2021年02月22日公開
2021年02月27日更新
【呪術廻戦】西宮桃の術式・能力や領域展開を考察!モデルは魔女の宅急便?
2020年10月からテレビアニメが放送されることになった大人気漫画『呪術廻戦』。今回は本作に登場する京都校3年生の西宮桃を紹介していきます。西宮桃といえば、ほうきで空を飛ぶ姿が印象的ですが、彼女の術式にはどんな能力があるのでしょうか?当記事では西宮桃の術式・能力や領域展開をまとめていきます。また、ネット上では西宮の見た目とほうきで飛ぶ姿から、『魔女の宅急便』の先輩魔女がモデルなのか?と注目されているようなので、彼女のモデルについても紹介しています。
目次
西宮桃は呪術高専京都校のほうきで飛ぶ魔女っ娘
西宮桃は『呪術廻戦』に登場する金髪のツインテールと小柄な体格が特徴的な女性キャラクターです。ほうきを使って空を飛ぶシーンが多く描かれているのですが、果たして彼女の術式はどのようなものなのでしょうか?また彼女の見た目と「ほうきで空を飛ぶ」という要素はどこか『魔女の宅急便』を連想させます。ここからは、そんな西宮桃のプロフィールを『呪術廻戦』の作品情報と共に紹介していきます。
呪術廻戦の作品情報
呪術廻戦の概要
『呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)』は、漫画家・芥見下々のデビュー作となったダーク・ファンタジー漫画です。人間が持つ負の感情から生まれた化物「呪い」をテーマとしており、作中では呪霊と呼ばれる具現化した呪いと、術式を用いてそれを祓う呪術師との戦いが描かれています。そして2020年からは、毎日放送・TBS系列にてテレビアニメが放送されました。
呪術廻戦のあらすじ
ここからは『呪術廻戦』の簡単なあらすじを見ていきましょう。物語は2018年6月の宮城県仙台市から始まります。主人公は驚異的な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁です。ある日、虎杖の育ての親である祖父が病院で命を引き取りました。
そしてその夜、虎杖が通う学校に眠る特級呪物の封印が解かれたことによって、学校に人を襲う化物・呪霊が押し寄せてきます。そこで、虎杖は呪霊を祓うために現れた呪術師・伏黒恵と共に校舎内へと乗り込み、呪霊を祓うことに…
西宮桃のプロフィール
- 名前:西宮 桃(にしみや もも)
- 誕生日:不明
- 身長:約150㎝
- 所属:京都府立呪術高等専門学校3年生
- 術式:不明(ほうきで空を飛ぶ)
『呪術廻戦』に登場する西宮桃(にしみやもも)は、呪術高専京都校の3年生です。小柄でかわいらしい見た目をしているのですが、見た目でナメられるのが嫌という理由でピアスを付けるなど気が強い性格をしています。
普段は同じ京都校に通う禪院真衣や三輪霞と仲が良く、休日も3人で出かける様子が描かれていました。初登場したのは京都校と東京校による姉妹校交流戦です。呪力で操るほうきに乗って空を飛ぶ様子が描かれ、目立った活躍はあまりなかったものの釘崎との戦いで存在感を示しています。
西宮桃の術式や能力・領域展開
『呪術廻戦』に登場する西宮桃は京都校3年生の呪術師で、ほうきを使って飛ぶ姿が印象的なキャラクターでした。そこで早速、ここから西宮桃がどのような術式や能力・領域展開を使うのかを見ていきましょう。
強さ①階級は二級呪術師
西宮桃の階級は二級呪術師で、ほうきを自在に操る術式を使います。作中では、ほうきに乗って空を飛ぶことで敵を捜し出したり、人を浮かせるほどの強い風を放ったりしていました。また、その強い風で戦闘不能になった仲間を浮かせ、運搬する役割も担っています。
強さ②付喪操術
西宮桃は単行本4巻(32話)で初登場したと同時に、釘崎野薔薇に対して術式「付喪操術(つくもそうじゅつ)」を披露しました。この術式は対象のモノを操ることができます。そのため、西宮が乗っているほうきは術式の対象にしているだけで、呪具ではありません。また付喪操術は登場したばかりの術式であるため明確ではありせんが、術式名から考察すると対象のモノは「古い物」である可能性があります。
そして能力は空を自由に飛ぶことができるため索敵に有効で、戦闘では空からのヒット&アウェイをメインにしています。また、これまではほうきに乗って空を飛ぶサポートタイプと考えられていましたが、原作135話で術式「付喪操術・鎌異断(つくもそうじゅつ かまいたち)」が披露されたことで、斬撃系の攻撃技も繰り出せるというのが判明しています。基本的には常に空を飛ぶ状態であるため、戦う相手からすれば厄介な存在と言えるでしょう。
ちなみに、術式「付喪操術」の由来は「付喪神(つくもがみ)」から来ているようです。付喪神は生きていた物や動物に霊魂が宿ったことで誕生した存在とされており、人間を誑かすとされています。西宮が術式で操作できる対象にほうきだけでなく、古いモノも操作できるという要素が由来になった理由なのかもしれません。
強さ③領域展開はできる?
