【ブルーロック】オリヴァ・愛空はかっこいいU-20主将！性格・能力や過去は？

「ブルーロック」のオリヴァ・愛空は、オッドアイがかっこいいのU-20代表のDF選手で、ブルーロックイレブンに苦戦を強いらせた鉄壁の守護神です。以下では、「ブルーロック」のかっこいいDF・オリヴァ・愛空のプロフィールや知られざる過去、オリヴァの能力やFLOW状態での強さ、作中での活躍、糸師冴との賭け等を、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

漫画「ブルーロック」は、金城宗幸原作・ノ村優介作画によるサッカー漫画で、2018年に「週刊少年マガジン」にて連載開始、単行本は2022年7月時点で計20巻が刊行されています。デスゲームさながらの選抜試験や、現実のサッカー界への非難とも捉えかねない作風から、連載初期には批判の声が相次いだものの、己のエゴや個性を追求した作風が話題を呼び、異色のサッカー漫画として高い人気を誇っています。

作中での過激なセリフ・選抜試験の内容から「史上最もイカれたサッカー漫画」とも称されたブルーロックでしたが、2021年には第45回講談社漫画賞・少年部門に選ばれており、漫画界からも高く評価されています。また、2022年7月からは、スピンオフ「ブルーロック-EPISODE 凪-」（三宮宏太作画）が別冊マガジンで連載開始、同年10月からは、ブルーロックのアニメシリーズの放送が開始予定です。

日本のW杯での成績不振を受け、日本フットボール連合は、日本をW杯優勝に導く未来のFW選手の育成を目指し、青の監獄プロジェクト（ブルーロック）を立ち上げ、青の監獄には潔世一をはじめ、名だたる高校生FW選手・300名が召集されます。プロジェクトの優勝者には、FWの日本代表選手の座が与えられる一方、脱落者は日本代表に入る権利を失うという条件が課され、潔たちは壮絶な戦いに身を投じていきます。

U-20日本代表の主将でポジションはCB、身長は190cm、誕生日は6月30日生まれの19歳、スウェ―デン・ストックホルムで生まれ、スウエーデン・ドイツ・日本人の血を引くオッドアイです。好きなサッカー選手は、リヴァプールFC所属のファン・ダイク選手、好きな食べ物は蒙古タンメン中本・辛ラーメンで、イカの塩辛が嫌いです。

チームの主将としての頼もしさやDFとしての能力の高さが光るオリヴァ・愛空は、渋い雰囲気がかっこいいキャラである一方、女性関係にだらしがないという、意外な一面も持っており、バラエティに富んだキャラクター性が魅力でしょう。以下では、ブルーロックのかっこいいキャラ、オリヴァ・愛空の性格や知られざる過去を、あらすじネタバレ紹介します。

U-20代表の主将を務めるオリヴァ・愛空は、明るく陽気で、チームをまとめるなど協調性を重んじる性格であり、サッカーに対する情熱も熱い選手です。一方で、チームから抜け出そうとする糸師冴に最後まで参加させるなどしたたかな一面や、チームの勝利のためなら、他人の意見よりも自身が決めた考えに賭けるなど、利己的な面ものぞかせています。

また、試合や練習が休みの日には、女性と遊びに出掛けることがあるものの、時には、複数の女性と遊んでいることがバレて痛い仕打ちを喰らうこともあります。サッカーでは完璧でかっこいい選手であるものの、異性関係にだらしないところは、オリヴァの唯一の欠点と呼べるでしょう。

対U－20代表戦では、鉄壁の防御でブルーロックイレブンに苦戦を強いらせたオリヴァ・愛空でしたが、かつては世界一のストライカーを目指すFW選手だった過去が明かされています。幼い頃から、体格やストライカーとしての才能に恵まれたオリヴァは、中学時代にはタイトルを総なめにするトップ選手へと成長し、自分のサッカーがどこまで通用するのか試したいと、監督に進言します。

しかし、サッカーはチームでプレーするスポーツ、ルールを守ることが何よりも大事であり、それができなければ出場停止だと言われてしまいます。しばらくは、監督や指導者の言う通りにしていたオリヴァでしたが、それは彼が目指していたサッカーではなく、このままで良いのか思い悩むようになり、未来のサッカー選手として期待を寄せる監督たちの評価すら、わずわらしく感じます。

同時に、かつて世界一のストライカーになるという情熱を失っていたことにも気が付き、このままプロのサッカー選手になって成功しても、自分はそんな人生に満足は出来ない、他人のためにプレーする自分の現状を変えようとある決断を下します。それがDFへの転向であり、世界一のストライカーに匹敵する世界一のディフェンダーを目指すようになります。

