2020年11月12日公開
2020年11月12日更新
【エヴァンゲリオン】使徒リリスは人類の生みの親!仮面や綾波レイとの関係を考察
エヴァンゲリオンで人類の生みの親となっている使徒リリスは、顔を仮面で隠されてネルフの地下に保管されていました。大きな十字架にかけられているリリスは、下半身がなく胸の下辺りからは腫瘍のようなものでボコボコとしていました。さらにそこからは小さな足のようなものが生えていたのです。絶対的な力を持つロンギヌスの槍によって生命活動が抑制されていました。そこで、エヴァンゲリオンで知恵の実しか持っていないリリスの顔を仮面で覆ている理由やパイロットの綾波レイとの関係、アダムとの違いを紹介します。
目次
エヴァンゲリオンの使徒リリスとは?
新世紀エヴァンゲリオンではるか昔に存在していた神は二つの実を宇宙に投げてそれぞれの生命の誕生を導きました。科学によってさまざまな物を誕生させることができる「知恵の実」と永遠の命を手に入れることができる「生命の実」はそれぞれ別の星に落ちることになっていました。しかし、別々の星に落ちるはずだった二つの実は地球に落ちてしまったことから悲劇が起こります。地球に初めに落ちたのは生命の実でアダムとなります。
その次に落ちた知恵の実は後に第2使徒であるリリスとなります。生命の実を持っている第1使徒のアダムは第3使徒~第17使徒の生みの親であり、人類(第18使徒のリリン)を生み出したのは顔を仮面で覆われた状態で大きな十字架にかけられている第2使徒のリリスだったのです。そこで、人類の生みの親であるリリスの顔を覆っている仮面や第1使徒であるアダムとの違い、パイロットの綾波レイとの関係を紹介します。
新世紀エヴァンゲリオンの作品情報
新世紀エヴァンゲリオンの概要
山口県出身の漫画家である貞本義行さんによって描かれた「新世紀エヴァンゲリオン」は、1994年12月~2013年6月に渡って月刊少年エースからヤングエースによって連載された漫画となっています。テレビアニメ放送終了後には斬新なストーリーが物議を醸し出すことになった新世紀エヴァンゲリオンは、全26話によって展開されました。山口県出身の庵野秀明監督によって新世紀エヴァンゲリオンのテレビアニメは制作されています。
1995年10月~1996年3月渡ってテレビアニメとして放送された新世紀エヴァンゲリオンは、放送時の視聴率は低かったものの賛否両論の議論を引き起こし、アニメの世界に大きな影響を与えるようになりました。爆発的なアニメブームのきっかけとなった新世紀エヴァンゲリオンは、第三世代のアニメ作品と呼ばれるようになります。劇場版も公開されるようになった新世紀エヴァンゲリオンは、漫画やアニメ以外にも展開されていきました。
新世紀エヴァンゲリオンのあらすじ
世界人口の半分が死亡するというセカンドインパクトが発生し多くの人が悲しみに暮れることになりました。ネルフの総司令であるゲンドウは、最愛の妻であるユイと再会するために別居していた気の小さい息子の碇シンジを呼び出し人類補完計画に巻き込んでいきます。父親に愛されることがなかった彼は、頼りない自分を愛せない存在でしたが、仲間と一緒に使徒と戦うことで少しずつ本来の姿に目覚めていきました。
リリスのプロフィール
新世紀エヴァンゲリオンで永遠の命を持っている使徒以外の全ての生命体の生みの親となっているリリスは、ネルフの地下に保管されていました。巨大な十字架にかけられているリリスは、仮面を被せられ顔が見えないようになっています。仮面を被せられている理由は明らかになっていませんが、顔を仮面によって隠さなければならない理由があるのでしょう。人類の生みの親となっているリリスは、第1使徒のアダムとはかなり違います。
エヴァンゲリオンで下半身がなくなっているリリスは、いびつな形をした腫瘍のようなものにたくさんの小さな足が生えている状態で十字架にかけられていました。使徒であるリリスの胸にはロンギヌスの槍が突き刺さっており、絶対的な破壊力によって動けなくなっていたのす。パイロットとエヴァンゲリオンのシンクロに使用されている液体(L.C.L)は、彼の体液を使用しており、彼の身体からは絶えず体液が流れ出ていました。
誕生したばかりの地球に第2使徒であるリリスの体液が流れ出したことで人類(第18使徒のリリン)という生命体が誕生することになります。知恵の実を持っているリリスは使徒でありながら人類を生み出した親でもあったのです。しかし、第2使徒であるリリスの前に地球に降り立っていた使徒がいました。それは第1使徒であるアダムです。この二つの使徒が接触することで地球規模の大災害(インパクト)が起こることになります。
エヴァンゲリオンの使徒リリスは人類の生みの親!仮面や特徴は?