術式「付喪操術・鎌異断」やほうきを遠隔操作して攻撃するなど攻撃方法はいくつか存在していますが、どちからと言えば彼女はサポートタイプと言えるでしょう。攻撃力が他のキャラと比べると劣っているため、ダメージを与えにくい術式です。
そこでダメージを効果的に与えることを可能にする領域展開は使えるのか?となりますが、領域展開の使用可否については2021年2月時点では不明。今後も領域展開を披露する可能性は低く、使えないと予想されます。なぜなら、術式や戦闘スタイルを見ると分かる通り、サポート要員という要素が強いからです。
西宮桃の性格やモデル・今後
西宮桃の性格
西宮桃はナメられたないという理由でピアスを付けるなど、強気な性格をしています。また呪術の才能があっても可愛くないと言われたり、かわいい見た目でナメられたりすることを嫌っているため、女性らしくあることも抜かりないです。さらに強気な性格に加えて、真衣との冗談に対して一緒に笑ったりするなど多少の性格の悪さも持ち合わせています。
西宮桃のモデルは魔女の宅急便で登場
西宮桃のほうきで空を飛ぶという行為は『魔女の宅急便』とかなり似通っています。そして西宮の見た目が魔女の宅急便の主人公・キキの先輩「先輩魔女」とそっくりです。魔女の宅急便の先輩魔女はツインテールで気が強そうな顔をしています。一方、西宮も気の強い性格とツインテールの髪型をしていました。
実際に『呪術廻戦』の作者である芥見下々も西宮の髪型について、「静かに飛ぶのが好きなの」と言っていますが、これは魔女の宅急便の先輩魔女のセリフです。したがって、西宮桃は『魔女の宅急便』の先輩魔女をモデルにしている可能性が高いと言えるでしょう。
女性呪術師が「完璧」であるべき理由
西宮桃は「女性の呪術師」について自論を持っています。自論は3つあり、1つ目が女性呪術師はかわいくても実力が無ければナメられる、2つ目が女性は実力があってもかわいくなければナメられる、3つ目が女性の呪術師は「完璧」でなくてはならない、というものです。
西宮は二級呪術師の階級を持つ実力がありますが、その上でかわいさにも気を使っていました。呪術師としての実力だけでなく、女性としての魅力も持ち合わせているのが「完璧」という言葉に繋がっています。
西宮桃が今後死亡する可能性
『呪術廻戦』の単行本16巻に収録されている134話「渋谷事変」では、特級呪霊との戦いによって高専側のキャラクターに多数の死亡者が出てしまいました。そして西宮桃も渋谷事変の戦いに合流しており、ほうきで飛ぶ能力を活かして京都校メンバーに偽夏油の居場所を教えています。その後、集まった京都校メンバーと共に偽夏油との戦いに身を投じますが、力の差は歴然で圧倒されています。
このまま全員が偽夏油と後から参加した裏梅によって敗北するかと思われましたが、間一髪のところで九十九由基が救出に来たため皆無事でした。そして偽夏油は無為転変を使って1,000人の非術師を覚醒させ、大量の呪霊を解き放って逃亡します。今後、西宮桃が死亡する可能性は、偽夏油や裏梅との圧倒的な力の差だけを見ると高いと言えるでしょう。
京都校メンバー全員が協力して偽夏油に攻撃を加えようとしますが、一度もダメージを与えることができませんでした。さらに、裏梅の氷の技によって一瞬で絶体絶命のピンチに陥れられています。もし、九十九由基が参戦しなければ確実に殺害されていた状況となっていたため、死亡は免れたものの俄然ピンチであることには変わりないです。
西宮桃の登場回や活躍シーン
登場回や活躍シーン①4巻
西宮桃は『呪術廻戦』の単行本4巻32~34話で登場していました。4巻では呪術高専の姉妹校交流会が開催されたことで東京校と京都校の生徒が集まっており、西宮は京都校の生徒として登場しています。しかし、交流会というのは建前で、実際は楽巌寺学長の指示で東京校の生徒であり宿儺を宿す虎杖悠仁の殺害を目的としていました。そこで、西宮は虎杖を殺害するために仲間をサポートしています。
登場回や活躍シーン②5巻
西宮桃は『呪術廻戦』の単行本5巻35~36話、37~39話、40~41話で登場していました。まず35話~39話では、東堂と戦闘中の虎杖を殺害しようと、ほうきに乗って空を飛ぶ西宮の姿が描かれています。彼女はほうきに乗って空を飛ぶことで、京都校の生徒に虎杖の居場所を知らせる役割を担っていました。しかし、伏黒の式神「鵺」による攻撃を受けてしまい、しばらくの間行動を制限されることになります。
