【五等分の花嫁】最終話が炎上したのはなぜ？賛否両論の最終回のあらすじ・結末は？

『五等分の花嫁』の最終回がなぜ炎上したのかを解説していく前に、ここでは作品概要を紹介していきます。『五等分の花嫁』とはどんな作品なのか知る事が出来る内容となっておりますので、ぜひご覧になってみて下さい！

『五等分の花嫁』は春場ねぎが2017年から2020年まで『週刊少年マガジン』で連載していた漫画作品です。単行本は全14巻となっており、累計発行部数は2022年3月現在1600万部を突破するほどの人気作品となっています。2019年にはシーズン1となるテレビアニメが放送され、2021年にはシーズン2も放送されました。また、原作の最終話を描いているという完結編の映画版も制作され、2022年5月に公開予定となっています。

常に学年トップの成績を収めている高校2年生・上杉風太郎は家が借金を抱えている為にバイトに勤しむ苦学生でもあります。ある日、そんな風太郎に富豪の娘の家庭教師の話が舞い込んできたため風太郎は飛びつきますが、教え子は勉強がまるで出来ない五つ子で、さらに風太郎の授業もまともに受けてくれません。風太郎はまずは信頼関係を築くために彼女たちの悩みに向き合っていきますが、そんな中で自身も成長していくのでした。

ここからは『五等分の花嫁』の最終話がなぜ読者にひどいと言われて炎上したのかというその理由を解説していきます。かわいい五つ子の教え子と家庭教師が織りなすラブコメディである『五等分の花嫁』は、結婚相手が誰なのかという考察が楽しい事で大きな盛り上がりを見せていたはずですが、いったいなぜ炎上する事態になってしまったのでしょうか？最終話のあらすじをネタバレするとともに、最終話がひどい理由を解説します。

『五等分の花嫁』の最終話は、風太郎が結婚相手である四女・四葉をウェディングドレスを着た五つ子から見分ける事が出来るのかという『五つ子ゲーム』から始まります。高校時代に最後まで五つ子を見分ける事に苦労していた風太郎に対して姉妹達が最後に用意したゲームです。風太郎は長女である一花から末っ子の五月まで順に当てていくとともに、姉妹それぞれに自分の思いを語っていきました。

最後の四葉に対しては『余ったお前が四葉な』というあっさりした一言で終わり、風太郎は『五つ子ゲーム』を無事にクリアします。そして披露宴も終了し、場面は高校時代の誓いの鐘のシーンに移り、この時に五月の格好をして風太郎とキスをした相手が四葉だった事が判明します。その後、現代の結婚式のシーンに戻りますが、控室にいた四葉はトレードマークであるリボンを『私に気づいてくれる人がいるから』と言って捨てました。

そして結婚式が終わり、五つ子と風太郎が集まって新婚旅行の行き先を決める話で盛り上がりますが、風太郎は付いてくる気満々の四葉以外の他の姉妹に呆れ顔です。しかし、なかなか行き先が決まらない中で、前にも同じような事があった事を思い出します。そして場面は5年前の卒業旅行の行き先を決めるシーンに移りますが、眠りから覚めた風太郎は『あれ、結婚式は』と言いながら起きだしました。

みんなに呆れられる風太郎でしたが、四葉が5人で指差しして卒業旅行の行き先を決める事を提案します。そして五月が『せーの！』と言った瞬間に焦る風太郎でしたが、ここで風太郎のモノローグに移り、『あの時も同じ事を思ったんだ』『五つ子ってめんどくせー』という言葉と共に締めくくられます。以上が『五等分の花嫁』の最終話のあらすじのネタバレになります。

『五等分の花嫁』の最終話のあらすじをネタバレしてきましたが、この結末は賛否両論に分かれており、ひどい最終話だという感想を持つファンも多くいたため炎上する事となりました。まずは賛成派の感想ですが、『五つ子ゲームは今まで読み続けてきた人にとっては感動的で思い出が蘇ってきた』『新婚旅行もみんなで行く事で、風太郎と姉妹達の絆は永遠だと感じられた』などといったものが多くあります。

