2021年06月08日公開
2021年06月08日更新
【呪術廻戦】両面宿儺のかっこいい魅力とは?強さ・領域展開や名言も紹介
呪術廻戦のキャラクターの中でもかっこいいと人気を集めているキャラクターの1人が両面宿儺です。作中でも屈指の強さを誇っているキャラクターであると同時に、その魅力溢れる名言や使用する術式など多くの要素がトータルしてかっこいいと言われるキャラクターになっています。今回は呪術廻戦の両面宿儺について、かっこいいと言われる術式や領域展開、名言やアニメでの声優などの情報についてまとめて紹介していきます。
目次
両面宿儺がかっこいい
呪術廻戦のキャラクターの中でもかっこいいと人気を集めているのが両面宿儺です。今回は両面宿儺のかっこいい魅力についてまとめて紹介していきます。
呪術廻戦の作品情報
呪術廻戦の概要
出典: https://tower.jp
両面宿儺が活躍する呪術廻戦は2018年から週刊少年ジャンプにて茶見下々先生が連載している「呪い」をテーマにしたダーク・ファンタジー作品です。当初はそのテーマ性から来るハードな展開で人気が低迷していたものの、深いメッセージ性や個性豊かなキャラクター達が徐々に人気を集め2021年6月現在高い人気を誇る作品になっています。
人気の起爆剤となったアニメ化を始めメディアミックス展開も積極的に行われており、2021年冬には、連載前にジャンプGIGAで連載していた呪術廻戦の公式前日譚「東京都立呪術高等専門学校」をベースにした映画が公開される事も発表されているなど、今後も様々なメディアでの展開が予想される作品になっています。
呪術廻戦のあらすじ
人並み外れた身体能力を持つ少年、虎杖悠仁は宮城県の高校に通う高校生、ある時、学校に安置されていた呪物の封印が解かれてしまい、学校に呪いの化け物「呪霊」が現れます。呪物の回収に来ていた伏黒と共に先輩を助けるべく校舎に乗り込んだ虎杖悠仁でしたが、呪霊の強さに圧倒されてしまいます。あわや殺されるかもしれないという状況の中、虎杖悠仁は自ら呪物「両面宿儺の指」を食べてしまうのでした。
両面宿儺のプロフィール
両面宿儺(りょうめんすくな)とは別名「呪いの王」とも言われる特級呪霊の中でも別格な呪霊です。作中では長い為か、単に「宿儺」と呼ばれる事が多くなっています。1000年前に生きた呪霊で、死んだ後もその指が呪物として残り続けていましたが、そのうちの1つを虎杖悠仁が食べた事で受肉され復活を果たしました。ただし虎杖悠仁が適応してしまった事で普段はその意識を抑え込まれてしまっています。
その性格は天上天下唯我独尊な上に自身の考えのみで動く非常に奔放な性格をしています。人を殺す事をどうとも思っていません。唯一彼の指標になっているのが強さという価値観で、強者にはそれなりに敬意を払う一面も持ち合わせています。
両面宿儺の指の本数
呪術廻戦のキーアイテムとして登場しているのが両面宿儺の指です。この指は全部で20本登場していますが、これは手と足の指、ではありません。実は両面宿儺は生前、腕が4本ある異形の姿をしていたのです。その4本の手の指、合計20本が現在も「両面宿儺の指」として残される事になっています。呪術全盛の1000年前、当時の呪術師達でも両面宿儺の指は封印するのが精一杯で破壊する事が出来ず、という状態が1000年間続いていました。
1000年という長い年月をかけて両面宿儺の指は「呪霊が取り込めば莫大な呪力を得られるもの」へと変化しており、その為に呪霊がその指を求めているという側面があります。1本の指を取り込むだけで特級呪霊に区分される程の強さを得る事ができ、実際に呪術廻戦作中では虎杖悠仁達が苦戦するシーンもあります。ちなみに人間が取り込んだ場合は猛毒でしかなく、通常ならそのまま死亡してしまうとされていました。
両面宿儺のかっこいい魅力
かっこいい魅力①唯我独尊な性格
両面宿儺がかっこいいと言われるのはどんなときにも唯我独尊な性格が揺るがない所にあります。その態度はどんな相手に対してもある種平等であり、等しく見下しています。多少礼儀を払う場面もあるものの、自分の意志の外で自身を操ろうなどと考える者も許しはしません。例えそれが両面宿儺自身にメリットのある話であっても基本的に受け入れるという事をしません。
