【炎炎ノ消防隊】新門紅丸の技・型名を一覧で紹介！強さや両目の虹彩も考察

「炎炎ノ消防隊」の新門紅丸は、第七特別消防隊の大隊長であり、第二・第三世代の能力を兼ね備えた唯一の煉合消防士です。以下では、劇中最強との呼び声の高い「炎炎ノ消防隊」の新門紅丸の必殺技や、居合手刀の技の名前一覧、紅丸の能力や強さ、左右でデザインが異なる虹彩の秘密、紅丸の戦闘シーン、技のパクリ疑惑やアニメ声優等をネタバレ紹介します。

大久保篤先生の漫画「炎炎ノ消防隊」は、2015年から「少年マガジン」で連載中の消防士SF作品です。単行本は、2021年3月現在までに計27巻が刊行され、世界累計発行部数は1400万部を突破しました。人体発火現象により「焔ビト」へと変異した怪物の脅威に立ち向かう特殊消防隊の活躍に、サスペンス要素を取り入れた「炎炎ノ消防隊」は、サイエンス・ファンタジー作品に分類されます。

「炎炎ノ消防隊」はアニメ化も実施され、2019年～2020年までに、毎日放送・TBS系列にてアニメ2期が放送され、壮大な世界観や作画の美しさが、国内外で高い人気を集めています。一方、2019年7月20日に放送予定の第3話は、7月18日に発生した京都アニメーション放火殺人事件への配慮から放送が延期され、翌週の放送では、一部の場面・ナレーションを変更して放送されました。

12年前、謎の怪物の放火による火事で、母親・弟を失ったシンラ・クサカベは、自分の家族のような犠牲者を増やさないため、自宅を放火した犯人を捕まえるべく、消防士を志します。そして、訓練校を卒業したシンラは、第8特殊消防隊に配属され、訓練や消火活動に励むと共に、謎の男・ジョーカーや、焔ビトとの関わりが深い伝道者一派との戦い、世界を揺るがすある陰謀に関わっていきます。

新門紅丸は、第七特殊消防隊・大隊長を担う22歳で、誕生日は2月20日、身長は170cmです。江戸っ子気質ならではの荒々しい口調や喧嘩っ早さが目立つものの、地元である浅草の町・人々を愛する義理人情と、面倒見の良さを兼ね備えた浅草の若き棟梁です。先代棟梁・新門火鉢は、紅丸の育ての親であり、厳しい鍛錬を課すと共に、紅丸の性格にも大きな影響を与えました。

仲間は勿論、浅草の人々からも「若」や「紅ちゃん」等と呼ばれ、慕われる新門紅丸の焔ビトの鎮魂方法は、浅草の民家を破壊しながら、焔ビトを撃退するという異様な光景を見せています。しかし、紅丸の荒々しい行動には、焔ビトになるくらいなら、紅丸の手で派手に散っていきたいという、浅草の人々の想いが込められています。また、民家を破壊しながら焔ビトを鎮魂するスタイルは、浅草ならではの流儀として受け入れられています。

そして、新門紅丸の魅力は、豪快な鎮魂方法だけでなく、特殊消防隊唯一の煉合消防官であり、攻撃・防御共にトップクラスの強さを誇ることから、「炎炎ノ消防隊」でも戦闘シーンが多いことで有名です。しかし、どんな強敵が相手でも決して苦戦する様子は見せず、劇中最強のバーンズですら紅丸との戦いを避けており、「浅草の破壊王」の呼び声や、作中最強は伊達ではないでしょう。

新門紅丸の初登場は、原作漫画4巻・第33話、アニメ1期・第10話の大隊長作戦会議のシーンです。烈火星宮の蟲による人体発火事件の発覚を受けて、聖陽教のトップ・皇王が住まう中央区に特別消防隊の各隊・大隊長が召集されました。会議出席メンバーには、第七特殊消防隊の新門紅丸の姿もありましたが、原国主義者である紅丸は、終始反抗的な態度を取り、皇王が同席しているにもかかわらず、だらしのない姿勢を取り始めます。

250年前の大災害の発生は、世界各地の文化や宗教を壊滅させ、かつて日本と呼ばれた土地には、多様な民族が移り住み、後の東京皇国を築き上げられました。皇国の電力を支える天照の建造や、人々の心の拠り所となる聖陽教の誕生、移民者に配慮して名前の順番が「姓・名」から「名・姓」に変更されるなど、目まぐるしい変化が起きました。