今まで『五等分の花嫁』を読み続けてきたファンにとっては感慨深いと感じる方も多く、納得のいく最終話だった事が分かります。しかし一方で否定派の感想ですが『五月の恋心についてはどうなった』『特に何も感じないひどい最終話だった』『新婚旅行に付いてくるなんてありえない』などといったもので、結末に納得のいかない読者が非常に多くいます。

また、『五等分の花嫁』のヒロインである五つ子はそれぞれが魅力あふれるかわいいキャラ達であるため、ファンはそれぞれ推しを決めており、連載中は自分の推しヒロインと風太郎が結婚して欲しいと考えていました。その為、四葉以外を推していたファンからすると、どうしても納得出来ずにひどい最終話だったという感想を持ってしまう事も仕方のない事で、否定派が多くなって炎上した大きな理由となっています。

『五等分の花嫁』の最終話は、結婚式を終えたはずの風太郎が目を覚まし、気付くとそこは高校時代の卒業旅行を決めているシーンへと移るため、夢オチなのではないかという感想を持つ読者もいたため、炎上した1つの理由となっています。しかし、『五等分の花嫁』の最終話は夢オチではありません。確かに、目を覚ました風太郎は『あれ、結婚式は』と発言している為、夢オチだと解釈する事も出来ます。

しかし、夢オチだとするならば、前述のあらすじでネタバレした風太郎の『五つ子ってめんどくせー』というセリフの時系列に矛盾が生じてしまいます。新婚旅行を決めていた風太郎は五つ子がめんどくさいと感じた直後に、高校時代にもめんどくさいと感じた事を思い出して卒業旅行の回想シーンへと移りますが、もしも夢オチだとしたらこの順序が逆でなければ成立しない為、夢オチではない事が分かります。

『五等分の花嫁』の有名な名シーンとして、誓いの鐘でのキスシーンである通称『鐘キス』があります。温泉旅行で五つ子全員が五月の格好をしていた為、この時に風太郎とキスをした相手は誰なのかという事は読者には分からず、長い間考察されてきました。はっきりと明らかになったのは最終話で、前述のあらすじでネタバレしてきたように相手は四葉です。

しかし、風太郎は結婚式の段階で鐘キスの相手が四葉だと知らなかった可能性があります、なぜなら結婚式の司会が『2人の出会いは高校生の時』と紹介していたからです。その後、結婚式の後の風太郎と四葉の会話にて、風太郎はやっと鐘キスの相手が四葉だったと分かった描写がありました。その為、風太郎は鐘キスの相手は分からないながらも四葉の良さに惹かれて結婚したという事になります。

『五等分の花嫁』の最終話を読んで涙を流したというファンの感想があります。2017年から2020年まで連載していた『五等分の花嫁』ですが、読み続けてきたファンにとっては感慨深いものがあり、慣れ親しんだキャラクター達の物語が終わってしまった事で寂しさも感じているようです。最終話の結末に関しては賛否両論となっていますが、やはり今まで感動を与えてくれた作品に対して賛成派だという方も非常に多い事が分かります。

修学旅行編までを描いたシーズン2までがテレビ放送されたアニメ版『五等分の花嫁』ですが、5月には原作の最終話まで描く映画版が公開予定となっています。アニメ版の『五等分の花嫁』も原作にはないアニメならではの臨場感と五つ子のかわいさがあるため、多くのファンが映画版を心待ちにしている感想をツイッター上で述べていました。原作とは違う感動を与えてくれる事を予想して、ファンの間では期待度が高まっています。

『五等分の花嫁』の最終話で行われた『五つ子ゲーム』にて、四葉だけでなく他の姉妹に対しても風太郎が自分の気持ちを述べていきましたが、愛が感じられて良い展開だったというファンの感想があります。二乃も『四葉だけ当てればいいのに』とツッコんでいましたが、風太郎と五つ子の絆が感じられる感動的なシーンです。良いまとめ方だった事から、原作者・春場ねぎに称賛の嵐が巻き起こりました。

『五等分の花嫁』の最終話がなぜひどいと言われて炎上したのかという理由をまとめてきましたが、いかがだったでしょうか？賛否両論に分かれており、賛成派も否定派もどちらの意見もうなずけるものとなっていますが、それだけ注目を集めた作品である事には変わりなく、多くの読者に影響を与えてくれました。