【ブルーロック】時光青志は作中一のネガティブキャラ？実力や能力を考察

日本各地から集められた高校サッカー選手たちがしのぎを削る漫画「ブルーロック」。これからブルーロックの異色のネガティブキャラ・時光青志にスポットを当てていきますが、まずはブルーロックの作品情報からお届けします。最初に作品概要、そして簡単なあらすじへと続きます。

「ブルーロック」は、原作：金城宗幸、作画：ノ村優介による日本の漫画作品です。日本各地から集められた高校生サッカー選手たちが生き残りをかけてしのぎを削る姿を描きます。

「ブルーロック」は、講談社の週刊少年マガジン2018年35号に掲載され、以降現在も連載が続いています。単行本は2022年6月時点で22巻まで刊行され、累計で930万部を超える発行部数を誇る人気作品となっています。

また、メディア展開としては、テレビアニメが2022年10月よりテレビ朝日系列「NUMAnimation」枠にて放送される予定になっています。さらに、凪誠士郎を主人公にしたスピンオフ作品「ブルーロック-EPISODE 凪-」が、別冊少年マガジンにて2022年7月号より連載中です（作画：三宮宏太）。

サッカーW杯優勝を目指す日本フットボール連盟は、ユース年代を対象としたストライカー養成プロジェクトを立ち上げます。日本全国から公募された高校生FW300人の1人である潔世一。無名の高校生プレイヤーである彼は、プロジェクトの全権を担うコーチ・絵心甚八の用意した試験に果敢に挑みます。その試験とは、失格するとWカップ日本代表になる資格を永久に剥奪されるという過酷なものでした。

ここからは、この記事で特集する時光青志の話題に移っていきます。最初は時光のプロフィールからになります。

時光青志は、第一選考を突破した強者が集結した二次選考1stステージを3位で通過した実力派ストライカーです。183㎝の長身に黒髪・短髪が特徴の時光は、筋トレが趣味と言う新潟県出身の18歳。質素な服装も相まって真面目そうな雰囲気を漂わせています。そんな時光の好きな食べ物は精力のつく鰻で、逆に嫌いな食べ物はクリーム系の甘いお菓子とのこと。テレビのバラエティ番組「水曜日のダウンタウン」のファンだそうです。

時光の性格は、人はいいのですがネガティブなところが玉に瑕で、大事な試合の最中でもネガティブなコメントで相手を怒らせてしまいます。また、度を越えたサッカーオタクで、国の内外を問わず有名選手はもちろんのことマイナーな選手の名前・特徴から異名に至るまで調べ尽くし記憶しています。スター選手に会うとウキウキしてハッピーな気持ちになるようです。

U-20代表戦では、ずっとベンチを温めており出番のなかった時光青志ですが、プロジェクトのコーチ・絵心は彼をサブメンバーの1人に選出しました。それだけ、時光の資質を買っているということなのでしょう。

プロフィール欄で解説したように、時光青志は「ブルーロック」に登場するキャラの中で最もネガティブな性格をしています。

短所を尋ねられた時光は、真っ先に「ネガティブなところ」と答えていましたし、他にも「自分がない」とか「自己肯定感が弱い」などネガティブな性格が良く表れた回答をしています。

また、逆に長所は？と聞かれると「そんなの思いつかないし、仮に思いついたとしても嫌われるから言えない」と語っています。まるで自分の性格がネガティブであることを主張しているかのような時光でした。

ネガティブキャラの時光ですが、次にそんな彼が活躍するシーンを見ていきましょう。時光にスポットライトが当たったのは、漫画「ブルーロック」9巻から10巻にかけての二次選考・最終試合でのことです。特にコミックス10巻では時光が表紙を飾っているくらいですから、彼の活躍は織り込み済なのでしょう。時光は、糸師凛、蟻生十兵衛、そして蜂楽廻と組み、潔世一ら4人との4on4に臨みます。

最終試合も後半に入り選手たちに疲労が見え始めた頃、時光に糸師からパスが送られます。すかさず時光はドリブルで相手ディフェンス陣を突破。この時、プロフィール欄でも触れましたが、時光の強靭な肉体と人間離れしたスタミナが威力を発揮します。相手チームのディフェンス・馬狼と千切が、ファウルになるのも厭わず時光を止めにかかります。時光がいかに相手チームの脅威になっているかを示すシーンでした。

4on4の中盤以降では、糸師および彼と対抗する潔・馬狼が試合の主導権を握り、時光を含め他の選手たちの存在感は無に等しくなっていました。停滞した空気感を打ち破ったのが、糸師凛と時光青志による連携攻撃です。これには意表を突かれた読者も多かったのではないでしょうか？

何より時光の驚異的なスタミナがモノを言いました。他の選手たちが疲労困憊する中、時光だけが100％のパフォーマンスを発揮します。まさに反則級のスタミナと言えるのではないでしょうか？

ここからは、「ブルーロック」の時光の実力や能力・強さについて考察していきます。プロフィール欄で解説したように、筋トレが趣味でムキムキの筋肉美を誇る時光青志。それに加えて、ゴツい体からは想像できないほどの俊敏さも兼ね備えています。時光青志の能力としてまず挙げられるのが、この俊敏反応（クイックネス）でしょう。

時光の超高速な俊敏反応は、二次選考において発揮されています。ドリブルを得意とする蜂楽廻からクイックネスでいとも容易にボールを奪います。このシーンを目撃した潔は、思わず「ありえねえ」と漏らしています。鍛え上げられた時光の肉体があってこそ可能な能力と言えるのかも知れません。

時光青志の実力を示す能力、2つ目は超人的なフィジカル（肉体）です。潔世一の言葉を借りれば「筋肉の弾丸」という時光の肉体。馬狼照英は「怪力の草食動物」と呼んでいます。そんな時光の超人的なフィジカルの威力が発揮されたのは、前述の蜂楽廻からボールを奪った後のことでした。

時光は疾風怒涛の如くゴール目指して突進します。何としてでも止めようとした潔が反則で肩をつかんだのですが、超人的な時光のフィジカルはそれを物ともしませんでした。潔の放った言葉は、正に言い得て妙な表現ではないでしょうか？

時光青志の能力で特筆すべきは、次に挙げる無限のスタミナです。試合開始直後から、時光は左ウイングの馬狼照英を徹底的にマークし食らいついていきます。試合終盤においてもその勢いを少しも落とすことなくプレイに集中し、凛からのパスを受け続けます。再び潔世一が呟きます。「筋肉だけじゃねえのかよ」と。

ここまで漫画ブルーロックの時光青志のプロフィールや能力などについて解説してきましたが、最後に「ブルーロック」の読者や視聴者の感想・評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介する感想・評価は、時光青志はブルーロックの作者のお気に入りだというツイートからです。メンヘラという設定なのに、ネーミングが良かったり活躍シーンが多いことでわかるそうです。

続いて紹介する感想・評価は、時光青志のキャラクター性を高く評価しているツイートからです。彼がいるからこそ本作・ブルーロックの登場人物の幅が広がり、作品が一段と鮮やかになっているそうです。

最後に紹介するのは、ブルーロックで時光の出番を待ち望んでいる方のツイートからです。「時光青志推しかも知れないけどまだ自信がない」など、まるで時光のネガティブな性格が乗り移ってしまったようです。

ここまで、「ブルーロックの時光青志は作中一のネガティブキャラ？」と題して、時光のプロフィールから性格、そしてサッカーの実力や能力に至るまでを考察してきました。いかがでしたでしょうか？

ネガティブな性格が難点ではありますが、時光青志の強靭なフィジカル（肉体）や俊敏反応、そして人間離れしたスタミナがサッカー選手として強力な武器となり得ることがわかったのではないでしょうか？U-20代表戦では出番のなかった時光ですが、絵心コーチがサブメンバーに選出しています。時光青志の今後の活躍に期待しましょう。