2021年01月19日公開
2021年01月19日更新
バクマン。とラッキーマンの作者は同じ?大場つぐみ=ガモウひろし説を考察
人気漫画・『バクマン。』の原作者は大場つぐみです。そして、かつて週刊少年ジャンプで人気連載されていた『とっても!ラッキーマン』の作者はガモウひろしです。そんな『バクマン。』と『とっても!ラッキーマン』の作者が同じだと言われているようですが真相はどうなのでしょうか?そこで今回は、『バクマン。』の作者・大場つぐみの正体がガモウひろし説を調査すると共に、タイトルに隠された意味もチェックしてみましょう。
目次
バクマン。とラッキーマンとは?
週刊少年ジャンプにて過去、人気連載されてきた『バクマン。』と『とっても!ラッキーマン』。そんな『バクマン。』と『とっても!ラッキーマン』とは、一体どんな作品なのかについてまずはチェックしていきましょう!
バクマン。とは?
バクマン。の作者は大場つぐみと小畑健
『バクマン。』は、週刊少年ジャンプにて2008年37・38合併号から2012年21・22合併号まで連載された原作・大場つぐみ、作画・小畑健による少年漫画です。このタッグは、週刊少年ジャンプにて2003年12月〜2006年5月にかけて連載された『DEATH NOTE』などでも知られる名コンビです。
バクマン。のあらすじ
高い画力がありながらも将来に夢を持たない真城最高(サイコー)と作家志望の高木秋人(シュージン)がタグを組み、漫画家を目指します。そして、サイコーが片思いしている亜豆美保は声優を目指し、アニメ化したら結婚することを目標に奮闘します。
とっても!ラッキーマンとは?
とっても!ラッキーマンの作者はガモウひろし
『とっても!ラッキーマン』の作者は、ガモウひろしです。『とっても!ラッキーマン』は1993年〜1997年にかけて週刊少年ジャンプにて連載され、ガモウひろしにとって最長の連載(全188話、単行本16巻)となっており、アニメ化やゲーム化もされました。
とっても!ラッキーマンのあらすじ
『とっても!ラッキーマン』の主人公は埼玉県越谷市蒲生に住む日本一ついてない中学生の追手内洋一です。洋一はある日、宇宙人のUFOの下敷きになり死んでしまいます。しかしヒーローのラッキーマンと合体し、生き返った洋一はラッキーマンに変身して、日本や地球、更には宇宙の平和を悪の侵略者からラッキー(幸運)だけで守っていきます。
バクマン。とラッキーマンの作者は同じ?正体を考察
ネット上では『バクマン。』の原作者と『とっても!ラッキーマン』の作者が同一人物という説が浮上しているようです。『バクマン。』原作者・大場つぐみの正体が『とっても!ラッキーマン』作者・ガモウひろしと言われている理由は、タイトルロゴやネーム絵柄などが関係しているようですが、噂の真相は…?お次は、『バクマン。』原作者と『とっても!ラッキーマン』の作者が同一人物と言われる説を調査してみましょう。
同一人物説①大場つぐみの名前の由来は大バツ組?
『バクマン。』と『ラッキーマン』の作者は同じ?正体を考察1つめは、『大場つぐみの名前の由来は大バツ組?』です。大場つぐみは、『バクマン。』の原作を担当している人物です。そんな『バクマン。』原作者の名前の由来が『大バツ組』と言われているようですが、そもそも『大バツ組』とは一体何なのでしょう?
『大バツ組』について調査してみたところ、これは集英社編集部で使われている業界用語なるもので、ボツになった作品を保管するための箱のことなんだとか。この箱には大きくバツ印がかかれていました。『ラッキーマン』の作者・ガモウひろしは、『とっても!ラッキーマン』というギャグ漫画でヒットしたものの、その後はなかなかヒット作を飛ばせずにいました。
しかし、『とっても!ラッキーマン』の作者であるガモウひろしは、何度も何度も漫画を作っては持ち込んでいました。しかし、なかなかネームが通らず、ボツにされてばかりだったようです。ガモウひろしのように、持ち込んだ漫画が度々ボツになってしまう方は、前述したボツになった漫画作品を保管する箱の常連になってしまい、「大バツ組」と呼ばれるそうです。
『バクマン。』作画は小畑健が担当しています。小畑健も『とっても!ラッキーマン』の作者・ガモウひろしと同じく、大バツ組の常連でした。ガモウひろしはシリアス漫画の才能を持っていながらも画力がありませんでした。小畑健は、ガモウひろしの反対で、高い画力を持っていながらも、ストーリーを考えることが苦手でした。そんな大バツ組常連の二人がタッグを組んだことで、ペンネームを大場つぐみに変えたと言われています。
同一人物説②集英社もガモウひろし説を否定していない?