続いて37~39話では、伏黒の式神で攻撃を受けた後に釘崎とパンダの2人と遭遇していました。そして釘崎の挑発に乗ったことで釘崎との一騎打ちが始まり、38話でパンダが西宮を2級・準2級の実力と判断するシーンがあります。39話では三輪からバレンタインデーの義理チョコ(単三電池)を貰っているメカ丸を見て、真衣と爆笑している西宮の姿がありました。
最後に40~41話では、狗巻の「呪言」から身を守るために耳を呪力で守りながら釘崎と戦っている姿があります。釘崎にほうきをかすめ取られたことで、ほうきが操作できなくなってしまっている西宮。
ほうきを操作できなくなったことで地面に落ち、釘崎のピコピコハンマーでダメージを受けてしまいます。しかし途中で真衣が参戦し、ゴム弾を釘崎に当てたことで釘崎を見事倒すことに成功しました。それからは引き続き、ほうきで空を飛ぶことで京都校の生徒のサポートに徹しています。
登場回や活躍シーン③6巻
西宮桃は『呪術廻戦』の単行本6巻48話で登場していました。6巻は姉妹校交流会に突如乱入してきた花御によって危機的状況に陥っている高専メンバーが描かれています。西宮は花御との戦いで戦闘不能になってしまった加茂と狗巻をほうきに乗せて、帳の外に運んでいました。
登場回や活躍シーン④7巻
西宮桃は『呪術廻戦』の単行本7巻54話で登場していました。7巻では交流会の二日目として野球戦が開催されています。西宮は1番の外野手として参加しており、一回表に出塁していました。しかし、結果は犠牲フライのルールを知らなかったためアウトとなります。そして外野手のルールで呪術が使用可能となっていたため、真希の打ったホームランゴールをほうきにのってキャッチし大活躍していました。
西宮桃と真衣や三輪・釘崎との関係
西宮桃と真衣や三輪の関係
西宮桃のプロフィールで簡単に触れていますが、西宮は禪院真衣と三輪霞とは仲が良いです。特に禪院真衣とは非常に仲が良く、互いに西宮が真衣のことを「真衣ちゃん」と呼び、真衣は西宮のことを「桃」と呼び捨てにして呼んでいます。これには2人の関係性が影響しており、西宮は真衣が御三家である禪院家で”落ちこぼれ”と呼ばれる中、それにめげることなく呪術師としての高みを目指そうとしていることを知っています。
西宮はそんな真衣を敬愛しているため、彼女のことを悪く言う者を許しません。そのため、西宮と真衣の2人は良く一緒にいるシーンがあり、バレンタインデーのシーンでは三輪がバレンタインデーにメカ丸にエボルタの単三電池(義理チョコの代わり)をあげていますが、その時に真衣と西宮が三輪の後ろで爆笑している様子が描かれていました。
西宮と三輪が直接会話している描写はありませんが、三輪がメカ丸との別れで大泣きしているのを西宮が見て、「かわいい後輩を泣かせた奴はぶち殺す」と発言しているため、三輪のことを大切にしているのが分かります。
西宮桃と釘崎の関係
『呪術廻戦』の単行本4巻で西宮と釘崎が戦いを繰り広げているシーンがありますが、敵同士であるという事情を抜きにしても2人の性格の相性は最悪と言えます。釘崎が戦闘前に西宮を煽ったことが発端となり、西宮の口調に棘があり常に口悪く話していました。そして西宮が女性の呪術師についての自論を釘崎に話しますが、それに対して釘崎は「性別なんて関係ない」という自論で一蹴。
結局、戦闘はトドめの一撃を繰り出そうとした釘崎に対し、狙撃準備をしていた真衣が遠距離から釘崎を撃ち抜いたため決着がついています。それ以降、西宮と釘崎が会話するシーンはありませんでしたが、互いの自論を理解するような描写が無いため2人の仲は未だに険悪なままだと考えられます。
西宮桃のアニメ声優
釘宮理恵のプロフィール
『呪術廻戦』に登場する西宮桃役を担当したアニメ声優は、芸能事務所「アイムエンタープライズ」で声優、歌手として活動中の釘宮理恵です。声優としてのデビュー作は一般向けPCゲーム『étude prologue』で、1998年から声優活動をスタートしています。デビュー当初から声質を活かして10代の少女役を主に演じており、代表的なキャラに『鋼の錬金術師』シリーズのアルフォンス・エルリックがいます。
また実力派声優として知られており、2008年に第2回声優アワードにおいてサブキャラクター女優賞の受賞、翌2009年には第3回声優アワードでは主演女優賞を受賞していました。釘宮の熱烈なファンもいるようで、ファンの挙動についてはしばしば度を越した支持を表す「釘宮病」と呼ばれる言葉もあるほど人気が高いです。
釘宮理恵の主な出演作品
- 2003年~:金色のガッシュベル!!(ティオ 役)
- 2003年~:住めば都のコスモス荘 すっとこ大戦ドッコイダー(梅木瑠璃 / エーデルワイス 役)
- 2003年~:鋼の錬金術師(アルフォンス・エルリック 役)
- 2004年~:BURN-UP SCRAMBLE(神宮真弥 役)
- 2004年~:MAJOR(小森大介〈小学生〉 役)
- 2005年~:灼眼のシャナ(シャナ 役)
- 2006年~:銀魂(神楽 役)
- 2007年~:さぁイコー! たまごっち(まめっち 役)
- 2007年~:ハヤテのごとく!(三千院ナギ 役)
- 2011年~:THE IDOLM@STER(水瀬伊織 役)
西宮桃に関する感想や評価
どうしても呪術廻戦の西宮桃ちゃんが魔女の宅急便の先輩魔女さんと重なってしまう…そしてどちらも可愛い🥰 pic.twitter.com/WkYGI6zFvy
— たんぽぽ (@WrSRLcokWNub1EG) January 18, 2021
こちらでは『呪術廻戦』に登場する西宮桃とモデルとなった魔女の宅急便の先輩魔女に関する感想があがっています。どうやら西宮を魔女の宅急便の先輩魔女とどうしても重ねてしまうようです。アップされている西宮と先輩魔女の画像を比較してみると、顔の輪郭とツインテールの髪型、そして黒い服装がかなり似ています。
他の感想では西宮が魔女っぽいと言われ、それから魔女っぽい技を使いそうだと考察されているので、モデルになっているであろう魔女先輩に注目してみるのも良いかもしれません。
野薔薇さまが最高に強いことは間違いないんだけど、だからといって西宮桃や真依さんが弱いわけではないんだよね
— 町田 (@machiptr) February 6, 2021
西宮桃と真依さんは理不尽な世界を受け入れながらも折れずに完璧を目指せる強さで、野薔薇さまは男とか女とか世界とか気にしない自分は自分が全てな強さ 強さのジャンルが違うだけ
こちらでは『呪術廻戦』に登場する西宮桃と釘崎の強さを比較しているようです。感想では釘崎が「最高に強い」と言われています。とはいえ、西宮や真衣が弱いわけではないと言われていることから、西宮の能力や強さが高く評価されているのが分かります。どうやらこの方は西宮と真衣の精神力の強さを高く評価しているようなので、今後の活躍に期待できるのかもしれません。
あと西宮桃ちゃんと野薔薇ちゃんの会話、あれは双方とも非常によく分かる案件だった
— にす@バゼルギウスの閃光膜 (@nisu_ei) February 8, 2021
西宮ちゃんの言ってる事は事実だしマジでうんざり案件だし、野薔薇ちゃんが関係ない勝手にやってろと思うのもまた非常によくわかる
野薔薇ちゃんはやっぱり若いなとも思う、でも必要な強さだとも思う
こちらでは『呪術廻戦』に登場する西宮桃と釘崎の会話に関する感想があがっています。感想では西宮桃と釘崎の会話が「非常によく分かる」と言われています。おそらく、ここで言われている会話とは、西宮の強さと可愛さを兼ね備えた「完璧な女性」と釘宮の男女関係なく平等な視点で見るべきだと言う自論のことを言っているのでしょう。
釘崎の自論を若いと捉えられているようなので、西宮の自論が大人びているということになります。しかし、釘崎の自論から読み取れる自我の強さは必要なことだと言われているので、対立する2人はそれぞれがこれからどのような活躍を見せてくれるのか?精神力や考え方が二人の活躍に影響してくるでしょう。
西宮桃まとめ
『呪術廻戦』に登場する西宮桃の術式・能力や領域展開、モデルとなった魔女の宅急便について紹介してきましたがいかがでしたか?西宮桃の特徴を挙げていくと、ツインテールの髪型と強気な性格、ほうきに乗って空を飛ぶなどの要素があります。これからの要素は魔女の宅急便に登場する先輩魔女とよく似ていました。
魔女の宅急便のモデル説が濃厚な西宮が使う術式「付喪操術」は登場したてでどのような能力や技があるのかはっきり分かっていませんが、モデルとなった魔女の宅急便の先輩魔女と特徴が似通っていることから、モデルと比較してどのような動きをして、どのような活躍をしていくのかを考察してみるのも良いかもしれません。これを機に、『呪術廻戦』における西宮の活躍シーンやモデルとなった魔女の宅急便の先輩魔女に注目してみてください。