考察①顔に仮面を被っている
新世紀エヴァンゲリオンで大きな十字架にかけられてネルフの地下に保管されているリリスは、劇場版映画とテレビアニメ版とでは顔を覆っている仮面のデザインが異なっています。人類の生みの親であるリリスの顔を仮面で覆っている理由は明らかになっていませんが、素顔のままでは不都合があるために仮面を付けられてしまったと考えることができます。
エヴァンゲリオンの劇場版映画においてリリスの顔を覆っている仮面のデザインは、第3の使徒のような仮面となっていました。第3の使徒とは、第1使徒であるアダムから誕生した使徒となっています。知恵の実を持っているリリスと違い生命の実を持っているアダムは、第3使徒~第17使徒の生みの親となっていました。人類の生みの親であるリリスは劇場版映画では第3使徒のような二つ目の仮面を付けて十字架にかけられていたのです。
エヴァンゲリオンのテレビアニメ版においては第3使徒のような仮面とは違い全体の顔は紫色で覆われ7つの目を持った仮面を顔に覆っていました。7つの目を持ったデザインといえば、ネルフを監視している人類がさらに進化した生命体といわれているゼーレのシンボルマークによく似ています。世界中を裏で操っていると噂されているゼーレにはネルフにおいて総司令を務めている碇ゲンドウも大きく関わっていました。
新世紀エヴァンゲリオンでネルフを作り上げたのはゼーレのシナリオを達成するためであり、秘密組織のゼーレが作り出した組織です。かつては宗教団体として活動していたゼーレは、宗教思想に基づいて発掘調査の際に裏死海文書を見つけたことから、それらの内容に沿ってゼーレのシナリオを作り、人類補完計画を遂行しようとしていたのです。全てを秘密組織であるゼーレが支配しているといっても過言ではありません。
使徒の存在をはじめに認識したのもゼーレであるため、現在はネルフの地下に保管されている第2使徒であるリリスですが、所有しているのはゼーレだということを示すために7つの目の仮面を顔に被せたのかもしれません。人類の生みの親であるリリスは、第1使徒であるアダムとは違い下半身がない状態で大きな十字架にかけられています。下半身が負傷しているのはファーストインパクトの際の傷跡と考えることができます。
考察②ネルフ本部の地下にいる?
新世紀エヴァンゲリオンでネルフの地下に保管されていたのは、下半身がなくなっている第2使徒であるリリスです。全ての始まりを意味するかつてのキリストのように大きな十字架に架けられているリリスは、身体自体はネルフの地下に保管されていますが、彼の魂は別のところに保管されていたのです。使徒の大きな力を抑え込むことができるロンギヌスの槍が胸に突き刺さっているリリスの魂を抜くことでさらに抑制力を高めました。
かつて神が投げた生命の実(アダム)と知恵の実(リリス)は別々の星に落ちる予定でしたが、地球においては知恵の実(リリス)と生命の実(アダム)の二つが落ちてしまったことで大災害(インパクト)が発生することになります。エヴァンゲリオで生命の実から第1使徒であるアダムが誕生し、知恵の実から第2使徒であるリリスが誕生して二つが接触してしまったことでファーストインパクトが起きてしまったのです。
エヴァンゲリオンでファーストインパクトによって多くの人類が死亡しています。接触してしまった使徒同士も大きな傷を負ってしまいました。大きな傷を負ったリリスは地中深くに沈むことになり、現在のネルフの地下に保管されることになったのです。人類の生みの親であるリリスの顔を仮面で覆い、魂と身体を別々に保存することで彼の大きな力を抑え込みました。
考察③ロンギヌスの槍とは?
