【呪術廻戦】宿儺の契闊（けいかつ）とはなに？宿儺の目的や伏黒との関係を考察

漫画呪術廻戦の序盤で両面宿儺の暴走により死亡した主人公の虎杖悠仁。しかし虎杖悠仁は両面宿儺から出された契闊（けいかつ）という条件を呑んで復活します。ただ両面宿儺が契闊を条件に出して虎杖悠仁を復活させた目的が未だ一切判明しておらず、多数の漫画呪術廻戦ファンを悩ませています。本記事ではそんな漫画呪術廻戦の作中で両面宿儺が発した契闊について謎に包まれた目的や伏黒恵との関係などをまとめて考察紹介します。

では両面宿儺が虎杖悠仁の復活の条件として出した契闊の目的や伏黒恵との関係などを紹介していく前に、漫画呪術廻戦の作品情報とストーリーのあらすじについて簡単にご紹介します。両面宿儺や契闊が描かれた呪術廻戦とは｢東京都立呪術高等専門学校｣という｢ジャンプGIGA｣の作品を原作とした芥見下々の漫画作品です。漫画呪術廻戦は2018年に｢週刊少年ジャンプ｣で連載がスタートし、2021年1月現在も連載され続けています。

2018年から連載されている漫画呪術廻戦は呪術師と負の感情から生まれた呪霊との戦いを描いたダークファンタジー作品であり、命の価値観や｢呪い｣などをテーマにした大人向けの内容となってます。そのため漫画呪術廻戦は老若男女問わず非常に高い人気を博しており、合計14巻刊行されている単行本は2500万部を越える累計発行部数を記録しています。この人気から2020年の10月にアニメ化され、更に注目を集めることになりました。

時は2018年の宮城県仙台市、高校生の虎杖悠仁は祖父と共に平穏な毎日を送っていました。しかしある日虎杖悠仁は祖父を失ったうえ、学校で先輩が呪霊に襲われてしまいます。先輩を救うために学校に乗り込んだ虎杖悠仁は｢両面宿儺の指｣を喰らって呪いの力を身につけ、呪術師の伏黒恵と共に呪霊を退治することに成功します。しかし虎杖悠仁は呪いの力を身につけたことにより、呪術師として呪霊と戦うことになってしまうのでした。

本記事で目的や伏黒恵との関係などを考察紹介する契闊（けいかつ）とは両面宿儺が虎杖悠仁を復活させる際に出した条件の1つです。上述のストーリーのあらすじでご紹介した通り、漫画呪術廻戦の主人公である虎杖悠仁は｢両面宿儺の指｣という特級呪物を喰らったことで特級呪霊｢両面宿儺｣の力を身につけました。この両面宿儺とは｢呪いの王｣と評されるほどの特級呪霊であり、虎杖悠仁に呪霊を簡単に倒すほどの力を与えました。

しかし両面宿儺という存在は普通の人間が支配出来るような存在ではありません。そのため虎杖悠仁は｢両面宿儺の指｣を喰らった後、｢宿儺の器｣として処刑されそうになってしまいます。ただ｢両面宿儺の指｣を全て喰らってから死ぬといった条件で虎杖悠仁は許されました。その後虎杖悠仁は呪術高専東京校に入学し、呪術師としての人生を始めます。呪術師となった後、虎杖悠仁は伏黒恵達と共に少年院である特級呪霊と戦うことになります。

しかし少年院を訪れた虎杖悠仁と伏黒恵、釘崎野薔薇の3人は最強の特級呪霊に苦戦を強いられてしまいます。そこで虎杖悠仁は両面宿儺の力を借りることにし、伏黒恵と釘崎野薔薇を助けようとしました。虎杖悠仁と身体を交代した両面宿儺は圧倒的な力を見せつけ、あっさり特級呪霊を倒してしまいます。これにより少年院での戦いが終わるかと思われました。しかしその後両面宿儺は暴走し、虎杖悠仁の心臓を抜き取りました。