『バクマン。』と『ラッキーマン』の作者は同じ?正体を考察2つめは、『集英社もガモウひろし説を否定していない?』です。『バクマン。』の原作担当・大場つぐみの正体は、『とっても!ラッキーマン』の作者であるガモウひろしと言われている理由には、集英社がガモウひろし=大場つぐみ説を否定していないことも関係しているようです。
大場つぐみは小畑健とタッグを組んで『バクマン。』や『デスノート』といった大ヒット漫画を作っています。そんな売れっ子漫画家ですから、もしも誤った正体についての噂があまりにも騒がれていれば集英社が否定するのが当然です。『とっても!ラッキーマン』や『バクマン。』ファンたちの間では『大場つぐみ=ガモウひろし』という正体説は有名だったようです。
ある時にはテレビでも取り上げられることがありました。しかし、テレビで大場つぐみの正体がガモウひろしと報道されても、集英社が大場つぐみの正体については一切触れていないようです。売れっ子漫画家であれば、どれだけ情報を明かしていなくても熱心なファンたちによる調査や何らかの形で性別や顔・年齢・経歴が明らかになっていくものです。
しかし、大場つぐみは年齢も性別も経歴も不明のままです。実績がしっかりある漫画家なのにこれほど情報が不明となっていることも、大場つぐみの正体がガモウひろしと囁かれている噂を集英社が否定していないことも、結局は噂を裏づけすることとなっているのではないかと考える方も多いようです。
同一人物説③ネームの絵柄
『バクマン。』と『ラッキーマン』の作者は同じ?正体を考察3つめは、『ネームの絵柄』です。『ネーム』とは、原作者が描く下絵のことなのですが、『バクマン。』の誌面でも、ネームを公開するシーンがありました。『バクマン。』の原作者は大場つぐみです。
そんな大場つぐみが描いたネームの絵柄が、『とっても!ラッキーマン』の作者・ガモウひろしのネームの絵柄とそっくりだと言われているようです。実際に、『バクマン。』のネームの絵柄を見て「もしかして大場つぐみってガモウひろしなのか?」とピンときた方も多いほど、ネームの絵柄はガモウひろし=大場つぐみ説を加速させました。
同一人物説④川口たろうの作品がガモウひろしそのもの
『バクマン。』と『ラッキーマン』の作者は同じ?正体を考察4つめは、『川口たろうの作品がガモウひろしそのもの』です。『バクマン。』では真城最高の叔父であり、漫画家の川口たろうが登場します。川口たろうは『超ヒーロー伝説』という漫画はヒットしたのですが、それ以降はなかなか連載が通らずに「一発屋」と呼ばれていたようです。そんな川口たろうの設定は、ガモウひろしとそっくりです。
ガモウひろし自身も『とっても!ラッキーマン』でヒットしたものの、以降は連載を勝ち取ることがなかなかできませんでした。川口たろうも、漫画に対する愛情や情熱は人一倍あったものの、絵が下手であることが足枷になっているようで、なかなか連載が取れませんでした。また、『バクマン。』に登場する『超ヒーロー伝説』という漫画は『とっても!ラッキーマン』に似ていることも、二人の共通点とされています。
同一人物説⑤名前のアナグラム
『バクマン。』と『ラッキーマン』の作者は同じ?正体を考察5つめは、『名前のアナグラム』です。『バクマン。』の中では、作画・真城最高と原作・高木秋人のコンビは、自分たちの名前とヒロイン・亜豆美穂との名前を合わせ『亜城木』としています。そして、夢が叶うという意味を込めて亜城木夢叶(あしろぎむと)というペンネームをつけました。
こちらの亜城木夢叶というペンネームをローマ字にすると『ASHIROGIMUTO』となります。ガモウひろしをローマ字表記にすると、『GAMOUHIROSI』となります。そう、亜城木夢叶をローマ字表記にすると、Tは余るものの、ガモウひろしという名前がアナグラムによって浮かび上がってきます。このことも、大場つぐみの正体がガモウひろしということに関係しているようです。
同一人物説⑥バクマンのタイトルロゴの下を隠すと?
『バクマン。』と『ラッキーマン』の作者は同じ?正体を考察6つめは、『バクマンのタイトルロゴの下を隠すと?』です。『バクマン。』の単行本では、タイトルが『バクマン。』ではなく、ローマ字で『BAKUMAN』と書かれています。なぜ、タイトルがローマ字表記なのか前々から気になっていた読者は多いようですが、このタイトルロゴ、下部分を少し隠すと驚きの展開になります!
