【ワールドトリガー】空閑の「つまんない嘘つくね」シーンを紹介！何話に登場する？

おまえ、つまんない嘘つくねというセリフでワールドトリガーの世界観を示したキャラクターが空閑遊真です。今回はそんな空閑遊真の名言、「おまえ、つまんない嘘つくね」についてまとめて紹介していきます。

ワールドトリガーは2013年から週刊少年ジャンプにて葦原大介先生が連載しているサイエンス・ファンタジー漫画です。連載開始直後から個性豊かなキャラクター性やしっかりと練り上げられた世界観などから高い人気を獲得した作品で、2019年に月刊誌であるジャンプスクエアに移籍してからも人気を継続し続けている作品になっています。

メディアミックス展開も積極的に行われ、VOMIC化を皮切りにアニメ化やゲーム化、舞台化など幅広いメディアに展開しその人気を高めています。

突如開いた異世界からのゲートにより異世界人ネイバーの侵攻から受けてから4年半後、ボーダーが防衛体制を整えた事で侵攻を受けた三門市では普通の生活が続けられていました。周囲に隠しながらボーダーのC級隊員として活動していた中学生、三雲修のクラスに転校生にして人型のネイバーである空閑遊真が転校してきた事から物語が始まります。

空閑遊真はワールドトリガーの主人公の1人で、赤目と白髪の外見、15歳にしてはかなり小柄な体格が特徴的なキャラクターです。父である空閑有吾と共にネイバーの世界を渡り歩く傭兵として活動していましたが、父の死後、父の友人を訪ねる形でこちら側の世界にやってきました。その外見はトリオン体で生成されており眠る必要がなく、また元々は髪色が黒色だった事も明らかになっています。

その他に判明しているプロフィールとしては、年齢は15歳で誕生日は7月18日、身長は141cmで星座はつるぎ座、好きなものは日本の食べ物でボーダー入隊後のポジションはアタッカーである事などが明らかになっています。また今回紹介する「おまえ、つまんない嘘つくね」の元ネタとして嘘を見抜くサイドエフェクトを所有しています。

ワールドトリガーにおいて、初めて「おまえ、つまんない嘘つくね」が登場したシーンであり元ネタとも言えるシーンがアニメでは1話で描かれた空閑遊真の転校シーンです。空閑遊真は転校初日、その珍しい外見と出ていく人は多くとも転入が少ない三雲市においての転入生であった事もあってクラスの注目を集めていました。それが面白くなかったのがクラスの不良達です。

当初ネイバーである事を隠し、外国から帰国したという設定にしていた空閑遊真に対し、不良達が後ろから紙くずを投げたのです。これに対し反応した空閑遊真に「日本人式の歓迎の挨拶」と嘘を付きました。これを空閑遊真はサイドエフェクトで嘘と読み取り、デコピンして仕返しします。椅子から転げ落ちて逆ギレする不良に対し放ったのが「つまんない嘘つくね、お前」でした。

その後不良から呼び出された空閑遊真。不良は仕返しはもちろんですが、空閑遊真が持っていたお金に目をつけていたのでした。空閑遊真はお金の価値を理解しておらず100万円を見せびらかす事をしてしまっていた為です。

この空閑遊真の行動を元ネタにちょっかいをかけてきたのが不良達でした。親の病気の治療費と嘘をつく不良達に対し、空閑遊真は嘘と見抜きながらもそれを証明、嘘だったらぶっ飛ばすと宣言していたので「つまんない嘘つくね」というセリフと共に本当にぶっ飛ばすのでした。このエピソードが何話で描かれたかといえば原作漫画1巻の2話での出来事になっています。

その後、三雲修や空閑遊真が通う学校にイレギュラーなゲートが開いてモールモッドが現れるという事件が発生します。これを自力でなんとかしようとする三雲修を見かねて空閑遊真が助けるのですが、ネイバーという正体を隠している空閑遊真をかばって三雲修は自分がやったと駆けつけた木虎に言います。これに批判をぶつけたのが木虎でした。

木虎は「組織の規律を守る為」と言って本来戦う事を許されていないC級隊員である三雲修がトリガーを使った事を批判しますが、実際には同級生に対し強いライバル意識を持つ木虎が三雲修の活躍を妬んでいる事が元ネタであると空閑遊真は見抜き、「おまえ、つまんない嘘つくね」と牽制するのでした。このエピソードが何話のエピソードかといえば原作漫画1巻収録の6話のエピソードになっています。