そして心臓を抜き取った両面宿儺は伏黒恵と激突することになります。この戦いの中で虎杖悠仁は身体を取り戻すものの、死亡してしまいます。すると伏黒恵を評価した両面宿儺は｢契闊｣と唱えたら1分間身体を渡すという条件で死亡した虎杖悠仁を復活させようとします。虎杖悠仁はこの契闊の条件を呑み、両面宿儺と契約を交わしました。この契闊の条件を呑んで契約を結んだことにより、虎杖悠仁は無事命を吹き返しました。

上述でご紹介した通り、両面宿儺は契闊という条件を出して死亡した虎杖悠仁を復活させます。この時両面宿儺は契闊のほかに、もう1つの条件を出していました。その条件とは契闊の内容を忘れるといったものです。両面宿儺は契闊による契約を忘れることで虎杖悠仁を生き返らせようとしました。しかし両面宿儺は一度虎杖悠仁を殺した特級呪霊です。そのため虎杖悠仁は両面宿儺の条件を疑い、当初契約しようとしませんでした。

そこで両面宿儺は1分間誰も殺さないし傷付けないといった｢誓約｣を提案します。｢誓約｣とは漫画呪術廻戦の世界における一種の｢縛り｣であり、術式効果を高める代わりに破ると両面宿儺に罰が下ってしまいます。この誓約でも虎杖悠仁が首を縦に振らないので、両面宿儺は無理矢理条件を呑ませることにしました。しかし人間を鏖殺しようとする両面宿儺が虎杖悠仁を復活させるメリットがあまり無く、契闊の目的は未だ判明していません。

ではここからは両面宿儺が漫画呪術廻戦の作中で契闊の条件を出し、虎杖悠仁を生き返らせた目的について考察紹介していきます。2021年1月現在、残念ながら両面宿儺が契闊で虎杖悠仁を生き返らせた目的は明らかになっていません。しかし虎杖悠仁と両面宿儺が契約を結ぶきっかけになったことから契闊は後々重要となってくる用語だと考察出来ます。そのため契闊を提案した両面宿儺の目的は数多くのファンから注目を集めています。

ではどういった目的で両面宿儺は契闊を虎杖悠仁に提案したのでしょうか。まず最初に考えられる契闊の目的は両面宿儺の完全復活です。確かに契闊を行なえば、両面宿儺は虎杖悠仁の身体を1分間自由に動かすことが出来ます。しかし虎杖悠仁に承諾して貰うため、両面宿儺は1分間誰も殺さないし傷付けないという条件を出しました。なので1分間虎杖悠仁の身体を自由に使えたとしても、両面宿儺には何もメリットが無いと考察出来ます。

特級呪霊の両面宿儺は女子供を殺すことが大好きという残酷な性格の持ち主であり、人類を全て鏖殺すいることを目的に掲げています。しかし虎杖悠仁に出した契闊の条件だと、両面宿儺の目的が逆に遠のいてしまいます。このことから両面宿儺はメリットがあるから虎杖悠仁に契闊を提案したと断言出来ます。おそらく両面宿儺は契闊による契約を破棄する術式や呪具を使い、虎杖悠仁を完全に支配しようとしているのではないでしょうか。

もしそうであれば、両面宿儺は最終的に人類を鏖殺するといった目的を達成することが出来ます。また乗っ取っている1分間は殺さないし傷付けないといった条件も納得がいきます。実際漫画呪術廻戦の作中で両面宿儺は当初、虎杖悠仁の身体を支配しようとしていました。この目的の考察が正しければ、おそらく今後の漫画呪術廻戦の作中で両面宿儺は虎杖悠仁の身体を乗っ取り、｢呪いの王｣として再び地上に君臨することなるでしょう。

上述でご紹介した通り、漫画呪術廻戦の作中で両面宿儺は契闊による契約を忘れるよう虎杖悠仁に伝えました。契約を結べば、契闊という言葉だけで両面宿儺は虎杖悠仁の身体を1分間自由に出来ます。しかし両面宿儺は呪術師達から一番危険視されている特級呪霊です。なので契闊のことを呪術師達が知れば、表に出た両面宿儺の対抗策を考えるはずです。特に作中トップクラスの強さを持つ五条悟は間違い無く両面宿儺を止めるはずです。

確かに両面宿儺であれば、五条悟も特に問題視するほどの敵ではありません。しかしスムーズに虎杖悠仁と身体を入れ替わることは出来ないでしょう。おそらく呪術師達に邪魔されず、スムーズに身体を入れ替わるために両面宿儺は虎杖悠仁に契闊を忘れるといった条件を出したのではないでしょうか。また完全復活が本当の目的であれば、両面宿儺は誰にも邪魔されず虎杖悠仁の身体を支配し、すぐに人類を鏖殺することが出来ます。

漫画呪術廻戦の渋谷事変編で虎杖悠仁は東堂葵と共に、特級呪霊の真人と激突します。この渋谷事変編の前、真人は一度虎杖悠仁の両面宿儺の魂に触れ、完敗してしまったことがあります。この過去から真人は両面宿儺の魂に触れないよう戦っていました。そのため真人は領域展開｢自閉円頓裹（じへいえんどんか）｣を封じられることになります。しかし真人は両面宿儺が許してくれる範囲を考え、わずか0.2秒だけの領域展開を発動します。

0.2秒の領域展開は見事成功し、真人は生得領域の中で両面宿儺に｢セーフでいいかな｣と呟きました。このセリフの後、真人は｢虎杖との間に保険を作っているのではないか｣と両面宿儺に質問します。真人の質問に両面宿儺は答えませんでした。しかし真人の｢虎杖との間の保険｣のセリフは虎杖悠仁と交わした契闊が関係していると考察出来ます。両面宿儺は依代となっている虎杖悠仁が死亡してしまうと、自身も一緒に死んでしまいます。

なので虎杖悠仁がピンチになると、両面宿儺は嫌でも身体を守るために戦う必要があります。さらに渋谷事変編の虎杖悠仁は10本以上の｢両面宿儺の指｣を所持していました。このことから両面宿儺の契闊の目的は虎杖悠仁の身体を守ることにあると結論づけれます。しかし両面宿儺は真人の質問に対して答えを発しませんでした。そのため、両面宿儺の目的は最終的に虎杖悠仁の身体を乗っ取ることにある可能性が非常に高いといえます。

ではここからは漫画呪術廻戦に登場する両面宿儺と伏黒恵の関係について考察紹介していきます。上述でご紹介した漫画呪術廻戦の渋谷事変編で伏黒恵は父・伏黒甚爾を破った後、呪詛師の重面春太と対峙します。この重面春太との戦いで伏黒恵は｢十種影法術｣の奥の手｢布瑠部由良由良八握剣異戒神将摩虎羅｣を発動します。伏黒恵の奥の手は退魔の剣｢八握剣｣を装備した式神であり、相手を選ぶことが無い最強の強さを持っています。

しかし最強の強さを持っている反面、使用者は仮死状態になってしまうという大きな弱点があります。そのため奥の手を使用した伏黒恵は仮死状態となってしまいました。すると両面宿儺がその場に駆けつけ、｢反転術式｣を使用して伏黒恵を助けました。そして伏黒恵を助けた両面宿儺は重面春太を一瞬で倒します。この時両面宿儺は｢お前にやって貰わないといけないことがある｣という意味深な言葉を仮死状態の伏黒恵に伝えました。

このセリフから両面宿儺は伏黒恵をある目的に利用しようとしていると見て間違い無いでしょう。漫画呪術廻戦の序盤で伏黒恵は前述の奥の手を使おうとし、両面宿儺に強い興味を惹かれます。また夏油傑は伏黒恵のことを｢両面宿儺の地雷｣だと評していました。これらのことからも両面宿儺の目的は伏黒恵に強く関係していると考察することが出来ます。では両面宿儺は伏黒恵を使い、いったい何を行なおうと考えているのでしょうか。

上述でご紹介した通り、夏油傑は伏黒恵を｢両面宿儺の地雷｣と語っています。このセリフから伏黒恵は両面宿儺にとって目的達成に必要不可欠な存在だと考察出来ます。そうで無ければ両面宿儺は仮死状態となった伏黒恵を反転術式で助けなかったでしょう。両面宿儺が契闊を提案した目的は虎杖悠仁の身体を乗っ取ることである可能性が高いです。しかし両面宿儺は虎杖悠仁と｢縛り｣を設けているので、簡単に乗っ取ることができません。

おそらくそこで両面宿儺は伏黒恵の術式を使って完全復活をはたすのではないでしょうか。そして復活した両面宿儺は伏黒恵を殺し、人類全てを鏖殺する目的を叶えると考えられます。なので両面宿儺は奥の手を使おうとした伏黒恵を見て目を輝かしたのでしょう。しかし伏黒恵を利用するのであれば、両面宿儺はすぐにでも目的を達成させるはずです。これについては伏黒恵がまだ復活に必要な力を蓄えていないということで納得出来ます。

それを証拠に両面宿儺はわざわざ難しいとされる反転術式で伏黒恵を助けました。またその際両面宿儺は自由になる時が近いといった内容のセリフを呟いています。このセリフからも両面宿儺は伏黒恵を使って完全復活を考えていると考察することが出来ます。もしこの考察が正しければ、伏黒恵は復活した両面宿儺に殺されることになるやもしれません。しかし2021年1月現在、両面宿儺の本当の目的は未だ詳しく判明していません。

ではここからはアニメ呪術廻戦で両面宿儺を演じた声優についてご紹介していきます。アニメ呪術廻戦で両面宿儺を演じた声優は日本の男性声優である諏訪部順一です。両面宿儺を演じた諏訪部順一とは1972年の3月29日に東京都で生まれた男性声優であり、2021年1月現在東京俳優生活協同組合に所属しながら活動しています。諏訪部順一は大学時代まで映画監督を志望していたため、元々声優として活動すると考えて無かったそうです。

そのため諏訪部順一は声優以外の職業を転々としていました。しかし諏訪部順一は俳協ボイスアクターズスタジオに入所したことでナレーターとしてデビューすることとなり、1996年にアニメ出演デビューを飾りました。その後諏訪部順一は2002年に｢テニスの王子様｣で跡部景吾を演じ、大ブレイクしました。そんな諏訪部順一は少年から大人まで幅広く演じれる高い演技力の持ち主であり、これまで多数の人気アニメに出演しています。

• 1999年のアニメ｢GTO｣：藤𠮷コージ役
• 2001年のアニメ｢Xーエックスー｣：桃生封真役
• 2002年のアニメ｢テニスの王子様シリーズ｣：跡部景吾役
• 2004年のアニメ｢機動戦士ガンダムSEED DESTINY｣：スティング役、マリク役、他
• 2006年のアニメ｢BLEACHシリーズ｣：グリムジョー・ジャガージャック役
• 2008年のアニメ｢黒執事シリーズ｣：アンダーテイカー役
• 2010年のアニメ｢学園黙示録HIGHSCHOOL OF THE DEAD｣：小室孝役

• 2011年のアニメ｢うたの☆プリンスさまっ♪シリーズ｣：神宮司レン役
• 2012年のアニメ｢黒子のバスケシリーズ｣：青峰大輝役
• 2014年のアニメ｢Fate/stay nightシリーズ｣：アーチャー役
• 2015年のアニメ｢食戟のソーマシリーズ｣：葉山アキラ役
• 2016年のアニメ｢僕のヒーローアカデミアシリーズ｣：イレイザー・ヘッド役
• 2018年のアニメ｢リメイク版銀河英雄伝説｣：オーベルシュタイン役
• 2019年のアニメ｢鬼滅の刃｣：響凱役

ここからは漫画呪術廻戦に登場する両面宿儺の術式や領域展開についてご紹介していきます。両面宿儺は特級呪物｢両面宿儺の指｣が揃わないと本当の力が発揮出来ないため、これまで｢解｣・｢捌（ハチ）｣・｢開（フーガ）｣といった3つの術式しか詳しく分かっていません。まず｢解｣とは斬撃能力を持った術式であり、両面宿儺が一番作中内で使用しています。この｢解｣の斬撃能力は非常に強く、手を振るだけで相手を切り刻むことが出来ます。

2つ目の｢捌｣は前述の｢解｣と同じく斬撃攻撃を行なう術式であり、相手の呪力や力量に合わせて自動で攻撃する能力を持っています。しかし相手に呪力が無いと、｢捌｣は使えないと考察されています。3つ目の｢開｣は炎を顕現させる術式であり、特級呪霊でも一瞬で倒すことが出来る強さを持っています。しかし詳しいことは未だ判明していません。これらの他にも両面宿儺は反転術式や反転術式を利用した｢術式反転｣を使うことが出来ます。

漫画呪術廻戦に登場する両面宿儺は｢伏魔御廚子（ふくまみづし）｣と呼ばれる領域展開を使用することが出来ます。｢伏魔御廚子｣とは呪力を持つ者と無生物に｢解｣と｢捌｣を絶え間なく発動する領域展開であり、領域内の全ての物質を粉々に切り刻む能力を持っています。両面宿儺は領域内に逃げ道を作る｢縛り｣を課し、半径200mもの範囲を領域にすることが出来ます。これは神業と評されており、｢呪いの王｣の両面宿儺にしか出来ません。

漫画呪術廻戦の契闊に関する感想では伏黒恵に関係しているのではといった感想が多く寄せられていました。両面宿儺は出会った当初から伏黒恵を高く評価し、自身の目的を達成するために仮死状態の彼を反転術式で助けました。これらの行動から両面宿儺は契闊に伏黒恵を利用するのではないかと考察されています。例えそうで無くても、両面宿儺は後々何らかの形で伏黒恵と接触することになるでしょう。

漫画呪術廻戦の契闊に関する感想ではいつ契闊が発動するのか気になるといった感想も多く寄せられていました。両面宿儺は漫画呪術廻戦の序盤で契闊を提案し、虎杖悠仁と契約を結びました。しかし両面宿儺は未だ契闊による肉体の入れ替えを行なっていません。おそらくこれは両面宿儺が目的をまだ達成出来る状況に無いと考察出来ます。なので今後の展開で両面宿儺はほぼ100%の確立で契闊を使うことになるでしょう。

漫画呪術廻戦の契闊に関する感想では契闊をすると虎杖悠仁が認識するか気になるといった感想も多く見受けられました。本記事でご紹介した通り、両面宿儺は契闊と言えば肉体を交換するといった契約を虎杖悠仁と行いました。しかし契闊を使うと虎杖悠仁が認識するかは詳しく分かっていません。もし認識しないのであれば、漫画呪術廻戦の作中で知らないうちに両面宿儺が契闊を発動している可能性があります。

本記事では漫画呪術廻戦の作中で両面宿儺が虎杖悠仁に提案した契闊について目的や伏黒恵との関係などをまとめて考察紹介しました。残念ながら2021年1月現在まで契闊を条件に出した両面宿儺の目的は分かっていません。ただ発言や伏黒恵への態度から契闊は両面宿儺が完全に復活する手段の1つである可能性が高いです。おそらく両面宿儺の契闊の目的は今後の漫画呪術廻戦の展開で明らかになることでしょう。