なんと、『BAKUMAN』のタイトルロゴの下部分を少し隠すと、『B』が『R』のようになり、『U』は『I』が2つ並んでいるように見え、タイトルロゴが『RAKIIMAN』と見えるようになっているようです!通常、タイトルはカタカナであるのに単行本表紙はタイトルがローマ字という意味は、タイトルロゴから浮かび上がる『RAKIIMAN』が関係しているのではないかと考察されています。
同一人物説⑦息子のスレッド
『バクマン。』と『ラッキーマン』の作者は同じ?正体を考察7つめは、『息子のスレッド』です。2007年ごろ、2ちゃんねるで『親が某漫画家だけど○×で質問に答えるよー』というスレッドが立ち、話題になりました。
このようなスレッドはなりすましが多いとされているのですが、こちらのスレッドでは業界関係者か家族、もしくは本人しか知らないような情報が公開されました。例えば、この頃大場つぐみは『DEATH NOTE』の連載が終了し『バクマン。』に向けて温めていました。
そんな時期、『DEATH NOTE』の特別編が出ることを予言したり、漫画家を題材とした作品が発表されることを予言したり、パンツをネタにした絵本を出すことを予言したりと、大場つぐみに関係することが多く予言されました。
すごいことに全ての予言が当たっています。もしもなりすましであれば、全ての予言が的中する可能性はあり得ないでしょう。また、このスレッド主は「バレたら親に怒られる」と発言していたこともあって、大場つぐみの息子ではないかと言われるようになりました。
バクマン。の漫画の面白い魅力
『バクマン。』は、『DEATH NOTE』とは違った面白さを秘めた漫画作品です。『バクマン。』の単行本第1巻は15万部を売り上げ、人気作として愛されています。そんな『バクマン。』の面白い魅力は一体どんな点なのか、調査してみました!
面白い魅力①論理的な漫画家漫画
『バクマン。』の漫画の面白い魅力1つめは、『論理的な漫画家漫画』です。かつても漫画家漫画は多数発売されていますが、『バクマン。』では、論理的に構成された漫画家漫画を楽しめます。これまで苦労してきた大場つぐみと小畑健だからこそ魅せられる論理的な漫画家漫画は他の漫画家漫画と一味違った面白さが楽しめます。
面白い魅力②魅力的なキャラ
『バクマン。』の漫画の面白い魅力2つめは、『魅力的なキャラ』です。漫画の面白さをプラスするため、魅力的なキャラクターは必須です。『バクマン。』には、個性豊かで魅力的なキャラクターが多数登場します。そんなキャラクターたちが物語を盛り上げるのも、『バクマン。』の面白い魅力です。
面白い魅力③亜豆との恋
『バクマン。』の漫画の面白い魅力3つめは、『小豆との恋』です。サイコーと小豆は小学校時代から両片思いをしていたのですが、それが中3でいきなり二人の夢が叶った時に結婚するという約束をしました。しかし、それまでは会うこともせずにメールや電話のみというピュアすぎる約束だったのですが、夢に向かって努力する2人の恋は美しく、『バクマン。』という漫画の面白さを掻き立てています。
面白い魅力④王道作品
『バクマン。』の漫画の面白い魅力4つめは、『王道作品』です。ジャンプの3大原則は、『友情・努力・勝利』です。『バクマン。』は『ONE PIECE』や『BLEACH』などのように誰が一目見てもヒーローとわかるヒーローキャラは登場しませんが、しっかり見ているとサイコーとシュージンのヒーローっぽさや、ジャンプの3大原則が守られた王道漫画だとわかります。
面白い魅力⑤セリフの多い漫画
『バクマン。』の漫画の面白い魅力5つめは、『セリフの多い漫画』です。基本的にセリフが多い漫画は嫌悪されると言われていますが、『バクマン。』はセリフが多いことが魅力ともなっています。物語を構成するうえで重要なセリフを取り入れていること、そして単純にセリフが多くて読みづらい…ということがない事から、『バクマン。』らしい面白さが表れています。
バクマン。の名言集
『バクマン。』は漫画家漫画を扱った漫画ですが、漫画家を目指している方以外にも心に響く名言がたくさん登場します。では、一体どんな名言が『バクマン。』には隠されているのか、『バクマン。』の名言集を集めてみました!