しかし、皇国内には、太陽神や天照の恩恵を受けずに生活する原国主義の考えも根強く残っており、紅丸が大隊長を務める第七特別消防隊の管轄・浅草地区の人々に見られます。彼らは、新しい文化を否定すると同時に、古来の生活スタイルや思想を現代でも守り続けており、「新門紅丸」のように名前の読みも、「姓・名」の順で名乗っています。

そのため、皇王出席の大隊長作戦会議でも、紅丸は反抗的な態度を取った挙句、会議中にもかかわらず退室するなど、皇国の思想を快く思っていません。また、新門紅丸率いる第七特別消防隊は、浅草の火消しを母体とし、名称こそ変更せざるを得なかったものの、独特の火消しスタイルは健在です。また、第七の誕生には、紅丸が強すぎたために、国家が消防士に任命せざるを得なかった経緯がありました。

新門紅丸の必殺技は、手刀に炎の能力を合わせた技が特徴で、紅丸の浅草の町や人々への想いが詰まった大技は、見る者を圧倒させると共に、驚異的なパワーを繰り出しました。以下では、ダイナミックな技が目を引く「炎炎ノ消防隊」の新門紅丸の必殺技「居合手刀」と、相模屋紺炉から引き継いだ大技・紅月を紹介します。

新門紅丸の必殺技「居合手刀」は、名前の通り手刀を用いた戦闘スタイルに、紅丸の持つ能力を組み合わせた独特の技が特徴です。居合手刀は、古武術と能力の組み合わせた技で、炎の形を変えながら攻撃を繰り出します。また、「炎炎ノ消防隊」では、居合手刀の種類は、全部で7通りが登場し、技のバリエーションの多さも、紅丸の強さに拍車をかけています。

「炎炎ノ消防隊」にてナンバーワンの強さを誇る新門紅丸の必殺技と言えば、相模屋紺炉から引き継いだ大技・紅月は外せません。紅月は、本編の2年前に、角の焔ビトを鎮魂した紺炉が繰り出した技で、敵を消滅させるほどの大火力が特徴です。本編では、居合手刀・七ノ型日輪で角の焔ビトが砕けないことを受けた紅丸が、日輪以上の大火力を出すべく、紅月を繰り出しました。

また、「紅月」は、居合手刀・日輪紅月の威力と同等と言われ、相模屋紺炉の「紅月」から着想を経て、編み出したと推測されます。紅月の使用後は、高火力の影響で上空が赤みを帯び、月も赤く染まったように見えることが特徴で、技の名前の由来となっています。

新門紅丸の七つの型は、手の型に合わせて様々な攻撃を繰り出すことが出来る能力で、攻撃範囲の広さや防御力としての使用だけでなく、一撃当たりの威力の大きさも特徴に挙げられます。以下では、「炎炎ノ消防隊」の新門紅丸の七つの型の名前と特徴、技の威力などを一覧で紹介します。

居合手刀 壱ノ型「火月」は、手刀を振りかざして、三日月状の斬撃を飛ばす技です。技の威力は低いものの、手刀で空を斬るだけで相手にダメージを与えることが出来ることや、連続して繰り出すことができる、使い勝手の良さが特徴です。また、攻撃の道筋が見えないことから、火月の攻撃を避けることは困難とも言われ、敵の足止めにも非常に有効な居合手刀です。

手刀の斬撃で攻撃する居合手刀・火月は、攻撃範囲も広く、一度の斬撃で複数の敵にダメージを与えることができると同時に、敵も紅丸の攻撃を交わすことは難しいでしょう。居合手刀 壱ノ型「火月」は、対火縄・アーサー戦や、対聖陽教会・暗部などの戦いで披露されました。

居合手刀 弐ノ型「月光」は、両手をクロスさせながら熱を圧縮し、眩い光を放つ目眩ましの技です。「炎炎ノ消防隊」では、第8消防隊と伝道者一派との戦いにて披露され、救援にかけつけた紅丸が、どんな攻撃を受けてもダメージを受けないドラゴンとの戦いにて、居合手刀・月光を繰り出しました。

あまりのまぶしさにドラゴンが身動きができない隙に、紅丸は仲間を非難させ、対ドラゴン戦からの撤退を成功させます。「月光」は、攻撃技ではないものの、敵の視界を一時的に奪うことができるもので、他の能力者には見られない、珍しい技です。