1番分かりやすい例が、渋谷事変での漏瑚とのやりとりです。漏瑚達は、呪いの王と呼ばれる両面宿儺を自勢力に迎え入れる為に、指を捧げ、計画を実行していました。ただこれは両面宿儺の預かり知らぬ所での出来事であり、迎える準備があると伝えた際も両面宿儺はそれを受け入れる事はありませんでした。それどころか漏瑚に「一発でも入れられたら下についてやる」と遊び半分な条件をつけてしまうのです。
かっこいい魅力②極悪な表情
極悪といえる性格をしている両面宿儺ですが、その性格はよく表情にも現れています。特に宿主であり、両面宿儺が自由に行動する事を阻害している虎杖悠仁の邪魔をする事、思い通りにならない状況を笑ってみているような場面での表情はまさに極悪そのものです。基本的には虎杖悠仁の身体をベースに不可思議な文様が浮かんだ状態になっているだけに普段の虎杖悠仁の表情との落差も非常に大きくなっています。
かっこいい魅力③伏黒恵との関係
そんな極悪な存在そのものである両面宿儺、過去には宿主虎杖悠仁を殺してしまった事もありますが、現在は少し事情が変わっています。両面宿儺ですら興味を持つ唯一の存在、伏黒恵を認知した事です。当初は伏黒恵の事もなんとも思っていませんでしたが、その術式を知ってからは時には伏黒恵を守ろうと行動する場面すらある程になっています。
そんな両面宿儺から唯一興味を持たれている伏黒恵ですが、彼の術式「十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)」が関係していると考えられています。両面宿儺はこの「十種影法術」を用いた何かを行おうとしている節があり、虎杖悠仁もそれを察しています。残念ながらまだそれがなんなのかは2021年6月時点では描かれていませんが、伏黒恵が今後の重要なキーパーソンになるのは間違いないと考えられます。
かっこいい魅力④裏梅との関係
呪術廻戦作中で伏黒恵以外にもう1人、両面宿儺が他の者とは異なる態度を見せているキャラクターが裏梅です。元々はニセ夏油の協力者として登場したキャラクターですが、渋谷事変で両面宿儺が1度に大量の指を食べさせられた影響で一時的に虎杖悠仁の身体を乗っ取った際に対面、短いながらもやりとりを交わしています。
両者の関係性は不明ですが、裏梅は両面宿儺に敬語を使っています。元々ニセ夏油達は両面宿儺の完全復活を目論んでいた事からも協力者となったという事も考えられるのです。裏梅自身の情報はまだまだ少なく、両面宿儺との関係は上司と部下のような関係性にも見えますがまた異なる関係の可能性もありますが、少なくとも裏梅も1000年前からなんらかの方法で生き続けているキャラクターという事が分かっています。
かっこいい魅力⑤実は味方?
両面宿儺は基本的には虎杖悠仁、引いては呪術師に対して敵対的な行動を取っています。しかしファンの中では最終的には味方になる可能性もあるのではないかと考察されています。漫画において敵キャラクターが目的の一致やより強大な敵が現れた際に協力するようになり、そのまま仲間になるという展開は決して少なくはない為です。
ただ呪術廻戦においては呪術師で最強は五条悟、呪霊最強は両面宿儺と最初から最強の存在が出揃っている状態でもあり、両面宿儺よりも強い敵というのが簡単に出せるのかは難しいとも考えられています。今後の展開次第で一時的な共闘はある可能性も否定は出来ず、強さが尋常ではないだけに両面宿儺の立ち回りが呪術廻戦において大きな影響力を持つのは間違いないと考えられています。
両面宿儺の術式や領域展開は?強さを考察
考察①解
両面宿儺が作中で使用した術式の中では一番シンプルな技がこの「解(カイ)」です。斬撃を飛ばす攻撃で両面宿儺にとってはなんてことのないただの術式ですが、並の呪いや人間に対しては最強の技と言っても通用する程の威力を誇っています。詳細は不明ながら呪力を持たないものに対して使っているという場面が主に描かれています。
考察②捌
解と対になる術式が「捌(ハチ)」です。呪力を持つ者に対して反応して放つ術式で、相手の呪力量などに合わせて最適化した斬撃が両面宿儺の意志とは無関係に放たれる技になっています。
考察③開