新世紀エヴァンゲリオンで人類の生みの親となっている第2使徒であるリリスは、はるか昔に地球に投げられた知恵の実によって誕生したとされています。しかし、地球には知恵の実が訪れる前に第1使徒であるアダムが誕生することになる生命の実が降り立っていたのです。はるか昔に知恵の実と生命の実の両方を持っている神は、生命の誕生を進めるために二つの実を宇宙にばらまきました。
エヴァンゲリオンで宇宙にばらまかれた違う性質を持っている二つの実は別々の星に降り立つことになっていました。しかし、地球には永遠の命を手に入れることができる生命の実と科学の力を活用してあらゆるものを誕生させることができる知恵の実が二つも落ちてしまったことで争いが起こることになります。この二つの実は性質が違い接触すると地球規模の大災害(インパクト)を引き起こすとされていました。
エヴァンゲリオンで生命の実から誕生した第1使徒であるアダムと知恵の実から誕生した第2使徒であるリリスの接触を避けるために、彼らの存在を理解したゼーレは人類の生みの親であるリリスをネルフの地下に保管することにします。二つの実を宇宙にばらまいた神は二つの力が大きくなり制御不能になってしまった際の対応策として二つの実と同時に彼らの力を抑えることができる「ロンギヌスの槍」もばらまいていました。
新世紀エヴァンゲリオンで使徒の強大な力を抑制することができる唯一の生命体である「ロンギヌスの槍」が、ネルフの地下に保管されているリリスの胸に深く突き刺さっているのはこのためだったのです。胸に鋭い二股の槍が突き刺さっている第2使徒であるリリスは、大きな十字架に架けられていました。この姿は全ての始まりとされているキリストをモデルにして描かれているとされています。
人類の生みの親であるリリスは、大きな十字架にかけられ胸に二股に分かれている大きな力を持ったロンギヌスの槍が刺さっていました。さらに彼の顔には仮面が被されており本来の素顔が見えないようになっています。エヴァンゲリオンで生命の実を持っているアダムと違い知恵の実を持っているリリスは、人類の生みの親でありながら大きな力を持った使徒でもあるめ人類にとって危険な存在でもあったのです。
エヴァンゲリオンのリリスと綾波レイとの関係
考察①綾波レイは保管場所?
- 名前:綾波レイ(あやなみれい)
- 別名:血を流さない女
- 身長:小柄、アスカよりも低い
- 生年月日:2002年3月30日
- 年齢:14歳
- 性格:寡黙、感情表現が下手
- 容姿:赤い瞳、水色の髪、好き通るような白い肌、
- 特徴:碇シンジの亡き母親・碇ユイによく似ている
- CV(声優):林原めぐみ
新世紀エヴァンゲリオンでネルフの地下に保管されているリリスは、身体自体はそこに保管されているものの魂は抜かれた状態となっていました。地球のあらゆる生命体を誕生させたリリスは人類の生みの親であるものの、大きな力を持った使徒でもあるため顔には仮面を被せて、胸には彼の力を抑制するロンギヌスの槍を突き刺し、魂も別の場所へ保管することでかつてのようなインパクトを簡単に起こさせないようにしていました。
エヴァンゲリオンで二股の槍によって胸を貫かれているリリスの魂はどこに保管されているのでしょうか?第2使徒となっている彼の魂は寡黙で自分の感情を上手に表現できない綾波レイの中にあると推測することができます。ショートカットが似合う綾波レイは、クローンであることが明らかになっていました。クローンであるため人類の生みの親であるリリスの魂の保管場所として使用しやすいのです。
新世紀エヴァンゲリオンで第2使徒であるリリスの魂の保管場所と考えられる綾波レイは、クローンであるため何回死んでも心だけ入れ替えることで生き続けることが可能となっていました。生命の実を持っているアダムの魂も封印されていますが彼の魂はセカンドインパクトが発生した日に誕生している渚カヲルが保管場所になっています。
考察②綾波レイと渚カオルの出会ったときのセリフ
新世紀エヴァンゲリオンで第2使徒であるリリスの魂の保管場所と考えることができる綾波レイと出会った第1使徒であるアダムの魂の保管場所となっている渚カオルは、下記のようなセリフを放っていました。年齢は若いものの難しい言葉を発する彼は、ファーストチルドレンである彼女の存在を自分と同じだと話しています。フィフスチルドレンとして活躍している彼の正体は第17使徒タブリスとなっていますが魂は別だったのです。
「君がファーストチルドレンだね。綾波レイ。君は僕と同じだね。お互いにこの星で生きていく体はリリンと同じ形へと行き着いたか」
常に微笑を浮かべている渚カオルは、第17使徒タブリスが正体となっていますが彼の魂はダブリスを生み出している第1使徒であるアダムのものだということが明らかになっています。エヴァンゲリオンで第1使徒であるアダムの魂を宿している彼は、寡黙で感情表現が下手な綾波レイを自分と同じだと話していることからも同じ使徒の魂を宿している者だと考えることができます。
- 名前:渚カオル(なぎさかをる)
- 生年月日:2000年9月13日(セカンドインパクトの発生日)
- 年齢:15歳
- 血液型:不明
- 体重:47kg
- 身長:162㎝
- 性格:社交的、柔和
- CV(声優):石田彰
新世紀エヴァンゲリオンで意味深な発言や難しい表現が多い渚カオルの言葉からも大きな十字架にかけられているリリスの魂は、クローンである綾波レイの中に存在していると考えることができます。ネルフの総司令を務めているゲンドウが復活させたいと強く願っている妻のユイにそっくりな容姿を持っている彼女は顔を仮面で覆っているリリスの魂をクローンとして保管している可能性は高く、他にも理由がありそうです。
エヴァンゲリオンのリリスの名前の由来・名シーン
リリスの名前の由来
新世紀エヴァンゲリオンで下半身がなくなっているリリスの名前は、創世記(聖書)に登場しているアダムの妻の名前が由来となっています。創世記(聖書)に登場しているアダムの妻の名前はリリスです。創世記(聖書)では、リリスを妻としているアダムとの間には子供が誕生していました。二人は誕生した子供に「リリン」という名前を付けています。
エヴァンゲリオの中で大きな十字架にかけられているリリスから誕生した生命体は、地球において大きく繁栄する存在となった第18使徒である人類(リリン)です。地球において後に着床したにも関わらず、地球の主となる人類の名前も二人の両親から誕生した子供の名前が由来となっています。エヴァンゲリオの多くのキャラクターの名前が創世記(聖書)に登場している人物が由来になっていました。