名言①「面白くない…」
『バクマン。』の名言集1つめは、『面白くない…』です。こちらは亜城木夢叶の初代担当・服部哲が当時連載していた『タント』に対して不満を抱いていた時の名言です。亜城木夢叶の才能を信じているからこそ、面白くないものは面白くないと言い切る服部哲のかっこよさが現れています。
名言②「真城くんなら休まず描ける…」
『バクマン。』の名言集2つめは、『真城くんなら休まず描ける…』です。こちらはサイコーが入院した際に亜豆がサイコーを励ました名言です。シュージンさえも原稿を描くことを止めてしまいましたが、サイコーは連載を続ける覚悟でした。そんなサイコーを信じて、支える亜豆のかっこよさが隠れている名言です。
名言③「真城最高さんを愛してます…」
『バクマン。』の名言集3つめは、『真城最高さんを愛してます…』です。こちらは亜豆がサイコーと付き合っていることが世間に伝わり、事務所の社長から否定することを言われていたにも関わらず生放送でサイコーへの愛の告白をした名言です。亜豆のサイコーに対する愛情深さに涙した読者も多いシーンでした。
名言④「だからその夢が叶ったら結婚してください…」
『バクマン。』の名言集4つめは、『だからその夢が叶ったら結婚してください…』です。こちらは中3の時にサイコーが小豆にプロポーズをした名言です。亜城木夢叶としての夢が始まったシーンとなっており、『バクマン。』ファンも大切にしているシーンです。
名言⑤「その夢が叶ったから結婚してください…」
『バクマン。』の名言集5つめは、『その夢が叶ったから結婚してください…』です。こちらは、亜豆とサイコーが長年追い続けてきた夢が叶い、サイコーが再度プロポーズするシーンの名言です。よそ見をせず、お互いが夢を叶えること、2人が結婚することという3つの夢を叶え、やっとずっと隣に居られるようになった瞬間は、『バクマン。』最高の感動シーンです。
バクマン。とラッキーマンの作者に関する感想や評価
『バクマン。』原作者・大場つぐみと『とっても!ラッキーマン』の作者・ガモウひろしが同一人物と言われていることに対して、世間の人々は一体どのような感想や評価を抱いているのでしょうか?最後に、『バクマン。』原作者・大場つぐみと『とっても!ラッキーマン』の作者・ガモウひろしが同一人物と言われる噂についての感想や評価をチェックしてみましょう。
大場つぐみ=ガモウひろし説って決着付いてないんだね。
— ケニー (@crypto_kenny_jp) October 28, 2018
初めてバクマンのネーム見たけど、どう見てもガモウひろしだった。
こちらの方は『バクマン。』原作者・大場つぐみと『とっても!ラッキーマン』の作者・ガモウひろしに対して、「大場つぐみ=ガモウひろし説って決着付いてないんだね。初めてバクマンのネーム見たけど、どう見てもガモウひろしだった。」とツイートしています。『バクマン。』でのネームがどうみてもガモウひろしだと分析されている方も多いようでした。
大場つぐみ=ガモウひろしの都市伝説が流行った頃、画力はないが!話はすごい!絵が下手だが!みたいな前置きが嫌でしょうがなかった
— 💛ROSY💛(ロージー) (@ROS978isbn) March 23, 2018
こちらの方は『バクマン。』原作者・大場つぐみと『とっても!ラッキーマン』の作者・ガモウひろしに対して、「大場つぐみ=ガモウひろしの都市伝説が流行った頃、画力はないが!話はすごい!絵が下手だが!みたいな前置きが嫌でしょうがなかった」とツイートしています。ガモウひろしの作品を愛している方にとっては、絵が下手だと言われることが嫌だった方も多く、ガモウひろしの絵も愛しているようでした。
デスノートの頃に大場つぐみの正体=ガモウひろし説がまことしやかに流れ、バクマンの単行本に大場つぐみのネームが載ってて完全にガモウひろしだった。
— ソロ (@solo8139) October 8, 2016
最初にガモウひろしと見破った人スゴイ。
こちらの方は『バクマン。』原作者・大場つぐみと『とっても!ラッキーマン』の作者・ガモウひろしに対して、「デスノートの頃に大場つぐみの正体=ガモウひろし説がまことしやかに流れ、バクマンの単行本に大場つぐみのネームが載ってて完全にガモウひろしだった。最初にガモウひろしと見破った人スゴイ」とツイートしています。このような些細な点から同一人物と見破る方はすごいと評価している方もいました。
バクマン。とラッキーマンの作者まとめ
『バクマン。』と『とっても!ラッキーマン』の作者まとめについてはいかがでしたか?『バクマン。』原作者・大場つぐみと『とっても!ラッキーマン』の作者・ガモウひろしが同一人物だと言われる説は、集英社が否定していないことからも非常に濃厚だと考えられています。シリアスな『バクマン。』と、ギャグの『とっても!ラッキーマン』、作風は異なりますがどちらも面白いのでぜひチェックしてみてくださいね。