居合手刀 参ノ型「曙」は、腕を下から上に振り上げて攻撃する技で、原作漫画では第227話で初登場しました。参ノ型の名前になった「曙」には、夜明けという意味があり、地平線から太陽が昇っていくようなイメージで腕を振り上げます。「炎炎ノ消防隊」では、育ての親でもある先代棟梁・新門火鉢との戦いで繰り出され、火鉢の「仄日」との激しいぶつかり合いとなりました。

居合手刀 四ノ型「赤日」は、貯め込んだ熱を前方に発射する技で、居合手刀の型でもっとも威力の高い炎撃です。その強さは、衝撃と熱で海面が抉れるほどで、炎に耐性のない人物がまともに受けてしまうと、炭化してしまうと言われるほどの非常に危険な技です。「炎炎ノ消防隊」では、火鉢の手で披露されましたが、紅丸が使用すれば、火鉢以上の威力が発揮されるでしょう。

一方、居合手刀・四ノ型の名前となった「赤日」には、太陽の光や、夏に照り輝く太陽という意味があり、火鉢が繰り出した赤日の威力は、太陽に例えられるでしょう。

居合手刀 伍ノ型「仄日」は、腕を上から下に振り下ろす技で、スピード感ある打撃攻撃が特徴です。「炎炎ノ消防隊」では、火鉢の「曙」を紅丸の「仄日」で対抗するシーンで登場し、スピードを乗せて振り下げる紅丸と、腕を振り上げて防御する火鉢のぶつかり合いにより、両者の威力は相殺されました。

また、反対に火鉢の「仄日」と紅丸の「曙」がぶつかり合うシーンも描かれ、このバトルでは、上から下に向けて打撃攻撃を繰り出した火鉢が、紅丸を圧倒しています。このように、三ノ型「曙」と伍ノ型「仄日」は、対照的な攻撃方法であり、激しいぶつかり合いを繰り広げた紅丸・火鉢戦にて、火鉢の強さを見せつけた最強技の1つでしょう。

一方、居合手刀・伍ノ型の名前となった「仄日」は、「そくじつ」と読み、腕を振り下げる打撃攻撃は、日がかたむく様子を表現しているでしょう。

居合手刀 陸ノ型「倒景」は、名前のみの登場である新門紅丸の技名で、「炎炎ノ消防隊」にて倒景を使用したバトルシーンは描かれていないため、その詳細は現時点で不明とされています。一方、陸ノ型の技名である「倒景（とうけい）」には、太陽が沈んだ後、日光が西の方角から照り返す様子を意味しており、新門紅丸の技も、倒景の意味にちなんだ能力と考察されます。

例えば、西の方角から日光を照り返すことから、カウンターのような技が予想されるでしょう。あるいは、中距離へ炎を発射するような、ダイナミックかつ威力の高い能力も考えられ、「炎炎ノ消防隊」でも初披露が期待されています。

居合手刀 七ノ型「日輪紅月」は、火鉢から継承した大技・日輪と、相模屋紺炉の大技・紅月を掛け合わせた複合技で、たった一撃で新門火鉢の身体を粉々にしてしまう、これまでにない威力を発揮した最強技です。居合手刀は、新門紅丸だけでなく、浅草に暮らす全ての人々の命を預かる、浅草火消しの棟梁だけが使える型と言われています。

そして、浅草の火消しの棟梁になる必須条件として、大技「日輪」の習得が挙げられましたが、紅丸が日輪を習得する前に、前代棟梁・火鉢が亡くなりました。そして、紅丸の日輪の未収得は、火鉢の未練となり、ドッペルゲンガーとして現世に現れ、紅丸と戦うことになりました。日輪は、浅草の全ての背負った者だけが繰り出すことができ、太陽のごとく燃え盛る炎の円から、強烈な一撃を繰り出します。

新門紅丸の日輪は、技の習得前に死んでいった先代・火鉢に認めてもらいたいという強い気持ちが反映され、火鉢を圧倒させました。そして、居合手刀最強・日輪に、紺炉の紅月の要素を加えたのが、七ノ型「日輪紅月」であり、日輪・紅月の相乗効果を高めて、これまでにない大火力を巻き起こし、新門紅丸の最大奥義が誕生しました。

浅草の全てを背負い、第七特殊消防隊の声援を受けた新門紅丸の日輪紅月は、太陽と月の光を一手に従えたような壮大さな大技となり、これまでの経緯を知る相模屋紺炉は、感動のあまり涙を見せました。同時に、新門火鉢も、太陽と月のどちらも自分のものに仕立てた紅丸の成長ぶりを認め、日輪紅月の一撃で散っていきました。日輪紅月の誕生は、「炎炎ノ消防隊」屈指の名シーンに数えられるでしょう。

第七特別消防隊の大隊長であり、管轄地・浅草での派手な活動から「浅草の破壊王」の異名を持つ新門紅丸は、他に類をみない能力者であり、かつ驚異的な技を習得していることから、炎炎ノ消防隊の最強キャラクターと評されています。以下では、「炎炎ノ消防隊」最強の消防士・新門紅丸の強さや能力、左右でマークが異なる紅丸のトレードマーク・両目の虹彩の秘密について考察しました。

「炎炎ノ消防隊」に登場する特別消防隊隊員は、それぞれの特徴に応じて第二世代・第三世代に区別されています。まず、第二世代は、特定の条件下で炎を繰り出すことができる能力者であり、自ら炎を発生させることが出来ないことが特徴です。そのため、着火装置のように特定の武器や器具の使用が必要なため、能力を発揮できる場面も限られており、能力者は特化型が多数を占めています。

第三世代は、自ら炎を発生させ、それらを自在に操れる能力者を指します。第三世代は、炎を体外に放出できる者と、身体内部にて熱を発生させることで身体能力の強化を図る特性を持つ者に分類され、能力者はある程度の炎の攻撃に対する耐性を有しています。ちなみに、第一世代は、謎の人体発火現象により、全身が炎に包まれた元・人間を指し、劇中では「焔ビト」と呼ばれています。

そして、新門紅丸の能力は、自ら炎を発することが出来ることに加え、自分以外が発した炎も自在に操ることができるもので、第二・第三世代の能力を兼ね備えた消防士を、「煉合消防官」と呼びます。「炎炎ノ消防隊」にて、煉合消防官と呼ばれる消防士は大七の大隊長・新門紅丸1人だけであり、あらゆる炎を自在に捜査できる能力が、紅丸の強さの秘訣とされています。

そして、ただ1人の煉合消防士・新門紅丸は、浅草の火消しに欠かせない纏に火をつけて、飛行に使用したり、ミサイルのごとく相手にぶつけてダメージを与えるなど、多彩な攻撃を繰り出しています。新門紅丸が最強と謳われる理由は、第二・第三の能力を合わせ持っていることに加え、紅丸独自の技の多さ・威力の強さが、バトル面でいかんなく発揮されているからでしょう。

自らの意思で発火することができる第三世代の能力は、消防士にとって有利である一方、能力の使い過ぎると身体がオーバーヒート（発火限界）を起こし、紺炉や黒野のように「灰病」を発症した例も確認されています。一方、新門紅丸は、自らの能力だけでなく、原国式の古武術も習得しており、古武術の手の型は、紅丸の強さの根幹をなしています。

古武術の手の型は、種類ごとに様々な効果が発揮され、紅丸はこれらの効果を応用し、全身の気の流れをコントロールさせることで、炎を自在に操る能力へ反映させています。紅丸の古武術は、「炎炎ノ消防隊」の主人公・シンラへ稽古をつけた際にも用いられ、シンラの爆発的な火力・スピードの向上を目指して、「虎ひじき」の型が登場しました。

古武術・虎ひじきは、人差し指を親指の付け根・親指を小指の付け根へ組み、足の力の増強を図る手の型です。爆散が目立っていたシンラの炎も、虎ひじきの型を合わせることで一方向に収束し、さらに炎の圧縮による瞬間火力の引き上げや、超高速移動も可能となり、後に虎ひじきを応用した技・ラピットも誕生しました。

第8特別消防隊を救出するべく駆けつけた新門紅丸へ、伝道者一派のハウメア・カロン・インカは、連続して紅丸へ攻撃を繰り出します。しかし、伝道者一派の攻撃は何故か、手前に張られたバリアによって跳ね返されてしまいます。その原因をインカが調べると、紅丸を中心に張り巡らされた半径4ｍの球状の熱放出を発見します。

半径4ｍに渡って熱を放出するだけでも、かなりの体力消耗となるにもかかわらず、紅丸は巨大な熱放出の維持と並行して、第二・第三の能力を駆使しながら、仲間の非難を促すという離れ業を披露しています。このシーンからは、新門紅丸の能力使用の容量の大きさも感じさせ、最強の名に相応しい一幕でしょう。

新門紅丸のトレードマークである両目・虹彩は、左右ごとに丸とバツのマークで表現されています。しかし、紅丸の虹彩が左右で異なる理由は、「炎炎ノ消防隊」では明かされておらず、謎とされています。一方、左右の丸・バツマークには、紅丸が持つ二面性を表現しているとも推測されています。それは、紅丸のふてぶてしさや情の深さ、消防士屈指の強さと師匠に認めてもらえなかった弱さが挙げられます。

また、第二・第三の能力を併せ持つ煉合消防士であることや、破壊と創造を繰り返す浅草の街など、紅丸の内面に潜む2つの側面とそれらの対比が、新門紅丸の虹彩に現れているでしょう。

強さとかっこよさを兼ね備えた新門紅丸と言えば、各場面での活躍や、先代新門火鉢との壮絶な戦いも見逃せません。以下では、「炎炎ノ消防隊」の紅丸の戦闘シーンから、地元・浅草での戦いと、ジョーカーと共闘した聖陽教への殴り込み、紅丸の手に汗に握る熱い戦いが描かれた先代火鉢との戦いを紹介します。

かつての下町・浅草に暮らす紅丸は、自身のことを戦闘不能に陥った相模屋紺炉の代わりだと思っていました。しかし、鬼の襲来が迫った浅草にて、その地で暮らす人々から必要とされていることを自覚した紅丸は、浅草と地元の人々を守る決意を固めます。そして、大技「紅月」を成功させた紅丸は、敵を見事撃退させ、最強キャラとしての存在を見せ始めます。

紅丸の活躍が描かれた単行本14～15巻（第123話～128話）は、聖陽教の秘密を探るべく、謎の男・ジョーカーと共に正面から殴り込みに行った場面が描かれました。聖陽教の暗殺部隊・暗部が相手だろうと、精鋭たちを率いて戦いに挑む勇ましさや、第1特殊消防隊の大隊長・バーンズをひるませる強さは、必見です。

「炎炎ノ消防隊」最強キャラと言われる新門紅丸ですが、自分を鍛え上げてくれた先代火鉢に認めてもらえなかったという想いが、紅丸のトラウマとして心の中でくすぶっていました。しかし、鬼化した先代火鉢との戦いにて、真の日輪の発動・日輪紅月を生み出すという活躍をみせ、紅丸のこれまでの鍛錬が一気に花開いた名シーンでしょう。

最強キャラクターとして注目される新門紅丸ですが、一部では彼が使用する技の名前が、「鬼滅の刃」と似ているとの指摘が挙げられ、一部ではパクリ疑惑もささやかれています。以下では、「炎炎ノ消防隊」の新門紅丸に浮上した技のパクリ疑惑の真相や、紅丸の名シーンが描かれたグッズを紹介します。

新門紅丸が使用する居合手刀の技の名前は、江戸っ子らしく和風をモチーフにした技名であり、カタカナで表記された技の名前が多い「炎炎ノ消防隊」では珍しく、旧字体で書かれた数字がかっこいいと注目を浴びています。また、紅丸の技名は、大ヒット漫画「鬼滅の刃」の鬼殺隊の技の名前とも似ているとの指摘もあり、一部では、紅丸の技は「鬼滅の刃」のパクリではないかという疑惑も浮上しています。

両作品の技の名前を比較すると、炎炎ノ消防隊・新門紅丸の技は「居合手刀 壱ノ型 火月」で、鬼滅の刃・竈門炭治郎の技は「水の呼吸 壱ノ型 水面斬り」と、似ていないとは言い難いでしょう。しかし、紅丸と鬼滅の刃の技名は、共に和風をイメージして考案された名前であり、鬼滅の刃以外の作品でも、同様の指摘があるでしょう。

また、新門紅丸の技は、古武術・能力を組み合わせたという、炎炎ノ消防隊オリジナルの技となっています。一方、鬼滅の刃の技は、育手や剣士の我流によって生み出された流派ごとに特徴があり、例外を除いて剣技とされています。このように、技の名前こそ似ているものの、紅丸と鬼滅の刃の技はまったくの別物であり、新門紅丸の技のパクリ疑惑は、一部のアンチによる言い掛かりに過ぎないでしょう。

炎炎ノ消防隊・新門紅丸のグッズには、必殺技「居合手刀 七ノ型 日輪紅月」をモチーフしたTシャツも販売されています。迫力ある紅丸の名シーンがカラーでプリントされたTシャツは、紅丸ファンならば手に取って欲しい、おすすめのグッズです。

新門紅丸の人気は原作漫画にとどまらず、アニメ版でも多くの注目を集め、ダイナミックな大技やクールな江戸っ子気質が人気に拍車をかけています。以下では、「炎炎ノ消防隊」の新門紅丸のアニメ声優・宮野真守さんのプロフィールと主な出演作品を紹介します。

新門紅丸役の宮野真守さんは、1983年生まれ、埼玉県出身の声優・歌手・俳優です。1990年に芸能活動を開始、舞台を中心に活躍後、2001年にNHKの海外ドラマ「わたしはケイトリン」で声優デビューを果たし、アニメ「DEATH NOTE」夜神月役で広く知られるようになりました。また、声優業と並行して歌手活動も行なっており、単独ライブの開催など、アーティストとしても高い人気を誇っています。

声優・宮野真守さんの主な出演作品は、アニメ「機動戦士ガンダム00」刹那・F・セイエイ役、「銀河英雄伝説（2018年）」ラインハルト・フォン・ローエングラム役、「ゾンビランドサガ」巽幸太郎役、「ハイキュー!!」宮侑役等です。ゲーム作品では、「キングダムハーツシリーズ」リク役、「うたのプリンスさま」一ノ瀬トキヤ役、「ペルソナ5」坂本竜司役等を担当しています。

また、海外作品の吹き替えも多数出演しており、映画「ファンタスティック・ビーストシリーズ」の主人公・ニュート・スキャマンダー役や、ドラマ「マスケティアーズ パリの四銃士」ダルタニアン役、韓国時代劇「善徳女王」金春秋役等を担当しています。また、海外アニメ映画では、「ミニオンズ」ハーブ・オーバーキル役、「スパイダーマン: スパイダーバース」ピーター・B・パーカー（スパイダーマン）役を演じています。

強くてかっこいいダイナミックな炎技だけでなく、大切な人を想う熱い人情も新門紅丸の魅力でしょう。以下では、「炎炎ノ消防隊」の第七特別消防隊・大隊長の新門紅丸に関する感想や評価を紹介します。

独創的な世界観と個性豊かなキャラクターが人気を集める「炎炎ノ消防隊」の中でも、劇中最強と称される大七大隊長・新門紅丸は女性ファンを中心に圧倒的な人気を誇っています。クールな出で立ちや丸バツの虹彩はもちろん、江戸っ子らしい荒々しさや情の深さなど、あらゆる要素を兼ね備えた魅力あふれるキャラクター性が支持され、SNSでは新門紅丸推しの投稿も多数見られます。

2月20日は新門紅丸の誕生日にあたり、SNSでは紅丸の誕生日を祝福するメッセージも投稿されています。紅丸と言えば、かつての火消し隊を彷彿させる衣装や纏、迫力ある炎技など、「炎炎ノ消防隊」の数々の名シーンを生み出し、「浅草の破壊王」の名に恥じぬ強さを見せつける、最強キャラとして慕われています。

「炎炎ノ消防隊」新門紅丸は、消防隊最強の能力の持ち主だけでなく、武術面でも非常に優れており、彼の戦闘スタイルの基本・古武術は、主人公・シンラの修行にも取り入れられ、シンラの能力を高めるきっかけを作りました。シンラからは、第七大隊長と呼ばれており、2人の修行シーンは、紅丸推しは勿論、シンラ推しのファンからも人気の高い回となっています。

最強かつクールで人情あふれる新門紅丸の人気は女性だけでなく、男性ファンからの支持も見られ、新感覚のイケメンキャラとして、不動の人気を誇っています。また、紅丸ファンの中には、自分が焔ビトになった時には、紅丸の手で鎮魂してほしいとの声も投稿されており、新門紅丸の人気の高さがうかがえるでしょう。

クールな二枚目キャラは、少年漫画では欠かせない要素であり、主人公とは対照的なキャラクター性が、大きな魅力となっています。一方、「炎炎ノ消防隊」の新門紅丸は、強さとかっこよさを兼ね備えていながら、他のイケメンキャラにはない独特な魅力も秘めています。また、ファンの中には、紅丸のかっこいい魅力について語った投稿も寄せており、紅丸の人気は衰え知らずでしょう。

「炎炎ノ消防隊」の新門紅丸の必殺技や、居合手刀の七つの名前と特徴、紅丸の強さや能力・両目の虹彩の秘密、紅丸の戦闘シーンなどを紹介しました。浅草火消し隊を母体を元に結成された、第七特別消防隊の大隊長を務める紅丸は、強くてかっこいいだけでなく、浅草の町や人々を大切に想う人情も兼ね備えた、炎炎ノ消防隊最強の称号に相応しい煉合消防士でしょう。