上記2つと全く異なる術式にも見えるのが「開(フーガ)」です。炎を操る攻撃で、その火力は炎を扱う漏瑚すらも焼き払ってしまう程の高い威力を持ち合わせています。渋谷事変編で使用された際には、渋谷のビルより高く火柱が上がるような描写も見られています。
考察④領域展開は伏魔御廚子
基本技は上記3つですが、それに加えて両面宿儺は領域展開も使用しているキャラです。両面宿儺の領域展開は伏魔御厨子(ふくまみづし)です。伏魔御厨子は領域展開としては異例な領域展開で、通常の領域展開が空間に相手を閉じ込めるのに対し、両面宿儺の領域展開、伏魔御厨子は敢えて空間を閉じずに相手が逃げる事が出来るという縛りを設ける事で効果範囲を最大で半径200mという広範囲に及びす事が出来ます。
領域展開・伏魔御厨子を使用中の両面宿儺は、範囲内の呪力がないものには「解」を、呪力を持つものには「捌」を絶え間なく浴びせ続けるという形で使用されています。その2つの斬撃のあまりの速さに逃げ道があるといっても実際にはギリギリ範囲の境界線あたりにいたり瞬間移動でもしない限りは実質的には逃げ出す事が不可能な両面宿儺になっています。
この領域に閉じ込めない領域展開、伏魔御厨子について呪術廻戦作中では「キャンパスを用いずに空に絵を描くに等しい」「神業」と表現されており、領域展開の中でも別格扱いを受け、両面宿儺の強さを示す1つの要素になっています。
空間を閉じない領域展開である伏魔御厨子ですが、使用すると鬼の首の骨のようなものが無数に飛び出した社が現れます。この事と領域展開の名前が伏魔御厨子という事自体が後述する両面宿儺の術式についての考察の1つの要因にもなっています。
考察⑤両面宿儺の術式は料理に関係している?
呪術廻戦において術式とは基本的には生まれ持った物であり、後天的に身につける事ができる術式であったとしても得手不得手があるとされています。そんな中両面宿儺が使用する術式は、斬撃と炎という全く異なる性質だと思われる術式になっているのです。しかも両面宿儺の態度から見てそれが全てというわけではなさそうな形になっています。
この事から当初は両面宿儺が最強だったという事を踏まえて「複数の術式を捉えて使い分ける事が出来る術式」なのではないかと考察されていました。しかし領域展開の伏魔御厨子とその描写が行われた頃から考察されるようになったのが全てが「料理」で繋がっているという考察です。
料理であれば斬撃と炎が登場するのは当たり前ですし、両面宿儺の選ぶ言葉選びを見てみても、「三枚おろし」「味見」など意図して料理のフレーズを使う事があったりします。さらに伏魔御厨子という名前に関しても当初は伏魔御厨子の「厨子」という部分から物入れとして上記で紹介した「複数の術式を使える」考察が生まれていますが、「御厨子」とすると台所という意味がある事からこれも料理に関する部分なのではないかとされています。
考察⑥両面宿儺のまだ見せていない術式について
呪術廻戦作中で既に説明がされている両面宿儺の術式は領域展開も含めて上記で紹介した通りですが、元々考察された「様々な術式を使う事が出来る」という説が生まれたように両面宿儺の強さや術式についてはまだ底が見えていません。作中では術式の中でもかなり高度とされる術式による治療の中でも高度と言われる「他人(しかも人間相手)の治療」も行えるなどまだまだ未知の術式を持っているのは間違いないと考えられています。
また呪術廻戦の最強格の両面宿儺だけに、既に使用しているシンプルな術式以外にも複雑な術式も使えるのではないかとする考察もあります。両面宿儺の術式は、技の規模はともかく、術式としては既に呪術廻戦に登場している他の術式と比較してもかなりシンプルなものになっており、今既に登場している術式が全てだと、領域展開・伏魔御厨子の強さがあるとはいえ流石に呪いの王と言われるにはシンプルすぎるのではないかとされています。
もちろん領域展開・伏魔御厨子の強さもまだ全貌が明らかになっているとは限りません。既に「解」と「捌」だけでも非常に強力な強さを発揮している領域展開・伏魔御厨子ですが、使用した相手である漏瑚は同じ特級呪霊に分類こそされていますが両面宿儺から見れば完全に格下の相手でしかありませんでした。仮に両面宿儺と同等以上に戦える敵が登場すればより上位の術式、そして領域展開・伏魔御厨子の使い方が見れる可能性もあります。