基本的には「おまえ、つまんない嘘つくね」と言うのが名言になっている空閑遊真ですが、ワールドトリガー作中ではいくつか変則パターンも登場しています。それが空閑遊真の正体がネイバーだと分かって三輪隊が派遣されてきた時の事です。この時、三輪隊は空閑遊真の前に姿を出していたのは三輪と米屋の2人だけであり、「2人掛かりで倒す」と宣言しますが実はこれが三輪の嘘でした。

実際には三輪隊はスナイパーの奈良坂と小寺なども隠れており、5人掛かりだったのです。空閑遊真はその嘘を見抜いた上で「お前、面白い嘘つくね」と変則パターンで返すのでした。ファンの間ではこの変則パターンに関しては三輪のこの台詞が「戦略上有用な嘘」であった事に起因しているのではないかとされています。このエピソードは何話の話かといえば原作漫画2巻収録の14話でのエピソードになっています。

次に空閑遊真の名言が飛び出したのは雨取千佳と出会った時でした。千佳は空閑遊真がネイバーである事を知り、攫われた人がどうなるのかという事を空閑遊真に問いかけます。そんな千佳に対し空閑遊真が知り合いが攫われたのか？と問うと千佳は迷いながらもこれを否定します。この時に「おまえ、つまんない嘘つくね」が登場しています。

実際には千佳は小学生時代の友人と兄が行方不明になっている過去を持っています。兄に関しては自らネイバーの世界であるネイバーフッドに赴いた可能性すらも考えられていました。しかしこれを自分のせいだと考えていた千佳は空閑遊真に嘘をついたのでした。このエピソードが何話収録かといえば3巻収録の17話のエピソードになっています。

その後、空閑遊真は千佳と修を助ける為にボーダーに入隊します。空閑遊真が入隊してすぐ期せずして注目を集める事になった修の事が面白くない緑川が修に1対1でのランク戦を持ちかけます。しかも緑川は敢えて人が多くいる所で修を挑発しており、ギャラリーを集めた上で試合を行い修のイメージダウンをさせようと目論んでいました。

その試合後に駆けつけた空閑遊真は緑川の考えを見抜いた上で、「お前が見物人を集めたのか？」と問いかけます。これに違うと否定した緑川に対して空閑遊真の「おまえ、つまんない嘘つくね」が飛び出すのでした。その後、空閑遊真と緑川が1対1のランク戦を行い空閑遊真が慣れないボーダーのトリガーながらも緑川を圧倒、態度を改めさせる事に成功しており、緑川と空閑遊真は仲良くなるのでした。

この時の「おまえ、つまんない嘘つくね」はかなりの怒った意味合いがこもった言い方になっており、同じ方法でやり返しているなど、空閑遊真が珍しく明確な怒りの感情を示したとしても人気を集めています。このエピソードが何話で描かれたかといえば原作漫画5巻収録の39話になっています。

その後アフトクラトルにより大規模侵攻が行われる事になりボーダーはこれを迎撃する事になります。アフトクラトルは事前調査により、トリオン量が一定見込めるボーダー隊員で、加えてベイルアウト機能を持たないC級隊員を狙っており、その中でもとりわけトリオン量が多い千佳を「金の雛鳥」と呼んで照準を定めていました。そして実際に千佳はアフトクラトルの攻撃によりトリオンキューブにされてしまいます。

三雲修はそんな千佳を庇いボーダー本部を目指していましたが、アフトクラトルのミラの能力によって追い詰められていきます。そんな切羽詰まった状態である三雲修の事を気にした空閑遊真の問いかけに対しレプリカが「無事だから気にしなくて良い」と嘘を言ったのでした。これに対し、独り言をつぶやくように「めずらしくつまんない嘘つくね」と空閑遊真が言うのでした。

この時空閑遊真はヴィザとの戦闘中であり、レプリカは目の前の戦いに集中しろという意味でこの嘘を言っています。このエピソードが収録されたのは原作漫画9巻の76話になっています。

空閑遊真や三雲修らの活躍もあって大規模侵攻を退ける事に成功したボーダー。しかし全く被害がないわけではなく、C級隊員が何名も攫われてしまいました。これに対しボーダーは被害の責任を三雲修に着せようと動いていました。そんな状況を聞かされた三雲修は「本当に自分が悪いのかも知れない」と口にします。これに答えるように飛び出したのが「オサムおまえ、つまんない嘘つくね」でした。

三雲修はその時その時でやるべき事を後悔しないようにするという自負があり、本当は全く納得していなかったのです。結果的に上層部の唐沢の手助けもあって、三雲修1人に責任が押し付けられる事はありませんでした。この話が何話で描かれたかと言うと原作漫画84話でのエピソードになっています。

その後しばらくは登場しなかった空閑遊真のつまんない嘘つくねですが、久しぶりに登場したのがB級ランク戦最終ラウンドでの事でした。この試合は玉狛第二がB級2位に滑り込めるかがかかった大事な試合で相手には二宮隊がいました。そして試合の展開で三雲修・空閑遊真・雨取千佳の玉狛第二3人vs二宮隊という構図になるのです。

ここで二宮に対面した空閑遊真、フリーになる三雲修の事を警戒しなくていいのかと二宮に問いかけます。これに対し二宮は三雲修ならフリーにしても脅威にはならないと答えるのです。これに対し空閑遊真の「つまんない嘘つくね」が登場するのでした。これはつまり、二宮が三雲修が脅威になると認識しているという琴の証明にもなっています。ちなみに原作漫画では何話でセリフが登場したかといえば194話の事でした。

ちなみに二宮はこの時ある意味で空閑遊真を挑発する為にこの嘘を付いたのではないかとされています。

空閑遊真の「つまんない嘘つくね」という名言は洞察力で見抜いているわけではなく、ワールドトリガーに登場する超感覚「サイドエフェクト」を元ネタにしたものです。具体的には「嘘を見抜くサイドエフェクト」の持ち主であり、空閑遊真の目には嘘を付いた相手の口元から黒いモヤのようなものが出る事で見分ける事ができるものになっています。

基本的に相手の嘘を指摘する時に使用しますが、その意味合いは今回何話で登場したか紹介したように場面によって違うものになっている事が多くなっています。同時にその場面場面で言い方にも違いをつけており、追求するような言い方もあれば、修が自分の感情を隠した時などには「正直になれ」という意味合いで使用する事もあります。

日本国内はもちろん海外でも人気を集め始めているワールドトリガーは日本語版以外にも翻訳版が存在しています。そんな翻訳版の1つである英語版は翻訳が秀逸であると評判が高いです。空閑遊真を象徴するセリフになっている「つまんない嘘つくね」ですが、英語翻訳では元ネタを生かし「Don't make up stupid lies.」と翻訳されています。

日本語に逆翻訳すると「愚かな嘘をつくな」という意味合いの英語で、様々な意味合いで扱われる「make up」を「うまくごまかす、でっちあげる」という意味合いを取り上げて使っているのが元ネタや使い方を意識していて秀逸であるとされています。

空閑遊真はワールドトリガーの中でも主人公の1人という事もあって高い人気を誇る事、ワールドトリガー自体がメディアミックス展開にかなり積極的な作品である事も相まって数多くのグッズも展開されています。その中でも人気が高いグッズの1つがタペストリーです。B2半裁サイズである為、ちょっとしたスペースに飾る事ができると人気を集めています。

ワールドトリガーが人気を高めると同時期からキャラクターグッズとして増えていたのがアクリルスタンドです。ワールドトリガーは様々な作品や商品とコラボしている影響も受けて空閑遊真のアクリルスタンドは非常に多くのバリエーションが発売しています。

今回紹介している空閑遊真の「つまんない嘘つくね」以外にもワールドトリガーの名言を元ネタにして発売されたのがLINEスタンプです。アニメベースで作られており、実際にそのセリフを発したシーンのキャラクターイラストと共にイラスト化されており、複数回登場している空閑遊真の「つまんない嘘つくね」の場合は1話の不良に絡まれたシーンを元ネタにしたものが使用されています。

アニメワールドトリガーにおいて空閑遊真の声優を担当したのが村中知さんです。2008年に声優デビューすると女性キャラクターはもちろんながらアルト帯の声質を生かして空閑遊真のような少年役のキャラクターを得意として演じる機会が多い声優として活躍するようになります。村中知さん自身も少年役を演じる事を好んでいる事も明らかになっています。