そして、強靭な肉体と元ストライカーという異色の経歴から、オリヴァ・愛空のDFは鉄壁の防御と称され、ストライカーを破壊することで、自分のサッカーを作り出そうと模索ます。また、オリヴァのDFへの転向には、過去に対立した指導者たちへの反論とも捉えられ、他人のために動くことしかできないストライカーが、果たして日本をW杯勝利に導くことができるのか、日本サッカーの根本的な問題を指摘しているでしょう。

悩み抜いた末、自分のサッカーを貫くことを選んだオリヴァ・愛空はFWからDFへコンバートし、その才能を開花させていきます。オリヴァの躍進は、たちまちメディアで話題となり、U-20代表の主将にまで選ばれます。また、DFへの転向によって、日本で本物のストライカーに出会えたなら、自分はその選手の可能性を広げるきっかけになりたいと考えるようになりました。

ブルーロックイレブンが勝機を掴むための重要ポイントされたオリヴァ・愛空は、相手に得点の隙を与えない鉄壁の防御を強みとし、FLOW状態ではそれぞれの能力が限界値に達し、驚異的な強さを見せつけました。以下では、ブルーロックのかっこいいキャラ・オリヴァ・愛空の能力やFLOW状態突入後の強さなどを、ネタバレ紹介します。

オリヴァ・愛空と言えば、相手に勝機を掴ませない鉄壁の守備が最大の強みであり、ブルーロックイレブンに苦戦を強いらせました。過去にFW選手だったことから、相手チームのFW選手の動きを予測することも容易であり、潔世一・蜂楽廻による攻撃にもすぐさま対応し、反射クリアさせます。また、空間認知能力やジャンプ力にも優れ、彼の視界に入ればすぐさま攻撃を仕掛けられるリスクがありました。

強靭な身体だけでなく、ダッシュジャンプ力、空間認知能力、そして、過去にFWだった頃の経験を生かしたボール予測など、DFとして最高の能力の高さを誇っています。自分の視界の範囲内で得点はさせないと宣言するオリヴァの存在は、ブルーロックイレブンが勝機を掴むために越えなくてはならない、最大の壁として立ちふさがりました。

ブルーロックイレブンとの対戦に意欲的なオリヴァ・愛空は、FLOW状態に突入し、相手チームからの攻撃をすぐさま察知し、ゴールを阻止することに成功します。一方、ブルーロック側でも雪宮剣優がFLOW状態となってシュートを決めるも、鉄壁の防御を誇るオリヴァが見逃すはずはなく、FLOW状態も相まってブルーロックの得点をブロックします。

また、FLOW状態に入り、それぞれの能力が限界値に達したオリヴァは、グラウンド全体の状況を把握し、全てのデータを見ることができる驚異的な空間認知能力にも目覚め、敵味方のあらゆるデータを見ることができるオリヴァのFLOW状態は、文字通り「無敵」でしょう。

作中では、潔・糸師凜の連携プレーをはじめ、ブルロックイレブンからの攻撃を1人で対峙し、U-20代表のカウンター攻撃に持ち込むなど、DFの真の強さを発揮しました。この一戦では、数多くの選手がFLOW状態に突入したものの、その中でもオリヴァのFLOW状態は、ひときわ脅威を感じさせるでしょう。

身体能力の高さを武器に、相手チームの攻撃を次々とはねのけてきたオリヴァ・愛空の強さは、喧嘩でも発揮されています。潔世一たちの奮闘を受け、ブルーロック選抜メンバーとU-20代表選手との一戦が企画されます。U-20代表は、攻守共に優れたダイヤモンド世代と称され、メンバーには、FWからDFに転向した過去を持つオリヴァや、新世代世界11傑の1人で、糸師凜の兄・糸師冴などが選ばれました。

ブルーロックとの対戦を前に、絵心甚八の意向や冴の希望によって、士道龍聖はU-20代表チームに加わることとなります。遅れてミーティング室に入ってきた冴は、士道を含めたチームメイトに対して高圧的な態度を取り、FWの閃堂秋人が反論します。世界の下部リーグ所属の者に言われたくないと怒る閃堂に対し、冴は、国内リーグのレギュラーであることを挙げ、自分は閃堂より格上だと切り返します。

その瞬間、閃堂は何者かの手で頭をテーブルに打ち付けられます。その犯人は士道であり、サッカーを生命活動と豪語する士道にとって、閃堂の言い分は肩書にこだわっているように思え、ストライカーとしてのセンスがないと暴言を吐きます。そして、自分が勝ったらレギュラーの座をくれるように要求する士道は、横暴な態度に出るものの、体格差で勝るオリヴァに組み伏せられてしまいます。

士道に反撃の隙間を与えないオリヴァは、結果はフィールドで出せと教えます。2人の構図は、まさにストライカーの攻撃を防ぐDFのようにもみえ、オリヴァの鉄壁な防御は、グラウンド以外の場所でも思わぬ強さを発揮しました。

以下では、ブルーロック・対U-20代表戦後もフェーズ2へ参加し、U-20代表の主将としての実力が試される、オリヴァ・愛空の活躍をあらすじネタバレ紹介します。

どこかやる気のない糸師冴とは対照的に、ブルーロックとの試合を楽しみにしていたオリヴァにとって、ブルロックイレブンは、自分がFW選手を続けており、U-20に選ばれなかった場合のアナザーストーリーとして見ていました。試合前には、冴・士道との間で一騒動が起きながらも、ここは主将としてチームをまとめ上げ、ブルーロックの実力の試す大事な一戦に繰り出します。

試合序盤からDFとして鉄壁の守りを繰り出すオリヴァは、FLOW状態の突入によって防御力にも磨きがかかり、全ての能力において高い水準を誇りました。ブルーロックが勝機を掴むにはオリヴァを倒さなければ見えてこない、一方のオリヴァも相手チームに隙を与えない完璧な防御で、潔たちのシュートを阻止し、また、冴・士道が得点を決められるようにフォローするなど、チームとしての勝利を目指します。

そして、FLOW状態に入ってからは、全ての選手の数値やデータを読み取ることができ、相手の動きを予測することで、たった1人で味方のゴールを守るなど、驚異的な強さを見せつけ、ブルーロックを敗北寸前まで追い込みます。FLOW状態のオリヴァは敵なしとも思えた矢先、潔世一に隙を与えてしまったことで、U-20代表は敗北しました。

ブルーロックとU-20代表戦の結果を受け、日本のサッカー界を背負う若手選手たちのまさかの敗北に、世間からU-20に対する批判の声が殺到したものの、オリヴァ自身は、試合終盤で見せた潔の活躍やブルーロックの強さを認めるなど、清々しい表情を見せています。

サッカー界で物議を醸した一戦を終え、ブルーロックが2週間の休暇に入った頃、内部では絵心甚八によって最終選考・新英雄大戦（ネオ・エゴイスト・リーグ）が進められ、この選考にはU-20代表からオリヴァ達10名が加わることが決まりました。新たなプロジェクトを始動させた絵心の目的は、フェーズ2を通じて新生U-20代表を生み出すことで、欧州サッカー・5ヵ国を代表するチームにも召集がかかりました。

フェーズ2では、サッカーの本場・イングランドをはじめ、ドイツ・スペイン・イタリア・フランスが参加し、ブルーロックは、5ヵ国5つのチームのうちのいずれか1チームの合同練習に加わり、チームでレギュラーを勝ち取ち取り、レギュラー戦に参加します。そして、試合終了後にチームから選手入札が実施され、落札額を選手の年棒とし、それらをブルーロックでの順位に反映させます。

最終結果でランキング上位23名が、新生U-20日本代表の選手として登録される仕組みで、このプロジェクトではFW以外のポジションを選ぶことも可能です。主人公・潔世一は、憧れの選手ノエル・ノアが所属するドイツを選択した一方、U-20の主将・オリヴァ・愛空は、王冠配達士の異名を持つ優勝請負人・マルク・スナッフィーのいるイタリアを選択します。

イタリアは、鉄壁の防御や組織力、個人の力を駆使した狡猾で戦術的なスタイルを繰り出すチームで、DFとして更なる高みを目指すオリヴァにはうってつけでしょう。一方、オリヴァは、過去にイタリアのチームからオファーの声がかかったことがありました。オリヴァの過去は、漫画16巻第132話で描かれており、過去にオファーを断わった経緯が、イタリアを選ぶ動機になったとも考えられるでしょう。

ちなみに、フェーズ2・初戦にて、イタリアはフランスのチームと対戦、結果は敗北となったものの、試合終了後にかけられたオリヴァ・愛空の入札年俸額は1500万円となりました。一方、主人公・潔世一は1700万円、ブルーロック内での最高額は蜂楽廻の3200万円、海外選手を含めたフェーズ2の入札年俸の最高額は、ドイツ・ミヒャエル・カイザーの3億円です。

以下では、ブルーロックから、U-20代表チームから離脱しようとする糸師冴を引き留めるために提案した、オリヴァ・愛空と冴の賭けの内容について、あらすじネタバレ紹介します。

糸師冴は、青の監獄プロジェクトの参加者・糸師凜の兄であり、新世界11傑にも選ばれた若手有望のMF選手です。「美しく壊すサッカー」と例えられる冴の実力は、プレー1つを取ってもどれにも高度なテクニックが組み込まれ、カウンタードリブルと得意とするなど、技術・才能においてトップラスの高さを誇ります。

MF選手として世界中のクラブが注目を集める一方、過去にはオリヴァ―と同様にFW選手を目指しており、世界一のストライカーを目指していた彼の姿は、弟・凜の憧れでもありました。しかし、海外に渡ったことで自分より優れたストライカーがいると実感し、MFへ転向しました。現在は、世界一のMF選手を目指して活躍するも、この出来事が凜との亀裂が生じるきっかけにもなりました。

FW選手としての経歴や国内トップクラスの実力から、「自分より得点がないものをFWとして認めない」と豪語するなど、傲岸不遜かつ大胆不敵な性格や発言が目立ち、それが原因でチームメイトと衝突することも少なくありません。また、冴のセリフには、日本のFW選手の実力の低さを指摘し、自分についてこれない日本のFWへの失望を見せていました。

しかし、ブルーロックとの一戦をきっかけに日本サッカーに対する考えを改めており、潔世一のような選手が日本のサッカーを変えると希望を見いだしました。また、険悪な関係にあった凜との関係にも修復の兆しが見え始めています。

ブルーロックから唯一、U-20チームに加わった士道でしたが、閃堂とのいさかいが絶えず、更には士道を連れてきた冴も合宿所を出ていこうとしました。そこで、オリヴァ・愛空は冴を引き留めるべく説得にあたり、士道を使わずにブルーロックとの試合に出ることや、彼らに勝つためには冴の力も必要だと懇願します。

オリヴァがこのような提案をした理由について、冴が加わることで、自分たちへ何をもたらしてくれるのかを見たいという自身のわがままが99%、残り1%は主将として役目と説明し、冴もU-20代表チームが自分のプレーについていけるのか、オリヴァ達を試すことを思いつき、もし、期待外れだった場合は、ブルーロックとの試合を降りることを条件に出します。

2人の賭けは、チーム全体のレベルアップだけでなく、対ブルーロック戦での勝利を確実なものにしたいオリヴァと、自分の事を良く思わないチームメイトに対し、実力を見せつけるいい機会だと見いだした冴の思惑が一致したことで成立します。賭けの結果は、試合に負けた件を除けば、成功したと言えるでしょう。

以下では、「ブルーロック」から、U-20代表のかっこいい主将のオリヴァ・愛空に関する感想や評価を紹介します。

U-20代表戦から登場するオリヴァ・愛空と言えば、飄々としていながらサッカーへの情熱を秘めたDFであり、男性読者からもかっこいいと評される人気キャラです。サッカーでは完璧であるものの、私生活ではだらしがないというギャップもまた、オリヴァの魅力であり、早くもアニメ版のオリヴァの声優は誰が演じるのか等と、アニメ登場への期待が高まっています。

無造作に下ろした髪と無精ひげを生やしたキャラデザから、一部の読者からはおっさんとも呼ばれることもあるオリヴァ・愛空ですが、19歳とは思えないダンディーさもファンを魅了しています。主将としてチームの輪を重んじる姿勢や、暴力に走る士道をあっけなくねじ伏せるなど、大人の雰囲気もオリヴァのダンディさを引き立て、彼のかっこいい魅力になっているでしょう。

「ブルーロック」の主要キャラは、いわゆる高校生世代であり、精神的な面で未熟さの残るキャラも多い中、彼らの先輩とも呼べるオリヴァ・愛空は、大人びいた外見はもちろん、協調性を重んじるなど性格の良さも相まって、糸師冴と並ぶ人気を見せています。また、オリヴァ・愛空が好きとの感想も多数寄せられ、ブルーロックのかっこいいキャラとして今後の活躍にも期待が寄せられています。

ブルーロックのかっこいい主将・オリヴァ・愛空のプロフィールや性格・過去、FLOW状態突入後の強さ、作中での活躍、糸師冴との賭け等を、あらすじネタバレ紹介しました。かつては世界一のストライカーを目指していた愛空にとって、ブルーロックイレブンとの試合は心躍る一戦となり、元FWならではの強みを生かしたプレースタイルが目を引く、かっこいい最強のキャラでしょう。