両面宿儺のかっこいい名言や名セリフ集
両面宿儺の名言①「片膝で足りると思ったか?…」
片膝で足りると思ったか?実るほどなんとやらだ。余程頭が軽いとみえる
この名言は渋谷事変で両面宿儺が登場した際の名言です。渋谷事変の中で虎杖悠仁が気絶している所に姿を見せた、夏油一派の菜々子、美々子と呪霊の漏瑚、は虎杖悠仁に合計10本もの指を一度に食べさせます。菜々子、美々子と夏油の身体を取り戻す為、漏瑚は呪霊の王として両面宿儺に立ってもらう為と目的は違いましたが、両者の思惑通り、両面宿儺が表層に現れます。しかし両面宿儺は思惑通りに動く事はありませんでした。
分不相応なお願いをした菜々子、美々子をなんのためらいもなく殺害するとポツリと「頭が高い」と呟きます。その呟きに漏瑚は思わず片膝を付いて伏せますが、そんな漏瑚の態度に発したのがこの名言です。呪いの王と呼ばれる両面宿儺ですが、その態度はまさに王と呼ぶべきだされる名言になっています。
両面宿儺の名言②「分を弁えろ…」
分を弁えろ、痴れ者が
虎杖悠仁の中に存在している両面宿儺ですが、実際には虎杖悠仁の体内に自身の領域、生得領域を作り出して普段はそこにいます。しかし同じ肉体を共有しているという意味では同一の存在であり、それがよく現れたのがこの名言のシーンです。この名言は虎杖悠仁が真人と対決した時に登場しました。
真人の術式、無移転変は対象の魂の形を変えて肉体を自由に改造・変形する事が出来る術式ですが、虎杖悠仁の魂に触れる事は両面宿儺の魂に触れると同じであるという事です。そして真人は両面宿儺が作り出した生得領域に入り込んでしまいます。真人と両面宿儺には共に虎杖悠仁を殺したいという点で共通している事から1度は許すとした上で上記の名言を投げかけたのです。
両面宿儺の名言③「誇れ…」
誇れオマエは強い
基本的に相手を見下す態度を取る事が多い両面宿儺ですが、相手の強さを素直に認めるシーンもあります。それがこの名言のシーンです。上記でも触れた渋谷事変での両面宿儺の復活の際、両面宿儺は漏瑚から呪霊達が両面宿儺の復活の為に行動していた事を聞かされます。「俺には俺の計画がある」として呪霊側につく事を拒否した上で「俺に一発でも入れられたら呪霊側につく」と条件をつけて漏瑚と戦う事になります。
同じ特級呪霊に分類される両面宿儺と漏瑚ですがその戦いは圧倒的なものでした。最後には火山を操り炎を扱う漏瑚さえも燃やし尽くしてしまう両面宿儺の炎で漏瑚を焼き尽くしてしまいます。漏瑚は死亡する直前、両面宿儺と対面します。そこで最後にも漏瑚の思想について「飢え」が足らないとこけおとしながらも戦闘に関しては「千年前に戦った中ではマシな方だった」としてこの名言をぶつけているのです。
両面宿儺の名言④「素晴らしい。鏖殺だ」
いい時代になったのだな 女も子供も蛆のように沸いている 素晴らしい 鏖殺だ
この名言は両面宿儺が初めて虎杖悠仁に受肉した際のセリフです。ちなみに最後の「鏖殺」は「おうさつ」と読み、意味を簡単にすると「皆殺し」になります。つまり両面宿儺が現代に受肉して最初の一言で「たくさんいる人を殺して回る」と宣言しているのです。もちろんこれは虎杖悠仁が肉体の主導権を取り戻した事で敵わない事になりますが、両面宿儺のキャラクター性を示す名言として扱われています。
またこのシーンが隠れた両面宿儺の強さを示すシーンになっているという声もあります。この時、両面宿儺が受肉したのは宮城県仙台市にある虎杖悠仁の通っていた高校です。宮城県の中では規模の大きい仙台市であるとはいえ、高校の、それも人のいない夜でありながら、両面宿儺が生きた平安時代よりも人が多くいる事を察知しているとされてそれが出来る強さを持った事が分かるシーンとなっていると言われています。
両面宿儺の元ネタやモデル
元ネタやモデル①日本書紀
両面宿儺は呪術廻戦のオリジナルキャラではなく元ネタがあるキャラクターになっています。それが日本書紀に登場する両面宿儺です。飛騨国、現在の岐阜県のあたりにいた異形の鬼神で、「目が4つ、腕が4本あった」とされています。この4本の腕を用いて1人で2つの弓を射て暴れていた存在であるとされており、その弓の描写も漏瑚戦での炎の弓を放つシーンなどに取り入れられていると考えられています。