さらに、顔に仮面を付けられているリリスは大きな十字架にかけられて二股の槍によって胸が貫かれていることから、創世記(聖書)に登場しているキリストの最後をモデルに描かれていました。第1使徒であるアダムと第2使徒であるリリスの名前は、創世記(聖書)での彼ら夫婦が由来となっておりそれぞれが生命の実や知恵の実を持っていることからも多くのメッセージが込められているようです。
リリスの名シーン
新世紀エヴァンゲリオンで大きな十字架にかけられているリリスは、下半身がなく彼の体液はずっと流れ出している状態となっていました。彼の体液が地球に流れ出したことで生命体が次々と誕生することになったのです。かつてのキリストのように貼りつけにされている彼は非常に印象的な姿を放っていますが、エヴァンゲリオで彼が動いているシーンはほとんどありません。彼は多くの人から見つめられる存在だったのです。
顔を仮面で覆っているリリスは、他の使徒と接触することで地球規模の大災害(インパクト)が発生して全てがなくなる危険性があったために、ネルフの地下に保管され守られる存在となっていました。しかし、エヴァンゲリオンで彼の魂の器となっている綾波レイと同化していくことになります。彼の唯一の動きのある名シーンとなっていました。彼女たちが融合したことで元の姿になったリリスはサードインパクトを起こそうとします。
エヴァンゲリオンで手のひらにアダムを融合させた碇ゲンドウでしたが、魂を取り戻したリリスは自分とは違い生命の実を持っているアダムを吸収してしまったのです。彼らの融合によってサードインパクトが起きてしまいました。彼の体液によって全人類を飲み込むことで全てを一つに融合させてリセットしようとしていたのです。地球の生命体を生み出した親であるリリスによって地球の生命体は全て液体になってしまいます。
エヴァンゲリオンのリリスのグッズはある?
リリスのグッズ①デニムパーカー
新世紀エヴァンゲリオンで印象的な姿を見せているリリスは生命の実を持っているアダムとは違い、大きな十字架にかけられてネルフの地下に保管される動けない存在となっていました。人類の生みの親である彼は仮面で顔を覆われて、魂も抜かれてしまっていたのです。キリストのような姿で描かれているリリスには魅力的なデザインのグッズもたくさん登場しています。動きのないキャラでありながらも人気を得ていました。
エヴァンゲリオンで知恵の実を持っているリリスのグッズとしては、デニムパーカーがあります。上記の画像のグッズが人類の親であるリリスのインディゴニットデニムパーカーです。価格は税込みで12,800円となっています。インディゴニットデニムパーカーのサイズは、Mサイズ、Lサイズ、XLサイズ、XXLサイズの4サイズが用意されていますが、現在は人気で売り切れとなっていました。
エヴァンゲリオンのリリスのインディゴニットデニムパーカーは、右胸に貼りつけにされているリリスの刺繍が施されています。大きな十字架にかけられている姿となっていますが、大きな十字架のデザインはありませんが、胸に赤い二股の槍が突き刺さっているデザインとなっていました。右腕には桜の花のようなプリントが施され、背中には波の中に初号機の横姿が描かれている和柄のパーカーとなっています。
リリスのグッズ②おむつケーキ
新世紀エヴァンゲリオンで下半身がなくなっているボコボコした姿のリリスの人気のグッズとしては、出産祝い用のおむつケーキが登場しています。エヴァンゲリオンを好きな人であればきっと喜ぶグッズとなっていました。出産祝い用のおむつケーキのリリスの顔を覆っている仮面は7つの目を持ったゼーレのマークに似たデザインとなっています。開封するのがもったいないという声が多く寄せられている人気のグッズとなっていました。
実際に出産祝いとして送られている人が大喜びをしてTwitterでコメントしていた時の写真が上記の画像となっています。生命の実を持っているアダムとは違い静の要素が強いリリスが大きな赤い十字架にかけられている姿が表現されている出産祝い用のおむつケーキとなっていました。
エヴァンゲリオンのリリスとアダム
リリスとアダムの生命の種の争い
新世紀エヴァンゲリオンではるか昔に存在していた神は二つの生命の種を持っていたとされています。神が持っていた生命の種とは、永遠の命を手に入れることができる生命の実と科学の力を活用してあらゆるものを作り出すことができる知恵の実でした。エヴァンゲリオで神は宇宙に二つの種類の生命の種をばらまきます。本来であれば、一つの星にはたった一つの生命の種しか着床することができないとされていました。
地球においては二つの生命の種が着床したことで生命の種の争いが起こることになってしまったのです。エヴァンゲリオンでは永遠の命を手に入れることができる生命の実(アダム:白き月)が先に着床しました。しかし、後から地球に降り立った科学の力を活用してあらゆるものを作り出すことができる知恵の実(リリス:黒き月)も地球の別の地で着床してしまったのです。
エヴァンゲリオンで地球の南極の地下に埋まったのは先に着床した生命の実(アダム)であり、後から箱根の地下に埋まったのは知恵の実(リリス)となっています。後に地球に降り立ったリリスはジオフロントという巨大な地下洞窟を作り上げることになりました。
新世紀エヴァンゲリオンでは一つの星では一つの生命の種が存在することが重要となっています。地球のように違いのある生命の種が存在することで殺し合いの戦いが起きることになってしまうのです。先に地球に着床したアダムはその後第3使徒~第17使徒まで誕生させていますが、後に着床したリリスは地球で大きく繁栄することになる第18の使徒となる人類(リリン)を誕生させていました。
エヴァンゲリオンで同じ使徒でありながら容姿が異なる人類はどうしてそのように繁栄することができたのでしょうか?圧倒的な生命力を見せつけた人類は、後から来たのにも関わらず先に着床したはずの使徒を知恵の実の力によって圧倒していきます。エヴァンゲリオで行われている人類と使徒との戦いはそれぞれの生命の種の生存をかけたものだったのです。
リリスとアダムはどうなった?
新世紀エヴァンゲリオンで第1使徒であるアダムと第2使徒であるリリスは、その後どうなったのでしょうか?エヴァンゲリオで地球に一番に到着して南極の地下に埋まったアダムは先に地球に着床していました。しかし、セカンドインパクトが起きたことによって身体が粉々に吹き飛んで跡形もなくなってしまったのです。肉体がバラバラになり跡形もなくなってしまった彼の魂は他に保管されることになります。
エヴァンゲリオンで肉体がバラバラになってしまったアダムと違い知恵の実を持っているリリスは、下半身がなくなっているものの頭と上半身は残っている状態となっていました。エヴァンゲリオで後から地球に着床したリリスは、箱根の地下に埋まります。その後は第3新東京市の地下で大きな十字架にかけられて保管されていました。
エヴァンゲリオンで肉体がバラバラになってしまった生命の実を持っているアダムと違い第2使徒であるリリスの肉体は残っているものの、魂は別の場所へ肉体とは別々に保管されることになります。彼はエヴァンゲリオで下半身がなくなっているとはいえ肉体が残っている以上復活する可能性も秘めているため、使徒の力を抑制することができる唯一の生命体となっている二股の槍が胸に突き刺さっていたのです。
リリスとリリンの違い
新世紀エヴァンゲリオンで下半身がなくボコボコとした不気味な姿になっているリリスの体液から誕生した生命体が人類(リリン)です。第2使徒であるリリンは、顔を仮面で覆われた状態でネルフの地下に保管されていました。第2使徒となっているリリスから誕生したリリン(人類)は、永遠の命を手に入れることはできませんでしたが、科学の力を活用して発展していく、物を作り出していく力を手に入れることができています。
エヴァンゲリオで親の立場であるリリスと子供の立場であるリリンの違いとしては、見た目の容姿をあげることができるでしょう。使徒は巨大で独特なデザインの身体をを持っていますが、子供となる人類(リリン)は姿形が親であるリリスと違いかなり小さな存在となっていました。身体は小さいですが頭脳が発達しており、あらゆるものを作り出してしまう知恵を兼ね備えていたのです。
新世紀エヴァンゲリオンで第2使徒であるリリスのように大きな身体や力は持ち合わせていないながらも、多くの人類が協力して戦うことで大きな使徒を倒す手段を見つけていきました。使徒のように永遠の命は持っていませんでしたが、少しでも長く生きるために頭を働かせることはできたのです。圧倒的な力を持った使徒との戦いで活躍しているのも知恵の実を持ったリリスの影響が大きいのかもしれません。
エヴァンゲリオンで人類の親となったリリスは、第1使徒であるアダムとは違い永遠の命を手にすることはできなかったものの、知恵の実を持っていることで科学の力を活用してあらゆるものを作り出すことができる人類を生み出すことができています。第1使徒であるアダムよりも後に地球に降り立ちながら着床することができたのは、自らの力によってあらゆることを切り抜ける能力を持っていたからです。
第1使徒であるアダムと第2使徒であるリリスの違いは永遠の命があるかないかにおいては大きなものとなっています。しかし、同じ知恵の実を持っているリリンは生みの親であるリリスとは容姿では大きな違いがあるものの、自分の知恵によって何でも作り出し、自分たちよりも大きな存在である使徒との戦いにも対抗できる能力を持っていたのです。使徒と比較して大きな身体と力は持っていないものの素晴らしい頭脳を持っていました。
エヴァンゲリオンのリリスに関する感想や評価
@kagamimoti510
— あdu (@kagamimoti510) November 23, 2014
二つ目は
好きなマンガですか!エヴァンゲリオンは友達に借りて結構見ましたね、夜中に読んでリリス怖くって風呂入れなくなって布団にうずくまって寝た思い出ありますけど!!←
好きな漫画としてエヴァンゲリオンをあげている人は多くいました。エヴァンゲリオが好きでよく読んでいた人の中には、第2使徒であり人類の生みの親となっているリリスが怖くてお風呂に入れなくなってしまったと感想を寄せている人もいました。他の使徒とは違い激しく戦う姿や攻撃する姿は描かれていませんが、大きな十字架にかけられている姿と下半身がなくなっている姿に怯えてしまった人は意外といたようです。
エヴァンゲリオンが現代アニメの道を切り開いてくれた神だと思う。アニソンも。
— ポキポキ (@SZsrKGkiMWVSU8B) June 29, 2018
魂のスープとかLCLとかリリスとか、あの時代であの話し考えた人天才だなぁ。意味わからなくても面白いもんなぁ。#エヴァンゲリオン#アニソン#魂
アニソンや現代のアニメの道を切り拓いてくれたのはエヴァンゲリオンだと思うとコメントしている人もいました。ある意味において神的な存在となっているエヴァンゲリオには二股の槍が胸に突き刺さっているリリスや、彼から流れ出ている体液などが深い意味で表現されており、当時この物語を考えた人は天才だと感想を寄せている人もいます。なかなか意味がわらなくても面白いと感じている人は多くいたようです。
新劇場版 序でシンジ君にリリスを見せて、恐いのはあなただけじゃないと言い聞かせるシーン好きです。 pic.twitter.com/0evRkjMxdP
— ピリカ (@sh1014jp) May 16, 2020
エヴァンゲリオンで自分に自信が持てずに常に怯えている存在のシンジに新劇場版では大きな十字架にかけられているリリスの姿を見せて恐いのはあなただけではないと伝えているシーンが好きだとコメントしている人もいました。使徒であるリリスの異様な身体の状態に恐くなってしまった人もこのシーンによって皆も同じ気持ちかもしれないと勇気をもらった人もいたようです。
エヴァンゲリオンのリリスまとめ
エヴァンゲリオンでは、地球に降り立った二つの生命の種によって戦いが繰り広げられることになりました。大きな十字架にかけられているリリスから誕生した人類はすぐに地球に適応して繁栄することになります。地球に先に着床した使徒はなかなか繁栄することができなかったために出遅れて人類の敵となっていました。人類を誕生させたリリスは自らの体液によって多くの生命を地球にもたらした大いなる存在なのです。