は麻希と共に、母校の関西教育大学にて手掛かりを掴むことにし、図書館に向かいます。夢を追いかけ、コツコツと小説を書き続ける光景がフラッシュバックした裕行は、麻希が偶然手にしていた本と、無数のページの折り目から、村井文未乃を思い出します。文未乃は、裕行が大学生になって最初に好きなった女性で、裕行より1学年上でした。

図書館での出会いをきっかけに、一緒に過ごす時間が多くなった2人でしたが、大学の裏山に生息する蛍を見に行った夜を最後に、2人は会っていません。裕行は、文未乃からのアプローチを断わったことで、2人の関係が壊れたと思い込んでいました。しかし、数年ぶりに再会した文未乃から思わぬ事実を聞かされ、裕行は自分と文未乃の記憶の相違に戸惑いを覚えます。

6巻あらすじネタバレ

カコの洗脳による文未乃の記憶の書き換え・イメージ画像

文未乃によると、裏山で蛍を見た夜に、裕行が暴行を働いたことが判明し、身に覚えのない出来事に戸惑う裕行に対し、「記憶を書き換えた」と言い放ちます。カコの魔の手は、裕行の学生時代の知人にも及び、記憶を書き換えられたのは、文未乃の方でした。カコは、文未乃の父親を人質に取って彼女を洗脳しており、背後にカコがいることに気が付かない裕行は、罪悪感に苛まれます。

カコの策にまんまとハマり、憔悴しきった裕行でしたが、またまた入ったスナックのマスターとの出会いを通じて、もう一度、美沙子と向き合おうと決心します。翌日、裕行は待ち合わせ場所に向かうも、美沙子は裕行と会う前に、カコと話し合っていました。カコに弱みを握られた美沙子に残された道は1つだけで、裕行の到着と同時に離婚を切り出します。

7巻あらすじネタバレ

離婚届けと一緒に渡された香水の匂いから、裕行は中学時代のクラスメイト・舞を思い出し、カコの正体にまつわる重要なヒントを掴みます。その頃、東京では行方不明となった皮谷・柴田先生の捜索が行われ、2人が事件に巻き込まれたと推測する西田刑事は、重要なキーマンとして裕行の周囲を調べていました。一方、東京に戻った麻希は、裕行との電話中にカコに拉致されてしまいます。

麻希からスマホを奪ったカコは、自分の正体を示す最後のヒントを与え、行方をくらませます。裕行は、香水から浮かび上がった舞と言う女性と再会するべく、生まれ故郷の島根県に向かいます。そして、懐かしい家族との再会や、友人・翔一の助けを経て、舞と再会を果たします。

8巻あらすじネタバレ

裕行の初体験の相手である舞は、地元のラウンジでホステスとして働いており、外見は昔の面影を残していながら、内面は別人にみえました。舞とカコの接点が見いだせない中、2人は公園で待ち合わせをし、その時の光景を西田刑事が見張っていました。その後、裕行と別れた舞の尾行に入った西田刑事は、舞のアパート前でカコと鉢合わせになります。

カコの正体を知る手掛かりとなる南京錠・イメージ画像

突然、カコが暴力的になったことを受け、西田刑事は、カコが事件の鍵を握る重要な人物とみて応戦し、半死状態に陥ります。その様子は舞に目撃され、警察から事情聴収を受ける舞は、カコの正体は、裕行が過去に話していた南京錠の女ではないかと推測します。事件後、裕行と会う約束をした舞は、自分の冴えない人生は、裕行との初体験が原因だと言いがかりをつけ、男しての責任を取るように迫ります。

一方の裕行は、舞の冴えない人生は自己責任だと言い放ち、2人は物別れに終わりました。しかし、舞は別れ際にカコの正体にまつわる意味深な言葉を残していきます。裕行は、考え事をしながら町を彷徨う中、踏切の警告音でフラッシュバックがおき、謎の女・カコの正体と思われる、美少年の合原陽太を思い出します。

監禁嬢の主な登場人物・キャラ一覧

「監禁嬢」のおもな登場人物の紹介・イメージ画像

「監禁嬢」のメインキャラである、岩野秀行と加藤カコは、一見すると接点がないように思えるも、秀行の過去をたどることで、カコとの知られざる関係や、カコの目的が見えてきます。以下では、漫画「監禁嬢」にて壮絶な結末を迎えた、監禁嬢の主な登場人物・キャラをあらすじネタバレ紹介します。

岩野裕行

漫画「監禁嬢」の主人公で高校教師、生徒からの人気が高く、私生活でも妻と子供に恵まれるなど、順風満帆な日々を送るも、謎の女・カコによる監禁事件を皮切りに、穏やかな日常が一変します。カコの魔の手は、裕行の家族だけでなく、勤務先の学校にも及び、カコの手先となった女子生徒・教師らによる罠にはまり、職と家族を失います。

一方で、自分に執着するカコとは面識がなく、彼女の正体やその目的を探るべく、自身の過去を振り返える旅に出ます。また、大学生時代は小説家を志していたが、美沙子との結婚を機に夢を諦め、教師の道に進みました。

加藤カコ

岩野裕行を監禁した謎の女で、ある目的から裕行を執拗に追い詰めていきます。漫画「監禁嬢」では、裕行の家族や生徒、同僚の教師、元カノなど、裕行とつながりのある人物を監禁・洗脳し、あらゆる手段を使って裕行を追い詰めていきます。また、裕行にある過去を思い出させるため、現在から中学時代までの記憶を辿るように仕向けさせていきます。

加藤カコの正体は、当初は、裕行が中学時代に集団暴行を働いた合原陽太と推測されるも、「監禁嬢」の最終回結末にて陽太の姉と判明し、裕行の父親から監禁・暴行を受けていた事実が明るみになります。カコが裕行を追い詰めた目的は、彼の父親への復讐であり、裕行に殺されることを願っていたが、後に警察への自首を決意し、自ら命を絶ちました。

岩野美沙子

岩野裕行の妻で、娘・日輪子がいます。夫とは、大学時代に知りあい、裕行が葵と別れた後に結婚しました。裕行を追い詰めるカコの最初のターゲットにされ、娘共々命の危険にさらされるも、裕行の説得を受け、実家への非難を余儀なくされました。「監禁嬢」では、たびたびカコの罠にかかり、ついには実家に帰ってしまい、カコに脅されるがまま離婚届けを突きつけました。

一方、美沙子自身もストーカー癖があり、学園祭当日に校内放送で流された、裕行と葵のいかがわしい関係を記録した音声は、美沙子自身が盗聴した音源と判明し、夫や自分自身を窮地に追い込む結果を招きました。

監禁嬢のその他の登場人物・キャラ一覧

「監禁嬢」のその他の登場人物・キャラ紹介・イメージ画像

漫画「監禁嬢」にて、カコに利用された人物の多くは、秀行とは何かしらの関係があり、それらをカコに目を付けられたことで、秀行を陥れる道具として利用されました。以下では、秀行の過去を知る手掛かりとなる監禁嬢のその他の登場人物・キャラを、あらすじネタバレ紹介します。

藤森麻希

岩野裕行が勤務する高校の女子生徒で、過去に裕行に告白して振られた経緯を持っています。裕行への好意をカコに目を付けられるも、麻希自身は、裕行に近づくチャンスを見出します。「監禁嬢」では、裕行と行動を共にすることが多く、最終回結末では裕行と一緒になることが約束されました。

田原成美

麻希のクラスメイトで、成績優秀で才色兼備な女子生徒です。裕行に好意を持つも、麻希の裕行への想いを聞かされて以降は、彼女に嫌悪しています。監禁嬢・3~4巻に登場し、当初はカコとの接点を疑われるも、実際は、裕行への想いをカコに付けこまれ、学園祭にて柴田先生が担うべき役目を代行しました。

柴田茜

裕行の同僚の教師で担当は美術、まじめなお堅い教師で通っているも、裏では妻子持ちの同僚・皮谷先生と不倫関係にあります。監禁嬢・2巻にて、カコに拉致・洗脳を受けて、裕行を陥れる計画に加担するも、不注意からこれまでの悪事が皮谷先生に知られてしまい、カコと共に拉致します。その後、洗脳から解放されるも、皮谷先生と共にカコの手で殺害されました。

富山葵

富山葵のイメージ画像

監禁嬢・3巻の登場人物で、バンドグループのボーカルとして活動しています。裕行とは過去に恋人関係にあり、大学の学園祭での歌声に裕行が魅了され交際に発展しました。大学卒業を機に上京し、同棲生活を送りながらお互いの夢を追いかけるも、葵の歌手デビューをきっかけに2人の関係は悪化、葵との才能の差を見せつけられた裕行は、部屋を出ていき、葵の友人だった美沙子と結婚しました。

村井文未乃

監禁嬢・5巻に登場した、裕行の大学時代の先輩で、気になったページの角を折る癖があります。裕行が大学生になって初めて好きになった女性で、図書館で小説を書いているところを、文未乃にに声をかけられたことがきっかけで親しくなります。文未乃とは、大学の裏山で蛍を見に行った際に告白されるも、裕行が断わったことで2人の関係は終止符を打たれました。

しかし、文未乃によると、蛍を見に行った夜に裕行に暴行を受けたことが分かれるきっかけとなり、数年ぶりに裕行と再会後も、怯えた様子を見せていました。後に、文未乃と裕行の記憶の違いは、カコによる文未乃への洗脳と判明し、監禁嬢・6巻では、父親を人質に取られ、カコに従わざるを得ない状況に陥っていました。

監禁嬢のカコの目的や謎を考察

監禁嬢のカコの目的や謎を考察・イメージ画像

監禁嬢のカコの目的は、監禁嬢・最終回結末から岩野秀行への復讐であり、その背景には壮絶な過去が秘められていました。以下では、監禁嬢のカコの目的や謎について、あらすじネタバレを交えながら考察しました。

考察①カコはなぜ岩野裕之だけを狙っていた?

主人公・岩野裕行に執拗にまとわりつく謎の女・カコの正体や、裕行とカコの知られざる関係に迫った漫画「監禁嬢」は、カコから逃げることができない裕行の逃避行や、カコに利用された人々の悲劇が恐怖を誘います。また、漫画「監禁嬢」は、カコの正体に迫ると同時に、裕行の過去も少しずつ明かされ、裕行の中学時代の同級生・合原陽太が、裕行とカコを繋ぐキーパーソンとなりました。

合原陽太との過去から、カコの目的は弟に乱暴を働いた裕行たちのグループへの復讐と思われましたが、カコの標的は岩野裕行だけで、陽太との一件が事件の引き金とは断定できません。一方、漫画「監禁嬢」で明かされたカコの過去から、裕行とカコの接点は、陽太の他に裕行の父・岩野英世との関係も判明し、カコの目的は、今は亡き英世への復讐と考察できます。

岩野英世は、「監禁嬢」の本編ではすでに故人ですが、その息子・裕行は存命であり、父親が犯した罪を知ることもなく、高校教師として、父親として幸せな日々を送っていました。例え、父親の悪事を知らなくても、裕行自身も、カコの弟・陽太に対して、父親と同じ行為に及んでいたことに変わりはなく、裕行のことも許せなかったでしょう。

考察②カコの復讐の伏線

漫画「監禁嬢」で描かれた岩野裕行への復讐は、かつて彼の父親から酷い仕打ちを受けてきたカコ・陽太姉弟の存在を裕行に知らしめるためだったと推測されます。「監禁嬢」で裕行が受けた仕打ちは、カコ姉弟が英世から受けた暴行を再現したものとも考えられ、自分たちが味わった苦しみを秀行にも体験させることで、彼に絶望を与えようとする意図があったでしょう。

また、英世の父親は、地元では一家の大黒柱を亡くした合原家の面倒を見るなど、表面上は良い人を演じているも、その裏では残された姉弟に暴行を振るうなど、表とは正反対の人格を潜めていました。その点は、秀行にも当てはまり、「監禁嬢」の序盤では、生徒からの人気が高く、かつ同僚教師からの信頼も厚く、家庭では理想の父親像をみせていました。

しかし、カコの出現により秀行のバケモノの皮が剥がれ始め、大学時代に交流のあった村井文未乃の記憶をすり替えることで、秀行の本性をあぶりだすことに成功します。「監禁嬢」で描かれたカコの復讐劇は、単純に秀行を追い詰めるだけではなく、過去を思い出させることで、秀行へ罪の意識を植え付け、父・英世の悪行を知ってほしいという想いが強いでしょう。

監禁嬢に関する感想や評価

監禁嬢に関する感想や評価・イメージ画像

サイコサスペンス屈指の過激な展開が注目された漫画「監禁嬢」は、あらすじネタバレで紹介した主人公・岩野裕行の悲劇だけでなく、監禁嬢の結末で判明したカコの壮絶な過去など、めまぐるしく起きる予測不能な展開が、漫画「監禁嬢」の人気を高めています。以下では、最終回結末まで、怒涛の展開が繰り広げられた「監禁嬢」に関する感想や評価を、監禁嬢のあらすじや結末ネタバレを交えながら紹介します。

感想1:「監禁嬢」の謎解き要素が面白い

グロテスク描写の多さから、苦手な読者も多いと言われる「監禁嬢」ですが、主人公を襲う謎の女の正体や主人公の過去に迫った、謎解き要素の多さが面白いと評されています。「監禁嬢」の謎とされたカコの正体は、最終回結末にてようやく明かされましたが、あらすじネタバレのように、カコの正体が暴かれるまでの過程も緻密に描かれており、「監禁嬢」への興味をそそります。

感想2:伏線回収に圧倒される

漫画「監禁嬢」の凄さは、サイコサスペンスらしい作画はもちろん、カコの正体にまつわる伏線回収も挙げられます。カコの正体は、監禁嬢の最終回結末でようやくしたものの、監禁嬢のあらすじネタバレのように、本物のカコに到達するまでの道のりや、主人公・カコの知らざれざる関係など、結末ラストまで繰り広げられた予測不能な展開が、「監禁嬢」の評価を高めているでしょう。

感想3:監禁嬢の謎の女の正体が気になる

「監禁嬢」の最大の謎・カコの正体について、監禁嬢では主人公の周辺の人物や、過去に関係のあった者がカコの正体と推測され、一時はカコは女性的な容姿を持った主人公の同級生という説も浮上しました。「監禁嬢」は、新キャラが登場するたびにカコの正体が明かされると期待させながら、実は別人だったという展開が最終回結末まで繰り広げられ、読者にもどかしさを与えています。

感想4:漫画「監禁嬢」は怖い

最終回結末まで予測不能な展開が繰り広げられた「監禁嬢」は、サイコサスペンス屈指のトラウマ漫画とも評されており、主人公の監禁・凌辱というショッキングな序盤や、謎の女・カコの壮絶過ぎる最後にトラウマを覚えたとの感想も見られます。また、「監禁嬢」のトラウマの中には、主人公と彼の父親にまつわる過去も挙げられ、あらすじネタバレのように、徐々に明かされる主人公の以外な一面も恐怖を煽るでしょう。

感想5:監禁嬢の最終回結末に衝撃を受けた

「監禁嬢」の最終回結末は、主人公も予測しなかったどんでん返しが起き、衝撃の事実が次々と明かされる怒涛のラストで締めくくられました。あらすじネタバレのように、やや過激な作風からホラー系とも評される「監禁嬢」の本当の恐さは、最終回で明かされたカコの壮絶な過去や主人公との以外な繋がりが挙げられ、「監禁嬢」のトラウマを植え付ける要因となっているでしょう。

感想6:人間の汚い一面を表現した作品

あらすじネタバレのように「監禁嬢」では、カコの正体と並行して主人公・裕行の過去も掘り下げられ、ストリーを追うごとに露出される裕行の本性も、監禁嬢の世界観を不気味なものにしています。読者の中には、後味の悪いとの理由から、「監禁嬢」を読むことを敬遠する方も見られる中、人間の汚い一面をありのままに描いた作品として評価し、漫画「監禁嬢」をお勧めする投稿も見られます。

感想7:監禁嬢を読んで後味の悪さを感じる

漫画「監禁嬢」の感想の中には、怖い・気持ち悪いと思っていながら結末まで読み終えてしまったとの感想も見られ、怖いものみたさが勝って監禁嬢を一気読みしたとの声も寄せられています。一方で、監禁嬢のあらすじネタバレのように、読者の想像を絶する「監禁嬢」の過激な展開は、トラウマになりそうな怖さと評されると同時に、後味の悪さも感じさせるとの感想も見られます。

感想8:監禁嬢のアニメ化を望む

あらすじネタバレのように、過激すぎる展開・最終回結末から、漫画ファンの間で好みが分かれる「監禁嬢」ですが、作品を称賛するファンからは「監禁嬢」のアニメ化を望む声も寄せられています。サイコサスペンス作品屈指のグロテスクと評される「監禁嬢」は、漫画版でも過激すぎるとの声が見られる一方、どんでん返しの結末など、ストーリー構成は高く評価されており、謎解き要素の多さも「監禁嬢」の人気を高めています。

監禁嬢の最終回結末・ラストネタバレまとめ

監禁嬢の最終回結末ネタバレまとめ・イメージ画像

漫画「監禁嬢」の最終回結末・ラストのネタバレ、監禁嬢のあらすじネタバレ、登場人物一覧や、監禁嬢に関する感想などをネタバレ紹介しました。平凡な高校教師の監禁事件から始まった「監禁嬢」は、主人公の恐怖を描いた物語ではなく、壮絶な過去を秘めた悲しい女性の復讐劇とも捉えられ、結末に近づくにつれ暴かれる主人公の本性や、謎の女の壮絶な過去は、「監禁嬢」のホラー要素を引き立てています。

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