また実際に現在でも岐阜県を中心に伝承や逸話などが残されています。ただ日本書紀と各地に残る伝承では両面宿儺のイメージは大きく異なり、どちらかといえば英雄譚のようなエピソードが残されています。日本書紀と地元の伝承を組み合わせて作られたのが呪術廻戦の両面宿儺というキャラクターだとされています。
元ネタやモデル②NARUTOの九尾
またキャラクターとしての両面宿儺の立ち位置の元ネタになっているのは同じジャンプ作品である「NARUTO」の九尾ではないかとされています。主人公の中に住み、主人公を「自身を縛り付ける存在」として思っている憎らしくという点で共通しているとされているのです。加えて口では憎らしくいいながらも場面によっては助けてしまっているという点も共通しているとされています。
同じジャンプ連載作品という事もあって、作中ではラスボスになるように描かれているようにも見て取れる両面宿儺ですが、最終的には虎杖悠仁と共闘して新のラスボスを倒す事になるのではないかとも考察されています。
両面宿儺と虎杖の関係
考察①虎杖が指を呑む
虎杖悠仁と両面宿儺の関係が生まれたのは虎杖悠仁の行動が原因です。両面宿儺が生きた1000年前からこれまで両面宿儺の指に適応した逸材はおらず、それが虎杖悠仁でした。2021年6月現在、渋谷事変までのエピソードで20本ある両面宿儺の指のうち、15本を取り込んでいる虎杖悠仁ですが、一時的に身体を奪われる事はあっても最終的には取り戻しています。
呪術廻戦では呪胎九相図がそうであるように、人間が呪物を取り込んで「受肉」すると、基本的には呪いに宿っていた意志が上回ります。しかし虎杖悠仁はそれをされていない存在であり、両面宿儺にとっては自身の自由を縛る存在であり憎らしい存在になっているわけです。
考察②虎杖との縛り「契闊」
そんな両面宿儺は一度、虎杖悠仁を殺害しています。身体を乗っ取った際に心臓を抜いてしまったのです。しかしその結果、虎杖悠仁は両面宿儺の生得領域に入り両面宿儺と対面する事になります。虎杖悠仁は自らの身体を戻すように要求しますが、両面宿儺がタダでそんな事をするわけがありませんでした。そこで両面宿儺が持ちかけたのが1つの縛りでした。
その縛りは「両面宿儺が契闊と唱えたら1分間身体を明け渡す事」「この契約内容を忘れる事」、そして虎杖悠仁がゴネた事で生まれた「身体を明け渡している間、誰も殺さず傷つけない」という内容でした。この契約は渋谷事変編までの間にまだ1度も履行されておらず、呪術廻戦の大きなポイントになると予想されている他、契約内容によって虎杖悠仁がこの事を忘れている為、五条悟にすら知られずにここまで物語が展開されています。
この契約はあくまでも「両面宿儺が契闊と唱えた場合」に適用される内容であり、渋谷事変で指を一気に取り込んだ結果身体を乗っ取られた際には両面宿儺は自由に人を殺しています。またこの時に両面宿儺の意志で伏黒恵を助けていた事などから契約を忘れている虎杖悠仁も両面宿儺が伏黒恵を使って何かしようとしていると察していたりします。
ちなみにこの契闊の強さは両面宿儺をも縛るものであり、破れば両面宿儺にも相応の罰が下る事になります。それだけの強さを誇る縛りを設けてでも、しかも誰も殺さず傷つけないという条件をつけてまで両面宿儺が欲しがった1分間とはどんなものなのかが気になるという声もかなり多くなっています。
両面宿儺のアニメ声優
諏訪部順一のプロフィール
肉体を共有している虎杖悠仁と両面宿儺ですが、声はそれぞれの物になっており、アニメでの声優も別々の声優さんが担当しています。アニメ呪術廻戦で両面宿儺の声優を担当しているのが諏訪部順一さんです。1995年にデビューした声優さんで、デビュー当時はアニメ声優などよりも、テレビ番組のナレーションやラジオDJとしての仕事が多かったですが、「テニスの王子様」の跡部景吾役を演じた事をきっかけにアニメ声優としてもブレイクしました。
ブレイク後も跡部景吾役の影響か、しばらくはライバルキャラを演じる機会が多かったですが、持ち前の演じ分け力とバリトンな声質を活かし徐々に主人公キャラを演じる事も増えていきました。またブレイク後もそれぞれの作品のイベントなどに出演した際にはMCを担当する機会なども多くなっています。
諏訪部順一の主な出演作品
これまでに諏訪部順一さんが声優を担当したキャラとしては「暁のヨナ」のジェハ役、「俺たちに翼はない」の成田隼人役、「キングダム」の昌平君役、「黒子のバスケ」の青峰大輝役、「食戟のソーマ」の葉山アキラ役、「鋼の錬金術師」のグリード役、「バクマン」の福田真太役、「ブラッククローバー」のヤミ・スケヒロ役、「BLEACH」のグリムジョー・ジャガージャック役などがあります。
近年諏訪部順一さんが演じたキャラとしては「テスラノート」のミッキ・ミラー役、「MARS RED」の前田義信役、「怪病医ラムネ」の紅葉役、「怪物事変」の隠神鼓八千役、「天地創造デザイン部」の水島役、「空挺ドラゴンズ」のギブス役、「ランウェイで笑って」の柳田一役、「文豪とアルケミスト」の芥川龍之介役、「GREAT PRETENDER」のローラン・ティエリー役などがあります。
両面宿儺に関する感想や評価
呪術廻戦宿儺の魅力的なところは都市伝説よろしく幽霊や悪魔の類、要は何かしらに取り付いて〜ってタイプの、普通は視認できない何か、ではなく
— m (@m13598487) May 31, 2021
しっかりと「人間の死体が『憎悪』を理由に他の人間の中で意志を待って生きている」ってとこだ
気味が悪い
ここからは既に呪術廻戦を視聴している人の両面宿儺についての感想を紹介していきます。両面宿儺がかっこいいと言われる理由の1つがしっかりとしたキャラ背景にあるという声はかなり多いです。呪霊はどうしても背景が独特で解釈しにくい中、両面宿儺は元は人であったとする点、その行動などがしっかり伝えられている事などもあって特別視される存在となっているのが良いという声も多くなっています。
元ネタをしっかりと調べているからこそ生まれた設定、セリフの言い回しや名言なども多く、だからこそ考察が捗るキャラクターであるともされています。
1000年待ってたということは宿儺さんに1000年待てる魅力も変わらぬ忠誠を誓える力もあるんだよな改めて 裏梅さん……
— つゆの (@tsuyunochan) May 23, 2021
元ネタがしっかりとしているキャラクターだけに両面宿儺については様々な考察が行われていますが、その中でも気になる関係性にあるとされているのが裏梅です。渋谷事変にて対面した2人ですが、作中での絡みはまだ決して多くはなく、両者ともに多くを語るようなタイプのキャラクターだけではないだけに、基本人を見下し群れる事を好まない両面宿儺と裏梅の関係性は気になるという声も多くなっています。
作中では上司と部下のような関係にも見えますが元々群れる事を嫌った両面宿儺の性格や、2人のやりとり、また両面宿儺が裏梅に呪霊側とは違う「自身の計画」についても伝えなかった事など面識があったのは間違いないものの、関係性が見えない事、また裏梅自身がどのようにして1000年間生きているのかも謎であるとするよような声が上がっています。
こんなイケボの人が宿儺の変態演技してんの何か…何か…何でしょう…
— モゴ (@dead163) May 30, 2021
声優さんて凄いな…
また両面宿儺がかっこいいと言われる要因の1つとなったのがアニメで声優を担当した諏訪部順一さんにあるという声も多くなっています。両面宿儺は呪術廻戦の中でも喜怒哀楽が明確に描かれているキャラクターであり、普段の態度に加えて愉悦に浸った時や、悪い顔をした時などの変化をしっかり声で演じ分けているのが凄いという声も多くなっています。
両面宿儺のかっこいい魅力まとめ
両面宿儺は呪術廻戦に登場する呪霊の中でも特異な存在として人気を集めているキャラクターです。その強さもさることながら、両面宿儺の視点ならではのセリフ回しや名言、アニメで声優を担当した諏訪部順一さんの名演もあって、個性豊かなキャラクター達の中でも一際異質な存在として人気を集めているキャラクターになっています。
元々が1000年前に生きた人である両面宿儺には呪術廻戦作中でもまだまだ謎が多くなっている事も考察しがいがあるとして人気の要因になっています。両面宿儺の目的や裏梅との関係性などまだまだ見えていない部分も多いのでまだ呪術廻戦を視聴していないという人は両面宿儺の言動にも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか?