【東京リベンジャーズ】83抗争の原因・結末と黒幕は？ドラケンの死亡は回避できた？

2021年7月時点で電子版を含めた累計発行部数が3200万部を突破した漫画・東京リベンジャーズですが、東京リベンジャーズの物語には主人公が所属する暴走族・東京卍會以外に、愛美愛主(メビウス)、芭流覇羅(バルハラ)、黒龍(ブラックドラゴン)、天竺(てんじく)が登場します。東京卍會と他のチームによる抗争が勃発する場合は、抗争が起きるたびに誰がが死亡するなど大事件に発展することが多いです。

そこで今回は、東京卍會と初めに対立したメビウスの抗争を見ていきます。その東京卍會とメビウスとの抗争を83抗争と言いますが、ここではなぜ83抗争が起きたのか？その原因・理由や結末、黒幕までを紹介していきます。それではまず、東京リベンジャーズの作品情報からご覧ください。

東京リベンジャーズとは、週刊少年マガジン(講談社)にて連載中のサスペンス・不良漫画です。略称は東リベ。中学時代に不良だった花垣武道が、タイムスリープ能力に目覚めたことを機に物語が展開していく作品で、アクション漫画やヤンキー漫画の要素が合わさった作風となっています。2021年4月11日からはテレビアニメが放送され、アニメ化して以降は累計発行部数が爆発的に伸びたようです。

ここでは東京リベンジャーズのあらすじを簡単にまとめていきます。2017年、フリーターとして底辺の生活を送っていた主人公の花垣武道は、偶然にも中学時代に彼女だった橘日向が事故で死亡したことをニュースで知ります。それもただの事故ではなく、東京で名を馳せている暴走族・東京卍會(東卍)の抗争に巻き込まれたのです。

そして翌日、花道は何者かに背中を押され、電車のホームに突き落とされます。その瞬間死を覚悟した花道でしたが、なぜか12年前の中学時代にタイムスリップしました。なぜタイムスリップしたのか？原因が分からず困惑する武道。しかし、武道はその出来事を日向を救うチャンスだと捉えます。こうして武道の日向を救う物語が始まりました…

中学時代に不良だった花垣武道が、タイムスリープ能力に目覚めたことを機に物語が展開していく東京リベンジャーズ。作中では83抗争、血のハロウィン、関東事変などさまざまな抗争が繰り広げられています。そこで、ここからは東京リベンジャーズの一大抗争の1つである83抗争について紹介。東京リベンジャーズの83抗争が起きた原因と理由を見ていきましょう。

東京リベンジャーズの83抗争が起きた原因の1つに、パーちんの親友が受けた悲惨な仕打ちがあります。東京リベンジャーズの83抗争には半間修二率いる愛美愛主(メビウス)が関わっていました。メビウスとは元々長内信高が総長を務めていた集団でした。また、犯罪にも手を染める極悪集団として知られていたのですが、そんなメビウスと東卍はあることをきっかけに対立することになります。

そのきっかけというのが、東卍の参番隊隊長であるパーちんの親友がメビウスの隊員に襲われ、親友の彼女を強姦した挙句、親兄弟を吊るして金を巻き上げたことです。その知らせを受けたパーちんは怒りが収まらなかったため、総長のマイキーに相談を持ちかけます。そして事情を聞いたマイキーは東卍のメンバーを集会に呼び出し、メビウスを潰そうと決起を促したのです。

東京リベンジャーズの83抗争が起きたのには、パーちんがナイフで長内を刺したことも原因・理由の1つとなっています。83抗争が起きる数日前、武道がマイキー、ドラケン、パーちん、ペーやんらにメビウスとの抗争を止めるように頼み込むも、断られている最中に総長の長内を始めとしたメビウスのメンバーが倉庫に乗り込んできます。そこで真っ先に飛び出したのは、親友とその彼女を傷つけられたパーちんでした。

長内に挑んだパーちんでしたが、ボクシングをかじっている長内にボコボコにされてしまいます。パーちんはそれによって立ったまま気絶。パーちんとのタイマンを終えた長内は東卍を挑発し続けたことで、総長のマイキーが相手をすることになりました。勝敗はマイキーが長内に放った右のハイキックによって長内が気絶したことで、マイキーの勝利に終わります。しかし長内は起き上がると同時に、瓶を持ってマイキーに襲い掛かりました。

そこでドラケンはすかさず割って入り、長内に膝蹴りを食らわせて完全に沈黙させます。そして東卍との実力差に恐れをなしたメビウスの隊員たちは戦意を喪失し、こうしてメビウスとの抗争は終わったかに思えました。しかし、その瞬間にパーちんがナイフで長内を刺してしまいます。それからすぐに騒ぎを聞きつけた警察がやってきますが、その時にパーちんが自主すると言い、そのまま警察に連行されてしまうのでした。

続いて東京リベンジャーズの83抗争が起きたのには、マイキーとドラケンが仲間割れことも原因・理由の1つとなっています。なぜなら、総長のマイキーと副総長のドラケンが仲間割れしたことで東卍の組織内が「マイキー派」「ドラケン派」と真っ二つに分裂してしまったからです。

そして2人が仲間割れした原因・理由には、パーちんを無罪にして釈放させたいというマイキーと、パーちんの覚悟を大事にしたいというドラケンの意見の食い違いが関係していました。そんな2人がある日、武道のお見舞いの帰りにばったり出くわします。すると互いに激しく罵り合う喧嘩が勃発。そこで武道は涙ながらに、2人が喧嘩することで東卍がバラバラになってしまうと訴えかけます。

その言葉に心を打たれたマイキーとドラケンは、必死に訴えかける武道の頭に犬の糞がのっていたのを大笑いする形で仲直りすることになりました。こうしてマイキーの喧嘩は収まり、東卍の内部分裂はなくなったかに思えましたが、ここでパーちんのことを大切に思う参番隊副隊長のパーぺーやんがドラケンを罠に嵌めるために動き出します。

続いて東京リベンジャーズの83抗争が起きたのには、キヨマサやぺーやんがドラケンのことを恨んでいることも原因・理由の1つとなっています。83抗争の当日、武道はドラケンや日向たちと祭りに行っていたのですが、その時にマイキー派がドラケンを狙っていることを知ります。

危機を知らせようとドラケンを探すことにした武道は、そこでキヨマサと三ツ谷に遭遇。それをきっかけにキヨマサがケンカ賭博の件でドラケンに恨みを持っていることと、ぺーやんがパーちんを見捨てたと思い込んでドラケンと東卍を恨んでいることが発覚していきます。

東京リベンジャーズの83抗争が起きたのは、パーちんの親友が愛美愛主の隊員から悲惨な仕打ちを受けたことや、マイキーとドラケンが仲間割れしたことが主な原因となっていました。そして83抗争のメインキャラとなっているのがドラケンです。ここではドラケンが深く関わる、東京リベンジャーズの83抗争に対する武道のミッションと経過、83抗争のあらすじをネタバレしていきます。

東京リベンジャーズの83抗争が起きた時は、巨大な犯罪組織となっている東卍が現在(2017年)で描かれていました。そして武道がタイムリープ能力で現在に戻り、調査した結果2005年8月3日に起きた抗争によってドラケンが死亡していることが明らかになりました。

ではなぜ東卍が賭博や詐欺、殺人などなんでもありな巨悪組織に成り下がったのか？その原因となっているのがドラケンが死んだことです。ドラケンが死亡したことによって心の拠り所を失ってしまったマイキーと、ドラケンのポジションだったNo.2の座に稀咲鉄太が就いたことが原因であるという結論が武道と直人の考察により導き出されています。

心の拠り所を失ってしまったマイキーと、ドラケンのポジションだったNo.2の座に稀咲鉄太が就いたことが原因だと判断した直人は、早速武道にミッションを託します。そのミッションというのが、稀咲をNo.2の座に就かせないということでした。そのために必要なのが、83抗争でドラケンの死亡を阻止することです。

ミッションを受けて83抗争前にタイムスリップした武道は、当初8月3日に「マイキー派」と「ドラケン派」による内部分裂とメビウスとの抗争が原因で、ドラケンが刺されてしまったという認識を持っていました。そこで武道はマイキーとドラケンを仲直りさせることに成功し、メビウスの総長である長内をマイキーが倒したことにより83抗争を回避できたと考えていました。

しかし、実際はパーちんが連行されたこととドラケンに恨みを持つキヨマサが83抗争の主な原因となっていたのです。83抗争はパーちんを見捨てたと思い込んでいたペーやんが、メビウスの残党を手を組んで計画した「ドラケン狩り」を実行したことから始まりました。

東京リベンジャーズの物語で起きたドラケン狩りは、ペーやんがドラケンをメビウスの残党が集まる場所に連れてきた時から始まります。そしてこのドラケン狩りが83抗争へと繋がっていくのです。

ドラケンがぺーやんの案内でメビウスの残党が集まる場所に向かっていた頃、武道は弐番隊隊長の三ツ谷と出会い、2人でドラケンの元へと駆けつけていました。しかし、2人が到着した頃は既にドラケンが大勢のメビウス残党と戦っており、ドラケンは何人もの相手と戦って消耗しきっている状態でした。

さらに、メビウスの残党が大勢残っている状況で、その大勢を相手に体力を消耗したドラケンと武道、三ツ谷では圧倒的に不利な状況を覆すことができません。しかしそこへ独特のバイク音を響かせながらマイキーが到着。それに続くように東卍の隊員たちが続々と集結し、遂に東卍とメビウスの全面対決の火蓋が切って落とされたのでした。

東京リベンジャーズの83抗争を阻止できなかった武道は、その抗争でドラケンが殺害されると考えていました。そこで武道は抗争中にドラケンをいつでも救出できるようにドラケンの行動に目を光らせます。しかしその途中で、武道は血の付いたドスを握っているキヨマサを発見。

嫌な予感がした武道は周囲を見渡しますが、そこには刺されて倒れているドラケンの姿が…ただ、かなり危険な状態であるもののドラケンはまだ息をしていました。そこで武道はドラケンを背負って病院まで運ぶことにします。

東京リベンジャーズの83抗争は4つの原因・理由で起きた抗争でした。また結末までのあらすじは、刺されたドラケンを武道が病院に運んで救うという単純な展開にはなっていません。東京リベンジャーズの83抗争には黒幕が存在しており、さらにはキヨマサの執念によって結末が複雑になっています。そこでここからは、東京リベンジャーズの83抗争の結末と黒幕、そしてドラケンの死亡は回避できたのかまでを解説していきます。

東京リベンジャーズの83抗争の結末は、刺されたドラケンを病院に運ぶ武道の前にキヨマサが立ちはだかったところから展開していきます。武道はかつてキヨマサにやられたことを思い出し一瞬怯んだものの、ドラケンを救うことに必死だったため、覚悟を決めてキヨマサに立ち向かうことにしました。

無我夢中で必死にくらいつく武道はキヨマサの首を背後から必死に締めることで、気絶させることに成功します。しかしキヨマサ以外にも相手が残っている状況でした。当然のことながらドラケンは戦える状態ではありません。さらに武道は既にキヨマサとの戦いで体力を消耗しているため、絶体絶命のピンチに陥ってしまいます。丁度その時、そこへ溝中五人衆がスケットとして参戦してきたのです。

ここでは、いよいよ東京リベンジャーズの83抗争が結末を迎えることになります。溝中五人衆の参戦によってドラケンへの手出しができなくなったキヨマサ率いるメンバーは、武道を含めた溝中五人衆と戦うことになりました。そうこうしている内に救急車が到着。それと同時にキヨマサの残党たちは逃げるように去っていき、何とかドラケンを病院に運ぶことに成功しました。

しかしドラケンの容態はかなりひどかったため、集中治療室へと運ばれていきます。そしてメビウスとの抗争が一段落したマイキーもすぐにドラケンがは運ばれた病院へと駆けつけ、心配する花道たちに向けて気丈に振舞い、みんなを励ましました。そして手術が終わると、医師から手術が成功し一命を取り留めたことが報告されます。東京リベンジャーズの83抗争の結末は、武道がドラケンを救った形となりました。

東京リベンジャーズの83抗争は結末を迎えたものの、誰が黒幕なのか？その詳細が明らかになっていませんでした。そこで武道は後日、メビウスの元総長である長内から抗争の黒幕を聞き出すことにします。長内によると抗争の黒幕は、83抗争の後に東卍の参番隊隊長に就いた稀咲鉄太とのことでした。

83抗争の黒幕である稀咲はぺーやんを利用して内部抗争を煽っています。そしてそしてドラケンを殺害した暁には、自分が東卍のNo.2に就こうという計画を立てていました。しかし結末は武道がドラケンを救ったことでその計画が失敗。稀咲はその結末を受け入れた上で、次は参番隊隊長として東卍に入り込み、新たな策略を練っていたのでした。

東京リベンジャーズで描かれた83抗争は終わりを迎えたのですが、その後ドラケンとパーちんはどうなったのでしょうか？東京リベンジャーズおける現在(2017年)の状況も気になるところです。そこで、ここからは東京リベンジャーズの83抗争のドラケン・パーちんのその後を見ていきます。

東京リベンジャーズの83抗争が終えた後、ドラケンは武道に救われたため死亡する未来を回避することができました。そして東京リベンジャーズにおける現在(2017年)時点では、パーちんの結婚式に出席しているドラケンの姿が描かれています。

東京リベンジャーズの83抗争が終えた後、パーちんは長内を刺したことでそのまま警察に連行され少年院に入っています。そして東京リベンジャーズにおける現在(2017年)時点では、結婚し不動産稼業を継いでいました。

こちらでは、東京リベンジャーズの漫画16巻まで読んだ感想や評価があがっています。東京リベンジャーズの感想では「誰が本当の黒幕か全然わからん」と言われていますが、ネット上では東京リベンジャーズの黒幕に関する考察が多くなされているようです。今回ご紹介した東京リベンジャーズの83抗争は黒幕である稀咲が初めて行動をおこしたシーンなので、東京リベンジャーズの黒幕を考察する際は重要な抗争だと言えるでしょう。

こちらでは、東京リベンジャーズの83抗争に関する感想や評価があがっています。どうやら、東京リベンジャーズの謎が謎を呼ぶ展開が好評のようです。現代のドラケンが死刑囚になっているのは83抗争の後の話で、ドラケンが死亡を免れても東卍の現状は改善していません。他にも東京リベンジャーズの83抗争で存在を匂わせた千冬にも注目されているようなので、83抗争では千冬にも目を向けてみてはいかがでしょうか？

こちらでは、東京リベンジャーズの83抗争に登場したドラケンに関する感想や評価があがっています。東京リベンジャーズの感想では「ドラケン死亡回で吹いた」と言われているのですが、これはドラケンが死亡するシーンなので東京リベンジャーズの83抗争での出来事を言っているのでしょう。

23巻が刊行されている段階において、ドラケンの死亡回は83抗争しかありません。もしかするとこの方は、ドラケンが東京リベンジャーズのメインキャラであるにも関わらず、死亡したということで驚いたのでしょう。

東京リベンジャーズの83抗争が起きた原因や結末、黒幕、そしてドラケンの死亡は回避できたのかを解説してきましたがいかがでしたか？東京リベンジャーズでは83抗争以外に血のハロウィン、聖夜決戦、関東事変などの抗争が描かれています。

東京リベンジャーズの物語の結末は予想しづらいのですが、83抗争や血のハロウィンなどの一大抗争が物語のカギを握っていました。今回は東京リベンジャーズの83抗争が起きた原因や結末、黒幕までを紹介しましたが、東京リベンジャーズがどのような結末を迎えるのか？興味がある方はぜひ東京リベンジャーズの物語で描かれる他の抗争もチェックしてみてください。