村中知さんがこれまでに演じたキャラクターとしては「キラキラ☆プリキュアアラモード」の立神あおい/キュアジェラート役、「オレカバトル」の俺牙ファイヤ役、「トランスフォーマーアドベンチャー」のラッセル役、「機動戦士ガンダムNT」のミシェル・ルオ役、「ルパン三世PART5」のアラニエ役、「アイドルマスターシンデレラガールズ」の大和亜季役などがあります。

村中知さんが近年演じたキャラクターとしては「BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS」の油目ハリカ役、「連盟空軍航空魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ」のアレクサンドラ・シェルバネスク役、「無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜」のジンジャー・ヨーク役、「啄木鳥探偵處」の園部環役、「異種族レビュアーズ」のウリゴ役などがあります。

空閑遊真の名言「つまんない嘘つくね」と並んでワールドトリガーでも人気のある名言が同じく主人公の1人である迅悠一の「俺のサイドエフェクトがそう言ってる」です。こちらも迅悠一の持つサイドエフェクト「眼の前の人間の少し先の未来を見る事ができる」というサイドエフェクトの能力を元ネタにした名言になっています。この名言も何話にも渡って登場している名言になっています。

サイドエフェクトを元ネタにした「つまんない嘘つくね」「俺のサイドエフェクトがそう言ってる」と違い実用的で使いやすいと言われて人気を集めているワールドトリガーの名言の1つが米屋が度々使用する「と思うじゃん？」です。米屋自身は戦闘狂の一面を持ち合わせたキャラクターで、相手の思いがけない行動などをしたり、解説役になった時などに度々使用する事で汎用性の高さから人気を集める名言になっています。

ここからは既にワールドトリガーを視聴した人の空閑遊真の名言「つまんない嘘つくね」に関しての感想をネタバレありでまとめて紹介していきます。空閑遊真の名言である「つまんない嘘つくね」は空閑遊真のサイドエフェクトを元ネタにしているので断言する言い方がかっこいいと言われる名言になっています。空閑遊真としては確証があるので疑う形にならず心理的に有利に立っているとする声も多くなっています。

つまんない嘘つくねはワールドトリガー作中で度々使われるセリフになっていますが、それぞれの場面において言い方に違いがあるのが凄いとする感想も多くなっています。相手の嘘を見抜くまではサイドエフェクトがもたらすものですが、相手がその嘘をなんでついたのかまでをしっかり考えた上で言い方や意味合いを変えて応対しているからこそかっこよく見えるとする感想も多くなっています。

空閑遊真のサイドエフェクトは父から引き継いだものであり、引き継いだ前後のエピソードに関しても何話にも渡って展開されている事から、どのような流れで嘘を見抜くサイドエフェクトを受け入れられるようになったのか、初めてつまんない嘘つくねと言った場面が気になるとする感想も見られる結果になっており、空閑遊真の過去編を何話にも渡って描いてほしいとする声も見られます。

今回紹介したように空閑遊真のつまんない嘘つくねはワールドトリガー作中何話にも渡って使用されている名言だけに「敢えて言わない」というパターンもある事が空閑遊真が自身のサイドエフェクトとしっかり向き合い、同時に周囲の人と向き合っている結果であるとする感想もあります。

原作漫画でも言い方の違いで意味合いが違っているのが感じ取れる空閑遊真の名言「つまんない嘘つくね」だけにアニメ化でどのような言い方をされるのかが気になるという声も多くなっています。実際に空閑遊真を演じた村中知さんに関しては漫画からでも感じ取れる言い方の違いとそこに伴う意味合いの違いなどもしっかり把握した上でセリフにしているのが良かったとする感想も多くなっています。

「つまんない嘘つくね」は何話にも渡ってワールドトリガーに登場する主人公の1人空閑遊真のセリフで、空閑遊真の持つ嘘を見抜くサイドエフェクトを元ネタにした名言になっています。言い方や意味合いにも様々なバリエーションがあり、その意味合いなどがかっこいいと言われる名言になっています。

原作漫画では登場当初こそ度々使用されていましたが、現在では空閑遊真の周囲の環境がそうさせるのかあまり登場しなくなっていますが、ここぞという場面で登場しており、元ネタやこれまでの流れを知るファンから歓喜の声が上がる名言になっています。まだワールドトリガーを視聴した事がない人は空閑遊真の名言「つまんない嘘つくね」に注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか？